JP3629601B2 - 電気ホイスト - Google Patents

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JP3629601B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、万が一の停電時においても荷役作業を中断することなく、一時的に駆動させることが出来るようにした電気ホイストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気ホイストを用いたクレーンの荷役作業時において、万が一停電が発生した場合には、再送電されるまで一時的に作業を中断せざるを得ないのが通例である。しかしながら、停電時においても、速やかな対応を迫られる場合が有る。例えば、リフティングマグネット(励磁することにより、鋼片・鋼塊等を吸着し、消磁することによりこれらを離す機能を有する吊具)を使用したクレーンにおいては、停電後の所要時間(約10分程度)は、搭載されている非常用電源にてリフティングマグネットに荷を一時的に保持させることが出来るが、保持時間の経過後には荷が落下することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような荷の落下を防止する為に、荷が保持されている間に何等かの手段で荷を着床させる必要が生じる。また、メッキ処理作業や熱処理作業においても、停電によって作業を一時、中断すると、加工品の品質にバラツキが生じたり、不良品を発生したりすることがある。
【0004】
このような状況下においても、従来の電気ホイストにおいては、特に停電時の荷役作業については、構造的な配慮は成されていない。そして、どうしても荷を着床させる必要が有る場合には、緊急手段としてブレーキを手動で小きざみに開放作動させ、インチング(微少移動)操作によって荷の自重により降下させていた。このように、従来技術においては、停電時に吊っている荷を着床させる作業は、非常に危険を伴うという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、交流電源で駆動される主電動機の他に、直流電源で駆動される補助の直流電動機を備えることにより、停電時には自己保持させた直流電源によって直流電動機を駆動させ、吊っている荷を安全に巻上げ、巻下げをし、且つ迅速に荷役作業が出来るようにすると共に、停電時巻上駆動部の駆動力を、確実に通常時巻上駆動部系に伝達するようにした電気ホイストを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、ワイヤロープを巻回したワイヤドラムを回転駆動させて荷を巻き上げるようにした電気ホイストにおいて、前記ワイヤドラムの駆動機構を、三相交流電源で駆動するようにした通常時巻上駆動部と、自己保持した直流電源で駆動するようにした停電時巻上駆動部とで構成し、前記通常時巻上駆動部のブレーキ装置で兼用したクラッチ機構を介して、前記停電時巻上駆動部の駆動力を通常時巻上駆動部系に伝達するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
このように構成した本発明では、荷を巻き上げるためのワイヤロープを巻回したワイヤドラムを回転駆動させる駆動機構を、通常時巻上駆動部と停電時巻上駆動部とで構成し、通常時は、巻上駆動部を三相交流電源で駆動させ、停電時は、巻上駆動部を自己保持した直流電源で駆動させる。また、停電時巻上駆動部の駆動力を通常時巻上駆動部系に伝達するために、両者の間にクラッチ機構を介装させるが、このクラッチ機構を通常時巻上駆動部のブレーキ装置で兼用させる。従って、通常時巻上駆動部のブレーキ装置は、制動した状態では、通常時巻上駆動部と停電時巻上駆動部とが一体化して連動するようになるので、このブレーキ装置を介して駆動力を確実に伝達させる。
【0012】
【実施例】
次に、本発明の一実施例を図1ないし図5に基づいて説明する。図1は電気ホイスト1の要部の断面図であり、図2はその全体を示す図である。図3及び図4は図1を分割、かつ、拡大して示したものであり、図5は電気ホイスト1の駆動機構を略図的に示したブロック図である。なお、実施例は図3及び図4を中心にして説明する。
【0013】
電気ホイスト1の駆動機構は、図5に示すように、三相交流電源ACで駆動される通常時巻上駆動部2と、三相交流電源ACから充電器Cを介して得られる直流電源DCで駆動される停電時巻上駆動部3とから概略構成されている。なお、前記直流電源DCはバッテリーで構成されている。
【0014】
そして、通常時巻上駆動部2は、図1及び図5で示すように、主電動機である第1電動機M(三相かご型誘導電動機)と、この第1電動機M の回転力を制動させるブレーキ装置である第1ブレーキ装置B と、第1電動機M の回転力を減速させる第1減速装置G とから構成されている。尚、第1ブレーキ装置B は、停電時巻上駆動部3から通常時巻上駆動部2へ動力を伝達するクラッチ機能も備えている。
【0015】
また、停電時巻上駆動部3は、直流電動機で構成される第2電動機M と、この第2電動機M の回転力を制動させる第2ブレーキ装置B (直流ブレーキ)と、第2電動機M の回転力を減速させる第2減速装置G とから構成されている。
【0016】
そして、これら第1電動機M1 、第1ブレーキ装置B1 及び第1減速装置G1 は、ワイヤドラム4と同軸線上に連結されており、第2電動機M2 、第2ブレーキ装置B2 及び第2減速装置G2 は、通常時巻上駆動部2と軸部を平行させて結合されている。
【0017】
また、ワイヤドラム4の外周部には、図5に示すように、外周面に一端を固着させたワイヤロープ5が巻回されている。ワイヤロープ5の他端は、フックブロック6を介してドラムケース7に固着されている。
【0018】
次に、電気ホイスト1を構成する個々の部材について説明する。まず、通常時巻上駆動部2の第1電動機M1 の詳細を図3に基づいて説明する。第1電動機M1 のケーシングは、略筒状のモータケース8と、このモータケース8の一側(第1減速装置G1 側)にボルト9で固定したモータフレーム10(図6をも参照)と、他側にボルト11で固定したブレーキケース12(図7をも参照)とから概略構成されている。
【0019】
モータケース8の内側には、ステータコア13が固定されており、ステータコア13の内側には、モータフレーム10及びブレーキケース12に設けたボールベアリング14,15に回転自在に支持されたロータ軸16及びこのロータ軸16の外周部に取付けたロータコア17が収容されている。なお、符号18で示すものはステータコイルである。
【0020】
次に、第1電動機M のモータフレーム10側に装着した第1減速装置G 及びワイヤドラム4について説明する。第1減速装置G は、ギヤケース20(図6をも参照)の内部に数段の減速歯車を収納させて、第1電動機M の回転を減速させるものである。このギヤケース20の取り付けは、ギヤケース20の大径部20aの縁部を、前記モータフレーム10とドラムケース7間に挟持させ、挿通ボルト19によって固定される。そして、ギヤケース20の小径部20b の略全体は、ワイヤドラム4の側面内側に入るように取り付けられている。
【0021】
上記ワイヤドラム4は、ギヤケース20に設けたボールベアリング21と、図2に示すように、エンドブラケット22に設けたボールベアリング23とにより回転自在に支持されている。なお、ワイヤドラム4の外周部はドラムケース7によって覆われている。
【0022】
次に、第1減速装置G1 の減速歯車を図3及び図6に基づいて説明する。第1減速装置G1 の入力部となる第1電動機M1 側の軸芯部には、第1ギヤ24が位置している。この第1ギヤ24の一端には、第1ギヤ24より小径のスプライン24a を同軸に形成し、このスプライン24a をロータ軸16に穿設したスプライン溝にスプライン嵌合させることによって、第1電動機M1 と第1減速装置G1 の第1ギヤ24とが接続されている。
【0023】
第1ギヤ24には、2個の第2ギヤ25が噛合している。この第2ギヤ25に同軸、かつ一体に刻設された第3ギヤ26は、第1ギヤ24と同軸線上に設けられた第4ギヤ27に噛合している。また、第4ギヤ27に同軸、かつ一体に刻設された第5ギヤ28は3個設けられた第6ギヤ29(遊星歯車)に噛合し、第6ギヤ29はギヤケース20の小径部20b の内側に設けられた第7ギヤ(インターナルギヤ)30に噛合している。なお、第6ギヤ29はワイヤドラム4に固定した第6ギヤピン31にローラベアリング32を介して取付けられている。
【0024】
また、第2ギヤ25及び第3ギヤ26は、ボールベアリング34とローラベアリング35によって支持されており、第4ギヤ27及び第5ギヤ28は、ボールベアリング36とローラベアリング37によって支持されている。このような結合によって、第1電動機M1 の回転力は、第1減速装置G1 によって減速された後、ワイヤドラム4に伝達されることになる。
【0025】
次に、第1電動機M1 の第1ブレーキ装置B1 を図3及び図7に基づいて説明する。第1ブレーキ装置B1 のケーシングは、ブレーキケース12と、このブレーキケース12にボルト38で固定したブレーキカバー39とから概略構成されている。このブレーキケース12の内部のボス部12a には、2個のボールベアリング40を介してライニングケース41が回転自在に装着されている。
【0026】
このライニングケース41の背面部には、後述する第2減速装置を構成する大ギヤ42がボルト43によって一体に固定されている。そして、ライニングケース41の内部で、かつ、ライニングケース41の軸芯部に突出した第1電動機M1 のロータ軸16の先端部には、外周に歯部を形成したライニングボス44が固定されている。このライニングボス44の歯部には、中間板45を挟んで、内周に歯部を設けた2枚のブレーキライニング46が噛合取付けられている。したがって、2枚のブレーキライニング46は、ロータ軸16の回転時にはロータ軸16と一体に回転するが、軸方向には多少の距離だけ摺動することができるようになっている。
【0027】
また、ブレーキカバー39の軸芯部には、ロータ軸16の端面に対向して軸部47が設けられている。この軸部47には、ベアリングアダプタ48及びボールベアリング49を介して、ブレーキライニング46に対向するブレーキシュー50が取付けられている。そして、このブレーキシュー50の一部を覆うようにしたライニングカバー51が、ボルト51a によってライニングケース41に取付けられている。
【0028】
また、ライニングカバー51及びライニングケース41間には、軸部47に平行なピン52の軸端が保持されている。このピン52は、前記ブレーキシュー50及び中間板45の外周部に設けられた挿通孔50a 及び45a 内を挿通している。したがって、ブレーキシュー50及び中間板45は、回転は規制されるが、軸方向に多少の距離だけ摺動することができるようになっている。
【0029】
さらに、ブレーキカバー39には、セットボルト54によって固定鉄心53が取り付けられている。この固定鉄心53とブレーキシュー50との間には、可動鉄心55が設けられる。この可動鉄心55の取り付けは、軸部47の一端部に螺設されたねじ部47a (図7参照)に螺合して一体化され、回り止め金具57によって回転は規制されている。そして、ブレーキカバー39と可動鉄心55の間には、コイルばね56が介装されている。
【0030】
したがって、固定鉄心53へ通電をしていない時には、可動鉄心55はコイルばね56の付勢力によってブレーキライニング46側に付勢され、ブレーキシュー50がブレーキライニング46を強くライニングケース41に押し付けている。この時、ライニングケース41は、ボールベアリング40によって回転可能に支持されているが、後述する第2減速装置G 及び第2ブレーキ装置B との連結によって、その回転は規制されている。
【0031】
また、固定鉄心53を通電をした場合には、可動鉄心55がコイルばね56に抗して固定鉄心53側に吸引され、ブレーキシュー50のブレーキライニング46への押圧力はなくなって、ブレーキシュー50とライニングケース41との一体が解かれる。これによって、ライニングケース41の内部で、ライニングボス44に取付けたブレーキライニング46がロータ軸16と共に回転することになる。なお、符号 57 は回り止め金具、符号58は回り止めレバーそして符号59は防塵シールを示している。
【0032】
次に、停電時巻上駆動部3を図4に基づいて説明する。この停電時巻上駆動部3の第2電動機M2 のケーシングは、円筒状の第2モータケース60の、その一方側を前記ブレーキケース12に取付け、他方側を第2ブレーキケース61に取付けて形成されている。
【0033】
第2モータケース60の内側には、ステータコア62が固定されており、ステータコア62の内側には、第2ブレーキケース61及びブレーキケース12に取付けたボールベアリング63,64に回転自在に支持された第2ロータ軸65及びこのロータ軸65の外周部に取付けたロータコア66が収容されている。なお、符号67は第2ステータコイルである。
【0034】
また、図1及び図4に示すように、第2ロータ軸65を減速する第2減速装置G2 は、第1ブレーキ装置B1 のブレーキケース12の内部に設けられている。すなわち、第2ロータ軸65のブレーキケース12の内部に突出させた端部には、ピニオンギヤ68の一部がスプライン結合している。
【0035】
このピニオンギヤ68は、アイドルギヤ69を介して、図3に示す第1ブレーキ装置B1 のライニングケース41に固定した大ギヤ42に噛合している。これによって、第2電動機M2 の回転力は、第2減速装置G2 を介して、ライニングケース41に伝達される。そして、このライニングケース41は、ブレーキケース12のボス部12a にボールベアリング40にて支持されているので、ライニングケース41はブレーキケース12内にて回転をする。
【0036】
一方、第1ブレーキ装置B1 のブレーキシュー50は、常時ブレーキライニング46をライニングケース41に押圧して一体化しているので、ライニングケース41に伝達された回転力は、ブレーキシュー50及びブレーキライニング46を介してライニングボス44に伝達される。このように、第1ブレーキ装置B1 は、第2電動機M2 の回転力を第1電動機M1 のロータ軸16に伝達するクラッチとしての機能を有するものである。
【0037】
次に、第2ブレーキ装置B2 につき、図4及び図8に基づいて説明する。第2ブレーキ装置B2 のケーシングは、第2ブレーキケース61と、第2ブレーキカバー70とで形成されている。このケーシングの内部には、第2電動機M2 における第2ロータ軸65の端部が突出し、この軸端部には第2ライニングボス71が装着されており、第2ライニングボス71の外周部には第2ブレーキライニング72が装着されている。この第2ブレーキライニング72は、第2ライニングボス71に対して軸方向に多少の距離だけ摺動することができるようになっている。
【0038】
また、第2ブレーキカバー70の軸芯部には、第2ブレーキシュー73の軸部が挿通支持されており、この第2ブレーキシュー73の一側面は第2コイルばね74によって第2ブレーキライニング72に当接するように付勢されている。さらに、第2ブレーキシュー73の背部には可動鉄心75が固定されており、可動鉄心75は第2ブレーキカバー70に固定された固定鉄心76に対向している。なお、符号70a は第2ブレーキカバー70に取付けられたキャップである。
【0039】
これによって、固定鉄心76へ通電をしていない時には、第2ブレーキシュー73は第2コイルばね74により第2ブレーキライニング72を強く第2ブレーキケース61に押付けて、第2ロータ軸65の回転を停止させている。また、通電の際は、可動鉄心75が第2コイルばね74に抗して固定鉄心76側に引かれるため、第2ブレーキシュー73の第2ブレーキライニング72への押圧力はなくなって、第2ロータ軸65が第2ブレーキライニング72と共に回転する。
【0040】
次に、図9にもとづいて、上記のような電気ホイスト1を作動させる駆動回路について説明する。図において、符号ACは、三相交流の商用電源で、この交流電源ACには、通電の有無を確認するためのパイロットランプ77が接続されている。また、交流電源ACには、逆並列に接続された電磁開閉器MC1 と電磁開閉器MC2 の主接点を介して、第1電動機M1 と第1ブレーキ装置B1 が並列に接続されている。
【0041】
さらに、交流電源ACには、充電器Cが接続されている。この充電器Cは交流電源ACから直流電源DCの充電を行うものである。そして、直流電源DCの出力端子には、逆並列に接続された電磁開閉器MC3 と電磁開閉器MC4 の主接点を介して、第2電動機M2 と第2ブレーキ装置B2 とが並列に接続されている。
【0042】
一方、直流電源DCの出力端子には、この直流電源DCを安定化させる為のコンバータ78が接続され、このコンバータ78の出力端子には、停電時においても操作が可能であるよう、電気ホイスト1の操作回路が接続されている。
【0043】
この操作回路を説明する。符号79は、電気ホイスト1から垂下している押釦スイッチであり、自己保持型の非常用スイッチ80、上行用スイッチ81及び下行用スイッチ82より構成されている。尚、電気ホイスト1の横行運動や、この電気ホイスト1をクレーンに使用した場合のクレーンの走行運動を行う場合のスイッチ機構及び駆動機構については図示を省略する。
【0044】
そして、非常用スイッチ80には、リレー83の励磁コイルが接続され、また、上行用スイッチ81には過巻用リミットスイッチ84の接点及びリレー86の補助b接点(常閉接点をいう。以下同じ)を介してリレー85の励磁コイルが接続され、同様に下行用スイッチ82には、リレー85の補助b接点を介してリレー86の励磁コイルが接続されている。
【0045】
また、リレー83の補助b接点には、リレー85の補助a接点(常開接点をいう。以下同じ)とリレー86の補助a接点が並列に接続され、リレー85の補助a接点には、電磁開閉器MC2 の補助b接点を介して電磁開閉器MC1 の励磁コイルが接続され、同様にリレー86の補助a接点には、電磁開閉器MC1 の補助b接点を介して電磁開閉器MC2 の励磁コイルが接続されている。
【0046】
そして、リレー83の補助a接点には、リレー85の補助a接点とリレー86の補助a接点が並列に接続され、リレー85の補助a接点には、電磁開閉器MC4 の補助b接点を介して電磁開閉器MC3 の励磁コイルが接続され、同様にリレー86の補助a接点には、電磁開閉器MC3 の補助b接点を介して電磁開閉器MC4 の励磁コイルが接続されている。
【0047】
このように構成された電気ホイスト1の駆動について説明する。いま、パイロットランプ77が点灯している通常時において、作業員が押釦スイッチ79の、例えば、上行用スイッチ81を押した場合、電流は過巻用リミットスイッチ84、リレー86の補助b接点を通ってリレー85に流れ、リレー85を励磁する。
【0048】
これによって、リレー85の補助a接点が閉路し、電流はリレー83、リレー85、電磁開閉器MC2 を通って電磁開閉器MC1 に流れ、電磁開閉器MC1 の励磁コイルを励磁する。これによって、主回路の電磁開閉器MC1 の主接点が閉路し、交流電源ACを駆動源として、第1電動機M1 は巻上げ回転をすると共に、第1ブレーキ装置B1 は開放し、電気ホイスト1は荷の巻上げを通常速度で行う。
【0049】
また、作業員が押釦スイッチ79の下行用スイッチ82を押した場合、電流はリレー85の補助b接点を通ってリレー86に流れ、リレー86を励磁する。これによって、リレー86の補助a接点が閉路し、電流はリレー83、リレー86、電磁開閉器MC1 を通って電磁開閉器MC2 に流れ、電磁開閉器MC2 の励磁コイルを励磁する。
【0050】
これによって、主回路の電磁開閉器MC2 の主接点が閉路し、交流電源ACを駆動源として、第1電動機M1 は巻下げ回転をすると共に、第1ブレーキ装置B1 は開放し、電気ホイスト1は荷の巻下げを通常速度で行う。
【0051】
このときの第1減速装置G1 の減速について説明する。すなわち、ロータ軸16の回転は第1ギヤ24、第2ギヤ25、第3ギヤ26、第4ギヤ27、第5ギヤ28、そして、3個ある第6ギヤ29に伝わり、第6ギヤ29がギヤケース20の小径部20b の内側に設けられた第7ギヤ30に噛合して回動することにより、減速された回転力によってワイヤドラム4が回転することになる。
【0052】
次に、停電時における非常時運転を行う場合について説明する。この場合には、パイロットランプ77が消灯するので、この消灯を確認したら非常用スイッチ80を押す。非常用スイッチ80を押すと、この非常用スイッチ80は機械的に自己保持されて、リレー83の励磁コイルが励磁され、リレー83の補助a接点が閉路すると同時に、補助b接点は開路することになる。
【0053】
そして、作業者が上行用スイッチ81を押した場合、電流は過巻用リミットスイッチ84、リレー86の補助b接点を通ってリレー85に流れ、リレー85を励磁する。これによって、リレー85の補助a接点が閉路し、電流はリレー83、リレー85、電磁開閉器MC4 を通って電磁開閉器MC3 に流れ、電磁開閉器MC3 の励磁コイルを励磁する。
【0054】
これによって、主回路の電磁開閉器MC3 の主接点が閉路し、直流電源DCを駆動源として、第2電動機M2 は巻上げ回転し、第2ブレーキ装置B2 は開放し、電気ホイスト1は荷の巻上げを低速度で行う。
【0055】
また、作業員が押釦スイッチ79の下行用スイッチ82を押した場合、電流はリレー85の補助b接点を通ってリレー86に流れ、リレー86を励磁する。これによって、リレー86の補助a接点が閉路し、電流はリレー83、リレー86、電磁開閉器MC3 を通って電磁開閉器MC4 に流れ、電磁開閉器MC4 の励磁コイルを励磁する。
【0056】
これによって、主回路の電磁開閉器MC4 の主接点が閉路し、直流電源DCを駆動源として、第2電動機M2 は巻下げ回転し、第2ブレーキ装置B2 は開放し、電気ホイスト1は荷の巻下げを低速度で行う。
【0057】
このときの第2電動機M の回転力の伝達について説明する。第2電動機Mの回転力はピニオンギヤ68、アイドルギヤ69そして大ギヤ42に伝達される。このときライニングケース41と2枚のブレーキライニング46、中間板45そしてブレーキシュー50はコイルばね56によって一体に固定されているので、回転力は第1ブレーキ装置B をクラッチとして機能させてロータ軸16に入り、第1減速装置Gよりワイヤドラム4に伝達される。
【0058】
非常時運転中に停電が復旧して再送電されたら、パイロットランプ77が点灯するので、非常用スイッチ80を切れば、再び交流電源に切替わって通常運転を行うことが出来る。
【0059】
【発明の効果】
発明に係る電気ホイストは、交流電源で駆動される通常時巻上駆動部の他に、自己保持した直流電源で駆動される停電時巻上駆動部を備えているので、停電時においても、直流電源によって、停電時巻上駆動部が駆動され、この駆動力が通常時巻上駆動部のブレーキ装置を介して通常時巻上駆動部に伝達されて、通常時巻上駆動部系を駆動させることが出来る。これによって、停電時においても、安全に、かつ、スピーディーに荷役作業を行うことが出来る。しかも、その際には、必要に応じて荷の巻下げ作業(着床作業)ばかりではなく、巻上げ作業をも行うことが出来る。さらには、この機構をクレーンの横行電動機や走行電動機に採用すれば、クレーンの全ての動作に対応させることが出来る。また、停電時巻上駆動部の駆動力を伝達するためのクラッチ機構を、通常時巻上駆動部のブレーキ装置で兼用して、停電時巻上駆動部の駆動力を通常時巻上駆動部系に伝達するようにしているので、特別な動力伝達手段としてのクラッチ機構を必要としない。このため、部品点数が少なく、構造を単純化した動力伝達手段を得ることが出来る。そして、停電時には、通常時巻上駆動部のブレーキ装置は制動状態であるので、停電時巻上駆動部の駆動力が通常時巻上駆動部系に確実に伝達される。これにより、停電時においても確実な荷役作業を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気ホイストの一実施例を示す断面正面図である。
【図2】本発明に係る電気ホイストの略全体を示す断面正面図である。
【図3】図1のものの要部を拡大して示す断面正面図である。
【図4】図1のものの別の要部を拡大して示す断面正面図である。
【図5】本発明に係る電気ホイストの駆動機構を略図的に示したブロック図である。
【図6】図1に示すものの第1減速装置の分解斜視図である。
【図7】図1に示すものの第1ブレーキ装置の分解斜視図である。
【図8】図1に示すものの第2ブレーキ装置の分解斜視図である。
【図9】図5に示すものの回路図である。
【符号の説明】
1 電気ホイスト
16 ロータ軸
42 大ギヤ
46 ブレーキライニング
50 ブレーキシュー
56 コイルばね
DC 直流電源
M1 第1電動機
B1 第1ブレーキ装置
G1 第1減速装置
M2 第2電動機
B2 第2ブレーキ装置
G2 第2減速装置

Claims (1)

  1. ワイヤロープを巻回したワイヤドラムを回転駆動させて荷を巻き上げるようにした電気ホイストにおいて、前記ワイヤドラムの駆動機構を、三相交流電源で駆動するようにした通常時巻上駆動部と、自己保持した直流電源で駆動するようにした停電時巻上駆動部とで構成し、前記通常時巻上駆動部のブレーキ装置で兼用したクラッチ機構を介して、前記停電時巻上駆動部の駆動力を通常時巻上駆動部系に伝達するようにしたことを特徴とする電気ホイスト。
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