JP3631145B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラー複写機、カラープリンタ等のカラー画像形成装置に関する。特に、カラー画像形成装置における色補正処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー複写機では、スキャナの特性とプリンタの特性の違いを吸収して原稿と近い色を再現するために、色補正処理を行っているものがある。たとえば、3色のカラー入力信号の値(スキャナに備えられたCCDにより読み取られて出力される値)の組合わせに対して、それに対応した出力信号値(プリンタに備えられたレーザのパワーを制御するための値)を予めメモリに記憶させておく。そして複写時に、入力値の組合わせに対応する出力値を読み出すことで、色補正処理を実現している。
【0003】
詳しく説明すると、スキャナによって読み取られた3原色信号R,G,Bを、単純にC,M,Yに変換し、変換したC,M,Yの割合でトナーを混ぜ合わせても、原稿と同じ色構成の複写画像を得ることができない。
なぜなら、スキャナで読み取られた信号R,G,Bの割合に対応した割合でトナーを混ぜ合わせて用紙上に固定しても、そのトナーに光が当たったとき、原稿と同じ色合いのR,G,Bの反射光が得られないのである。なぜなら、各トナーの反射率が異なり、人の目に入るときに、鮮やかではなく、濁った色に見えることがあるからである。また、スキャナも、読み込み時に、各色ごとの読み取り誤差があり、濁った色が出力されることがある。
【0004】
そこで、スキャナで読み取られた出力信号を補正して、より鮮やかな、澄んだ色になるようにトナーを配合する必要があり、そのためにレーザパワーの制御が必要になる。かかるレーザパワー制御値は、3色の入力信号の値の組合わせに基づいてそれぞれ予め設定されており、データテーブルとしてメモリにストアされている。
入力される3色のカラー信号の値は、画素ごとにそれぞれ0〜255のいずれか(各色が8bitで256階調の場合)であるため、3色のカラー入力信号の値の組合わせは
256×256×256=16777216通り
存在することになる。そのため、すべての入力値の組合わせに対応して出力値を記憶させるには、大容量のメモリが必要である。
【0005】
そこで、色補正処理に必要なメモリの容量を減らす技術が、特開平6−113126号公報に開示されている。この公報に開示された技術では、入力値の階調を落とすことでメモリ容量を減らしている。具体的には、現像色以外の入力値を256階調から32階調に減らし、入力信号の値の組合わせを
256×32×32=262144通り
に減らしている。
【0006】
このように、上記公開公報に記載の技術では、現像色の階調は256値のまま、画質に影響の少ない現像色以外の階調を減らすことで、画質の劣化を防ぎ、しかも色補正処理に必要なメモリ容量を減らしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、現像色以外の階調を単純に減らすというやり方で、色補正処理に必要なメモリ容量を削減している。しかしながら、単純に入力値の階調を減らすだけではメモリ容量の削減には限界があり、色補正処理に必要なメモリ容量をさらに減らすことができない。また、画質の再現性を高めることも困難である。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、色補正処理に必要なメモリ容量がより少なくてすむカラー画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
【0008】
また、この発明は、画質再現性に優れたカラー画像形成装置を提供することを他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の発明は、3色のカラー入力信号の値の組合わせに対応した出力信号の値が記憶された記憶手段と、3色のカラー入力信号の値が与えられると、前記記憶手段から対応する出力信号の値を読み出すデータ変換手段とを有し、データ変換手段の出力に基づいて画像形成のためのレーザのパワーを制御するカラー画像形成装置において、3色のカラー入力信号を、画質への影響度により、現像色を主濃度とし、非現像色の1つを副濃度1に、もう1つを副濃度2に区別する選別手段と、主濃度とされた入力信号の値は入力信号と同じ第1の階調数で表現した値に、副濃度1とされた入力信号の値は第1の階調数より少ない第2の階調数で表現した値に、副濃度2とされた入力信号の値は第2の階調数よりさらに少ない第3の階調数で表現した値にと、現像色は階調を多くし、非現像色は互いに異なる減階調とする階調変換手段とを備え、前記記憶手段には、3色のカラー入力信号の値を、それぞれ、第1,第2および第3の階調数で表現した複数の組合わせパターンと、各パターン毎に、3色の信号の値の組合わせに対応した出力信号の値が記憶されており、前記データ変換手段は、前記選別手段の区別に対応していずれかのパターンを選び、その選んだパターンにおける3色の信号の値の組合わせに対応した出力信号の値を読み出すことを特徴とする、カラー画像形成装置である。
【0010】
請求項2記載の発明は、前記複数のパターンには、▲1▼第1の階調数で表現した第1の入力信号の値、第2の階調数で表現した第2の入力信号の値および第3の階調数で表現した第3の入力信号の値の組合わせ、▲2▼第1の階調数で表現した第1の入力信号の値、第2の階調数で表現した第3の入力信号の値および第3の階調数で表現した第2の入力信号の値の組合わせ、▲3▼第1の階調数で表現した第2の入力信号の値、第2の階調数で表現した第1の入力信号の値および第3の階調数で表現した第3の入力信号の値の組合わせ、▲4▼第1の階調数で表現した第2の入力信号の値、第2の階調数で表現した第3の入力信号の値および第3の階調数で表現した第1の入力信号の値の組合わせ、▲5▼第1の階調数で表現した第3の入力信号の値、第2の階調数で表現した第1の入力信号の値および第3の階調数で表現した第2の入力信号の値の組合わせ、▲6▼第1の階調数で表現した第3の入力信号の値、第2の階調数で表現した第2の入力信号の値および第3の階調数で表現した第1の入力信号の値の組合わせ、が含まれていることを特徴とする、請求項1記載のカラー画像形成装置である。
【0011】
請求項3記載の発明は、前記第1,第2および第3の入力信号は、それぞれ、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)であることを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像形成装置である。
請求項4記載の発明は、前記カラー入力信号は、第1の階調数で表現した値であり、前記階調変換手段は、主濃度とされた入力信号の値は、そのままの値を出力することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のカラー画像形成装置である。
【0012】
請求項5記載の発明は、前記階調変換手段は、入力信号の値を第2の階調数および/または第3の階調数で表現した値に変換する際に、低濃度領域での階調数が高濃度領域での階調数より多くなるように階調数の分布を濃度領域によって異ならせて変換することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のカラー画像形成装置である。
請求項1の構成によれば、階調変換手段により、主濃度とされた入力信号の値は第1の階調数(たとえば256階調)で表現した値、副濃度1とされた入力信号の値は第2の階調数(たとえば32階調)で表現した値、副濃度2とされた入力信号の値は第3の階調数(たとえば16階調)で表現した値にされるから、それら主濃度,副濃度1,副濃度2の各値の組合わせが従来より少なくなる。従って色補正処理に必要なメモリの容量を減らすことができる。
【0013】
請求項2の構成では、3色のカラー入力信号のうち、いずれの色を主濃度、副濃度1、副濃度2にするかの組合わせが、3!通りあることに対応して、6通りのパターンが用意されているから、原稿の内容や複写モードによって、色補正精度を調整することができ、高画質の複写を得ることができる。また、色補正処理において、階調を減らす処理を画質への影響度によって調整することができる。
請求項3の構成によれば、第1、第2、第3の入力信号は、それぞれシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)と、目視で判断しやすい色の階調を多く、目視で判断しにくい色の階調を少なくしたものに固定しておくことにより、さらに各パターンを減らすことができる。
【0014】
請求項4の構成では、現像色を主濃度とするから、現像色の階調は多階調に維持され、出力画質の滑らかさを良好に保つことができる。
請求項5の構成では、階調性の必要な部分(淡い色など特定の濃度,色)での再現性を高めることができ、従来技術よりも高画質の画像を実現することができる。
以上のように、この発明によれば色補正処理に必要なメモリ量を減らすことができ、かつ、高画質な画像形成を行えるカラー画像形成装置とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の一実施形態について具体的に説明をする。
図1は、この発明の一実施形態にかかるカラー複写機の構成を示す概略ブロック図である。このカラー複写機には、スキャナ1、制御部2およびプリンタ3が含まれている。スキャナ1は原稿画像等を読み取るためのもので、読み取られた画像データはCCD4からレッド(R),グリーン(G)およびブルー(B)の加色法の3原色信号として制御部2へ与えられる。制御部2には3色のカラー信号R,G,Bを減色法の3原色信号C,M,Yに変換するための信号変換部5が備えられている。3色のカラー信号R,G,Bがそれぞれ8bitの256階調で表現される場合、たとえば
C=(255−R)
M=(255−G)
Y=(255−B)
の式によって信号変換がされる。そして変換された3色のカラー信号C,M,Yは、この実施形態の特徴である色補正処理部6へ与えられて、後述する色補正が行われる。
【0016】
そして色補正処理部6の出力は、プリンタ3に備えられたレーザ7のドライバ8へ与えられ、レーザ7の出力パワーが制御される。
なお、制御部2にはCPU9が含まれており、上記信号変換部5や色補正処理部6はCPU9により制御される。
図2は、色補正処理部6の詳細を示すブロック図である。
色補正処理部6には主濃度・副濃度セレクタ11、階調変換部12、メモリ13およびデータ変換部14が含まれており、これらはCPUインターフェース15を介してCPU9(図1参照)の制御下に置かれている。
【0017】
主濃度・副濃度セレクタ11には信号変換部5(図1参照)からシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の3色のカラー入力信号が与えられる。これら3色のカラー入力信号は、それぞれ、8bit構成であり、256階調で表現した値になっている。
なお、これら3色の信号C,M,Yは、前述した信号変換部5でR,G,Bが単純にC,M,Yに変換されたものであり、各信号の値は、いわばCCD4の読み取り値である。
【0018】
主濃度・副濃度セレクタ11では、3色のカラー入力信号C,M,Yを、画質への影響度により、主濃度、副濃度1および副濃度2に分ける。通常は、現像色を主濃度とし、非現像色の1つを副濃度1に、もう1つを副濃度2に設定する。この主濃度と2つの副濃度1,2に区別する処理は、後述するように、CPU9からCPUインターフェース15を介して与えられる色選択番号に基づいて決定される。
【0019】
主濃度・副濃度セレクタ11で主濃度とされた色信号、たとえばCは、8bitのままデータ変換部14へ与えられる。
一方、副濃度1に設定された色信号、たとえばMは、階調変換部12において5bitの信号に変換される。すなわち、8bitの256階調で表現した値から、5bitの32階調で表現した値に変換された後、データ変換部14へ与えられる。
【0020】
また、副濃度2に設定された色信号、たとえばYは、階調変換部12において、8bitの256階調で表現した値から、4bitの16階調で表現した値に変換された後、データ変換部14へ与えられる。
メモリ13は、たとえばRAMで構成されており、入力信号C,M,Yの各値(主濃度,副濃度1,副濃度2)の組合わせに対応した出力値が記憶されている。
【0021】
たとえば、主濃度=225,副濃度1=18,副濃度2=4→出力値=231といった3色の入力値の組合わせに対応した出力値が記憶されている。これら出力値は、3色の入力値のすべての組合わせに対して記憶されている。つまり、
256×32×16=131072通り
の組合わせに対して、それぞれ出力値が記憶されている。
しかも、主濃度、副濃度1、副濃度2に設定する組合わせは、3!=3×2=6パターンあるから、6つのパターンについて、それぞれ、131072通りの組合わせと、組合わせに対応した出力値が記憶されている。
【0022】
なおいずれのパターンを使用するかは、CPU9からの信号に基づいて選択される。この選択は、主濃度・副濃度セレクタ11へ与えられる信号と連動している。
データ変換部14では、8bitの主濃度、5bitの副濃度1および4bitの副濃度2の各値に基づいて、メモリ13から、その入力信号C,M,Yの各値(主濃度,副濃度1,副濃度2)の組合わせに対応した出力値を読み出し、その出力値をプリンタ3へ与える。出力値は、この実施形態では8bitで構成された256階調の制御信号である。
【0023】
このように、この実施形態では、階調変換部12において、階調の減らし方を色によって切り換えることで、3色の入力信号の値の組合わせの数を少なくしているので、色補正処理に必要なメモリ13の容量を少なくすることができる。また、階調の減らし方を色によって切り換えているので、画質の劣化を少なくできる。
CPU9からCPUインターフェース15を介して主濃度・副濃度セレクタ11やメモリ13へ与えられる色選択番号は、次の「0」〜「5」のいずれかである。
【0024】
【表1】
【0025】
表1に示すように、3色のうちのいずれの色を主濃度とし、残りの2色のいずれを副濃度1とし、副濃度2とするかにより、6つのパターンが考えられる。そしてたとえばMを現像する際には、画質への影響の大きい現像色としてのMの階調は256階調に維持し、一番影響の少ないYの階調を減らせばよいから、CPUは色選択番号「2」を指定する。
なお、色選択番号の指定は、CPU9により自動的に行われてもよいし、複写する原稿の内容等によって、ユーザが操作部から色選択番号を入力し、その入力された色選択番号がCPU9から色補正処理部6へ与えられるような構成としてもよい。
【0026】
原稿画像の内容等によって、色選択番号を切り換えることにより、色補正の精度を調整することができるから、高画質なカラー複写を行えるカラー複写機とすることができる。
主濃度、副濃度1、副濃度2のパターンは、上述の6種類を必ず用意しなければならないわけではなく、たとえば色選択番号0,2,4の3種類、色選択番号1,3,5の3種類などを用意した構成であってもよい。
【0027】
さらに、階調変換部12において階調を変換する場合は、表2の従来例のように、256階調の濃度を、濃度に関係なく均等に階調を減らすやり方ではなく、表3の本発明例のように、低濃度領域での階調数が高濃度領域での階調数よりも多くなるように変換するのが望ましい。なぜなら、一般的に、低濃度領域は階調性が重視されるからである。
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
以上のように、低濃度領域での階調数が高濃度領域での階調数よりも多くなるように、256階調を32階調や16階調に変換するようにすれば、色補正処理に使用するメモリの容量を少なくしつつ、画質の向上を図ることができる。つまり、階調性の必要な部分(淡い色など特定の濃度,色)での再現性を高めることができ、高画質な複写ができるカラー複写機とすることができる。
この実施形態では、制御部2に信号変換部5が備えられていて、CCD4から出力される3色の信号R,G,Bが3色の信号C,M,Yに変換された後、色補正処理が行われるという構成を説明した。しかしながら、信号変換部5を設けることなく、各8bitで構成された3色の信号R,G,Bに対して、主濃度・副濃度セレクタ11において主濃度,副濃度1,副濃度2に選別し、副濃度1,副濃度2に設定されたR,G,Bのいずれか2つの信号をそれぞれ5bit、4bitに階調変換してもよい。そしてデータ変換部14では、3色の信号R,G,Bの値の組合わせに基づいて、メモリ13をアクセスして、その組合わせの値に対応した出力値が読み出されるような構成としてもよい。
【0031】
また図2の構成では、主濃度に設定された色信号は、入力階調と同じ階調のままデータ変換部14へ与えられる構成とした。しかしながら、入力階調が、たとえば9bitの512階調の場合等には、主濃度の色信号も、9bitのままではなく、たとえば8bitに階調を減らした後、データ変換部14に与える構成であってもよい。
以上の実施形態では、カラー複写機を例にとって説明したが、この発明は、カラープリンタ、カラーファクシミリ等の他のカラー画像形成装置にも適用できる。
【0032】
また、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるカラー複写機の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】色補正処理部の詳細を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 スキャナ
2 制御部
3 プリンタ
4 CCD
5 信号変換部
6 色補正処理部
7 レーザ
9 CPU
11 主濃度・副濃度セレクタ
12 階調変換部
13 メモリ
14 データ変換部
Claims (5)
- 3色のカラー入力信号の値の組合わせに対応した出力信号の値が記憶された記憶手段と、3色のカラー入力信号の値が与えられると、前記記憶手段から対応する出力信号の値を読み出すデータ変換手段とを有し、データ変換手段の出力に基づいて画像形成のためのレーザのパワーを制御するカラー画像形成装置において、
3色のカラー入力信号を、画質への影響度により、現像色を主濃度とし、非現像色の1つを副濃度1に、もう1つを副濃度2に区別する選別手段と、
主濃度とされた入力信号の値は入力信号と同じ第1の階調数で表現した値に、副濃度1とされた入力信号の値は第1の階調数より少ない第2の階調数で表現した値に、副濃度2とされた入力信号の値は第2の階調数よりさらに少ない第3の階調数で表現した値にと、現像色は階調を多くし、非現像色は互いに異なる減階調とする階調変換手段とを備え、
前記記憶手段には、3色のカラー入力信号の値を、それぞれ、第1,第2および第3の階調数で表現した複数の組合わせパターンと、各パターン毎に、3色の信号の値の組合わせに対応した出力信号の値が記憶されており、
前記データ変換手段は、前記選別手段の区別に対応していずれかのパターンを選び、その選んだパターンにおける3色の信号の値の組合わせに対応した出力信号の値を読み出すことを特徴とする、カラー画像形成装置。 - 前記複数のパターンには、
▲1▼第1の階調数で表現した第1の入力信号の値、第2の階調数で表現した第2の入力信号の値および第3の階調数で表現した第3の入力信号の値の組合わせ、
▲2▼第1の階調数で表現した第1の入力信号の値、第2の階調数で表現した第3の入力信号の値および第3の階調数で表現した第2の入力信号の値の組合わせ、
▲3▼第1の階調数で表現した第2の入力信号の値、第2の階調数で表現した第1の入力信号の値および第3の階調数で表現した第3の入力信号の値の組合わせ、
▲4▼第1の階調数で表現した第2の入力信号の値、第2の階調数で表現した第3の入力信号の値および第3の階調数で表現した第1の入力信号の値の組合わせ、
▲5▼第1の階調数で表現した第3の入力信号の値、第2の階調数で表現した第1の入力信号の値および第3の階調数で表現した第2の入力信号の値の組合わせ、
▲6▼第1の階調数で表現した第3の入力信号の値、第2の階調数で表現した第2の入力信号の値および第3の階調数で表現した第1の入力信号の値の組合わせ、
が含まれていることを特徴とする、請求項1記載のカラー画像形成装置。 - 前記第1,第2および第3の入力信号は、それぞれ、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)であることを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像形成装置。
- 前記カラー入力信号は、第1の階調数で表現した値であり、前記階調変換手段は、主濃度とされた入力信号の値は、そのままの値を出力することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
- 前記階調変換手段は、入力信号の値を第2の階調数および/または第3の階調数で表現した値に変換する際に、低濃度領域での階調数が高濃度領域での階調数より多くなるように階調数の分布を濃度領域によって異ならせて変換することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
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