JP3626653B2 - データ転送処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、演算処理装置群が共有メモリを共用する構成を持つクラスタ計算機がネットワークによって複数台接続されているシステムにおいて、クラスタの共有メモリ内のデータをクラスタ間で相互転送を行うデータ転送処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の演算処理装置群が共有メモリを共用する構成からなるクラスタ計算機が複数台あって、そのクラスタ計算機間を結合するネットワーク装置を有するデータ転送処理装置において、クラスタ間データ転送は、自クラスタ内の共有メモリからデータをロードし相手先クラスタへデータを転送し相手先クラスタ内の共有メモリにストアしたり、逆に相手先クラスタ内の共有メモリからデータをロードし自クラスタへデータを転送し自クラスタ内の共有メモリにストアしたりする内容を持つものである。
【0003】
クラスタ間データ転送方式は、図4の(a)に示すようにリクエスト調停手段により調停されたネットワーク上に設定された小規模の緩衝バッファを用意しデータ転送元クラスタとデータ転送先クラスタとの間で一定期間データパスを占有しデータを転送する方式と、図4の(b)に示すようにリクエスト調停手段を設けず、データ転送元クラスタとデータ転送先クラスタとの間で比較的大規模の緩衝バッファを用意しデータパスを占有しないで、転送データを送信先のクラスタのアドレスでルーティングさせる方式とがある。
【0004】
クラスタ間のデータ転送処理方式には、大きく分けて上述したような2通りの方式があるが、従来のクラスタ間データ転送装置においては、いずれの方式においても転送リクエスト(要求)や転送データを蓄積するための緩衝バッファを緩衝バッファサイズの大小の相違はあるものの(リクエスト調停手段を利用する方式の場合は1つ分のリクエストとデータの蓄積領域があればよい。)設ける必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このクラスタ間ネットワークのルーティング処理では、同一のクラスタにリクエスト要求を行う複数のリクエストが同時に到着した場合に対し、前述したようにサイズの大小の相違はあるものの緩衝バッファをクラスタ間ネットワーク内に設ける必要があった。しかしながら、クラスタ数が増加すると、クラスタの増加した分の緩衝バッファを増加する必要があるという欠点があった。
【0006】
本発明では、リクエスト調停手段は、送受信のリクエストを受け付ける緩衝バッファのみを持ち、リクエストに対する通信の許可を確認した段階でネットワークへのデータの送出を開始することでデータ蓄積用の緩衝バッファを不要とし、クラスタ数の増加に伴う緩衝バッファの増加分の削減を図るものである。
【0007】
そしてデータ転送元クラスタとデータ転送先クラスタとの間で一定期間データパスを占有しデータ転送する方式とし、リクエスト調停手段がデータパスの空き状況を管理する。よってクラスタ間のデータ転送を行う時、データパス間の競合は発生しない。競合が発生しないことにより、データパスを占有しない方式で必要であった緩衝バッファ量の削減が可能となるわけである。
【0008】
本発明は、さらに、データ転送要求をしている間にデータ転送要求元の自クラスタ内のメモリからデータをロードし、転送許可が通知された場合に即座に他クラスタへのデータ転送を開始することで、効率よくデータ転送を行うことが出来る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願の第1の発明のデータ転送処理装置は、複数のクラスタと該複数のクラスタを接続するネットワークとからなるシステムにおいて、前記クラスタは、クラスタ間でのデータの転送の指示命令を発行する演算処理装置と、他の前記クラスタとの送信データ/受信データを格納する共有メモリと、他の前記クラスタとの間でデータの送受信の制御を行うデータ転送装置と、前記演算処理装置、前記共有メモリ、前記データ転送装置間での通信を可能とするローカルネットワークとを含み、前記ネットワークは、前記クラスタからの通信要求を調停するネットワークリクエスト調停手段と、前記クラスタ間でのデータの転送を行うネットワークデータ転送手段と、を備える。
【0010】
本願の第2の発明のデータ転送処理装置は、第1の発明において、前記データ転送装置は、前記演算処理装置の発行したデータの転送の命令を解読する命令解読手段と、該命令解読手段が解読した命令を格納するとともに次の手段にそれを送出する解読命令格納手段と、前記解読命令格納手段から解読した命令を受け取りその内容に従って他の前記クラスタとの通信の制御を行うデータ転送要求/リクエスト送受信手段と、該データ転送要求/リクエスト送受信手段から受け取った解読された命令を元に前記共有メモリへのアクセスを行う共有メモリアクセス手段と、前記ネットワークとの間で転送データの送受信を実行するデータ転送手段と、を備える。
【0011】
本願の第3の発明のデータ転送処理装置は、第1の発明において、前記データ転送要求/リクエスト送受信手段は、前記解読命令格納手段から受け取った命令を次の手段に渡すと同時に前記ネットワークリクエスト調停手段に前記解読された命令で指定された相手先クラスタとの通信を要求するデータ転送要求手段と、前記データ転送要求手段から受け取った命令の論理アドレスを物理アドレスに変換しそれを前記共有メモリアクセス手段に渡す論理アドレス変換手段と、前記ネットワークリクエスト調停手段からの通信許可と転送データの送受信準備の完了の同期をとる転送整合手段と、を備える。
【0012】
本願の第4の発明のデータ転送処理装置は、第1の発明において、前記転送整合手段は、送信時においては、前記ネットワークリクエスト調停手段からの送信の許可の通知と前記共有メモリアクセス手段による前記共有メモリからの送信データの取り出し完了の通知の同期をとり両通知が揃った段階で前記データ転送手段に送信の許可を与えることを備える。
【0013】
本願の第5の発明のデータ転送処理装置は、第1の発明において、前記転送整合手段は、受信時においては、前記データ転送要求手段による受信の許可の通知と、前記データ転送手段による転送データの受信完了の通知の同期をとり、両通知が揃った段階で受信の完了を前記データ転送要求手段に報告することを備える。
【0014】
本願の第6の発明のデータ転送処理装置は、第1の発明において、送信側の前記クラスタによる前記共有メモリからの転送データの読み出しと前記ネットワークリクエスト調停手段によるデータパスの開設処理とを並行して動作させ、受信側の前記クラスタでは転送データを全て受信し終えた時前記共有メモリへの転送データの書き出しと並行して送信側クラスタへの転送処理の終了通知とネットワークリクエスト調停手段によるデータパスの開放処理とを動作させることを備える。
【0015】
本願の第7の発明のデータ転送処理装置は、第1の発明において、前記ネットワークリクエスト調停手段は、データの送受信のリクエストを格納する緩衝バッファを前記クラスタごとに1つ持ち、データを格納する緩衝バッファは持たないことを備える。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1に、本発明の構成図を示す。
【0018】
本発明の情報処理システムの構成は、複数のクラスタ1と、クラスタ間ネットワーク2と、からなる。
【0019】
クラスタ1は、転送元のクラスタ1の共有メモリ11と転送先のクラスタ1の共有メモリ11との間での双方向のデータ転送のリクエストを行う複数個の演算処理装置10と、複数の演算処理装置10で共有する共有メモリ11と、複数の演算処理装置10と共有メモリ11とデータ転送装置13それぞれにインタフェースを持つクラスタ1内のローカルネットワーク12と、ローカルネットワーク12とネットワーク2との間に位置し自クラスタの共有メモリ11と他クラスタの共有メモリ11の間のデータ転送を制御するデータ転送装置13と、から構成されている。
【0020】
演算処理装置10から発行された転送命令は、ローカルネットワーク12を介して、データ転送装置13で受け取られる。
【0021】
データ転送装置13は、該転送命令を受け取り解読する命令解読手段130と、命令解読手段130により解読された命令を一時的に格納する解読命令格納手段131と、
解読命令格納手段131が送出した解読された命令によるデータ転送要求をネットワークリクエスト調停手段20へ発行する、また他のクラスタ1からの転送要求をクラスタ間ネットワーク2を介して受信するデータ転送要求/リクエスト送受信手段132と、
自クラスタ1内の共有メモリ11へのアクセスを行う共有メモリアクセス手段133と、
共有メモリアクセス手段133で共有メモリ11から読み出したデータをネットワークデータ転送手段21を介して他クラスタへ送信を行うまた、他クラスタ1から受信したデータを蓄積し受信完了したデータを共有メモリアクセス手段133に渡すデータ転送手段134と、から構成されている。
【0022】
データ転送要求/リクエスト送受信手段132は、内部にデータ転送要求手段1320と、論理アドレス変換手段1321と、転送整合手段1322と、を有する。
【0023】
まず、データ転送要求手段1320は、論理アドレス変換手段1321に解読命令格納手段131から受け取った命令を渡す、また同じくネットワークリクエスト調停手段20に解読命令格納手段131から受け取った命令を送出し相手先クラスタ1への送受信要求の許可を得たり、また逆に、他クラスタ1からの送受信の要求をネットワークリクエスト調停手段20を介して受け付ける。
【0024】
論理アドレス変換手段1321は、データ転送要求手段1320から受け取った命令中の共有メモリの論理アドレスを物理アドレスに変換しそれを共有メモリアクセス手段133に送出する。
【0025】
転送整合手段1322は、他のクラスタ1に転送する自クラスタ1の共有メモリからのデータの読み出しが完了した通知及びネットワークリクエスト調停手段20から通信許可の通知が揃うと、データ転送手段134に対し読み出しデータをネットワークデータ転送手段21へ転送する指示を行う。また、受信側のクラスタ1の場合には、他のクラスタ1から受信したデータの共有メモリ11への書き込みの完了通知をデータ転送要求手段1320に行う。
【0026】
クラスタ間ネットワーク2は、ネットワークリクエスト調停手段20と、ネットワークデータ転送手段21と、各クラスタからの送受信リクエストを格納する緩衝バッファ22と、からなる。
【0027】
ネットワークリクエスト調停手段20は、データ転送装置13からの他のクラスタ1とのデータ転送のリクエストを受け付け、それをクラスタ1ごとに用意した緩衝バッファ22に格納する。そして、クラスタ1間データ転送において競合が発生しないようにリクエスト先クラスタ1のデータ転送要求手段1320との折衝、転送許可の発行、データパス(転送経路)の開設、使用済みデータパスの開放等を行う。
【0028】
ネットワークデータ転送手段21は、ネットワークリクエスト調停手段20が調停し確保したデータパスに従いデータ転送を行う。転送許可を与えたデータについてデータ転送装置13からそれを受け取り送信先のクラスタ1に送信を実行する。
【0029】
次に、本発明の実施の形態の動作について図1と、図2、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0030】
図1で示されているクラスタ1内の任意の演算処理装置10からクラスタ1の間でのデータの転送命令が発行される(ステップS1)。発行されたクラスタ1間でのデータ転送命令は、ローカルネットワーク12を介してデータ転送装置13で受け付けられる(ステップS2)。
【0031】
尚、以降では、他のクラスタ1にデータを転送するクラスタ1を主体に説明を行う。
【0032】
データ転送装置13で受け付けられた命令は、命令解読手段130で解読される(ステップS3)。解読された命令は、解読命令格納手段131が受け取り蓄積する(ステップS4)。
【0033】
解読された命令の内容は以下のものからなっている。
複数の演算処理装置10からの命令が同時に発生したような場合、命令解読手段130によって解読された命令内容を受け取った解読命令格納手段131は、自身の有する解読された命令を格納する領域に順に蓄積を行う。解読命令格納手段131は、格納した解読命令が該領域に存在する場合、蓄積された先頭の解読命令を取り出しそれをデータ転送要求/リクエスト送受信手段132に送り出す(ステップS5)。同時に、送り出した該解読命令は削除する。該解読命令を受け取ったデータ転送要求/リクエスト送受信手段132は、以下のような動作をする。
【0034】
解読命令格納手段131から送られた該解読命令は、データ転送要求/リクエスト送受信手段132の中のデータ転送要求手段1320で受け付けられる。データ転送要求手段1320は、受け付けた該解読命令を論理アドレス変換手段1321に転送する(ステップS6)。
【0035】
論理アドレス変換手段1321は、該解読命令中の共有メモリ11の送信データ格納先を指定する論理アドレスを物理アドレスに変換する。論理アドレス変換手段1321は、この変換された物理アドレスとデータ転送長を、共有メモリアクセス手段133へ送信対象データの読み出しの要求として送出する(ステップS7)。
【0036】
読み出しの要求を受け取った共有メモリアクセス手段133は、ローカルネットワーク12を介して共有メモリ11から物理アドレスで指定された番地にある転送データをデータ転送長分読み出す。読み出された転送データは、共有メモリアクセス手段133を介してデータ転送手段134に送り込まれる(ステップS8)。送り込まれたデータが指定されたデータ転送長分読み出せたかを共有メモリアクセス手段134でカウントし、指定されたデータ転送長分読み出しが終わると、転送整合手段1322に対して共有メモリ11からのデータ読み出しの完了を通知する(ステップS9)。
【0037】
先に論理アドレス変換手段1321に解読命令を渡したデータ転送要求手段1320は、同時にネットワークリクエスト調停手段20に対しても解読命令から取り込んだ送信宛先のクラスタ1を識別する番号を指定してデータ転送のリクエストを行う(ステップS21)。
【0038】
ネットワークリクエスト調停手段20は、受け取ったリクエストを当該クラスタ1向けに1つ設けられた緩衝バッファ22に蓄積し、クラスタ間ネットワークが空いていれば、データ転送要求手段1320からの転送要求に応え、受信側クラスタ1の転送要求手段1320に対し受信の要請を行う。その後、送信側のデータ転送要求手段1320に対して受信側クラスタ1との間のデータパスを識別する番号とともに転送の許可を与える。クラスタ1間のデータパスが空いてなければ、データパスが空いた時、データ転送要求手段20にデータ転送許可を与える(ステップS22)。
【0039】
データ転送要求手段1320は、ネットワークリクエスト調停手段20からデータ転送許可が与えられると、ネットワークリクエスト調停手段20に対してデータパスを識別する番号を指定して転送先のクラスタ1へのデータ送信リクエストを送出する(ステップS23)。データ送信リクエストの内容は、命令解読手段130が解読した結果であり、送信か受信かの命令種別、データ転送長、送信宛先クラスタ番号、送信元クラスタ番号、送信宛先クラスタ1の共有メモリの論理アドレス等の情報からなっている。ネットワークリクエスト調停手段20は受け取ったこの送信リクエストを送信宛先(受信側)のクラスタ1のデータ転送要求手段1320に渡す(ステップS24)。
【0040】
受信側クラスタ1のデータ転送要求手段1320は、受信側クラスタ1の論理アドレス変換手段1321にこの通知された情報を渡す(ステップS25)。論理アドレス変換手段1321は、共有メモリ11の受信先のアドレスを指定する論理アドレスを物理アドレスに変換して共有メモリアクセス手段133に転送サイズ情報とともに渡す(ステップS26)。また、データ転送要求手段1320は、受信許可を与えたことを転送整合手段1322に報告する(ステップS27)。送信先クラスタ1はこのようにして転送データを受信する体勢に入る。
【0041】
送信側のクラスタ1の処理に戻ると、転送整合手段1322は、共有メモリアクセス手段133からのデータの読み出しが終了した旨の通知とデータ転送要求手段1320からのデータ転送許可の両通知を受けると(ステップS10)、送信宛先クラスタ1へのデータ転送が開始出来ることを認識して、データ転送手段134にデータ転送の開始指示を与える(ステップS11)。データ転送手段134は、このデータ転送開始指示によりネットワークデータ転送手段21にデータを送り込む(ステップS12)。ネットワークデータ転送手段21はこのデータを受信側のクラスタ1のデータ転送手段134に送信する(ステップS13)。
【0042】
受信側のクラスタ1のデータ転送手段134は、送信側のクラスタ1のデータ転送手段134から、ネットワークデータ転送手段21を介して送り込まれた送信データを受信する(ステップS14)。受信側のクラスタ1のデータ転送手段134は、送り込まれた転送長により、データが全て転送されたかを判断する。データ転送手段134は、ネットワークデータ転送手段21から受信した全てのデータを蓄積し受信を完了すると、共有メモリアクセス手段133に受信の完了を通知する。データ転送手段は、同時に転送整合手段1322に対しても受信の終了を通知する(ステップS15)。
【0043】
共有メモリアクセス手段133は、この通知を受けるとデータ転送手段134の保有する当該受信データを取りだしローカルネットワーク12を経由して物理アドレスで指定された共有メモリ11に全てのデータを書き出す(ステップS16)。共有メモリアクセス手段133の書き出し処理と並行して、次の処理が行われる。
【0044】
転送整合手段1322は、この通知を受けるとデータ転送要求手段1320に転送終了の報告を行う(ステップS17)。報告を受けたデータ転送要求手段1320は、受信側のメモリへのデータ書き込みが終了したとして、ネットワークリクエスト調停手段20を介して送信側のデータ転送要求手段1320に転送の完了を報告する(ステップS18)。
【0045】
報告を受けた送信側のデータ転送要求手段1320は、送信の要求を行った演算処理装置10に対して、転送リクエストが 終了したことを報告する(ステップS19)。また、ネットワークリクエスト調停手段20は、この転送処理で確保したデータパスの開放を行う。
【0046】
【発明の効果】
転送元クラスタと転送先クラスタとの間でデータパスを占有しないで、クラスタ間ネットワーク内でリクエスト調停手段によって調停させる方式を取ることにより、クラスタ数が増加してもクラスタ間ネットワークのHW量の増大を極力抑えることが出来るという効果がある。
【0047】
又、前記リクエスト調停手段に送受信のリクエスト要求をしている間に先行してローカルメモリからデータを並行して読み出し、また受信側クラスタから送信側のクラスタへ転送処理の終了通知を行う時は、受信した転送データの書き出しと該終了通知処理等とを並行して動作させることにより性能の向上を図ることが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の背景となる従来技術の概略構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
1 クラスタ
10 演算処理装置
11 共有メモリ
12 ローカルネットワーク
13 データ転送装置
130 命令解読手段
131 解読命令格納手段
132 データ転送要求/リクエスト送受信手段
1320 データ転送要求手段
1321 論理アドレス変換手段
1322 転送整合手段
133 共有メモリアクセス手段
134 データ転送手段
2 クラスタ間ネットワーク
20 ネットワークリクエスト調停手段
21 ネットワークデータ転送手段
22 緩衝バッファ
Claims (7)
- 複数のクラスタと該複数のクラスタを接続するネットワークとからなるシステムにおいて、前記クラスタは、クラスタ間でのデータの転送の命令を発行する演算処理装置と、他の前記クラスタとの送信データ/受信データを格納する共有メモリと、他の前記クラスタとの間でデータの送受信の制御を行うデータ転送装置と、前記演算処理装置、前記共有メモリ、前記データ転送装置間での通信を可能とするローカルネットワークとを含み、前記ネットワークは、前記クラスタからの通信要求を調停するネットワークリクエスト調停手段と、前記クラスタ間でのデータの転送を行うネットワークデータ転送手段と、を含むことを特徴とするデータ転送処理装置。
- 前記データ転送装置は、前記演算処理装置の発行したデータの転送の指示命令を解読する命令解読手段と、該命令解読手段が解読した命令を格納するとともに次の手段にそれを送出する解読命令格納手段と、前記解読命令格納手段から解読した命令を受け取りその内容に従って他の前記クラスタとの通信の制御を行うデータ転送要求/リクエスト送受信手段と、該データ転送要求/リクエスト送受信手段から受け取った解読された命令を元に前記共有メモリへのアクセスを行う共有メモリアクセス手段と、前記ネットワークとの間で転送データの送受信を実行するデータ転送手段と、を含むことを特徴とする請求項1記載のデータ転送処理装置。
- 前記データ転送要求/リクエスト送受信手段は、前記解読命令格納手段から受け取った命令を次の手段に渡すと同時に前記ネットワークリクエスト調停手段に前記解読された命令で指定された相手先クラスタとの通信を要求するデータ転送要求手段と、前記データ転送要求手段から受け取った命令の論理アドレスを物理アドレスに変換しそれを前記共有メモリアクセス手段に渡す論理アドレス変換手段と、前記ネットワークリクエスト調停手段からの通信許可と転送データの送受信準備の完了の同期をとる転送整合手段と、を含むことを特徴とする請求項1記載のデータ転送処理装置。
- 前記転送整合手段は、送信時においては、前記ネットワークリクエスト調停手段からの送信の許可の通知と前記共有メモリアクセス手段による前記共有メモリからの送信データの取り出し完了の通知の同期をとり両通知が揃った段階で前記データ転送手段に送信の許可を与えることを特徴とする請求項1記載のデータ転送処理装置。
- 前記転送整合手段は、受信時においては、前記データ転送要求手段による受信の許可の通知と、前記データ転送手段による転送データの受信完了の通知の同期をとり、両通知が揃った段階で受信の完了を前記データ転送要求手段に報告することを特徴とする請求項1記載のデータ転送処理装置。
- 送信側の前記クラスタによる前記共有メモリからの転送データの読み出しと前記ネットワークリクエスト調停手段によるデータパスの開設処理とを並行して動作させ、受信側の前記クラスタでは転送データを全て受信し終えた時前記共有メモリへの転送データの書き出しと並行して送信側クラスタへの転送処理の終了通知とネットワークリクエスト調停手段によるデータパスの開放処理とを動作させることを特徴とする請求項1記載のデータ転送処理装置。
- 前記ネットワークリクエスト調停手段は、データの送受信のリクエストを格納する緩衝バッファを前記クラスタごとに1つ持ち、データを格納する緩衝バッファは持たないことを特徴とする請求項1記載のデータ転送処理装置。
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