JP3630360B2 - タンク支持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタに着脱自在に装着される薬剤散布機において、薬剤散布機をトラクタから取り外した際にスタンドにより地面に倒立して薬剤散布機に搭載される薬剤タンクを支持するタンク支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用管理機では、防除作業を行うための薬剤散布機がトラクタの後部に着脱自在に装着できるようになっている。薬剤散布機のフレーム上には薬剤タンクが搭載され、薬剤散布機をトラクタから取り外した際に薬剤タンクを支持するため、フレームには適当な幅を有するスタンドが前側と後側にそれぞれ設けられている。
【0003】
薬剤タンクはフレーム上を前後方向に移動自在であり、薬剤散布機のトラクタへの装着時には、重心をトラクタの中心部に近づける必要性から、薬剤タンクはトラクタ上を前側へスライド移動した位置に固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
薬剤散布機のトラクタからの取り外し時に薬剤タンクの支持を安定させるためには、前側スタンドと後側スタンドの前後方向の間隔を薬剤タンクの前後方向長さに応じて適切な間隔に確保しなければならないので、フレームの前後方向長さを長くせざるを得ない。そのため、薬剤散布機の装着時におけるトラクタの前後方向長さを薬剤タンクが前側に移動しているにもかかわらず長くなってしまい、トラクタの旋回スペースを増大させている。
【0005】
この発明の目的は、フレームの前後方向長さを低減しつつ、機体からの離脱時においても安定したタンクの支持が可能なタンク支持装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明のタンク支持装置(2)は、
機体(10)に対し着脱自在に装着固定される前側フレーム(16)と、
前側フレーム(16)に前後方向に移動自在に案内支持される後側フレーム(18)と、
前側フレーム(16)に対し前後方向に移動自在であり少なくとも後側フレーム(18)に重量を支持されるタンク(12)と、
前側フレーム(16)に装着される前側スタンド(22)と、
後側フレーム(18)に装着される後側スタンド(24)と
を有している。
【0007】
ここでいう「前側」及び「後側」は、あくまでタンク支持装置(2)における前側及び後側であり、機体(10)における前側及び後側とは異なる。例えば、タンク支持装置(2)が機体(10)の後側に前後方向を揃えて装着される場合はタンク支持装置(2)の前側及び後側は機体(10)の前側及び後側とそれぞれ一致するが、タンク支持装置(2)が機体(10)の前側に前後方向を揃えて装着されるような場合はタンク支持装置(2)の前側及び後側は機体(10)においてはそれぞれ後側及び前側となる。
【0008】
前側フレーム(16)による後側フレーム(18)の案内支持は、直接行っても良いし、前側フレーム(16)と後側フレーム(18)との間に中間フレームを介在させて行っても良い。同様に、後側フレーム(18)によるタンク(12)の重量支持も、直接固定等によって支持するものの他、タンク支持フレーム(20)等を介して支持するものも含まれる。
【0009】
タンク支持装置(2)の機体(10)への装着時には、前側フレーム(16)は機体(10)に固定され、後側フレーム(18)及びタンク(12)は前側フレーム(16)を介して機体(10)に重量を支持される。後側フレーム(18)は前側に移動されて前側フレーム(16)に対し引き込まれ、前側フレーム(16)及び後側フレーム(18)の合計の前後方向長さは短縮される。同様に、タンク(12)も前側に移動され、タンク支持装置(2)は、機体(10)に対する水平方向外側への突出量を低減される。一方、タンク支持装置(2)の機体(10)からの離脱時には、後側フレーム(18)は後側に移動されて前側フレーム(16)から引出され、前側フレーム(16)及び後側フレーム(18)にそれぞれ装着される前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)の前後方向の間隔は増大されて、タンク(12)の前後方向長さに応じて安定した支持が可能な間隔となる。また、タンク(12)も後側に移動されて、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)に均等に荷重が作用する重心位置に置かれる。こうして、タンク支持装置(2)を、機体(10)への装着時において水平方向外側への突出量を低減しつつ機体(10)からの離脱時において安定した支持がなされるものとすることができる。
【0010】
さらに、この発明のタンク支持装置(2)によれば、タンク(12)は後側フレーム(18)に前後方向に移動自在に案内支持される。
【0011】
タンク(12)を後側フレーム(18)に対しても前後方向に移動自在にすることにより、タンク(12)の前後方向への移動量を大きくとることができ、タンク支持装置(2)の機体(10)への装着時における水平方向外側への突出量をさらに低減させることができる。
【0012】
さらに、この発明のタンク支持装置(2)は、前側フレーム(16)に対するタンク(12)の前側及び後側への移動時にそれぞれ後方フレーム(18)をタンク(12)と連動して前側及び後側に移動させる連行手段(42,44,46)を有している。
【0013】
タンク支持装置(2)の機体(10)への装着時には、タンク(12)の前側への移動操作を行いさえすれば、連行手段(42,44,46)により同時に後側フレーム(18)の前側への移動も行われ、タンク支持装置(2)の機体(10)からの離脱時においても同様に、タンク(12)の後側への移動操作を行いさえすれば、連行手段(42,44,46)により同時に後側フレーム(18)の後側への移動も行われる。こうして、タンク(12)及び後側フレーム(18)の前後方向への移動操作を簡略化することができる。
【0014】
さらに、この発明のタンク支持装置(2)は、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)はそれぞれ前側フレーム(16)及び後側フレーム(18)に互いに異なる上下方向位置において前後方向に回動自在に軸支され、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)のうち少なくとも一方は、前側フレーム(16)及び後側フレーム(18)に対し前後方向に回動自在な保持管(74)に長手方向にスライド自在に嵌挿され、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)は起立位置又は水平格納位置に切替自在に保持される。
【0015】
タンク支持装置(2)の機体(10)への装着時には、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)によるタンク(12)の重量支持が不要であり、起立位置に保持されている前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)が地面に接触しないように、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)は前後方向に回動されて水平位置へと格納される。このとき、タンク支持装置(2)の水平方向スペースを増大させないように、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)は先端部を、タンク支持装置(2)の内側に向けて回動させ前側フレーム(16)及び後側フレーム(18)の下側に格納されるのが望ましいが、装着時には後側スタンド(18)が前側に移動しているので前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)の間隔は短くなっており、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)の互いの位置が干渉してしまう。しかし、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)のうちの保持管(74)に嵌挿されるものについては、先端部をタンク支持装置(2)の外側に向けて回動させて水平位置とさせた後、保持管(74)に対してスライドさせて前側フレーム(16)及び後側フレーム(18)の下側に収まるようにする。保持管(74)に嵌挿されないものに関しては、先端部をタンク支持装置(2)の内側に向けて回動させて水平位置とさせ前側フレーム(16)及び後側フレーム(18)の下側に収める。前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)の回動の支軸は上下方向位置が異なるため、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)の互いの位置が干渉することはなく、この水平格納位置に、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)は保持される。こうして、前側スタンド(22)及び後側スタンド(24)は、互いの位置が干渉することなく前側フレーム(16)及び後側フレーム(18)の下側にコンパクトに収納される。
【0016】
さらに、この発明のタンク支持装置(2)は、前側スタンド(16)及び後側スタンド(18)は伸縮自在とされるとともに伸縮固定手段(58,62)によってその長さを保持可能とされ、前側スタンド(16)及び後側スタンド(18)の水平格納位置への保持は伸縮固定手段(58,62)によりなされる。
【0017】
前側スタンド(16)及び後側スタンド(18)は格納の便のため伸縮自在とされるが、前側スタンド(16)及び後側スタンド(18)の長さを保持するための伸縮固定手段(58,62)に、さらに前側スタンド(16)及び後側スタンド(18)を水平格納位置に保持する機能を持たせることにより、部品点数を低減させることができる。
【0018】
さらに、この発明のタンク支持装置(2)は、機体(10)は走行車両(10)とされ、後側フレーム(18)が前側フレーム(16)に対し最縮小時にあるときの前側フレーム(16)及び後側フレーム(18)の前後方向合計長さはタンク(12)の前後方向長さより小とされる。
【0019】
タンク支持装置(2)の走行車両(10)への装着時、タンク(12)は前側に移動され、最縮小時にあるときの前側フレーム(16)及び後側フレーム(18)の前後方向合計長さがタンク(12)の前後方向長さより小とされることから、タンク支持装置(2)は走行車両(10)に対する水平方向外側への突出量を低減させ、走行車両(10)の旋回スペースを小さくすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はタンク支持装置2のトラクタ10に装着した状態を示す側面図であり、図2はタンク支持装置2の地面に倒立させた状態を示す側面図である。トラクタ10には薬剤散布機が着脱自在に装着され、薬剤散布機は、トラクタ10の前方に装着される散布部とトラクタ10の後方に装着されるタンクフレーム部とから成る。タンク支持装置2は、薬剤散布機のタンクフレーム部の一部を構成し、トラクタ10に前後方向を揃えて装着される。薬剤散布機は薬剤タンク12内に収容される薬剤をタンクフレーム部に搭載される薬剤圧送ポンプ(図示せず)によって散布部まで圧送し、散布部より薬剤を散布する。薬剤タンク12は、前部における左右方向中央部に凹所を有しており、タンク支持装置2のトラクタ10への装着時、この凹所にトラクタ10の運転席14を位置させて運転席14を取り囲んだ状態に置かれる。前側フレーム16は、トラクタ10に三点リンクを介して着脱自在に装着固定される。後側フレーム18は、前側フレーム16に嵌挿されて前後方向に移動自在に案内支持される。タンク支持フレーム20は、後側フレーム18に嵌挿されて前後方向に移動自在に案内支持される。薬剤タンク12は、タンク支持フレーム20に固定されつつ後側フレーム18上に載置され重量を支持される。前側スタンド22及び後側スタンド24は、左右方向に適当な幅を有しており、それぞれ前側フレーム16及び後側フレーム18に装着され、タンク支持装置2のトラクタからの取り外し時に薬剤タンク12を地面に支持する。
【0021】
図3は後側フレーム18に対しタンク支持フレーム20が伸び出した状態を示す側面図であり、図4は後側フレーム18に対しタンク支持フレーム20が引き込んだ状態を示す側面図である。薬剤タンク12の底部には、前後方向中間部においてローラ46を支持する支柱48が突設され、前後方向後部においてタンク固定ブラケット42が固定されている。タンク固定ブラケット42は、タンク支持フレーム20の後部に固定され、薬剤タンク12は、タンク固定ブラケット42を介してタンク支持フレーム20に固定される。後側フレーム18は、角パイプ形状をしており、上部には長手方向に沿って延びる溝が形成されている。この溝に、支柱48が挿通し、ローラ46は後側フレーム18内を転動自在とされている。後側フレーム18の後部には段部44が形成されて、後側フレーム18の段部44よりも後部側断面の上下幅はローラ46の直径よりも小とされ、ローラ46が後側フレーム18の後方から抜け落ちるのを防止する。薬剤タンク12はローラ46及びタンク支持フレーム20を介して後側フレーム18に前後方向に案内されるとともに重量を支持される。薬剤タンク12の後側には、ハンドル26が固定され、作業者がハンドル26を把持しての薬剤タンク12の前後方向への移動操作が可能となっている。後側フレーム18の下側には、ステー36が固着され、ステー36に後側スタンド24が装着される。
【0022】
図5は前側フレーム16に対し後側フレーム18が伸び出した状態を示す側面図であり、図6は前側フレーム16に対し後側フレーム18が引き込んだ状態を示す側面図である。後側フレーム18の前部には、左右にそれぞれローラ34が突設されている。前側フレーム16は角パイプ形状をしており、前側フレーム16の左右の両側部には長手方向に沿って延びつつ前端のみやや下方に傾斜する長穴30が形成される。後側フレーム18は前側フレーム16に嵌挿され、後側フレーム18の左右のローラ34は前側フレーム16の左右の長穴30にそれぞれ係合して後側フレーム18は前側フレーム16に案内支持される。さらに、前側フレーム16の後端下部には支持部材40介してローラ38が装着され、ローラ38により下方から後側フレーム18は支持される。前側フレーム16の長穴30における前端傾斜部とローラ38の間隔、及び、後側フレーム18のローラ34と段部44の間隔は等しくされており、後側フレーム18のローラ34が前側フレーム16の長穴30の前端傾斜部に係合したときに、後側フレーム18の段部44も前側フレーム16のローラ38に位置して、このとき後側フレーム18は前側フレーム16に対しやや下がるようになる。前側フレーム16の下側にはステー32が固着され、ステー32に前側スタンド22は装着される。
【0023】
タンク支持装置2をトラクタ10に装着するときの作用について説明する。前側フレーム16を三点リンクを介してトラクタ10に装着固定し、トラクタ10の床面と薬剤タンク12底面の上下方向位置を合わせた後、作業者はハンドル26を把持して薬剤タンク12を前方に移動させる力を加える。すると、ローラ46は後側フレーム18内を転動し、タンク支持フレーム20は後側フレーム18内を摺動して後側フレーム18に引き込まれ、薬剤タンク12は後側フレーム18に対し前方へ移動する。タンク固定ブラケット42が後側フレーム18の後端部に当接すると、薬剤タンク12の後側フレーム18に対する前方への移動は停止し、タンク固定ブラケット42が連行手段として後側フレーム18を薬剤タンク12と連動して前方へ移動させるようになる。後側フレーム18は、ローラ34及びローラ38の転動を伴って前側フレーム16内を前方に移動し、前側フレーム16に引き込まれる。この前側フレーム16への後側フレーム18の引き込みにより前側スタンド22及び後側スタンド24の間隔も減少する。ローラ34が長穴30の前端部に達すると、後側フレーム18及び薬剤タンク12の前側フレーム16に対する前方への移動は停止する。このとき後側フレーム18及び薬剤タンク12が前側フレーム16に対しやや下がることから、薬剤タンク12の前部はトラクタ10の床面に支持されるようになる。さらに、後述の説明のように前側スタンド22及び後側スタンド24も折りたたまれ、図1に示す状態となる。薬剤タンク12の前方への移動により、薬剤タンク12後端部のトラクタ10からの後方への突出量は低減され、また、前側フレーム16、後側フレーム18、及び、タンク支持フレーム20の合計の前後方向長さも薬剤タンク12の前後方向長さよりも短い長さに短縮されることから、タンク支持装置2の装着時におけるトラクタ10の前後方向長さも低減され、トラクタ10の旋回スペースは小さくされる。
【0024】
一方、タンク支持装置2をトラクタ10から取り外す場合は、作業者により薬剤タンク12に後ろ向きの力を加える。薬剤タンク12及びタンク支持フレーム20は、装着時とは逆に、後側フレーム18に対し後方に移動し、ローラ46が後側フレーム18段部44に当接すると、ローラ46及び段部44が連行手段となって、後側フレーム18は薬剤タンク12と連動して前側フレーム16に対し後方に移動しローラ34が長穴30の後端部に当接するまで引き出される。この前側フレーム16からの後側フレーム18の引き出しによって、前側スタンド22及び後側スタンド24の間隔は増大されて薬剤タンク12を安定して支持可能となる。この状態で、前側フレーム16はトラクタ10から離脱され、図2に示したように地面に倒立される。
【0025】
図7は前側スタンド22及び後側スタンド24が起立位置にある状態を示す側面図であり、図11は後側スタンド24の後側フレーム18への接続状態を示す拡大図である。前側スタンド22は、元側スタンドパイプ50及び先側スタンドパイプ52を有している。元側スタンドパイプ50はステー32に支軸68により前後方向に回動自在に軸支されている。元側スタンドパイプ50は、起立位置においてステー32に固定されるストッパ70により前側への回動を規制され、ピン穴72へ挿入されるピンにより後側への回動も規制されて起立状態を保持される。先側スタンドパイプ52は元側スタンドパイプ50に対し伸縮自在であり、先側スタンドパイプ52には適宣間隔で複数のピン穴60が設けられるとともに元側スタンドパイプ50の先端部にもピン穴58が設けられ、ピン穴60のいずれか一つとピン穴58の位置が一致する伸縮位置においてピン穴60及びピン穴58にピンを挿入することにより伸縮位置の固定が可能となっている。保持管74は、支軸68よりも上下方向上側に位置する支軸76によってステー36に前後方向に回動自在に軸支されている。後側スタンド24は元側スタンドパイプ54及び先側スタンドパイプ56を有しており、元側スタンドパイプ54は保持管74に長手方向にスライド自在に嵌挿されている。保持管74は後側スタンド24の起立位置においてステー36に固定されるストッパ82により前側への回動を規制され、ピン穴84へ挿入されるピンにより後側への回動も規制されて起立状態を保持される。先側スタンドパイプ56は元側スタンドパイプ54に対し伸縮自在であり、先側スタンドパイプ56には適宣間隔で複数のピン穴64が設けられるとともに元側スタンドパイプ54の先端部にもピン穴62が設けられ、ピン穴64のいずれか一つとピン穴62の位置が一致する伸縮位置においてピン穴64及びピン穴62にピンを挿入することにより伸縮位置の固定が可能となっている。前側フレーム16には補助フレーム66が固定されており、補助フレーム66には支軸68支軸76の上下方向位置とほぼ等しい位置にそれぞれピン穴86及びピン穴88が設けられており、支軸68とピン穴58との距離は支軸68とピン穴86との距離と等しくされる。
【0026】
タンク支持装置2のトラクタ10への装着時に前側スタンド22及び後側スタンド24を格納するときの作用について説明する。図8は後側スタンド24が水平位置に回動した状態を示す側面図、図9は後側スタンド24が水平位置にスライド格納された状態を示す側面図、図10は前側スタンド22及び後側スタンド24が水平位置にスライド格納された状態を示す側面図である。後側スタンド24の格納は、まず、図7の状態においてピン穴84に挿入されているピンを取り外し、後側スタンド24を保持管74とともに後側に回動させて水平状態(図8)とする。そして、ピン穴62及びピン穴64を後側スタンド24が最も縮小される位置に合わせるとともに後側スタンド24を保持管74に対して前側にスライドさせてピン穴62とピン穴88の位置を合わせてピンを挿入し、この位置に後側スタンド24を保持させる(図9)。前側スタンド22の格納は、図7の状態においてピン穴72に挿入されているピンを取り外し、前側スタンド22を後側に回動させて水平状態とし、ピン穴58及びピン穴60を前側スタンド22が最も縮小される位置に合わせ、さらに、ピン穴58とピン穴86の位置を合わせてピンを挿入し、この位置に前側スタンド22を保持させる(図10)。この水平格納位置において、前側スタンド22及び後側スタンド24は、前側フレーム16及び後側フレーム18のほぼ下側にコンパクトに収まった状態となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タンク支持装置のトラクタに装着した状態を示す側面図
【図2】タンク支持装置の地面に倒立させた状態を示す側面図
【図3】後側フレームに対しタンク支持フレームが伸び出した状態を示す側面図
【図4】後側フレームに対しタンク支持フレームが引き込んだ状態を示す側面図
【図5】前側フレームに対し後側フレームが伸び出した状態を示す側面図
【図6】前側フレームに対し後側フレームが引き込んだ状態を示す側面図
【図7】前側スタンド及び後側スタンドが起立位置にある状態を示す側面図
【図8】後側スタンドが水平位置に回動した状態を示す側面図
【図9】後側スタンドが水平位置にスライド格納された状態を示す側面図
【図10】前側スタンド及び後側スタンドが水平位置にスライド格納された状態を示す側面図
【図11】後側スタンドの後側フレームへの接続状態を示す拡大図
【符号の説明】
2 タンク支持装置
10 トラクタ(機体、走行車両)
12 薬剤タンク(タンク)
16 前側フレーム
18 後側フレーム
22 前側スタンド
24 後側スタンド
42 タンク固定ブラケット(連行手段)
44 段部(連行手段)
46 ローラ(連行手段)
58 ピン穴(伸縮固定手段)
62 ピン穴(伸縮固定手段)
74 保持管
Claims (6)
- 機体(10)に対し着脱自在に装着固定される前側フレーム(16)と、
前記前側フレーム(16)に前後方向に移動自在に案内支持される後側フレーム(18)と、
前記前側フレーム(16)に対し前後方向に移動自在であり少なくとも前記後側フレーム(18)に重量を支持されるタンク(12)と、
前記前側フレーム(16)に装着される前側スタンド(22)と、
前記後側フレーム(18)に装着される後側スタンド(24)とを有していることを特徴とするタンク支持装置。 - 前記タンク(12)は前記後側フレーム(18)に前後方向に移動自在に案内支持されることを特徴とする請求項1記載のタンク支持装置。
- 前記前側フレーム(16)に対する前記タンク(12)の前側及び後側への移動時にそれぞれ前記後側フレーム(18)を前記タンク(12)と連動して前側及び後側に移動させる連行手段(42,44,46)を有していることを特徴とする請求項1又は2記載のタンク支持装置。
- 前記前側スタンド(22)及び前記後側スタンド(24)はそれぞれ前記前側フレーム(16)及び前記後側フレーム(18)に互いに異なる上下方向位置において前後方向に回動自在に軸支され、前記前側スタンド(22)及び前記後側スタンド(24)のうち少なくとも一方は、前記前側フレーム(16)及び前記後側フレーム(18)に対し前後方向に回動自在な保持管(74)に長手方向にスライド自在に嵌挿され、前記前側スタンド(22)及び前記後側スタンド(24)は起立位置又は水平格納位置に切替自在に保持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタンク支持装置。
- 前記前側スタンド(16)及び前記後側スタンド(18)は伸縮自在とされるとともに伸縮固定手段(58,62)によってその長さを保持可能とされ、前記前側スタンド(16)及び前記後側スタンド(18)の前記水平格納位置への保持は前記伸縮固定手段(58,62)によりなされることを特徴とする請求項4記載のタンク支持装置。
- 前記機体(10)は走行車両(10)とされ、前記後側フレーム(18)が前記前側フレーム(16)に対し最縮小時にあるときの前記前側フレーム(16)及び前記後側フレーム(18)の前後方向合計長さは前記タンク(12)の前後方向長さより小とされることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のタンク支持装置。
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