JP6996545B2 - トイレ装置 - Google Patents

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開示の実施形態は、トイレ装置に関する。
従来、便座を温めたり、局部洗浄ノズルから噴射される洗浄水を加熱したりするためにヒータを備えるトイレ装置には、ヒータと、局部洗浄ノズルを動作させるモータのようなヒータよりも消費電力が小さい他の電子機器との電圧を調整するために、インバータ回路を介して交流電源からヒータや他の電子機器に電力を供給するものがある。
また、トイレ装置において、たとえば、交流100Vと200Vとの仕様の共通化のために、交流電源からの電圧が降圧され、降圧された電圧がヒータに印加されることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-134004号公報
しかしながら、インバータ回路を介してヒータや他の電子機器に電力を供給する場合、ヒータの消費電力は他の電子機器の消費電力よりも大きいため、ヒータに流れる電流は大きい。ヒータに流れる電流が大きいと、ヒータ駆動部の放熱量を大きくしたり、ヒータに電力を供給する配線の径を大きくしたり、配線間の距離を大きくしたり、他の部材との距離を大きくしたりする必要があり、トイレ装置の小型化が困難であった。
また、ヒータに降圧された電圧が印加される場合も、ヒータ駆動部の冷却構成は必要であるため、トイレ装置の小型化は依然として困難であった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、小型化したトイレ装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るトイレ装置は、交流電源に接続され、高調波電流を低減するとともに、電圧を昇圧して出力するPFC回路と、前記PFC回路によって昇圧された電圧が直接印加され、被加熱部を加熱するヒータと、前記ヒータよりも消費電力が小さい機器と、前記PFC回路に並列接続され、電圧を降圧して一定電圧とするレギュレータとを備え、前記機器には、前記レギュレータによって降圧された電圧が印加されることを特徴とする。
トイレ装置は、PFC回路によって昇圧された電圧をヒータに印加することで、ヒータに流れる電流を小さくすることができ、ヒータで発生する熱を放出する部材を小さくすることができる。このため、ヒータに電流を流す配線の径を小さくし、また、配線間の距離や、他の部材との距離を小さくすることができるため、小型化することができる。また、トイレ装置は、PFC回路は、ヒータに対して昇圧した電圧を出力しつつ、ヒータ以外の機器に対してはヒータに印加される電圧よりも低い電圧を出力するため、トイレ装置全体における電力の消費ロスを少なくすることができる。また、トイレ装置は、PFC回路を介してヒータに電圧を印加しつつ、ヒータよりも消費電力が小さい他の機器に対してはレギュレータによって降圧した一定電圧を印加することができるため、水回り機器全体における電力の消費ロスを少なくすることができる。
また、トイレ装置は、前記ヒータは、局部洗浄ノズルから吐出される洗浄水を温めるための温水ヒータであることを特徴とする。
トイレ装置は、PFC回路によって昇圧された電圧を温水ヒータに印加することで、温水ヒータに流れる電流を小さくすることができ、温水ヒータを駆動するヒータ駆動部で発生する熱を放出する部材を小さくすることができる。このため、温水ヒータに電流を流す配線の径を小さくし、また、配線間の距離や、他の部材との距離を小さくすることができるため、小型化することができる。
また、交流電源における電圧をPFC回路によって昇圧して温水ヒータに印加することで、交流電源の電圧公差に対し、温水ヒータに印加する電圧の電圧公差を小さくすることができる。このため、温水ヒータによる加熱のばらつきを小さくすることができ、加熱性能を向上させることができる。
また、トイレ装置は、前記ヒータは、便座の座面を温めるための便座ヒータであることを特徴とする。
トイレ装置は、PFC回路によって昇圧された電圧を便座ヒータに印加することで、便座ヒータに流れる電流を小さくすることができる。このため、便座ヒータに電流を流す配線の径を小さくし、また、配線間の距離や、他の部材との距離を小さくすることができるため、小型化することができる。
また、交流電源における電圧をPFC回路によって昇圧して便座ヒータに印加することで、交流電源の電圧公差に対し、便座ヒータに印加する電圧の電圧公差を小さくすることができる。このため、便座ヒータによる加熱のばらつきを小さくすることができ、加熱性能を向上させることができる。
実施形態の一態様によれば、小型化を図ることができる。
図1は、実施形態に係るトイレ装置を示す概略図である。 図2は、実施形態に係るトイレ装置の構成を示す概略図である。 図3は、実施形態に係るヒータ駆動部および制御装置を説明するブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するトイレ装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
近年、トイレ装置は、デザインの多様化が追求されており、さらなる小型化が期待されている。このようなトイレ装置は、例えば、局部洗浄ノズルから噴射される洗浄水を加熱する(温める)温水ヒータ、便座の座面を温める便座ヒータを備えている。ヒータは、交流電源である商用電源から電力が供給されるが、トイレ装置が使用される国や地域などの地理的要因による商用電源の電圧の公差などに起因し、加熱性能にばらつきが生じる。
加熱性能のばらつきを抑制するために、従来のトイレ装置では、例えば、国や地域などの電圧の公差に応じてヒータの出力を制御するためのパラメータを多数用意し、ヒータの出力を安定化させている。しかし、この場合には、国や地域の商用電源の電圧の公差に合わせて、制御装置を設計しなければならず、トイレ装置を汎用化することが困難である。
また、インバータ回路を介してヒータや他の機器に電力を供給する場合、ヒータの消費電力は他の機器の消費電力よりも大きいため、ヒータに流れる電流は大きい。ヒータに流れる電流が大きいと、ヒータ駆動部の放熱量を大きくしたり、ヒータに電力を供給する配線の径を大きくしたり、配線間の距離を大きくしたり、他の部材との距離を大きくしたりする必要があり、トイレ装置の小型化が困難であった。
このような点に鑑み、実施形態に係るトイレ装置1は、以下の構成を有する。
図1~図3を参照して実施形態に係るトイレ装置1について説明する。図1は、実施形態に係るトイレ装置1を示す概略図である。図2は、実施形態に係るトイレ装置1の構成を示す概略図である。図3は、実施形態に係るヒータ駆動部(温水ヒータ駆動部271、温風ヒータ駆動部272および便座ヒータ駆動部273)および制御装置260を説明するブロック図である。
なお、図1には、鉛直上向き(上方)を正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を示している。説明の便宜上、X軸の正方向を右方、X軸の負方向を左方、Y軸の正方向を前方、Y軸の負方向を後方と規定し、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という場合がある。
図1に示すように、トイレ装置1は、便器本体100と、便座装置200とを備える。
便器本体2は、例えば、トイレ室の床面に載置される。便器本体2は、汚物を受けるボウル部100aと、ボウル部100aの底部から後方へ延びる排水トラップ管路(図示せず)とを備える。ボウル部100aには、リム吐水を行うリム吐水口(図示せず)が形成される。また、ボウル部100aには、ジェット吐水を行うジェット吐水口(図示せず)が形成される。
なお、トイレ装置1は、便器本体100の例えば後方に、ボウル部100aに供給される洗浄水を貯留する洗浄水タンク(図示せず)をさらに備える。
便座装置200は、便器本体100の上面後部に設置される。便座装置200は、本体部201と、便座202と、便蓋203とを備える。便座202および便蓋203は、本体部201に対してそれぞれ開閉自在に軸支されている。便蓋203は、閉じた状態で便座202の上方を覆う。なお、便座装置200においては、便蓋203は省略されてもよい。
便座装置200は、便座202に座った使用者の局部を洗浄する洗浄機能を有する。また、便座装置200は、便座202に座った使用者の局部を乾燥させる乾燥機能、便座202の座面202aを温める暖房機能をさらに有する。
便座装置200は、洗浄機能を発揮する場合には、例えば、トイレ室の壁面に設置された操作装置204が使用者に操作されることで、局部洗浄ノズル(不図示)を便器本体100のボウル100a内へ進出させ、局部洗浄ノズルの吐水口(不図示)から洗浄水を噴射させて使用者の局部を洗浄する。また、便座装置200は、洗浄機能において、ヒータ(温水ヒータ)221a(図6参照)によって温めた洗浄水を吐水口から噴射させる。
また、便座装置200は、乾燥機能を発揮する場合には、例えば、上記した操作装置204が使用者に操作されることで、ヒータ(温風ヒータ)222a(図6参照)によって温めた風(温風)を局部に吹き付ける。
また、便座装置200の本体部201は、暖房機能を発揮するために、便座202の内部に、座面202aを温めるためのヒータ(便座ヒータ)223aを備える。具体的には、便座202の内部には、便座ヒータ223aとして金属部材が設けられる。金属部材は、便座202の開口の周りに沿って配設される。このような便座ヒータ223aに電力が供給されることで、便座が温められる。
便座ヒータ223aとしては、チュービングヒータ、シーズヒータ、ハロゲンヒータ、カーボンヒータなどが用いられる。便座ヒータ223aの金属部材は、アルミニウムや銅などで構成される。また、便座ヒータ223aの金属部材には、シート状、ワイヤ状、メッシュ状など、種々の形状を採用することができる。
図2に示すように、便座装置200の本体部201(図1参照)は、PFC(Power Factor Correction)装置230と、電圧一定装置240と、制御装置260とを備える。便座装置200には、交流電源100、具体的には商用電源から電力が供給される。
便座装置200の本体部201は、上記した洗浄機能、乾燥機能および暖房機能を発揮するために、ヒータ(温水ヒータ221a、温風ヒータ222aおよび便座ヒータ223a)が組み込まれたヒータユニット(温水ヒータユニット221、温風ヒータユニット222および便座ヒータユニット223)を備える。
各ヒータ221a,222a,223aは、PFC装置230を介して交流電源100から電力が供給され、被加熱部(例えば、便座ヒータ223aの場合は便座202の座面202a)を加熱する(温める)。温水ヒータ221a、温風ヒータ222aおよび便座ヒータ223aには、PFC装置230によって昇圧された電圧がそれぞれ直接印加される。
PFC装置230は、PFC回路230Aを備える。PFC回路230Aは、交流電源100に接続され、高調波電流を低減させて力率を改善するとともに、電圧を昇圧する。具体的には、PFC回路230Aは、交流電源100から供給される電力に対して高調波電流を抑制し、入力された電圧を昇圧する。これにより、電圧の下限値と上限値との差を小さくすることができ、電圧公差を小さくすることができる。
PFC装置230によって昇圧された電圧は、各ヒータ221a,222a,223aのそれぞれに駆動電圧として印加される。すなわち、各ヒータ221a,222a,223aには、交流電源100における電圧よりも電圧公差が小さい駆動電圧が印加される。
第1電圧一定装置241は、交流電源100から供給された電力における電圧を一定電圧に降圧するレギュレータ241Aを備える。レギュレータ241Aは、コンバータや、インバータを含む回路である。レギュレータ241Aは、PFC回路230Aに接続される。レギュレータ241Aは、交流電圧を直流電圧に変換する。
第2電圧一定装置242は、上記した第1電圧一定装置241と同様、交流電源100から供給された電力における電圧を一定電圧に降圧するレギュレータ242Aを備える。レギュレータ242Aは、コンバータや、インバータを含む回路である。レギュレータ242Aは、PFC回路230Aに接続される。レギュレータ242Aは、交流電圧を直流電圧に変換する。
なお、本実施形態では、電圧一定装置(第1電圧一定装置241および第2電圧一定装置242)が複数(2つ)設けられているが、これに限定されず、電圧一定装置が1つ設けたものであってもよい。
第1機能ユニット251は、温水ヒータ221a、温風ヒータ222aおよび便座ヒータ223aよりも消費電力(必要電力)が小さい電子機器である。第1機能ユニット251には、第1電圧一定装置241によって降圧された直流電圧が印加される。
第2機能ユニット252は、上記した第1機能ユニット251と同様、温水ヒータ221a、温風ヒータ222aおよび便座ヒータ223aよりも消費電力(必要電力)が小さい電子機器である。第2機能ユニット252には、第2電圧一定装置242によって降圧された直流電圧が印加される。
第1機能ユニット251および第2機能ユニット252は、例えば、局部洗浄ノズルや、電動開閉装置や、脱臭装置である。局部洗浄ノズルは、使用者の局部を洗浄する洗浄水を吐水する。電動開閉装置は、便蓋203や、便座202を自動で開閉する装置である。脱臭装置は、ボウル部10(図4参照)内の空気を吸引して脱臭する装置である。
温水ヒータ駆動部271は、ヒートシンク271aと、温水ヒータ駆動回路(不図示)とを備える。温水ヒータ駆動回路は、温水ヒータ221aの電力制御回路(不図示)に駆動電力信号を出力する。また、温水ヒータ駆動回路は、制御装置260に温度信号を出力する。
温風ヒータ駆動部272は、ヒートシンク272aと、温風ヒータ駆動回路(不図示)とを備える。温風ヒータ駆動回路は、温風ヒータ222aの電力制御回路(不図示)に駆動電力信号を出力する。また、温風ヒータ駆動回路は、制御装置260に温度信号を出力する。
便座ヒータ駆動部273は、便座ヒータ駆動回路(不図示)を備える。便座ヒータ駆動回路は、便座ヒータ223aの電力制御回路(不図示)に駆動電力信号を出力する。また、便座ヒータ駆動回路は、制御装置260に温度信号を出力する。
制御装置260は、各ヒータユニットや各機能ユニット251,252を制御する。例えば、制御装置260は、各ヒータの出力や局部洗浄ノズルの動作などを制御する。
次に、図3を参照してヒータ駆動部(温水ヒータ駆動部271)および制御装置260の詳細について説明する。
図3に示すように、PFC機能を有する昇圧部231は、交流電源100に接続される。PFC機能を有する昇圧部231は、PFC装置230で高調波電流を低減させて力率を改善するとともに、電圧を昇圧する。PFC装置230によって昇圧された電圧は、温水ヒータ221aに駆動電圧として印加される。
制御装置260は、制御部261を備える。なお、ここでは、制御装置260のうち、温水ヒータユニット221を制御する機能について説明する。制御部261は、温度入力部262と、比較部263とを備える。
制御部261は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、例えば、制御部261の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行される。これにより、制御部261は、温度入力部262および比較部262として機能する。なお、記憶デバイスは、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。
温度入力部262は、洗浄ノズルから吐出される洗浄水を貯留する貯水タンク(不図示)内の洗浄水の温度を測定する温度センサ(例えば、サーミスタ)280から温度信号(温度)が入力される。温度入力部262は、入力された温度を比較部262に出力する。
比較部262は、例えば、入力された温度と、例えば使用者の操作により設定部290において設定された設定温度とを比較する。比較部262は、比較結果に基づいてヒータ駆動部(温水ヒータ駆動部271)の光変換部271bに制御信号を出力する。
光変換部271bは、比較部262から入力された制御信号を光信号に変換し、電気信号に再度変換し、温度制御信号として出力する。光変換部271bは、温度制御信号(ON状態、OFF状態の切替信号)をスイッチ271cに出力する。スイッチ271cは、例えば、スイッチング光結合素子であり、制御部261の比較部262から出力される切替信号に基づいて、ON状態またはOFF状態となる。
すなわち、比較部262は、スイッチ271cのON状態またはOFF状態を切り替える切替信号を生成し、出力する。比較部262は、入力された温度信号(温度)が、設定部290において設定された設定温度に到達したか否かを検知する。比較部262は、洗浄水の加熱処理において温度センサ280から入力されてきた温度が設定温度に到達した場合、スイッチ271cをOFF状態に切り替える。すなわち、温水ヒータ221aによる洗浄水の加熱を停止する。
比較部262は、洗浄水の加熱処理において温度センサ280から入力されてきた温度が設定温度に到達していない場合、スイッチ271cをON状態とする。すなわち、温水ヒータ221aによる洗浄水の加熱を継続する。
次に、トイレ装置1および便座装置200の効果について説明する。
トイレ装置1および便座装置200は、交流電源100に接続されるPFC回路230Aによって、高調波電流を低減するとともに、電圧を昇圧する。そして、便座装置200は、昇圧した電圧を、局部洗浄ノズルから吐出される洗浄水を温める温水ヒータ221a、局部乾燥のために送る空気を温める温風ヒータ222a、そして、便座202の座面202aを温める便座ヒータ223aに印加する。
トイレ装置1および便座装置200は、PFC回路230Aによって昇圧された電圧を各ヒータ221a,222a,223aに直接印加することで、各ヒータ221a,222a,223aに流れる電流を小さくすることができる。これにより、ヒータ駆動部(温水ヒータ駆動部271、温風ヒータ駆動部272)の各ヒートシンク271a,272aなどの放熱部材を小さくすることができる。
また、トイレ装置1および便座装置200は、各ヒータ221a,222a,223aに電流を流す配線の径を小さくし、また、配線間の距離や、他の部材との距離を小さくすることができる。このため、各ヒータユニット221,222,223や各ヒータ駆動部271,272などを小型化することができ、便座装置200を小型化することができる。また、便座装置200は、PFC回路230Aを介してモータ31に電圧を印加することで、高調波電流を抑制することができる。
また、トイレ装置1および便座装置200は、小型化することで、デザインの多様化を図ることができ、意匠性を向上させることができる。
また、トイレ装置1および便座装置200は、PFC回路230Aによって商用電源(交流電源100)の電圧を昇圧して各ヒータ221a,222a,223aに印加する。これにより、便座装置200は、商用電源の電圧公差に対し、各ヒータ221a,222a,223aに印加される電圧の下限値と上限値との差を小さくすることができ、電圧公差を小さくすることができる。このため、トイレ装置1および便座装置200は、被加熱部に対する加熱のばらつきを小さくすることができる。
したがって、トイレ装置1および便座装置200は、トイレ装置1および便座装置200が使用される国や、地域における商用電源の電圧公差などに起因した加熱性能のばらつきを小さくすることができる。また、トイレ装置1および便座装置200は、国や、地域における商用電源の電圧公差に対応した多数の制御パラメータを用意せずに、加熱性能のばらつきを小さくすることができ、制御装置260の設計を容易化してトイレ装置1および便座装置200を汎用化することができる。
また、トイレ装置1および便座装置200は、PFC回路230Aに接続されたレギュレータ241A,242Aによって電圧を降圧して一定電圧とする。そして、便座装置200は、レギュレータ241A,242Aによって降圧した電圧を、各ヒータ221a,222a,223aよりも消費電力が小さい第1機能ユニット251および第2機能ユニット252に印加する。
これにより、トイレ装置1および便座装置200は、各ヒータ221a,222a,223aに昇圧した電圧を印加し、第1機能ユニット251および第2機能ユニット252に降圧した一定電圧の電圧を印加することができ、便座装置200全体における電力の消費ロスを少なくすることができる。
なお、上記した実施形態では、温水ヒータ221a、温風ヒータ222aおよび便座ヒータ223aに昇圧した電圧を印加するが、例えば、3つのヒータ221a,222a,223aのうち少なくとも1つに昇圧した電圧を印加してもよい。
また、トイレ装置1において、温水ヒータ221a、温風ヒータ222aおよび便座ヒータ223aよりも消費電力が小さい(例えば、DC5V、24V)機器には、水路系では、例えば、フロートスイッチ、ノズルモータ、流調・流路切替モータ、電磁弁、温水サーミスタ、リミットサーミスタおよびオートクリーンユニットがある。
また、風系では、例えば、脱臭、温風および換気の各ファンモータおよび温風サーミスタがある。また、便座系では、例えば、便座サーミスタがある。また、センサ系では、例えば、着座検知センサ、人体検知センサ、便座センサおよび、便蓋のソフト閉止用の開閉検知センサがあり、表示系では、例えば、表示基板およびブザーがあり、電動開閉系では、例えば、電動開閉モータがある。これらの他にも、室温センサや着脱センサなどがある。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 トイレ装置
200 便器本体
202 便座
202a 座面
221a 温水ヒータ
223a 便座ヒータ
230A PFC回路
241A レギュレータ
242B レギュレータ

Claims (3)

  1. 交流電源に接続され、高調波電流を低減するとともに、電圧を昇圧して出力するPFC回路と、
    前記PFC回路によって昇圧された電圧が直接印加され、被加熱部を加熱するヒータと
    前記ヒータよりも消費電力が小さい機器と、
    前記PFC回路に並列接続され、電圧を降圧して一定電圧とするレギュレータと
    を備え
    前記機器には、前記レギュレータによって降圧された電圧が印加される
    ことを特徴とするトイレ装置。
  2. 前記ヒータは、局部洗浄ノズルから吐出される洗浄水を温めるための温水ヒータである
    ことを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
  3. 前記ヒータは、便座の座面を温めるための便座ヒータである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ装置。
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