JP3624206B2 - 無線送信機の識別コードの登録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線送信機に付与された各送信機を識別するための識別情報を受信機に登録する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、小電力セキュリティシステムなどの無線システムにおいては、他のシステムとの混信防止や、送信機の状態を管理するために、送信機の電波の送信コードの一部が、その送信機に対応する受信機に登録されており、その登録されたコードによって各送信機の管理が行われている。
【0003】
したがって、システムを運用する前に予め、送信機の所定の送信コードを受信機に登録する。この送信コードを受信機に登録する方法として、従来においては、以下の二通りの方法が開示されている。
【0004】
まず、受信機には、送信機の識別コードを登録するためのモード(以下、Aモードという)と、識別コードの登録後、通常の運用をするためのモード(以下、Bモードという)があり、これらのモードは適宜切換えられて使用される。例えば、送信機の識別コードを登録する場合、受信機側をAモードに設定し、登録可能な送信機からの電波を受信する毎に、登録が行われるようになっている。この登録は、受信機において、送信されてきた電波の送信コードが登録可能か否かを、受信機に予め設定されているシステムコードとその送信コードの一部が同一であるか否かを照らし合わせ、同一である場合を登録可能と判断する構成となっている。このとき、送信機側では、受信機側のモード(AモードあるいはBモード)に関わりなく電波を送信しており、この送信電波における送信コードの使い分けは行っていない。
【0005】
また、以上のような無線による登録方法の他、受信機と送信機を有線で接続し、この有線によって受信機が送信機側からの送信コードを受信し、その識別コードを登録する方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来技術において、まず、前者の技術では、受信機に予め設定されているシステムコードと送信コードの一部が同一であるか否かを照らし合わせる構成を用いているが、電波到達可能距離内で使用されている近接した既設のシステムにおいて、これから新設しようとするシステムと同一のコードで設置されている可能性があり、この場合、送信機の登録を行う際、既設のシステムの送信機からの信号が誤って登録される恐れが生じる問題がある。
【0007】
一方、後者の技術では、上記の問題は生じないものの、設置後に、何らかの理由で受信機の登録内容が消去された場合、再登録する際、送信機を設置場所から取り外し、有線での接続作業が可能な受信機の近くまで移動させて、再度有線による登録を行うといった手間のかかる作業が必要となる問題がある。
【0008】
本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので、新設現場における登録時の既設システムからの電波の誤登録を防止することができ、しかも新登録および再登録作業を容易とする無線送信機の識別コードの登録方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の無線送信機の識別コードの登録方法は、無線によって送信機からのデータ情報を送信情報として所定の受信機に対して受信可能とするために、予め、受信するべき受信機にその送信機の識別情報を登録する方法において、送信機及び受信機におけるモードは、送信機の識別情報を受信機に登録するためのモードと、送信機のデータ情報を受信機に送信するためのモードと、からそれぞれ個別に設定され、送信情報には、受信機への送信機の識別情報の登録を行うためのモードもしくは受信機への送信機のデータ情報の送信を行なうためのモードのいずれかに設定された送信機のモードを受信機に識別させるためのモード識別コードと、送信機のシステム内容を受信機に識別させるためのシステムコード及び受信機が当該送信機を個別に識別するために割り振られた送信機個別識別コードからなる識別コードと、その他の情報を示す情報コードと、が含まれ、送信機及び受信機それぞれのモード識別コードがともに送信機の識別コードを受信機に登録するためのモードであるとともに、その送信機及び受信機のシステムコードが互いに一致した場合に、送信機からの識別コードを識別情報として受信機に登録し、かつ、受信機への送信機の識別情報の登録を行なった後であって、送信機及び受信機それぞれのモード識別コードがともに送信機のデータ情報を受信機に送信するためのモードであるとともに、その送信機及び受信機の識別コードが互いに一致した場合にのみ、送信機からのその他の情報を示す情報コードをデータ情報として受信機に受信させることによって特徴付けられている。
【0010】
【作用】
送信機及び受信機それぞれのモード識別コードがともに送信機の識別コードを受信機に登録するためのモードであるとともに、その送信機及び受信機のシステムコードが互いに一致した場合に、送信機からの識別コードを識別情報として受信機に登録することができ、この条件以外の場合においては登録できない。さらに、受信機への送信機の識別情報の登録を行なった後であって、送信機及び受信機それぞれのモード識別コードがともに送信機のデータ情報を受信機に送信するためのモードであるとともに、その送信機及び受信機の識別コードが互いに一致した場合にのみ、送信機からのその他の情報を示す情報コード をデータ情報として受信機に受信させることができ、この条件以外の場合においては送信機からのデータ情報を受信機に受信させることができない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施の形態について説明する。図1はその実施の形態を説明するためのフローチャートである。図2はこの実施の形態に適用される無線送信機の送信コードのフォーマットを電波のコードに対応させて示した図である。
【0012】
図2に示すように、1つの送信コードは、11個のパルスに対応しており、パルス1からパルス4までのコードは、その送信機あるいは受信機が適用されるシステムを示すシステムコード、パルス5からパルス7までのコードは、受信機が各送信機を個別に識別するために個々に割り振られた送信機個別識別コード、パルス8は送信機の送信モードを受信機に識別させるためのモード識別コード、そして、パルス9からパルス11までのコードは、その他の情報を示す情報コードからなる。なお、本実施の形態では、システムコードおよび送信機個別識別コードを1連のコードとして取り扱う場合、以下、識別コードという。
【0013】
モード識別コードは、下記する2通りのモードのいずれかに設定された送信機のモードを受信機に識別させるためのコードである。モード設定は、AモードおよびBモードの2通りの設定があり、この切り換えはスイッチ等のオン/オフによって切り換えられる構成になっている。Aモードは送信機の識別コードを受信機に登録するためのモードであり、Bモードはこの登録後、デ−タ受信などの通常の運用を行うためのモードである。
【0014】
以上の構成からなる送信コードによって、送受信が行われる。以上を前提として、本実施の形態では登録動作を行うための条件は、各送信機及び受信機のモード識別コード、およびシステムコードによって制約される。
【0015】
まず、送信機および受信機におけるモード識別コードはともにAモードであり、かつ、送信機及び受信機の互いのシステムコードが一致することの2つの条件がそろっている場合にのみ、送信機の識別コードが受信機に登録可能となる。
【0016】
また、この登録後、通常の動作、すなわち、送信機からの送信デ−タを受信機により受信する場合、送信機および受信機におけるモード識別コードはともにBモードであり、かつ、送信機及び受信機の互いの識別コードが一致する場合にのみ可能なシステムとなっている。
【0017】なお、送信機のモード識別コードがAモードで、受信機のモード識別コードがBモードである場合や、送信機のモード識別コードがBモードで、受信機のモード識別コードがAモードである場合には、登録動作および通常動作のいずれも行わない構成となっている。
【0018】以上のように、送信機及び受信機のモード識別コードをともに登録動作を示すモードとしない限り、登録は不可能となっており、これにより、例えば、受信機側だけのモード変換の操作では、完全動作を行うことができないようになっている。したがって、新設現場における登録時に、既設システムからの電波によって誤登録されることがなく、また、その再登録作業も容易となる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の無線送信機の識別コードの登録方法によれば、送信機及び受信機におけるモードは、送信機の識別情報を受信機に登録するためのモードと、送信機のデータ情報を受信機に送信するためのモードと、からそれぞれ個別に設定され、送信情報には、受信機への送信機の識別情報の登録を行うためのモードもしくは受信機への送 信機のデータ情報の送信を行なうためのモードのいずれかに設定された送信機のモードを受信機に識別させるためのモード識別コードと、送信機のシステム内容を受信機に識別させるためのシステムコード及び受信機が当該送信機を個別に識別するために割り振られた送信機個別識別コードからなる識別コードと、その他の情報を示す情報コードと、が含まれ、送信機及び受信機それぞれのモード識別コードがともに送信機の識別コードを受信機に登録するためのモードであるとともに、その送信機及び受信機のシステムコードが互いに一致した場合に、送信機からの識別コードを識別情報として受信機に登録するように構成したので、送信機及び受信機のモード識別コードがともに送信機の識別コードを受信機に登録するためのモードであるとともに、その送信機及び受信機のシステムコードが互いに一致した場合にのみ、送信機からの識別情報を登録でき、この条件以外の場合においては登録できない。したがって、誤登録の発生を防止することができる。さらに、受信機への送信機の識別情報の登録を行なった後であって、送信機及び受信機それぞれのモード識別コードがともに送信機のデータ情報を受信機に送信するためのモードであるとともに、その送信機及び受信機の識別コードが互いに一致した場合にのみ、送信機からのその他の情報を示す情報コードをデータ情報として受信機に受信させるように構成したので、受信機への送信機の識別情報の登録を行なった後であって、送信機及び受信機のモード識別コードがともに送信機のデータ情報を受信機に受信させるためのモードであるとともに、その送信機及び受信機の識別コードが互いに一致した場合にのみ、送信機からの情報コードをデータ情報として受信機に受信させることができ、この条件以外の場合においては送信機からのデータ情報を受信機により受信することができない。したがって送信情報の誤送信を防止することができる。また、新登録あるいは再登録作業は各送信機及び受信機のモード設定を的確に行えばよいだけの簡単な作業によって行うことができる。
Claims (1)
- 無線によって送信機からのデータ情報を送信情報として所定の受信機に対して受信可能とするために、予め、受信するべき受信機にその送信機の識別情報を登録する方法において、
送信機及び受信機におけるモードは、送信機の識別情報を受信機に登録するためのモードと、送信機のデータ情報を受信機に送信するためのモードと、からそれぞれ個別に設定され、
送信情報には、受信機への送信機の識別情報の登録を行うためのモードもしくは受信機への送信機のデータ情報の送信を行なうためのモードのいずれかに設定された送信機のモードを受信機に識別させるためのモード識別コードと、送信機のシステム内容を受信機に識別させるためのシステムコード及び受信機が当該送信機を個別に識別するために割り振られた送信機個別識別コードからなる識別コードと、その他の情報を示す情報コードと、が含まれ、
送信機及び受信機それぞれのモード識別コードがともに送信機の識別コードを受信機に登録するためのモードであるとともに、その送信機及び受信機のシステムコードが互いに一致した場合に、送信機からの識別コードを識別情報として受信機に登録し、かつ、
受信機への送信機の識別情報の登録を行なった後であって、送信機及び受信機それぞれのモード識別コードがともに送信機のデータ情報を受信機に送信するためのモードであるとともに、その送信機及び受信機の識別コードが互いに一致した場合にのみ、送信機からのその他の情報を示す情報コードをデータ情報として受信機に受信させることを特徴とする無線送信機の識別コードの登録方法。
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JP24581196A JP3624206B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 無線送信機の識別コードの登録方法 |
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JPH1093464A JPH1093464A (ja) | 1998-04-10 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3624206B2 (ja) |
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1996
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