JP2922501B1 - 棚板の高さを調整できるラック - Google Patents

棚板の高さを調整できるラック

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JP2922501B1 JP19656698A JP19656698A JP2922501B1 JP 2922501 B1 JP2922501 B1 JP 2922501B1 JP 19656698 A JP19656698 A JP 19656698A JP 19656698 A JP19656698 A JP 19656698A JP 2922501 B1 JP2922501 B1 JP 2922501B1
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Abstract

【要約】 【課題】 簡単かつ容易に、棚板の高さを調整する。棚
板と垂直脚との連結強度、とくに棚板と垂直脚とが相対
的に傾動するのを充分に防止して強固に連結する。 【解決手段】 棚板の高さを調整できるラックは、垂直
脚2の間に、連結具3を介して棚板1を装着している。
連結具3は、垂直脚2を貫通するロッド3Aと、アング
ル3Bとからなる。ロッド3Aは、一端に鍔8を設け
て、他端には、ガイド溝10を設けて挟着部9を設けて
いる。アングル3Bは、水平片11と垂直片12を連結
しており、水平片11を棚板1の下面に固定し、垂直片
12に挟着部9を挿入するスリット13を設けている。
垂直片12は、スリット13の両側を下から上に向かっ
て厚く形成してなるクサビ部14を有する。垂直片12
のスリット13がロッド3Aに挿入されると、クサビ部
14がガイド溝10の内面を押圧して、棚板1が連結具
3を介して垂直脚2に連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高さを調整できる
ように棚板を連結しているラックに関する。とくに、本
発明は、棚板と垂直脚を木製とするものに最適なラック
に関する。
【0002】
【従来の技術】棚板の高さを調整できる木製ラックは、
図1と図2に示す構造の連結具3を使用して、棚板1を
垂直脚2に連結している。図1の連結具3は、プラスチ
ックで全体を一体成形したもので、全体をL字状に成形
している。垂直脚2の内面に連結される部分と、棚板1
の下面に連結される部分は、それぞれ凸部を設けてい
る。凸部を、垂直脚2の内面に設けた凹部と、棚板1の
下面に設けた凹部に嵌入して、棚板1は垂直脚2に連結
される。この構造のラックは、棚板1の高さを調整する
ために、垂直脚2の内面に、一定の間隔で、上下に離し
て複数の凹部を設けている。
【0003】さらに、図2に示すラックは、垂直脚2に
凹部を設けて、ここに連結具3を挿入し、連結具3に棚
板1を載せている。連結具3は、垂直脚2の凹部に連結
する部分を細く、垂直脚2から突出する部分を太くして
いる円柱で、太い部分に棚板1を載せている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1と図2に示すラッ
クは、連結具3を垂直脚2に連結する位置を変更して、
棚板1の高さを調整できる。そして、これ等の図に示す
ラックは、連結具3を垂直脚2に連結する位置を簡単に
変更できるので、棚板1の高さを簡単に調整できる特長
がある。しかしながら、これ等の図に示すラックは、棚
板1と垂直脚2とを強固に連結することが難しい。とく
に、棚板1と垂直脚2とを相対的に傾動しない状態で連
結するのが難しい。図1のラックは、図2のラックに比
較して、棚板1と垂直脚2を傾動し難い状態で連結でき
る。しかしながら、この構造によっても、充分に満足で
きる程度に強固に、棚板1と垂直脚2とが傾動しない状
態では連結できない。
【0005】棚板と垂直脚とが相対的に傾動すると、棚
板に重いものを載せた状態で、垂直脚が傾く等の弊害が
ある。この欠点は、たとえば、連結具をネジ止すること
で解消できる。しかしながら、ネジ止して棚板を垂直脚
に固定する構造は、組み立てに手間がかかる欠点があ
る。また、棚板の高さを変更するのにも手間がかかる。
【0006】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、棚板を簡単かつ容易に、しかも迅速に高さを調整で
きると共に、棚板と垂直脚との連結強度、とくに、棚板
と垂直脚とが相対的に傾動するのを充分に防止して強固
に連結できる棚板の高さを調整できるラックを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の棚板の高さを調
整できるラックは、前述の目的を達成するために下記の
構成を備える。棚板の高さを調整できるラックは、垂直
脚2の間に、連結具3を介して高さ調整できるように棚
板1を装着している。連結具3は、垂直脚2を貫通する
ロッド3Aと、棚板1の下面に固定されてロッド3Aに
連結されるアングル3Bとからなる。ロッド3Aは、垂
直脚2の外側に引っかかる鍔8を一端に設けていると共
に、他端には、ガイド溝10を設けてアングル3Bを連
結する挟着部9を設けている。アングル3Bは、水平片
11と垂直片12とをL字状に連結した形状で、水平片
11を棚板1の下面に固定して、垂直片12には、ロッ
ド3Aの挟着部9を挿入するスリット13を下方に開口
して垂直に設けている。アングル3Bの垂直片12は、
少なくともスリット13の両側を下から上に向かって厚
く形成してなるクサビ部14を有する。垂直片12のス
リット13がロッド3Aに挿入されると、クサビ部14
がガイド溝10の内面を押圧して、棚板1が連結具3を
介して垂直脚2に連結される。
【0008】さらに、請求項2の棚板の高さを調整でき
るラックは、垂直脚2が、ラックの両側に位置する端部
垂直脚2Aと、中間に位置する中間垂直脚2Bとからな
る。中間垂直脚2Bは、連結具3を介して、両側に棚板
1を高さ調整できるように装着している。連結具3は、
中間垂直脚2Bを貫通するロッド3Aと、棚板1の下面
に固定されてロッド3Aに連結されるアングル3Bとか
らなる。ロッド3Aは、中間垂直脚2Bから突出する両
端部に、ガイド溝10を設けてアングル3Bを連結する
挟着部9を設けている。アングル3Bは、水平片11と
垂直片12とをL字状に連結した形状であって、水平片
11を棚板1の下面に固定して、垂直片12には、ロッ
ド3Aの挟着部9を挿入するスリット13を下方に開口
して垂直に設けている。アングル3Bの垂直片12は、
少なくともスリット13の両側を下から上に向かって厚
く形成してなるクサビ部14を有する。中間垂直脚2B
の両側に配設される棚板1に固定されたアングル3Bの
垂直片12のスリット13が、中間垂直脚2Bに挿入し
たロッド3Aの両端部に設けた挟着部9に挿入される
と、クサビ部14がガイド溝10の内面を押圧して、棚
板1が連結具3を介して中間垂直脚2Bに連結されるよ
うに構成されている。
【0009】さらに、本発明の請求項3の棚板の高さを
調整できるラックは、スリット13の両側が内側に折曲
されて、折曲部でクサビ部14を形成している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのラックを例示するもので
あって、本発明はラックを下記のものに特定しない。
【0011】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0012】図3に示す棚板の高さを調整できるラック
は、棚板1の四隅に配設される4本の垂直脚2と、垂直
脚2の上下に配設している台座4および天板5と、台座
4および天板5の間に配設している複数枚の棚板1とを
備える。この図のラックは、棚板1の四隅に4本の垂直
脚2を設けている。ただ、ラックは、棚板の両側に、棚
板とほぼ同じ幅である2枚の垂直脚を配設することもで
きる。
【0013】垂直脚2と棚板1とは木製である。垂直脚
2と棚板1は、空隙を設けないように、全体を無垢の木
材、あるいは、集成材で製作し、あるいはまた、芯材の
表面に表面板を固定したフラッシュ構造とすることもで
きる。もっとも理想的なラックは、垂直脚2を、無垢の
木材や集成材として、棚板1をフラッシュ構造とする。
この構造のラックは、垂直脚2が充分な強度を有し、棚
板1を軽くできる特長がある。
【0014】棚板1の両側に互いに接近して配設される
2本の垂直脚2は、図4に示すように、上下端を横フレ
ーム6で連結している。横フレーム6は垂直脚2と同じ
外形の角材で、両端をホゾ加工してホゾ6aを突出させ
ている。垂直脚2は、横フレーム6のホゾ6aを嵌入す
るホゾ穴2aを設けている。垂直脚2は、上下を横フレ
ーム6で連結して、方形状のフレームとなる。このフレ
ームが台座4と天板5に連結される。2本の垂直脚2を
横フレーム6で連結したフレームは、図示しないが、両
面に化粧板を固定して、フラッシュ構造の垂直脚とする
こともできる。
【0015】台座4は、水平板4Aの前後に幅木4Bを
固定している。台座4が前後に幅木4Bを有するラック
は、前面と背面の両方向からの外観を良くできる特長が
ある。ただ、ラックは、幅木を台座の前方にのみ固定す
ることもできる。このラックは、背面を壁などに密接さ
せて、前面の外観をよくできる。水平板4Aは、四隅に
垂直脚2をはめ込む切欠4aを設けている。
【0016】天板5は、台座4の水平板4Aと同じ外形
の板材である。天板5も、四隅に垂直脚2をはめ込む切
欠5aを設けている。このように、四隅に切欠4a、5
aを有する台座4と天板5は、垂直脚2の間の所定の位
置に、正確に連結できる特長がある。台座4と天板5
は、四隅に位置する垂直脚2の間に落し込む状態で、い
いかえると、切欠4a、5aを四隅の垂直脚2に嵌合さ
せて連結している。さらに、台座4と天板5は、切欠4
a、5aを設けるときに両側部に形成される突出部4
b、5bが横フレーム6に支承されて定位置に固定され
る。このようにして垂直脚2に連結される台座4と天板
5は、簡単に脱着できるので、ラックを分解して収納し
たり運搬できる特長がある。ただ、台座と天板は、垂直
脚にネジ止め、あるいは、接着等の構造で連結すること
もできる。この構造は、台座と天板を垂直脚に強固に固
定できる特長がある。
【0017】棚板1は、図4に示すように、台座4の水
平板4Aや天板5と同じ外形の板材である。棚板1も四
隅に垂直脚2をはめ込む切欠1aを設けている。このよ
うに、同じ外形に成形される水平板4Aと天板5と棚板
1は、一度に能率よく多量生産できる特長がある。棚板
1は、図3に示すように、両側の垂直脚2の間であっ
て、台座4と天板5との間に複数枚が平行に配設され
る。複数枚の棚板1は、連結具3を介して、垂直脚2に
連結される。
【0018】連結具3は、図5に示す構造で棚板1を垂
直脚2に連結する。この図の連結具3は、棚板1の下面
に固定されるアングル3Bと、このアングル3Bを垂直
脚2に連結するロッド3Aとからなる。
【0019】ロッド3Aは、垂直脚2の貫通孔7に挿入
して連結される。垂直脚2は、図4に示すように、ロッ
ド3Aを挿入する貫通孔7を、一定の間隔で上下に離し
て開口している。ロッド3Aは、垂直脚2の貫通孔7に
入れた状態で、抜けないように、一端に鍔8を設けてい
る。図5のロッド3Aは左端に鍔8を設けている。ロッ
ド3Aは、垂直脚2の貫通孔7にスムーズに挿入できる
ように、垂直脚2の貫通孔7よりも少し細く、鍔8の外
形を貫通孔7よりも大きくしている。
【0020】ロッド3Aの他端には、アングル3Bを連
結する挟着部9を設けている。挟着部9は、垂直脚2か
ら突出する部分に設けられる。挟着部9は、アングル3
Bを挿入して連結する部分で、図6に示すように、両側
にガイド溝10を平行に設けている。両側にガイド溝1
0を設けて、ロッド3Aは、挟着部9の横幅を狭くして
いる。この形状のガイド溝10は、挟着部9の縦方向の
幅を広くできるので、ロッドの強度を強くできる特長が
ある。ロッド3Aは、金属、あるいはプラスチックで製
作される。
【0021】さらに、ロッド3Aは、図7に示すよう
に、端部を円周加工してガイド溝10を設けることもで
きる。このロッド3Aは、外周に沿って溝を設けてガイ
ド溝10を成形し、挟着部9の太さをロッド3Aよりも
細くしている。この形状のガイド溝10は、方向性なく
挟着部9にアングル3Bを挿入できるので、ロッド3A
とアングル3Bを簡単に連結できる特長がある。
【0022】アングル3Bは、金属やプラスチックを、
水平片11と垂直片12とをL字状に連結した形状とし
ている。アングル3Bの水平片11は、棚板1の下面
に、ネジ止して固定される。水平片11は接着して棚板
1に固定することもできる。アングル3Bの垂直片12
は、図8に示すように、ロッド3Aの挟着部9を挿入す
るスリット13を下方に開口して垂直に設けている。1
本で、棚板1の一端を2本の垂直脚2に連結するアング
ル3Bは、図9に示すように、両端部にスリット13を
設ける。スリット13は、垂直脚2のロッド3Aを挿入
する位置に設けられる。
【0023】さらに、アングル3Bのスリット13は、
挟着部9のガイド溝10に挿入して締め付けできるよう
に、スリット13の両側を下から上に向かって厚く形成
しているクサビ部14を設けている。図8のアングル3
Bは、スリット13の両側を内側に折曲してクサビ部1
4を設けている。図示しないが、アングルは、垂直脚を
下方から上方に向かって次第に厚くして、スリットの両
側にクサビ部を設けることもできる。
【0024】以上の構造の連結具は、以下のようにして
棚板を連結し、あるいは、棚板の高さを調整する。 [棚板を連結するとき] 台座4と天板5に固定している垂直脚2の貫通孔7
にロッド3Aを挿入する。ロッド3Aは、棚板1を固定
したい高さに、垂直脚2の外側から挿入する。1枚の棚
板1は、4個のロッド3Aで支持する。したがって、垂
直脚2には、同じ高さに4個のロッド3Aを挿入する。 棚板1の下面にアングル3Bを固定する。アングル
3Bは、水平片11を棚板1の下面に固定する。アング
ル3Bは、垂直片12の外側面が、垂直脚2の内面と同
一平面となるように、棚板1の下面に固定される。 棚板1に固定しているアングル3Bの垂直片12
を、垂直脚2から内側に突出しているロッド3Aの挟着
部9に連結する。このとき、垂直片12のスリット13
に、ロッド3Aの挟着部9を挿入する。スリット13の
両側に設けたクサビ部14が、ガイド溝10に挿入され
る。クサビ部14は、ガイド溝10に深く挿入されるに
したがって、その厚さが厚くなり、ガイド溝10に挟着
される状態で確実に連結される。スリット13のクサビ
部14が、ロッド3Aのガイド溝10にきつく連結され
ると、垂直脚2はロッド3Aに対して垂直な姿勢で硬く
連結される。このため、棚板1が垂直脚2に対して傾動
しないように連結される。1枚の棚板1は、4つのスリ
ット13をロッド3Aの挟着部9に入れて、所定の高さ
に水平に装着される。
【0025】[棚板の高さを変更するとき] 垂直脚2に連結されている棚板1の下面を軽く叩
く。このようにすると、アングル3Bの垂直片12がロ
ッド3Aから外れて、棚板1を外すことができる。 棚板1を外した後、アングル3Bを固定していた4
個のロッド3Aを、垂直脚2の貫通孔7から抜き取る。 棚板1を固定したい高さの貫通孔7にロッド3Aを
挿入する。ロッド4Aは、4個を、同じ高さの貫通孔7
に挿入する。 棚板1に固定しているアングル3Bの垂直片12
を、垂直脚2から内側に突出しているロッド3Aの挟着
部9に連結する。棚板1は、垂直片12のスリット13
に、ロッド3Aの挟着部9が挿入されて、垂直脚2の所
望の位置に固定される。
【0026】さらに、本発明の高さを調整できるラック
は、図10に示す構造とすることもできる。この図に示
すラックは、垂直脚2が、ラックの両側に位置する端部
垂直脚2Aと、中間に位置する中間垂直脚2Bとからな
る。このラックは、四隅に4本の端部垂直脚2Aを、中
間に2本の中間垂直脚2Bを配設し、これらの垂直脚2
の上下に天板5と台座4を配設している。さらに、台座
4と天板5の間には、複数枚の棚板1を平行に配設して
いる。
【0027】端部垂直脚2Aは、前述の図5に示す連結
構造で、連結具3を介して棚板1を垂直脚2に高さ調整
できるように装着している。中間垂直脚2Bは、図11
に示す連結構造で、連結具3を介して、両側に棚板1を
高さ調整できるように装着している。
【0028】中間垂直脚2Bの両側に装着される棚板1
は、好ましくは、相対する端面が隙間なく当接するよう
に設計される。このことを実現するために、棚板1は、
四隅に切欠1aを設けるときに、2本の中間垂直脚2B
の間に挿入される突出部1bの突出量が中間垂直脚2B
の厚さの約1/2になるようにする。このように突出部
1bを設けた棚板1は、中間垂直脚2Bの両側に装着さ
れた状態で、隣接する棚板1の端面を当接させて、この
部分の上面をすっきりとした平面にできる特長がある。
図10に示すラックは、台座4の水平板4Aと天板5も
棚板1と同じ外形として、中間垂直脚2Bの両側に隣接
して固定される2枚の連結部分の上面をすっきりとした
平面としている。
【0029】図11に示す連結具3は、中間垂直脚2B
を貫通するロッド3Aと、棚板1の下面に固定されてロ
ッド3Aに連結されるアングル3Bとからなる。ロッド
3Aは、中間垂直脚2Bから突出する両端部にアングル
3Bを連結して、両側に棚板1を連結している。
【0030】ロッド3Aは、中間垂直脚2Bから突出す
る両端部に、アングル3Bを連結する挟着部9を設けて
いる。ロッド3Aは、図12に示すように、ロッド3A
の両端部の両側に、平行にガイド溝10を設けて、横幅
の狭い挟着部9を設けている。2つの挟着部9は、互い
に平行な方向に、いいかえると、横幅の狭い部分が同一
方向に位置するように設けられている。
【0031】さらに、ロッド3Aは、図13に示すよう
に、両端部を円周加工してガイド溝10を設けることも
できる。このロッド3Aは、両端部に、外周に沿って溝
を設けてガイド溝10を成形し、挟着部9の太さをロッ
ド3Aよりも細くしている。この形状のガイド溝10
は、方向性なく挟着部9にアングル3Bを挿入できるの
で、ガイド溝10の向きに制約を受けることなく簡単に
製造できる特長がある。
【0032】この構造のロッド3Aは、図11に示すよ
うに、中間垂直脚2Bの貫通孔7に挿入した状態で、両
端部の挟着部9が中間垂直脚2Bの両側から突出する。
これらの突出する挟着部9が、アングル3Bの垂直片1
2の下方に開口されたスリット13に挿入される。この
とき、スリット13の両側に設けたクサビ部14が、ガ
イド溝10に挿入されて、垂直片12は、ガイド溝10
に挟着される状態で確実に連結される。中間垂直脚2B
は、両側の垂直片12がロッド3Aにきつく連結される
ことによって、ロッド3Aに対して垂直な姿勢で硬く連
結される。このため、両側の棚板1は、中間垂直脚2に
対して傾動しないように連結される。
【0033】さらに、ロッド3Aの両端部に連結された
垂直片12は、それぞれが中間垂直脚2Bの両側に位置
して、互いに鍔のはたらきをしている。したがって、こ
の構造の連結具3は、ロッド3Aの本数を少なくして2
枚の棚板1を強固に連結できると共に、ロッド3Aが中
間垂直脚2Bから抜けるのを確実に阻止できる特長があ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明の棚板の高さを調整できるラック
は、簡単かつ容易に、しかも迅速に棚板の高さを調整で
きる特長がある。それは、本発明のラックが、垂直脚に
棚板を装着する連結具を、垂直脚を貫通するロッドと、
棚板の下面に固定されるアングルとで構成しており、ロ
ッドは、一端に鍔を設けると共に、他端には、アングル
を連結する挟着部を設けており、アングルは、水平片と
垂直片とをL字状に連結した形状で、水平片を棚板の下
面に固定して、垂直片には、ロッドの挟着部を挿入する
スリットを下方に開口して垂直に設けているからであ
る。この構造の連結具は、アングルのスリットをロッド
の挟着部に挿入して、簡単に棚板を垂直脚に連結できる
と共に、簡単に棚板を取り外しできる。さらに、垂直脚
を貫通して挿入されるロッドは、極めて簡単に挿入する
位置を変えて、棚板の連結位置を変更できる。したがっ
て、この構造のラックは、簡単かつ迅速に、棚板の高さ
を調整できる特長がある。
【0035】さらに、本発明の棚板の高さを調整できる
ラックは、棚板と垂直脚との連結強度を強く、とくに、
棚板と垂直脚とが相対的に傾動するのを充分に防止して
強固に連結できる特長がある。それは、本発明のラック
が、ロッドに連結されるアングルの垂直片に、少なくと
もスリットの両側を下から上に向かって厚く形成して、
クサビ部を設けているからである。この連結具は、垂直
片のスリットがロッドの挟着部に挿入されると、クサビ
部がガイド溝の内面を押圧して、挟着される状態で確実
に連結される。したがって、アングルはロッドに対して
垂直な姿勢で強固に連結されて、棚板を垂直脚に対して
傾動しないように連結できる特長が実現される。このよ
うに、棚板と垂直脚とが相対的に傾動しないラックは、
棚板に重いものを載せた状態で、垂直脚が傾くことなく
安心して使用できる特長がある。
【0036】さらに、請求項2の棚板の高さを調整でき
るラックは、端部垂直脚と中間垂直脚とからなる垂直脚
の中間垂直脚の両側に、簡単かつ容易に、しかも強固に
棚板を連結できる特長がある。それは、このラックが、
連結具を、中間垂直脚を貫通するロッドと、棚板の下面
に固定されてロッドに連結されるアングルとで構成して
おり、ロッドは、中間垂直脚から突出する両端部に、ガ
イド溝を設けてアングルを連結する挟着部を設けている
からである。この連結具は、ロッドの両端部の挟着部に
アングルの垂直片のスリットを挿入して、すなわち、中
間垂直脚を貫通する1本のロッドの両端を有効に利用し
て、極めて簡単に中間垂直脚の両側に連結できる。この
ように、ロッドの本数を少なくして、2枚の棚板を中間
垂直脚の両側に配設できる本発明のラックは、部品点数
を減らして製造コストを低減できると共に、中間垂直脚
の両側に配設される棚板を正確に同じ高さにでき、外観
を良くできる特長がある。しかも、ロッドに連結される
アングルの垂直片は、スリットの両側にクサビ部を設け
ているので、ロッドとアングルを確実に連結して、中間
垂直脚の両側に装着される棚板を中間垂直脚に対して傾
動しないように強固に連結できる特長も備える。
【0037】さらに、本発明の請求項3の棚板の高さを
調整できるラックは、極めて簡単にスリットの両側にク
サビ部を配設できる特長がある。それは、このラック
が、スリットの両側を内側に折曲して、折曲部でクサビ
部を形成しているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のラックの棚板を垂直脚に連結する構造を
示す断面図
【図2】従来の他のラックの棚板を垂直脚に連結する構
造を示す断面図
【図3】本発明の実施例の棚板の高さを調整できるラッ
クの斜視図
【図4】図3に示すラックの分解斜視図
【図5】図3に示すラックの垂直脚に棚板を連結する構
造を示す拡大断面図
【図6】図5に示す連結具のロッドの斜視図
【図7】連結具のロッドの他の一例を示す斜視図
【図8】図5に示す連結具のアングルとロッドの連結構
造を示す拡大斜視図
【図9】図5に示す連結具のアングルの斜視図
【図10】本発明の他の実施例の棚板の高さを調整でき
るラックの斜視図
【図11】図10に示すラックの中間垂直脚の両側に棚
板を連結する構造を示す拡大断面図
【図12】図11に示す連結具のロッドの斜視図
【図13】連結具のロッドの他の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1…棚板 1a…切欠 1b…突出
部 2…垂直脚 2A…端部垂直脚 2B…中間
垂直脚 2a…ホゾ穴 3…連結具 3A…ロッド 3B…アン
グル 4…台座 4A…水平板 4B…幅木 4a…切欠 4b…突出部 5…天板 5a…切欠 5b…突出
部 6…横フレーム 6a…ホゾ 7…貫通孔 8…鍔 9…挟着部 10…ガイド溝 11…水平片 12…垂直片 13…スリット 14…クサビ部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直脚(2)の間に、連結具(3)を介して高
    さ調整できるように装着されてなる棚板を有するラック
    において、 連結具(3)が、垂直脚(2)を貫通するロッド(3A)と、棚板
    (1)の下面に固定されてロッド(3A)に連結されるアング
    ル(3B)とからなり、 ロッド(3A)は、垂直脚(2)の外側に引っかかる鍔(8)を一
    端に設けていると共に、他端には、ガイド溝(10)を設け
    てアングル(3B)を連結する挟着部(9)を設けており、 アングル(3B)は、水平片(11)と垂直片(12)とをL字状に
    連結した形状であって、水平片(11)を棚板(1)の下面に
    固定して、垂直片(12)には、ロッド(3A)の挟着部(9)を
    挿入するスリット(13)を下方に開口して垂直に設けてお
    り、 アングル(3B)の垂直片(12)は、少なくともスリット(13)
    の両側を下から上に向かって厚く形成してなるクサビ部
    (14)を有し、 垂直片(12)のスリット(13)がロッド(3A)に挿入される
    と、クサビ部(14)がガイド溝(10)の内面を押圧して、棚
    板(1)が連結具(3)を介して垂直脚(2)に連結されるよう
    に構成されてなることを特徴とする棚板の高さを調整で
    きるラック。
  2. 【請求項2】 垂直脚(2)の間に、連結具(3)を介して高
    さ調整できるように装着されてなる棚板を有するラック
    において、 垂直脚(2)が、ラックの両側に位置する端部垂直脚(2A)
    と、中間に位置する中間垂直脚(2B)とからなり、中間垂
    直脚(2B)は両側に棚板(1)を連結しており、 連結具(3)は、中間垂直脚(2B)を貫通するロッド(3A)
    と、棚板(1)の下面に固定されてロッド(3A)に連結され
    るアングル(3B)とからなり、 ロッド(3A)は、中間垂直脚(2B)から突出する両端部に、
    ガイド溝(10)を設けてアングル(3B)を連結する挟着部
    (9)を設けており、 アングル(3B)は、水平片(11)と垂直片(12)とをL字状に
    連結した形状であって、水平片(11)を棚板(1)の下面に
    固定して、垂直片(12)には、ロッド(3A)の挟着部(9)を
    挿入するスリット(13)を下方に開口して垂直に設けてお
    り、 アングル(3B)の垂直片(12)は、少なくともスリット(13)
    の両側を下から上に向かって厚く形成してなるクサビ部
    (14)を有し、 中間垂直脚(2B)の両側に配設される棚板(1)に固定され
    たアングル(3B)の垂直片(12)のスリット(13)が、中間垂
    直脚(2B)に挿入したロッド(3A)の両端部に設けた挟着部
    (9)に挿入されると、クサビ部(14)がガイド溝(10)の内
    面を押圧して、棚板(1)が連結具(3)を介して中間垂直脚
    (2B)の両側に連結されるように構成されてなることを特
    徴とする棚板の高さを調整できるラック。
  3. 【請求項3】 スリット(13)の両側が内側に折曲され
    て、折曲部でクサビ部(14)を形成している請求項1また
    は2に記載する棚板の高さを調整できるラック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001275772A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Okamura Corp ワゴン等における棚板の支持構造

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