JP6956690B2 - 田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、田植機において、苗植付装置の苗のせ台への苗補給の構成に関する。
田植機では、特許文献1に開示されているように、予備苗のせ台を機体の後部に支持して、予備苗のせ台を苗植付装置の苗のせ台の上部に沿って配置したものがある。
特許文献1では、予備苗のせ台に事前に苗を載置しておき、植付作業の進行に伴って苗植付装置の苗のせ台の苗が少なくなると、植付作業を一時中断するのであり、苗のせ台の上部を予備苗のせ台の左右方向の位置に合わせるようにして、苗のせ台を停止させる。
これにより、予備苗のせ台の苗を後側に押し出すことによって、苗を予備苗のせ台から苗のせ台の上部に移動させることができるのであり、苗のせ台への苗の補給が行える。
特開2012−244911号公報
特許文献1では、苗植付装置において往復横送り駆動される苗のせ台に対して、予備苗のせ台は機体に位置固定の状態である。
これにより、予備苗のせ台の苗を苗のせ台の上部に移動させる場合、植付作業を一時中断する必要があり、苗のせ台の上部を予備苗のせ台の左右方向の位置に合わせるようにして、苗のせ台を停止させる必要があるので、苗のせ台への苗の補給の作業性の面で改善の余地がある。
本発明は、田植機において、苗のせ台への苗の補給の作業性を向上させることを目的としている。
本発明の田植機は、
機体の後部から後側に延出された昇降機構と、
左右方向に沿って往復横送り駆動される苗のせ台が設けられて、前記昇降機構に支持された苗植付装置と、
機体の後部に設けられた予備苗のせ台とが備えられ、
前記予備苗のせ台を左右方向に往復移動自在に機体に支持する移動支持機構と、
前記予備苗のせ台と前記苗のせ台とを接続して、前記苗のせ台の横移動を前記予備苗のせ台に伝達し、前記予備苗のせ台を前記苗のせ台と一緒に横移動させ、且つ、前記予備苗のせ台の苗を前記予備苗のせ台から前記苗のせ台の上部に案内する連動部材とが備えられ、
前記連動部材は、前記昇降機構による前記苗植付装置の昇降が前記予備苗のせ台に対して許容されるように、前記予備苗のせ台に上下に揺動自在に支持され、且つ、前記予備苗のせ台と前記苗のせ台との接続が解除されるように、前記苗のせ台から上側に離れる位置に揺動操作可能である。
本発明によると、予備苗のせ台が左右方向に往復移動自在に機体に支持されて、予備苗のせ台と苗のせ台とが連動部材により接続されるのであり、苗のせ台が往復横送り駆動されるのに伴って、予備苗のせ台も苗のせ台と一緒に左右方向に往復移動する。
これにより、植付作業中において(苗のせ台が往復横送り駆動されている状態において)、予備苗のせ台と苗のせ台とを、予備苗のせ台から苗のせ台への苗の移動が可能な位置関係に維持することができる。
従って、植付作業中において(苗のせ台が往復横送り駆動されている状態において)、予備苗のせ台の苗を連動部材から苗のせ台の上部に移動させることができるのであり、植付作業の中断を少なく抑えながら、苗のせ台への苗の補給を容易に行うことができるようになって、苗のせ台への苗の補給の作業性を向上させることができる。
田植機では、苗植付装置が、昇降機構を介して昇降自在に機体に支持されることが多くある。
本発明によると、予備苗のせ台と苗のせ台とが連動部材により接続されている状態において、苗植付装置が昇降操作されても、予備苗のせ台に対して連動部材が上下に揺動することにより、苗植付装置の昇降が許容されるので、予備苗のせ台及び連動部材の規制を受けることなく、苗植付装置の昇降操作を無理なく行うことができる。
本発明において、
苗を支持する支持姿勢と、前記支持姿勢に対して後下がり状態となり、前記予備苗のせ台の苗を前記連動部材から前記苗のせ台に移動させる補給姿勢とに、前記予備苗のせ台を姿勢変更自在に支持する姿勢変更機構が備えられていると好適である。
本発明によると、予備苗のせ台の苗を連動部材から苗のせ台に移動させる場合、予備苗のせ台を後下がり状態の補給姿勢に姿勢変更することにより、苗の自重を利用して、予備苗のせ台の苗を連動部材から苗のせ台の上部に無理なく移動させることができる。
本発明において、
前記移動支持機構は、
左右方向に沿って前記機体に支持された支持レールと、
前記予備苗のせ台に設けられて、前記支持レールに沿って転がることにより前記予備苗のせ台を前記支持レールに沿って移動自在に支持する支持ローラーとを有し、
前記姿勢変更機構は、
前記支持ローラーが、前記支持レールに沿って転がらずに、前記支持レールの左右方向の軸芯周りに、前記支持レールの周囲に沿って摺動することにより、前記予備苗のせ台を前記支持姿勢と前記補給姿勢とに姿勢変更すると好適である。
本発明によると、機体に支持された支持レールと、予備苗のせ台を支持する支持ローラーとを、移動支持機構に設けた場合、移動支持機構の支持ローラーが姿勢変更機構の一部に兼用されることになる。
これにより、移動支持機構と姿勢変更機構とにおいて、部材の兼用化を図ることができて、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
本発明において、
前後方向の軸芯周りに回転可能な球体形状のローラーが、前記予備苗のせ台に設けられ、
前記ローラーが前記前後方向の軸芯周りに回転することにより、前記ローラーに載置された苗が、前記予備苗のせ台を左右方向に移動可能であり、前記ローラーに載置された苗が、前記ローラーの表面を滑ることにより、前記予備苗のせ台から前記連動部材及び前記苗のせ台に移動可能であると好適である。
本発明において、
前記苗のせ台の上部に設けられて、苗の存否を検出する上部苗センサーと、
前記苗のせ台の下部に設けられて、苗の存否を検出する下部苗センサーとが備えられていると好適である。
本発明によると、例えば苗のせ台において、上部苗センサー及び下部苗センサーの両方が苗を検出していると、苗のせ台に十分な量の苗が載置されていると判断できる。植付作業の進行に伴って、上部苗センサーが苗を検出しなくなると、苗のせ台の苗が少し消費されたと判断できるので、作業者は予備苗のせ台に苗を載置する等の準備を行えばよい。
次に植付作業の進行に伴って、下部苗センサーが苗を検出しなくなると、苗のせ台の苗が消費されて、苗のせ台に苗を補給すべき状態であると判断できるので、予備苗のせ台の苗を連動部材から苗のせ台に移動させればよい。
本発明によると、苗のせ台に苗を補給すべき状態になる前に、予備苗のせ台に苗を載置する等の準備を行うべき時期を適切に認識することができ、事前に準備を適切に行うことができるので、苗のせ台に苗を補給すべき状態になった際に、予備苗のせ台の苗を苗のせ台の上部に無理なく移動させることができる。
田植機の左側面図である。 田植機の平面図である。 予備苗のせ台及び連動部材の付近の左側面図である。 支持レールの付近の平面図である。 発明の実施の第1別形態において、田植機の平面図である。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、機体11の作業走行時における前進側の進行方向が「前」であり、後進側の進行方向が「後」である。前後方向での前向き姿勢を基準として右側に相当する方向が「右」であり、左側に相当する方向が「左」である。
(乗用型田植機の全体構成)
図1及び図2に示すように、田植機は、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を備えた機体11の後部に、リンク機構3(昇降機構に相当)が支持されて後側に延出されて、リンク機構3を昇降操作する油圧シリンダ4(昇降機構に相当)が備えられており、リンク機構3の後部に苗植付装置5が支持されている。
機体11の左右中央部に運転座席12が設けられ、カバー13が操縦ハンドル14の前側に設けられて、前輪1を操向操作する操縦ハンドル14が、カバー13の上部に設けられている。
機体11に支持されたフロア15の右部の前部及び左部の前部に、支持フレーム16が上下方向に沿って配置されて、機体11に連結されている。複数の固定予備苗のせ台17が、支持フレーム16に支持されている。
(苗植付装置の構成)
図1及び図2に示すように、苗植付装置5は、左右方向に所定間隔を置いて配置された植付伝動ケース6、植付伝動ケース6の後部の右部及び左部に回転自在に支持された回転ケース7、回転ケース7の両端に備えられた植付アーム8、フロート9、苗のせ台10等を備えており、6条型式に構成されている。
苗植付装置5において、苗のせ台10が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース7が回転駆動され、苗のせ台10の下部から植付アーム8が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
苗のせ台10に、苗が載置される6つの苗のせ面10aと、隣接する苗のせ面10aを仕切る縦壁状の仕切り部10bとが設けられている。
ベルト型式の縦送り機構18が、苗のせ台10の苗のせ面10aの下部に設けられておち、苗のせ台10が往復横送り駆動の右端部又は左端部に達すると、縦送り機構18が所定ストロークだけ作動して、苗のせ台10(苗のせ面10a)の苗が下側に送られる。
苗が接触することにより苗の存否を検出する上部苗センサー19が、苗のせ台10の苗のせ面10aの上部に設けられている。苗が接触することにより苗の存否を検出する下部苗センサー20が、苗のせ台10の苗のせ面10aの下部に設けられている。
(機体の後部に設けられた予備苗のせ台の構成)
図1及び図2に示すように、機体11の後部において、運転座席12の後側に位置するように、予備苗のせ台21が設けられている。
予備苗のせ台21に、苗のせ台10の横幅と同じ横幅を備えた横長状の支持部22が設けられており、球体形状の多数のローラー23が、前後方向の軸芯周りに自由回転自在に支持部22に設けられている。
図3及び図4に示すように、機体11の後部の機体フレーム24に、丸パイプ状の支持レール25(移動支持機構に相当)が、支持フレーム26により左右方向に沿って支持されている。支持部22の下部に支持板27が連結され、支持板27の下部にチャンネル状のブラケット28が連結されている。
鼓状の支持ローラー29(移動支持機構に相当)(姿勢変更機構に相当)が用意され、上及び下の支持ローラー29が、ブラケット28に前後方向の軸芯周りに自由回転自在に支持されており、上及び下の支持ローラー29により支持レール25が上下から挟まれている。
以上の構造により、予備苗のせ台21が、支持レール25及び支持ローラー29によって、左右方向に往復移動自在に、機体11の後部に支持されている。
上及び下の支持ローラー29は、支持レール25に沿って転がりながら移動することに加えて、支持レール25に沿って転がらずに、支持レール25の左右方向の軸芯P1周りに、支持レール25の周囲に沿って摺動することが可能である。下の支持ローラー29をブラケット28から取り外すことによって、予備苗のせ台21を支持レール25から取り外すことができる。
これにより、予備苗のせ台21は、上及び下の支持ローラー29により、支持姿勢A1と、支持姿勢A1に対して後下がり状態となる補給姿勢A2とに姿勢変更自在に支持されている。
丸棒状のストッパー30が、機体フレーム24の後部に左右方向に沿って支持されており、補給姿勢A2に操作された予備苗のせ台21(支持板27)がストッパー30に当たることにより、予備苗のせ台21が補給姿勢A2に保持される。
(連動部材の構成)
図1,2,3に示すように、連動部材31が、予備苗のせ台21の後部の左右方向の軸芯P2周りに上下に揺動自在に支持されている。
連動部材31は、平板状に構成されて、苗のせ台10の1つの苗のせ面10aの横幅を備えており、連動部材31の後部に、切り欠き状の凹部31aが形成されている。苗のせ台10の苗のせ面10aの各々に対応するように、6つの連動部材31が予備苗のせ台21に支持されている。
連動部材31を下側に揺動させると、連動部材31が苗のせ台10の苗のせ面10aに入り込み、連動部材31の右端部及び左端部が、苗のせ台10の仕切り部10bに接する状態となって、予備苗のせ台21と苗のせ台10とが接続された状態となる。
連動部材31により予備苗のせ台21と苗のせ台10とが接続された状態において、苗のせ台10が往復横送り駆動されると、苗のせ台10の横移動が連動部材31を介して予備苗のせ台21に伝達されて、予備苗のせ台21と苗のせ台10とが一緒に横移動する状態となる。
苗のせ台10の苗のせ面10aに、上下方向に沿って突部(図示せず)が形成されており、苗のせ台10(苗のせ面10a)の苗が下側に移動し易いように構成されている。連動部材31を下側に揺動させて苗のせ台10の苗のせ面10aに入り込ませた場合、連動部材31の凹部31aに、苗のせ台10の苗のせ面10aの突部が入り込むことにより、予備苗のせ台21と苗のせ台10との接続が、より確実なものとなる。
連動部材31を下側に揺動させて苗のせ台10の苗のせ面10aに入り込ませた場合、連動部材31の凹部31aに、上部苗センサー19が入り込む状態となるのであり、連動部材31が上部苗センサー19に接触することはない。
前述の(機体の後部に設けられた予備苗のせ台の構成)に記載のように、予備苗のせ台21を補給姿勢A2に操作すると、これに伴って連動部材31が、苗のせ台10の苗のせ面10aに沿って下側に移動する。このような状態になっても、上部苗センサー19が連動部材31の凹部31aの奥に入り込むだけで、連動部材31が上部苗センサー19に接触することはない。
(右及び左の苗補給機構の構成)
図1及び図2に示すように、機体11の右部及び左に、右及び左の苗補給機構32が設けられている。
苗補給機構32に、苗のせ台10の1つの苗のせ面10aの横幅と同じ横幅を備えた縦長状の支持部33が設けられており、複数の搬送ベルト34と、搬送ベルト34を回転駆動する電動モータ(図示せず)とが設けられている。
支持部33は、中央部分が少し高くなる側面視で山形状に構成されており、支持部33の前部が支持フレーム16に連結され、支持部33の後部が支持フレーム35により機体フレーム24に連結されている。右及び左の支持部33の後端部が、予備苗のせ台21の右部の前端部及び左部の前端部に近接している。
作業者が機体11に乗降する場合、カバー13と右の支持フレーム16(苗補給機構32)との間、カバー13と左の支持フレーム16(苗補給機構32)との間、右の苗補給機構32の下側、左の苗補給機構32の下側を通ればよい。
フロア15において、運転座席12の右前部及び左前部の下側の部分に、右及び左の作動ペダル36が設けられている。
右の作動ペダル36を踏み操作すると、右の苗補給機構32の電動モータが作動して、右の苗補給機構32の搬送ベルト34が後側に回転駆動され、右の作動ペダル36の踏み操作を止めると、右の苗補給機構32の電動モータ(搬送ベルト34)が停止する。
左の作動ペダル36を踏み操作すると、左の苗補給機構32の電動モータが作動して、左の苗補給機構32の搬送ベルト34が後側に回転駆動され、左の作動ペダル36の踏み操作を止めると、左の苗補給機構32の電動モータ(搬送ベルト34)が停止する。
(植付作業における苗のせ台への苗の補給状態)
植付作業を開始する場合、図1,2,3に示すように、苗のせ台10の苗のせ面10aの各々に十分な苗を載置し(上部苗センサー19及び下部苗センサー20の両方が苗を検出する状態)、固定予備苗のせ台17と右及び左の苗補給機構32に十分な苗を載置して、植付作業を開始する。
この場合、予備苗のせ台21は支持姿勢A1に操作しておき、連動部材31は、上側に揺動させて苗のせ台10の苗のせ面10aから上側に外しておく。これにより、苗のせ台10が往復送り駆動されても、予備苗のせ台21は支持姿勢A1で停止している。
畦際での旋回時等のように、苗植付装置5が昇降操作されても、苗のせ台10が予備苗のせ台21及び連動部材31に干渉することはない。
例えば、苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aの苗が少し消費されて、苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aの上部苗センサー19が、苗を検出しない状態になったとする。
このような状態になると、警報ブザー(図示せず)が作動し、操縦パネル(図示せず)に表示される。
作業者は、植付作業を継続しながら、右(左)の作動ペダル36を踏み操作して、右(左)の苗補給機構32の搬送ベルト34を作動させて、右(左)の苗補給機構32の苗を予備苗のせ台21の右部(左部)に送り込む。
作業者は、植付作業を継続しながら、予備苗のせ台21の右部(左部)に送り込まれた苗を、手で押して、苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aに対応する予備苗のせ台21の位置に移動させる。
次に、苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aの連動部材31を、下側に揺動させて、苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aに入り込ませる。これにより、連動部材31により予備苗のせ台21と苗のせ台10とが接続された状態となって、予備苗のせ台21と苗のせ台10とが一緒に横移動する状態となる。
畦際での旋回時等のように、苗植付装置5が昇降操作されても、苗のせ台10の昇降に伴って、連動部材31が予備苗のせ台21の軸芯P2周りに上下に揺動する。これによって、予備苗のせ台21に対して苗植付装置5(苗のせ台10)の昇降が許容されるのであり、予備苗のせ台21及び連動部材31の規制を受けることなく、苗植付装置5(苗のせ台10)の昇降操作が無理なく行われる。
次に、苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aの苗がさらに消費されて、苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aの下部苗センサー20が、苗を検出しない状態になると、警報ブザー(図示せず)が作動し、操縦パネル(図示せず)に表示される。
これにより、作業者は、植付作業を継続しながら、予備苗のせ台21を補給姿勢A2に操作して、予備苗のせ台21の苗を下側に移動させ、連動部材31から、苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aの上部に移動させる。
予備苗のせ台21において、ローラー23は、前後方向の軸芯周りに回転するものであるが、球体形状であるので、予備苗のせ台21の苗は、ローラー23の表面を滑りながら下側に無理なく移動する。
苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aに、苗をさら補給する場合、連動部材31を、上側に揺動させて苗のせ台10の苗のせ面10aから上側に外して、前述と同じ操作を行えばよい。
右及び左の苗補給機構32に苗が無くなった場合、植付作業を一時中断し、機体11を停止させて、固定予備苗のせ台17の苗を右及び左の苗補給機構32に載置する。
(発明の実施の第1別形態)
予備苗のせ台21及び苗補給機構32を、図5に示すように構成してもよい。
予備苗のせ台21を、苗のせ台10の全ての苗のせ面10aに亘るように構成するのではなく、図5に示すように、苗のせ台10の右の2つの苗のせ面10aに対応する右の予備苗のせ台21及び連動部材31と、苗のせ台10の左の2つの苗のせ面10aに対応する左の予備苗のせ台21及び連動部材31とが設けられる。
右及び左の予備苗のせ台21は、各々独立に左右方向に往復移動自在に、移動支持機構(支持レール25)によって支持される。ローラー23は左右方向の軸芯周りに、自由回転自在に支持されている。
右の予備苗のせ台21に対応して苗を2列に支持可能な右の苗補給機構32と、左の予備苗のせ台21に対応して苗を2列に支持可能な左の苗補給機構32とが設けられる。
苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aにおいては、予備苗のせ台21及び苗補給機構32を使用せずに、作業者が、固定予備苗のせ台17や右及び左の苗補給機構32から、苗を手で取り出して、苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aに補給する。
(発明の実施の第2別形態)
苗を左右方向に送る搬送ベルト(図示せず)、及び搬送ベルトを回転駆動する電動モータ(図示せず)を、予備苗のせ台21に設けて、苗が苗補給機構32から予備苗のせ台21に送り込まれた後、苗のせ台10の所望の苗のせ面10aに対応する予備苗のせ台21の位置に、苗が搬送ベルトにより送られるように構成してもよい。
(発明の実施の第3別形態)
予備苗のせ台21が、電動モータ(図示せず)により支持姿勢A1及び補給姿勢A2に操作されるように構成してもよい。
(発明の実施の第4別形態)
連動部材31及び苗のせ台10(苗のせ面10a)において、一方に係合用の凸部(図示せず)を設け、他方に係合用の凹部(図示せず)を設けて、連動部材31を下側に揺動させると、凸部が凹部に入り込むことにより、予備苗のせ台21と苗のせ台10とが接続された状態となるように構成してもよい。
(発明の実施の第5別形態)
予備苗のせ台21及び連動部材31を、以下の説明のように構成してもよい。
予備苗のせ台21を、機体11の機体フレーム24に固定して、予備苗のせ台21が左右方向に移動せず、且つ、支持姿勢A1に固定されるようにする。
連動部材31を、機体11の左右方向に移動自在に支持し、水平姿勢及び後下がりの傾斜姿勢に姿勢変更自在に支持する。連動部材31を苗のせ台10に接続される状態、及び接続が解除された状態に設定できるように構成する。
以上の構成により、先ず連動部材31を、水平姿勢に設定し、連動部材31と苗のせ台10との接続を解除して、植付作業を開始する。
次に上部苗センサー19が苗を検出しない状態になると、右(左)の苗補給機構32の苗を、予備苗のせ台21に送り込み、予備苗のせ台21から水平姿勢の連動部材31に送り込む。連動部材31を苗のせ台10に接続される状態として、水平姿勢の連動部材31と苗のせ台10とが一緒に横移動する状態とする。
次に下部苗センサー20が、苗を検出しない状態になると、水平姿勢の連動部材31を傾斜姿勢に操作して、連動部材31の苗を苗のせ台10の苗のせ面10aの上部に移動させる。
(発明の実施の第6別形態)
GPS装置及び自動走行装置を装備して、無人で自動的に走行する無人田植機としてもよい。この場合、上部苗センサー19及び下部苗センサー20に基いて、右(左)の苗補給機構32(搬送ベルト34)、予備苗のせ台21及び連動部材31が自動的に作動操作されるように構成すればよい。
本発明は、6条型式の田植機ばかりではなく、4条型式や8条型式、10条型式の田植機にも適用できるのであり、施肥装置や薬剤散布装置を装備した田植機にも適用できる。
3 リンク機構(昇降機構)
4 油圧シリンダ(昇降機構)
5 苗植付装置
10 苗のせ台
11 機体
19 上部苗センサー
20 下部苗センサー
21 予備苗のせ台
23 ローラー
25 支持レール(移動支持機構)
29 支持ローラー(移動支持機構)(姿勢変更機構)
31 連動部材
A1 支持姿勢
A2 補給姿勢


Claims (5)

  1. 機体の後部から後側に延出された昇降機構と、
    左右方向に沿って往復横送り駆動される苗のせ台が設けられて、前記昇降機構に支持された苗植付装置と、
    機体の後部に設けられた予備苗のせ台とが備えられ、
    前記予備苗のせ台を左右方向に往復移動自在に機体に支持する移動支持機構と、
    前記予備苗のせ台と前記苗のせ台とを接続して、前記苗のせ台の横移動を前記予備苗のせ台に伝達し、前記予備苗のせ台を前記苗のせ台と一緒に横移動させ、且つ、前記予備苗のせ台の苗を前記予備苗のせ台から前記苗のせ台の上部に案内する連動部材とが備えられ、
    前記連動部材は、前記昇降機構による前記苗植付装置の昇降が前記予備苗のせ台に対して許容されるように、前記予備苗のせ台に上下に揺動自在に支持され、且つ、前記予備苗のせ台と前記苗のせ台との接続が解除されるように、前記苗のせ台から上側に離れる位置に揺動操作可能である田植機。
  2. 苗を支持する支持姿勢と、前記支持姿勢に対して後下がり状態となり、前記予備苗のせ台の苗を前記連動部材から前記苗のせ台に移動させる補給姿勢とに、前記予備苗のせ台を姿勢変更自在に支持する姿勢変更機構が備えられている請求項1に記載の田植機。
  3. 前記移動支持機構は、
    左右方向に沿って前記機体に支持された支持レールと、
    前記予備苗のせ台に設けられて、前記支持レールに沿って転がることにより前記予備苗のせ台を前記支持レールに沿って移動自在に支持する支持ローラーとを有し、
    前記姿勢変更機構は、
    前記支持ローラーが、前記支持レールに沿って転がらずに、前記支持レールの左右方向の軸芯周りに、前記支持レールの周囲に沿って摺動することにより、前記予備苗のせ台を前記支持姿勢と前記補給姿勢とに姿勢変更する請求項2に記載の田植機。
  4. 前後方向の軸芯周りに回転可能な球体形状のローラーが、前記予備苗のせ台に設けられ、
    前記ローラーが前記前後方向の軸芯周りに回転することにより、前記ローラーに載置された苗が、前記予備苗のせ台を左右方向に移動可能であり、前記ローラーに載置された苗が、前記ローラーの表面を滑ることにより、前記予備苗のせ台から前記連動部材及び前記苗のせ台に移動可能である請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の田植機。
  5. 前記苗のせ台の上部に設けられて、苗の存否を検出する上部苗センサーと、
    前記苗のせ台の下部に設けられて、苗の存否を検出する下部苗センサーとが備えられている請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の田植機。
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