JP3622862B2 - ワイヤホルダおよびワイヤホルダ組合せ体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ワイヤを保持するためのワイヤホルダに関し、特に、回路基板の導電路と協働して電気回路を形成するワイヤを回路基板上で保持するためのワイヤホルダ、および、この種のワイヤホルダを複数個含み自動挿入機による回路基板へのワイヤホルダ挿入に適したワイヤホルダ組合せ体に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種電気機器の電気回路の構成にあたって、回路基板たとえばプリント配線板が多用される。この場合、電気回路を構成する導電路としての導体パターンをプリント配線板に形成し、次いで、種々の電気回路部品をプリント配線板に実装している。
【0003】
この様なプリント配線板を用いた電気機器において、電気回路が複雑である等の理由から、プリント配線板の導体パターンのみによってプリント配線板側の電気回路の全てを構成できなかったり、或いは、同電気回路の全部を導体パターンによって構成することが回路構成上不適切なことがある。
この場合、一般には、ワイヤたとえばビニール被覆電線を用いて、導体パターンなどの所要箇所同士を接続している。しかし、ワイヤがプリント配線板に装着した回路部品と接触すると、回路部品に対して外力が作用して、プリント配線板に対する回路部品の取付けが緩んだり、導体パターンと回路部品との接続部において導体パターンが剥離して電気接続不良を来すことがある。また、高圧電源からワイヤを遠ざけねばならないこともある。そこで、ワイヤホルダを用いて、ワイヤをプリント配線板上の適所に保持することがある。
【0004】
従来のワイヤホルダは、ビニール被覆した針金などからなり、その基端部をプリント配線板の適所に手作業で埋設して配線板に固定するようになっている。また、針金によるワイヤの保持は、針金の先端部ないし中間部をワイヤに手作業で巻き付けることによって達成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の、針金からなるワイヤホルダを用いたワイヤ保持には手作業が必要で、コスト高となる。しかも、この手作業中、作業者が誤ってワイヤに力を加えたり、プリント配線板に装着済みの回路部品にワイヤを誤って接触させてしまうことがある。この場合、プリント配線板の導体パターンとワイヤとの接続部において導体パターンが剥離する等の不都合が生じる。
【0006】
そこで、本発明は、回路基板へのワイヤホルダの取付けを自動的に行えると共にワイヤホルダによるワイヤ保持のための作業を簡単にかつ確実に行えるようにしたワイヤホルダ、および、この種のワイヤホルダを複数個備え自動挿入機による回路基板へのワイヤホルダの挿入作業に適合するワイヤホルダ組合せ体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明のワイヤホルダは、板状のホルダ本体と、ホルダ本体の一側から延びる脚部と、ホルダ本体の他側から延びるワイヤ保持部とを備え、脚部は、回路基板に形成した孔に挿入可能なように設けられ、ワイヤ保持部は、ワイヤ保持部により画成されるワイヤ保持空間内へワイヤを導入可能かつワイヤ保持空間内へ導入されたワイヤを保持可能なように設けられていることを特徴とする。
【0008】
また、請求項1のワイヤホルダは、ワイヤ保持部が、互いに協働してワイヤ保持空間を画成する第1及び第2ワイヤ保持片を有し、両ワイヤ保持片は自由先端を夫々有し、両自由先端の間からワイヤを導入可能にしたことを特徴とする。
また、請求項1のワイヤホルダは、第1及び第2ワイヤ保持片をホルダ本体を含む第1平面へ投影したとき両ワイヤ保持片の自由先端間にワイヤを通すに足る間隙が存しない一方で、第1平面と交差する第2平面へ投影したとき間隙が存するように、両ワイヤ保持片が形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2のワイヤホルダは、請求項1に記載のものにおいて、第1及び第2ワイヤ保持片の各々が、第1平面と直交する軸線に沿ってホルダ本体から外方に延びる基端部と、第1平面に沿って基端部から脚部と反対側に延びる中間部と、第1平面およびホルダ本体の他側の縁に沿って中間部から内方に延びる先端部とを有し、両ワイヤ保持片の基端部同士および先端部同士が、互いに反対方向へ延びていることを特徴とする。
【0010】
請求項3のワイヤホルダは、請求項1に記載のものにおいて、第1及び第2ワイヤ保持片の自由先端同士を互いに係止可能にしたことを特徴とする。
請求項4のワイヤホルダは、請求項1に記載のものにおいて、第1及び第2ワイヤ保持片をホルダ本体を含む第1平面へ投影したとき両ワイヤ保持片の自由先端間にワイヤを通すに足る間隙が存しないように、また、両ワイヤ保持片の夫々の先端部が、第1平面に直交する軸線の回りで夫々撓めるように、両ワイヤ保持片が形成され、これにより、両ワイヤ保持片の先端部を撓ませつつ、両自由先端の間からワイヤをワイヤ保持空間内へ導入するようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項5のワイヤホルダは、請求項1に記載のものにおいて、少なくともワイヤ支持部を被覆材で被覆したことを特徴とする。
請求項6のワイヤホルダは、請求項1に記載のものにおいて、脚部が、一つ以上の脚を有することを特徴とする。
請求項7のワイヤホルダは、請求項1に記載のものにおいて、ホルダ本体の両側主要面から夫々突出する倒れ防止部をホルダ本体に設け、倒れ防止部により回路基板上でホルダ本体を支持するようにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項8のワイヤホルダは、請求項6に記載のものにおいて、一つ以上の脚の少なくとも一つに、外方に突出する抜け止め突起を形成したことを特徴とする。
請求項9のワイヤホルダ組合せ体は、自動挿入機の送り爪が係入する複数の孔を等間隔で設けたリードフレームと、リードフレーム上に等間隔で配された複数のワイヤホルダとを備え、各ワイヤホルダは、請求項1ないし8のいずれかに記載のワイヤホルダであることを特徴とする。
【0013】
請求項10のワイヤホルダ組合せ体は、請求項9に記載のものにおいて、複数のワイヤホルダをリードフレームにテープで貼り付けてなることを特徴とする。
【0014】
【作用】
請求項1のワイヤホルダによれば、回路基板の孔にワイヤホルダの脚部を挿入してワイヤホルダを回路基板に固定する。回路基板へのワイヤホルダの挿入には、好ましくは自動挿入機が用いられ、この場合、ワイヤホルダ挿入のための手作業が不要になる。次いで、ワイヤホルダのワイヤ保持部を介してワイヤが作業者によりワイヤ保持空間内へ導入され、ワイヤは、ワイヤ保持部によりワイヤ保持空間から離脱不能に保持される。ワイヤ保持に際して、作業者はワイヤをワイヤ保持空間内に導入すれば足り、従って、ワイヤをプリント配線板上の回路部品に誤って接触させるおそれが殆どなくなる。
【0015】
請求項1のワイヤホルダでは、ワイヤ保持部の第1及び第2ワイヤ保持片の夫々の自由先端の間からワイヤが導入される。
より具体的には、第1及び第2ワイヤ保持片の外方において第2平面と直交する方向に延在させたワイヤを、両保持片の自由先端の間からワイヤ保持空間内へ導入する。次に、ワイヤを第1平面と交差する方向に延在させ、これにより、ワイヤは両保持片によりワイヤ保持空間から離脱不能に保持される。
【0016】
請求項2のワイヤホルダでは、上述の場合と同様、第2平面と直交する方向にワイヤを延在させ、次に、ワイヤを、第1及び第2ワイヤ保持片の夫々の基端部、中間部および先端部により画成されたワイヤ保持空間内へ導入する。
請求項3のワイヤホルダでは、ワイヤをワイヤ保持空間内へ導入した後で、ワイヤ保持片の自由先端同士を係止させ、これにより、ワイヤ保持空間からワイヤが逸脱しないようにする。
【0017】
請求項4のワイヤホルダでは、第1及び第2ワイヤ保持片の先端部を撓ませつつ、両保持片の自由先端の間からワイヤをワイヤ保持空間内へ導入する。その後、両保持片の先端部が元の状態に復帰すると、少なくとも第1平面へのワイヤ保持片の投影方向から見るとワイヤ保持片の自由先端同士の間には実質的な間隙は存せず、従って、ワイヤ保持空間からのワイヤの逸脱は生じにくくなる。
【0018】
請求項5のワイヤホルダでは、ワイヤは被覆材で被覆されたワイヤ支持部により支持され、これにより、ワイヤの損傷が防止される。
請求項6のワイヤホルダでは、一つ以上の脚からなる脚部を介してワイヤホルダが回路基板に固定される。脚部が一つの脚からなる場合、脚は例えば断面矩形状に形成されて回路基板の長孔に挿入され、これによりワイヤホルダが回路基板に堅固に固定される。また、脚部が2つ以上の脚からなる場合、脚の熱容量が小さくなり、従って、回路基板に脚を例えばハンダ付けで固定することが容易になる。
【0019】
請求項7のワイヤホルダでは、ワイヤホルダを回路基板に取り付けると、ホルダ本体が倒れ防止部により支持され、これにより、ワイヤホルダが回路基板に堅固に固定されることになる。
請求項8のワイヤホルダでは、ワイヤホルダを回路基板へハンダ付けで固定する場合、ワイヤホルダの脚のハンダ層への食い込みが良くなってワイヤホルダが回路基板から抜けにくくなる。
【0020】
請求項9のワイヤホルダ組合せ体によれば、自動挿入機の送り爪を駆動すると、送り爪に係合されたリードフレームの上に夫々配されたワイヤホルダが回路基板側へ順次送り出され、ワイヤホルダが自動挿入機により回路基板へ順次挿入される。
請求項10のワイヤホルダ組合せ体によれば、ワイヤホルダ素材におけるワイヤホルダの加工たとえば打ち抜き加工上の間隔が、リードフレームでの孔の形成間隔よりも短くなる。従って、素材利用率が向上してワイヤホルダの製造コストが低減する。
【0021】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施例によるワイヤホルダ組合せ体を説明する。
図1を参照すると、ワイヤホルダ組合せ体1は、リードフレーム10と、これと別体の複数のワイヤホルダ20とを備えている。ワイヤホルダ20は、回路基板に設けた導電路(例えばプリント配線板に形成した導体パターン)と協働して電気回路を構成するワイヤ又は一群のワイヤ(以下、単にワイヤという)をプリント配線板上の適所に保持するためのもので、テープ30によってリードフレーム10に等間隔で貼りつけられている。リードフレーム10には、例えば市販の電子部品自動挿入機からなるワイヤホルダ自動挿入機(図示略)のスプロケットの送り爪が係入する多数のパーフォレーション11が等間隔で穿設され、スプロケットの回転につれてワイヤホルダ組合せ体1が搬送されるようになっている。
【0022】
図6にプリント配線板及び導体パターンを参照符号40、41を付して示し、また、図7〜図10にワイヤとしてのビニール被覆電線を符号60を付して示す。
図1〜図3に示すように、各々のワイヤホルダ20は板状のホルダ本体21を備え、ホルダ本体21には第1及び第2の脚22、23が一体に形成され、脚22、23はホルダ本体21の下縁の幅方向両側から下方に延びている。脚22、23は、ワイヤホルダ20に関連してプリント配線板40に形成した互いに別個の2つの貫通孔42、43(図6)に夫々挿入されるようになっている。好ましくは、第1及び第2の脚22、23は断面円形又は矩形状のロッドからなり、プリント配線板の貫通孔42、43は丸孔からなる。また、脚22、23には、外方に突出する抜け止め突起22a、23aが一体に形成されている。
【0023】
ホルダ本体21は、両脚22、23の中間から第1の脚22まで延びる第1縁部領域21aと、両脚22、23の中間から第2の脚23まで延びる第2縁部領域21bとを有している。第1縁部領域21aには、プリント配線板40上でホルダ本体21を支持するための第1倒れ防止部25がホルダ本体の一側主要面21cから突出して設けられ、第2縁部領域21bには、第1倒れ防止部25と同様の第2倒れ防止部26がホルダ本体の他側主要面21dから突出して設けられている。
【0024】
倒れ防止部25、26の各々は、おおよそ中空の回転楕円体を4等分して得た中空四分体に成形され、各該倒れ防止部の底面25a、26aとプリント配線板の板面(図6に参照符号40aで示す)とが半円状の円弧で互いに当接するようになっている。
また、ワイヤホルダ20は、第1及び第2ワイヤ保持片27、28を含むワイヤ保持部を有し、保持片27、28はホルダ本体21と一体に形成され、同本体21の上縁から上方へ延びている。そして、ワイヤ保持部は、保持片27、28により画成されるワイヤ保持空間50内へワイヤ60を導入可能かつ同空間50内へ導入されたワイヤ60を保持するように設けられている。
【0025】
詳しくは、第1ワイヤ保持片27は、ホルダ本体21を含む第1平面(図示略)と直交する軸線に沿ってホルダ本体21の上縁から外方に延びる基端部27aと、第1平面に沿って基端部27aから脚22と反対側に延びる中間部27bと、第1平面およびホルダ本体21の上縁の双方に沿って中間部27bから内方に延びる先端部27cと、自由先端27dとを有している。同様に、第2ワイヤ保持片28は、基端部28a、中間部28b、先端部28cおよび自由先端28dを有している。そして、両ワイヤ保持片27、28の基端部27a、28a同士は互いに反対方向へ延び、また、先端部27c、28c同士が互いに反対方向へ延びている。
【0026】
図1及び図2から判るように、第1及び第2ワイヤ保持片27、28は、保持片27、28をホルダ本体21を含む第1平面に対して投影したときには(投影方向を図2に矢印Aで示す)両保持片27、28の先端部27c、28c間および自由先端27d、28d間にワイヤ60を通すに足る間隙が存しない一方で、第1平面と交差する第2平面(図示略)へ投影したときには(投影方向を図2に矢印Bで示す)先端部27c、28c間および自由先端27d、28d間にワイヤ60を通すに足る間隙Gが存するように形成されている。これにより、両保持片27、28の自由先端27d、28dの間からワイヤ60を導入可能になっている。
【0027】
上述の構成のワイヤホルダ組立て体1の製造にあたっては、例えばマルチステーション金型(順送金型)を装備したプレス成形機(図示略)を用いて、先ず、真鍮などからなる金属ストリップ(図示略)から、未成形の複数のワイヤホルダとこれと一体のフレーム部分29とからなる未成形のワイヤホルダストリップ(図示略)を打ち抜く。この場合、各ワイヤホルダの抜け止め突起22a、23a回りを打ち抜くための第1金型(図示略)と残部を打ち抜くための第2金型(図示略)とを用いても良く、これにより相対的に寿命の短い第1金型の交換頻度を多くして、製造コストを低減するようにする。
【0028】
次に、各ワイヤホルダの各部を、例えば倒れ防止部25、26、第1ワイヤ支持片27、第2ワイヤ支持片28の順に成形する。これにより、図4に参照符号20’を付して示す成形済みのワイヤホルダストリップを得る。
次いで、ワイヤホルダストリップ20’のフレーム部分29を相隣るワイヤホルダ同士の中間で切断し、これにより複数のワイヤホルダ20を得る。図4中、切断線を一点鎖線で示す。更に、この様にして得た複数のワイヤホルダ20を、各ワイヤホルダ20がリードフレーム10に穿設したパーフォレーション11の相隣るもの同士の中央に配されるようにパーフォレーション穿設間隔Lと同一の間隔でリードフレーム10上に並べ、これらワイヤホルダ20のフレーム部分29を粘着テープ30によってリードフレーム10に貼付ける。
【0029】
プリント配線板40へのワイヤホルダ20の装着にあたっては、ワイヤホルダ組合せ体1のリードフレーム10のパーフォレーション11を自動挿入機のスプロケットに噛み合わせ、次いで、自動挿入機を駆動してスプロケットを回転させ、これにより、ワイヤホルダ組合せ体1をその最先のワイヤホルダ20が自動挿入機のチャック(図示略)に対向する位置まで搬送する。そして、最先のワイヤホルダ20の本体21をチャックで把持した後、チャックを移動させることにより、ワイヤホルダ組合せ体1を自動挿入機のカッタ(図示略)に臨む搬送位置に搬送し、次いで、ワイヤホルダ組合せ体1を最先のワイヤホルダ20と次のワイヤホルダ20との境界線(図1に一点鎖線で一般的に示す)に沿ってカッタで切断して、最先のワイヤホルダ20とこれに関連するリードフレーム10との結合体(図5)をワイヤホルダ組合せ体1から切り離す。更に、チャックを水平回転させてこの結合体をカッタの回りで90度回転させた後、ワイヤホルダ20とリードフレーム10との結合部を図5に一点鎖線で示す切断線に沿ってカッタで切断して、リードフレーム10をワイヤホルダ20から切り離す。
【0030】
次に、チャックを移動させて、ワイヤホルダ20をその第1及び第2の脚22、23がプリント配線板40の貫通孔42、43に臨む位置に位置決めした後、チャックを移動させてワイヤホルダ脚を貫通孔内に差し込む(図6)。そして、チャックを解放してチャックからワイヤホルダ20を離脱させた後、自動挿入機のプッシャー(図示略)によってワイヤホルダ20を押圧して脚22、23を貫通孔42、43内に更に押し込んで、ホルダ本体21の脚側縁部をプリント配線板の板面40aに当接させる。そして、脚22、23の余分の部分を切り落し、更に、脚22、23の、プリント配線板40から突出した先端部をクリンチする。これにより、プリント配線板40への最先のワイヤホルダ20の自動挿入を終了する。
【0031】
そして、後続のワイヤホルダ20を最先のワイヤホルダ20と同様にプリント配線板40に自動挿入し、更に、必要に応じてその他の電気・電子部品(図示略)のリード線をプリント配線板に挿入する。次に、夫々のワイヤホルダ20の脚22、23を溶融半田槽を用いたフロー半田付けによりプリント配線板40に固定し、又、必要に応じて、このフロー半田付けにより夫々の電気・電子部品のリード線をプリント配線板40の導体パターン41に電気的に接続すると共に機械的に結合する。ワイヤホルダ20の脚22、23が挿入されるプリント配線板40の孔42、43は互いに別個に形成され、従って小径であり、作業中に外力が加わった場合にもプリント配線板40を損傷するおそれが低減される。また、各々の脚22または23は小径断面にされて熱容量が小さく、フロー半田付けを好適に行える。また、ワイヤホルダ20の脚22、23に抜け止め突起22a、23aが形成されているので、ハンダへの脚22、23の食い込みが良い。
【0032】
以上のようにして、プリント配線板40へのワイヤホルダ20の装着が自動化されるため、手作業が不要になり、コスト低減を図れる。
プリント配線板40へワイヤホルダ20を装着した後、作業者は、図7及び図8に示すように、ワイヤ保持片27、28の上方において、ホルダ本体21を含む第1平面P1と交差する第2平面P2と直交する方向にワイヤ60を延在させる。次に、ワイヤ保持片27、28の先端部27c、28c間から、即ち、両保持片の自由先端27d、28d間から、ワイヤ60をワイヤホルダ20の基端部27a、28a、中間部27b、28b及び先端部27c、28cにより画成されたワイヤ保持空間50内へ導入する。更に、ワイヤ60を略90度水平回転させて第1平面P1と略直交する方向に延在させる。これにより、ワイヤ60は、ワイヤホルダ20、特にその先端部27c、28cによって、ワイヤ保持空間50から離脱不能に保持される。この様に、ワイヤ保持に際して、作業者は、ワイヤ60をワイヤ保持空間50内に導入すれば足り、従って、ワイヤ60をプリント配線板40上の回路部品に誤って接触させてプリント配線板40の導体パターン41を剥離させる等の不都合が生じるおそれが殆どなくなる。また、ワイヤ60をワイヤホルダ20の上方から同ホルダのワイヤ保持空間50内へ導入できるので、ワイヤ導入作業に便宜である。
【0033】
次に、作業者は、ワイヤ60の各端を、導体パターン41の所要箇所またはプリント配線板40上に実装した部品の接続端子にハンダ付けにより電気的および機械的に接続する。或いは、図示しないコネクタのプラグ又はレセプタクルをワイヤ端に接続したワイヤを、プリント配線板40側のレセプタクル又はプラグに接続する。必要ならば、その他のワイヤもこれに対応するワイヤホルダにより保持した後で、ワイヤ端をプリント配線板40側へ接続する。これにより、プリンタ配線板40の導体パターン41とワイヤ60等とによりプリント配線板40側の電気回路が構成される。ワイヤ60がワイヤホルダ20により保持されているので、プリント配線板40へのワイヤ端の接続作業中にワイヤをプリント配線板40上の回路部品に誤って接触させるおそれが殆どない。
【0034】
なお、ワイヤ端を導体パターンなどに電気接続した後に、ワイヤをワイヤホルダに導入し該ホルダで保持しても良い。
本発明は、上記実施例に限定されず、種々に変形可能である。
例えば、ワイヤホルダ20のワイヤ保持片27、28とホルダ本体21のワイヤ保持片側の一部とをビニール被覆して、同ホルダのワイヤ保持空間50内に保持されるワイヤ60を保護するようにしても良い。
【0035】
また、上記実施例では、ワイヤホルダ20のワイヤ保持片27、28を、ホルダ本体21を含む第1平面P1に沿って延びる先端部27c、28cの間に間隙Gが存するように形成し、この間隙Gを介してワイヤ60をワイヤ保持空間50内へ導入した後でワイヤ60を水平回転させてワイヤ延在方向を変えてワイヤをワイヤ保持空間から離脱しないようにしたが、両ワイヤ保持片の自由先端同士を係止可能に設けても良い。図11及び図12は斯かる変形例によるワイヤホルダを示し、ワイヤ保持片127、128の自由先端127d、128dが互いに係止されていない図11の状態でワイヤ60をワイヤ保持空間内へ導入し、次に、図12に示すように自由先端127d、128d同士を係止させ、これによりワイヤ60をワイヤ保持空間内に離脱不能に保持する。
【0036】
図13に示す別の変形例によるワイヤホルダは、打ち抜き加工によって得られるもので、ホルダ本体221と第1及び第2ワイヤ保持片227、228とを有している。同ワイヤホルダは、両保持片227、228をホルダ本体221を含む平面へ投影したときワイヤ保持片の自由先端227d、228d間に間隙が存しないように形成され、また、ワイヤ保持片の先端部227c、228cが前記平面に直交する軸線の回りで撓めるように形成されている。両ワイヤ保持片227、228は、図13に示す例では互いに接しているが、ホルダ本体221の厚さ方向において両者間にワイヤを通せる間隙をおいて離隔していても良い。このワイヤホルダにおいて、作業者は、ワイヤ保持片227、228の先端部227c、228cを撓ませつつ、ワイヤを両保持片の自由先端227d、228d間からワイヤ保持空間250内へ押し入れる。この様にして、ワイヤをワイヤ保持空間250内へ導入すると、ワイヤ保持片の先端部227c、228cは弾性的に元の状態に復帰し、従って、ワイヤは同空間250内に離脱不能に保持される。この変形例のワイヤホルダは、上記実施例の場合と同様に真鍮材料から構成可能であるが、これに代えて合成樹脂材料などで構成しても良い。なお、上記実施例および各種変形例において、ワイヤホルダ構成材料は特に限定されない。但し、プリント配線板などの回路基板へのワイヤホルダの固定を半田付けで行う場合には、ワイヤホルダの少なくとも脚部を金属材料により構成する。
【0037】
図14は、更に別の変形例によるワイヤホルダを示す。このワイヤホルダは、図13に類似であるが、図13のものに比べて、第1及び第2ワイヤ保持片327、328が、ホルダ本体321の厚さよりも相当に大きい幅寸法を有する点に特徴がある。
このワイヤホルダの製造にあたっては、図14に示したワイヤホルダを展開した形状のワイヤホルダストリップ(図示略)を金属ストリップから打ち抜き、次に、ワイヤ保持片327、328の先端部327c、328cおよび自由先端327d、328dを図示のように折り曲げ、更に、ホルダ本体321を脚322、323の直ぐ外側の幅方向位置で折り曲げる。
【0038】
図14のワイヤホルダを用いたワイヤ保持は、図13のワイヤホルダの場合とほぼ同様に行われる。従って、図14のワイヤホルダについての作用説明を省略する。
なお、ワイヤホルダのワイヤ支持部を上記実施例および上記変形例のように2つのワイヤ支持片で構成することは必須ではない。例えば、ホルダ本体の一側の一端側から逆U字状に延びる一つのワイヤ支持片(図示略)でワイヤ支持部を構成しても良い。この場合、同ワイヤ支持片の先端とホルダ本体一側との間にワイヤを導入可能とする間隙を設ける。この様に、本発明において、ワイヤ導入用の間隙はワイヤホルダの上方以外の各種部位に形成可能である。
【0039】
また、上記実施例では、ワイヤホルダ20に2つの脚22、23を設けたが、脚の数はこれに限定されない。図15に示す変形例によるワイヤホルダは3つの脚422、423、424を有している。また、ホルダ本体421には倒れ防止部425、426が形成され、脚422〜424をプリント配線板の貫通孔に挿入したときにプリント配線板の板面と当接する倒れ防止部底面425a又は426aの最外方部位と第1及び第2の脚の対応する一方422又は423と第3の脚424とがプリント配線板の板面上で二等辺三角形をなすようになっている。このワイヤホルダの一側主平面に外力が加わったときに外力が3つの脚と一つの倒れ防止部とによって受けとめられるので、3つの脚に加わる負担が3つの脚の間で著しく不均衡にならない。
【0040】
図16に示す別の変形例によるワイヤホルダは、2つの脚522、523の間においてホルダ支持部524がホルダ本体521と一体に形成されている。このホルダ支持部524は、プリント配線板の長孔に嵌合してプリント配線板に半田付けしたワイヤホルダを堅固に支持する。従って、この変形例では、倒れ防止部は設けられていない。なお、上記実施例および上述の変形例においても、倒れ防止部25、26などは必須要素ではない。抜け止め突起22a、23aも同様に必須要素ではない。
【0041】
上記実施例では、素材としてのワイヤホルダストリップ20’の使用効率向上のため、自動挿入機の送り爪の間隔よりも小さい間隔でワイヤホルダ20を形成したワイヤホルダストリップ20’を切断して得た複数のワイヤホルダ20をリードフレーム10にテープ30で貼りつけてワイヤホルダ組立て体1を得るようにしたが、送り爪間隔と同一間隔でワイヤホルダを形成したワイヤホルダストリップをワイヤホルダ組立て体として使用しても良い。この場合、パーフォレーションを送り爪間隔と同一間隔で該ストリップに形成する。
【0042】
【発明の効果】
上述のように、請求項1のワイヤホルダは、板状のホルダ本体と、ホルダ本体の一側から延びる脚部と、ホルダ本体の他側から延びるワイヤ保持部とを備え、脚部は、回路基板に形成した孔に挿入可能なように設けられ、ワイヤ保持部は、ワイヤ保持部により画成されるワイヤ保持空間内へワイヤを導入可能かつワイヤ保持空間内へ導入されたワイヤを保持可能なように設けられているので、ワイヤをワイヤ保持空間内に導入するだけでワイヤを回路基板上で保持可能となる。このため、ワイヤ保持のための作業中に、作業者がワイヤを回路基板上の部品に誤って接触させるおそれがなく、回路基板の導体パターンが剥離するなどの不都合を確実に解消できる。
【0043】
また、ワイヤ保持部が、互いに協働してワイヤ保持空間を画成する第1及び第2ワイヤ保持片を有し、両ワイヤ保持片は自由先端を夫々有し、両自由先端の間からワイヤを導入可能にしたので、ワイヤ保持空間内へのワイヤ導入を容易に行える。
また、第1及び第2ワイヤ保持片をホルダ本体を含む第1平面へ投影したとき両ワイヤ保持片の自由先端間にワイヤを通すに足る間隙が存しない一方で、第1平面と交差する第2平面へ投影したとき間隙が存するように、両ワイヤ保持片が形成されているので、ワイヤ保持空間内へワイヤを導入した後でワイヤを第1平面を通る軸線の回りで回転させてワイヤ延在方向を変えるだけでワイヤをワイヤ保持空間から離脱不能に支持可能である。
【0044】
請求項2のワイヤホルダは、第1及び第2ワイヤ保持片の各々が、第1平面と直交する軸線に沿ってホルダ本体から外方に延びる基端部と、第1平面に沿って基端部から脚部と反対側に延びる中間部と、第1平面およびホルダ本体の他側の縁に沿って中間部から内方に延びる先端部とを有し、両ワイヤ保持片の基端部同士および先端部同士が、互いに反対方向へ延びているので、ワイヤ導入を容易に行えると共にワイヤ導入後にワイヤ延在方向を変えるだけで確実なワイヤ保持を達成できる。
【0045】
請求項3のワイヤホルダは、第1及び第2ワイヤ保持片の自由先端同士を互いに係止可能にしたので、ワイヤ保持空間内へワイヤを導入した後で自由先端同士を係止するだけで、ワイヤをワイヤ保持空間から離脱不能に保持できる。
請求項4のワイヤホルダは、第1及び第2ワイヤ保持片をホルダ本体を含む第1平面へ投影したとき両ワイヤ保持片の自由先端間にワイヤを通すに足る間隙が存しないように、また、両ワイヤ保持片の夫々の先端部が、第1平面に直交する軸線の回りで夫々撓めるように、両ワイヤ保持片が形成され、これにより、両ワイヤ保持片の先端部を撓ませつつ、両自由先端の間からワイヤをワイヤ保持空間内へ導入するようにしたので、ワイヤ導入後にワイヤ保持片の先端部が元の状態に復帰してワイヤをワイヤ保持空間から離脱不能に保持し、従って、ワイヤ保持を確実に行える。
【0046】
請求項5のワイヤホルダは、少なくともワイヤ支持部を被覆材で被覆したので、ワイヤを保護できる。
請求項6のワイヤホルダは、脚部が一つ以上の脚を有するので、脚の数、寸法、形状を回路基板へのワイヤホルダ固定方法に適合したものにすることにより、ワイヤホルダを回路基板に堅固に固定できる。
【0047】
請求項7のワイヤホルダは、ホルダ本体の両側主要面から夫々突出する倒れ防止部をホルダ本体に設け、倒れ防止部により回路基板上でホルダ本体を支持するようにしたので、ワイヤホルダを回路基板に堅固に固定できる。
請求項8のワイヤホルダは、一つ以上の脚の少なくとも一つに、外方に突出する抜け止め突起を形成したので、ワイヤホルダを回路基板へ半田付けする場合、半田層へ脚が良く食い込み、ワイヤホルダが回路基板から抜けにくくなる。
【0048】
請求項9のワイヤホルダ組合せ体は、自動挿入機の送り爪が係入する複数の孔を等間隔で設けたリードフレームと、リードフレーム上に等間隔で配された複数のワイヤホルダとを備え、各ワイヤホルダは、請求項1ないし8のいずれかに記載のワイヤホルダであるので、自動挿入機を用いてワイヤホルダを回路基板へ自動的に装着でき、手作業が不要になる。
【0049】
請求項10のワイヤホルダ組合せ体は、複数のワイヤホルダをリードフレームにテープで貼り付けてなるので、素材の利用率が向上してワイヤホルダの製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるワイヤホルダ組合せ体を示す概略正面図である。
【図2】図1に示すワイヤホルダの概略平面図である。
【図3】図1に示すワイヤホルダの概略側面図である。
【図4】図1に示すワイヤホルダの半完成品としてのワイヤホルダストリップを示す概略正面図である。
【図5】図1のワイヤホルダ組合せ体から切り離された、ワイヤホルダとリードフレームとの結合体を示す概略正面図である。
【図6】ワイヤホルダの脚をプリント配線板の貫通孔に挿入した状態を示す一部断面概略正面図である。
【図7】図1のワイヤホルダへワイヤを導入する直前の状態を示す概略平面図である。
【図8】図1のワイヤホルダへワイヤを導入する直前の状態を示す概略側面図である。
【図9】図1のワイヤホルダによりワイヤを保持した状態を示す概略平面図である。
【図10】図1のワイヤホルダによりワイヤを保持した状態を示す概略側面図である。
【図11】本発明の変形例によるワイヤホルダへワイヤを導入した状態を示す概略平面図である。
【図12】図11に示すワイヤホルダによりワイヤを保持した状態を示す概略平面図である。
【図13】本発明の別の変形例によるワイヤホルダの概略正面図である。
【図14】本発明の更に別の変形例によるワイヤホルダの部分概略斜視図である。
【図15】本発明の更に別の変形例によるワイヤホルダの概略正面図である。
【図16】本発明の更に別の変形例によるワイヤホルダの概略正面図である。
【符号の説明】
1 ワイヤホルダ組合せ体
10 リードフレーム
20 ワイヤホルダ
21、221 ホルダ本体
22、23、322、323、324、422、423 脚
22a、23a 抜け止め突起
25、26 倒れ防止部
27、28、127、128、227、228 ワイヤ保持片
27a、28a 基端部
27b、28b 中間部
27c、28c、227c、228c 先端部
27d、28d、127d、128d、227d、228d 自由先端
30 テープ
40 プリント配線板
41 導体パターン
50、250 ワイヤ保持空間
60 ビニール被覆電線(ワイヤ)
P1 第1平面
P2 第2平面
G 間隙
Claims (10)
- 板状のホルダ本体と、前記ホルダ本体の一側から延びる脚部と、前記ホルダ本体の他側から延びるワイヤ保持部とを備え、前記脚部は、回路基板に形成した孔に挿入可能なように設けられ、前記ワイヤ保持部は、前記ワイヤ保持部により画成されるワイヤ保持空間内へワイヤを導入可能かつ前記ワイヤ保持空間内へ導入されたワイヤを保持可能なように設けられ、
前記ワイヤ保持部が、互いに協働して前記ワイヤ保持空間を画成する第1及び第2ワイヤ保持片を有し、両前記ワイヤ保持片は自由先端を夫々有し、両前記自由先端の間から前記ワイヤを導入可能にし、
前記第1及び第2ワイヤ保持片を前記ホルダ本体を含む第1平面へ投影したとき両前記ワイヤ保持片の前記自由先端間に前記ワイヤを通すに足る間隙が存しない一方で、前記第1平面と交差する第2平面へ投影したとき前記間隙が存するように、両前記ワイヤ保持片が形成されていることを特徴とするワイヤホルダ。 - 前記第1及び第2ワイヤ保持片の各々が、前記第1平面と直交する軸線に沿って前記ホルダ本体から外方に延びる基端部と、前記第1平面に沿って前記基端部から前記脚部と反対側に延びる中間部と、前記第1平面および前記ホルダ本体の前記他側の縁に沿って前記中間部から内方に延びる先端部とを有し、両前記ワイヤ保持片の前記基端部同士および前記先端部同士が、互いに反対方向へ延びていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤホルダ。
- 前記第1及び第2ワイヤ保持片の前記自由先端同士を互いに係止可能にしたことを特徴とする請求項1のワイヤホルダ。
- 前記第1及び第2ワイヤ保持片を前記ホルダ本体を含む第1平面へ投影したとき両前記ワイヤ保持片の前記自由先端間に前記ワイヤを通すに足る間隙が存しないように、また、両前記ワイヤ保持片の夫々の先端部が、前記第1平面に直交する軸線の回りで夫々撓めるように、両前記ワイヤ保持片が形成され、これにより、両前記ワイヤ保持片の前記先端部を撓ませつつ、両前記自由先端の間から前記ワイヤを前記ワイヤ保持空間内へ導入するようにしたことを特徴とする請求項1のワイヤホルダ。
- 少なくとも前記ワイヤ支持部を被覆材で被覆したことを特徴とする請求項1のワイヤホルダ。
- 前記脚部が、一つ以上の脚を有することを特徴とする請求項1のワイヤホルダ。
- 前記ホルダ本体の両側主要面から夫々突出する倒れ防止部を前記ホルダ本体に設け、前記倒れ防止部により前記回路基板上で前記ホルダ本体を支持するようにしたことを特徴とする請求項1のワイヤホルダ。
- 前記一つ以上の脚の少なくとも一つに、外方に突出する抜け止め突起を形成したことを特徴とする請求項6のワイヤホルダ。
- 自動挿入機の送り爪が係入する複数の孔を等間隔で設けたリードフレームと、前記リードフレーム上に等間隔で配された複数のワイヤホルダとを備え、各前記ワイヤホルダは、請求項1ないし8のいずれかに記載のワイヤホルダであることを特徴とするワイヤホルダ組合せ体。
- 前記複数のワイヤホルダを前記リードフレームにテープで貼り付けてなることを特徴とする請求項9のワイヤホルダ組合せ体。
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