JP3628889B2 - タイヤ加硫設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生タイヤ(グリーンタイヤ)を加硫成形する加硫機を備えたタイヤ加硫設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、タイヤは、タイヤ形状に成形した生タイヤをタイヤ加硫設備の加硫機に搬入して加硫成形する。そして、加硫成形が完了すると、加硫済みタイヤを加硫機から搬出して必要に応じてポストキュアインフレータで空冷した後、成形状態を検査することにより最終製品にされる。従って、従来、タイヤ加硫設備に用いられる加硫機は、生タイヤおよび加硫済みタイヤの搬入および搬出を円滑にして良好な生産性が得られるように、タイヤの搬入および搬出が前面側から後面側の一方向に設定された構成にされている。
【0003】
即ち、図8に示すように、従来におけるタイヤ加硫設備の加硫機は、モールドを備えた加硫成形部51の前面側および後面側に搬入ローダ52および搬出ローダ53をそれぞれ有しており、前面側の載置台54に載置された生タイヤ57を加硫成形部51に搬入し、加硫済みタイヤ58を加硫成形部51から搬出ローダ53により取り出して後面側の移送機構55に搬出するように構成されている。そして、タイヤ加硫設備は、このように構成された加硫機の複数台を前面および後面が同一側となるように並列配置して加硫ライン56を形成し、この加硫ライン56の前面側を生タイヤ57の載置エリアに設定する一方、加硫ライン56の後面側を加硫済みタイヤ58の検査工程への搬送エリアに設定することによって、タイヤの流れを単純化して良好な生産性を得るように工夫されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のように、加硫ライン56の前後に載置エリアおよび搬送エリアをそれぞれ設定した構成では、加硫ライン56の各加硫機50に対してモールドを交換する場合に、モールドを備えた加硫成形部51の前面側(載置エリア側)や後面側(搬送エリア側)に設けられた機器を取り外して交換作業エリアを確保することがモールドの交換作業前に必要であると共に、モールドの交換後に機器を元の状態に回復させる作業が必要である。例えば載置エリア側においてモールドを交換する場合には、少なくとも載置台54を取り外して交換作業エリアを作成し、モールドの交換後に載置台54を取り付けて元の状態に回復させる必要がある。
【0005】
このように、従来の構成は、モールドの交換毎に行われる交換作業エリアの作成作業および回復作業が生産性を低下させる要因になるという問題があり、この問題は、特に自動車用のタイヤのようにタイヤ幅や溝形状等の仕様の異なる多くの品種を頻繁に切り換える必要がある場合に顕著である。
【0006】
そこで、本発明は、モールドの交換を短時間で完了して生産性を向上させることができるタイヤ加硫設備を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、モールドを着脱可能に備え、該モールド内で生タイヤを加硫成形して加硫済みタイヤにする加硫成形部と、該加硫成形部を支持する支持フレームと、前記加硫成形部に生タイヤを搬入する搬入系と、前記加硫成形部から加硫済みタイヤを搬出する搬出系とを有し、前記搬入系および搬出系が加硫機の前面側および後面側のうちの何れか一方面側に配置された加硫機と、前記加硫機の搬入系に対して上下方向で重なり合うように配設された生タイヤ用レールと、該生タイヤ用レールを走行可能に設けられ、前記搬入系に対して上方から生タイヤを供給する生タイヤ搬送装置とを有した生タイヤ搬送ラインと、前記加硫機の支持フレームに設けられ、前記生タイヤ用レールを支持するレール支持部材とを備えたことを特徴としている。
【0008】
上記の構成によれば、搬入系および搬出系が加硫機の一方面側に配置されているため、加硫機の他方面側を加硫成形部のモールド交換時の作業エリアとして確保することができる。従って、従来における搬入系および搬出系の一方を取り外して作業エリアを作成し、作業終了後に元の状態に回復するという作業が不要になるため、モールドの交換を短時間で完了することが可能になり、結果として生産性を向上させることができるさらに、生タイヤ用レールを支持するレール支持部材が加硫機の支持フレームに設けられているため、レール支持部材を支持するため、工場の建屋の梁からサポートをとるなどの複雑な機構が不要になり、結果として生タイヤ用レールに対して十分に大きな剛性を少ない部品点数で得ることができる。
【0009】
請求項の発明は、モールドを着脱可能に備え、該モールド内で生タイヤを加硫成形して加硫済みタイヤにする加硫成形部と、該加硫成形部を支持する支持フレームと、前記加硫成形部に生タイヤを搬入する搬入系と、前記加硫成形部から加硫済みタイヤを搬出する 搬出系とを有し、前記搬入系および搬出系が加硫機の前面側および後面側のうちの何れか一方面側に配置された加硫機と、前記加硫機の搬入系に対して上下方向で重なり合うように配設された生タイヤ用レールと、該生タイヤ用レールを走行可能に設けられ、前記搬入系に対して上方から生タイヤを供給する生タイヤ搬送装置とを有した生タイヤ搬送ラインと、前記加硫機の他方面側に配置されたモールド用レールと、該モールド用レールを走行可能に設けられ、前記加硫機に対してモールドを着脱可能な自走クレーン装置とを有したモールド搬送ラインと、前記加硫機の支持フレームに設けられ、前記生タイヤ用レールおよび前記モールド用レールを支持するレール支持部材とを備えたことを特徴としている。
【0010】
上記の構成によれば、搬入系および搬出系が加硫機の一方面側に配置されているため、加硫機の他方面側を加硫成形部のモールド交換時の作業エリアとして確保することができる。従って、従来における搬入系および搬出系の一方を取り外して作業エリアを作成し、作業終了後に元の状態に回復するという作業が不要になるため、モールドの交換を短時間で完了することが可能になり、結果として生産性を向上させることができる。
【0011】
さらに、生タイヤ用レールおよびモールド用レールを支持するレール支持部材が加硫機の支持フレームに設けられているため、レール支持部材を支持するための専用の機構が不要になり、結果として生タイヤ用レールおよびモールド用レールに対して十分に大きな剛性を少ない部品点数で得ることができる。
【0012】
請求項の発明は、請求項記載のタイヤ加硫設備であって、前記加硫機の他方面同士が対向するように配置され、これら加硫機間に前記モールド搬送ラインが配設されたことを特徴としている。上記の構成によれば、モールド搬送ラインの自走クレーン装置を一対の加硫ラインに対して共用することができる。
【0013】
請求項の発明のタイヤ加硫設備は、請求項1ないしの何れか1項に記載のタイヤ加硫設備であって、前記加硫機を複数台有し、各加硫機の一方面側が同一側となるように、これら加硫機を並列配置した加硫ラインとしたことを特徴としている。上記の構成によれば、加硫ラインの他方面側に沿ってモールド交換時の作業エリアを確保することができるため、加硫ラインの多数の加硫機に対してモールドを交換する場合でも、連続的にモールドを交換することができる。これにより、各加硫機に対するモールドの交換作業を短時間で完了することができることに加えて、加硫ラインの全加硫機に対するモールドの交換を短時間で完了することができるため、生産性を一層向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図7に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係るタイヤ加硫設備は、図1に示すように、グリーンタイヤである生タイヤ3を加硫成形する加硫機1を有している。加硫機1は、生タイヤ3の搬入系5と加硫済みタイヤ4の搬出系6とを前面側(一方面側)に有しており、これら搬入系5および搬出系6は、水平方向から見て上下二段ないしは並列に配置されていると共に、上方から見て左右方向の重ならない位置に配置されている。そして、加硫機1は、前面および後面が同一側となるように複数台が並列配置されることにより加硫ライン2を構成している。
【0015】
上記の加硫ライン2の前面側には、加硫成形前の生タイヤ3を搬送する生タイヤ搬送ライン7と、加硫済みタイヤ4を搬送する加硫済みタイヤ搬送ライン38とが上下に重なるように配置されている。一方、加硫ライン2の後面側(他方面側)には、モールド11を搬送および交換するモールド搬送ライン8が配置されている。また、タイヤ加硫設備は、2系統の加硫ライン2・2を一組の加硫ステーション37として有している。2系統の加硫ライン2・2は、両搬送ライン7・38を中心として左右対称に配置されており、1系統の生タイヤ搬送ライン7と加硫済みタイヤ搬送ライン38とを両加硫ライン2・2で共用している。
【0016】
上記の加硫ライン2を構成する各加硫機1は、図2に示すように、生タイヤ3が搬入される加硫成形部9と、前後方向を開口した中空部内に加硫成形部9を配置した支持フレーム10とを備えた加硫機本体12を有している。加硫成形部9は、上モールド11aおよび下モールド11bからなるモールド11と、上モールド11aを着脱可能に保持して加熱する上プラテン機構13aと、支持フレーム10の上部に設けられ、上プラテン機構13aを昇降させる昇降シリンダ14と、支持フレーム10の下部に設けられ、下モールド12を着脱可能に保持して加熱する下プラテン機構13bとを有している。そして、加硫成形部9は、生タイヤ3の搬入時および加硫済みタイヤ4の搬出時において、昇降シリンダ14により上プラテン機構13aを介して上モールド11aを上昇させてモールド11を型開きする一方、加硫成形時において上モールド11aを下降させて型締シリンダー47によりモールド11を型締めして加熱するようになっている。
【0017】
また、加硫機本体12の前面側には、上述の搬入系5および搬出系6が水平方向から見て上下2段に配置されている。上段の搬入系5は、対向する加硫機本体12・12間に横設された水平支持台15と、水平支持台15上に移動自在に設けられたタイヤ載置台16と、タイヤ載置台16を搬入開始位置A(対向する加硫機1・1間の中心位置O)から搬入中間位置C(水平支持台15の端部)までの間を往復移動させる載置台駆動機構17とを有している。さらに、搬入系5は、搬入用ローダ25を有している。搬入用ローダ25は、生タイヤ3を把持するチャック部25aと、チャック部25aを搬入中間位置Cから加硫成形部9まで旋回させる図3のアーム部25bとを有している。これにより、搬入系5は、搬入開始位置Aで生タイヤ3をタイヤ載置台16に載置すると、この生タイヤ3を水平支持台15に沿って搬入中間位置Cに移動し、搬入中間位置Cで生タイヤ3を搬入用ローダ25のチャック部25aで把持して加硫成形部9に搬入するようになっている。
【0018】
また、水平支持台15の搬入開始位置Aの上方には、搬入系5に生タイヤ3を供給する生タイヤ搬送ライン7が設けられている。生タイヤ搬送ライン7は、搬入系5を横切るようにして設けられた走行レール18と、走行レール18に係合された生タイヤ搬送装置20とを有している。上記の走行レール18は、レール支持部材19により取り付けられており、レール支持部材19は、対向する加硫機本体12・12の支持フレーム10・10に設けられて支持されている。
【0019】
また、生タイヤ搬送装置20は、生タイヤ3を把持可能なタイヤ把持機構20aと、タイヤ把持機構20aを昇降させる昇降機構20bと、生タイヤ搬送装置20を走行レール18に沿って走行させる走行機構20cとを有している。そして、生タイヤ搬送ライン7は、生タイヤ搬送装置20が生タイヤ3を把持して上限位置まで上昇させた状態で走行し、目的位置に存在する搬入系5の上方に到達したときに停止した後、生タイヤ3を下降させて搬入開始位置Aのタイヤ載置台16に載置するようになっている。
【0020】
一方、下段の搬出系6は、搬出用ローダ26と払出しコンベア22とを有している。搬出用ローダ26は、加硫済みタイヤ4を把持するチャック部26aと、チャック部26aを加硫成形部9から払出しコンベア22の搬出中間位置Dまで旋回させる図3のアーム部26bとを有している。また、払出しコンベア22は、搬出中間位置Dから後工程搬送位置B(中間位置)までの間に設けられており、後工程搬送位置B側の一端部を回動中心として回動可能にされている。これにより、払出しコンベア22は、搬出中間位置D側の他端部に加硫済みタイヤ4が載置されたときに、他端部を上昇させるように回動させることによって、加硫済みタイヤ4を重力の作用により後工程搬送位置B方向に移動させる。そして、後工程搬送位置B(中間位置)には、加硫済みタイヤ4を移動させる搬送コンベア21が加硫ライン2に沿って設けられており、搬送コンベア21は、後工程である検査工程に連絡された加硫済みタイヤ搬送ライン38を構成している。
【0021】
上記の搬入系5の上方および搬出系6の下方には、上側作業通路27aおよび下側作業通路27bがそれぞれ設けられている。上側作業通路27aは、加硫成形部9に対するタイヤ3・4の搬入出の状況がオペレータ23により良好に目視されるように、各ローダ25・26と中心位置Oとの間における加硫成形部9の斜め上方の位置に設定されている。また、上側作業通路27aには、各加硫機1に対応して操作盤31が設けられている。操作盤31は、モニターおよびスイッチ類を備えた操作パネル等を有し、加硫機1の動作を個別に制御可能になっている。一方、搬出系6の下方に設けられた下側作業通路27bは、上側作業通路27aと上下に重なるように配置されている。そして、下側作業通路27bの両側には、加硫用の個別配管系24aとメイン配管系24bとが搬入系5および搬出系6の下方に形成された空間部を利用して配設されている。さらに、加硫機1側の空間部には、加硫済みタイヤ4を膨張冷却する図示しないポストキュアインフレータが必要に応じて設けられており、下側作業通路27bは、これら配管系24a・24bやポストキュアインフレータの保全時等に用いられる。
【0022】
また、加硫機1の後面側には、モールド搬送ライン8が設けられている。モールド搬送ライン8は、図3の加硫ライン2に沿って設けられた上側レール28および下側レール29と、両レール28・29に沿って走行する自走クレーン装置30とを有している。上側レール28は、上述の支持フレーム10で支持されたレール支持部材19の端部に設けられている一方、下側レール29は、床面に形成された溝内に設けられている。
【0023】
また、自走クレーン装置30は、図4に示すように、両レール28・29間に立設された2本の中間ポスト32・32と、中間ポスト32・32の上端部同士を連結し、上側レール28に移動自在に係合された上部フレーム33と、中間ポスト32・32の下端部同士を連結し、下側レール29に移動自在に係合された下部フレーム34と、中間ポスト32・32間に昇降可能に設けられたキャリッジ35とを有している。そして、キャリッジ35は、モールド11を支持すると共に水平移動させるフォーク35aを有しており、図3に示すように、各加硫機1の加硫成形部9に対してモールド11を搬入出するようになっている。
【0024】
上記のように構成された2系統の加硫ライン2・2を備えた加硫ステーション37は、図5に示すように、タイヤ加硫設備の敷地内において2行2列等のマトリックス状に配置されている。そして、各行方向(加硫ライン2の長手方向)の加硫ステーション37・37は、ステーション群46を構成しており、加硫ライン2・2間の中心位置Oが同一線上に存在するように設定されている。
【0025】
上記の各加硫ステーション37は、生タイヤ搬送ライン7、モールド搬送ライン8および加硫済みタイヤ搬送ライン38を介して連絡されている。生タイヤ搬送ライン7は、走行レール18をステーション群46の両端から外周を通過して成形工程および生タイヤストックヤード39に配設することにより構成されており、ステーション群46の一方端(図中左側端)を生タイヤ3の入口側とし、他方端(図中右側端)を生タイヤ3の出口側とすることによって、一方向の搬送により生タイヤ搬送装置20の衝突を防止している。また、ステーション群46の入口側には、仮置き部44が生タイヤ搬送ライン7の下方位置に設けられている。仮置き部44は、図1に示すように、生タイヤ3を載置しながら任意の角度に回動可能な載置台44aと、生タイヤ3に取り付けられたID部材から品種やロット番号等の製造データを読み取るIDリーダー44bと、製造データに基づいて生タイヤ3のモールド11に対する挿入角度を決定し、この挿入角度となるように載置台44aを回動させて生タイヤ3を位相合わせする仮置き部制御装置とを有している。
【0026】
一方、加硫済みタイヤ搬送ライン38は、図5に示すように、搬送コンベア21をステーション群46の両端から後工程である検査工程に配設することにより構成されている。また、モールド搬送ライン8は、加硫ステーション37の加硫ライン2に沿って直線的に配設されたレール28・29により構成された後、後述のモールド保管庫40内に連通可能となっており、ステーション群46の両端に位置する搬送ライン8は、モールド搬送台車41により連結され、モールド11の受け渡しが可能となっている。
【0027】
上記のモールド保管庫40は、各ステーション群46に対して一つ設けられている。モールド保管庫40には、モールド搬送ライン8のレール28・29が延長して設けられており、レール28・29を走行する自走クレーン装置30は、モールド保管庫40に進入することによって、モールド保管庫40のクレーン装置としても用いられている。また、隣接するステーション群46・46間のモールド搬送ライン8・8同士は、連絡用レール8aを介して接続されており、連絡用レール8aは、両モールド搬送ライン8・8に自走クレーン装置30を移動可能にさせることによって、1台の自走クレーン装置30を隣接するステーション群46・46のモールド11の交換に共用させている。
【0028】
上記のモールド保管庫40と加硫ステーション37との間には、モールド11を載置可能なモールド搬送台車41が設けられている。モールド搬送台車41は、モールド搬送ライン8のレール28・29に対して直交方向に走行して往復移動するようになっており、モールド11を搬送することによって、保管庫40に連通しないモールド搬送ライン8へのモールド11の受け渡しを行うようになっている。モールド保管庫40側の移動端には、モールド11を所定温度に加熱する予熱ステーション42が設けられている。また、モールド保管庫40の近傍には、モールド11を検査および補修するメンテナンスステーション43が設けられている。そして、このように構成されたタイヤ加硫設備は、集中監視装置45により生産計画に応じて各加硫機1の加硫成形の条件が設定されていると共に、各加硫機1の動作が監視および制御されている。尚、集中監視装置45としては、CRT装置等のモニター装置、ハードディスクや光磁気ディスク等の大容量記録装置、キーボードやマウス等の入力装置等を備えたパーソナルコンピュータやオフィスコンピュータが用いられている。
【0029】
上記の構成において、加硫機1およびタイヤ加硫設備の動作について説明する。生産計画に基づいて加硫成形する生タイヤ3の品種や数量等の加硫成形データがオペレータにより集中監視装置45に入力されると、集中監視装置45は、生タイヤ3の数量および加硫成形に要する時間を基にして効率良く加硫成形を行うことができる加硫機1の台数を算出し、この台数に応じた加硫機1を特定する。尚、加硫機1の台数が多い場合には、加硫ステーション37やステーション群46の単位で特定する。尚、加硫成形データが複数の品種の生タイヤ3について入力された場合には、これら各品種の生タイヤ3毎に加硫機1を特定する。
【0030】
この後、生タイヤ3の品種に対応する加硫成形の加硫時間や加硫温度等の加硫処理条件をデータベースから抽出し、特定した加硫機1に対して加硫処理条件を設定する。また、特定した加硫機1に装着されているモールド11の仕様(タイヤ幅や溝形状等)が生産予定の生タイヤ3の品種に対応しているか否かを判定し、対応していれば、モールド11の装着状態を維持する。一方、モールド11の仕様が生タイヤ3の品種に対応していなければ、モールド11の交換を要する加硫機1であると決定し、この加硫機1に対してモールド11の交換指令を出力すると共に、この加硫機1の後面側に位置するモールド搬送ライン8の自走クレーン装置30に対してモールド11の交換指令を出力する。
【0031】
交換指令を受けた加硫機1は、図2に示すように、上プラテン機構13aおよび下プラテン機構13bによる上モールド11aおよび下モールド11bの保持を解除すると共に、上プラテン機構13aを上昇させることによって、上モールド11aおよび下モールド11bからなるモールド11を抜脱自在な状態にする。
【0032】
一方、交換指令を受けた自走クレーン装置30は、モールド11を載置していない空状態であることを確認した後、指定された交換対象の加硫機1方向に走行する。交換対象の加硫機1の後面側に到達すると、走行を停止した後、キャリッジ35をモールド11の交換高さ位置に位置決めする。そして、図4に示すように、キャリッジ35のフォーク35aをモールド11の下面側に進出させ、フォーク35a上にモールド11を載置した後、フォーク35aを後退させることによって、モールド11をキャリッジ35側に水平移動させる。
【0033】
この後、モールド11のキャリッジ35への移載を完了すると、図5に示すように、自走クレーン装置30は、モールド保管庫40方向に走行し、モールド保管庫40内の所定の保管場所にモールド11を移載する。また、走行方向(レール28・29の配設方向)にモールド保管庫40が存在しない場合には、モールド搬送台車41を介してモールド保管庫40に走行可能な他の自走クレーン装置30に積み替えた後、モールド保管庫40内の所定の保管場所にモールド11を移載する。
【0034】
次に、自走クレーン装置30は、生タイヤ3の品種に対応した仕様のモールド11をモールド保管庫40や予熱ステーション42から取り出し、上述の加硫機1からモールド保管庫40への搬送動作とは逆の動作によって、交換対象の加硫機1にモールド11を搬送して取り付ける。そして、モールド11を取り付けられた加硫機1は、図2に示すように、上プラテン機構13aを下降させ、上プラテン機構13aで上モールド11aを保持すると共に、下プラテン機構13bで下モールド11bを保持する。
【0035】
上記のようにして全加硫機1に対して適正なモールド11および加硫処理条件が設定されると、集中監視装置45は、図5に示すように、加硫準備完了指令を生タイヤ搬送ライン7の図示しない制御装置に出力する。そして、制御装置が生タイヤ搬送装置20に対して生タイヤ3をステーション群46の入口側に設けられた仮置き部44に搬送するように指令する。これにより、生タイヤ搬送装置20は、成形工程や生タイヤストックヤード39から生タイヤ3を懸吊しながら仮置き部44に搬送する。
【0036】
生タイヤ搬送装置20は、図1に示すように、仮置き部44の上方位置で走行を停止し、生タイヤ3を下降させて仮置き部44の載置台44aに載置する。仮置き部44は、載置台44aに生タイヤ3が載置されると、IDリーダー44bにより生タイヤ3のID部材から品種やロット番号等の製造データを読み取って集中監視装置45に送信する。集中監視装置45は、製造データを基にして生産計画に対応する生タイヤ3であるか否かを判定し、生産計画に対応しない場合には、『搬送ミス』である旨をモニター装置に画面表示してオペレータに報知すると共に、生タイヤ搬送装置20により生タイヤ3を回収して図5の生タイヤストックヤード39に搬送させる。
【0037】
一方、生産計画に対応した生タイヤ3である場合には、仮置き部44に対して適合指令を出力する。適合指令を受けた仮置き部44は、例えばIDリーダー44bによる製造データの読み取り位置に基づいて生タイヤ3の位相を検出し、現在の位相が製造データに対応したモールド11への挿入角度であるか否かを判定する。そして、挿入角度である場合には、現在の位相を維持しながら加硫ステーション37からの生タイヤ搬入指令を待つ。一方、挿入角度でない場合には、載置台44aを回動させることによって、生タイヤ3の位相合わせを行った後、集中監視装置45からの生タイヤ搬入指令を待つ。
【0038】
加硫ステーション37においては、各加硫機1が製造データに応じた加硫処理条件で生タイヤ3を加硫成形している。尚、図2に示すように、オペレータ23が特定の加硫機1に対して加硫処理条件を微調整する等の操作を目視しながら行う場合には、作業通路27aの操作盤31が操作されることによって、図1の集中監視装置45による制御から切り離されて各動作が制御される。そして、生タイヤ3の加硫成形が完了した場合には、上モールド11aを上昇させることによりモールド11を型開きし、下モールド11bに載置された加硫済みタイヤ4を搬出用ローダ26により保持して取り出す。そして、搬出用ローダ26を搬出中間位置Dに旋回させることによって、加硫済みタイヤ4を払出しコンベア22の上方に移動させる。この後、搬出用ローダ26を下降させて加硫済みタイヤ4を払出しコンベア22に載置し、搬出用ローダ26を加硫済みタイヤ4から離隔させた後、払出しコンベア22の端部を上昇させるように回動させる。これにより、加硫済みタイヤ4が重力の作用により中心位置O方向に移動することによって、搬送コンベア21に移載され、図1に示すように、搬送コンベア21により検査工程へ搬送される。
【0039】
次に、加硫機1から加硫済みタイヤ4が搬出されると、この加硫機1が加硫成形完了信号を集中監視装置45に出力する。集中監視装置45は、加硫成形完了信号に基づいて生産状況をモニター装置に画面表示することによりオペレータに報知する。また、集中監視装置45は、仮置き部44に仮置きされている生タイヤ3の品種と、加硫成形完了信号を出力した加硫機1の加硫成形条件とが対応するか否かを確認し、対応していれば、生タイヤ搬送ライン7の生タイヤ搬送装置20に対して生タイヤ搬入指令を出力する。
【0040】
生タイヤ搬入指令を受けた生タイヤ搬送装置20は、仮置き部44の生タイヤ3を保持して上昇させる。そして、仮置き部44を走行開始の基準位置として搬入対象の加硫機1(搬入系5)までの走行距離を求め、この走行距離分を走行することによって、生タイヤ3を搬入対象の搬入系5上に位置させる。この後、図2に示すように、生タイヤ3を下降させることによって、生タイヤ3を搬入系5のタイヤ載置台16に載置する。
【0041】
次に、タイヤ載置台16を水平支持台15の端部方向に移動させることによって、生タイヤ3を水平支持台15の端部(搬入中間位置C)に移動させる。生タイヤ3が搬入中間位置Cに到達すると、この生タイヤ3を搬入用ローダ25により保持して加硫成形部9方向に旋回させることによって、型開きしたモールド11内に搬入する。そして、モールド11を型締めした後、生タイヤ3を所定の加硫成形条件で加硫成形し、加硫成形が完了して加硫済みタイヤ4となれば、上述の加硫済みタイヤ4を搬出して新たな生タイヤ3を搬入する動作を行う。
【0042】
以上のように、本実施形態のタイヤ加硫設備は、図1に示すように、モールド11を着脱可能に備え、モールド11内で生タイヤ3を加硫成形して加硫済みタイヤ4にする加硫成形部9と、加硫成形部9を支持する支持フレーム10と、加硫成形部9に生タイヤ3を搬入する搬入系5と、加硫成形部9から加硫済みタイヤ4を搬出する搬出系6とを有し、搬入系5および搬出系6が加硫機1の前面側(一方面側)に配置された加硫機1と、加硫機1の搬入系5に対して上下方向で重なり合うように配設された走行レール18(生タイヤ用レール)と、走行レール18を走行可能に設けられ、搬入系5に対して上方から生タイヤ3を供給する生タイヤ搬送装置20とを有した生タイヤ搬送ライン7と、加硫機1の支持フレーム10に設けられ、走行レール18を支持するレール支持部材19とを備えた構成にされている。尚、上記の搬入系5および搬出系6は、加硫機1の前面側および後面側のうちの何れか一方面側に配置されていれば良い。
【0043】
上記の構成によれば、図6(b)に示すように、搬入系5および搬出系6が加硫機1の一方面側に配置されているため、加硫機1の他方面側を加硫成形部9のモールド交換時の作業エリアとして確保することができる。従って、従来においては、図6(a)に示すように、加硫機1の前面側および後面側に搬入系5および搬出系6がそれぞれ配設されているため、例えば前面側の搬入系の機器を取り外して作業エリアを作成し、作業終了後に元の状態に回復するという作業が必要であったが、本実施形態の構成であれば、このような作業が不要であるため、モールド11の交換を短時間で完了することが可能になり、結果として生産性を向上させることができる。
【0044】
さらに、図2に示すように、走行レール18を支持するレール支持部材19が加硫機1の支持フレーム10に設けられているため、レール支持部材19を支持するための工場建屋の梁等からサポートをとるなどの複雑な機構が不要になり、結果として走行レール18に対して十分に大きな剛性を少ない部品点数で得ることができる。
【0045】
さらに、タイヤ加硫設備は、上記の構成に加えて、加硫機1の他方面側に配置された上側レール28(モールド用レール)と、両レール28・29を走行可能に設けられ、加硫機1に対してモールド11を着脱可能な自走クレーン装置30とを有したモールド搬送ライン8を有すると共に、上側レール28(モールド用レール)がレール支持部材19により支持された構成にされている。
【0046】
上記の構成によれば、走行レール18および上側レール28を支持するレール支持部材19が加硫機1の支持フレーム10に設けられているため、レール支持部材19を支持するための工場建屋の梁等からサポートをとるなどの複雑な機構が不要になり、結果として走行レール18および上側レール28に対して十分に大きな剛性を少ない部品点数で得ることができる。
【0047】
また、本実施形態のタイヤ加硫設備は、図1に示すように、加硫機1を複数台有し、各加硫機1の一方面側が同一側となるように、これら加硫機1を並列配置した加硫ライン2を備えた構成にされている。
【0048】
上記の構成によれば、加硫ライン2の他方面側に沿ってモールド11交換時の作業エリアを確保することができるため、加硫ライン2の多数の加硫機1に対してモールド11を交換する場合でも、連続的にモールド11を交換することができる。これにより、各加硫機1に対するモールド11の交換作業を短時間で完了することができることに加えて、加硫ライン2の全加硫機1に対するモールド11の交換を短時間で完了することができるため、生産性を一層向上させることができる。
【0049】
尚、本実施形態においては、搬入系5および搬出系6を配置した一方面側(前面側)を対向させるように一対の加硫ライン2を対向配置し、両加硫ライン2間に生タイヤ搬送ライン7および加硫済みタイヤ搬送ライン38を設けることによって、これら搬送ライン7・38を両加硫ライン2で共用するように構成にしているが、これに限定されることはない。即ち、タイヤ加硫設備は、図7に示すように、加硫ライン2の他方面側(後面側)同士が対向するように配置された一対の加硫ライン2を有し、これら加硫ライン2間に、両加硫ライン2の加硫機1に対してモールド11を交換するモールド搬送ライン8が配設された構成にされていても良い。そして、このように構成すれば、1系統のモールド搬送ライン8を一対の加硫ライン2に共用することができるため、設備コストを低減することができる。
【0050】
【発明の効果】
請求項1の発明は、モールドを着脱可能に備え、該モールド内で生タイヤを加硫成形して加硫済みタイヤにする加硫成形部と、該加硫成形部を支持する支持フレームと、前記加硫成形部に生タイヤを搬入する搬入系と、前記加硫成形部から加硫済みタイヤを搬出する搬出系とを有し、前記搬入系および搬出系が加硫機の前面側および後面側のうちの何れか一方面側に配置された加硫機と、前記加硫機の搬入系に対して上下方向で重なり合うよう に配設された生タイヤ用レールと、該生タイヤ用レールを走行可能に設けられ、前記搬入系に対して上方から生タイヤを供給する生タイヤ搬送装置とを有した生タイヤ搬送ラインと、前記加硫機の支持フレームに設けられ、前記生タイヤ用レールを支持するレール支持部材とを備えた構成である。
【0051】
上記の構成によれば、搬入系および搬出系が加硫機の一方面側に配置されているため、加硫機の他方面側を加硫成形部のモールド交換時の作業エリアとして確保することができる。従って、従来における搬入系および搬出系の一方を取り外して作業エリアを作成し、作業終了後に元の状態に回復するという作業が不要になるため、モールドの交換を短時間で完了することが可能になり、結果として生産性を向上させることができるさらに、生タイヤ用レールを支持するレール支持部材が加硫機の支持フレームに設けられているため、レール支持部材を支持するための特殊な機構が不要になり、結果として生タイヤ用レールに対して十分に大きな剛性を少ない部品点数で得ることができるという効果を奏する。
【0052】
請求項2の発明は、モールドを着脱可能に備え、該モールド内で生タイヤを加硫成形して加硫済みタイヤにする加硫成形部と、該加硫成形部を支持する支持フレームと、前記加硫成形部に生タイヤを搬入する搬入系と、前記加硫成形部から加硫済みタイヤを搬出する搬出系とを有し、前記搬入系および搬出系が加硫機の前面側および後面側のうちの何れか一方面側に配置された加硫機と、前記加硫機の搬入系に対して上下方向で重なり合うように配設された生タイヤ用レールと、該生タイヤ用レールを走行可能に設けられ、前記搬入系に対して上方から生タイヤを供給する生タイヤ搬送装置とを有した生タイヤ搬送ラインと、前記加硫機の他方面側に配置されたモールド用レールと、該モールド用レールを走行可能に設けられ、前記加硫機に対してモールドを着脱可能な自走クレーン装置とを有したモールド搬送ラインと、前記加硫機の支持フレームに設けられ、前記生タイヤ用レールおよび前記モールド用レールを支持するレール支持部材とを備えた構成である。
【0053】
上記の構成によれば、搬入系および搬出系が加硫機の一方面側に配置されているため、加硫機の他方面側を加硫成形部のモールド交換時の作業エリアとして確保することができる。従って、従来における搬入系および搬出系の一方を取り外して作業エリアを作成し、作業終了後に元の状態に回復するという作業が不要になるため、モールドの交換を短時間で完了することが可能になり、結果として生産性を向上させることができる。さらに、生タイヤ用レールおよびモールド用レールを支持するレール支持部材が加硫機の支持フレームに設けられているため、レール支持部材を支持するための特殊な機構が不要になり、結果として生タイヤ用レールおよびモールド用レールに対して十分に大きな剛性を少ない部品点数で得ることができるという効果を奏する。
【0054】
請求項の発明は、請求項記載のタイヤ加硫設備であって、前記加硫機の他方面同士が対向するように配置され、これら加硫機間に前記モールド搬送ラインが配設された構成である。上記の構成によれば、モールド搬送ラインの自走クレーン装置を一対の加硫ラ
インに対して共用することができるという効果を奏する。
【0055】
請求項の発明のタイヤ加硫設備は、請求項ないしの何れか1項に記載のタイヤ加硫設備であって、前記加硫機を複数台有し、各加硫機の一方面側が同一側となるように、これら加硫機を並列配置した加硫ラインとした構成である。上記の構成によれば、加硫ラインの他方面側に沿ってモールド交換時の作業エリアを確保することができるため、加硫ラインの多数の加硫機に対してモールドを交換する場合でも、連続的にモールドを交換することができる。これにより、各加硫機に対するモールドの交換作業を短時間で完了することができることに加えて、加硫ラインの全加硫機に対するモールドの交換を短時間で完了することができるため、生産性を一層向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤ加硫設備の要部斜視図である。
【図2】タイヤ加硫設備の動作を示す説明図である。
【図3】タイヤ加硫設備の要部平面図である。
【図4】自走クレーン装置の斜視図である。
【図5】タイヤ加硫設備の平面図である。
【図6】タイヤ加硫設備の搬入系および搬出系の位置関係を示す説明図であり、(a)
は従来の位置関係、(b)は本発明の位置関係である。
【図7】タイヤ加硫設備の要部平面図である。
【図8】従来のタイヤ加硫設備の平面図である。
【符号の説明】
1 加硫機
2 加硫ライン
3 生タイヤ
4 加硫済みタイヤ
5 搬入系
6 搬出系
7 生タイヤ搬送ライン
8 モールド搬送ライン
9 加硫成形部
10 支持フレーム
11 モールド
12 加硫機本体
14 昇降シリンダ
15 水平支持台
16 タイヤ載置台
17 載置台駆動機構
18 走行レール
19 レール支持部材
20 生タイヤ搬送装置
21 搬送コンベア
22 払出しコンベア
23 オペレータ
25 搬入用ローダ
26 搬出用ローダ
28 上側レール
29 下側レール
30 自走クレーン装置
31 操作盤
35 キャリッジ
37 加硫ステーション
38 加硫済みタイヤ搬送ライン
39 生タイヤストックヤード
40 モールド保管庫
41 モールド搬送台車
42 予熱ステーション
43 メンテナンスステーション
44 仮置き部
45 集中監視装置
46 ステーション群

Claims (4)

  1. モールドを着脱可能に備え、該モールド内で生タイヤを加硫成形して加硫済みタイヤにする加硫成形部と、該加硫成形部を支持する支持フレームと、前記加硫成形部に生タイヤを搬入する搬入系と、前記加硫成形部から加硫済みタイヤを搬出する搬出系とを有し、前記搬入系および搬出系が加硫機の前面側および後面側のうちの何れか一方面側に配置された加硫機と、
    前記加硫機の搬入系に対して上下方向で重なり合うように配設された生タイヤ用レールと、該生タイヤ用レールを走行可能に設けられ、前記搬入系に対して上方から生タイヤを供給する生タイヤ搬送装置とを有した生タイヤ搬送ラインと、
    前記加硫機の支持フレームに設けられ、前記生タイヤ用レールを支持するレール支持部材と
    を備えていることを特徴とするタイヤ加硫設備。
  2. モールドを着脱可能に備え、該モールド内で生タイヤを加硫成形して加硫済みタイヤにする加硫成形部と、該加硫成形部を支持する支持フレームと、前記加硫成形部に生タイヤを搬入する搬入系と、前記加硫成形部から加硫済みタイヤを搬出する搬出系とを有し、前記搬入系および搬出系が加硫機の前面側および後面側のうちの何れか一方面側に配置された加硫機と、
    前記加硫機の搬入系に対して上下方向で重なり合うように配設された生タイヤ用レールと、該生タイヤ用レールを走行可能に設けられ、前記搬入系に対して上方から生タイヤを供給する生タイヤ搬送装置とを有した生タイヤ搬送ラインと、
    前記加硫機の他方面側に配置されたモールド用レールと、該モールド用レールを走行可能に設けられ、前記加硫機に対してモールドを着脱可能な自走クレーン装置とを有したモールド搬送ラインと、
    前記加硫機の支持フレームに設けられ、前記生タイヤ用レールおよび前記モールド用レールを支持するレール支持部材と
    を備えていることを特徴とするタイヤ加硫設備。
  3. 前記加硫機の他方面同士が対向するように配置され、これら加硫機間に前記モールド搬送ラインが配設されたことを特徴とする請求項に記載のタイヤ加硫設備。
  4. 前記加硫機を複数台有し、各加硫機の一方面側が同一側となるように、これ加硫機を並列配置した加硫ラインとしたことを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載のタイヤ加硫設備。
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