JP3621341B2 - 頭髪用化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、頭髪用化粧料に関し、詳しくは、刺激性がなく頭髪に対してツヤ及び平滑性を付与する効果に優れる頭髪用化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
オリーブの実は約15〜30質量%(以下、単に%と略する)の脂質成分とともに約70%の水分が含まれている。このオリーブ(Olea europaea Linne)の実を圧搾して得られるオリーブ油には、ステアリン酸やパルミチン酸等により構成される固形グリセリドが約25%、リノール酸やオレイン酸等の液状グリセリドが約75%含まれており、古くから食用油、化粧料、セッケン原料や薬用等に広く用いられている。このオリーブ油の生産過程においてベジテーション水と呼ばれる多量の水が産する。換言すれば、オリーブの実を圧搾して得られる水性部であり、約3%の糖類、約1%の有機酸、約1%の脂質とともに約1%のポリフェノールが含まれていることが知られている。しかしながら、このベジテーション水はオリーブ油生産過程における不要物であり廃棄物とされており、その応用に関する検討はほとんどなされていなかった。
【0003】
本発明者等は、ベジテーション水の応用について鋭意検討を行った結果、ベジテーション水を配合することにより刺激性がなく、頭髪に対してツヤ及び平滑性を付与する効果に優れた頭髪用化粧料が得られることを確認し、本発明を完成した。
【0004】
即ち、本発明の目的は、刺激がなく頭髪に対してツヤ及び平滑性を付与する効果に優れる頭髪用化粧料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、オリーブ油を生産する過程において産するベジテーション水を含有することによって達成される。即ち、本発明はオリーブ油を生産する過程において産するベジテーション水を含有することを特徴とする頭髪用化粧料にある。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に用いるベジテーション水は、通常のオリーブ油を得る過程において産する水溶液部を直接用いることも可能であるが、混入する水に不溶の脂質成分、繊維成分や種子殻等を濾過や遠心分離を行うことにより除去、精製して用いることが好ましい。また、雑菌の混入による異臭の発生等を抑える目的で水溶液部にアルコール類を添加した後に濾過や遠心等により分離・精製することも可能である。また、得られたベジテーション水を常法により濃縮又は乾固させて用いることもできる。
【0007】
本発明におけるベジテーション水の有機溶媒抽出物の製法について説明する。抽出方法としては、まずベジテーション水をn−ヘキサン、ベンゼン、クロロホルム等の非極性溶媒で常温にて数回洗浄することで、原料物質中の脂溶性物質等の除去を行なう。次に、上記工程を得たベジテーション水より、ジエチルエーテルや酢酸エチル、アセトン、メタノール、エタノール等で、目的とする溶媒抽出物を常温下で抽出する。上記抽出工程において使用する溶媒は2種類以上混ぜ合わせて使用しても良い。得られた溶媒抽出物は、硫酸マグネシウム(無水)や硫酸ナトリウム等で乾燥し、ろ過した後30℃以下で溶媒を完全に留去した上で使用する。また得られた抽出物は、エタノール等に溶解分散して用いることもできる。このようにして得られた該抽出物は、優れた抗酸化能等を有することから皮膚外用剤、頭髪化粧料、食品等に用いることができる。
【0008】
本発明に係るベジテーション水又はその有機溶媒抽出物を含有することを特徴とする頭髪用化粧料は、必要に応じ、その効果を損なわない範囲内で一般に頭髪用化粧料に用いられる各種成分、即ち油分、シリコーン類、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、色素、糖類、塩類、多価アルコール、ビタミン類、アミノ酸類等を組み合わせて配合することができる。また、本発明に係わる頭髪用化粧料は、プレシャンプー剤、シャンプー、ヘアーリンス、ヘアーコンディショナー、ヘアートリートメント、セットローション、ブロースタイリングローション、ヘアースプレー、泡状スタイリング剤、ヘアーリキッド、ヘアークリーム、ヘアーコロン、パマネントウェーブ剤、プレパーマネント用剤、永久染毛剤、一染毛剤、育毛剤、フケ防止用剤等に用いることができ、水溶液、エタノール溶液、エマルション、サスペンジョン、ゲル、液晶、固形、エアゾール等の任意の製型とすることができる。
【0009】
また、上記ベジテーション水又はその有機溶媒抽出物の本発明の頭髪用化粧料への配合量は、頭髪用化粧料の目的、剤型により千差万別であり一概に規定できるものではないが、一般に乾固物換算で0.001〜10%が好ましく、特に好ましくは0.01〜5%である。0.001%未満では、頭髪に対するツヤや平滑性を付与する効果が不十分な場合があり、10%を越えて配合しても、配合量に見合った効果が得られない場合がある。
【0010】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらによって限定されるものではない。
【0011】
製造例1;ベジテーション水の製造例
通常のオリーブ油製造過程において産した水溶液部8リットルに未変性エタノール2リットルを加えた。得られたエタノール水溶液部を4℃、回転数10000rpmにて15分間遠心分離を行い、約1.5kgの固形物と約8.5リットルの水層部とに分離した。得られたベジテーション水を常法に従い、セライト濾過することにより淡黄色のベジテーション水を約8.5リットル得た。
【0012】
製造例2;ベジテーション水乾固物の製造例
製造例1で得たベジテーション水5リットルを凍結乾燥することにより、ベジテーション水乾固物を約220g得た。
【0013】
実施例1〜3、比較例1(頭髪用シャンプー組成物)
下記の組成からなる、頭髪用シャンプー組成物を通常の方法にて製造し、試料とした。この試料を用いて、被験者20名にて通常の使用方法で1日1回、3日間使用し、刺激性、ツヤ及び平滑性について官能評価により判定した。尚、試験結果はそれぞれ「刺激を感じた」、「頭髪にツヤが生じた」、「毛髪に平滑性が生じた」と回答した人数で示した。
【0014】
Figure 0003621341
【0015】
上記に示す如く、本発明の実施例1〜3は、比較例1に比較していずれの項目においても優れており、刺激性がなく、頭髪に対してツヤ及び平滑性を付与する効果に優れることが明らかとなった。
【0016】
実施例、比較例2(ヘアーリンス組成物)
下記組成からなるヘアーリンス組成物を通常の方法により製造し、20名の被験者で通常の方法にて1日1回3日間使用し、比較官能評価試験を実施した。尚、比較官能試験結果は、「刺激性」、「ツヤ」、「平滑性」の各項目において良いと回答した人数で示した。
【0017】
Figure 0003621341
【0018】
Figure 0003621341
【0019】
上記に示す如く、本発明の実施例は、比較例2に比較していずれの項目においても優れており、刺激性がなく、頭髪に対してツヤ及び平滑性を付与する効果に優れることが確認された。
【0020】
実施例(ヘアーローション組成物)
下記組成からなるヘアーローション組成物を通常の方法により製造し、10名の被験者で通常の方法にて1日1回3日間使用し、「刺激性」、「ツヤ」、「平滑性」の各項目について官能評価試験を実施した。
【0021】
Figure 0003621341
【0022】
本発明に係わる実施例のヘアーローション組成物は官能評価試験により、高い安全性を有し頭髪に対してツヤ及び平滑性を付与する効果に優れることが確認された。
【0023】
製造例3(ベジテーション水の有機溶媒抽出物の製造)
製造例1で得られたベジテーション水を原料として使用し、以下の方法により有機溶媒溶媒抽出物を得た。ベジテーション水200mLに対し、等量のn−ヘキサンにて常温で数回洗浄し、原料物質中の脂溶性物質等を除去した。次に、上記工程を得たベジテーション水より、酢酸エチル200mLで目的とする溶媒抽出物を常温下で抽出した。得られた溶媒抽出物は、硫酸マグネシウム(無水)12gで乾燥し、ろ過した後30℃以下で溶媒を完全に留去した。上記工程により得られた目的溶媒抽出物量は0.6gであった。
【0024】
試験例(抗酸化力試験)
製造例3のベジテーション水の有機溶媒抽出物の抗酸化力について試験を行った。脂質の過酸化方法は、東芝製医療用紫外線照射装置M−DMRを用い、UVB波を照射した後に、各々のサンプルの脂質過酸化度を測定した。脂質過酸化度の測定方法は、DPPP(ジフェニル−1−ピレニルホスフィン)による蛍光強度を蛍光光度計(λex352nm,λem380nm)にて測定した。試験はリノール酸メチルに試験試料を0.001mmol/g添加して行い、未添加のリノール酸メチルの過酸化率を100%として比較した。また比較対象として、既知の抗酸化剤であるBHT(ブチルヒドロキシトルエン)を用いた。その結果、図1に示すように本発明で用いるベジテーション水の有機溶媒抽出物は優れた抗酸化力を有していることが確認された。
【0025】
以上記載の如く、本発明に係わるベジテーション水を含有する頭髪用化粧料は、刺激性がなく、頭髪に対してツヤ及び平滑性を付与する効果に優れることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベジテーション水の有機溶媒抽出物の抗酸化力を示す図である。

Claims (3)

  1. オリーブの実から得られるベジテーション水を含有することを特徴とする頭髪用化粧料。
  2. オリーブの実を圧搾して得られる水溶液部を含有することを特徴とする頭髪用化粧料。
  3. オリーブの実から得られるベジテーション水または水溶液部から有機溶媒を用いて抽出した抽出物を含有することを特徴とする頭髪化粧料。
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