JP3028198U - 弁当容器 - Google Patents

弁当容器

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JP3028198U
JP3028198U JP1996001771U JP177196U JP3028198U JP 3028198 U JP3028198 U JP 3028198U JP 1996001771 U JP1996001771 U JP 1996001771U JP 177196 U JP177196 U JP 177196U JP 3028198 U JP3028198 U JP 3028198U
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JP1996001771U
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Inventor
雅夫 岡
Original Assignee
株式会社ダイショク
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 会席膳感覚の楽しめる弁当容器を安価に製造
し、弁当詰めの作業能率も上がるようにする。 【解決手段】 ともに方形の有底箱体からなり、上下に
重ねられる同一形状の上容器2Aおよび下容器2Bと、
ご飯やおかずを仕分けして収容する収容凹部3a,3b
を有し上容器2Aおよび下容器2Bにそれぞれ着脱可能
に内嵌めされる2種類の防水性内容器3A,3Bと、上
容器2Aの開口2cを覆う蓋体4との組合せで弁当容器
1を構成する。上下容器2A,2Bの4側面2aは外側
に傾斜して立ち上がるテーパ面とする。上下容器2A,
2Bは、同一容器に別種類の防水性内容器3A,3Bを
内嵌めして使い分けるので、会席膳感覚の楽しめる弁当
容器1を安価に製造できる。上下容器2A,2Bは、テ
ーパ側面により嵩張り無く重ね合わせ状態で用意できる
ので、弁当詰め作業を能率良く行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、販売用会席弁当等の容器として使用する弁当容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
販売用幕内弁当等に使用する従来の一般的な弁当容器は、有底箱体の紙製ある いは樹脂製の容器と、その上部開口を覆う紙製あるいは樹脂製の蓋体とからなり 、ご飯やおかずは前記容器内を仕切ることにより区別して収容している。
【0003】 しかし、このような構成の弁当容器では、おかずが多岐にわたる豪華な会席弁 当の場合、1つの容器に収容することができない。そこで、このような豪華な会 席弁当の場合、例えば容器を2つ用意し、これらの容器にご飯や各種おかずを収 容して各々別個に蓋体で覆い、これら2つの容器を重ねて販売しているが、これ では会席膳のイメージからかけ離れたものとなり豪華な雰囲気を味わうことがで きないばかりか、2つの蓋体が必要で弁当容器のコストが大幅に増大し、弁当詰 め作業の能率も上がらないという問題点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、会席膳感覚の楽しめる弁当容器を安価に製造でき ず、弁当詰めの作業能率も上がらない点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、ともに方形の有底箱体からなり、上下に重ねられる同一形 状の上容器および下容器と、ご飯やおかずを仕分けして収容する収容凹部を有し 前記上容器および下容器にそれぞれ着脱可能に内嵌めされる2種類の防水性内容 器と、前記上容器の開口を覆う蓋体とを備えた弁当容器であって、前記上容器お よび下容器の4側面を外側に傾斜して立ち上がるテーパ面としたものである。 この構成によれば、同じ形状の容器にそれぞれ別種類の防水性内容器を内嵌めす ることで、上容器および下容器として使い分けることができるとともに、上容器 は下容器の上に内嵌め状態に安定良く重なって下容器の蓋体に兼用することがで きるので、会席膳感覚の楽しめる弁当容器を安価に製造できる。また、多数の弁 当容器に弁当を詰める場合、同一形状である上容器および下容器の多数個を、前 記テーパ側面を利用して重ね合わせることにより嵩張りなく用意することができ 、弁当詰め作業を能率良く行うことができる。また、上下容器の側面がガイド面 となって下容器の上部内へ上容器を内嵌め状態に重ねる作業を円滑に行うことが できる。 請求項2の考案は、前記請求項1の考案の構成において、前記上容器および下 容器の底面位置を側面の下端から若干浮き上がった位置としたものである。 この構成の場合、下容器に上容器を内嵌め状態に重ねても、上容器の底面が若 干浮き上がった位置にあるので、下容器の正味の内容積が狭くなるのを回避でき る。 請求項3の考案は、前記請求項1または請求項2の考案の構成において、前記 蓋体の側面の高さを、前記上容器および下容器を重ねた高さにほぼ相当分する高 さとし、隣接する側面の相互間を分離したものである。 この構成の場合、蓋体の4側面が外側に開放自在であり、2段重ねとなった上 容器から下容器にわたる4側面を蓋体の4側面で容易に覆うことができる。また 、多数の弁当容器に弁当を詰める場合、多数の蓋体同士を嵩張りなく重ね合わせ 状態にして用意することができるので、弁当詰め作業を能率良く行うことができ る。 請求項4の考案は、請求項1または請求項2または請求項3の考案の構成にお いて、前記防水性内容器の上部外周縁に、前記上容器の側面下端を支持する支持 面を設けたものである。 この構成の場合、下容器に内嵌めされる防水性内容器の支持面で、上容器の側 面下端が支持されるので、上容器の下容器内への落込み量を一定に規制すること ができ、2段重ねの上下容器の重ね高さを一定に保つことができる。 請求項5の考案は、請求項1または請求項2または請求項3または請求項4の 考案の構成において、前記防水性内容器の収容凹部の側面を外側に傾斜して立ち 上がるテーパ面としたものである。 この構成の場合、多数の防水性内容器同士を嵩張り無く重ね合わせ状態にして 用意することができるので、弁当詰め作業を能率良く行うことができる。 請求項6の考案は、請求項1または請求項2または請求項3または請求項4ま たは請求項5の考案の構成において、前記防水性内容器を樹脂成形品としたもの である。 この構成の場合、防水性内容器を成形加工により容易に製造できる。
【0006】
【考案の実施の形態】
この考案の一実施形態を図1ないし図4とともに説明する。図1はこの実施形 態の弁当容器の組合せ解除状態を示す斜視図である。この弁当容器1は例えば販 売用会席弁当を収容するのに使用する使い捨ての容器であって、正方形の有底箱 体とした同一寸法の上容器2Aおよび下容器2Bと、これら上下容器2A,2B にそれぞれ着脱可能に内嵌めされる2種類の防水性内容器3A,3Bと、蓋体4 との組合せからなる。
【0007】 前記上容器2Aおよび下容器2Bは紙製で、それらの4側面2aは、正方形の 底面2bの各辺から外側に若干傾斜して立ち上がるテーパ面としてある。また、 前記底面2bは、前記側面2aの下端から若干浮き上がる位置に設け、側面2a の下端が上下容器2A,2Bの高台を構成するようにしてある。
【0008】 前記防水性内容器3A,3Bは樹脂成形品からなり、ご飯や各種おかずを仕分 けして収容する複数の収容凹部3a,3bを有する。これら防水性内容器3A, 3Bの上部外周縁には上容器2Aの側面2a下端を支持する支持面3cが周設さ れている。また、前記各収容凹部3a,3bは、その側面が外側に向けて傾斜す るテーパ面としてある。
【0009】 前記蓋体4は前記上容器2Aの開口2cを覆うものであって紙製であり、その 4側面4aは前記上容器2Aおよび下容器2Bを重ねた高さにほぼ相当する高さ とされ、また隣接する側面4a,4aの相互間は分離してある。
【0010】 前記弁当容器1への会席弁当の詰合せ作業は、例えば図2のように行う。先ず 下容器2B内に例えば防水性内容器3Bを内嵌めし、その各収容凹部3bにご飯 や各種おかずを仕分けして収容する(図2(A))。同様に上容器2Aに別の防 水内容器3Aを内嵌めし、その収容凹部3aにご飯や各種おかずを仕分けして収 容し、その上容器2Aを前記下容器2Aの上に重ねる(図2(B))。
【0011】 この場合、上容器2Aおよび下容器2Aは同一形状であるため、色や模様で区 別しない限り同じ容器を使用することになり、それだけ作業が容易になる。また 、上下容器2A,2Bの側面2aは外側に傾斜するテーパ面としてあるので、そ のテーパ側面2aがガイド面となって、上容器2Aを下容器2Bに内嵌め状態に 重ねる前記作業を円滑に行うことができる。これにより、上容器2Aは横ずれ無 く安定良く下容器2B上に重なる。この2段重ねの状態で、上容器2Aの側面2 aの下端は下容器2B内の防水性中容器3Bの支持面3cで支持されるので、下 容器2B内への上容器2Aの落ち込み高さを一定に規制することができ、これに より上下容器2A,2Bの2段重ねの高さを所定高さに決めることができる。ま た、上容器2Aの底面2bは、側面2aの下端より若干浮き上がった位置に設け られているので、下容器2Bの上部に上容器2Aの一部が落ち込む上記2段重ね の状態でも、下容器2Bの内容積が上容器2Aで狭められることはない。
【0012】 次に、上容器2Aの開口2cを蓋体4で覆う(図2(C))。蓋体4の4側面 4aは、隣接する側面4a,4a相互間が各々分離されているので、上記蓋閉め 作業を容易に行うことができる。また、蓋体4の側面4aは、上下容器2A,2 Bの2段重ね高さに相当する高さとしてあるので、上下容器2A,2Bにわたる ほぼ全側面を前記蓋体4の側面4aで覆うことができる。最後に、例えばゴム製 の装飾バンド5を、蓋体4の天面の一角部から下容器2Bの底部を経て対角の角 部に掛け回すことにより、蓋体4を2段重ねの上下容器2A,2Bに締め付ける (図2(D))。
【0013】 前記弁当容器1を販売用弁当の容器として使用する場合、前記弁当詰めの作業 において、上下容器2A,2Bの4側面2aがテーパ面としてあるので、そのテ ーパ側面2aをガイド面として図4(A)のように多数の上下容器2A,2Bを 嵩張り無く重ね合わせた状態で用意しておくことができる。蓋体4も、隣接する 側面4a,4a相互間が各々分離されているので、図4(B)のように多数の蓋 体4を嵩張り無く重ね合わせ状態で用意しておくことができる。防水性中容器3 A,3Bも、それらの収容凹部3a,3bの側面が外側に傾斜して立ち上がるテ ーパ面としてあるので、図4(C),(D)のように多数の防水性中容器3A, 3B同士を嵩張り無く重ね合わせた状態で用意しておくことができる。これによ り、前記弁当詰めの作業を能率良く行うことができる。また、弁当の内容が変わ る場合には、前記防水性内容器3A,3Bを、その内容に応じた構造のものに変 更するだけでよいので、安価に対応できる。
【0014】 なお、前記実施形態の弁当容器1は、正方形の有底箱体とした上容器2Aおよ び下容器2Bとしているが、前記有底箱体を長方形の有底箱体とした上容器2A および下容器2Bとしてもよい。また、前記実施形態の弁当容器1では、上下容 器2A,2Bおよび蓋体4を紙製としたが、これに限らず樹脂等、他の材料で製 造してもよい。
【0015】
【考案の効果】
請求項1の考案は、ともに方形の有底箱体からなり、上下に重ねられる同一形 状の上容器および下容器と、ご飯やおかずを仕分けして収容する収容凹部を有し 前記上容器および下容器にそれぞれ着脱可能に内嵌めされる2種類の防水性内容 器と、前記上容器の開口を覆う蓋体とを備え、前記上容器および下容器は、4側 面を外側に傾斜して立ち上がるテーパ面としているので、同じ形状の容器にそれ ぞれ別種類の防水性内容器を内嵌めすることで、上容器および下容器として使い 分けることができるとともに、上容器は下容器の上に内嵌め状態に安定良く重な って下容器の蓋体に兼用することができるので、会席膳感覚の楽しめる弁当容器 を安価に製造できる。また、多数の弁当容器に弁当を詰める場合、同一形状であ る上容器および下容器の多数個を、前記テーパ側面を利用して重ね合わせること により嵩張りなく用意することができ、弁当詰め作業を能率良く行うことができ る。また、上下容器の側面がガイド面となって下容器の上部内へ上容器を内嵌め 状態に重ねる作業を円滑に行うことができる。 請求項2の考案は、前記請求項1の考案の構成において、前記上容器および下 容器の底面を側面の下端から若干浮き上がった位置としので、下容器に上容器を 内嵌め状態に重ねても、下容器の正味の内容積が狭くなるのを回避できる。 請求項3の考案は、前記請求項1または請求項2の考案の構成において、前記 蓋体の側面の高さを、前記上容器および下容器を重ねた高さにほぼ相当分する高 さとし、隣接する側面の相互間を分離したので、蓋体の4側面が外側に開放自在 であり、2段重ねとなった上容器から下容器にわたる4側面を蓋体の4側面で容 易に覆うことができる。また、多数の弁当容器に弁当を詰める場合、多数の蓋体 同士を嵩張りなく重ね合わせ状態にして用意することができるので、弁当詰め作 業を能率良く行うことができる。 請求項4の考案は、請求項1または請求項2または請求項3の考案の構成にお いて、前記防水性内容器の上部外周縁に、前記上容器の側面下端を支持する支持 面を設けたので、下容器に内嵌めされる防水性内容器の支持面で、上容器の側面 下端を支持して、上容器の下容器内への落込み量を一定に規制することができ、 2段重ねの上下容器の重ね高さを一定に保つことができる。 請求項5の考案は、請求項1または請求項2または請求項3または請求項4の 考案の構成において、前記防水性内容器の収容凹部の側面を外側に傾斜して立ち 上がるテーパ面としたので、多数の防水性内容器同士を嵩張り無く重ね合わせ状 態にして用意することができ、弁当詰め作業を能率良く行うことができる。 請求項6の考案は、請求項1または請求項2または請求項3または請求項4ま たは請求項5の考案の構成において、前記防水性内容器を樹脂成形品としたので 、防水性内容器を成形加工により容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態に係る弁当容器の組合せ
解除状態を示す斜視図である。
【図2】同弁当容器を使用した弁当詰め作業の手順を示
す説明図である。
【図3】同弁当容器の組合せ状態を示す断面図である。
【図4】(A)は同弁当容器を構成する上下容器の重ね
状態を示す断面図、(B)は同弁当容器を構成する蓋体
の重ね状態を示す断面図、(C),(D)は同弁当容器
を構成する各防水性内容器の重ね状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 弁当容器 2A 上容器 2B 下容器 2a 側面 2b 底面 3A 防水性内容器 3B 防水性内容器 3a 収容凹部 3b 収容凹部 3c 支持面 4 蓋体 4a 側面

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ともに方形の有底箱体からなり、上下に
    重ねられる同一形状の上容器および下容器と、ご飯やお
    かずを仕分けして収容する収容凹部を有し前記上容器お
    よび下容器にそれぞれ着脱可能に内嵌めされる2種類の
    防水性内容器と、前記上容器の開口を覆う蓋体とを備
    え、前記上容器および下容器は、4側面を外側に傾斜し
    て立ち上がるテーパ面としたことを特徴とする弁当容
    器。
  2. 【請求項2】 前記上容器および下容器は、それらの底
    面位置を側面の下端から若干浮き上がった位置とした請
    求項1記載の弁当容器。
  3. 【請求項3】 前記蓋体の側面は、前記上容器および下
    容器を重ねた高さにほぼ相当する高さとし、隣接する側
    面の相互間を分離した請求項1または請求項2記載の弁
    当容器。
  4. 【請求項4】 前記防水性内容器は、その上部外周縁に
    前記上容器の側面下端を支持する支持面を有するものと
    した請求項1または請求項2または請求項3記載の弁当
    容器。
  5. 【請求項5】 前記防水性内容器の収容凹部は、その側
    面を外側に傾斜して立ち上がるテーパ面とした請求項1
    または請求項2または請求項3または請求項4記載の弁
    当容器。
  6. 【請求項6】 前記防水性内容器は樹脂成形品からなる
    請求項1または請求項2または請求項3または請求項4
    または請求項5記載の弁当容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6090677B1 (ja) * 2015-10-20 2017-03-08 北海製箸株式会社 弁当箱
JP2020054568A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 株式会社 リンガーハット 弁当容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6090677B1 (ja) * 2015-10-20 2017-03-08 北海製箸株式会社 弁当箱
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