JPH026728Y2 - - Google Patents

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JPH026728Y2
JPH026728Y2 JP1980110703U JP11070380U JPH026728Y2 JP H026728 Y2 JPH026728 Y2 JP H026728Y2 JP 1980110703 U JP1980110703 U JP 1980110703U JP 11070380 U JP11070380 U JP 11070380U JP H026728 Y2 JPH026728 Y2 JP H026728Y2
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seedling
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seedlings
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JP1980110703U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は乗用田植機の苗供給装置に関するもの
である。
〔従来技術〕
従来、乗用田植機に装備された補助苗載台は一
般に主苗載台に対向するように固定して設けられ
ていた。そのため補助苗載台に苗を補給する場合
には、乗用田植機を畦際まで寄せたとしてもその
畦から補助苗載台までの距離は遠いので、作業者
は圃場に入つて補給しなければならないという問
題点があつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来の問題点を解消するも
のとして例えば、実開昭55−90217号公報が提案
されている。しかし、このものは、機体の後方に
予備苗載台を揚げ卸しする構造のものであつて
も、この後方の予備苗載台と、前方の植付部との
間には操向ハンドルや運転席が配設されている機
体構造上、予備苗載台が操向ハンドルの側方まで
しか回動できず、しかも、この予備苗載台は水平
状の苗を上下方向に多数段にわたり積み重ね収納
したものであるので、この予備苗載台に収納され
た苗を主苗載台に苗供給状態に傾斜対向させるこ
とができず、迅速な苗供給ができないという欠点
があり、苗補給作業は能率的であつても苗供給作
業が非能率となり、依然として苗補給から苗供給
にわたり一連の作業能率が向上しないという問題
点があつた。
また、苗タンクの上方に水平状の苗供給状態に
対設した苗載台を、前後方向に伸縮する伸縮装置
を介して苗補給位置に移動させるものとして例え
ば、特開昭54−80821号公報が提案されている。
このものは、その多条用の苗載台全体が伸縮装置
だけで前後方向に伸縮する構造であるので、伸縮
装置の伸縮距離が非常に長くなり、苗がない機体
側から畦に向かう伸張方向の操作は比較的簡単で
あつても、伸張端に苗が載置された状態では、搭
載した補充苗の重量も加わつて重くなつた多条の
苗載台全体を、畦から機体側に向かう縮小方向の
操作が非常に困難になる上、苗載台全体が苗供給
可能状態となるよう苗タンク上方に傾斜対向され
ておらず、依然として苗補給から苗供給に至る一
連の作業能率が円滑にできないという問題点があ
つた。
そこで本考案は上述した従来装置の問題点を解
消すべく創案されたもので、左右に分割構成した
各補助苗載台を、それぞれ垂直軸を中心にして左
右各別に回動する一組の支持台上に前後移動可能
に設けることにより、補助苗載台の移動操作を簡
単となし、田植作業の能率向上をはかり得る乗用
田植機の苗供給装置を提供することを目的として
実施するものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案の乗用田植機の苗供
給装置は、座席の後部に多条の補助苗載台が横方
向に並設された走行車体部の後方に、前が高く後
が低く配設された多条の主苗載台を有する植付部
を連結した乗用田植機において、主苗載台の上方
に苗供給可能状態に傾斜対向され左右に分割構成
した補助苗載台を、主苗載台の先端近傍の略左右
対称位置に設けた左右の垂直軸を中心にして左右
各別に回動する一組の支持台上に前後移動可能に
設け、各補助苗載台を、支持台とともに主苗載台
の外側上方を通り後方に回動すると共に、支持台
上を後方に移動し苗補給待機位置となるよう構成
してなるものである。
〔作用〕
したがつて、横方向に並設され主苗載台24の
上方に苗供給可能状態に傾斜対向された多条の補
助苗載台103にあつても、この補助苗載台10
3は左右に分割形成され、主苗載台24の先端近
傍で左右対称位置に設けた左右の垂直軸8aを中
心にして左右各別に回動する一組の支持台8上に
前後移動可能に設けられているので、支持台8と
ともに主苗載台24の外側上方を通り後方に回動
される。
この回動により、補助苗載台103は長さだけ
前後方向の移動長さを短縮できる。
そして、この苗供給可能状態に対向した補助苗
載台103は、垂直軸8aを中心にして支持台8
とともに後方に回動すると共に、支持台8上を後
方に移動させるだけの操作で苗補給待機位置に移
動される。
さらには、苗が補給された後方位置の補助苗載
台103は、左右に分割された構成であるので、
単位体毎の搭載苗重量も軽くでき、垂直軸8aを
中心にして支持台8とともに前方に向ける回動操
作に併せて支持台8上を移動させるだけで簡単に
苗供給可能状態に復元される。この苗供給可能状
態では主苗載台24の上方に傾斜対向する補助苗
載台103上の苗を、下方の主苗載台24上に迅
速に供給できる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す一実施例について詳
細に説明する。
第1図〜第2図に示すように、乗用田植機は走
行車体部101、植付部102、補助苗載台10
3の各部より構成されており、この走行車体部1
01は走行フレーム5の下部前後に前輪1、後輪
2が設けられ、走行フレーム5の上部にハンドル
3、座席4を設けることにより構成されている。
また、植付部102には前が高く後が低く配設さ
れた多条用の主苗載台24と、この主苗載台24
上に供給載置された各苗を一株分に分割して田面
に植付ける多条の植付杆25とがそれぞれ設けら
れている。さらに多条用の補助苗載台103は、
走行フレーム5の後部に固設した補助苗載台フレ
ーム6の上部で座席4の後部に横方向に並設され
ているが、この補助苗載台103は、左右に分割
形成されると共に、主苗載台24の先端近傍で略
左右対称位置に設けた左右の垂直軸8aを中心に
して左右各別に回動する一組の回動フレーム8
(支持台)上に前後移動可能に設けられており、
その詳細は次のようになつている。つまり、前記
補助苗載台フレーム6は機体の左右にそれぞれ設
けられ、その上部を機体を横方向に横切る補助フ
レーム6aにより連結されており、この補助フレ
ーム6aの両端にはそれぞれボス7が固着されて
いる。回動フレーム8の端部には垂直軸8aが固
着されると共に、その側面には一対の断面コの字
形のレール8bが前後方向に延びるように設けら
れている。この回動フレーム8の垂直軸8aは軸
受9を介して左右それぞれのボス7に回動自在に
嵌挿され、一端にCピン10を設けることにより
ボス7から抜け出さないようになつている。
前記一対のレール8bにはそれぞれストツパー
用のプレート11が一端側に固着されると共に、
他端側には左右一対のレール8bを連結するプレ
ート13が固着されており、さらにレール8bの
途中には前後の2個所に板スプリング12が固着
されている。左右両側のフレーム8のレール8b
には、それぞれ左右一対の苗枠フレーム14,1
5がブラケツト16,17を介して苗供給位置で
後方へ傾斜するように載架され、主苗載台24の
上方に傾斜対向されている。
前記ブラケツト16,17の上端側は苗枠フレ
ーム14,15の下面に固着され、下端側には軸
21を介してローラ20が回転自在に設けられ、
このローラ20はCピン18により軸21から抜
け出さないようになつている。
このローラ20はレール8bの断面コの字状の
内側に嵌挿されているので、苗枠フレーム14,
15はそれぞれこのローラ20を介してレール8
bに沿つて前後に移動できるようになつている。
この時、苗枠フレーム14,15はローラ20が
板スプリング12の弾性力に抗してこれを乗り越
え、板スプリング12とプレート11との間に入
り込むとその後端位置で固定され、また反対方向
に移動させて板スプリング12とプレート11と
の間に入り込むとその前端位置で固定されること
になる。22はスクレーパーで、苗枠フレーム1
4,15の上に載置され、この苗枠フレーム1
4,15と共に移動することができる。
苗枠フレーム14,15の端部には、第7図お
よび第8図に示すようにそれぞれ断面L字形のガ
イドプレート14a,15aがそれぞれ向きを上
下方向逆にして固着されており、このようなガイ
ドプレート14a,15aにロツド23を挿入す
ることにより左右の苗枠フレーム14,15を相
互に連結するようになつている。
さて上述した装置において、補助苗載台103
におけるスクレーパー22上の苗が無くなり、新
たな苗を補給する必要が生じた時は、乗用田植機
を後進させてその植付部102を畦104に接近
させて停止し、植付部102をリフトダウンす
る。次いで運転者は、左右の苗枠フレーム14,
15を連結するロツド23をガイドプレート14
a,15aから外し、それぞれの苗枠フレーム1
4,15を、回動フレーム8と一体で垂直軸8a
を中心にして主苗載台24の上方に約90度回動し
ながらレール8bに沿つて苗補給位置にスライド
した後、後方へ約90度回転させることにより、第
1図および第3図に鎖線で示すように後方の畦際
まで苗補給状態に移動させることができる。
畦際の苗補給者は、圃場へ入ることなく畦際ま
で接近した苗補給状態にある苗枠フレーム14,
15上に、スクレーパー22ごと苗を載置するだ
けの簡単な作業で苗の補給を行うことができる。
苗の補給が終ると、運転者は上述の操作とは反
対の操作、つまり、運転者が苗が載置された苗枠
フレーム14,15を、回動フレーム8と共に垂
直軸8aを中心にして主苗載台24の上方へ約90
度回転させた後、レール8bに沿つてスライドさ
せながら、前方に約90度回転させることにより、
第1図および第3図に実線で示す元の主苗載台2
4上方に傾斜対向する苗供給位置に戻すことがで
きる。そして元の位置に戻したらロツド23を、
ガイドプレート14a,15aに掛け渡して左右
の苗枠フレーム14,15を連結し、植付作業を
開始すればよい。
主苗載台24上の苗が無くなり、新たな苗を供
給する時には、主苗載台24の上方に苗供給状態
に傾斜対向する補助苗載台103上の苗を、下方
の主苗載台102に迅速に供給できる。
なお、上述の実施例では苗を補給する際、田植
機を畦104に向かつて後退させて後方から補給
するようにしたが、畦104に対し田植機を横方
向に接近させ、苗枠フレーム14または15を90
度だけ横方向に回転させて補給するようにしても
よい。
〔考案の効果〕
上述したように本考案の乗用田植機の苗補給装
置は、座席の後部に多条の補助苗載台が横方向に
並設された走行車体部の後方に、前が高く後が低
く配設された多条の主苗載台を有する植付部を連
結した乗用田植機において、主苗載台の上方に苗
供給可能状態に傾斜対向され左右に分割構成した
補助苗載台を、主苗載台の先端近傍の略左右対称
位置に設けた左右の垂直軸を中心にして左右各別
に回動する一組の支持台上に前後移動可能に設
け、各補助苗載台を、支持台とともに主苗載台の
外側上方を通り後方に回動すると共に、支持台上
を後方に移動し苗補給待機位置となるよう構成し
てなるが故に、横方向に並設され主苗載台の上方
に苗供給可能状態に傾斜対向された多条の補助苗
載台にあつても、この補助苗載台は、左右に分割
形成されると共に、主苗載台の先端近傍で左右対
称位置に設けた左右の垂直軸を中心にして左右各
別に回動する一組の支持台上に前後移動可能に設
けられているので、支持台と共に主苗載台の外側
上方を通り前後に回動できる。これにより、補助
苗載台の長さだけ前後方向の移動長さを短縮でき
る。
また、各補助苗載台は、それぞれの垂直軸を中
心にして回動する支持台とともに主苗載台の外方
側へ回動する構成であるので、各補助苗載台の後
方への回動時に互いに干渉することなく、左右の
ものを各々単独的に、あるいは左右同時に回動さ
せる等任意に選択操作して能率よく回動させるこ
とができる。
しかも、苗供給可能状態に対向した補助苗載台
を、支持台とともに垂直軸を中心にして後方に向
ける回動操作に併せて支持台上を後方移動させる
ことにより、簡単に苗補給待機位置に移動でき、
補助苗載台への苗補給を畦から直接行うことがで
きるものでありながら、さらに、苗が補給された
後方位置の補助苗載台は、左右に分割された構成
であるので、単位体毎の搭載苗重量を軽くでき、
垂直軸を中心にして支持台とともに前方に向ける
回動操作に併せて支持台上をさせるだけで簡単に
苗供給可能状態に復元でき、この苗供給可能状態
で主苗載台の上方に傾斜対向する補助苗載台上の
苗を、下方の主苗載台に迅速に供給できるので、
補助苗載台に補給された苗の主苗載台への供給を
迅速に行うことができる。
したがつて、苗補給から主苗載台への苗供給に
至る一連の苗供給を能率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す、第1図および
第2図は苗供給装置を装備した乗用田植機の側面
図および平面図、第3図は第2図のA−A断面
図、第4図は第1図のB−B断面図、第5図は第
2図のC−C断面図、第6図は補助苗載台および
植付部の一部を示す背面図、第7図および第8図
は苗枠フレームの端部の一部を示す平面図および
側面図である。 6……補助苗載台フレーム、7……ボス、8…
…回動フレーム(支持台)、8a……垂直軸、8
b……レール、14,15……苗枠フレーム、1
6,17……ブラケツト、20……ローラ、22
……スクレーパー、24……主苗載台、25……
植付杆、102……植付部、103……補助苗載
台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 座席の後部に多条の補助苗載台が横方向に並設
    された走行車体部の後方に、前が高く後が低く配
    設された多条の主苗載台を有する植付部を連結し
    た乗用田植機において、主苗載台の上方に苗供給
    可能状態に傾斜対向され左右に分割構成した補助
    苗載台を、主苗載台の先端近傍の略左右対称位置
    に設けた左右の垂直軸を中心にして左右各別に回
    動する一組の支持台上に前後移動可能に設け、各
    補助苗載台を、支持台とともに主苗載台の外側上
    方を通り後方に回動すると共に、支持台上を後方
    に移動し苗補給待機位置となるよう構成してなる
    乗用田植機の苗供給装置。
JP1980110703U 1980-08-06 1980-08-06 Expired JPH026728Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980110703U JPH026728Y2 (ja) 1980-08-06 1980-08-06

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JP1980110703U JPH026728Y2 (ja) 1980-08-06 1980-08-06

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Publication Number Publication Date
JPS5733118U JPS5733118U (ja) 1982-02-22
JPH026728Y2 true JPH026728Y2 (ja) 1990-02-19

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ID=29471832

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JP1980110703U Expired JPH026728Y2 (ja) 1980-08-06 1980-08-06

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822173B2 (ja) * 1989-03-17 1996-03-06 株式会社クボタ 田植機の予備苗載部構造
JPH04336984A (ja) * 1991-05-13 1992-11-25 Yoshihiko Kosuge 動力式回転衝撃工具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5480821A (en) * 1977-12-06 1979-06-27 Iseki Agricult Mach Feeding device of nursery plant for rice transplanter

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312674Y2 (ja) * 1978-12-19 1988-04-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5480821A (en) * 1977-12-06 1979-06-27 Iseki Agricult Mach Feeding device of nursery plant for rice transplanter

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JPS5733118U (ja) 1982-02-22

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