JP3625498B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は発光ダイオードを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明者が特願平5−336614号にて出願した表示装置を、図8(a)の平面図と図8(b)の断面図に従い説明する。これらの図に於て、4個の発光ダイオード31がフレーム32上に載置されている。そして反射枠33が発光ダイオード31を囲む長尺な反射面34と棧部35を有し、フレーム32と一体成形されている。この表示装置36が基板(図示せず)の略直線上に複数個載置され線状光源とされ、その上方に設けられた原稿面(図示せず)に光を照射する、ファクシミリ装置の読取り装置等に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の表示装置36を複数個設けた線状光源の照度特性を図7の破線で示す。横軸のc、d、e、fは表示装置36の左側から順に発光ダイオード31の番号を示し、c1、d1、e1は左側から順に棧部35の位置を示し、縦軸は照度(%)を示す。この図7から判る様に、各発光ダイオード31の真上の照度が特に高く、発光ダイオード31から少し離れた位置(すなわち発光ダイオード31の位置cと棧部35の位置c1との中間)で照度の落込みが約85%と大きい。故に本発明はこの様な従来の欠点を考慮して、発光ダイオードから少し離れた位置の真上での照度の落込みを少なくし、略均一な照度特性を与える表示装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために本発明は、脚部を有する複数のフレーム片で構成されたフレームと、前記フレーム上に載置され一方向に整列した複数の発光ダイオードと、それらの発光ダイオードを囲む反射面を有し前記フレームと一体的に形成された反射枠とを備え、前記反射枠は前記発光ダイオードの近傍に部分的な反射面を持つ突起部が形成され、前記反射枠から外に延びる前記脚部の位置に対応して前記突起部が位置するものである。
【0005】
【作用】
上述の様に、反射枠は発光ダイオードの近傍に於て発光ダイオードの列に斜交して近接する様に、部分的な反射面を持つ突起部が形成されている。故に、発光ダイオードからの光は部分的な反射面により反射され、発光ダイオードから少し離れたフレームの表面に於て、光量が増える。そして、この光は長尺な反射面で反射され上方に進むので、発光ダイオードから少し離れた位置の真上での照度の落込みが少なくなる。
【0006】
【実施例】
以下に本発明の実施例を図1乃至図5に従い説明する。図1は本実施例に係る表示装置の平面図、図2は図1のA部詳細図、図3は表示装置の正面図、図4は図1のBB断面図、図5は図1のCC断面図である。
【0007】
上述の図に於て、フレーム1は長尺方向に分離して形成されたフレーム片2、3、4、5、6を有し、例えば厚さ0.15〜0.25mmの燐青銅からなり、プレス加工にて形成され銀メッキが施こされたものである。フレーム片2、4、5、6は長尺方向と略直交する方向に折り曲げられ、各々脚部2a、4a、5aと6aが形成されている。
【0008】
発光ダイオード7はフレーム片3、4、5、6上に導電性接着剤(図示せず)を介して載置固着され、各々金属細線にてフレーム片2、3、4、5に配線されている。この様に、発光ダイオード7は例えばピッチ7.5mmにて略直線上に長尺方向に整列している。発光ダイオード7は例えば、1辺が0.2〜0.4mmの略立方体であり、燐化ガリウムや燐化ガリウム砒素等からなる。また、発光ダイオード7は4個に限定される事なく、任意の個数でもよい。そして発光ダイオード7は上述の様に直列接続されても、並列接続されてもよい。
【0009】
反射枠8は例えばポリブチレンテレフタレート樹脂又はポリシクロヘキサンテレフタレート樹脂等からなり、フレーム1すなわちフレーム片2、3、4、5、6とインサート成形により一体的に形成されたものである。反射枠8は発光ダイオード7を囲む様に、2つの長尺な反射面9と2つの短尺な反射面10を有している。また、反射枠8は各発光ダイオード7の略中間に位置し、断面が略三角形の棧部11を有しており、棧部11の高さはフレーム1と反射枠8の表面までの中間の高さである。
【0010】
この様に、長尺な反射面9と短尺な反射面10と棧部11の反射面は、上方が開放され上方に行く程広がる様に、傾斜して形成されている。そして反射枠8の外形は例えば、長さが約29.5mmで幅が約2.4mmで高さが約2.8mmの長尺のものである。
【0011】
反射枠8の長尺な反射面9では、発光ダイオード7に近接する8箇所に於て、突起部12が形成されている。各々の突起部12は発光ダイオード7に対向する様に、平面視くさび状に形成され、発光ダイオードの列に斜交して近接する様に2つの部分的な反射面13、14が形成されている。
【0012】
部分的な反射面13、14は長尺な反射面9と接している。図2の様に平面から見た時、発光ダイオード7から右寄りに出た光は部分的な反射面13で反射し発光ダイオード7から少し離れたフレーム片5の表面15に光溜りが生ずる。同様に、発光ダイオード7から左寄りに出た光は部分的な反射面14で反射し、発光ダイオード7から少し離れたフレーム片4の表面16に光溜りが生ずる。その結果、フレーム片の表面15、16の光溜りは、長尺な反射面9で反射され上方に進むので、発光ダイオード7から少し離れた位置の真上での照度の落込みが少なくなる。また、この様に、発光ダイオード7から出た光は反射面13、14により反射され、左右に進むので、発光ダイオード7から出て長尺な反射面9で反射され上方に進む光量が減る。その結果、発光ダイオード7の真上での高過ぎる照度は緩和される。
【0013】
突起部12の具体的な大きさは、横Dが約1.5mm、縦Eが約0.3mm、縦Fが約0.7mm、高さGが約1.4mmである。また突起部12が設けられた位置に於て、反射枠8の上部の内寸Hは約1.2mm、下部の内寸Iは約0.5mmである。そして突起部が設けられていない位置に於て、反射枠8の上部の内寸Jは約1.8mm、下部の内寸Kは約0.5mmである。
【0014】
また反射枠8の長尺方向の端部の下側には、段部17、18が形成され、下側が逃がされる様に形成されている。封止部19は例えば、エポキシ樹脂等の透光性樹脂からなり、発光ダイオード7と配線部の周辺を覆い、反射枠8の内側を埋める様に形成されている。これらの部材により本実施例に係る表示装置20が構成されている。
【0015】
次に、この表示装置20を用いた線状光源を図6に従い説明する。基板21は例えばガラスエポキシ樹脂又はフェノール樹脂からなり、長さが約324mm、幅が約6mm、厚が約1mmである。基板21の表面上に銅箔等からなる導電部22が形成され、必要に応じて、これらの導電部22を除いた表面上に白色レジスト(図示せず)が塗布されている。
【0016】
表示装置20の脚部2a、4a、5a、6aが基板21の導電部22上に半田を介して載置され、複数の表示装置20が基板21上に略直線上に設けられ、線状光源23が構成されている。電流制限用のチップ抵抗24が、表示装置20の段部17、18に囲れた空間に位置する様に、基板21上に載置されている。この様にチップ抵抗24を表示装置20の継目の下に配置するので、基板21の幅を大きくする事なく、線状光源23を構成出来る。
【0017】
次に、線状光源23の照度特性を図7の実線で示す。横軸のc、d、e、fは表示装置20の左側から順に発光ダイオード7の番号を示し、c1、d1、e1は左側から順に棧部11を示し、縦軸は照度(%)を示す。この図7から判る様に、各発光ダイオード7の真上の照度が従来程高くない。これは、発光ダイオード7から出た光が反射面13、14により反射され左右に進むので、発光ダイオード7から出て長尺な反射面9で反射され上方に進む光量が減るためである。
【0018】
また、発光ダイオード7から少し離れた位置(すなわち発光ダイオード7の位置cと棧部11の位置c1との中間)での照度の落込みが約94%となり、従来より落込みの少ない事が判る。これは、発光ダイオード7から出た光が部分的な反射面13、14で反射し、フレーム片の表面15、16での光量が増し、その光が反射面9で反射され上方に進むので、発光ダイオード7から少し離れた位置の真上での照度が大きくなるためである。また上述の説明では線状光源の応用例のみ例示したが、本発明は線状光源のみならず、他の光源にも適用出来る。
【0019】
【発明の効果】
本発明は上述の様に、反射枠は発光ダイオードの近傍に於て発光ダイオードの列に斜交して近接する様に、部分的な反射面を持つ突起部が形成されている。故に、発光ダイオードからの光は部分的な反射面により反射され、発光ダイオードから少し離れたフレームの表面に於て、光量が増える。そして、この光は長尺な反射面で反射され上方に進むので、発光ダイオードから少し離れた位置の真上の照度の落込みが少なくなる。その結果、実用上支障のない程度に、略均一な照度特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る表示装置の平面図である。
【図2】図1のA部詳細図である。
【図3】本発明の実施例に係る表示装置の正面図である。
【図4】図1のBB断面図である。
【図5】図1のCC断面図である。
【図6】本発明の実施例に係る表示装置を用いた線状光源の平面図である。
【図7】本発明の実施例に係る表示装置および従来の表示装置に於ける照度特性図である。
【図8】図8(a)は従来の表示装置の平面図、図8(b)はそれの断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
7 発光ダイオード
8 反射枠
12 突起部
13、14 部分的な反射面
Claims (1)
- 脚部を有する複数のフレーム片で構成されたフレームと、前記フレーム上に載置され一方向に整列した複数の発光ダイオードと、それらの発光ダイオードを囲む反射面を有し前記フレームと一体的に形成された反射枠とを備え、前記反射枠は前記発光ダイオードの近傍に部分的な反射面を持つ突起部が形成され、前記反射枠から外に延びる前記脚部の位置に対応して前記突起部が位置する事を特徴とする表示装置。
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JP22697594A JP3625498B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP22697594A JP3625498B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 表示装置 |
Publications (2)
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ID=16853554
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JP22697594A Expired - Fee Related JP3625498B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 表示装置 |
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- 1994-09-21 JP JP22697594A patent/JP3625498B2/ja not_active Expired - Fee Related
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