JPH11266934A - 机における配線ダクト取付け装置 - Google Patents

机における配線ダクト取付け装置

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JPH11266934A
JPH11266934A JP7374798A JP7374798A JPH11266934A JP H11266934 A JPH11266934 A JP H11266934A JP 7374798 A JP7374798 A JP 7374798A JP 7374798 A JP7374798 A JP 7374798A JP H11266934 A JPH11266934 A JP H11266934A
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Yasuo Yamanishi
康夫 山西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 机の配線ダクト取付け装置において、配線ダ
クトに手を掛けて机を持ち上げることができる程度の強
度を得ることができるようにする。 【解決手段】 左右方向を向く樋状の配線ダクト本体7
の前板7aに前方に延びる水平の取付け片8をほぼ全幅
に亘って設け、かつ左右両端部に前方に延びる垂直の左
右1対のダクト支持片10を設けた配線ダクト6におけ
る前板7aを、机1の天板3の後端面3aに取付け、か
つ天板の下面3b後部に取付け片8を取付け、さらに天
板の側部3c後端に、ダクト支持片10を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机の後部に配線ダ
クトを取付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、机の天板(17)
の後端面(17a)に、机に載置した電気機器のコード類を
収容するための断面U字状の配線ダクト(18)を、止めね
じ(19)等によって取付けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
配線ダクトを設けた机においては、机の移動時または運
搬時に、配線ダクトの下端に手を掛けて机を持ち上げる
ことが多く、そのような場合に、机全体の荷重が、配線
ダクトと天板との接合部分に加わり、その部分が分離し
たり、配線ダクトが変形または破損するおそれがある。
そのため、従来の配線ダクトでは、肉厚を厚くしたり、
高強度の材料を使用したり、配線ダクトを天板に固着す
るのに多数の止めねじを用いたりしており、製造コスト
が高くなるという問題があった。
【0004】本発明は、上記の従来の問題点に鑑み、配
線ダクトの支持強度を大とすることにより、配線ダクト
の肉厚を厚くしたり、高価な材料を使用したりしなくて
も、配線ダクトに手を掛けて机を持ち上げることができ
る程度の強度を得ることができるようにした配線ダクト
取付け装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1)左右方向を向く樋状の配線ダクト本体の前板に、前
方に延びる水平の取付け片をほぼ全幅に亘って設け、か
つ左右両端部に前方に延びる垂直の左右1対のダクト支
持片を設けた配線ダクトを、机の天板の後端面に前記ダ
クト本体の前板を取付け、前記天板の下面後部に前記取
付け片を取付け、さらに前記天板の両側部後端に前記ダ
クト支持片を取付けることによって、前記天板の後部に
設ける。
【0006】(2)上記(1)項において、前記取付け片の
前端に左右方向に延びる起立片を立設し、前記天板の下
面後部に上向凹部を形成し、前記起立片を前記凹部の後
面に取付ける。
【0007】(3)上記(2)項において、前記起立片を前
記取付け片の左右両端部に立設し、前記上向凹部を、前
記天板の後部両端部に形成する。
【0008】(4)上記(3)項において、前記起立片の前
面に机の天板支持体取付け片を配し、該天板支持体取付
け片を、前記起立片とともに前記上向凹部の後面に取付
ける。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図5に基づいて説明する。机(1)は、左右1対の脚
体(2)(2)の上部で天板(3)を支持して構成されてい
る。なお、脚体(2)としては、適数の引出を有する袖箱
等も含まれている。天板(3)の下面の左右両側前後に
は、上向凹部(4)が合計4個形成されている。脚体(2)
は、その上部に突設した前後1対の取付け片(5)(5)
を、天板(3)の前記上向凹部(4)の前面(4a)或いは後面
(4b)に重合して取付けることにより、天板(3)と一体化
されている。
【0010】天板(3)の後部には机、机(1)に載置した
電気機器のコード類を収容する断面U字状の配線ダクト
(6)が設けられている。配線ダクト(6)は、左右方向を
向く樋状のダクト本体(7)の前板(7a)の上下方向の中間
部より前方へ向けて突設されたほぼ全幅にわたる水平の
取付け片(8)と、その前縁の左右両端に立設された起立
片(9)(9)と、ダクト本体(7)の底板(7b)の左右両端よ
り立設された垂直の左右1対のダクト支持片(10)(10)と
を有している。
【0011】ダクト支持片(10)は、前端に前向片(11)
を、後端上部に内向片(12)を、また下端に水平支片(13)
を備え、水平支片(13)をダクト本体(7)の底板(7b)の下
面両端に取付け、かつ後端上部の内向片(13)をダクト本
体(7)の後板(7c)の後面に取付けることにより、ダクト
本体(7)と一体化されている。ダクト支持片(10)の取付
けは、ビスによるか、或いは、双方が樹脂成形品である
場合には、接着剤による。
【0012】なお、配線ダクト(6)は、ダクト本体
(7)、取付け片(8)、起立片(9)、およびダクト支持片
(10)を、一体化した樹脂成形品であってもよい。
【0013】配線ダクト(6)は、図2に示すように、天
板(3)の後端面(3a)にダクト本体(7)の前板(7a)を取付
け、天板の下面(3b)の後部に取付け片(8)を取付け、天
板の上向凹部(4)の後面(4b)に起立片(9)を当接し、そ
の前面に脚取付け片(5)を重合して、この脚取付け片
(5)とともに、さらに天板の側部(3c)の後端にダクト支
持片(10)を取付けることによって、天板(3)の後部に設
けられる。なお、配線ダクト(6)は、木ねじ(14)によっ
て天板(3)に取付けられる。
【0014】このように、配線ダクト(6)は、天板(3)
に上向凹部(4)を形成することによって残った凸部(15)
を、ダクト本体(7)の前板(7a)と、取付け片(8)と、起
立片(9)とで取り囲むようにし、従来よりも取付け箇所
を多くして取付けられるため、天板(3)に堅固に取付け
られる。
【0015】図4、図5に示す配線ダクト(16)は、起立
片を備えていない他の実施形態を示すものであり、ダク
ト本体(7)の前板(7a)と、取付け片(8)とにより取付け
られている。この場合においても、従来よりも取付け箇
所が多くなり、配線ダクト(16)は、天板に堅固に取付け
られる。
【0016】
【発明の効果】本発明によると、配線ダクトをダクト本
体の前板と、取付け片とで、天板に設けたので、取付け
箇所が従来よりも多く、配線ダクトの支持強度が増大
し、配線ダクトの肉厚を厚くしたり、高価な材料を用い
たりすることなく、配線ダクトに手を掛けて机を持ち上
げた場合に、配線ダクトや天板の後部が変形したり、破
損したりすることがないだけの充分な強度を得ることが
できる。また、ダクト本体の前板に取付け片を設けたの
で、配線ダクトは取付け片によって補強される。
【0017】請求項2の発明のように、取付け片の前端
に起立片を立設すると、その分、天板に対する取付け箇
所が増え、配線ダクトをより堅固に天板に取付けること
ができる。
【0018】請求項3の発明のように、起立片を、取付
け片の左右両端部に立設すると、取付け片を受け入れる
凹部を天板の後部両端に形成すればよいことになり、天
板の強度を損なうことなく、配線ダクトを天板に強固に
取付けることができる。
【0019】請求項4の発明のように、天板支持体取付
け片を起立片とともに凹部の後面に取付けると、配線ダ
クトの取付け箇所と、天板支持体の取付け箇所とを兼用
して、配線ダクトの取付け用の凹部を天板に形成するす
る必要がなく、天板の強度を損なうことなく、配線ダク
トを天板に強固に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の配線ダクト取付け装置によ
って配線ダクトが取付けられた机の平面図である。
【図2】図1においてII−II矢視断面図である。
【図3】配線ダクトの分解斜視図である。
【図4】他の実施形態の配線ダクトの幅方向断面図であ
って、図2に相当する図である。
【図5】図4の配線ダクトの分解斜視図である。
【図6】従来の配線ダクトの幅方向断面図である。
【符号の説明】
(1)机 (2)脚体 (3b)下面 (3c)側部 (4)上向凹部 (4a)前面 (4b)後面 (5)取付け片 (6)配線ダクト (7)ダクト本体 (7a)前後 (7b)底板 (7c)後板 (8)取付け片 (9)起立片 (10)ダクト支持片 (11)前向片 (12)内向片 (13)水平支片 (14)木ねじ (15)凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 右方向を向く樋状の配線ダクト本体の前
    板に、前方に延びる水平の取付け片をほぼ全幅に亘って
    設け、かつ左右両端部に前方に延びる垂直の左右1対の
    ダクト支持片を設けた配線ダクトを、 机の天板の後端面に前記ダクト本体の前板を取付け、前
    記天板の下面後部に前記取付け片を取付け、さらに前記
    天板の両側部後端に前記ダクト支持片を取付けることに
    よって、前記天板の後部に設けてなることを特徴とする
    机の配線ダクト取付け装置。
  2. 【請求項2】 前記取付け片の前端に左右方向に延びる
    起立片を立設し、前記天板の下面後部に上向凹部を形成
    し、前記起立片を前記凹部の後面に取付けてなる請求項
    1記載の机の配線ダクト取付け装置。
  3. 【請求項3】 前記起立片を前記取付け片の左右両端部
    に立設し、前記上向凹部を、前記天板の後部両端部に形
    成した請求項2記載の机の配線ダクト取付け装置。
  4. 【請求項4】 前記起立片の前面に机の天板支持体取付
    け片を配し、該天板支持体取付け片を、前記起立片とと
    もに前記上向凹部の後面に取付けてなる請求項2または
    3記載の机の配線ダクト取付け装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011139961A (ja) * 2011-04-25 2011-07-21 Itoki Corp
JP2019050839A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 コクヨ株式会社 テーブル
JP2020028806A (ja) * 2019-12-02 2020-02-27 コクヨ株式会社 テーブル
JP2020069378A (ja) * 2018-10-25 2020-05-07 コクヨ株式会社 デスク

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