JP3627525B2 - トイレ用電気機器 - Google Patents

トイレ用電気機器 Download PDF

Info

Publication number
JP3627525B2
JP3627525B2 JP23956098A JP23956098A JP3627525B2 JP 3627525 B2 JP3627525 B2 JP 3627525B2 JP 23956098 A JP23956098 A JP 23956098A JP 23956098 A JP23956098 A JP 23956098A JP 3627525 B2 JP3627525 B2 JP 3627525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
storage means
distribution ratio
toilet
total power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23956098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000054460A (ja
Inventor
靖夫 濱田
信介 松尾
真 畠山
和幸 榎本
崇 木下
弘一 豊田
理典 柳瀬
Original Assignee
東陶機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
Priority to JP23956098A priority Critical patent/JP3627525B2/ja
Publication of JP2000054460A publication Critical patent/JP2000054460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3627525B2 publication Critical patent/JP3627525B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
トイレにおいて使用する電気機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、トイレ空間においても、局部を洗浄する局部洗浄機、トイレ内の温度調節を行う暖房機や冷房機、汚物の臭いを取り除く脱臭機、局部の乾燥を行う局部乾燥機、排便時や排尿時の音をマスキングする擬音機、便座を暖める暖房便座、老人や体が不自由な人用の昇降便座や介助装置など、快適性を上げるために、多くの電気機器が用いられ、トイレ空間における電力消費は、快適性の追求とともに増加傾向にある。
【0003】
このようなトイレ用電気機器は、それぞれを単体で設置し別々の電源コードから電力を供給することも可能であるが、複数のトイレ用電気機器を使用する使用者の利便性を考え、例えば局部洗浄機と暖房機と脱臭機と局部乾燥機と暖房便座をそれぞれユニットとして1つの装置に組み込み、1つの電源コードから電力を供給して用いる場合が多い。
【0004】
また、従来は、複数のトイレ用電気機器の使用による総電力がトイレに配線された電源の許容総電力を越えないような使用方法が、例えば特開平6−257201で開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、複数の各電力消費ユニットを同時に使用する場合の従来の使用方法は、単に複数の各電力消費ユニットの総使用電力が、所定の値を越えないような制御をするだけで、設置環境や使用者の好みや使用環境や使用状況や使用頻度や排便状態に合わした効率的な制御を行うものではなく、必要以上の能力で各電力消費ユニットを使用している場合が多く、このような使用は、快適な使用の妨げになるばかりか、省エネルギーの観点からも好ましくない。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、使用者の利便性を考えて、1つの電源コードで電力が供給される複数のトイレ用電気機器を、それぞれユニットとして1つの装置に組み込んだトイレ用電気機器において、設置環境や使用者の好みや使用環境や使用状況や使用頻度や排便状態に応じて、許容総電力を越えないようにユニットの電力を制御することによって、各ユニットの適切な制御ができ、各ユニットの使用効率を上げ、使用者の快適性の向上と省エネルギー運転が可能なトイレ用電気機器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記課題を解決するために請求項1は、トイレ空間内で使用し同一電気コードで電力供給されるトイレ用電気機器において、各電力消費ユニットの電力配分割合を記憶する配分割合記憶手段と、前記配分割合記憶手段に記憶される配分割合を個人で変更する操作変更手段と、前記配分割合記憶手段に基づいて許容総電力を越えないように前記各電力消費ユニットの電力を制御するユニット電力制御手段と、を有することを特徴とするので、許容総電力内で各電力消費ユニットを同時使用したい場合に、従来のように使用したい各電力消費ユニットのうちのどれかを、単に止めたり能力を抑えたりするのではなく、設置環境や使用者の好みや使用環境や使用状況や使用頻度や排便状態に応じて、使用者が自由に優先的に使用したい消費電力ユニットを選択し、許容総電力内で複数の電力消費ユニットを同時使用することができる。
【0008】
ここで、各電力消費ユニットは、上記従来技術で説明した各種トイレ用電気機器のみを指すものではなく、各トイレ用電気機器の構成要素(例えば、局部洗浄機の場合は、ノズル伸縮モータや温水用ヒータ等)をも指し、よりきめの細かい制御が可能である。
【0009】
よって、例えば、局部洗浄とトイレ内暖房を同時に行う場合に、局部洗浄を優先させて暖房能力を抑えた使用や、暖房を優先させて局部洗浄能力を抑えた使用や、局部洗浄ユニットの中でもさらに洗浄流量は変えずに温水の温度だけを抑えた使用や、局部洗浄ユニットの中でもさらに温水の温度は変えずに洗浄流量だけを抑えた使用や、トイレ内暖房の温風用ヒータへの通電のみ停止した(送風ファンには通電)使用など、個人の好みに合わせて各電力消費ユニットの適切な制御ができるので、電力消費ユニットによっては、消費電力を抑えている、および/または、使用を停止するにもかかわらず、使用者に不便を感じさせないばかりか、使用者の快適性を向上させるトイレ用電気機器の多様な使用を行うことができる。
【0012】
上記課題を解決するために請求項2は、トイレ空間内で使用し同一電気コードで電力供給されるトイレ用電気機器において、許容総電力を記憶する許容総電力記憶手段と、各電力消費ユニットの電力配分割合を記憶する配分割合記憶手段と、前記配分割合記憶手段に記憶される配分割合を個人で変更する操作変更手段と、前記許容総電力記憶手段と前記配分割合記憶手段に基づいて前記各電力消費ユニットの電力を制御するユニット電力制御手段と、を有することを特徴とするので、許容総電力内で各電力消費ユニットを同時使用したい場合に、従来のように使用したい各電力消費ユニットのうちのどれかを、単に止めたり能力を抑えたりするのではなく、設置環境や使用者の好みや使用環境や使用状況や使用頻度や排便状態に応じて、使用者が自由に優先的に使用したい消費電力ユニットを選択し、許容総電力記憶手段に記憶された許容総電力に基づいて複数の電力消費ユニットを同時使用することができる。
【0013】
よって、例えば、局部洗浄とトイレ内暖房を同時に行う場合に、局部洗浄を優先させて暖房能力を抑えた使用や、暖房を優先させて局部洗浄能力を抑えた使用や、局部洗浄ユニットの中でもさらに洗浄流量は変えずに温水の温度だけを抑えた使用や、局部洗浄ユニットの中でもさらに温水の温度は変えずに洗浄流量だけを抑えた使用や、トイレ内暖房の温風用ヒータへの通電のみ停止した(送風ファンには通電)使用など、個人の好みに合わせて各電力消費ユニットの適切な制御ができるので、電力消費ユニットによっては、消費電力を抑えている、および/または、使用を停止するにもかかわらず、使用者に不便を感じさせないばかりか、使用者の快適性を向上させるトイレ用電気機器の多様な使用を行うことができる。
【0016】
上記課題を解決するために請求項3は、トイレ空間内で使用し同一電気コードで電力供給されるトイレ用電気機器において、許容総電力を記憶する許容総電力記憶手段と、前記許容総電力記憶手段に記憶される電力を電源の許容総電力の範囲内で任意に変更する許容総電力変更手段と、各電力消費ユニットの電力配分割合を記憶する配分割合記憶手段と、前記許容総電力記憶手段と前記配分割合記憶手段に基づいて前記各電力消費ユニットの電力を制御するユニット電力制御手段と、を有することを特徴とするので、トイレ用電気機器の設置環境や個人の好みや使用環境や使用状況や使用頻度や排便状態に応じて電源の許容総電力の範囲内でトイレ用電気機器の許容総電力を個人で自由に設定することができる。
【0017】
よって、トイレ用電気機器を設置するトイレに配線された電源の許容総電力が小さい場合や他のトイレ用電気機器と同時使用する場合には、本発明のトイレ用電気機器の許容総電力の設定値を小さくすることにより、許容総電力を越えるような使用を行ってしまう危険がない。さらに、個人の好みに合わせて省エネルギー運転を行うこともできる。また、使用者の快適性をできるだけ損なうことなく省エネルギー運転を行うことができる。また、トイレ用電気機器を設置するトイレに配線された電源の許容総電力に余裕がある場合には、本発明のトイレ用電気機器の許容総電力の設定値を大きくすることにより、さらに快適なトイレ用電気機器の使用が可能である。また、電源からの供給電圧を検知して、供給電圧が低い場合は、電源ブレーカーが落ちないように、許容総電力の設定値を小さくすることにより、電源ブレーカーが落ちるといった不具合を未然に防ぐことができる。
【0018】
上記課題を解決するために請求項4又は請求項5は、前記許容総電力記憶手段に記憶される電力を電源の許容総電力の範囲内で個人で変更する許容総電力操作変更手段を有することを特徴とするので、トイレ用電気機器の設置環境や個人の好みや使用環境や使用状況や使用頻度や排便状態に応じて電源の許容総電力の範囲内でトイレ用電気機器の許容総電力を個人で自由に設定することができる。
【0019】
よって、トイレ用電気機器を設置するトイレに配線された電源の許容総電力が小さい場合や他のトイレ用電気機器と同時使用する場合には、本発明のトイレ用電気機器の許容総電力の設定値を小さくすることにより、許容総電力を越えるような使用を行ってしまう危険がない。さらに、個人の好みに合わせて省エネルギー運転を行うこともできる。また、使用者の快適性をできるだけ損なうことなく省エネルギー運転を行うことができる。また、トイレ用電気機器を設置するトイレに配線された電源の許容総電力に余裕がある場合には、本発明のトイレ用電気機器の許容総電力の設定値を大きくすることにより、さらに快適なトイレ用電気機器の使用が可能である。また、電源からの供給電圧を検知して、供給電圧が低い場合は、電源ブレーカーが落ちないように、許容総電力の設定値を小さくすることにより、電源ブレーカーが落ちるといった不具合を未然に防ぐことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例について、図面に基づいて説明する。
図1は、局部洗浄とトイレ内暖房と便座暖房と脱臭と局部乾燥の各機能を有するトイレ用電気機器の構成図である。
【0031】
局部洗浄機能1の主な電力消費ユニットは、洗浄ノズル伸縮モータ1a、流量調節バルブ1b、熱交換器1c、水ポンプ1d、止水バルブ1e等である。熱交換器1cは、湯切れの心配のない瞬間加熱型である。また、トイレ内暖房機能2の主な電力消費ユニットは、送風ファン2a、温風ヒータ2b等である。また、便座暖房機能3の主な電力消費ユニットは、便座ヒータ3aである。また、脱臭機能4の主な電力消費ユニットは、送風ファン4aである。また、局部乾燥機能5の主な電力消費ユニットは、送風ファン5a、温風ヒータ5b等である。
【0032】
ユニット電力制御手段6は、上記各電力消費ユニットの電力供給と動作制御を行う。また、ユニット電力制御手段6は、配分割合記憶手段7aに記憶された配分割合に基づいて、許容総電力を越えないように、各電力消費ユニットへの電力供給と動作制御を行う。
【0033】
操作変更手段7bは、配分割合記憶手段7aに記憶されている配分割合の変更を行うための、手動入力手段である。
【0034】
図1の構成で、例えば、局部洗浄機能1とトイレ内暖房機能2を同時に使用する場合に、局部洗浄機能1を優先させて暖房能力を抑えた(送風ファン2aや温風ヒータ2bの能力を抑えた)使用や、暖房を優先させて局部洗浄能力を抑えた(流量調節バルブ1bにより瞬間流量を抑え熱交換器1cの消費電力を抑えた)使用や、局部洗浄機能1の中でもさらに瞬間流量は変えずに熱交換器1cの消費電力を抑えることにより温水の温度だけを抑えた使用や、局部洗浄機能1の中でもさらに温水の温度は変えずに洗浄流量だけを抑え、結果的に熱交換器1cの消費電力を抑えた使用や、トイレ内暖房機能2の温風ヒータ2bへの通電のみ停止した(送風ファン2aには通電)使用など、個人の好みに合わせてた各電力消費ユニットの適切な制御ができるので、電力消費ユニットによっては、消費電力を抑えている、および/または、使用を停止するにもかかわらず、使用者に不便を感じさせないばかりか、使用者の快適性を向上させるトイレ用電気機器の多様な使用を行うことができる。
【0035】
図1の実施例に加え、図2の構成図のように許容総電力記憶手段8aと許容総電力変更手段8bとを設ければ、トイレ用電気機器を設置するトイレに配線された電源の許容総電力が小さい場合や他のトイレ用電気機器と同時使用する場合には、許容総電力変更手段8bによりトイレ用電気機器の許容総電力記憶手段8aの設定値を小さくすれば、許容総電力を越えるような使用を行ってしまう危険がない。
【0036】
さらに、個人の好みに合わせて許容総電力変更手段8bにより許容総電力記憶手段8aの設定値を変更することにより(例えば、通常は1200Wに設定しておき、個人の好みにより1100W、1000W、900Wといった値に変更する)、省エネルギー運転を行うことができ、使用者の快適性をできるだけ損なうことなく省エネルギー運転を行うこともできる。
【0037】
また、トイレ用電気機器を設置するトイレに配線された電源の許容総電力に余裕がある場合には、トイレ用電気機器の許容総電力の設定値を大きくすることにより、許容電力に余裕があるにもかかわらず一部の電力消費ユニットの消費電力が必要以上に抑えられるといった不具合がない。
【0038】
また、供給電圧検知手段8c(図示しない)で電源からの供給電圧を検知して、供給電圧が低い場合は、電源ブレーカーが落ちないように、許容総電力の設定値を小さくすることにより、電源ブレーカーが落ちるといった不具合を未然に防ぐことができる。
【0039】
個人で許容総電力記憶手段8aの設定値を変更する場合は、電源の許容総電力を越えない変更になるように、設定できる許容総電力値の上限が決められ、上限以上の変更ができないリミッターを有する。
【0040】
図2の実施例に加え、図3の構成図のようにトイレ用電気機器の使用状況を検出する使用状況検出手段91と、使用状況検出手段91の検出内容に応じて配分割合記憶手段7aに記憶される配分割合を自動的に変更する自動変更手段7cとを設ければ、個人で変更したトイレ用装置の各設定値および/または消費電力ユニットの種類を使用状況検出手段91で検出できる。
【0041】
例えば、局部洗浄の洗浄流量を増やす変更を行った場合や局部洗浄の洗浄水湯温を上げる変更を行った場合などは、熱交換器1cの消費電力が大きくなるので、使用状況検出手段91で検出した洗浄流量や洗浄水湯温の変更された設定値に応じて、自動変更手段7cで配分割合記憶手段7aの配分割合を変更でき、自動でトイレ内暖房機能2の能力を抑えることができる。よって、トイレ内暖房機能2の能力は抑えられるが、使用者がその時に最も使用したい消費電力ユニットを優先的に使用でき、使用者に不便を感じさせないばかりか、使用者の快適性を向上させるトイレ用電気機器の多様な使用を行うことができる。
【0042】
図2の実施例に加え、図4の構成図のようにトイレ用電気機器の使用環境を検出する使用環境検出手段92と、使用環境検出手段92の検出内容に応じて配分割合記憶手段7aに記憶される配分割合を自動的に変更する自動変更手段7cとを設ければ、例えば日付や時刻、室温を使用環境検出手段92で検出できる。
【0043】
例えば、局部洗浄機能1とトイレ内暖房機能2を使用する場合、夏は室温が高くトイレ内暖房機能2は利用しない機会が多いので、カレンダー機能を有した時計92aを内蔵し、使用環境検出手段92で時計92aの内容から季節を検出し、自動変更手段7cで配分割合を変更し、夏はトイレ内暖房機能2を使用せず、局部洗浄機能1を優先した運転を行い、真冬になるに従い、トイレ内暖房機能2の配分割合を増やす運転を行うことができる。さらに、使用環境検出手段92で時計92aの内容から時刻を検出し、真夜中はファンの音が響くので、昼間に比べ送風ファン2aや温風ヒータ2b、送風ファン5aや温風ヒータ5b、送風ファン4aの能力を抑え、静音性を高めた運転を行い、局部洗浄能力を優先させた制御を行うことができる。
【0044】
また、使用環境検出手段92による検出内容は、日付や時刻のみならず、室温や湿度、気圧や明るさ臭いといった環境変数であっても、同様の制御を行うことができる。
【0045】
よって、使用環境検出手段で使用環境を検出し、優先させたい電力消費ユニットを判断することにより、使用者に不便を感じさせないばかりか、使用者の快適性を向上させるトイレ用電気機器の多様な使用を行うことができる。
【0046】
図2の実施例に加え、図5の構成図のようにトイレ用電気機器の使用頻度を検出する使用頻度検出手段93と、使用頻度検出手段93の検出内容に応じて配分割合記憶手段7aに記憶される配分割合を自動的に変更する自動変更手段7cとを設ければ、各消費電力ユニットの内、どの消費電力ユニットの使用頻度が多いかを使用状況検出手段91で検出できる。
【0047】
例えば、トイレ内暖房機能2をよく使用する場合は、トイレ内暖房を優先させた制御を行い、局部洗浄機能1や脱臭機能4の能力を抑えた制御を行うことができる。よって、電力消費ユニットによっては、消費電力を抑えている、および/または、使用を停止するにもかかわらず、使用者に不便を感じさせないばかりか、使用者の快適性を向上させるトイレ用電気機器の多様な使用を行うことができる。
【0048】
図2の実施例に加え、図6の構成図のようにトイレ用電気機器の使用者を識別し検出する使用者識別検出手段94と、使用者識別検出手段94の検出内容に応じて配分割合記憶手段7aに記憶される配分割合を自動的に変更する自動変更手段7cとを設ければ、使用者識別検出手段94で個人、性別、年齢、体調を検出し、個人、性別、年齢、体調、各使用者の癖や好みや使用頻度の多い電力消費ユニット、等に合わせた電力配分割合で、適切な電力消費ユニットを自動的に優先させた制御を行うことができる。
【0049】
使用者識別検出手段94としては、重量センサーによる体重検出や重量センサーの重量分布による座り方検出、超音波距離センサーによる座り方検出、温度センサーによる体温検出、指紋検知機による指紋検出、画像検出処理機による体型検出や個人検出、アイセンサーによる虹彩検出(個人検出)、音声認識器による声紋検出(個人検出)、IDカードを読みとり機に読みとらせることによる個人検出、手動入力機で登録番号等を入力することによる個人検出、等が考えられる。
【0050】
例えば、トイレ内暖房機能2を優先させたい使用者を識別し検出した場合は、局部洗浄機能1や脱臭機能4の能力を抑えた制御を行い、脱臭機能4の能力を優先させたい使用者を識別し検出した場合は、トイレ内暖房機能2や局部洗浄機能1の能力を抑えた制御を行うといったことができる。よって、電力消費ユニットによっては、消費電力を抑えている、および/または、使用を停止するにもかかわらず、使用者に合わせた配分割合で各電力消費ユニットを運転するので、使用者に不便を感じさせないばかりか、使用者の快適性を向上させるトイレ用電気機器の多様な使用を行うことができる。
【0051】
図2の実施例に加え、図7の構成図のようにトイレ用電気機器の使用者の排便状態を検出する排便状態検出手段95と、排便状態検出手段95の検出内容に応じて配分割合記憶手段7aに記憶される配分割合を自動的に変更する自動変更手段7cとを設ければ、排便状態検出手段95で下痢や健常な排便や便秘やガスの多い排便やにおいの強い排便といった排便状態を検出し、下痢や健常な排便や便秘やガスの多い排便やにおいの強い排便等に合わせた電力配分割合で、適切な電力消費ユニットを自動的に優先させた制御を行うことができる。
【0052】
排便状態検出手段95としては、排便音を検出するマイク、排便臭を検出する臭いセンサー、便形状を検出する画像検出処理機、等が考えられる。
【0053】
例えば下痢の時は、局部における汚物付着範囲が大きくなるので、広範囲を洗浄するために洗浄ノズル伸縮モータ1aの駆動を優先させる局部洗浄機能1の制御を行い、排便中にガスが多く便器のボール水面に浮遊する汚物が多かったり、排便臭が強い場合は、脱臭機能4を優先させた制御を行うことができる。よって、電力消費ユニットによっては、消費電力を抑えている、および/または、使用を停止するにもかかわらず、排便状態に合わせた配分割合で各電力消費ユニットを運転するので、使用者に不便を感じさせないばかりか、使用者の快適性を向上させるトイレ用電気機器の多様な使用を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明係わるトイレ用電気機器の実施例に係わる構成図。
【図2】本発明係わるトイレ用電気機器の他の実施例に係わる構成図。
【図3】本発明係わるトイレ用電気機器の他の実施例に係わる構成図。
【図4】本発明係わるトイレ用電気機器の他の実施例に係わる構成図。
【図5】本発明係わるトイレ用電気機器の他の実施例に係わる構成図。
【図6】本発明係わるトイレ用電気機器の他の実施例に係わる構成図。
【図7】本発明係わるトイレ用電気機器の他の実施例に係わる構成図。
【符号の説明】
1…局部洗浄機能
1a…洗浄ノズル伸縮モータ
1b…流量調節バルブ
1c…熱交換器
1d…水ポンプ
1e…止水バルブ
2…トイレ内暖房機能
2a…送風ファン
2b…温風ヒータ
3…便座暖房機能
3a…便座ヒータ
4…脱臭機能
4a…送風ファン
5…局部乾燥機能
5a…送風ファン
5b…温風ヒータ
6…ユニット電力制御手段
7a…配分割合記憶手段
7b…操作変更手段
7c…自動変更手段
8a…許容総電力記憶手段
8b…許容総電力変更手段
8c…供給電圧検知手段
91…使用状況検出手段
92…使用環境検出手段
92a…時計
93…使用頻度検出手段
94…使用者識別検出手段
95…排便状態検出手段

Claims (5)

  1. トイレ空間内で使用し同一電気コードで電力供給されるトイレ用電気機器において、各電力消費ユニットの電力配分割合を記憶する配分割合記憶手段と、前記配分割合記憶手段に記憶される配分割合を使用者が自由に変更する操作変更手段と、前記配分割合記憶手段に基づいて許容総電力を越えないように前記各電力消費ユニットの電力を制御するユニット電力制御手段と、を有することを特徴とするトイレ用電気機器。
  2. トイレ空間内で使用し同一電気コードで電力供給されるトイレ用電気機器において、許容総電力を記憶する許容総電力記憶手段と、各電力消費ユニットの電力配分割合を記憶する配分割合記憶手段と、前記配分割合記憶手段に記憶される配分割合を使用者が自由に変更する操作変更手段と、前記許容総電力記憶手段と前記配分割合記憶手段に基づいて前記各電力消費ユニットの電力を制御するユニット電力制御手段と、を有することを特徴とするトイレ用電気機器。
  3. トイレ空間内で使用し同一電気コードで電力供給されるトイレ用電気機器において、許容総電力を記憶する許容総電力記憶手段と、前記許容総電力記憶手段に記憶される電力を電源の許容総電力の範囲内で任意に個人で自由に変更する許容総電力変更手段と、各電力消費ユニットの電力配分割合を記憶する配分割合記憶手段と、前記許容総電力記憶手段と前記配分割合記憶手段に基づいて前記各電力消費ユニットの電力を制御するユニット電力制御手段と、を有することを特徴とするトイレ用電気機器。
  4. 前記許容総電力記憶手段に記憶される電力を電源の許容総電力の範囲内で任意に個人で自由に変更する許容総電力変更手段を有することを特徴とする請求項2記載のトイレ用電気機器。
  5. トイレ空間内で使用し同一電気コードで電力供給されるトイレ用電気機器において、許容総電力を記憶する許容総電力記憶手段と、各電力消費ユニットの電力配分割合を記憶する配分割合記憶手段と、前記配分割合記憶手段に記憶される配分割合を検出手段により検出された検出内容に応じて自動的に変更する自動変更手段と、前記許容総電力記憶手段と前記配分割合記憶手段に基づいて前記各電力消費ユニットの電力を制御するユニット電力制御手段と、を有し、前記許容総電力記憶手段に記憶される電力を電源の許容総電力の範囲内で任意に変更する許容総電力変更手段を有することを特徴とするトイレ用電気機器。」
JP23956098A 1998-08-10 1998-08-10 トイレ用電気機器 Expired - Fee Related JP3627525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23956098A JP3627525B2 (ja) 1998-08-10 1998-08-10 トイレ用電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23956098A JP3627525B2 (ja) 1998-08-10 1998-08-10 トイレ用電気機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000054460A JP2000054460A (ja) 2000-02-22
JP3627525B2 true JP3627525B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=17046626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23956098A Expired - Fee Related JP3627525B2 (ja) 1998-08-10 1998-08-10 トイレ用電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3627525B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5234491B2 (ja) * 2007-12-19 2013-07-10 Toto株式会社 トイレユニット
JP5348064B2 (ja) * 2010-04-27 2013-11-20 パナソニック株式会社 トイレ装置
JP6288546B2 (ja) * 2013-09-30 2018-03-07 Toto株式会社 衛生洗浄装置
CN114738953A (zh) * 2022-03-28 2022-07-12 青岛海尔空调器有限总公司 空调器与智能马桶的互联控制方法与装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000054460A (ja) 2000-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5884694A (en) Bathroom dehumidifier method and apparatus
CN111637524A (zh) 取暖换气设备、控制方法、控制装置和可读存储介质
JP3627525B2 (ja) トイレ用電気機器
CN109700363B (zh) 一种卫浴烘干装置及其控制方法
JP2002146878A (ja) トイレ装置
JP2000104315A (ja) トイレ装置
JP3886395B2 (ja) 住宅用換気システム
JP2001108282A (ja) 加湿器
JP2577119Y2 (ja) 室内暖房及び消臭機能付き便座装置
JP2010185214A (ja) 衛生洗浄装置
CN221242669U (zh) 红外线身体干燥系统
JP4311036B2 (ja) 浴室換気暖房乾燥装置
JP7487718B2 (ja) 浴室暖房装置
JP3867568B2 (ja) 便器脱臭装置
JP6996545B2 (ja) トイレ装置
JP5092504B2 (ja) サウナ装置
JP2586689Y2 (ja) 室内暖房機能付き便座装置
JP2002081669A (ja) トイレ暖房装置
JP2985574B2 (ja) 人体局部乾燥装置および衛生洗浄便座
KR0157746B1 (ko) 가습기의 히터 동작 제어방법
JPH0610387A (ja) 防臭装置
JP2004144306A (ja) 洗面所空調機
JPH11248205A (ja) 加湿器
JP2008309414A (ja) 浴室暖房乾燥装置
JPH04136651A (ja) 換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees