JP3626252B2 - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

固体撮像装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3626252B2
JP3626252B2 JP20866595A JP20866595A JP3626252B2 JP 3626252 B2 JP3626252 B2 JP 3626252B2 JP 20866595 A JP20866595 A JP 20866595A JP 20866595 A JP20866595 A JP 20866595A JP 3626252 B2 JP3626252 B2 JP 3626252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
planarization
polishing
state imaging
imaging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20866595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0955488A (ja
Inventor
淳一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP20866595A priority Critical patent/JP3626252B2/ja
Publication of JPH0955488A publication Critical patent/JPH0955488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3626252B2 publication Critical patent/JP3626252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像装置の製造方法に関し、さらに詳しくは、遮光層上の平坦化層が高度に平坦化された固体撮像装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CCD(Charge Coupled Device)をはじめとする固体撮像装置は、ビデオカメラやカメラ一体型ビデオテープレコーダ等に用いるエリアセンサと、ファクシミリやバーコードリーダ等に用いるラインセンサとに大別されるが、いずれも情報化社会における電子の目として必要不可欠のデバイスとなっている。CCDに対する小型化と高解像度化の要請は高く、高集積化の進展にともない単位画素あたりの占有面積は縮小され、同時にセンサ部の開口面積も縮小の方向にある。
【0003】
かかるセンサ部の開口面積の縮小により、センサ部に採り込まれる光量が不足し、S/N比を確保するのに充分な光誘起電荷を発生させることが困難となってきた。そこで、高集積度と高感度の両特性をともに満たす要求に鑑みて採用されている構造がオンチップレンズである。オンチップレンズを採用したCCD撮像装置の垂直レジスタ方向の概略断面図を、図5を参照して説明する。シリコン等の半導体基板1上に第1層ポリシリコンゲート3および第2層ポリシリコンゲート4を形成し、これらゲート電極をマスクとしてセルフアラインでイオン注入および活性化熱処理等を施すことにより、センサ部2を形成する。つぎに全面にアルミニウム等の金属膜を堆積し、センサ部上部を開口して遮光層5を形成する。遮光層の開口平面形状は一例として1.5μm×2.5μmの長方形である。この後Si等の保護層6を全面に形成し、さらに第1層ポリシリコンゲート3および第2層ポリシリコンゲート4により形成された段差を埋めてアクリル樹脂やSiO等による平坦化層7を形成し、さらにカラーフィルタ層8を形成する。この後センサ部2上部に位置するように、センサ部2より大面積のオンチップレンズ9を形成する。かかる構造により、オンチップレンズ9への入射光はセンサ部2に集光され、入射光の利用効率を数倍以上に向上してS/N比を確保することが可能となる。
【0004】
オンチップレンズ9の製造方法としては、本願出願人が先に出願した特開平1−10666号公報で開示したように、カラーフィルタ層8上に有機高分子材料層を形成し、有機高分子材料層上に選択的にレジストパターンを形成した後、熱処理を加えてこのレジストパターンをリフローし、略球面の一部をなす表面形状を有するリフローレジストパターンを形成する。この段階でオンチップレンズの形状は確定するのであるが、後に述べる理由によりリフローレジストパターンと有機高分子材料層をともにエッチバックし、リフローレジストパターンをエッチオフするとともにリフローレジストパターンの形状をオンチップレンズ材料層である有機高分子材料層に転写し、オンチップレンズ9を完成する。
【0005】
リフローレジストパターンを直接オンチップレンズとして用いない理由は、下層のカラーフィルタ層8を熱退色させない例えば180℃以下でリフロー可能な性質と、後処理工程でワイアボンディングや樹脂モールド工程時に加わる150℃程度の温度では逆にリフローしない性質とを合わせ持つレジスト材料の選択が困難であることによる。また150℃から180℃の狭い温度範囲でリフロー可能なレジスト材料が選択できたとしても、温度管理の点から実際のプロセスウィンドウが狭く、使用には困難が伴うことによる。そこで低温リフロー性に優れたレジスト材料と、耐熱性や光学特性に優れた有機高分子材料層を個別に材料選択して使用するのである。
【0006】
このように形成され形状にすぐれたオンチップレンズであっても、下地の平坦化層の表面の平坦性は不十分な場合には、その後に形成するカラーフィルタ層に塗布むらを生じたり、オンチップレンズの高さや光軸が不揃いに形成されるので、カラーフィルタ層や平坦化層表面で入射光が乱反射されて撮像むらを生じ、製品の歩留りを低下する虞れがある。
【0007】
平坦化層の表面形状の改良技術としては、例えば特開平1−279204号公報に開示されているように、平坦化層上に無溶媒のアクリルモノマ等を塗布して平坦化犠牲層を形成し、平坦化犠牲層をエッチバックしてその表面性を平坦化層に転写する方法が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、平坦化犠牲層の塗布による方法では局所的に存在する微少な段差の平坦化には有効であるが、広い領域にわたるピッチの大きい段差を平坦化することは困難である。すなわちオンチップレンズの光路長の不揃いを改善する効果は薄い。
【0009】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決することをその課題とする。すなわち本発明の課題は固体撮像装置の平坦化層表面の表面平坦性を改良し、良好な特性を有する固体撮像装置の製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
また本発明の固体撮像装置の製造方法は、光センサ部上に選択的に開口する遮光層を少なくとも形成する工程、この遮光層上に少なくともアクリル系熱硬化性樹脂より成る平坦化前駆層を形成する工程、平坦化前駆層を形成した被処理基板の温度を、このアクリル系熱硬化性樹脂のガラス転温度以下に保持して、平坦化前駆層を研磨して平坦化層を形成する工程、この平坦化層表面にカラーフィルタ層及びオンチップレンズを形成する工程を有することを特徴とする。
【0012】
本発明の固体撮像装置の製造方法の好ましい実施態様においては、研磨は化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)によることが望ましい。
【0013】
研磨ないし化学的機械研磨は、Si等半導体ウェハのミラーポリッシュや、段差が形成された層間絶縁膜の平坦化に用いられてきた方法であり、スラリ中の研磨粒子による機械的研磨、あるいはこれに加えてスラリ溶媒による化学研磨を併用するものである。化学的機械研磨によれば、研磨粒子の材料、形状や、溶媒の化学組成を最適化することにより、被研磨基板の凸部を除去するとともに平坦化層の膜厚制御をおこなうことができる。しかも狭い範囲の平坦化のみならず、広い範囲におよぶいわゆるグローバル平坦化に適した方法であるので、例えば8インチ基板の全領域にわたり均一で高度な平坦化ができ、カラーフィルタ層の塗布むら改善、オンチップレンズの高さ、光軸の不揃いの改善ができる。
【0014】
さらに従来のアクリル樹脂等のスピンコーティングによる平坦化層のように、セルフフローによる平坦化効果を用いないので、平坦化層を厚く形成する必要はなく、その分だけ光路長は短くなり、この面からも感度低下の少ない固体撮像装置の製造方法を提供することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の具体的実施例につき、添付図面を参照して説明する。まず以下の実施例及び参考例で用いた研磨装置の一例の概略につき、図4に示す概略断面図を参照して説明する。
【0016】
研磨を施す被処理基板11は、回転するキャリアに真空吸着等により下向きに保持する。一方プラテン13と称する回転研磨プレート上に、不織布等による研磨パッド14を敷き、この中心部にスラリ供給系15よりノズル16を経由してスラリ17を供給する。スラリ17は遠心力により研磨パッド14上に均一に拡がる。図中ではスラリ17は研磨粒子を模式的に強調して示している。この状態で被処理基板11を研磨パッド14に所定圧力で圧接し、被処理基板11全面に均一な研磨を施す。図4の研磨装置は一例であり、ウェハのチャック方法やキャリアの数、パッドの種類等は特に限定するものではない。キャリア12は単に回転運動ではなく自公転運動や回転往復運動を与えてもよい。キャリア12とプラテン13の回転数、研磨圧力、研磨時間およびスラリ供給速度等は予め研磨条件をインプットした図示しないコンピュータにより制御してもよい。
【0017】
スラリとしては、被処理基板の被平坦化層の材料に適したものを選択する。例えば被平坦化層が酸化シリコン系材料の場合にはシリカ微粒子を懸濁したKOH水溶液等塩基性のものが好ましい。アクリル樹脂等高分子材料の場合にはシリカ微粒子を懸濁した水系溶媒でよい。この場合には高分子材料のガラス転移温度以下に被処理基板温度を制御すれば被平坦化層の平坦性は向上する。スラリ粒子は複数の粒子径のもの、例えば数百nmから数nmのものを順次使用して平坦度を向上することも可能である。いずれの場合にも化学的機械研磨終了後はスラリを十分洗浄除去して平坦化を完了する。
【0018】
本実施例の理解を容易にするために、先ず参考例1、2について説明する。
参考例1
参考例は平坦化層としてO/TEOS(Tetraethyl orthosilicate)を原料ガスとする常圧CVDによるSiO2 を採用し、これを化学的機械研磨により平坦化した例であり、この工程を図(a)〜(b)を参照して説明する。
【0019】
参考例で採用した図(a)に示す試料の構造および製造方法は、図5で説明した固体撮像装置の概略断面図の1部と同様であるので、共通する構成部分には同一の参照符号を付すものとする。すなわち、シリコン等の半導体基板1上に第1層ポリシリコンゲート3および第2層ポリシリコンゲート4からなる転送電極を形成し、これら転送電極をマスクとしてセルフアラインでイオン注入および活性化熱処理等を施すことにより、センサ部2を形成し、つぎに全面にCVD法でPSG(Phospho silicate glass)からなる層間絶縁膜およびスパッタリングによるアルミニウム等の金属膜を堆積し、センサ部上部を選択的に開口して遮光層5を形成する。遮光層の開口平面形状は一例として1.5μm×2.5μmの長方形である。この後Si等の保護層6をプラズマCVD法で全面に形成したものである。この段階までは常法に準拠して製造することができる。
【0020】
つぎに常圧CVD装置により、下記条件を採用してSiOからなる平坦化前駆層10を形成する。
TEOS 14 sccm
350 sccm
基板温度 380 ℃
圧力 大気圧
なおOの流量は無声放電によるオゾン発生装置にOガスを導入して得られるO/O混合ガスの流量である。平坦化前駆層10の形状は、図(b)に示すようにO/TEOS常圧CVDの成膜特性によってセルフフロー形状に形成される。平坦化前駆層10の膜厚は、表面凹部が保護層6の最上部よりやや上、例えば500nm上となるように形成した。
【0021】
(b)に示す被処理基板を図4の研磨装置のキャリア12にセッティングし、一例として下記条件で平坦化前駆層10を化学的機械研磨した。
キャリア回転数 17 rpm
プラテン回転数 50 rpm
研磨圧力 8 psi
研磨パッド温度 30〜40 ℃
スラリ流量 225 ml/分
スラリとしては、シリカ粒子をKOH/アルコール/水系の溶媒に懸濁させたものを用いた。これら研磨条件およびスラリ組成は、SiO系層間絶縁膜の平坦化研磨条件として一般的なものである。
【0022】
この結果、図(c)に示すように被処理基板全面にわたり良好な平坦面を有する平坦化層7が形成された。平坦化層7の厚さは、保護層6の最上部において約200nmであった。通常アクリル樹脂等のスピンコーティングにより平坦化層を形成する場合には、被処理基板の面内均一性を確保するため、平坦化層の厚さは保護層の最上部において少なくとも数百nm形成する必要がある。しかし本実施例によれば平坦化層を極めて薄く形成でき、しかも被処理基板の全領域においてほぼ完全に近い平坦面を有するので、固体撮像装置の感度向上や感度むらの低減に効果がある。
【0023】
この後、常法に準拠してカラー固体撮像装置の場合にはカラーフィルタ層、そしてオンチップレンズ等(共に図示せず)を形成し固体撮像装置を完成した。本実施例によれば、O/TEOS常圧CVDによるSiOからなる平坦化前駆層を化学的機械研磨して平坦化層を形成することにより、極めて均一な平坦面を有する平坦化層を形成することができ、カラーフィルタ層の塗布むら改善、オンチップレンズの高さ、光軸の不揃いの改善ができた。
【0024】
参考例2
参考例は平坦化層としてNO/SiHを原料ガスとするバイアスECR−CVD法によるSiOを採用し、これを化学的機械研磨により平坦化した例であり、この工程を図(a)〜(b)を参照して説明する。
【0025】
参考例で採用した図(a)に示す試料の構造および製造方法は、前参考例1で図(a)を参照して説明したものと同様であるので重複する説明は省略する。つぎにバイアスECR−CVD装置により、下記条件を採用してSiOからなる平坦化前駆層10を形成する。
SiH 20 sccm
O 35 sccm
基板温度 380 ℃
圧力 0.1 Pa
マイクロ波出力 800 W(2.45GHz)
平坦化前駆層10の形状は、図(b)に示すようにバイアスECR−CVDの成膜特性によって、凸部の肩部分がスパッタリングされた形状に形成される。なお平坦化前駆層10はこのまま成膜を継続すればバイアスECR−CVDのみでも完全に近い平坦化が可能である。この方法は、本願発明人が特開平3−139858号公報に開示したものである。しかしながら参考例においては、平坦化前駆層10の膜厚は、その表面凹部が保護層6の最上部よりやや上、例えば500nm上となるように形成するに留めた。
【0026】
つぎに図(b)に示す被処理基板を図4の研磨装置のキャリア12にセッティングし、一例として下記条件で平坦化前駆層10を化学的機械研磨した。
キャリア回転数 17 rpm
プラテン回転数 50 rpm
研磨圧力 8 psi
研磨パッド温度 30〜40 ℃
スラリ流量 225 ml/分
スラリとしては、シリカ粒子をKOH/アルコール/水系の溶媒に懸濁させたものを用いた。これら研磨条件およびスラリ組成は、SiO系層間絶縁膜の平坦化研磨条件として一般的なものである。
【0027】
この結果、図(c)に示すように被処理基板全面にわたり良好な平坦面を有する平坦化層7が形成された。平坦化層7の厚さは、保護層6の最上部において約200nmであった。
【0028】
この後、常法に準拠してカラーフィルタ層、オンチップレンズ等(共に図示せず)を形成し固体撮像装置を完成した。本実施例によれば、NO/SiHを原料ガスとする、バイアスECR−CVDによるSiOからなる平坦化前駆層を化学的機械研磨して平坦化層を形成することにより、極めて均一な平坦面を有する平坦化層を形成することができ、カラーフィルタ層の塗布むら改善、オンチップレンズの高さ、光軸の不揃いの改善ができた。
【0029】
実施
本実施例は平坦化前駆層としてアクリル系熱硬化性樹脂をスピンコーティングで形成し、これを化学的機械研磨により平坦化した例であり、この工程を図(a)〜(b)を参照して説明する。
【0030】
本実施例で採用した図(a)に示す試料の構造および製造方法は、前参考例1(a)を参照して説明したものと同様であるので重複する説明は省略する。つぎにアクリル系熱硬化性樹脂の1例としてJSS(日本合成ゴム株式会社商品名)を採用し、これをスピンコーティングおよび熱硬化して平坦化前駆層10を形成した。平坦化前駆層10の形状は、図(b)に示すようにスピンコーティングのセルフフロー形状を反映して保護層6凹部上部には僅かな凹部が残された表面形状であった。この凹部は平坦化前駆層10を厚くコーティングすれば、ほとんど無視できるレベルまで低減可能であるが、この場合には平坦化層の膜厚が増大し、固体撮像装置の感度低下等の要因となる。
【0031】
つぎに図(b)に示す被処理基板を図4の研磨装置のキャリア12にセッティングし、一例として下記条件で平坦化前駆層10を研磨した。
キャリア回転数 17 rpm
プラテン回転数 50 rpm
研磨圧力 5 psi
研磨パッド温度 0 ℃
スラリ流量 225 ml/分
スラリとしては、シリカ粒子を水に懸濁させた単純な系を採用したが、被処理基板温度が低くアクリル系熱硬化性樹脂による平坦化前駆層10がガラス転移温度以下であることもあって、良好な研磨が進行した。
【0032】
この結果、図(c)に示すように被処理基板全面にわたり良好な平坦面を有する平坦化層7が形成された。平坦化層7の厚さは、保護層6の最上部において約200nmであった。
【0033】
この後、常法に準拠してカラーフィルタ層、オンチップレンズ等(共に図示せず)を形成し固体撮像装置を完成した。本実施例によれば、アクリル系熱硬化性樹脂からなる平坦化前駆層を研磨して平坦化層を形成することにより、極めて均一な平坦面を有する平坦化層を形成することができ、カラーフィルタ層の塗布むら改善、オンチップレンズの高さ、光軸の不揃いの改善ができた。
【0034】
以上本発明を例の実施例を用いて説明したが、本発明はこ実施例に何ら限定されるものではない。例えば、平坦化前駆層として無機SOG、有機SOG等の塗布絶縁膜を採用してもよい。また減圧CVDによるSiOを採用してもよい。SiOの他にPSGやBSG、BPSG等のシリケートガラスやSiON等の低応力無機絶縁膜を採用してもよい。被処理基板に数百℃以上の熱処理を加える製法の場合には、遮光層にCrやW等の高融点金属を採用することが望ましい。
【0035】
平坦化層に有機高分子材料を用いる場合には、アクリル系樹脂の他にポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂あるいはノボラック系フォトレジスト等を採用することができる。
【0036】
また研磨装置や研磨条件も平坦化前駆層の材料に応じ、各種の方式を採用してよい。また研磨粒子としてはシリカ(SiO)の他に、Al、SiCやCeO等各種研磨剤を採用することが可能である。
【0037】
固体撮像装置はエリアセンサ、リニアセンサの別なく適用できる。その他、撮像装置の構造も例示したものやCCD構造に限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の固体撮像装置の製造方法によれば、平坦化層表面の平坦性を極めて良好なものとすることができ、また平坦化層の厚さを低減できるので、カラーフィルタ層の塗布むら改善、オンチップレンズの高さ、光軸の不揃いが改善されると共に感度の向上、感度むらの低減が可能となり、固体撮像装置の性能と信頼性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の固体撮像装置の製造方法を説明する概略断面図であり、(a)はセンサ部、転送電極、層間絶縁膜、遮光層および保護層等を形成して段差が発生した状態、(b)はスピンコーティングによる高分子層からなる平坦化前駆層を形成した状態、(c)は平坦化前駆層を研磨して平坦化層が完成した状態である。
【図2】参考例1の固体撮像装置の製造方法を説明する概略断面図であり、(a)はセンサ部、転送電極、層間絶縁膜、遮光層および保護層等を形成して段差が発生した状態、(b)は常圧CVDによる平坦化前駆層を形成した状態、(c)は平坦化前駆層を化学的機械研磨して平坦化層が完成した状態である。
【図3】参考例2の固体撮像装置の製造方法を説明する概略断面図であり、(a)はセンサ部、転送電極、層間絶縁膜、遮光層および保護層等を形成して段差が発生した状態、(b)はバイアスECR−CVD法による平坦化前駆層を形成した状態、(c)は平坦化前駆層を化学的機械研磨して平坦化層が完成した状態である。
【図4】研磨装置の概略断面図である。
【図5】一般的な固体撮像装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 センサ部
3 第1層ポリシリコンゲート
4 第2層ポリシリコンゲート
5 遮光層
6 保護層
7 平坦化層
8 カラーフィルタ層
9 オンチップレンズ
10 平坦化前駆層
11 被処理基板
12 キャリア
13 プラテン
14 研磨パッド
15 スラリ供給系
16 ノズル
17 スラリ

Claims (2)

  1. 光センサ部上に選択的に開口する遮光層を少なくとも形成する工程、
    前記遮光層上に少なくともアクリル系熱硬化性樹脂より成る平坦化前駆層を形成する工程、
    前記平坦化前駆層を形成した被処理基板の温度を、前記アクリル系熱硬化性樹脂のガラス転温度以下に保持して、前記平坦化前駆層を研磨して平坦化層を形成する工程、
    前記平坦化層表面にカラーフィルタ層及びオンチップレンズを形成する工程を有することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記研磨は化学的機械研磨であることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
JP20866595A 1995-08-16 1995-08-16 固体撮像装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3626252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20866595A JP3626252B2 (ja) 1995-08-16 1995-08-16 固体撮像装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20866595A JP3626252B2 (ja) 1995-08-16 1995-08-16 固体撮像装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0955488A JPH0955488A (ja) 1997-02-25
JP3626252B2 true JP3626252B2 (ja) 2005-03-02

Family

ID=16560029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20866595A Expired - Fee Related JP3626252B2 (ja) 1995-08-16 1995-08-16 固体撮像装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3626252B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080083971A (ko) * 2007-03-14 2008-09-19 동부일렉트로닉스 주식회사 이미지센서 및 그 제조방법
CN112936928B (zh) * 2021-01-25 2022-12-16 安徽旭峰电容器有限公司 高厚度均匀性电容器基膜及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0955488A (ja) 1997-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6667230B2 (en) Passivation and planarization process for flip chip packages
US7087945B2 (en) Process for manufacturing semiconductor device and semiconductor device
US9768224B2 (en) Image sensor including multiple lenses and method of manufacture thereof
US6646808B2 (en) Microlens formed of negative photoresist
US20130100324A1 (en) Method of manufacturing solid-state image pickup element, solid-state image pickup element, image pickup device, electronic apparatus, solid-state image pickup device, and method of manufacturing solid-state image pickup device
JP2001242443A (ja) 表示装置およびその製造方法
US9124822B2 (en) Solid-state image pickup device, method of manufacturing solid-state image pickup device, and electronic apparatus
US6242730B1 (en) Semiconductor color image sensor
US8101452B2 (en) Image sensor and method for manufacturing the same
US8188560B2 (en) Optical color sensor system
JP3626252B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
JP3430759B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法及び固体撮像装置
US6396089B1 (en) Semiconductor image sensor
US6627551B2 (en) Method for avoiding microscratch in interlevel dielectric layer chemical mechanical polishing process
JP2003234465A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3127983B2 (ja) 半導体装置の製造方法
CN100534712C (zh) 对镜结构进行化学机械抛光的方法
JP3393424B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法及び固体撮像装置
KR0161467B1 (ko) 반도체장치의 평탄화 방법
JPH10247647A (ja) 基板面の平坦化方法及び平坦化装置
KR100801846B1 (ko) 액정표시소자 제조 방법
JP2008235516A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP4245446B2 (ja) 半導体素子の製造方法
KR100693785B1 (ko) 반도체 메모리 소자의 층간절연막 형성 방법
KR20000032544A (ko) 얕은 트랜치 아이소레이션 형성시 평탄화하는공정을 포함하는반도체장치의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees