JPH09264141A - 2サイクルエンジンの排気制御装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの排気制御装置Info
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- JPH09264141A JPH09264141A JP8076309A JP7630996A JPH09264141A JP H09264141 A JPH09264141 A JP H09264141A JP 8076309 A JP8076309 A JP 8076309A JP 7630996 A JP7630996 A JP 7630996A JP H09264141 A JPH09264141 A JP H09264141A
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- Japan
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- exhaust valve
- valve
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】2サイクルエンジンの排気制御装置を提供する
にある。 【解決手段】シリンダブロック3に形成されたシリンダ
5の内周面に、ピストン6の往復ストロークによって開
閉される排気ポート18と副排気ポート19とを有し、
運転状況に応じて排気ポート18の上死点側開口上縁部
18aの高さを変化させる排気バルブ22と副排気ポー
ト19が備える副排気通路20を開閉する副排気バルブ
24とを備えた2サイクルエンジン1の排気制御装置2
1において、排気バルブ22はガイド部材23を介して
揺動可能に保持され、このガイド部材23に副排気バル
ブ24を取り付け、この副排気バルブ24を排気バルブ
22に連動させたものである。
にある。 【解決手段】シリンダブロック3に形成されたシリンダ
5の内周面に、ピストン6の往復ストロークによって開
閉される排気ポート18と副排気ポート19とを有し、
運転状況に応じて排気ポート18の上死点側開口上縁部
18aの高さを変化させる排気バルブ22と副排気ポー
ト19が備える副排気通路20を開閉する副排気バルブ
24とを備えた2サイクルエンジン1の排気制御装置2
1において、排気バルブ22はガイド部材23を介して
揺動可能に保持され、このガイド部材23に副排気バル
ブ24を取り付け、この副排気バルブ24を排気バルブ
22に連動させたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2サイクルエンジン
の排気制御装置に係り、特に運転状況に応じて排気タイ
ミングを変更可能にした2サイクルエンジンの排気制御
装置に関する。
の排気制御装置に係り、特に運転状況に応じて排気タイ
ミングを変更可能にした2サイクルエンジンの排気制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2サイクルエンジンの内周面にはピスト
ンの往復ストロークによって開閉される掃気ポートおよ
び排気ポートが形成され、爆発行程時にピストンが下死
点側へ下降した際、掃気ポートと排気ポートとが開き、
シリンダ内の排気ガスが排気ポートから排出されると同
時に掃気ポートから一次圧縮された混合気がシリンダ内
に充填されるようになっている。
ンの往復ストロークによって開閉される掃気ポートおよ
び排気ポートが形成され、爆発行程時にピストンが下死
点側へ下降した際、掃気ポートと排気ポートとが開き、
シリンダ内の排気ガスが排気ポートから排出されると同
時に掃気ポートから一次圧縮された混合気がシリンダ内
に充填されるようになっている。
【0003】一般に、排気ポートをシリンダ内の上死点
寄りに設けるほど排気タイミングが早くなりエンジンの
高速回転時における出力の向上を図ることができるが、
反面、エンジンの低速回転時には排気タイミングが早す
ぎてトルクが減少したり混合気が吹き抜けを起こして燃
費が悪化するなどの問題点があった。
寄りに設けるほど排気タイミングが早くなりエンジンの
高速回転時における出力の向上を図ることができるが、
反面、エンジンの低速回転時には排気タイミングが早す
ぎてトルクが減少したり混合気が吹き抜けを起こして燃
費が悪化するなどの問題点があった。
【0004】この問題点を解決する手段としてシリンダ
内周面に開設された排気ポート近傍に排気のタイミング
を制御する装置を設け、この排気制御装置に備えられた
排気バルブをエンジンの運転状況に応じて作動する作動
機構によって進退させ、排気ポートの開口上縁部の高さ
をに変化させることにより高速回転時におけるエンジン
出力の向上を図る方法が考えられた。
内周面に開設された排気ポート近傍に排気のタイミング
を制御する装置を設け、この排気制御装置に備えられた
排気バルブをエンジンの運転状況に応じて作動する作動
機構によって進退させ、排気ポートの開口上縁部の高さ
をに変化させることにより高速回転時におけるエンジン
出力の向上を図る方法が考えられた。
【0005】さらに、例えば特公平7−91981号公
報に示すように、排気ポートの他に開閉自在の副排気通
路を備えた副排気ポートを設け、エンジンの高速回転時
にこの副排気通路を開放して排気通路全体の断面積を広
くすることにより高速回転時のエンジン出力の向上を図
った排気制御装置もある。
報に示すように、排気ポートの他に開閉自在の副排気通
路を備えた副排気ポートを設け、エンジンの高速回転時
にこの副排気通路を開放して排気通路全体の断面積を広
くすることにより高速回転時のエンジン出力の向上を図
った排気制御装置もある。
【0006】そして、この様な排気制御装置には副排気
通路を開閉する副排気バルブが設けられ、この副排気バ
ルブを排気バルブの作動機構に連結することにより副排
気バルブを排気バルブに連動させている。
通路を開閉する副排気バルブが設けられ、この副排気バ
ルブを排気バルブの作動機構に連結することにより副排
気バルブを排気バルブに連動させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような副排気バルブを備えた排気制御装置では、副排
気バルブを収納する収納孔がバルブの作動機構収納室ま
で貫通しているため、排気漏れが起こりやすく、エンジ
ンの出力低下が起こる虞がある。
たような副排気バルブを備えた排気制御装置では、副排
気バルブを収納する収納孔がバルブの作動機構収納室ま
で貫通しているため、排気漏れが起こりやすく、エンジ
ンの出力低下が起こる虞がある。
【0008】また、副排気バルブは作動機構に連結させ
るためにその外形が必然的に大きくなり、重量と接触面
積の増加による作動抵抗が大きくなってしまい、好まし
くない。
るためにその外形が必然的に大きくなり、重量と接触面
積の増加による作動抵抗が大きくなってしまい、好まし
くない。
【0009】さらに、副排気バルブは排気バルブの作動
機構に連結されているので、両方のバルブの作動タイミ
ングを変化させることは不可能であり、異なるエンジン
特性を得ることが困難である。
機構に連結されているので、両方のバルブの作動タイミ
ングを変化させることは不可能であり、異なるエンジン
特性を得ることが困難である。
【0010】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、小型軽量で、作動抵抗が小さく、また、排気漏
れの少ない2サイクルエンジンの排気制御装置を提供す
ることを目的とする。
もので、小型軽量で、作動抵抗が小さく、また、排気漏
れの少ない2サイクルエンジンの排気制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】この発明の他の目的は、排気バルブおよび
副排気バルブの作動タイミングを変化可能とした2サイ
クルエンジンの排気制御装置を提供するにある。
副排気バルブの作動タイミングを変化可能とした2サイ
クルエンジンの排気制御装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る2サイクル
エンジンの排気制御装置は、上述した課題を解決するた
めに、請求項1に記載したように、シリンダブロックに
形成されたシリンダの内周面に、ピストンの往復ストロ
ークによって開閉される排気ポートと副排気ポートとを
有し、運転状況に応じて上記排気ポートの上死点側開口
上縁部の高さを変化させる排気バルブと上記副排気ポー
トが備える副排気通路を開閉する副排気バルブとを備え
た2サイクルエンジンの排気制御装置において、上記排
気バルブはガイド部材を介して揺動可能に保持され、こ
のガイド部材に上記副排気バルブを取り付け、この副排
気バルブを上記排気バルブに連動させたものである。
エンジンの排気制御装置は、上述した課題を解決するた
めに、請求項1に記載したように、シリンダブロックに
形成されたシリンダの内周面に、ピストンの往復ストロ
ークによって開閉される排気ポートと副排気ポートとを
有し、運転状況に応じて上記排気ポートの上死点側開口
上縁部の高さを変化させる排気バルブと上記副排気ポー
トが備える副排気通路を開閉する副排気バルブとを備え
た2サイクルエンジンの排気制御装置において、上記排
気バルブはガイド部材を介して揺動可能に保持され、こ
のガイド部材に上記副排気バルブを取り付け、この副排
気バルブを上記排気バルブに連動させたものである。
【0013】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記ガイド部材にリンク機構
を介して上記副排気バルブを取り付け、この副排気バル
ブを上記排気バルブに位相差を持たせて連動させたもの
である。
求項2に記載したように、上記ガイド部材にリンク機構
を介して上記副排気バルブを取り付け、この副排気バル
ブを上記排気バルブに位相差を持たせて連動させたもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0015】図1は、この発明の第一実施形態を適用し
た水冷2サイクルエンジン1の一例を示す縦断面図であ
る。このエンジン1は、例えば自動二輪車等の小型車両
に用いられる単気筒水冷エンジンであり、そのクランク
ケース2上にはシリンダブロック3とシリンダヘッド4
とが固定される。
た水冷2サイクルエンジン1の一例を示す縦断面図であ
る。このエンジン1は、例えば自動二輪車等の小型車両
に用いられる単気筒水冷エンジンであり、そのクランク
ケース2上にはシリンダブロック3とシリンダヘッド4
とが固定される。
【0016】シリンダブロック3内にはシリンダ5が形
成され、このシリンダ5内に摺動自在に挿入されたピス
トン6と、クランクケース2内で回転自在に軸支された
クランクシャフト7のクランクピン8とがコンロッド9
によって連結されており、ピストン6の往復ストローク
がクランクシャフト7の回転運動に変換されるようにな
っている。
成され、このシリンダ5内に摺動自在に挿入されたピス
トン6と、クランクケース2内で回転自在に軸支された
クランクシャフト7のクランクピン8とがコンロッド9
によって連結されており、ピストン6の往復ストローク
がクランクシャフト7の回転運動に変換されるようにな
っている。
【0017】シリンダヘッド4には、シリンダ5に整合
する燃焼室10が形成され、その中央部には外方から点
火プラグ11がネジ結合される。また、シリンダ5およ
び燃焼室10の周囲にはエンジン冷却水のウォータジャ
ケット12が形成される。
する燃焼室10が形成され、その中央部には外方から点
火プラグ11がネジ結合される。また、シリンダ5およ
び燃焼室10の周囲にはエンジン冷却水のウォータジャ
ケット12が形成される。
【0018】クランクケース2にはリードバルブハウジ
ング13が形成され、内部にリードバルブ装置14が設
けられる。このリードバルブハウジング13の外側開口
部には図示しないキャブレータが接続され、内側開口部
はクランクケース2の内部に繋がっている。また、クラ
ンクケース2とシリンダ5とはシリンダブロック3に形
成された掃気通路15により連通され、シリンダ5の内
周面に掃気ポート16が開口している。
ング13が形成され、内部にリードバルブ装置14が設
けられる。このリードバルブハウジング13の外側開口
部には図示しないキャブレータが接続され、内側開口部
はクランクケース2の内部に繋がっている。また、クラ
ンクケース2とシリンダ5とはシリンダブロック3に形
成された掃気通路15により連通され、シリンダ5の内
周面に掃気ポート16が開口している。
【0019】図2は、図1のII−II線に沿う断面図
である。図1および図2に示すように、シリンダブロッ
ク3には排気通路17が形成され、その外側開口部には
図示しないエキゾーストパイプが接続される一方、シリ
ンダ5の内周面には排気ポート18が開口される。ま
た、排気ポート18の左右には一対の副排気ポート19
が開口され、副排気通路20を介して排気通路17の途
中に接続される。
である。図1および図2に示すように、シリンダブロッ
ク3には排気通路17が形成され、その外側開口部には
図示しないエキゾーストパイプが接続される一方、シリ
ンダ5の内周面には排気ポート18が開口される。ま
た、排気ポート18の左右には一対の副排気ポート19
が開口され、副排気通路20を介して排気通路17の途
中に接続される。
【0020】排気通路17の上方には排気ポート18の
上死点側開口上縁部18aの高さを変化させることによ
り排気のタイミングを制御する排気制御装置21が配置
される。この排気制御装置21は、主に排気バルブ22
と、この排気バルブ22を保持するガイド部材23と、
副排気バルブ24と、排気バルブ22の作動機構25と
から構成される。
上死点側開口上縁部18aの高さを変化させることによ
り排気のタイミングを制御する排気制御装置21が配置
される。この排気制御装置21は、主に排気バルブ22
と、この排気バルブ22を保持するガイド部材23と、
副排気バルブ24と、排気バルブ22の作動機構25と
から構成される。
【0021】ガイド部材23は、排気通路17の上方に
この排気通路17に直交する方向に配置された円柱状の
ものであって、周方向に回動自在に配置される。このガ
イド部材23に排気バルブ22が固定され、排気バルブ
22はガイド部材23の周方向に揺動可能に保持され
る。
この排気通路17に直交する方向に配置された円柱状の
ものであって、周方向に回動自在に配置される。このガ
イド部材23に排気バルブ22が固定され、排気バルブ
22はガイド部材23の周方向に揺動可能に保持され
る。
【0022】図3は、図2のIII −III 線に沿う断面図
である。図1〜図3に示すように、ガイド部材23の両
端部には副排気バルブ24が取り付けられ、ガイド部材
23と一体的に回動する。そして、この副排気バルブ2
4はその形状が副排気通路20を遮断可能に設定され
る。
である。図1〜図3に示すように、ガイド部材23の両
端部には副排気バルブ24が取り付けられ、ガイド部材
23と一体的に回動する。そして、この副排気バルブ2
4はその形状が副排気通路20を遮断可能に設定され
る。
【0023】排気バルブ22の後方、例えば図1におけ
る右側には排気バルブ22の作動機構25が配置され
る。作動機構25は、図示しないアクチュエータにより
回動される水平方向に配置されたバルブシャフト26
と、このバルブシャフト26に固着され、このバルブシ
ャフト26の回動に伴って上下に揺動するバルブアーム
27とを有し、このバルブアーム27の自由端が排気バ
ルブ22後端部に設けられたバルブピン28に係合す
る。
る右側には排気バルブ22の作動機構25が配置され
る。作動機構25は、図示しないアクチュエータにより
回動される水平方向に配置されたバルブシャフト26
と、このバルブシャフト26に固着され、このバルブシ
ャフト26の回動に伴って上下に揺動するバルブアーム
27とを有し、このバルブアーム27の自由端が排気バ
ルブ22後端部に設けられたバルブピン28に係合す
る。
【0024】ここで、この発明の第一実施形態の排気制
御装置21の作動を説明する。図4に示すように、エン
ジン回転数が上昇して図示しないアクチュエータの作動
によりバルブアーム27が下方に揺動すると、排気バル
ブ22がガイド部材23を支点に揺動し、排気バルブ2
2の先端部を排気ポート18の上部に位置させる。これ
により排気ポート18の上死点側開口上縁部18aの高
さが高い状態となって排気タイミングが早くなり、エン
ジン1の高速回転時における出力の向上を図ることがで
きる。
御装置21の作動を説明する。図4に示すように、エン
ジン回転数が上昇して図示しないアクチュエータの作動
によりバルブアーム27が下方に揺動すると、排気バル
ブ22がガイド部材23を支点に揺動し、排気バルブ2
2の先端部を排気ポート18の上部に位置させる。これ
により排気ポート18の上死点側開口上縁部18aの高
さが高い状態となって排気タイミングが早くなり、エン
ジン1の高速回転時における出力の向上を図ることがで
きる。
【0025】また、上述した排気バルブ22の状態では
ガイド部材23も図における時計方向に回動し、同時に
副排気バルブ24も回動して副排気通路20を開放す
る。これにより排気通路17全体の断面積が広くなって
高速回転時のエンジン1の出力が向上する。
ガイド部材23も図における時計方向に回動し、同時に
副排気バルブ24も回動して副排気通路20を開放す
る。これにより排気通路17全体の断面積が広くなって
高速回転時のエンジン1の出力が向上する。
【0026】一方、エンジン1の低速回転時に排気バル
ブ22および副排気バルブ24が上述した状態のままで
は排気タイミングが早すぎて、また、排気通路17全体
の断面積が広すぎて適切ではない。
ブ22および副排気バルブ24が上述した状態のままで
は排気タイミングが早すぎて、また、排気通路17全体
の断面積が広すぎて適切ではない。
【0027】そこで、図5に示すように、エンジン1の
回転数が下降すると図示しないアクチュエータの作動に
よりバルブアーム27を上方に揺動させる。すると、排
気バルブ22がガイド部材23を支点に揺動し、排気バ
ルブ22の先端部を排気ポート18の中間部付近に位置
させる。これにより排気ポート18の上死点側開口上縁
部18aの高さが低い状態となって排気タイミングが遅
くなり、エンジン1の低速回転時における出力の向上を
図ることができる。
回転数が下降すると図示しないアクチュエータの作動に
よりバルブアーム27を上方に揺動させる。すると、排
気バルブ22がガイド部材23を支点に揺動し、排気バ
ルブ22の先端部を排気ポート18の中間部付近に位置
させる。これにより排気ポート18の上死点側開口上縁
部18aの高さが低い状態となって排気タイミングが遅
くなり、エンジン1の低速回転時における出力の向上を
図ることができる。
【0028】また、上述した排気バルブ22の状態では
ガイド部材23も図における半時計方向に回動し、同時
に副排気バルブ24も回動して副排気通路20を遮断す
る。これにより低速回転時のエンジン1の出力が向上す
る。
ガイド部材23も図における半時計方向に回動し、同時
に副排気バルブ24も回動して副排気通路20を遮断す
る。これにより低速回転時のエンジン1の出力が向上す
る。
【0029】図6は、この発明の第二実施形態を適用し
た水冷2サイクルエンジン1の一例を示す縦断面図であ
る。また、図7は図6のVII −VII 線に沿う断面図であ
り、図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
た水冷2サイクルエンジン1の一例を示す縦断面図であ
る。また、図7は図6のVII −VII 線に沿う断面図であ
り、図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【0030】なお、両実施形態の構造は基本的に同一の
ため、同一の部材には同一の符号を付す。
ため、同一の部材には同一の符号を付す。
【0031】両実施形態の相違点は副排気バルブ24の
ガイド部材23への取付け方法にあって、第一実施形態
に示す副排気バルブ24はガイド部材23にこのガイド
部材23と一体的に回動可能に固定されているのに対
し、第二実施形態に示す副排気バルブ29は、図6〜図
8に示すように、ガイド部材30にリンク機構31を介
して取り付けられる。
ガイド部材23への取付け方法にあって、第一実施形態
に示す副排気バルブ24はガイド部材23にこのガイド
部材23と一体的に回動可能に固定されているのに対
し、第二実施形態に示す副排気バルブ29は、図6〜図
8に示すように、ガイド部材30にリンク機構31を介
して取り付けられる。
【0032】ここで、リンク機構31について説明す
る。図7および図8に詳細に示すように、ガイド部材3
0の端面には副排気バルブ29嵌合用の凹陥部32が形
成される。また、この凹陥部32には、副排気バルブ2
9の回動を所定の位置で規制する上下のストッパ部33
a,33bと、後述するリンクレバー34の係合突起3
5が係合する上下に細長い係合部36が設けられる。さ
らに、ガイド部材30端面の中心には突起部37が設け
られる。
る。図7および図8に詳細に示すように、ガイド部材3
0の端面には副排気バルブ29嵌合用の凹陥部32が形
成される。また、この凹陥部32には、副排気バルブ2
9の回動を所定の位置で規制する上下のストッパ部33
a,33bと、後述するリンクレバー34の係合突起3
5が係合する上下に細長い係合部36が設けられる。さ
らに、ガイド部材30端面の中心には突起部37が設け
られる。
【0033】ガイド部材30端面の突起部37には長円
形のリンクピン38の一端が回動自在に嵌合される。ま
た、このリンクピン38の他端には係止ピン39が突設
される。
形のリンクピン38の一端が回動自在に嵌合される。ま
た、このリンクピン38の他端には係止ピン39が突設
される。
【0034】ガイド部材30端面の凹陥部32には副排
気バルブ29が嵌合される。なお、副排気バルブ29に
は上記リンクピン38が移動可能なピン孔40が形成さ
れる。
気バルブ29が嵌合される。なお、副排気バルブ29に
は上記リンクピン38が移動可能なピン孔40が形成さ
れる。
【0035】一方、ガイド部材30の軸方向外側には長
円形のリンクレバー34が設けられる。このリンクレバ
ー34は、シリンダブロック3に固定されるホルダ41
にボルト42等で回動自在に軸支される。リンクレバー
34の一端にはリンクピン38の係止ピン39に係止す
るU字状の係止溝43が形成さると共に、リンクレバー
34の他端にはガイド部材30端面の凹陥部32に形成
された係合部36に係合する係合突起35が設けられ
る。
円形のリンクレバー34が設けられる。このリンクレバ
ー34は、シリンダブロック3に固定されるホルダ41
にボルト42等で回動自在に軸支される。リンクレバー
34の一端にはリンクピン38の係止ピン39に係止す
るU字状の係止溝43が形成さると共に、リンクレバー
34の他端にはガイド部材30端面の凹陥部32に形成
された係合部36に係合する係合突起35が設けられ
る。
【0036】ここで、この発明の第二実施形態の排気制
御装置21の作動を説明する。図9(a)に示すよう
に、エンジン回転数が上昇して図示しないアクチュエー
タの作動によりバルブアーム27が下方に揺動すると、
排気バルブ22がガイド部材30を支点に揺動し、排気
バルブ22の先端部を排気ポート18の上部に位置させ
る。これにより排気ポート18の上死点側開口上縁部1
8aの高さが高い状態となって排気タイミングが早くな
り、エンジン1の高速回転時における出力の向上を図る
ことができる。
御装置21の作動を説明する。図9(a)に示すよう
に、エンジン回転数が上昇して図示しないアクチュエー
タの作動によりバルブアーム27が下方に揺動すると、
排気バルブ22がガイド部材30を支点に揺動し、排気
バルブ22の先端部を排気ポート18の上部に位置させ
る。これにより排気ポート18の上死点側開口上縁部1
8aの高さが高い状態となって排気タイミングが早くな
り、エンジン1の高速回転時における出力の向上を図る
ことができる。
【0037】また、上述した排気バルブ22の状態では
ガイド部材30も図における時計方向に回動する。この
ときの副排気バルブ29の状態は、図9(b)に示すよ
うに、ガイド部材30が時計方向に回動するとリンクレ
バー34の係合突起35が凹陥部32の係合部36上側
に当接し、リンクレバー34を時計方向に回動させる。
すると、リンクレバー34他端の係止溝43がリンクピ
ン38を時計方向に回動させ、副排気バルブ29の下端
面を凹陥部32の下側ストッパ部33bに当接させて副
排気バルブ29を図の位置で固定する。そして、ガイド
部材30が時計方向に回動すると同時に副排気バルブ2
9も回動して副排気通路20を開放する。これにより排
気通路17の断面積が広くなって高速回転時のエンジン
1の出力が向上する。
ガイド部材30も図における時計方向に回動する。この
ときの副排気バルブ29の状態は、図9(b)に示すよ
うに、ガイド部材30が時計方向に回動するとリンクレ
バー34の係合突起35が凹陥部32の係合部36上側
に当接し、リンクレバー34を時計方向に回動させる。
すると、リンクレバー34他端の係止溝43がリンクピ
ン38を時計方向に回動させ、副排気バルブ29の下端
面を凹陥部32の下側ストッパ部33bに当接させて副
排気バルブ29を図の位置で固定する。そして、ガイド
部材30が時計方向に回動すると同時に副排気バルブ2
9も回動して副排気通路20を開放する。これにより排
気通路17の断面積が広くなって高速回転時のエンジン
1の出力が向上する。
【0038】次に、図10(a)に示すように、エンジ
ン1の回転数が下降し始めると図示しないアクチュエー
タの作動によりバルブアーム27を上方に向かって揺動
させる。すると、排気バルブ22がガイド部材30を支
点に揺動し、排気バルブ22の先端部を排気ポート18
の中間部付近に向けて移動させる。これにより排気ポー
ト18の上死点側開口上縁部18aの高さがやや低くな
って排気タイミングがそれに応じてやや遅くなり、例え
ばエンジン1の中速回転時における出力の向上を図るこ
とができる。
ン1の回転数が下降し始めると図示しないアクチュエー
タの作動によりバルブアーム27を上方に向かって揺動
させる。すると、排気バルブ22がガイド部材30を支
点に揺動し、排気バルブ22の先端部を排気ポート18
の中間部付近に向けて移動させる。これにより排気ポー
ト18の上死点側開口上縁部18aの高さがやや低くな
って排気タイミングがそれに応じてやや遅くなり、例え
ばエンジン1の中速回転時における出力の向上を図るこ
とができる。
【0039】また、上述した排気バルブ22の状態では
ガイド部材30も図における半時計方向に回動し始め
る。このときの副排気バルブ29の状態は、図10
(b)に示すように、ガイド部材30が半時計方向に回
動し始めても、リンクレバー34の係合突起35が凹陥
部32の係合部36下側に当接するまではリンクレバー
34を半時計方向に回動させない。そして、副排気バル
ブ29の上端面が凹陥部32の上側ストッパ部33aに
当接するまで副排気バルブ29は現状の位置を維持す
る。すなわち、ガイド部材30が半時計方向に回動して
も副排気バルブ29は暫くの間(係合部36の上下スト
ローク分)回動しないので副排気通路20は開放された
ままとなる。これにより排気タイミングは遅くなっても
排気通路17の断面積は広いままなので中速回転時のエ
ンジン1の出力が向上する。
ガイド部材30も図における半時計方向に回動し始め
る。このときの副排気バルブ29の状態は、図10
(b)に示すように、ガイド部材30が半時計方向に回
動し始めても、リンクレバー34の係合突起35が凹陥
部32の係合部36下側に当接するまではリンクレバー
34を半時計方向に回動させない。そして、副排気バル
ブ29の上端面が凹陥部32の上側ストッパ部33aに
当接するまで副排気バルブ29は現状の位置を維持す
る。すなわち、ガイド部材30が半時計方向に回動して
も副排気バルブ29は暫くの間(係合部36の上下スト
ローク分)回動しないので副排気通路20は開放された
ままとなる。これにより排気タイミングは遅くなっても
排気通路17の断面積は広いままなので中速回転時のエ
ンジン1の出力が向上する。
【0040】そして、図11(a)に示すように、エン
ジン1の回転数が下降すると図示しないアクチュエータ
の作動によりバルブアーム27を上方に揺動させる。す
ると、排気バルブ22がガイド部材30を支点に揺動
し、排気バルブ22の先端部を排気ポート18の中間部
付近に位置させる。これにより排気ポート18の上死点
側開口上縁部18aの高さが低い状態となって排気タイ
ミングが遅くなり、エンジン1の低速回転時における出
力の向上を図ることができる。
ジン1の回転数が下降すると図示しないアクチュエータ
の作動によりバルブアーム27を上方に揺動させる。す
ると、排気バルブ22がガイド部材30を支点に揺動
し、排気バルブ22の先端部を排気ポート18の中間部
付近に位置させる。これにより排気ポート18の上死点
側開口上縁部18aの高さが低い状態となって排気タイ
ミングが遅くなり、エンジン1の低速回転時における出
力の向上を図ることができる。
【0041】また、上述した排気バルブ22の状態では
ガイド部材30も図における半時計方向に回動する。こ
のときの副排気バルブ29の状態は、図11(b)に示
すように、ガイド部材30が半時計方向に凹陥部32の
係合部36のストローク分以上回動するとリンクレバー
34の係合突起35が凹陥部32の係合部36下側に当
接し、リンクレバー34を半時計方向に回動させる。す
ると、リンクレバー34他端の係止溝43がリンクピン
38を半時計方向に回動させ、副排気バルブ29の下端
面を凹陥部32の下側ストッパ部33bに当接させて副
排気バルブ29を図の位置で固定する。そして、ガイド
部材30が半時計方向に回動すると同時に副排気バルブ
29も回動して副排気通路20を遮断する。これにより
低速回転時のエンジン1の出力が向上する。
ガイド部材30も図における半時計方向に回動する。こ
のときの副排気バルブ29の状態は、図11(b)に示
すように、ガイド部材30が半時計方向に凹陥部32の
係合部36のストローク分以上回動するとリンクレバー
34の係合突起35が凹陥部32の係合部36下側に当
接し、リンクレバー34を半時計方向に回動させる。す
ると、リンクレバー34他端の係止溝43がリンクピン
38を半時計方向に回動させ、副排気バルブ29の下端
面を凹陥部32の下側ストッパ部33bに当接させて副
排気バルブ29を図の位置で固定する。そして、ガイド
部材30が半時計方向に回動すると同時に副排気バルブ
29も回動して副排気通路20を遮断する。これにより
低速回転時のエンジン1の出力が向上する。
【0042】上述したように、ガイド部材23,30に
副排気バルブ24,29を取り付け、この副排気バルブ
24,29を排気バルブ22に連動させて副排気通路2
0を開閉するようにすれば、従来のように副排気バルブ
24,29を排気バルブ22の作動機構25に連結させ
なくてもよく、その結果、副排気バルブ24,29を収
納する収納孔が作動機構25収納室まで貫通しなくな
り、排気漏れが起こりにくく、エンジン1の出力低下が
起こらない。
副排気バルブ24,29を取り付け、この副排気バルブ
24,29を排気バルブ22に連動させて副排気通路2
0を開閉するようにすれば、従来のように副排気バルブ
24,29を排気バルブ22の作動機構25に連結させ
なくてもよく、その結果、副排気バルブ24,29を収
納する収納孔が作動機構25収納室まで貫通しなくな
り、排気漏れが起こりにくく、エンジン1の出力低下が
起こらない。
【0043】また、副排気バルブ24,29を排気バル
ブ22の作動機構25に連結させなくてもよいので、そ
の配置位置や移動角度の自由度が増すと共に、その外形
を小さくすることができる。その結果、従来のものに比
べて重量と接触面積が減少して作動抵抗が小さくなる。
ブ22の作動機構25に連結させなくてもよいので、そ
の配置位置や移動角度の自由度が増すと共に、その外形
を小さくすることができる。その結果、従来のものに比
べて重量と接触面積が減少して作動抵抗が小さくなる。
【0044】さらに、副排気バルブ24,29は排気バ
ルブ22の作動機構25に連結されていないので、ガイ
ド部材23,30にリンク機構31を介して副排気バル
ブ24,29を取り付ければ、この副排気バルブ24,
29を排気バルブ22を異なるタイミングで、すなわち
位相差を持って連動させることができ、異なるエンジン
1特性を得ることが容易になる。
ルブ22の作動機構25に連結されていないので、ガイ
ド部材23,30にリンク機構31を介して副排気バル
ブ24,29を取り付ければ、この副排気バルブ24,
29を排気バルブ22を異なるタイミングで、すなわち
位相差を持って連動させることができ、異なるエンジン
1特性を得ることが容易になる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る2サ
イクルエンジンの排気制御装置によれば、シリンダブロ
ックに形成されたシリンダの内周面に、ピストンの往復
ストロークによって開閉される排気ポートと副排気ポー
トとを有し、運転状況に応じて上記排気ポートの上死点
側開口上縁部の高さを変化させる排気バルブと上記副排
気ポートが備える副排気通路を開閉する副排気バルブと
を備えた2サイクルエンジンの排気制御装置において、
上記排気バルブはガイド部材を介して揺動可能に保持さ
れ、このガイド部材に上記副排気バルブを取り付け、こ
の副排気バルブを上記排気バルブに連動させたため、上
記副排気バルブを小型軽量化できると共に、その作動抵
抗も小さくでき、さらに、排気漏れも減少できるので、
エンジンの出力低下を防止できる。
イクルエンジンの排気制御装置によれば、シリンダブロ
ックに形成されたシリンダの内周面に、ピストンの往復
ストロークによって開閉される排気ポートと副排気ポー
トとを有し、運転状況に応じて上記排気ポートの上死点
側開口上縁部の高さを変化させる排気バルブと上記副排
気ポートが備える副排気通路を開閉する副排気バルブと
を備えた2サイクルエンジンの排気制御装置において、
上記排気バルブはガイド部材を介して揺動可能に保持さ
れ、このガイド部材に上記副排気バルブを取り付け、こ
の副排気バルブを上記排気バルブに連動させたため、上
記副排気バルブを小型軽量化できると共に、その作動抵
抗も小さくでき、さらに、排気漏れも減少できるので、
エンジンの出力低下を防止できる。
【0046】また、上記ガイド部材にリンク機構を介し
て上記副排気バルブを取り付け、この副排気バルブを上
記排気バルブに位相差を持たせて連動させたため、排気
バルブおよび副排気バルブの作動タイミングが変化可能
となり、異なるエンジン特性を得ることができる。
て上記副排気バルブを取り付け、この副排気バルブを上
記排気バルブに位相差を持たせて連動させたため、排気
バルブおよび副排気バルブの作動タイミングが変化可能
となり、異なるエンジン特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2サイクルエンジンの排気制御装
置の第一実施形態を示す水冷2サイクルエンジンの縦断
面図。
置の第一実施形態を示す水冷2サイクルエンジンの縦断
面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】エンジンの高速回転時における排気制御装置の
作動状態を示すシリンダブロックの縦断面図。
作動状態を示すシリンダブロックの縦断面図。
【図5】エンジンの低速回転時における排気制御装置の
作動状態を示すシリンダブロックの縦断面図図。
作動状態を示すシリンダブロックの縦断面図図。
【図6】本発明に係る2サイクルエンジンの排気制御装
置の第二実施形態を示す水冷2サイクルエンジンの縦断
面図。
置の第二実施形態を示す水冷2サイクルエンジンの縦断
面図。
【図7】図6のVII −VII 線に沿う断面図。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】(a)および(b)は、エンジンの高速回転時
における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロッ
クの縦断面図およびガイド部材の側面図。
における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロッ
クの縦断面図およびガイド部材の側面図。
【図10】(a)および(b)は、エンジンの中速回転
時における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロ
ックの縦断面図およびガイド部材の側面図。
時における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロ
ックの縦断面図およびガイド部材の側面図。
【図11】(a)および(b)は、エンジンの低速回転
時における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロ
ックの縦断面図およびガイド部材の側面図。
時における排気制御装置の作動状態を示すシリンダブロ
ックの縦断面図およびガイド部材の側面図。
1 エンジン 3 シリンダブロック 5 シリンダ 6 ピストン 17 排気通路 18 排気ポート 18a 排気ポートの上死点側開口上縁部 19 副排気ポート 20 副排気通路 21 排気制御装置 22 排気バルブ 23,30 ガイド部材 24,29 副排気バルブ 25 排気バルブ作動機構 31 リンク機構 32 副排気バルブ嵌合用の凹陥部 34 リンクレバー 35 リンクレバーの係合突起 36 リンクレバーの係合突起が係合する係合部 38 リンクピン
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダブロックに形成されたシリンダ
の内周面に、ピストンの往復ストロークによって開閉さ
れる排気ポートと副排気ポートとを有し、運転状況に応
じて上記排気ポートの上死点側開口上縁部の高さを変化
させる排気バルブと上記副排気ポートが備える副排気通
路を開閉する副排気バルブとを備えた2サイクルエンジ
ンの排気制御装置において、上記排気バルブ22はガイ
ド部材23を介して揺動可能に保持され、このガイド部
材23に上記副排気バルブ24を取り付け、この副排気
バルブ24を上記排気バルブ22に連動させたことを特
徴とする2サイクルエンジンの排気制御装置。 - 【請求項2】 上記ガイド部材30にリンク機構31を
介して上記副排気バルブ29を取り付け、この副排気バ
ルブ29を上記排気バルブ22に位相差を持たせて連動
させた請求項1記載の2サイクルエンジンの排気制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07630996A JP3624530B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 2サイクルエンジンの排気制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07630996A JP3624530B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 2サイクルエンジンの排気制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09264141A true JPH09264141A (ja) | 1997-10-07 |
JP3624530B2 JP3624530B2 (ja) | 2005-03-02 |
Family
ID=13601780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07630996A Expired - Fee Related JP3624530B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 2サイクルエンジンの排気制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3624530B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6204542B1 (en) | 1997-09-29 | 2001-03-20 | Kawasaki Steel Corporation | Field effect transistor with improved driving capability |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP07630996A patent/JP3624530B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6204542B1 (en) | 1997-09-29 | 2001-03-20 | Kawasaki Steel Corporation | Field effect transistor with improved driving capability |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3624530B2 (ja) | 2005-03-02 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040810 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041005 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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