JP3064181U - 業務用のプラスチック製卵容器 - Google Patents

業務用のプラスチック製卵容器

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JP3064181U
JP3064181U JP1999003542U JP354299U JP3064181U JP 3064181 U JP3064181 U JP 3064181U JP 1999003542 U JP1999003542 U JP 1999003542U JP 354299 U JP354299 U JP 354299U JP 3064181 U JP3064181 U JP 3064181U
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照男 栗原
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株式会社栗原製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】積み重ね状態の安定性に優れ、持ち運び上傾斜
させても周辺部から卵の脱落するおそれがない業務用の
プラスチック製卵容器を提供する。 【解決手段】複数の容器本体(A1)〜(A3)とこれ
らへの互換的な1個の蓋体(B)とが、プラスチックシ
ート材から悉く同じ大きさの長方形な平面輪郭形状に真
空成形された卵容器であって、その容器本体の複数が9
0度づつ交互に向きの変る積み重ね状態に組立てられた
時、隣り合う上段側に陥没する卵収納凹所(3a)の底
面と、同じく下段側に隆起する中間仕切り凸壁(5a)
及び周辺仕切り凸壁(6a)の頂面とが嵌合する一方、
その最上段の容器本体(A1)における上記仕切り凸壁
(5a)(6a)の頂面と、これを施蓋する蓋体(B)
側から下向きに隆起する中間仕切り凸壁(5b)及び周
辺仕切り凸壁(6b)の底面とが嵌合するように関係設
定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は業務用のプラスチック製卵容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、飲食物の提供業者が大量に使う卵の運搬・保管用容器としては、古紙か ら成形固化されたそれが普及している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような古紙から成形固化された卵容器は、不透明な灰色や褐色 を呈しているため、飲食店などの冷蔵庫内へ保管するに当り、衛生上の抵抗感を 与えるばかりでなく、その複数を安定な積み重ね状態に保管することもできない 問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような問題点の改良を企図しており、そのための構成上複数の容 器本体とこれらへの互換的に施蓋可能な1個の蓋体とが、透明又は半透明のプラ スチックシート材から悉く同じ大きさの長方形な平面輪郭形状に真空成形された 卵容器であって、
【0005】 各容器本体と蓋体との周縁部を、施蓋時に嵌合又は合掌する把手用フランジと して張り出し形成し、
【0006】 その把手用フランジにより縁取りされた各容器本体と蓋体との中央部には、相 反する上下方向へ陥没して施蓋時に対応合致する卵収納凹所の複数づつを、各々 縦横直交する仕切り格子壁によって区画形成すると共に、
【0007】 各容器本体と蓋体における上記仕切り格子壁の縦横直交部分からは各々中間仕 切り凸壁を、同じく仕切り格子壁と上記把手用フランジとの直角な交叉部分から は各々周辺仕切り凸壁を、更に把手用フランジの直角な角隅部分からは各々角隅 仕切り凸壁を、その悉く上記把手用フランジの平面から卵収納凹所との逆向きに 一定高さだけ背高く隆起させて、
【0008】 上記容器本体の複数を90度づつ交互に水平回転させる如く、その向きを変え た積み重ね状態に組み立てた時には、隣り合う上段の容器本体における下向き陥 没する卵収納凹所の底面と、同じく下段の容器本体における上向き隆起する中間 仕切り凸壁並びに周辺仕切り凸壁の頂面とが嵌合する一方、
【0009】 最上段の容器本体における上向き隆起する中間仕切り凸壁並びに周辺仕切り凸 壁の頂面と、その最上段の容器本体を施蓋する蓋体の下向きに隆起する中間仕切 り凸壁並びに周辺仕切り凸壁の底面とが嵌合するように関係設定したことを特徴 とするものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基いて本考案の詳細を説明すると、その飲食店などの業務用卵容 器は図1〜13のように、複数(図例では合計3個)の同一構成を備えた容器本 体(A1)(A2)(A3)と、その複数への互換的に施蓋可能な1個の蓋体( B)とから成り、何れもポリスチロールやポリエチレンテレフタレート、その他 の薄肉な透明又は半透明の熱可塑性プラスチックシート材から、悉く同じ大きさ の長方形な平面輪郭形状に真空成形されている。そのプラスチックシート材とし ては、特に抗菌処理したそれを使用することが望ましい。
【0011】 先ず、その真空形成金型により賦形立体化された各容器本体(A1)(A2) (A3)の構成について言えば、これを示した図1〜6において、(1a)は各 容器本体(A1)(A2)(A3)の周縁部に張り出された把手用フランジであ り、上記長方形な各容器本体(A1)(A2)(A3)の長辺と短辺を連続的に 縁取っている。
【0012】 上記把手用フランジ(1a)の張り出し先端部は下向きのほぼ直角に折り曲げ られており、しかもそのフラットな平面には複数の補強リブ(2a)が点在分布 状態に付与されているため、ここを把手として安定良く持ち運びすることができ る。各補強リブ(2a)は図1〜3のような下向きに陥没する平面視のほぼ楕円 形を呈している。
【0013】 (3a)は上記把手用フランジ(1a)により縁取りされた各容器本体(A1 )(A2)(A3)の中央部において、そのフランジ(1a)の平面から一定深 さ(d1)だけ下向きに陥没する複数(図例では合計30個)の卵収納凹所であ り、縦横直交する仕切り格子壁(4a)を介して、隣り合う卵(E)同志の接触 しない格子配列状態に区画形成されている。
【0014】 しかも、縦横直交する仕切り格子壁(4a)の頂面は上記把手用フランジ(1 a)の平面から、卵収納凹所(3a)の深さ(d1)よりも浅い一定深さ(d2 )だけ下向き陥没する高さ位置にあり、その仕切り格子壁(4a)の縦横直交部 分からは中間仕切り凸壁(5a)が、上記把手用フランジ(1a)の平面から卵 卵収納凹所(3a)と逆な上向きに一定高さ(h1)だけ背高く隆起されている 。その各中間仕切り凸壁(5a)の頂面は平面視のほぼ正方形を呈している。
【0015】 又、上記仕切り格子壁(4a)が把手用フランジ(1a)の長辺及び短辺と直 角に交叉する部分からは周辺仕切り凸壁(6a)が、更に把手用フランジ(1a )における長辺と短辺との直角な角隅部分からは角隅仕切り凸壁(7a)が、そ の何れも上記中間仕切り凸壁(5a)と同じ一定高さ(h1)だけ上向きに背高 く隆起されている。
【0016】 そして、このような把手用フランジ(1a)の平面から悉く上向きに背高く隆 起する仕切り凸壁(5a)(6a)(7a)と、同じくフランジ(1a)の平面 から下向きに陥没する上記仕切り格子壁(4a)とにより、各卵収納凹所(3a )が図1のような平面視のほぼ正8角形に開口する同じ大きさとして区画細分さ れているのである。
【0017】 しかも、各卵収納凹所(3a)は下方へ行く程徐々に丸細くなるほぼ截頭8角 錐型を呈しており、その底面には上向き陥没する円錐型の嵌合凹溝(8)が設け られている。尚、各卵収納凹所(3a)と上記仕切り凸壁(5a)(6a)(7 a)との壁面全体には卵支持上の保形強度を発揮する補強リブが、上下方向に延 在する凹凸条として付与されているけれども、その図示符号は省略してある。
【0018】 (9a)は上記卵収納凹所(3a)を区画細分する中間仕切り凸壁(5a)並 びに周辺仕切り凸壁(6a)の頂面から、各々上向きに隆起された円錐型の嵌合 凸子であって、各卵収納凹所(3a)の底面に陥没する上記嵌合凹溝(8)と対 応している。
【0019】 つまり、各卵収納凹所(3a)に卵(E)が収納された容器本体(A1)(A 2)(A3)の複数を、図5のような90度づつ交互に水平回転させる如く、そ の向きを変えた積み重ね状態に組み立てた時、隣り合う上段の容器本体側から下 向きに陥没する卵収納凹所(3a)の嵌合凹溝(8)と、同じく下段の容器本体 側から上向きに隆起する中間仕切り凸壁(5a)並びに周辺仕切り凸壁(6a) の嵌合凸子(9a)とが、自づと正しく嵌合することによって、その容器本体( A1)(A2)(A3)の積み重ね状態を安定・確固に保ち、互いに位置ズレを 起さないようになっているのである。
【0020】 もっとも、複数の容器本体(A1)(A2)(A3)は悉く同一の構成を備え ているため、卵(E)の収納されていない空状態において、その向きを90度づ つ交互に変えることなく積み重ねれば、図6から明白なように、隣り合う容器本 体(A1)(A2)(A3)の卵収納凹所(3a)同志が自づと正しく嵌合する 関係上、極めて扁平な積み重ね状態に維持することができ、その保管に便利であ る。
【0021】 次に、やはり真空成形金型により賦形立体化された蓋体(B)の構成を説明す ると、これを示した図7〜10において、(1b)はその蓋体(B)の周縁部に 張り出された把手用フランジであり、長方形な蓋体(B)の長辺と短辺を連続的 に縁取るものとして、各容器本体(A1)(A2)(A3)の上記把手用フラン ジ(1a)と対応している。
【0022】 その場合、図例では蓋体(B)における把手用フランジ(1b)の張り出し先 端部も下向きのほぼ直角に折り曲げることにより、各容器本体(A1)(A2) (A3)の上記把手用フランジ(1a)へ上方からかぶせ付け嵌合させ得るよう になっているが、その把手用フランジ(1a)(1b)同志を合掌させるにとど めても良い。
【0023】 (2b)は蓋体(B)の把手用フランジ(1b)に付与された補強リブである が、これは各容器本体(A1)(A2)(A3)の上記把手用フランジ(1a) に付与されたそれと異なり、図7、8のような断面ほぼ波型又はジグザグ型とし て、その把手用フランジ(1b)の平面を全体的に凹凸粗面化している。
【0024】 (3b)は各容器本体(A1)(A2)(A3)の上記卵収納凹所(3a)と 対応合致し得る位置関係として、蓋体(B)を縁取る把手用フランジ(1b)の 平面から一定深さ(d3)だけ上向きに陥没する複数(図例では合計30個)の 卵収納凹所であり、やはり縦横直交する仕切り格子壁(4b)を介して、隣り合 う卵(E)同志の接触しない格子配列状態に区画形成されている。
【0025】 しかも、仕切り格子壁(4b)の底面は上記把手用フランジ(1b)の平面か ら、卵収納凹所(3b)の深さ(d3)よりも浅い一定深さ(d4)だけ上向き 陥没する位置関係にあり、その仕切り格子壁(4b)の縦横直交部分からは中間 仕切り凸壁(5b)が、上記把手用フランジ(1b)の平面から卵収納凹所(3 b)と逆な下向きに一定高さ(h2)だけ背高く隆起されている。その各中間仕 切り凸壁(5b)の底面はほぼ正方形を呈している。
【0026】 又、上記蓋体(B)の仕切り格子壁(4b)が把手用フランジ(1b)の長辺 及び短辺と直角に交叉する部分からは周辺仕切り凸壁(6b)が、更に把手用フ ランジ(1b)における長辺と短辺との直角な角隅部分からは角隅仕切り凸壁( 7b)が、その何れも上記中間仕切り凸壁(5b)と同じ一定高さ(h2)だけ 下向きに背高く隆起されている。
【0027】 そして、このような把手用フランジ(1b)の平面から悉く下向きに背高く隆 起する仕切り凸壁(5b)(6b)(7b)と、同じくフランジ(1b)の平面 から上向きに陥没する仕切り格子壁(4b)とにより、蓋体(B)の各卵収納凹 所(3b)も図8のような平面視のほぼ正8角形に開口する同じ大きさとして、 各容器本体(A1)(A2)(A3)の卵収納凹所(3a)と対応合致し得る位 置関係に区画細分されているのである。
【0028】 上記蓋体(B)の卵収納凹所(3b)は上方へ行く程徐々に細くなるほぼ截頭 8角錐型をなしており、その各個と上記仕切り凸壁(5b)(6b)(7b)と の壁面全体にも、卵被覆上の保形強度を発揮する補強リブ(図示符号省略)が、 やはり上下方向に延在する凹凸条として列設されている。
【0029】 (9b)は上記蓋体(B)の卵収納凹所(3b)を区画細分する中間仕切り凸 壁(5b)並びに周辺仕切り凸壁(6b)の底面から、各々上向きに陥没された 円錐型の嵌合凹溝であり、各容器本体(A1)(A2)(A3)における中間仕 切り凸壁(5a)と周辺仕切り凸壁(6a)の頂面から各々上向きに隆起する上 記嵌合凸子(9a)と対応している。
【0030】 つまり、各卵収納凹所(3a)に卵(E)が収納された容器本体(A1)(A 2)(A3)の各個へ、図11、12のように蓋体(B)を、上方から互換的に かぶせ付けた施蓋時、その蓋体(B)側から下向きに隆起する中間仕切り凸壁( 5b)並びに周辺仕切り凸壁(6b)の嵌合凹溝(9b)と、各容器本体(A1 )(A2)(A3)側から上向きに隆起する中間仕切り凸壁(5a)並びに周辺 仕切り凸壁(6a)の嵌合凸子(9a)とが、自づと正しく嵌合することによっ て、卵(E)の収納状態を安定・確固に施蓋し、その蓋体(B)と各容器本体( A1)(A2)(A3)との位置ズレを生じないようになっているのである。
【0031】 尚、図示の実施形態では各容器本体(A1)(A2)(A3)における卵収納 凹所(3a)の仕切り格子壁(4a)が、把手用フランジ(1a)の長辺と直角 に交叉する部分から上向き隆起する周辺仕切り凸壁(6a)の頂面へ円錐型の嵌 合凸子(9a)を設ける一方、蓋体(B)における卵収納凹所(3b)の仕切り 格子壁(4b)が、やはり把手用フランジ(1b)の長辺と直角に交叉する部分 から下向き隆起する周辺仕切り凸壁(6b)の底面へ円錐型の嵌合凹溝(9b) を設けているにとどまり、上記仕切り格子壁(4a)(4b)が把手用フランジ (1a)(1b)の短辺と直角に交叉する部分から、相反する上下方向へ隆起す る周辺仕切り凸壁(6a)(6b)の嵌合凸子(9a)と嵌合凹溝(9b)につ いては、これらの設置を省略しているが、そのすべての周辺仕切り凸壁(6a) (6b)に各々嵌合凸子(9a)と嵌合凹溝(9b)を設けても勿論良い。
【0032】 又、図示実施形態での雌雄関係を逆として、各容器本体(A1)(A2)(A 3)における卵収納凹所(3a)の底面には、下向き隆起する円錐型の嵌合凸子 を、同じく中間仕切り凸壁(5a)と周辺仕切り凸壁(6a)の頂面には、下向 き陥没する円錐型の嵌合凹溝を各々設ける一方、蓋体(B)における中間仕切り 凸壁(5b)と周辺仕切り凸壁(6b)の底面には、下向き隆起する円錐型の嵌 合凸子を設けてもさしつかえない。
【0033】 上記のように構成された本考案のプラスチック製卵容器は、飲食物の提供業者 が大量に使う卵の運搬・保管用として、図13のような積み重ね状態に包装され る。
【0034】 つまり、飲食店などが必要とする個数に応じて、卵(E)が収納された複数の 容器本体(A1)(A2)(A3)を、90度づつ交互に水平回転させる如く、 その向きを変えた積み重ね状態に組み立て、その最上段の容器本体(A1)へ上 方から蓋体(B)をかぶせ付けた後、その全体を熱収縮性のポリエチレンやポリ プロピレン、その他のプラスチックフィルム(10)によりシュリンク包装し、 その包装状態において運搬や冷蔵庫内への保管などを行なうのである。
【0035】 そして、卵(E)を使用する際に、その包装状態を解いて取り出せば良い。空 になった容器本体(A1)(A2)(A3)や蓋体(B)は、その卵収納凹所( 3a)(3b)同志の悉く嵌合した扁平な積み重ね状態に保管し、適宜回収の上 リサイクルすることもできる。
【0036】
【考案の効果】
以上のように、本考案は複数の容器本体(A1)(A2)(A3)とこれらへ の互換的に施蓋可能な1個の蓋体(B)とが、透明又は半透明のプラスチックシ ート材から悉く同じ大きさの長方形な平面輪郭形状に真空成形された卵容器であ って、
【0037】 各容器本体(A1)(A2)(A3)と蓋体(B)との周縁部を、施蓋時に嵌 合又は合掌する把手用フランジ(1a)(1b)として張り出し形成し、
【0038】 その把手用フランジ(1a)(1b)により縁取りされた各容器本体(A1) (A2)(A3)と蓋体(B)との中央部には、相反する上下方向へ陥没して施 蓋時に対応合致する卵収納凹所(3a)(3b)の複数づつを、各々縦横直交す る仕切り格子壁(4a)(4b)によって区画形成すると共に、
【0039】 各容器本体(A1)(A2)(A3)と蓋体(B)における上記仕切り格子壁 (4a)(4b)の縦横直交部分からは各々中間仕切り凸壁(5a)(5b)を 、同じく仕切り格子壁(4a)(4b)と上記把手用フランジ(1a)(1b) との直角な交叉部分からは各々周辺仕切り凸壁(6a)(6b)を、更に把手用 フランジ(1a)(1b)の直角な角隅部分からは各々角隅仕切り凸壁(7a) (7b)を、その悉く上記把手用フランジ(1a)(1b)の平面から卵収納凹 所(3a)(3b)との逆向きに一定高さ(h1)(h2)だけ背高く隆起させ て、
【0040】 上記容器本体(A1)(A2)(A3)の複数を90度づつ交互に水平回転さ せる如く、その向きを変えた積み重ね状態に組み立てた時には、隣り合う上段の 容器本体における下向き陥没する卵収納凹所(3a)の底面と、同じく下段の容 器本体における上向き隆起する中中間仕切り凸壁(5a)びに周辺仕切り凸壁( 6a)の頂面とが嵌合する一方、
【0041】 最上段の容器本体(A1)における上向き隆起する中間仕切り凸壁(5a)並 びに周辺仕切り凸壁(6a)の頂面と、その最上段の容器本体(A1)を施蓋す る蓋体(B)の下向きに隆起する中間仕切り凸壁(5b)並びに周辺仕切り凸壁 (6b)の底面とが嵌合するように関係設定してあるため、冒頭に述べた従来技 術の問題点を完全に改良できる効果がある。
【0042】 即ち、本考案の上記構成によれば、複数の容器本体(A1)(A2)(A3) とこれへの互換的に施蓋可能な1個の蓋体(B)とが、透明又は半透明のプラス チックシート材から真空成形されているため、その業務用卵容器を飲食店などの 冷蔵庫内へ保管するに当り、衛生上の抵抗感を与えるおそれがない。
【0043】 特に、複数の容器本体(A1)(A2)(A3)と1個の蓋体(B)は悉く同 じ大きさの長方形な平面輪郭形状をなし、その各容器本体(A1)(A2)(A 3)の卵収納凹所(3a)を区画細分する仕切り格子壁(4a)の縦横直交部分 からは中間仕切り凸壁(5a)が、同じく仕切り格子壁(4a)と把手用フラン ジ(1a)との直角な交叉部分からは周辺仕切り凸壁(6a)が、更に把手用フ ランジ(1a)における長辺と短辺との直角な角隅部分からは角隅仕切り凸壁( 7a)が、その悉く各容器本体(A1)(A2)(A3)を縁取る把手用フラン ジ(1a)の平面から一定高さ(h1)だけ上向きに背高く隆起されており、し かも容器本体(A1)(A2)(A3)の複数を90度づつ交互に水平回転させ る如く、その向きを変えた積み重ね状態に組み立てた時には、隣り合う上段の容 器本体側から上向きに陥没する卵収納凹所(3a)の底面と、同じく下段の容器 本体側から上向きに隆起する中間仕切り凸壁(5a)並びに周辺仕切り凸壁(6 a)の頂面とが、自づと正しく嵌合するように設定されているため、上記卵収納 凹所(3a)に卵(E)が収納された容器本体(A1)(A2)(A3)の複数 を、極めて安定・確固な積み重ね状態に保つことができ、万一持ち運び上傾斜さ れたとしても、その各容器本体(A1)(A2)(A3)の周辺部に位置する卵 (E)が不慮に脱落するおそれもない。
【0044】 又、蓋体(B)の卵収納凹所(3b)を区画細分する仕切り格子壁(4b)の 縦横直交部分からも中間仕切り凸壁(5b)が、同じく仕切り格子壁(4b)と 把手用フランジ(1b)との直角な交叉部分から周辺仕切り凸壁(6b)が、又 把手用フランジ(1b)における長辺と短辺との直角な角隅部分から角隅仕切り 凸壁(7b)が、その悉く蓋体(B)を縁取る把手用フランジ(1b)の平面か ら一定高さ(h2)だけ下向きに背高く隆起されているほか、その蓋体(B)か ら下向きに隆起する中間仕切り凸壁(5b)と周辺仕切り凸壁(6b)の底面と 、各容器本体(A1)(A2)(A3)から上向きに隆起する中間仕切り凸壁( 5a)と周辺仕切り凸壁(6b)の頂面とが、自づと正しく嵌合するようになっ ているため、上記のように積み重ねた容器本体(A1)(A2)(A3)の最上 段へ、上方から蓋体(B)をかぶせ付けることにより、その卵(E)の大量な収 納状態を安定・確固に施蓋することもでき、熱収縮性のプラスチックフィルム( 10)によるシュリング包装と、その包装状態での運搬や保管などに著しく有益 である。
【0045】 更に、請求項2の構成を採用するならば、上向き陥没する円錐型の嵌合凹溝( 8)が各容器本体(A1)(A2)(A3)における卵収納凹所(3a)の底面 に設けられているため、卵(E)をテーブルや棚などの接地面から浮上する状態 として、その卵収納凹所(3a)へ破損し難く収納することができ、しかも容器 本体(A1)(A2)(A3)同志の隣り合う相互や蓋体(B)との積み重ね状 態を安定・確固に保てる効果がある。
【0046】 請求項3の構成を採用するならば、その把手用フランジ(1a)(1b)の見 やすい補強リブ(2a)(2b)によって、容器本体(A1)(A2)(A3) と蓋体(B)とを瞬時に識別することができ、その空状態での分離し難く密着し 合うことも防止し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る卵容器の容器本体を示す平面図で
ある。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】図1の角隅部分を抽出して示す水平断面図であ
る。
【図5】卵が収納された容器本体の積み重ね使用状態を
示す側断面図である。
【図6】空の容器本体を積み重ねた不使用状態の側断面
図である。
【図7】卵容器の蓋体を示す斜面図である。
【図8】同じく蓋体の平面図である。
【図9】図8の9−9線に沿う拡大断面図である。
【図10】図8の10−10線に沿う拡大断面図であ
る。
【図11】容器本体の施蓋状態を示す側断面図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】卵容器の全体的なシュリンク包装状態を示す
側断面図である。
【符号の説明】
(1a)(1b)・把手用フランジ (2a)(2b)・補強リブ (3a)(3b)・卵収納凹所 (4a)(4b)・仕切り格子壁 (5a)(5b)・中間仕切り凸壁 (6a)(6b)・周辺仕切り凸壁 (7a)(7b)・角隅仕切り凸壁 (8)・嵌合凹溝 (9a)・嵌合凸子 (9b)・嵌合凹溝 (10)・熱収縮性プラスチックフィルム (A1)(A2)(A3)・容器本体 (B)・蓋体 (h1)(h2)・一定高さ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の容器本体(A1)(A2)(A3)
    とこれらへの互換的に施蓋可能な1個の蓋体(B)と
    が、透明又は半透明のプラスチックシート材から悉く同
    じ大きさの長方形な平面輪郭形状に真空成形された卵容
    器であって、 各容器本体(A1)(A2)(A3)と蓋体(B)との
    周縁部を、施蓋時に嵌合又は合掌する把手用フランジ
    (1a)(1b)として張り出し形成し、 その把手用フランジ(1a)(1b)により縁取りされ
    た各容器本体(A1)(A2)(A3)と蓋体(B)と
    の中央部には、相反する上下方向へ陥没して施蓋時に対
    応合致する卵収納凹所(3a)(3b)の複数づつを、
    各々縦横直交する仕切り格子壁(4a)(4b)によっ
    て区画形成すると共に、 各容器本体(A1)(A2)(A3)と蓋体(B)にお
    ける上記仕切り格子壁(4a)(4b)の縦横直交部分
    からは各々中間仕切り凸壁(5a)(5b)を、同じく
    仕切り格子壁(4a)(4b)と上記把手用フランジ
    (1a)(1b)との直角な交叉部分からは各々周辺仕
    切り凸壁(6a)(6b)を、更に把手用フランジ(1
    a)(1b)の直角な角隅部分からは各々角隅仕切り凸
    壁(7a)(7b)を、その悉く上記把手用フランジ
    (1a)(1b)の平面から卵収納凹所(3a)(3
    b)との逆向きに一定高さ(h1)(h2)だけ背高く
    隆起させて、 上記容器本体(A1)(A2)(A3)の複数を90度
    づつ交互に水平回転させる如く、その向きを変えた積み
    重ね状態に組み立てた時には、隣り合う上段の容器本体
    における下向き陥没する卵収納凹所(3a)の底面と、
    同じく下段の容器本体における上向き隆起する中間仕切
    り凸壁(5a)並びに周辺仕切り凸壁(6a)の頂面と
    が嵌合する一方、 最上段の容器本体(A1)における上向き隆起する中間
    仕切り凸壁(5a)並びに周辺仕切り凸壁(6a)の頂
    面と、その最上段の容器本体(A1)を施蓋する蓋体
    (B)の下向きに隆起する中間仕切り凸壁(5b)並び
    に周辺仕切り凸壁(6b)の底面とが嵌合するように関
    係設定したことを特徴とする業務用のプラスチック製卵
    容器。
  2. 【請求項2】各容器本体(A1)(A2)(A3)にお
    ける卵収納凹所(3a)の底面には上向き陥没する円錐
    型の嵌合凹溝(8)を、同じく中間仕切り凸壁(5a)
    と周辺仕切り凸壁(6a)の頂面には上向き隆起する円
    錐型の嵌合凸子(9a)を各々設ける一方、 蓋体(B)における中間仕切り凸壁(5b)と周辺仕切
    り凸壁(6b)の底面には上向き陥没する円錐型の嵌合
    凹溝(9b)を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    業務用のプラスチック製卵容器。
  3. 【請求項3】各容器本体(A1)(A2)(A3)と蓋
    体(B)との把手用フランジ(1a)(1b)に、相違
    する補強リブ(2a)(2b)を付与したことを特徴と
    する請求項1記載の業務用のプラスチック製卵容器。
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