JP3623390B2 - 農用管理機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、機体に走行輪及びロータリを回転自在に支持すると共に、前記ロータリの後部に耕深調節部材及び抵抗棒を設けてなる農用管理機に係り、詳しくは、前記ロータリの上部を覆うロータリカバーの支持部材の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロータリの上部を覆うロータリカバーの支持部材が、中央部のロータリ伝動ケースと一体に形成されたものは、既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、既に知られている、ロータリの上部を覆うロータリカバーの支持部材が、中央部のロータリ伝動ケースと一体に形成されたものは、耕耘中に前記支持部材の側面部に泥が付着して、耕耘爪の回転の抵抗が増し、動力損失が大となるばかりでなく、付着した泥落としも容易ではなかった。
【0004】
そこで、本発明は、支持部材の側面部に泥が付着することを防止し、泥落としも容易にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、機体(2)に走行輪(3)及びロータリ(4)を回転自在に支持すると共に、これら走行輪及びロータリにエンジン(5)からの回転を伝達し、更に前記ロータリによる耕深を調節する耕深調節部材(6)及び土中からの抵抗を受ける抵抗棒(7)を設けてなる、農用管理機において、
前記ロータリ(4)の上部を覆うロータリカバー(8)を、ブラケット(9)を介して、前記機体(2)を構成するロータリ駆動用の駆動チェンケース(11)に支持し、
前記ブラケット(9)は、側面視扇形状の1枚の板状部材からなり、前記駆動チェンケース(11)の上側に沿って形成されて該駆動チェンケースに固定される基部(9b)と、前記ロータリカバーを支持すべく該ロータリカバーに沿うように形成された上部(9c)と、前記駆動チェンケースの後方にて前記基部(9b)と前記上部(9c)とを連結するように延びかつ上縁が前記ロータリカバー(8)に沿うようにして前後方向に所定幅を有し、前記耕深調節部材(6)及び前記抵抗棒(7)を上下方向に移動自在に案内支持する後部(9d)と、を有し、
前記ブラケットの側面部に、前記基部(9b)、上部(9c)及び後部(9d)で囲まれた側面視でほぼ三角形状の空間(9a)を形成した、
ことを特徴とする農用管理機にある。
【0006】
(作用)
上記構造により、耕耘中に、前記ブラケット(9)の側面部に設けられた前記空間部(9a)側方の耕耘爪による側方への土の移動が容易になり、前記空間部(9a)側方の耕耘爪(13)が受ける土による側圧を軽減し、動力損失を少なくすることができた。
【0007】
また、耕耘後も前記空間部(9a)があるので、泥落とし作業が容易になる。
【0008】
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態例について説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態の農用管理機1の側面図で、機体2に走行輪3及びロータリ4を回転自在に支持すると共に、これら走行輪3及びロータリ4にエンジン5からの回転を伝達し、更に前記ロータリ4の後部にロータリ4による耕深を調節する尾ソリ6、及び土中からの抵抗を受ける抵抗棒7が、設けられている。
【0011】
前記ロータリ4の上部を覆うロータリカバー8を、図2に示すように、ブラケット9を介して前記機体2に支持し、該ブラケット9に凹部を有する複数のピン10を植設し、これらピン10により、図2及び図3に示すように、前記尾ソリ6及び抵抗棒7を上下方向に移動自在に案内支持している。
【0012】
即ち、前記尾ソリ6及び抵抗棒7を走行方向に並んで配置し、これら尾ソリ6及び抵抗棒7の間の前記ピン10aが、これら尾ソリ6及び抵抗棒7の両方を案内支持するように構成されている。
【0013】
前記ブラケット9は、図2及び図3に示すように、側面視で扇状形をした1枚の板状部材からなり、基部9bは機体2の中央部の駆動チェンケース11の上側に沿って形成されて該駆動チェンケースに固定され、上部9cはロータリカバー8を支持すべく該ロータリカバーに沿うように形成され、後部9dは、前記駆動チェンケースの後方にて前記基部9bと前記上部9cとを連結するように延びかつ上縁が前記ロータリカバーに沿うようにして前後方向に所定幅を有し、上記のように、尾ソリ6及び抵抗棒7を案内支持する複数のピン10が植設されているが、前記駆動チェンケース11の上方部に、図2に示すように、上記基部9b、上部9c及び後部9dで囲まれた側面視でほぼ三角形の空間部9aを有している。
【0014】
前記空間部9aを通じて耕耘された土が駆動チェンケース11の上部左右を自在に移動出来るので、前記空間部9a側方の耕耘爪が受ける土による側圧を軽減し、動力損失を少なくするばかりでなく、該ブラケット9の重量軽減が計れ、耕耘後の泥詰まりに対しても容易に泥落としを行うことができる。
【0016】
更に、ロータリカバー8の後端部を、図4に示すように、リヤカバー12を回動自在に懸垂する蝶番15と、ロータリカバー8後端との間に、ゴム板16を介在させ、その後端を若干下方に延長することにより、耕耘時、前記ゴム板16の弾性による土の押えが利き、畝形状の仕上がりを良くし、土、石等の飛散を防止することが出来る。
【0017】
次に本実施の形態例の作用について説明する。
【0018】
上記構造により、耕耘中に、前記ブラケット9の側面部に設けられた前記空間部9a側方の耕耘爪13による側方への泥はけが良くなり、前記空間部9a側方の耕耘爪13が受ける土による側圧を軽減し、動力損失を少なくすることができる。また、耕耘後も前記空間部9aがあるので、泥落とし作業が容易になる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、機体に走行輪及びロータリを回転自在に支持すると共に、これら走行輪及びロータリにエンジンからの回転を伝達し、更に前記ロータリによる耕深を調節する耕深調節部材及び土中からの抵抗を受ける抵抗棒を設けてなる農用管理機において、前記ロータリの上部を覆うロータリカバーを、ブラケットを介して前記機体に支持し、該ブラケットに前記耕深調節部材及び前記抵抗棒を上下方向に移動自在に案内支持すると共に、前記ブラケットの側面部に空間を形成したので、該ブラケットの重量軽減が図れるものでありながら、充分な強度を保持し、かつ泥詰まり時に容易に泥落としを行うことができると共に、前記空間部側方の耕耘爪が受ける土による側圧を軽減し、動力損失を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の農用管理機の側面図である。
【図2】本発明の実施の形態のロータリの側面図である。
【図3】尾ソリ及び抵抗棒の支持部の後面図である。
【図4】ロータリカバーの後端部の側面図である。
【符号の説明】
1 農用管理機
3 走行輪
4 ロータリ
5 エンジン
6 尾ソリ
7 抵抗棒
9 ブラケット
9a 空間部
10 ピン
11 駆動チェンケース
Claims (1)
- 機体に走行輪及びロータリを回転自在に支持すると共に、これら走行輪及びロータリにエンジンからの回転を伝達し、更に前記ロータリによる耕深を調節する耕深調節部材及び土中からの抵抗を受ける抵抗棒を設けてなる、農用管理機において、
前記ロータリの上部を覆うロータリカバーを、ブラケットを介して、前記機体を構成するロータリ駆動用の駆動チェンケースに支持し、
前記ブラケットは、側面視扇形状の1枚の板状部材からなり、前記駆動チェンケースの上側に沿って形成されて該駆動チェンケースに固定される基部と、前記ロータリカバーを支持すべく該ロータリカバーに沿うように形成された上部と、前記駆動チェンケースの後方にて前記基部と前記上部とを連結するように延びかつ上縁が前記ロータリカバーに沿うようにして前後方向に所定幅を有し、前記耕深調節部材及び前記抵抗棒を上下方向に移動自在に案内支持する後部と、を有し、
前記ブラケットの側面部に、前記基部、上部及び後部で囲まれた側面視でほぼ三角形状の空間を形成した、
ことを特徴とする農用管理機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP06740899A JP3623390B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 農用管理機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06740899A JP3623390B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 農用管理機 |
Publications (2)
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JP2000253703A JP2000253703A (ja) | 2000-09-19 |
JP3623390B2 true JP3623390B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=13344080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06740899A Expired - Fee Related JP3623390B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 農用管理機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3623390B2 (ja) |
-
1999
- 1999-03-12 JP JP06740899A patent/JP3623390B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000253703A (ja) | 2000-09-19 |
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