JP3624530B2 - 2サイクルエンジンの排気制御装置 - Google Patents

2サイクルエンジンの排気制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3624530B2
JP3624530B2 JP07630996A JP7630996A JP3624530B2 JP 3624530 B2 JP3624530 B2 JP 3624530B2 JP 07630996 A JP07630996 A JP 07630996A JP 7630996 A JP7630996 A JP 7630996A JP 3624530 B2 JP3624530 B2 JP 3624530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
exhaust valve
valve
guide member
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07630996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09264141A (ja
Inventor
俊之 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP07630996A priority Critical patent/JP3624530B2/ja
Publication of JPH09264141A publication Critical patent/JPH09264141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3624530B2 publication Critical patent/JP3624530B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は2サイクルエンジンの排気制御装置に係り、特に運転状況に応じて排気タイミングを変更可能にした2サイクルエンジンの排気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
2サイクルエンジンの内周面にはピストンの往復ストロークによって開閉される掃気ポートおよび排気ポートが形成され、爆発行程時にピストンが下死点側へ下降した際、掃気ポートと排気ポートとが開き、シリンダ内の排気ガスが排気ポートから排出されると同時に掃気ポートから一次圧縮された混合気がシリンダ内に充填されるようになっている。
【0003】
一般に、排気ポートをシリンダ内の上死点寄りに設けるほど排気タイミングが早くなりエンジンの高速回転時における出力の向上を図ることができるが、反面、エンジンの低速回転時には排気タイミングが早すぎてトルクが減少したり混合気が吹き抜けを起こして燃費が悪化するなどの問題点があった。
【0004】
この問題点を解決する手段としてシリンダ内周面に開設された排気ポート近傍に排気のタイミングを制御する装置を設け、この排気制御装置に備えられた排気バルブをエンジンの運転状況に応じて作動する作動機構によって進退させ、排気ポートの開口上縁部の高さを変化させることにより高速回転時におけるエンジン出力の向上を図る方法が考えられた。
【0005】
さらに、例えば特公平7−91981号公報に示すように、排気ポートの他に開閉自在の副排気通路を備えた副排気ポートを設け、エンジンの高速回転時にこの副排気通路を開放して排気通路全体の断面積を広くすることにより高速回転時のエンジン出力の向上を図った排気制御装置もある。
【0006】
そして、この様な排気制御装置には副排気通路を開閉する副排気バルブが設けられ、この副排気バルブを排気バルブの作動機構に連結することにより副排気バルブを排気バルブに連動させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような副排気バルブを備えた排気制御装置では、副排気バルブを収納する収納孔がバルブの作動機構収納室まで貫通しているため、排気漏れが起こりやすく、エンジンの出力低下が起こる虞がある。
【0008】
また、副排気バルブは作動機構に連結させるためにその外形が必然的に大きくなり、重量と接触面積の増加による作動抵抗が大きくなってしまい、好ましくない。
【0009】
さらに、副排気バルブは排気バルブの作動機構に連結されているので、両方のバルブの作動タイミングを変化させることは不可能であり、異なるエンジン特性を得ることが困難である。
【0010】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、小型軽量で、作動抵抗が小さく、また、排気漏れの少ない2サイクルエンジンの排気制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
この発明の他の目的は、排気バルブおよび副排気バルブの作動タイミングを変化可能とした2サイクルエンジンの排気制御装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る2サイクルエンジンの排気制御装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、シリンダブロックに形成されたシリンダの内周面に、ピストンの往復ストロークによって開閉される排気ポートと副排気ポートとを有し、運転状況に応じて上記排気ポートの上死点側開口上縁部の高さを変化させる排気バルブと上記副排気ポートが備える副排気通路を開閉する副排気バルブとを備えた2サイクルエンジンの排気制御装置において、円柱状に形成したガイド部材を排気通路の上方に、排気通路に直交する方向に回動軸を配して周方向に回動自在に配置するとともに、先端を排気ポートの開口上縁部に臨ませ後端にバルブ作動機構を備えた排気バルブを上記ガイド部材に周方向に揺動可能に保持固定する一方、上記ガイド部材を挟んでその両端部に副排気通路を開閉する副排気バルブを上記排気バルブの作動機構に非連結状態でガイド部材と一体的に回動するように取り付け、この副排気バルブを上記排気バルブに連動させたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、この発明の第一実施形態を適用した水冷2サイクルエンジン1の一例を示す縦断面図である。このエンジン1は、例えば自動二輪車等の小型車両に用いられる単気筒水冷エンジンであり、そのクランクケース2上にはシリンダブロック3とシリンダヘッド4とが固定される。
【0016】
シリンダブロック3内にはシリンダ5が形成され、このシリンダ5内に摺動自在に挿入されたピストン6と、クランクケース2内で回転自在に軸支されたクランクシャフト7のクランクピン8とがコンロッド9によって連結されており、ピストン6の往復ストロークがクランクシャフト7の回転運動に変換されるようになっている。
【0017】
シリンダヘッド4には、シリンダ5に整合する燃焼室10が形成され、その中央部には外方から点火プラグ11がネジ結合される。また、シリンダ5および燃焼室10の周囲にはエンジン冷却水のウォータジャケット12が形成される。
【0018】
クランクケース2にはリードバルブハウジング13が形成され、内部にリードバルブ装置14が設けられる。このリードバルブハウジング13の外側開口部には図示しないキャブレータが接続され、内側開口部はクランクケース2の内部に繋がっている。また、クランクケース2とシリンダ5とはシリンダブロック3に形成された掃気通路15により連通され、シリンダ5の内周面に掃気ポート16が開口している。
【0019】
図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図1および図2に示すように、シリンダブロック3には排気通路17が形成され、その外側開口部には図示しないエキゾーストパイプが接続される一方、シリンダ5の内周面には排気ポート18が開口される。また、排気ポート18の左右には一対の副排気ポート19が開口され、副排気通路20を介して排気通路17の途中に接続される。
【0020】
排気通路17の上方には排気ポート18の上死点側開口上縁部18aの高さを変化させることにより排気のタイミングを制御する排気制御装置21が配置される。この排気制御装置21は、主に排気バルブ22と、この排気バルブ22を保持するガイド部材23と、副排気バルブ24と、排気バルブ22の作動機構25とから構成される。
【0021】
ガイド部材23は、排気通路17の上方にこの排気通路17に直交する方向に配置された円柱状のものであって、周方向に回動自在に配置される。このガイド部材23に排気バルブ22が固定され、排気バルブ22はガイド部材23の周方向に揺動可能に保持される。
【0022】
図3は、図2のIII −III 線に沿う断面図である。図1〜図3に示すように、ガイド部材23の両端部には副排気バルブ24が取り付けられ、ガイド部材23と一体的に回動する。そして、この副排気バルブ24はその形状が副排気通路20を遮断可能に設定される。
【0023】
排気バルブ22の後方、例えば図1における右側には排気バルブ22の作動機構25が配置される。作動機構25は、図示しないアクチュエータにより回動される水平方向に配置されたバルブシャフト26と、このバルブシャフト26に固着され、このバルブシャフト26の回動に伴って上下に揺動するバルブアーム27とを有し、このバルブアーム27の自由端が排気バルブ22後端部に設けられたバルブピン28に係合する。
【0024】
ここで、この発明の第一実施形態の排気制御装置21の作動を説明する。図4に示すように、エンジン回転数が上昇して図示しないアクチュエータの作動によりバルブアーム27が下方に揺動すると、排気バルブ22がガイド部材23を支点に揺動し、排気バルブ22の先端部を排気ポート18の上部に位置させる。これにより排気ポート18の上死点側開口上縁部18aの高さが高い状態となって排気タイミングが早くなり、エンジン1の高速回転時における出力の向上を図ることができる。
【0025】
また、上述した排気バルブ22の状態ではガイド部材23も図における時計方向に回動し、同時に副排気バルブ24も回動して副排気通路20を開放する。これにより排気通路17全体の断面積が広くなって高速回転時のエンジン1の出力が向上する。
【0026】
一方、エンジン1の低速回転時に排気バルブ22および副排気バルブ24が上述した状態のままでは排気タイミングが早すぎて、また、排気通路17全体の断面積が広すぎて適切ではない。
【0027】
そこで、図5に示すように、エンジン1の回転数が下降すると図示しないアクチュエータの作動によりバルブアーム27を上方に揺動させる。すると、排気バルブ22がガイド部材23を支点に揺動し、排気バルブ22の先端部を排気ポート18の中間部付近に位置させる。これにより排気ポート18の上死点側開口上縁部18aの高さが低い状態となって排気タイミングが遅くなり、エンジン1の低速回転時における出力の向上を図ることができる。
【0028】
また、上述した排気バルブ22の状態ではガイド部材23も図における半時計方向に回動し、同時に副排気バルブ24も回動して副排気通路20を遮断する。これにより低速回転時のエンジン1の出力が向上する。
【0029】
図6は、この発明の第二実施形態を適用した水冷2サイクルエンジン1の一例を示す縦断面図である。また、図7は図6のVII −VII 線に沿う断面図であり、図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【0030】
なお、両実施形態の構造は基本的に同一のため、同一の部材には同一の符号を付す。
【0031】
両実施形態の相違点は副排気バルブ24のガイド部材23への取付け方法にあって、第一実施形態に示す副排気バルブ24はガイド部材23にこのガイド部材23と一体的に回動可能に固定されているのに対し、第二実施形態に示す副排気バルブ29は、図6〜図8に示すように、ガイド部材30にリンク機構31を介して取り付けられる。
【0032】
ここで、リンク機構31について説明する。図7および図8に詳細に示すように、ガイド部材30の端面には副排気バルブ29嵌合用の凹陥部32が形成される。また、この凹陥部32には、副排気バルブ29の回動を所定の位置で規制する上下のストッパ部33a,33bと、後述するリンクレバー34の係合突起35が係合する上下に細長い係合部36が設けられる。さらに、ガイド部材30端面の中心には突起部37が設けられる。
【0033】
ガイド部材30端面の突起部37には長円形のリンクピン38の一端が回動自在に嵌合される。また、このリンクピン38の他端には係止ピン39が突設される。
【0034】
ガイド部材30端面の凹陥部32には副排気バルブ29が嵌合される。なお、副排気バルブ29には上記リンクピン38が移動可能なピン孔40が形成される。
【0035】
一方、ガイド部材30の軸方向外側には長円形のリンクレバー34が設けられる。このリンクレバー34は、シリンダブロック3に固定されるホルダ41にボルト42等で回動自在に軸支される。リンクレバー34の一端にはリンクピン38の係止ピン39に係止するU字状の係止溝43が形成さると共に、リンクレバー34の他端にはガイド部材30端面の凹陥部32に形成された係合部36に係合する係合突起35が設けられる。
【0036】
ここで、この発明の第二実施形態の排気制御装置21の作動を説明する。図9(a)に示すように、エンジン回転数が上昇して図示しないアクチュエータの作動によりバルブアーム27が下方に揺動すると、排気バルブ22がガイド部材30を支点に揺動し、排気バルブ22の先端部を排気ポート18の上部に位置させる。これにより排気ポート18の上死点側開口上縁部18aの高さが高い状態となって排気タイミングが早くなり、エンジン1の高速回転時における出力の向上を図ることができる。
【0037】
また、上述した排気バルブ22の状態ではガイド部材30も図における時計方向に回動する。このときの副排気バルブ29の状態は、図9(b)に示すように、ガイド部材30が時計方向に回動するとリンクレバー34の係合突起35が凹陥部32の係合部36上側に当接し、リンクレバー34を時計方向に回動させる。すると、リンクレバー34他端の係止溝43がリンクピン38を時計方向に回動させ、副排気バルブ29の下端面を凹陥部32の下側ストッパ部33bに当接させて副排気バルブ29を図の位置で固定する。そして、ガイド部材30が時計方向に回動すると同時に副排気バルブ29も回動して副排気通路20を開放する。これにより排気通路17の断面積が広くなって高速回転時のエンジン1の出力が向上する。
【0038】
次に、図10(a)に示すように、エンジン1の回転数が下降し始めると図示しないアクチュエータの作動によりバルブアーム27を上方に向かって揺動させる。すると、排気バルブ22がガイド部材30を支点に揺動し、排気バルブ22の先端部を排気ポート18の中間部付近に向けて移動させる。これにより排気ポート18の上死点側開口上縁部18aの高さがやや低くなって排気タイミングがそれに応じてやや遅くなり、例えばエンジン1の中速回転時における出力の向上を図ることができる。
【0039】
また、上述した排気バルブ22の状態ではガイド部材30も図における半時計方向に回動し始める。このときの副排気バルブ29の状態は、図10(b)に示すように、ガイド部材30が半時計方向に回動し始めても、リンクレバー34の係合突起35が凹陥部32の係合部36下側に当接するまではリンクレバー34を半時計方向に回動させない。そして、副排気バルブ29の上端面が凹陥部32の上側ストッパ部33aに当接するまで副排気バルブ29は現状の位置を維持する。すなわち、ガイド部材30が半時計方向に回動しても副排気バルブ29は暫くの間(係合部36の上下ストローク分)回動しないので副排気通路20は開放されたままとなる。これにより排気タイミングは遅くなっても排気通路17の断面積は広いままなので中速回転時のエンジン1の出力が向上する。
【0040】
そして、図11(a)に示すように、エンジン1の回転数が下降すると図示しないアクチュエータの作動によりバルブアーム27を上方に揺動させる。すると、排気バルブ22がガイド部材30を支点に揺動し、排気バルブ22の先端部を排気ポート18の中間部付近に位置させる。これにより排気ポート18の上死点側開口上縁部18aの高さが低い状態となって排気タイミングが遅くなり、エンジン1の低速回転時における出力の向上を図ることができる。
【0041】
また、上述した排気バルブ22の状態ではガイド部材30も図における半時計方向に回動する。このときの副排気バルブ29の状態は、図11(b)に示すように、ガイド部材30が半時計方向に凹陥部32の係合部36のストローク分以上回動するとリンクレバー34の係合突起35が凹陥部32の係合部36下側に当接し、リンクレバー34を半時計方向に回動させる。すると、リンクレバー34他端の係止溝43がリンクピン38を半時計方向に回動させ、副排気バルブ29の下端面を凹陥部32の下側ストッパ部33bに当接させて副排気バルブ29を図の位置で固定する。そして、ガイド部材30が半時計方向に回動すると同時に副排気バルブ29も回動して副排気通路20を遮断する。これにより低速回転時のエンジン1の出力が向上する。
【0042】
上述したように、ガイド部材23,30に副排気バルブ24,29を取り付け、この副排気バルブ24,29を排気バルブ22に連動させて副排気通路20を開閉するようにすれば、従来のように副排気バルブ24,29を排気バルブ22の作動機構25に連結させなくてもよく、その結果、副排気バルブ24,29を収納する収納孔が作動機構25収納室まで貫通しなくなり、排気漏れが起こりにくく、エンジン1の出力低下が起こらない。
【0043】
また、副排気バルブ24,29を排気バルブ22の作動機構25に連結させなくてもよいので、その配置位置や移動角度の自由度が増すと共に、その外形を小さくすることができる。その結果、従来のものに比べて重量と接触面積が減少して作動抵抗が小さくなる。
【0044】
さらに、副排気バルブ24,29は排気バルブ22の作動機構25に連結されていないので、ガイド部材23,30にリンク機構31を介して副排気バルブ24,29を取り付ければ、この副排気バルブ24,29を排気バルブ22を異なるタイミングで、すなわち位相差を持って連動させることができ、異なるエンジン1特性を得ることが容易になる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る2サイクルエンジンの排気制御装置によれば、シリンダブロックに形成されたシリンダの内周面に、ピストンの往復ストロークによって開閉される排気ポートと副排気ポートとを有し、運転状況に応じて上記排気ポートの上死点側開口上縁部の高さを変化させる排気バルブと上記副排気ポートが備える副排気通路を開閉する副排気バルブとを備えた2サイクルエンジンの排気制御装置において、円柱状に形成したガイド部材を排気通路の上方に、排気通路に直交する方向に回動軸を配して周方向に回動自在に配置するとともに、先端を排気ポートの開口上縁部に臨ませ後端にバルブ作動機構を備えた排気バルブを上記ガイド部材に周方向に揺動可能に保持固定する一方、上記ガイド部材を挟んでその両端部に副排気通路を開閉する副排気バルブを上記排気バルブの作動機構に非連結状態でガイド部材と一体的に回動するように取り付け、この副排気バルブを上記排気バルブに連動させたため、上記副排気バルブを小型軽量化できると共に、その作動抵抗も小さくでき、さらに、排気漏れも減少できるので、エンジンの出力低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2サイクルエンジンの排気制御装置の第一実施形態を示す水冷2サイクルエンジンの縦断面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】エンジンの高速回転時における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロックの縦断面図。
【図5】エンジンの低速回転時における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロックの縦断面図図。
【図6】本発明に係る2サイクルエンジンの排気制御装置の第二実施形態を示す水冷2サイクルエンジンの縦断面図。
【図7】図6のVII −VII 線に沿う断面図。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】(a)および(b)は、エンジンの高速回転時における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロックの縦断面図およびガイド部材の側面図。
【図10】(a)および(b)は、エンジンの中速回転時における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロックの縦断面図およびガイド部材の側面図。
【図11】(a)および(b)は、エンジンの低速回転時における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロックの縦断面図およびガイド部材の側面図。
【符号の説明】
1 エンジン
3 シリンダブロック
5 シリンダ
6 ピストン
17 排気通路
18 排気ポート
18a 排気ポートの上死点側開口上縁部
19 副排気ポート
20 副排気通路
21 排気制御装置
22 排気バルブ
23,30 ガイド部材
24,29 副排気バルブ
25 排気バルブ作動機構
31 リンク機構
32 副排気バルブ嵌合用の凹陥部
34 リンクレバー
35 リンクレバーの係合突起
36 リンクレバーの係合突起が係合する係合部
38 リンクピン

Claims (1)

  1. シリンダブロックに形成されたシリンダの内周面に、ピストンの往復ストロークによって開閉される排気ポートと副排気ポートとを有し、運転状況に応じて上記排気ポートの上死点側開口上縁部の高さを変化させる排気バルブと上記副排気ポートが備える副排気通路を開閉する副排気バルブとを備えた2サイクルエンジンの排気制御装置において、円柱状に形成したガイド部材を排気通路の上方に、排気通路に直交する方向に回動軸を配して周方向に回動自在に配置するとともに、先端を排気ポートの開口上縁部に臨ませ後端にバルブ作動機構を備えた排気バルブを上記ガイド部材に周方向に揺動可能に保持固定する一方、上記ガイド部材を挟んでその両端部に副排気通路を開閉する副排気バルブを上記排気バルブの作動機構に非連結状態でガイド部材と一体的に回動するように取り付け、この副排気バルブを上記排気バルブに連動させたことを特徴とする2サイクルエンジンの排気制御装置。
JP07630996A 1996-03-29 1996-03-29 2サイクルエンジンの排気制御装置 Expired - Fee Related JP3624530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07630996A JP3624530B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 2サイクルエンジンの排気制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07630996A JP3624530B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 2サイクルエンジンの排気制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09264141A JPH09264141A (ja) 1997-10-07
JP3624530B2 true JP3624530B2 (ja) 2005-03-02

Family

ID=13601780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07630996A Expired - Fee Related JP3624530B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 2サイクルエンジンの排気制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3624530B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4301462B2 (ja) 1997-09-29 2009-07-22 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 電界効果トランジスタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09264141A (ja) 1997-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20090042287A (ko) 6사이클 기관의 배기 촉매 제어
JP3333298B2 (ja) 筒内燃料噴射式の多気筒エンジン
US4660514A (en) Two-cycle internal combustion engine including means for varying cylinder port timing
JP3624530B2 (ja) 2サイクルエンジンの排気制御装置
JPH0874534A (ja) バルブリフト量連続可変機構
JPS60147512A (ja) 4サイクルエンジンの可変バルブタイミング装置
JP3865195B2 (ja) 2サイクル内燃機関の排気制御装置
JP2001512546A (ja) 弁用作動機構
BRPI0803571B1 (pt) Sistema de egr
US4372259A (en) Internal combustion engine
JPH07166867A (ja) 可変バルブ機構付き内燃機関
JP3622019B2 (ja) 内燃エンジン
JPH04109010A (ja) 可変バルブタイミング装置
JP3434084B2 (ja) 2サイクルエンジンの排気時期制御構造
JP3624569B2 (ja) 2サイクルエンジンの排気制御装置
JPH0122443B2 (ja)
JP2002371855A (ja) 2サイクル式内燃機関
JPH07293255A (ja) エンジンの吸気構造
JPH077546Y2 (ja) 2サイクルエンジンの排気時期制御装置
JPS6128002Y2 (ja)
JP3453788B2 (ja) 貯留室付エンジン
JPH0797938A (ja) 内燃機関
JPH0543210Y2 (ja)
KR200184896Y1 (ko) 내연기관의 밸브 회전장치
JPH0849548A (ja) 2サイクルエンジンの排気制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041122

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees