JP3631636B2 - フィルムの巻取方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は製膜工程でのフィルムの厚みプロフィールを連続的に制御して、良好な巻き姿のフィルムロールを得ることのできるフィルムの巻取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂から成るフィルムの製造工程において、フィルムの幅方向の厚さを所定のプロフィールたとえば全幅均一厚さに制御することが要求される。このフィルムの厚さ調整は、溶融したポリマーを押出成形するための広幅ダイの全幅に渡って配置された厚さ調整手段群により行われる。なお、該厚さ調整手段群は、広幅のダイ温度を制御するためのヒーター群、溶融ポリマーの吐出間隙を調整するためのギャップ調整具群などの要素を含んで構成される。また、これらのヒーター、ギャップ調整具などを含む厚さ調整手段は、広幅ダイの全幅に渡って一定の区画毎にそれぞれ配置されている。したがって、フィルムの厚さ調整は、下流側の各測定点で測定した製品フィルム(通常は二軸延伸後のフィルム)の各厚さに基づいて、前記の厚さ調整手段群をそれぞれ制御し、広幅のダイの全幅に渡ってそれぞれのポリマー吐出量を調整して、所望のフィルム厚さに制御する多点厚さ制御手段によるのが一般的である。なお、このような多点厚さ制御方法は、たとえば特開平7−108586号公報等に提案されているように公知の制御方法である。
【0003】
前述の多点厚さ制御手段によるフィルム厚さのプロフィールを制御する方法は、ダイから吐出された広幅のポリマーを二軸延伸して二軸延伸フィルムとした後、二軸延伸フィルムの厚さを測定し、これを目標とする厚さプロフィールに近づけるように制御されるものである。しかしながら、たとえ二軸延伸後のフィルム厚さが管理値以内に制御されていても、ロール状に積層されて巻き取られたフィルムでは、積層されることによって、その厚薄斑が積算されるという事態が生じる。もし、このような厚薄斑の積算が生じると、巻かれたロールの幅方向の特定個所において、前述の多点厚さ制御手段では制御しきれない巻こぶや巻しわが発生するという問題を惹起する。
【0004】
そこで、二軸延伸フィルムの厚さプロフィールを一定時間測定し、測定したデータを積算することで、ロール状に巻かれたフィルムの幅方向の各厚さプロフィールを求めることによって、これらの巻きこぶや巻きしわを予測して制御することが考えられる。しかしながら、フィルムの製造工程においては、幅方向だけではなく縦方向にもフィルムの厚薄斑が生じ、また、フィルムが走行する時のばたつきやフィルムの幅方向での製膜環境の変動(温度、湿度、気圧など)などの予想が困難な製造条件の変化も生じる。更には、フィルムの厚さを測定するための厚さ計の測定精度などに代表される測定器側の影響も加味されるため、フィルムロールに巻こぶや巻しわを形成するような二軸延伸フィルムの厚薄斑を検出すること自体が困難である。
【0005】
また、例えこのような厚薄斑が検出できたとしても、フィルムの厚さを調節するために、ダイの幅方向を一定の区間毎に区分されて配設された厚さ調整手段群の配置間隔が問題となる。すなわち、調整手段群が設けられた各区間を基本単位としてダイの幅方向のフィルム厚さが制御されるために、該基本単位区間より狭い区間(間隔)でフィルム厚さを調整することは、基本的に極めて困難である。このため、厚さ調整手段の配置間隔に起因する厚薄斑が依然として残り、この厚薄斑の中で特に大きいものによって巻こぶが形成されることが多かった。
【0006】
そのため、巻き取ったフィルムのロールを巻き取り方向にスリットして広幅のフィルムを複数の小幅フィルムロール群に分割する際に、例えば特公昭36−22875号等に記載のオシレーション(oscillation)と呼ばれる操作を行いながらスリットすることで、巻こぶの影響を取り除くことが行われる。しかしながら、このようなオシレーションを行っても、大きな巻こぶの影響は十分に取り除く事ができず、スリット後の製品に巻しわが入ったり、巻こぶが残ったままだったりすることが多かった。また、このような従来技術では、本質的にスリットが終わらないと製品ロールの外観に影響を与えるような欠点が有るかどうか分からないため、対策を取るまでに時間がかかり、大きなロスを出すことが多かった。
【0007】
なお、これら延伸フィルムをロール状に巻いた時の巻こぶ、巻しわ等の巻形状不良は、たとえば磁気記録媒体の支持体に用いた場合に磁気層を塗布する際の塗布斑や磁気記録再生時のエラーとなったり、或いは、磁気層を塗布後にスリットしたときに幅方向で長手方向に差ができて、きれいに巻き取ることができなかったりする問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであり、フィルムの厚みプロフィールを正確に制御でき、巻こぶや巻しわのない良好な巻き姿を有するフィルムロールを得ることのできるフィルムの巻取方法を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
ここに、本発明によれば、「溶融した熱可塑性合成樹脂がフィルム状に吐出されるダイの全幅を複数の区間に区分し、区分された各区間毎に該樹脂の吐出量を調整自在とし、該ダイから吐出された溶融樹脂を延伸して形成される延伸フィルムの幅方向の厚さ分布を測定し、該延伸フィルムの各厚さ測定値に基いて、ダイから吐出される溶融樹脂の各吐出量を制御し、フィルムの幅方向における厚み分布を所定のプロファイルに制御しながらロール状に巻き取るフィルムの巻取方法において、
ロール状に巻き取られる延伸フィルムからなるフィルムロールの幅方向の巻径分布を測定し、該巻径分布値から巻取り後のフィルムロールの巻形状を予測し、該巻形状の予測値によって前記の延伸フィルムの各厚さ測定値に基く制御操作出力を修正し、修正された制御操作出力によって各区間毎に区分されたダイからの熱可塑性合成樹脂の吐出量を調整し、フィルムロールの巻形状を目標とする巻形状に制御することを特徴とするフィルムの巻取方法」が提供される。
【0010】
その際、本発明においては、「巻取後のフィルムロールを所定の幅にオシレーションさせながらフィルムの走行方向に沿って切断分割して巻き取り、分割して巻き取った各分割フィルムロールの幅方向での各巻径変化量がそれぞれ最小となるように該巻取後のフィルムロールの巻形状を決定する」ことが良好な巻形状を有する分割フィルムロールを巻き取る上で好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。ここで、図1は本発明を実施する製膜工程を模式的に例示した模式工程図である。
該図1において、1は熱可塑性合成樹脂(以下、「ポリマー」と称する。)をフィルム状に吐出するダイ、2は熱可塑樹脂の吐出量を調整するための調整手段、3は冷却ドラム、4は巻径測定器、5はフィルムの延伸装置、6は延伸フィルム用厚み計、7はフィルムロール、8は制御手段、そして9はフィルム(なお、本発明においては、未延伸フィルムを9a、延伸フィルムを9bとそれぞれ区別して表わす。)をそれぞれ示す。
【0012】
以上のように構成される本発明のフィルムの製造工程において、フィルム用熱可塑性合成樹脂は押出機(図示せず)より溶融押出しされ、ダイ1に供給される。なお、溶融ポリマーを吐出するダイ1の全幅に渡って、所定幅の区間毎に複数個に区分したポリマーの吐出量を調節するための調節手段2が設けられている。そして、この調節手段2を操作することによって各区間毎にダイ1から吐出されるポリマーの吐出量を調整でき、ダイ1の全幅にわたってポリマーの吐出量分布を調整自在とする。その結果、フィルム9の厚さプロフィール(フィルムの幅方向の厚み分布)を最終的に初期の目的通りの厚みプロフィールに調整することができる。
【0013】
なお、前記の調整手段2としては、ダイ1の各区画毎にポリマー吐出量を操作量出力に応じて調整できるものであれば特に制限する必要はない。しかしながら、操作性、保全性、ダイ1の構造の簡易化という点で、各区画毎に伝熱量を調節自在のヒーター群を用いて、ダイ1のリップ温度を変化させることによってポリマー流量を変化させる温度調整方式が好ましい。
【0014】
以上に述べたように、溶融ポリマーは、調整手段2によって各区間毎にその吐出量が制御されながら、ダイ1よりからフィルム状に吐出され、冷却ドラム3によって冷却固化されて未延伸フィルム9aとなる。その後、冷却固化された未延伸フィルム9aは、延伸装置5によって、走行方向と幅方向とへ二軸に延伸され、延伸フィルム9bとなり、最終的にフィルムロール7として巻取装置(図示せず)によって巻き取られる。なお、フィルム9は、単層フィルムであっても、或いは2層以上のフィルムが積層された複層フィルムであっても良い。この場合、フィルム9の層構成が2層以上であれば、各層のフィルムを形成させるポリマーは、ダイ1の上流で合流させた後、ダイ1より押し出しすことによって形成しても良い。また、特開昭63−120629号公報等で提案されている従来技術のように、ダイ1に複数のポリマー通路を形成し、複数のポリマーを該通路に合流させて開口部に導き、ポリマーを複層に積層したフィルム状にし、これを押し出しすように構成された複合ダイを用いても良い。
【0015】
前述のように、前記の未延伸フィルム9aは延伸装置5によって延伸されて延伸フィルム9bとされるが、その際、該延伸フィルム9bの厚さに関しては、少なくともポリマー吐出量が調整される各区間に対応する延伸部位毎に延伸フィルム用厚さ計6によって測定される。そして、このようにして測定された各厚み測定値を予め設定された目標延伸厚さ値に合致させるように、前記の調整手段2によって、ダイ1からのポリマーの吐出量が調整される。この時、延伸フィルム用厚さ計6は、延伸フィルム9bの幅方向に走査される。そして、この走査によって、測定しようとする各延伸厚み測定部位毎に延伸フィルム9bの厚みプロフィールがそれぞれ測定される。なお、延伸フィルム用厚さ計6としては、延伸フィルム9bの厚みを要求される精度で正確に測定することができれば、特に限定する必要はないが、このような延伸フィルム用厚さ計6としては、たとえばオンラインでの測定精度の面から放射線透過型厚さ計等を用いることが好ましい。
【0016】
次に、図2(本発明の制御系の実施形態を例示したブロック線図)を参照しながら、本発明の方法について以下に詳細に説明する。
ここで、該図2は、ダイ1の全幅に渡って区分された各区間毎に吐出量を調整する調整手段2を制御するための制御系を例示している。なお、該図2に例示した制御系において、調整手段2は複数に区分された各区間にそれぞれ設けられた調整ユニット群からなる。したがって、調整手段2を制御すること、即ち該調整ユニット群を個別及び/又はグループで制御することによって、ダイ1の全区間(全幅)に渡って、区分された各区間毎及び/又は各区間グループ毎に吐出量を調整することができる。つまり、制御手段8によって前記の調整ユニット群(調整手段2)をそれぞれ個別制御及び/又はグループ制御することで、ダイ1の全幅に渡ってフィルムの厚みプロファイルを目的とする値に制御することができるのである。
【0017】
ただし、以下の説明においては、制御手段8によって該調整ユニット群(調整手段2)をそれぞれ個別制御する場合に関してのみ記述する。しかしながら、該調整ユニット群(調整手段2)を各グループに分けて、該グループ毎にグループ制御する場合にも適用できることは言うまでもない。
【0018】
該図2に例示した本発明の一実施形態を示す制御系では、延伸フィルム9bの各延伸厚み測定値に基いて延伸フィルム9bの厚みを制御する制御手段81と、フィルムロール7の巻径形状の各測定値に基いて、フィルムロールの巻径を制御するロール形状制御手段82とで構成される。ここで、該延伸フィルム9bの厚み制御手段81は、更に比較部81aと延伸フィルム制御演算部81bとを含んで構成される。その際、前者の比較部81aは前記の厚み調整ユニット群(調整手段2)によってダイ1から吐出されるポリマーの各吐出量をそれぞれ調整し、調整されたされたそれぞれの部位に対応して延伸された延伸フィルム9bの各延伸厚み測定値と、予め設定された基準とする延伸厚みの各目標値とから各延伸偏差を求める役割を果たす。そして、後者の延伸フィルム制御演算部81bは、該各延伸偏差からそれぞれの操作出力を演算して求めて、これによって予め設定された所定の制御動作を調整ユニット群(調整手段2)に行わせる役割を果たす。
【0019】
しかしながら、前述のような制御方法で延伸後に巻き取られたフィルムロール7の巻径形状を目標とする形状にすることは極めて困難であり、その理由に関しては既に従来の技術の欄で述べた通りである。そこで、本発明においては、延伸後のフィルムロール7の巻径形状を狙い通りに制御するために下記のような方法を採用する。
【0020】
すなわち、本発明においては、「ロール状に巻き取られる延伸フィルムからなるフィルムロールの幅方向の巻径分布を測定し、該巻径分布値から巻取り後のフィルムロールの巻形状を予測し、該巻形状の予測値によって前記の延伸フィルムの各厚さ測定値に基く制御操作出力を修正し、修正された制御操作出力によって各区間毎に区分されたダイからの熱可塑性合成樹脂の吐出量を調整し、フィルムロールの巻形状を目標とする巻形状に制御する」ことを一大特徴とする。
【0021】
以上に述べたことを具現化するために、本発明においては、ロール形状制御手段82を設ける。ここで、このロール形状制御手段82は、比較部82aと巻径制御演算部82bとを含んで構成される。その際、前者の比較部82aは、厚み調整ユニット群(調整手段2)のそれぞれによってダイ1から吐出されるポリマーの吐出量が調整される各部位に対応して、巻径測定器4によってフィルムロール7の幅方向においてそれぞれ測定された各巻径測定値と、予め理想の巻径値として設定された各巻径の制御目標値とから巻径偏差を求める役割を果たす。次に、後者の巻径制御演算部82bは、前記の比較部82aによって求められた各巻径偏差に基いて、前記の延伸フィルム制御演算部81bから出力される操作出力を修正することで、フィルムロール7の巻径プロファイル(幅方向の巻径分布)を修正して、目的とする巻径プロファイルに制御する役割を果たす。
【0022】
すなわち、本発明においては、前述のように巻径測定器4によって測定された各巻径測定値と、予め設定された理想とする各巻径目標値とからその各巻径偏差を求め、該各巻径偏差に基いて、巻取り後のフィルムロール7の巻形状を予測し、該巻形状の予測値によって前記の延伸フィルム9bの各厚さ測定値に基く制御操作出力を修正するのである。そして、修正された制御操作出力によって各区間毎に区分されたダイ1からのポリマーの吐出量を調整し、フィルムロールの巻形状を目標とする巻形状に制御するのである。つまり、延伸フィルム用厚み計6による延伸厚みの測定の場合と同様に、フィルムロール7の巻径プロファイルを巻径測定器4によって測定し、測定した各巻径測定値に対して巻径制御演算部82bで所定の係数を掛けて、切り替え器83に入力し、各延伸偏差を修正することによって、延伸フィルムの延伸厚みプロフィールを調整するようにしている。
【0023】
ここで、前記の制御切替手段83は、判定部83aと切替器83bとを含んで構成される。その際、前者の判定部83aは、各延伸厚み測定値と、予め設定された各延伸厚み目標値とからの各延伸偏差に基き、該各延伸偏差が各設定値(管理値)以上か否かを判定し、設定値以上となった場合に切替出力を出力する役割を果たす。そして、後者の切替器83bは、判定部83aから出力される切替出力に基き、延伸フィルム制御手段81で演算された各延伸偏差を前述の巻径偏差に基いて、修正するかどうかを決定する。すなわち、各延伸偏差が各設定値(管理値)以上である場合には、各延伸偏差を修正せず、各設定値(管理値)よりも小さくなった場合に各未延伸偏差を修正するように、切替器83bによって切り替える役割を果たす。
【0024】
ここで、前記の巻径制御演算部82bに関して、更に詳細に説明すると、該巻径制御演算部82bは広幅のフィルムロールをその走行方向にスリットして複数の小幅のフィルムロールを切断分割するスリット器(図示せず)によってオシレションがかけられた後の分割フィルムロールの各巻形状を推定する役割をも有する。なお、該「オシレーション」に関しては、既に従来の技術の欄で述べたように、特公昭36−22875号公報等に記載されている公知の方法であって、本発明ではその詳細説明を省略する。
【0025】
以上に述べたように、該巻径制御演算部82bによって、分割フィルムロールの各巻形状を推定することができ、この推定値を用いて前記の切替器83bに切り替え出力を出す。このようにすることで、広幅のフィルムロールを小幅のフィルムロール群にスリット分割した場合においても、各分割フィルムロールの巻径形状を良好とすることができ、巻形状に優れたフィルムロールを得ることができる。つまり、前記のスリット器(図示せず)によって未だスリットされていない巻取後のフィルムロールを所定の幅にオシレーションさせながらフィルムの走行方向に沿って切断分割して巻き取り、分割して巻き取った各分割フィルムロールの幅方向での各巻径変化量がそれぞれ最小となるように該巻取後のフィルムロールの巻形状を決定することができるのである。
【0026】
その際、フィルムロールの巻径を測定するための巻径測定器4としては、各種の測定方法が考えられるが、ここで、このような測定装置の一例を挙げるとすれば、特開平10−274511号公報記載の公知の装置を好適に用いることができる。なお、該測定装置は、対象物(フィルムロール)を含む測定空間領域に光を照射して、対象物(フィルムロール)により遮られる光の量および/または形を測定するものであり、フィルムロールのロール軸に沿った方向(フィルムの幅方向)でのフィルムロールの外形寸法の変化を測定するものである。
【0027】
以上に述べたように、本発明においては、延伸偏差が設定値(管理値)以上の場合には従来と同様に延伸フィルム9bの厚み測定値に基いて制御されるが、設定値(管理値)未満になるとロールの巻径測定値に基いて制御が行なわれるので、従来は困難であったロールの巻形状に微妙な影響を与える厚薄斑の発生を抑制でき、これによって高精度の巻径プロファイルを有するフィルムロールを巻き取ることができる。
【0028】
なお、本発明は、ダイ1で成形可能な樹脂からなるフィルムに広く適用できる。これらの樹脂の代表的な例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルなどが挙げられ、更には、これらの共重合体混合体や他の添加剤などが含有されたものであってもよい。
以下、前述の図1に模式的に例示した製膜工程により製膜した実施例によりその本発明を詳細に説明する。
【0029】
【実施例】
原料ポリマーとして、固有粘度が0.60のポリエチレンテレフタレートのペレットを用いた。その際、該ポリエチレンテレフタレートのペレットには、酢酸カリウムをジカルボン酸成分に対し12mmol%、平均粒子径0.9μmのカオリンを0.3wt%添加した。そして、このように調整した原料ポリマーからなるペレットを170℃で3時間乾燥した後、押出機(図示せず)に供給し、280℃で溶融押出し、ダイ1のマニホールドに供給し、ダイ1からフィルム状に吐出した。次いで、吐出したポリマーを20℃に保たれた冷却ドラム3に、公知の静電ワイヤ(図示せず)により静電荷を印加しながら、巻き付けることにより冷却固化して、未延伸フィルム9aとした。
【0030】
この未延伸フィルム9aを、延伸装置5において以下のように2軸延伸した。すなわち、先ず加熱ロール(図示せず)に接触させて80℃に加熱した後、縦延伸装置(図示せず)で長手方向(フィルムの走行方向)に3.6倍に延伸し、直ちに20℃まで冷却し、続いて横方向にテンター式横延伸装置(図示せず)を用いて90℃で5.3倍に延伸した後、120℃で熱処理を施し、室温まで冷却した。その後、フィルムエッジ部分をカットした後、巻取装置7で巻き取った。なお、厚み調整ユニット群(調整手段2)には、前述の樹脂温度調整方式のものを用い、ダイ1の全幅に渡って30区間に区分し、区分された各区間毎にポリマーの吐出量を調整自在となるように配設した。
【0031】
このフィルム製造工程において、各制御方式の効果を確認するため、以下のようにフィルムを製造した。すなわち、制御手段8は最初(1本目)のフィルムロールサンプルを採取する際、制御切替手段83を停止して、立ち上がりから延伸フィルム用厚み計6の測定データと延伸厚み目標値との間の延伸偏差に基く延伸フィルム制御手段81によりフィードバック制御を行った。そして、良好な制御状態で延べ一時間に渡って製膜を行ない、1本目のフィルムロールサンプルを作製した。なお、前記の延伸厚み目標値は、延伸フィルム9bの厚みプロファイルに関しては、幅方向に均一(すなわち、フラット)となるように、全て厚みは4.8μm(均一)とした。
【0032】
立ち上げから最初(1本目)のロールサンプルの取得までの延伸フィルム制御手段81による延伸フィルム9bの厚み制御においては、その製品規格のバラツキ[%]が5%以内に収まるように、制御動作は全て延伸偏差に操作ゲインを乗ずる比例制御により延伸フィルム9bの全幅における延伸厚みのバラツキ[%]を4%以下に抑えることで、余裕を見込んで制御を行った。なお、前記のバラツキ[%]は、{(厚み最大値−厚み最小値)/厚み平均値}×100[%]という式で定義される値である。
【0033】
得られた最初(1本目)のロールサンプルでは、延伸フィルム用厚み計6の検出精度の面から、オンラインでの延伸偏差に基く調整手段2のフィードバック制御では、延伸フィルム9bの延伸厚みプロフィールを良化させる事は最早困難な状況であった。しかも、この状態では、延伸フィルム用厚み計6で測定しきれない厚薄斑が蓄積され、巻取装置(図示せず)に形成されたフィルムロール7に巻こぶや巻きしわが入る状況であった。ここで、巻こぶや巻しわを具体的に評価するため、前記の制御状態で80m/minの製膜ライン速度で1時間に渡って製膜して、延伸フィルム9bからなるフィルムロール7を形成し、巻径測定器を用いて、その巻径を測定したところ、その全幅における巻径の変化分は550μmであった。
【0034】
その際、フィルムロールの巻径を測定するための巻径測定器としては、各種の測定方法が考えられるが、ここで、このような測定装置の一例を挙げるとすれば、特開平10−274511号公報記載の装置を好適に用いることができる。なお、該公知の測定装置は、対象物(フィルムロール)を含む測定空間領域に光を照射して、対象物(フィルムロール)により遮られる光の量および/または形を測定するものであり、フィルムロールのロール軸に沿った方向(フィルムの幅方向)でのフィルムロールの外径寸法の変化を測定するものである。
【0035】
次いで、2本目のフィルムロールサンプルを採取する際は、制御切替手段83が作動しないようにした最初(1本目)のフィルムロールサンプルを採取する時と異なり、制御切替手段83を作動させ、巻径測定器10によって測定された巻径測定値からの巻径偏差をフィードバックして、ロール形状制御手段82によって調整手段2からのポリマーの吐出量を制御することで、フィルムロール7の巻径制御を行なった。得られた最終製品状態におけるフィルムロール7の巻形状は、巻径の変化分が最大で200μmであった。なお、本実施例において、制御動作は全て延伸厚み目標値と測定されたフィルム9bの延伸厚み測定値との延伸偏差に操作ゲインを乗じ加えていくPI制御で行なった。
【0036】
そして、最終的に3本目のフィルムロールとして、前記の広幅のフィルムロール7をスリット器(図示せず)によってオシレーションさせながらスリットして複数の小幅フィルムロールに分割して巻き取った。このとき、最終製品状態での各分割フィルムロールの巻形状は巻径の変化分で最大でも100μmであり、外観上も巻しわや巻こぶなどがなく、その巻姿において優れていた。
【0037】
なお、この3本目のロールサンプルの採取時においては、ロール形状制御手段82の効果を確認するため、制御切替手段83を生かしてロール形状制御手段82を加えた制御で製膜し、ロール形状制御手段82により制御されている状態下で以下のように採取した。
【0038】
すなわち、延伸偏差のみに基く制御方式によって得られた1本目のロールサンプルから測定されたフィルムロールの巻形状データより、この制御方式で得られる最終製品状態でのフィルムロールの巻径プロファイルを制御手段8の一部を構成するコンピュータの記憶装置に入力した。そして、このインプットした巻径プロファイルのパターンと目標とする巻径プロファイル(目標巻径プロファィル)とから巻径偏差を求め、この巻径偏差に基き延伸偏差を修正して、広幅のフィルムロール7を巻き取った。その際、最終製品の目標巻径プロファィルに基いて得られる巻径偏差をそのまま延伸偏差の修正に用いてもよいが、広幅のフィルムロール7をスリットするのに時間がかかるため、スリット後の小幅の分割フィルムロールの巻形状を早くフィルムロール7の巻形状にフィードバックするためには、フィルムロール7の巻形状から、最終的に選られる分割フィルムロールの各巻形状を予測して広幅のフィルムロール7を制御することが好ましい。その際、予測の方法としては、フィルムロール7の巻径プロファイルパターンより、それをオシレーションしてスリットした各分割フィルムロールの巻径プロファイルパターンと照らし合わせて、これらの各巻径プロファイルを予めシミュレーションすることによってもできるし、さらに簡単には幅方向にオシレーション幅と照らし合わせて移動平均をとっても良い。
【0039】
なお、本製膜実施例において、フィルムロール7の巻径測定値により測定された巻径プロファイルから最終製品であるフィルムロール7の巻径を予測することによって、少なくとも1本以上のフィルムロール7を良好に生産でき、スリット器(図示せず)のスリッティングが間に合わずフィルムロール7を何本もためているような場合でもスリット後の分割フィルムロールの各巻形状および各外観はそれぞれ良好なものが得られた。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、従来の延伸フィルムの厚みに基く制御のみでは困難であった、高精度の厚み制御ができ、良好な巻き姿のフィルムロールが形成できる。また、立ち上げから早急に安定生産に移行でき、全体としても安定な運転ができ、生産性も向上する。
このように本発明は、溶融ポリマーをフィルム状に押し出してフィルムを製造する製膜工程において膜厚の均一化に大きな寄与をなすもので、製膜工程の安定化による生産性の向上、或いはフィルム品質の向上等に大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例の基本構成の説明図である。
【図2】図2は、図1の制御手段の1制御ループのブロック線図である。
【符号の説明】
1 ダイ
2 調整手段
3 冷却ドラム
4 巻径測定器
5 延伸装置
6 延伸フィルム用厚み計
7 フィルムロール
8 制御手段
9 フィルム
9a 未延伸フィルム
9b 延伸フィルム
Claims (1)
- 溶融した熱可塑性合成樹脂がフィルム状に吐出されるダイの全幅を複数の区間に区分し、区分された各区間毎に該樹脂の吐出量を調整自在とし、該ダイから吐出された溶融樹脂を延伸して形成される延伸フィルムの幅方向の厚さ分布を測定し、該延伸フィルムの各厚さ測定値に基いて、ダイから吐出される溶融樹脂の各吐出量を制御し、フィルムの幅方向における厚み分布を所定のプロファイルに制御しながらロール状に巻き取るフィルムの巻取方法において、ロール状に巻き取られる延伸フィルムからなるフィルムロールの幅方向の巻径分布を測定し、該巻径分布値から、巻取後のフィルムロールを所定の幅にオシレーションさせながらフィルムの走行方向に沿って切断分割して巻き取った各分割フィルムロールの幅方向での各巻径変化量を予測し、それにより該巻形状の予測値によって前記の延伸フィルムの各厚さ測定値に基く制御操作出力を修正し、各区間毎に区分されたダイからの熱可塑性合成樹脂の吐出量を調整し、フィルムロールの巻形状を目標とする巻形状に制御することを特徴とするフィルムの巻取方法。
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