JP3622820B2 - カッタ機構付プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録紙の切断を行うカッタ機構をもったプリンタなどの印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のプリンタに装備されたオ−トカッタのカット機構としては、実開昭62−106792号公報に記載されているような一対の刃物の刃先を交差圧接しながら、一端より他端へと順次鋏式に切断するタイプのものや、前述のような鋏式の可動刃を記録紙の両側に配置して、両端から切断を始める特開平5−104484号公報記載のタイプのもの、或いは、同じ両側から切断のものでも、可動刃がV字形の刃先をしたスライド式タイプの特開平1−289697号公報記載の従来技術が知られている。
【0003】
これらのカット機構による記録紙の切断を行うプリンタでは、記録紙の搬送路の可動刃と対向する側が、可動刃が移動するために記録紙の幅全域にわたって開口部が設けられていた。この開口部は、記録紙の両端のいづれか一方、又は中央部の一部に切断しない接続部を残して切断される場合も同様に設けられていた。
【0004】
図6は、カット部周辺の記録紙の搬送路を側面から見たものである。図6を用いて詳述すると、紙送り及び印刷機構部31で印刷された記録紙10は、カッタフレ−ム14の通紙口11から、固定刃3と可動刃2との間の経路を、そしてカッタカバ−13とプリンタカバ−16の間の排紙口18を通って送られ、所望の長さで切断される。
【0005】
記録紙10の切断は、可動刃2が搬送路を横切って固定刃3側へ移動することで行われるため、可動刃2の通り口として、プリンタカバ−16には開口部19があり、カッタカバ−13には開口部20があり、これらは記録紙10の紙幅全域に渡って設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、切断する一部を切り残すオ−トカッタを備えたプリンタにおいては、次のような問題がある。
【0007】
記録紙に印刷後に一部が切り残されて切断された記録紙10は、オペレ−タにより引っ張られて完全に切り離されるが、記録紙を摘まんでいるときに次の紙送りが行われた場合、或いは、オペレータが不在で部分切断された記録紙10がプリンタ上に溜まった等の場合に、紙ジャムが発生するものであった。
【0008】
すなわち、取り除かれない紙に力が加えられ、次の紙送りでの紙の排出を妨げるような場合、紙送りが始まってすぐに接続部で紙折れとなり、記録紙10は、可動刃側又は固定刃側の開口部20、19から、図6の10a、10bのように搬送路外へ紙が進入して紙ジャムに至る。
【0009】
そこで本発明の目的は、排出された記録紙の取り扱いに関わらず、紙ジャムの起こり難い、部分切断用オ−トカッタ付プリンタを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本発明によるところの記録紙を部分切断するカッタ機構の付いたプリンタは、前記可動刃の作動範囲に開口部を備え前記搬送路を形成する案内部材の前記固定刃側もしくは前記可動刃側の少なくとも一方は、前記可動刃の軌道を塞ぐことなく前記記録紙の切り残された接続部近傍を規制する規制部を有することを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、記録紙の接続部近傍が規制部により移動が規制されるので剛性が弱い接続部で紙折れとなっても、接続部が規制部に沿って排紙口の方へ移動し、切断された上流側の記録紙の先端部は接続部に導かれて排紙口へ移動され紙ジャムは発生しない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプリンタの一実施の形態の形態を図1〜図5を参照して詳細に説明する。
【0013】
本発明に係るプリンタは、図3に示すように構成されている。すなわち記録紙収納部30に置かれたロ−ル状の記録紙10は、紙送り及び印刷機構部31で印刷されカッタ機構部32に入る。そこで記録紙の一部を切り残して切断が為されてプリンタから排出される。
【0014】
図4は、カッタ機構部32を平面状態でみたときの説明図である。可動刃2と固定刃3でハサミを構成し、モ−タ6の回転でウオーム7、歯車8が回転し、歯車8に付いたピン9と可動刃2に設けられた長穴の係合により、可動刃2は支軸4を支点として往復回動をする。この時の可動刃2と固定刃3の切り刃部の交叉摺動により、カッタフレ−ム14に設けられた通紙口11を通って、可動刃2と固定刃3の間にある記録紙10が切断される。可動刃2は、記録紙10の全幅を切る長さより短く設定してあり、切り残された接続部12で記録紙10はつながっている。
【0015】
図1は、本実施の形態のプリンタのカッタ機構部32の紙切断部を固定刃3側からみた斜視図である。可動刃2は支軸4を介し、固定刃3は直接、カッタフレ−ム14に保持されている。可動刃2の上部はカッタカバ−13で覆われ、固定刃3の上部はプリンタカバ−16(図5参照)で覆われている。カッタカバ−13の固定刃3側は、記録紙の10ガイド面13a、13b及び13cとなっており、ガイド面13cの横には、可動刃2の出入り口15が設けてある。これらのガイド面は、通紙口11を通ってきた記録紙10の搬送路の片側を形成する。ガイド面13cは可動刃2の軌道を塞ぐことなく、通紙口11の上部において、接続部12をガイドする搬送路となるように設定してある。
【0016】
図2は、本実施の形態のプリンタのカッタ機構部32の紙切断部を可動刃2側からみた斜視図である。固定刃3の上部を覆うプリンタカバ−16には、可動刃2がプリンタカバー16と衝突しないように開口部の出入り口17が設けられ、その可動刃2の先端側には記録紙10を当接して案内するガイド面16aが、また、出入り口17の下流側には記録紙10のプリンタカバー16側への移動を規制するガイド面16a、16bが形成されている。
【0017】
これらのガイド面は、通紙口11を通ってきた記録紙10の搬送路の片側を形成する。ガイド面16aは、可動刃2の軌道を塞ぐことなく、通紙口11の上部において、接続部12をガイドする搬送路を形成する。
【0018】
次に、カッタ機構部22の紙切断部を、側面からみた図5を用いて、前記ガイド面13c及び前記ガイド面16aの機能について説明する。
【0019】
紙送り及び印刷機構部31から送られてきた記録紙10は、カッタフレ−ム14に設けられた通紙口11を通り、可動刃2と固定刃3の間、そしてカッタカバ−13とプリンタカバ−16により形成された搬送路18を通ってプリンタの外へ排出され、所望する位置で可動刃2を回動し、記録紙10の接続部12をを残して切断される。
【0020】
通常、切断された記録紙は、オペレ−タにより接続部12を千切って取り出されるか、次の印刷により押し出される。
【0021】
しかしながら、オペレータが記録紙を摘まんでいるときに次の紙送りが行われた場合、或いは、オペレータが不在で部分切断された記録紙10がプリンタ上に溜まった等の場合に次の紙送りが行われると、記録紙10の接続部12で紙折れとなり、送られてくる記録紙10は折れた方向へ進もうとする。
【0022】
ところが、接続部12に対向した紙搬送路18に、ガイド面13cとガイド面16aが設けてあるため、記録紙10の紙折れ方向への移動は規制され、記録紙10は上へと押し上げられる。図中の記録紙10c、記録紙10dは、その状態を示したものである。
【0023】
プリンタカバ−16の紙出口付近に設けられた凹み16cについて言及すれば、凹み16cはクリップ等の落下物の受け部であり、可動刃と固定刃の間へのクリップ等の入り込みを少なくし、カッタ刃のロックを防ぐ目的で設けてある。
【0024】
なお、本発明は、上述の実施の形態に限るものではなく、様々な構成が考えられる。
【0025】
例えば、オ−トカッタ方式では、接続部をつくる、ハサミ式、スライド式、ロ−タリ式、ギロチン式のどの方式でも可能であり、切り残された接続部の数や位置を限定するものではない。
【0026】
例えば、可動刃の記録紙を切断する刃先部の中央部が凹む形状で接続部が中央である場合は、可動刃が移動可能に開口された開口部には接続部が当接してその移動を規制するガイド部を配置しても本願の効果を達成できるものである。
【0027】
また、接続部に対向したガイド面についても、カッタカバ−や、プリンタカバ−に限定するものではなく、例えば、カッタフレ−ムや記録紙をガイドする部材等に設けることも可能であり、接続部のガイドだけを目的とした専用部品とすること考えられる。
【0028】
また、本実施の形態では固定刃を記録紙の全幅に渡って配置し、規制部であるガイド面16aは固定刃の上に設けているが、可動刃と摺動する長さに固定刃を設定しガイド面をカッタフレーム14まで延ばしてもよく、更にはカッタフレーム14側からガイド面を形成してもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、記録紙の接続部近傍が規制部により移動が規制されるので、剛性が弱い接続部で紙が折れ曲がっても、記録紙が搬送されると接続部が規制部に沿って排紙口の方へ移動し、切断された上流側の記録紙の先端部は接続部に導かれて排紙口へ移動され紙ジャムに至ることはなく、紙ジャムによる印刷の中断、ジャム紙の除去といった不具合を防止することができ、信頼性の高いプリンタを提供することができた。しかも、新しく部品を設けずに、既存の部品形状に盛り込むことが充分可能であり、コストアップ無しで紙送りの品質向上が実現できる。
【0030】
また、規制部は、案内部材の固定刃側及び可動刃側の両方に形成されれば、その効果はより大きくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施の形態のカッタ機構部の一部を示す斜視図で、固定刃側から見た紙搬送路の状態を示すものである。
【図2】同実施の形態のカッタ機構部の他の一部を示す斜視図で、可動刃側から見た紙搬送路の状態を示すものである。
【図3】同実施の形態の主要機構の構成を示す説明図である。
【図4】同実施の形態のカッタ構成部を示す平面図である。
【図5】同実施の形態のカッタ機構部の紙搬送路の側面図である。
【図6】従来技術のカッタ機構部の紙搬送路の側面図である。
【符号の説明】
2 可動刃
3 固定刃
4 支軸
11 通紙口
12 接続部
13 カッタカバ−
13c ガイド面
14 カッタフレ−ム
16 プリンタカバ−
16a ガイド面

Claims (2)

  1. 記録紙の搬送路をはさむように配置された可動刃と固定刃により、前記記録紙の一部を残して切断するカッタ機構の付いたプリンタにおいて、
    前記可動刃の作動範囲に開口部を備え前記搬送路を形成する案内部材の前記固定刃側もしくは前記可動刃側の少なくとも一方は、前記可動刃の軌道を塞ぐことなく前記記録紙の切り残された接続部近傍を規制する規制部を有することを特徴とするカッタ機構付プリンタ。
  2. 前記規制部は、前記案内部材の前記固定刃側及び前記可動刃側の両方に形成されることを特徴とする請求項1記載のカッタ機構付きプリンタ。
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