JP2023057262A - 浴室暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示は、浴室暖房装置から吹き出す空気が入浴者に与える不快感を、人体センサを用いないで抑制することを目的とする。【解決手段】浴室暖房装置1は、空気の吸込口、及び、空気の吹出口を有する筐体10と、筐体10の内部に設けられ、吸込口から吸い込んだ空気を、吹出口から吹き出す循環ファン11と、循環ファン11によって吸込口から吸い込まれた空気に熱を加える加熱部15と、加熱部15で温められ吹出口から吹き出す空気の風向を規制する風向規制板16と、浴室の洗い場に設けられた水栓金具7に対する給湯を示す浴室使用情報を給湯装置2から取得する取得部19と、取得部19で取得した浴室使用情報に基づいて、浴室3の洗い場6に設けられた水栓金具7への給湯を検知した場合には、洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させる制御部20とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、浴室暖房装置に関する。
従来から、浴室暖房装置から吹き出された風が、入浴者の身体に当たることによって、入浴者に不快感を与えることがある。
そこで、特許文献1には、浴室内の入浴者を検知する人体センサを設け、人体センサによって浴室内の入浴者を検知した場合に、浴室暖房装置の風量を下げ、ルーバの角度を閉める方向に調節することで、入浴者に与える不快感を抑制することが記載されている。
特開2006-10267号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、入浴者に与える不快感を抑制する機能の実現に専用の人体センサを必要とするため、該当の機能を有しない場合と比較してコストがかかるという問題があった。
また、特許文献1に記載された技術では、人体センサで入浴者を検知した場合、浴室暖房装置の風量を一律に下げてしまうので、例えば、浴室を早く温めたい入浴者に不快感を与えることがあった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、浴室暖房装置から吹き出す空気が入浴者に与える不快感を、人体センサを用いないで抑制することを目的とする。
この開示に係る浴室暖房装置は、浴室の天井に埋没され、空気の吸込口、及び、空気の吹出口を有する筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ空気を、前記吹出口から吹き出す循環ファンと、前記循環ファンによって前記吸込口から吸い込まれた前記空気に熱を加える加熱部と、前記加熱部で温められ前記吹出口から吹き出す前記空気の風向を規制する風向規制板と、前記浴室の洗い場に設けられた水栓金具に対する給湯を示す浴室使用情報を給湯装置から取得する取得部と、前記取得部で取得した前記浴室使用情報に基づいて、前記浴室の洗い場に設けられた水栓金具への給湯を検知した場合には、前記洗い場の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに前記風向規制板を移動させる制御部とを備えることを特徴とする。
本開示によれば、浴室暖房装置から吹き出された風が入浴者に与える不快感を、人体センサを用いないで抑制することができる。
浴室暖房装置1を有する浴室システムを模式的に示す図である。 浴室暖房装置1の構成の一例を示す図である。 浴室暖房装置1の不快感抑制処理の一例を示すフローチャートである。 浴室暖房装置1を有する浴室システムを模式的に示す図である。 浴槽5に設けられた水位センサにより取得した水位変化の一例を示す図である。 浴槽5に設けられた水位センサにより取得した水位変化の一例を示す図である。 浴室暖房装置1の不快感抑制処理の一例を示すフローチャートである。 浴室暖房装置1の不快感抑制処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本開示の実施の形態に係る浴室暖房装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本本開示は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
・実施の形態1
図1は、浴室暖房装置1を有する浴室システムを模式的に示す図である。
浴室システム100は、浴室暖房装置1、給湯装置2、及び、浴室3を備える。浴室3には洗い場6が設けられている。洗い場6には、カラン7b、及び、シャワー7aなどの水栓金具7が設けられている。浴室暖房装置1は、浴室3の天井であって、洗い場6の上方に設けられる。
浴室暖房装置1は、浴室3内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気に熱を加え、熱を加えた空気を浴室3内に吹き出して浴室3内の空気を循環させる(以降、暖房と称する)機能を有する。浴室暖房装置1は、図示せぬ有線又は無線のネットワークで給湯装置2と接続されている。
給湯装置2は、熱を加えた水を水栓金具7に供給(以降、給湯と称する。)する機能を有する。また、給湯装置2は、水栓金具7に対する給湯の有無を示す給湯情報を生成し、図示せぬ有線又は無線のネットワークを介して、浴室暖房装置1に対して送信する。ここで、給湯情報が水栓金具7に対する給湯を示す場合、浴室3の洗い場6に入浴者が存在すると推定できる。そこで、浴室暖房装置1は、給湯情報が水栓金具7に対する給湯を示す場合、浴室3に入浴者が存在するものとして、浴室暖房装置1から吹き出された風が入浴者に与える不快感を抑制する処理をおこなう。ここで、給湯情報は、浴室使用情報の一例である。なお、給湯装置2は、水栓金具7に対する給湯をした場合にのみ給湯情報を生成してもよい。
図2は、浴室暖房装置1の構成の一例を示す図である。
浴室暖房装置1は、箱型の筐体10、循環ファン11、循環ファンモータ12、フィルタ13、風路切替ダンパ14、加熱部15、風向規制板16、意匠パネル18、取得部19、及び、制御部20を備える。
浴室暖房装置1の筐体10は、浴室の天井Tに設けられた開口に埋没され、ネジ穴などを通じて天井Tに固定される。浴室暖房装置1の筐体10は、その下面に空気の吸込口H1、及び、空気の吹出口H2を有する。浴室暖房装置1の筐体10の内部には、吸込口H1から吹出口H2に至る風路F1と、風路F1から分岐して排気口H3に至る風路F2が形成されている。風路F1と風路F2の分岐点には、風路切替ダンパ14が設けられている。
風路F1内には、循環ファン11、及び、加熱部15が設けられている。循環ファン11は、筐体10の内部に設けられ、循環ファンモータ12によって駆動されることにより、浴室3内の吸込口H1から吸い込んだ空気を、吹出口H2から吹き出す。加熱部15は、循環ファン11によって吸込口H1から吸い込まれた空気に熱を加える。この構成により、吹出口H2から吹き出された空気は、吸込口H1から吸い込んだ空気よりも温かくなる。
吹出口H2には、風向規制板16が設けられている。風向規制板16は、加熱部15で温められ吹出口H2から吹き出す空気の風向を規制する。風向規制板16は、例えば、水平方向に近い方向に風向を規制することで、入浴者に直接風が当たりやすい方向、即ち、浴室3の洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する。なお、風向規制板16は、吹き出す方向を左右に調整する風向左右切替ルーバ16a、及び/又は、吹き出す方向を上下に調整する風向前後切替ルーバ16bから構成されていてもよい。
吸込口H1には、フィルタ13が設けられている。浴室暖房装置1の筐体10の下面側、即ち、浴室3側の面には、吸込口H1、及び、吹出口H2を覆うように、意匠パネル18が設けられている。
取得部19は、図示せぬ有線又は無線のネットワークを介して、給湯装置2で生成された給湯情報を取得する。制御部20は、取得部19で取得した給湯情報に基づいて、洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させる。また、制御部20は、循環ファン11及び循環ファンモータ12、加熱部15、及び、風路切替ダンパ14を制御する。なお、この制御には、各構成を動作させるために必要となる、モータの駆動、電圧の印加などに関する制御も含むものとする。
・暖房運転動作について
制御部20は、風路切替ダンパ14を制御して、分岐点の排気口H3に至る風路F2を閉じる位置に移動させる。制御部20は、循環ファン11を回転させて、吸込口H1から吹出口H2へと向かう気流を発生させる。制御部20は、吸込口H1から吹出口H2へと向かう空気を、加熱部15に温めさせる。これにより、浴室暖房装置1は、吸込口H1から吸い込んだ浴室3の空気を温めたうえで、吹出口H2から浴室3に吹き出すことができる。
ところで、浴室暖房装置1は、加熱部15で温めた空気を吹出口H2から吹き出した場合であっても、その空気が入浴者の濡れた身体に直接当たって気化熱を奪うことで、入浴者に寒気などの不快感を与えてしまうことがある。そこで、本開示の浴室暖房装置1は、給湯装置2から取得した給湯情報に基づいて、浴室3における入浴者の存在を検知した場合、入浴者の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させて暖房運転を継続する処理を行う。以降の説明において、この処理を、「不快感抑制処理」と称する。
・不快感抑制処理について
浴室暖房装置1の制御部20は、給湯装置2から取得した給湯情報に基づいて、浴室3の洗い場6に設けられた水栓金具7への給湯を検知した場合には、洗い場6に存在する入浴者に寒気などの不快感を与えてしまうことを抑制するために、洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させる。ここで、制御部20は、例えば、風向規制板16の向きを水平方向に近い方向、又は、浴室3の壁の方向に定めることで、洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制してもよい。
次に、浴室暖房装置1の動作について説明する。
図3は、浴室暖房装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
浴室暖房装置1は、図示せぬ操作部からの操作入力により、暖房運転を開始する(ステップS100)。この際、制御部20は、予め設定された風量となるように循環ファン11を制御する。ここで、例えば、制御部20は、予め設定された風量として「強」となるように制御する。また、制御部20は、予め設定された風向となるように風向規制板16を移動させる。ここで、例えば、制御部20は、予め設定された風向として「鉛直方向の下向き」となるように風向規制板16を移動させる。なお、暖房運転の開始時、制御部20は、浴室が温まりやすい風量、風向に制御することが望ましいが、風量・風向はこれに限らず、任意の風量・風向であってもよい。
暖房運転中、浴室暖房装置1の取得部19は、給湯装置2で生成された給湯情報を取得する(ステップS101)。
制御部20は、取得部19で取得した給湯情報に基づいて、浴室3の洗い場6に設けられた水栓金具7に対する給湯の有無を検知する(ステップS102)。ステップS102で浴室3の洗い場6に設けられた水栓金具7に対する給湯を検知した場合(ステップS102:YES)、制御部20は、不快感抑制処理を開始し、洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させる(ステップS103)。ここで、制御部20は、例えば、風向規制板16の向きを水平方向に近い方向、又は、浴室3の壁の方向に定めることで、洗い場6に居る入浴者の方向に向けて空気を吹き出すのを規制することができる。
制御部20は、ステップS103の不快感抑制処理の実施時間が規定時間以上に達するまで、不快感抑制処理を継続する(ステップS104;NO)。なお、浴室暖房装置1は、規定時間以上に達する前に、図示せぬ操作部からの操作入力により暖房運転の停止の操作があった場合には、暖房運転を停止してもよい。制御部20は、不快感抑制処理の実施時間が規定時間以上に達した場合(ステップS104;YES)、ステップS101の処理に戻る。
一方、制御部20は、取得部19で取得した給湯情報に基づいて、浴室3の洗い場6に設けられた水栓金具7への給湯を検知できなかった場合(ステップS102:NO)、暖房運転を継続するか否かを判断する(ステップS105)。例えば、制御部20は、暖房運転を開始した時刻から閾値時間以上経過しても、浴室3の洗い場6に設けられた水栓金具7への給湯を検知できなかった場合には、暖房運転を継続しないと判断して(ステップS105:NO)、暖房運転を停止する(ステップS106)。また、例えば、制御部20は、暖房運転を開始した時刻から閾値時間未満しか経過していない場合、暖房運転を継続すると判断して(ステップS105:YES)、ステップS101の処理に戻る。なお、浴室暖房装置1は、図示せぬ操作部からの操作入力により暖房運転を停止させる操作があった場合には、暖房運転を停止してもよい。
このように、浴室暖房装置1の制御部20は、給湯装置2から取得した給湯情報に基づいて、浴室3における入浴者の存在を検知して、風向規制板16の向きを制御することで、浴室暖房装置1から吹き出す空気によって入浴者に与える不快感を、人体センサを用いないで抑制することができる。
・実施の形態2
実施の形態1において浴室3は洗い場6のみを備えていたが、浴室3は浴槽を備えていてもよい。また、実施の形態1において制御部20は、不快感抑制処理として、洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させたが、制御の態様はこれに限られない。例えば、制御部20は、不快感抑制処理として、洗い場6、又は、浴槽の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させてもよい。
図4は、浴室暖房装置1を有する浴室システムを模式的に示す図である。
浴室システム100は、浴室暖房装置1、給湯装置2、及び、浴室3を備える。浴室3には、浴槽5、及び、洗い場6が設けられている。洗い場6には、カラン7b、及び、シャワー7aなどの水栓金具7が設けられている。
浴室暖房装置1は、浴室3の天井であって、浴槽5の上方に設けられる。なお、浴室暖房装置1の設けられる位置はこれに限らず、洗い場6の上方、洗い場6、及び、浴槽5の上方にまたがるように設けられていてもよい。ただし、浴室暖房装置1には、浴室暖房装置1と、浴槽5、及び/又は、洗い場との位置関係が予め登録されているものとする。
給湯装置2は、熱を加えた水を浴槽5、及び/又は、水栓金具7に供給(以降、給湯と称する。)する機能を有する。また、給湯装置2は、浴槽5に設けられた水位センサにより、浴槽5に張られた水の位置(以降、水位と称する。)を取得し、水位を示す水位情報を生成する。給湯装置2は、図示せぬ有線又は無線のネットワークを介して、浴室暖房装置1に対して水位情報を送信する。
吹出口H2には、吹出口H2から吹き出す空気の風向を規制する風向規制板16が設けられている。風向規制板16は、例えば、洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する。また、風向規制板16は、例えば、浴槽5の方向に向けて空気が吹き出すのを規制する。
取得部19は、図示せぬ有線又は無線のネットワークを介して、給湯装置2で生成された給湯情報、及び/又は、水位情報を取得する。制御部20は、取得部19で取得した給湯情報、及び/又は、水位情報に基づいて風向規制板16を制御する。
ところで、浴室暖房装置1は、実施の形態1のように、浴室3の洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制しただけでは、例えば、浴槽5に入っている入浴者に空気が当たって不快感を与えてしまうことがある。そこで、実施の形態2の浴室暖房装置1は、給湯装置2から取得した給湯情報、及び/又は、水位情報に基づいて、浴室3における入浴者の位置を検知し、検知した位置に応じた不快感抑制処理を行う。ここで、水位情報、及び、給湯情報は、浴室使用情報の一例である。以降の説明において、給湯情報、及び、水位情報を夫々区別して説明する必要が無い場合には、単に、浴室使用情報と称する。
・不快感抑制処理について
浴室使用情報が、給湯装置2から水栓金具7への給湯を示す給湯情報である場合には、入浴者が浴室3の洗い場6にいる可能性が高い。この場合、制御部20は、洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させる。
また、浴室使用情報が、浴槽5の水位情報であり、浴槽5の単位時間あたりの水位の上昇が閾値以上であることを示す場合には、入浴者が浴槽5に入っている可能性が高い。この場合、制御部20は、浴槽5の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させる。
さらに、浴室使用情報が、浴槽5の水位情報であり、浴槽5の単位時間あたりの水位の下降が閾値以上であることを示す場合には、入浴者が浴槽5から出た可能性が高い。この場合、制御部20は、洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させる。
図5は、浴槽5に設けられた水位センサにより取得した水位変化の一例を示す図である。
図5(1)は、入浴者が浴槽5に入った際の水位変化の一例を示す図である。制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の上昇が閾値TH11以上を示したタイミング(時刻T11)を入浴者が浴槽5に入ったタイミングとして推定する。また、図5(2)は、浴槽5への湯張り(足し湯)運転中に、入浴者が浴槽5に入った際の水位変化の一例を示す図である。制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の上昇が閾値TH13(閾値TH11+給湯装置2から浴槽5への給湯量TH12)以上を示したタイミング(時刻T11)を入浴者が浴槽5に入ったタイミングとして推定する。なお、単位時間が無視できるほど短く、単位時間あたりの給湯装置2から浴槽への給湯量が小さい場合には、閾値TH11のみを考慮して、給湯装置2から浴槽5への給湯量TH12を考慮しなくてもよい。
図6は、浴槽5に設けられた水位センサにより取得した水位変化の一例を示す図である。
図6(1)は、入浴者が浴槽5から出た際の水位変化の一例を示す図である。 制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の下降が閾値TH21以上を示したタイミング(T21)を入浴者が浴槽5から出たタイミングとして推定する。また、図6(2)は、浴槽5の水の排水中に、入浴者が浴槽5から出た際の水位変化の一例を示す図である。制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の下降が閾値TH23(閾値Th21+浴槽の排水量TH22)以上を示したタイミング(時刻T21)を入浴者が浴槽5から出たタイミングとして推定する。なお、単位時間が短く、単位時間あたりの浴槽の排水量が小さい場合には、閾値TH21のみを考慮して、浴槽の排水量T22を考慮しなくてもよい。
次に、浴室暖房装置1の処理について説明する。
図7は、浴室暖房装置1の不快感抑制処理の一例を示すフローチャートである。
図7のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同じ処理には、同一の符号が付されている。同一の処理についての説明は省略し、相違のある処理について説明する。
暖房運転中、浴室暖房装置1の取得部19は、給湯装置2で生成された浴室使用情報を取得する(ステップS101)。
制御部20は、取得部19で取得した浴室使用情報(給湯情報)に基づいて、浴室3の洗い場6に設けられた水栓金具7に対する給湯の有無を検知する(ステップS102)。制御部20は、取得部19で取得した浴室使用情報(給湯情報)に基づいて、浴室3の洗い場6に設けられた水栓金具7への給湯を検知できなかった場合(ステップS102:NO)、取得部19で取得した浴室使用情報(水位情報)に基づいて、浴槽5の単位時間あたりの水位の上昇が閾値以上であるか否かを検知する(ステップS107)。制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の上昇が閾値以上であることを検知した場合(ステップS107:YES)、浴槽5の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させる(ステップS108)。これにより、浴槽5に入っている入浴者に対して風が当たりにくくなるから、浴室暖房装置1から吹き出された風が入浴者に与える不快感を抑制することが出来る。
次に、制御部20は、取得部19で取得した浴室使用情報(水位情報)に基づいて、浴槽5の単位時間あたりの水位の下降が閾値以上であるか否かを検知する(ステップS109)。制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の下降が閾値以上になるまで、ステップS108の処理を継続する(ステップS109:NO)。制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の下降が閾値以上であることを検知した場合(ステップS109:YES)、洗い場6の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに風向規制板16を移動させる(ステップS110)。これにより、少なくとも浴槽5から出て、洗い場6にいると推定される入浴者に対して風が当たりにくくなるから、浴室暖房装置1から吹き出す空気が入浴者に与える不快感を抑制することが出来る。
制御部20は、ステップS110の不快感抑制処理の実施時間が規定時間以上に達するまで、不快感抑制処理を継続する(ステップS104;NO)。なお、浴室暖房装置1は、規定時間以上に達する前に、図示せぬ操作部からの操作入力により暖房運転を停止させる操作があった場合には、暖房運転を停止してもよい。制御部20は、不快感抑制処理の実施時間が規定時間以上に達した場合(ステップS104;YES)、ステップS101の処理に戻る。
一方、制御部20は、取得部19で取得した浴室使用情報に基づいて、浴槽5の単位時間あたりの水位の上昇が閾値以上であることを検知できなかった場合(ステップS107:NO)、暖房運転を継続するか否かを判断する(ステップS105)。例えば、制御部20は、暖房運転を開始した時刻から閾値時間以上経過しても、浴室3の利用を検知できなかった場合には、暖房運転を継続しないと判断して(ステップS105:NO)、暖房運転を停止する(ステップS106)。また、例えば、制御部20は、暖房運転を開始した時刻から閾値時間未満しか経過していない場合、暖房運転を継続すると判断して(ステップS105:YES)、ステップS101の処理に戻る。
このように、浴室暖房装置1の制御部20は、給湯装置2から取得した浴室使用情報(給湯情報、及び、水位情報)に基づいて、浴室3における入浴者が存在する位置を検知して、風向規制板16の向きを制御することで、浴室暖房装置1から吹き出す空気が入浴者に与える不快感を、人体センサを用いないで抑制することができる。
・実施の形態3
実施の形態2において制御部20は、不快感抑制処理として、風向規制板16の向きを制御したが、制御の態様はこれに限られない。
例えば、制御部20は、不快感抑制処理として、加熱部15、及び/又は、循環ファン11及び循環ファンモータ12を制御してもよい。例えば、制御部20は、浴室3における入浴者の存在を検知した場合、入浴者に寒気などの不快感を与えてしまうことを抑制するために、加熱部15で空気を温める温度を高くしてもよい。
また、例えば、制御部20は、浴室3の使用を検知した場合、入浴者に寒気などの不快感を与えてしまうことを抑制するために、循環ファン11及び循環ファンモータ12を制御することで、吹出口H1から吹き出す空気の風量を弱くしてもよい。以降の説明において、吹出口H1から吹き出す空気の風量を調整時に制御部20が「循環ファン11及び循環ファンモータ12」を制御することを、単に、制御部20が「循環ファン11」を制御すると称する。
図8は、浴室暖房装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
図8のフローチャートにおいて、図7のフローチャートと同じ処理には、同一の符号が付されている。同一の処理についての説明は省略し、相違のある処理について説明する。
ステップS100aにおいて、浴室暖房装置1は、図示せぬ操作部からの操作入力により、暖房運転を開始する。この際、制御部20は、循環ファン11の風量を第1の風量(強)となるように制御する。また、制御部20は、加熱部15の温度を第3の温度(低温)となるように制御する。
ステップS102において、浴室3の洗い場6に設けられた水栓金具7に対する給湯を検知した場合(ステップS102:YES)、制御部20は、不快感抑制処理を開始し、循環ファン11の風量を第2の風量(中)となるように制御する。また、制御部20は、加熱部15の温度を第2の温度(中温)となるように制御する(ステップS103a)。
ステップS107において、制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の上昇が閾値以上であることを検知した場合(ステップS107:YES)、不快感抑制処理を開始し、循環ファン11の風量を第1の風量(強)となるように制御する。また、制御部20は、加熱部15の温度を第3の温度(低温)となるように制御する(ステップS108a)。
ステップS109において、制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の下降が閾値以上であることを検知した場合(ステップS109:YES)、不快感抑制処理を開始し、循環ファン11の風量を第3の風量(弱)となるように制御する。また、制御部20は、加熱部15の温度を第1の温度(高温)となるように制御する(ステップS110a)。
一般的に、水栓金具7を使用している入浴者は、浴槽5に入っている入浴者よりも、湯に覆われている身体の表面が狭いため風が当たりやすいと考えられる。そこで、制御部20は、浴室3の洗い場6に設けられた水栓金具7への給湯を検知した場合、浴室3の浴槽5の単位時間あたりの水位の上昇が閾値以上であることを検知した場合よりも、吹出口H2から吹き出す空気の風量を弱くする。
また、一般的に、浴槽5から出た入浴者は、水栓金具7を使用している入浴者よりも、湯に覆われている身体の表面が狭いため風が当たりやすいと考えられる。そこで、制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の下降が閾値以上であることを検知した場合、洗い場6に設けられた水栓金具7への給湯を検知した場合よりも、吹出口H2から吹き出す空気の風量を弱くする。
また、一般的に、吹出口H2から吹き出す空気の温度が同じ場合、吹き出す空気の風量が弱いほど浴室が温まるのが遅くなってしまうため、浴室を早く温めたい入浴者に不快感を与えることがある。そこで、制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の下降が閾値以上であることを検知した場合、洗い場6に設けられた水栓金具7への給湯を検知した場合よりも、吹出口H2から吹き出す空気の温度を高くする。また、制御部20は、浴槽5の単位時間あたりの水位の下降が閾値以上であることを検知した場合、洗い場6に設けられた水栓金具7への給湯を検知した場合よりも、吹出口H2から吹き出す空気の温度を高くする。
このように、浴室暖房装置1の制御部20は、給湯装置2から取得した浴室使用情報(給湯情報及び水位情報)に基づいて、循環ファン11の風量、及び、加熱部15の温度を制御することで、浴室暖房装置1から吹き出す空気によって入浴者に与える不快感を、人体センサを用いないで抑制することができる。
・その他の応用例
図3のステップS100において、浴室暖房装置1は、図示せぬ操作部からの操作入力により、暖房運転を開始したが、暖房運転の開始の態様はこれに限られない。例えば、給湯装置2は、浴槽5に対して湯張り、保温、又は、たし湯などを自動で行う自動湯張り運転の機能を有する場合、該当の機能の運転中であることを示す湯張り情報を生成し、図示せぬ有線又は無線のネットワークを介して、浴室暖房装置1に対して送信する。浴室暖房装置1は、浴室使用情報が給湯装置2の自動湯張り運転の開始を示す場合には、暖房運転を開始させ、浴室使用情報が自動湯張り運転の停止を示す場合には、暖房運転を停止させてもよい。この湯張り情報は、浴室使用情報の一例である。
また、この場合、図3のステップS106において、制御部20は、暖房運転を停止させたが、これに限られない。例えば、自動湯張り運転中の場合、浴室3の次の入浴者が存在すると推定できる。そこで、制御部20は、浴室3の次の入浴者に寒気などの不快感を与えることを抑制するために、浴室が温まりやすい風量、風向、及び、温度に制御してもよい。
このように、浴室暖房装置1の制御部20は、給湯装置2から取得した浴室使用情報(湯張り情報)に基づいて、循環ファン11の風量、及び、加熱部15の温度を制御することで、浴室暖房装置から吹き出す空気によって入浴者に与える不快感を、人体センサを用いないで抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 浴室暖房装置、2 給湯装置、3 浴室、4 入浴者、5 浴槽、6 洗い場、7 水栓金具、7a シャワー、7b カラン、10 筐体、11 循環ファン、12 循環ファンモータ、13 フィルタ、14 風路切替ダンパ、15 加熱部、16 風向規制板、16a 風向左右切替ルーバ、16b 風向前後切替ルーバ、18 意匠パネル、19 取得部、20 制御部、H1 吸込み口、H2 吹出口、H3 排気口。

Claims (6)

  1. 浴室の天井に埋没され、空気の吸込口、及び、空気の吹出口を有する筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ空気を、前記吹出口から吹き出す循環ファンと、
    前記循環ファンによって前記吸込口から吸い込まれた前記空気に熱を加える加熱部と、
    前記加熱部で温められ前記吹出口から吹き出す前記空気の風向を規制する風向規制板と、
    前記浴室の洗い場に設けられた水栓金具に対する給湯を示す浴室使用情報を給湯装置から取得する取得部と、
    前記取得部で取得した前記浴室使用情報に基づいて、前記浴室の洗い場に設けられた水栓金具への給湯を検知した場合には、前記洗い場の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに前記風向規制板を移動させる制御部と
    を備えることを特徴とした浴室暖房装置。
  2. 浴室の天井に埋没され、空気の吸込口、及び、空気の吹出口を有する筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ空気を、前記吹出口から吹き出す循環ファンと、
    前記循環ファンによって前記吸込口から吸い込まれた前記空気に熱を加える加熱部と、
    前記加熱部で暖められ前記吹出口から吹き出す前記空気の風向を規制する風向規制板と、
    前記浴室の洗い場に設けられた水栓金具に対する給湯、又は、前記浴室に設けられた浴槽の水位を示す浴室使用情報を給湯装置から取得する取得部と、
    前記取得部で取得した前記浴室使用情報に基づいて、前記浴室の洗い場に設けられた水栓金具への給湯を検知した場合には、前記洗い場の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに前記風向規制板を移動させ、前記浴室内に設けられた浴槽の単位時間あたりの水位の上昇が閾値以上であることを検知した場合、前記浴槽の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに前記風向規制板を移動させる制御部と
    を備えることを特徴とした浴室暖房装置。
  3. 前記制御部は、
    前記取得部で取得した前記浴室使用情報に基づいて、前記浴槽の単位時間あたりの水位の下降が閾値以上であることを検知した場合、前記洗い場の方向に向けて空気を吹き出すのを規制する向きに前記風向規制板を移動させる
    ことを特徴とした請求項2に記載された浴室暖房装置。
  4. 前記制御部は、
    前記取得部で取得した前記浴室使用情報に基づいて、前記浴室の使用を検知した場合、前記循環ファンを制御することで、前記吹出口から吹き出す空気の風量を弱くする
    ことを特徴とした請求項1~3の何れか1項に記載された浴室暖房装置。
  5. 前記制御部は、
    前記取得部で取得した前記浴室使用情報に基づいて、前記水栓金具への給湯を検知した場合、前記循環ファンを制御することで、前記浴槽の単位時間あたりの水位の上昇が閾値以上であることを検知した場合よりも、前記吹出口から吹き出す空気の風量を弱くする
    ことを特徴とした請求項2又は3に記載された浴室暖房装置。
  6. 前記制御部は、
    前記取得部で取得した前記浴室使用情報に基づいて、前記浴槽の単位時間あたりの水位の下降が閾値以上であることを検知した場合、前記循環ファンを制御することで、前記水栓金具への給湯を検知した場合よりも、前記吹出口から吹き出す空気の風量を弱くする
    ことを特徴とした請求項2又は3に記載された浴室暖房装置。
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