JP3622135B2 - 机における配線ダクト取付け装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、机の後部における配線ダクト取付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図6に示すように、机の天板(17)の後端面(17a)に、机に載置した電気機器のコード類を収容するための断面U字状の配線ダクト(18)を、止めねじ(19)等によって取付けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような配線ダクトを設けた机においては、机の移動時または運搬時に、配線ダクトの下端に手を掛けて机を持ち上げることが多く、そのような場合に、机全体の荷重が、配線ダクトと天板との接合部分に加わり、その部分が分離したり、配線ダクトが変形または破損するおそれがある。
そのため、従来の配線ダクトでは、肉厚を厚くしたり、高強度の材料を使用したり、配線ダクトを天板に固着するのに多数の止めねじを用いたりしており、製造コストが高くなるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記の従来の問題点に鑑み、配線ダクトの支持強度を大とすることにより、配線ダクトの肉厚を厚くしたり、高価な材料を使用したりしなくても、配線ダクトに手を掛けて机を持ち上げることができる程度の強度を得ることができるようにした、配線ダクト取付け装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)左右方向を向く樋状のダクト本体の前板に、前方に延びる水平の取付け片をほぼ全幅に亘って設け、かつ左右両端部に前方に延びる垂直の左右1対のダクト支持片を有する配線ダクトにおける前記ダクト本体の前板を、机の天板の後端面に取付け、かつ前記水平の取付け片を、前記天板の下面後部に取付け、前記ダクト支持片を前記天板の両側部後端に取付けることによって、配線ダクトを前記天板の後部に設け、さらに、前記取付け片の前端の左右両端部に、左右方向に延びる起立片を立設するとともに、前記天板の下面後両端部に上向凹部を形成し、前記起立片を、前記凹部の後面に取付ける。
【0006】
(2)上記(1)項において、前記起立片の前面に、脚体の上部より突設した取付け片を配 し、この取付け片を、前記起立片とともに、前記上向凹部の後面に取付ける。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図5に基づいて説明する。
机(1)は、左右1対の脚体(2)(2)の上部で天板(3)を支持して構成されている。なお、脚体(2)としては、適数の引出を有する袖箱等も含まれる。
天板(3)の下面の左右両側前後には、上向凹部(4)が合計4個形成されている。
脚体(2)は、その上部より突設した前後1対の取付け片(5)(5)を、天板(3)の前記上向凹部(4)の前面(4a)或いは後面(4b)に重合して取付けることにより、天板(3)と一体化されている。
【0008】
天板(3)の後部には、机(1)に載置した電気機器のコード類を収容する断面U字状の配線ダクト(6)が設けられている。
配線ダクト(6)は、左右方向を向く樋状のダクト本体(7)の前板(7a)の上下方向の中間部より、前方へ向けて突設されたほぼ全幅にわたる水平の取付け片(8)と、その前縁の左右両端に立設された起立片(9)(9)と、ダクト本体(7)の底板(7b)の左右両端より立設された垂直の左右1対のダクト支持片(10)(10)とを有している。
【0009】
ダクト支持片(10)は、前端に前向片(11)を、後端上部に内向片(12)を、また下端に水平支片(13)を備え、水平支片(13)をダクト本体(7)の底板(7b)の下面両端に取付け、かつ後端上部の内向片(12)をダクト本体(7)の後板(7c)の後面に取付けることにより、ダクト本体(7)と一体化されている。ダクト支持片(10)の取付けは、ビスによるか、或いは、双方が樹脂成形品である場合には、接着剤による。
【0010】
なお、配線ダクト(6)は、ダクト本体(7)、取付け片(8)、起立片(9)、およびダクト支持片(10)を、一体化した樹脂成形品であってもよい。
【0011】
配線ダクト(6)は、図2に示すように、天板(3)の後端面(3a)にダクト本体(7)の前板(7a)を取付け、天板の下面(3b)の後部に取付け片(8)を取付け、天板の上向凹部(4)の後面(4b)に起立片(9)を当接し、その前面に脚取付け片(5)を重合し、さらに天板の側部(3c)の後端にダクト支持片(10)を取付けることによって、天板(3)の後部に設けられる。なお、配線ダクト(6)は、木ねじ(14)によって天板(3)に取付けられる。
【0012】
このように、配線ダクト(6)は、天板(3)に上向凹部(4)を形成することによって残った凸部(15)を、ダクト本体(7)の前板(7a)と、取付け片(8)と、起立片(9)とで取り囲むようにし、従来よりも取付け箇所を多くして取付けられるため、天板(3)に堅固に取付けられる。
【0013】
図4、図5に示す配線ダクト(16)は、起立片を備えていない他の実施形態を示すものであり、ダクト本体(7)の前板(7a)と、取付け片(8)とにより取付けられている。この場合においても、従来よりも取付け箇所が多くなり、配線ダクト(16)は、天板に堅固に取付けられる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によると、配線ダクトをダクト本体の前板と、取付け片とで、天板に設けたので、取付け箇所が従来よりも多く、配線ダクトの支持強度が増大し、配線ダクトの肉厚を厚くしたり、高価な材料を用いたりすることなく、配線ダクトに手を掛けて机を持ち上げた場合に、配線ダクトや天板の後部が変形したり、破損したりすることがないだけの充分な強度を得ることができる。
また、ダクト本体の前板に取付け片を設けたので、配線ダクトは取付け片によって補強される。
【0015】
取付け片の前端に起立片を立設してあるから、その分、天板に対する取付け箇所が増え、配線ダクトをより堅固に天板に取付けることができる。
【0016】
さらに、起立片を、取付け片の左右両端部に立設してあるから、取付け片を受け入れる凹部を天板の後部両端に形成すればよいことになり、天板の強度を損なうことなく、配線ダクトを天板に強固に取付けることができる。
【0017】
請求項2の発明によると、天板支持体取付け片を、起立片とともに凹部の後面に取付けるので、配線ダクトの取付け箇所と、天板支持体の取付け箇所とを兼用して、配線ダクトの取付け用の凹部を天板に形成する必要がなく、天板の強度を損なうことなく、配線ダクトを天板に強固に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の配線ダクト取付け装置によって配線ダクトが取付けられた机の平面図である。
【図2】図1においてII−II矢視断面図である。
【図3】配線ダクトの分解斜視図である。
【図4】他の実施形態の配線ダクトの幅方向断面図であって、図2に相当する図である。
【図5】図4の配線ダクトの分解斜視図である。
【図6】従来の配線ダクトの幅方向断面図である。
【符号の説明】
(1)机
(2)脚体
(3b)下面
(3c)側部
(4)上向凹部
(4a)前面
(4b)後面
(5)取付け片
(6)配線ダクト
(7)ダクト本体
(7a)前板
(7b)底板
(7c)後板
(8)取付け片
(9)起立片
(10)ダクト支持片
(11)前向片
(12)内向片
(13)水平支片
(14)木ねじ
(15)凸部
Claims (2)
- 左右方向を向く樋状のダクト本体の前板に、前方に延びる水平の取付け片をほぼ全幅に亘って設け、かつ左右両端部に前方に延びる垂直の左右1対のダクト支持片を有する配線ダクトにおける前記ダクト本体の前板を、
机の天板の後端面に取付け、かつ前記水平の取付け片を、前記天板の下面後部に取付け、前記ダクト支持片を前記天板の両側部後端に取付けることによって、配線ダクトを前記天板の後部に設け、
さらに、前記取付け片の前端の左右両端部に、左右方向に延びる起立片を立設するとともに、前記天板の下面後両端部に上向凹部を形成し、前記起立片を、前記凹部の後面に取付けてなる配線ダクト取付け装置。 - 前記起立片の前面に、脚体の上部より突設した取付け片を配し、この取付け片を、前記起立片とともに、前記上向凹部の後面に取付けてなる請求項1記載の机の配線ダクト取付け装置。
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