JP3620709B2 - カード型情報記録媒体の製造方法、カード型情報記録媒体の製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード状の外形をなし、かつ螺旋状の信号トラックを有するカード型情報記録媒体の製造方法 カード型情報記録媒体の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近携帯に優れていることから、コンパクトディスク(以下「CD」と記す)フォーマットで記録された様様な形状を有するカード型情報記録媒体が市場に出回っている。これらのカード型情報記録媒体には情報がCDフォーマットで記録されているから、これらのカード型情報記録媒体はCDプレーヤで再生が可能である。こうしたカード型情報記録媒体の一例としては、CDの光学的読出し手段で読出し可能とするようにスパイラル状に情報を記録した記録部と中心孔とを有する均一厚さの情報カードが開示されている(例えば特開平4−40586号公報)。
【0003】
また、CDプレーヤのトレイ内に設けられている直径80mmのCDの位置決め用凹みに合わせて、位置決めするための段差を設けて、段差の内側を厚くしたカード形CDが知られている(例えば実用新案登録第3064414号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このカード形CDの構成は開示されてはいるが,その製造方法についての具体的な開示はなされてはいなかった。
そこで本発明は、このカード形CDの製造方法が開示されていない点に鑑みてなされたものであり、直径120mmのCDを製造するための製造設備を用いて、情報の記録及び/又は再生が可能なカード型情報記録媒体を構成する基板を作成するためのディスク基板を射出成形して、前記CDを構成するCD基板と略同一の直径及び略同一径の中心孔を有し、かつ光入射面には前記中心孔を中心として第1領域、第2領域、第3領域を同心円状に順次形成し、かつ前記第2領域の厚さが前記第1領域及び前記第3領域の各厚さよりも薄く、かつ前記第1領域が前記光入射面の反対面に形成されている信号面を内包するように前記光入射面に形成されている前記ディスク基板を得ることによって、前記ディスク基板を製造するための製造設備を新造する必要が全くなく、現行のCD製造設備に取付けられているCD基板成形のための一対の成形用金型に換えて、前記ディスク基板成形のための一対の成形用金型を取付けてこれを射出成形用に用いれば良いカード型情報記録媒体の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
また、前記した構成に加えて、前記信号面上に少なくとも反射膜、保護膜を順次積層形成し、かつ前記信号面以外の前記反対面上に打ち抜き用の位置合わせマークを形成することによって、CD基板上に反射膜、保護膜、印刷膜を積層するための現行のCD製造設備をそのまま用いて、前記ディスク基板上に反射膜、保護膜,印刷膜を積層すると共に打ち抜き用の位置合わせマークをも形成することができるカード型情報記録媒体の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
さらに、前記した構成に加えて、前記位置合わせマークを用いて打ち抜き位置を特定し、前記ディスク基板を所定のカード形状に打ち抜く際に、前記カード形状の少なくとも2辺が前記第2領域内に収まるように打ち抜くことにより、この積層状態のディスク基板を所定の大きさでカード形状に打ち抜くための打抜設備を追加するのみで、カード型情報記録媒体を製造できるから、この結果,カード型情報記録媒体を製造するためのディスク基板の製造コストを大幅に低減でき、また反りや打抜き歪の少ない良好なカード型情報記録媒体を製造することができるカード型情報記録媒体の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
さらにまた、追記機能を有する前記カード型情報記録媒体を製造する場合には、前記信号面の最内周部から内周側に所定距離離間した位置から前記信号面を経て前記信号面の最外周部から外周側に所定距離離間した位置に亘る塗布範囲に、前記有機色素膜を塗布形成し、前記有機色素膜を形成した前記ディスク基板を所定のカード形状に打ち抜いた際に、前記カード形状の端面に前記塗布範囲の一部が露出しないように前記端面から所定距離範囲内の前記有機色素膜を除去し、前記端面から所定距離範囲内の前記有機色素膜を除去した後の前記ディスク基板の前記有機色素膜上に、反射膜、保護膜を順次積層形成し、かつ前記信号面以外の前記反対面上に打ち抜き用の位置合わせマークを形成したから、再生専用部分と追記部分とを領域分けしたいわゆるハイブリットタイプのカード型情報記録媒体を製造しても、時間経過による劣化が少ない高品質なカード型情報記録媒体を製造するカード型情報記録媒体の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、次の(1)〜(6)の構成を有するカード型情報記録媒体の製造方法、カード型情報記録媒体の製造装置を提供する。
(1) 直径120mmのコンパクトディスクを製造するための製造設備を用いて、情報の記録及び/又は再生(追記専用、再生専用、追記+再生)が可能なカード型情報記録媒体(再生専用タイプのカード記録媒体、追記専用タイプのカード記録媒体、再生専用+追記専用のハイブリットタイプのカード記録媒体)B(図5、図6)を構成する基板(光透過性基板)1を作成するためのディスク基板A(図1、図3)を射出成形して、前記コンパクトディスクを構成するコンパクトディスク基板と略同一の直径及び略同一径の中心孔3を有し、かつ光入射面Aaには前記中心孔3を中心として第1領域(内周部)1a、第2領域(中周部)1b、第3領域(外周部)1cを同心円状に順次形成し、かつ前記第2領域1bの厚さd1が前記第1領域1a及び前記第3領域1cの各厚さd2よりも薄く(d1<d2)、かつ前記第1領域1aが前記光入射面Aaとは反対面(信号面)Abに形成されている信号面(信号エリア)4を内包するように前記光入射面Aaに形成されている前記ディスク基板Aを得、
前記信号面4上に少なくとも反射膜6、保護膜7を順次積層形成し、かつ前記信号面4以外の前記反対面Ab上に打ち抜き用の位置合わせマーク9を形成し、
前記位置合わせマーク9を用いて打ち抜き位置を特定し、前記ディスク基板Aを所定のカード形状(図2の網線で示す印刷範囲,印刷膜8)に打ち抜く際に、前記カード形状の(4辺B1〜B4中の)少なくとも2辺B3,B4が前記第2領域1b内に収まるように打ち抜くことにより、前記カード型情報記録媒体Bを製造することを特徴とするカード型情報記録媒体の製造方法。
(2) 直径120mmのコンパクトディスクを製造するための製造設備を用いて、情報の記録再生(追記)が可能なカード型情報記録媒体(追記専用タイプのカード記録媒体、再生専用+追記専用のハイブリットタイプのカード記録媒体)B(図5、図6)を構成する基板(光透過性基板)1を作成するためのディスク基板A(図1、図3)を射出成形して、前記コンパクトディスクを構成するコンパクトディスク基板と略同一の直径及び略同一径の中心孔3を有し、かつ光入射面Aaには前記中心孔3を中心として第1領域(内周部)1a、第2領域(中周部)1b、第3領域(外周部)1cを同心円状に順次形成し、かつ前記第2領域1bの厚さd1が前記第1領域1a及び前記第3領域1cの各厚さd2よりも薄く(d1<d2)、かつ前記第1領域1aが前記光入射面Aaとは反対面(信号面)Abに形成されている信号面(信号エリア)4を内包するように前記光入射面Aaに形成されている前記ディスク基板Aを得、
前記信号面4の最内周部4aから内周側に所定距離離間した位置から前記信号面4を経て前記信号面4の最外周部4bから外周側に所定距離離間した位置に亘る塗布範囲に、前記有機色素膜(色素膜)5を塗布形成し、
前記有機色素膜5を形成した前記ディスク基板Aを所定のカード形状(図2の網線で示す印刷範囲,印刷膜8)に打ち抜いた際に、前記カード形状の端面(4辺B1〜B4)に前記塗布範囲の一部が露出しないように前記端面(辺)B1,B2から所定距離範囲内の前記有機色素膜5を除去し、
前記端面B1,B2から所定距離範囲内の前記有機色素膜5を除去した後の前記ディスク基板Aの前記有機色素膜5上に、反射膜6、保護膜7を順次積層形成し、かつ前記信号面4以外の前記反対面Ab上に打ち抜き用の位置合わせマーク9を形成し、
前記位置合わせマーク9を用いて打ち抜き位置を特定し、前記ディスク基板Aを所定のカード形状に打ち抜く際に、前記カード形状の少なくとも2辺(端部)B3,B4が前記第2領域1b内に収まるように打ち抜くことにより、前記カード型情報記録媒体Bを製造することを特徴とするカード型情報記録媒体の製造方法。
(3) 請求項2記載のカード型情報記録媒体の製造方法であって、
前記有機色素膜5の前記塗布範囲の最内周部の位置は、前記信号面4の最内周部4aから内周側へ略2mm離間した位置にあり、
前記カード形状の前記端面B1,B2から前記有機色素膜5を除去する範囲は、前記端面B1,B2から略0.5〜略1.0mmであることを特徴とするカード型情報記録媒体の製造方法。
(4) 請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載のカード型情報記録媒体の製造方法であって、
前記中心孔3を中心として同心円状に順次形成された前記第1領域、前記第2領域、前記第3領域の各最大直径及び各厚さはそれぞれ、
前記第1領域1aの最大直径が略80mm、その厚さは略1.2mm、
前記第2領域1bの最大直径が略100mm、その厚さは略0.4〜略0.8mm、
前記第3領域1cの最大直径が略120mm、その厚さは略1.2mm
としたことを特徴とするカード型情報記録媒体の製造方法。
(5) 直径120mmのコンパクトディスクを製造するための製造設備を用いて、情報の記録及び/又は再生(追記専用、再生専用、追記+再生)が可能なカード型情報記録媒体(再生専用タイプのカード記録媒体、追記専用タイプのカード記録媒体、再生専用+追記専用のハイブリットタイプのカード記録媒体)B(図5、図6)を構成する基板(光透過性基板)1を作成するためのディスク基板A(図1、図3)を射出成形して、前記コンパクトディスクを構成するコンパクトディスク基板と略同一の直径及び略同一径の中心孔3を有し、かつ光入射面Aaには前記中心孔3を中心として第1領域(内周部)1a、第2領域(中周部)1b、第3領域(外周部)1cを同心円状に順次形成し、かつ前記第2領域1bの厚さd1が前記第1領域1a及び前記第3領域1cの各厚さd2よりも薄く(d1<d2)、かつ前記第1領域1aが前記光入射面Aaとは反対面(信号面)Abに形成されている信号面(信号エリア)4を内包するように前記光入射面Aaに形成されている前記ディスク基板Aを得る射出成形手段と、
前記信号面4上に少なくとも反射膜6、保護膜7を順次積層形成し、かつ前記信号面4以外の前記反対面Ab上に打ち抜き用の位置合わせマーク9を形成する積層形成手段と、
前記位置合わせマーク9を用いて打ち抜き位置を特定し、前記ディスク基板Aを所定のカード形状(図2の網線で示す印刷範囲,印刷膜8)に打ち抜く際に、前記カード形状の(4辺B1〜B4中の)少なくとも2辺B3,B4が前記第2領域1b内に収まるように打ち抜く打抜手段とを具備することにより、前記カード型情報記録媒体Bを製造することを特徴とするカード型情報記録媒体の製造装置。
(6) 直径120mmのコンパクトディスクを製造するための製造設備を用いて、情報の記録再生(追記)が可能なカード型情報記録媒体(追記専用タイプのカード記録媒体、再生専用+追記専用のハイブリットタイプのカード記録媒体)B(図5、図6)を構成する基板(光透過性基板)1を作成するためのディスク基板A(図1、図3)を射出成形して、前記コンパクトディスクを構成するコンパクトディスク基板と略同一の直径及び略同一径の中心孔3を有し、かつ光入射面Aaには前記中心孔3を中心として第1領域(内周部)1a、第2領域(中周部)1b、第3領域(外周部)1cを同心円状に順次形成し、かつ前記第2領域1bの厚さd1が前記第1領域1a及び前記第3領域1cの各厚さd2よりも薄く(d1<d2)、かつ前記第1領域1aが前記光入射面Aaとは反対面(信号面)Abに形成されている信号面(信号エリア)4を内包するように前記光入射面Aaに形成されている前記ディスク基板Aを得る射出成形手段と、
前記信号面4の最内周部4aから内周側に所定距離離間した位置から前記信号面4を経て前記信号面4の最外周部4bから外周側に所定距離離間した位置に亘る塗布範囲に、前記有機色素膜(色素膜)5を塗布形成する有機色素膜形成手段と、
前記有機色素膜5を形成した前記ディスク基板Aを所定のカード形状(図2の網線で示す印刷範囲,印刷膜8)に打ち抜いた際に、前記カード形状の端面(4辺B1〜B4)に前記塗布範囲の一部が露出しないように前記端面(辺)B1,B2から所定距離範囲内の前記有機色素膜5を除去する有機色素膜部分除去手段と、
前記端面B1,B2から所定距離範囲内の前記有機色素膜5を除去した後の前記ディスク基板Aの前記有機色素膜5上に、反射膜6、保護膜7を順次積層形成し、かつ前記信号面4以外の前記反対面Ab上に打ち抜き用の位置合わせマーク9を形成する積層形成手段と、
前記位置合わせマーク9を用いて打ち抜き位置を特定し、前記ディスク基板Aを所定のカード形状に打ち抜く際に、前記カード形状の少なくとも2辺(端部)B3,B4が前記第2領域1b内に収まるように打ち抜く打抜手段途を具備することにより、前記カード型情報記録媒体Bを製造することを特徴とするカード型情報記録媒体の製造装置。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につきその好ましい実施例について、図1〜図6を用いて説明する。
図1は本発明のカード型情報記録媒体の製造方法を用いて製造したディスク基板の光入射面を示す図、図2は本発明のカード型情報記録媒体の製造方法を用いて製造したディスク基板の光入射面とは反対側の面を示す図、図3は射出成形直後のディスク基板の縦断面図、図4は信号面上に各層を積層した状態のディスク基板の縦断面図、図5はディスク基板を打抜いて形成されたカード型情報記録媒体の光入射面を示す図、図6はカード型情報記録媒体の縦断面図である。
【0010】
本発明のカード型情報記録媒体の製造方法を用いて得られるカード型情報記録媒体(以下「カード記録媒体」と記す)は、CD等のディスク形状と同一の形状に成形した基板(ディスク基板)を用い、これを製造工程の最終段階でカード形状に打ち抜いて成るものである。
この製造方法の一つとしては、所定のカード形状に打抜く部分(第2領域)の厚さよりも外周部分(第3領域)の厚さを厚く形成したディスク基板を用いてカード記録媒体を製造する方法であり、以下に詳しく述べる。
【0011】
図1〜図4に示すように、ディスク基板Aは光透過性基板1からなり、光入射面Aaと信号面Abとを有している。
光入射面Aaには、内周部(厚肉部)1aと中周部(薄肉部)1bと外周部(厚肉部)1cとが内周側から外周側に亘って中心孔3を中心として同心円状に順次形成されている。内周部1aには環状の凸部1dを備えている。また、光入射面Aaには、内周部1aと中周部1bとの境界に形成された段差2aと、中周部1bと外周部1cとの境界に形成された段差2bとを備えてなる。中周部1bの厚さはd1、内周部1a及び外周部1cの各厚さはそれぞれd2である。
【0012】
一方、信号面Abには信号エリア4を備えている。この信号エリア4は、最内周部4aから最外周部4bに亘って形成されているエリアである。この信号エリア4上には有機色素膜(以下「色素膜」と記す)5と反射膜6と保護膜7と印刷インク膜(以下「印刷膜」と記す)8とが順次積層形成される。位置合わせマーク9は例えば印刷膜8の形成と同時に形成される。色素膜5は記録時の強い照射レーザ光により非可逆的に反射率が低下する有機色素膜である。前記した光入射面Aa側から信号エリア4を見透かすと、信号エリア4は内周部1aに完全に包含されている状態であることが分かる。
【0013】
前記した光透過性基板1はCDと同一の直径略120mmのディスク形状をしており、また、中心孔3の直径はCDの中心孔と同一径である略15mmである。
前記した信号面Ab上に形成されている信号エリア4は、▲1▼螺旋状ピットトラックが形成された再生専用情報記録領域(カード記録媒体が再生専用タイプである場合)、▲2▼螺旋状連続溝(グルーブ)トラックが形成された記録再生情報領域(カード記録媒体が追記専用タイプである場合)、▲3▼再生専用情報記録領域(内周側)+記録再生情報領域(外周側)(カード記録媒体が再生専用+追記専用のハイブリットタイプである場合)、のいずれか1つの形態で形成される。
【0014】
前記した信号面Abは信号エリア4以外のエリアは平坦面をなしている。また、ここでは図示してはいないが、信号エリア4が前記した▲1▼,▲3▼の各再生専用情報領域における信号エリア4上には色素膜5は積層されない。
前記した信号面Abには、直径略15mmの中心孔3を中心として、直径略40mm〜57mmの範囲、好ましくは直径略45mm〜56mmの範囲に前記した信号エリア4を形成している。
【0015】
前記した光入射面Aaは、記録再生時にレーザー光の入射面になる。
また、光入射面Aaは信号面Ab側の信号エリア4の領域を全て包含するように、直径略15mmの中心孔3を中心として、少なくとも直径略35mm〜58mmの範囲は平滑な鏡面を有している。さらに、光入射面Aaにおける直径略15mm〜略80mmの範囲の内周部1aは、厚さ略1.2mmの平滑な鏡面に形成されている(凸部1dを除く)。また、段差2aを境として、直径略80mm〜103mmまでの中周部1bは厚さ略0.4mm〜0.8mmの平滑な鏡面に形成されている。さらに、段差2bを境として、直径略103mm〜120mmまでの外周部1cは厚さ略1.2mmの平滑な鏡面に形成されている。前記段差2aは内周部1a側から中周部1b側に向けて、少なくとも1°〜5°、好ましくは2°〜4°の傾斜を設けている。
【0016】
前述したディスク基板Aの中心孔3及び位置合わせマーク9を用いて打ち抜き位置を特定し、ディスク基板Aを所定のカード形状(図2に示す印刷膜8の大きさ)に打ち抜く。こうして得られたカード記録媒体Bは、図5、図6に示す構造のものである。カード記録媒体Bは光入射面Baと信号面Bbとを有している。この光入射面Baと信号面Bbとは前述した光入射面Aaと信号面Abとの一部であり、光入射面Aaと信号面Abとの前述した構造の一部分を備えている。カード記録媒体Bは4端面(=辺)B1〜B4ある。前述したものと同一のものには同一符号を付し,ここではその説明を省略する。
【0017】
ところで、前述した構成のディスク基板A(図1,図2)を製造するには、図示しないが現行のCD基板射出成形装置を用いる。この成形装置に装着する一対の金型のうち、前記した信号面Abを成形するためのスタンパを取り付ける一方側のキャビティはCDと同一に構成する。前記した光入射面Aaを成形するためのもう他方側のキャビティは、このキャビティ表面の中心(中心孔3の中心に対応)から80mm〜103mmの範囲(前記した第2領域1bに対応)に0.4mm〜0.8mm段差(段差2a,2bに対応)を設けて凸状に突出させた以外の部分はCD成形に用いる金型と同一の表面寸法である。こうした構成の一対の金型を射出成形装置に取り付けて、CDと同じポリカーボネート樹脂をCDとほぼ同一の成形条件で射出成形し前記ディスク基板Aを得る。
【0018】
このように、一対の金型のうちの他方側のキャビティの中心から80mm〜103mmの範囲に0.4mm〜0.8mm段差を設けたことにより、第3領域1c(外周側)の厚さを第1領域1a(内周側)の厚さと同一にし、第2領域1c(中周域)の厚さを第1領域1a及び第3領域1cの各厚さよりも薄くした。これによって、第2領域1c及び第3領域1cの各厚さを第1領域1aの厚さよりも薄くした、例えば80mm直径の外側全体(第2領域1b、第3領域1c)を0.4mm〜0.8mmの厚さに形成したCD基板の同一の厚さ構造のディスク基板の成形時に比較して、前記したディスク基板Aの成形時の樹脂の流動抵抗が少ないため、内部歪を小さくでき反りが発生しなくなる。
【0019】
さて、一つ目の発明である前記した再生専用タイプのカード記録媒体を製造する方法を詳述する。
まず、前記したディスク基板Aをカード記録媒体を加工するには、一般のCDのCD基板を製造する場合と同様にして、アルミニウムの反射膜6をスパッタにより形成する。次にスピンコート装置により紫外線硬化樹脂を反射膜6上にコートし保護膜7を形成する。次に保護膜7上に紫外線硬化インキをシルク印刷、オフセット印刷などの方法により塗布して印刷膜8を形成する。この際に打ち抜き時の位置合わせマーク9を同時に印刷する。この後,この位置合わせマーク9を基準にして、一組の打抜き型にて前記ディスク基板Aをカード形状に打ち抜く。
【0020】
打ち抜いた後にディスク基板に内部歪が残っていると、カード記録媒体に反りが発生するが、前記ディスク形状(図1に示す第3領域が肉厚形状)のディスク基板Aを用いることにより、カード記録媒体Bの反りの発生を防止できる。
【0021】
次に、二つ目の発明である前記した追記録専用タイプのカード記録媒体、及び、前記した再生専用+追記専用のハイブリットタイプのカード記録媒体を製造する方法を詳述する。
【0022】
まず、前記した一つ目の発明のカード記録媒体を加工するためのディスク基板Aの信号エリア4上を覆うように反射膜6をスパッタしないディスク基板において、グルーブトラックを形成した信号エリア4上に、有機色素を溶解した溶液を塗布装置により塗布する。ディスク中心点を中心にして回転させながら、ノズル先端より前記溶液をグルーブトラックの最内周より半径2mm以上さらに内側で、直径38mm外側の範囲位置に滴下し、遠心力により信号エリア4の全面に前記溶液を拡張して塗布する。
【0023】
これに続けて、塗膜が乾燥する前にエチルアルコール又はジアセトンアルコールの溶剤を、前記ディスク基板Aの直径56mmの位置に滴下し続けて、カードに打ち抜いた時点のカード端面から0.5mm内側位置まで、前記ノズルを内周に移動させながら前記溶剤を滴下し続けて、有機色素を溶解除去する。この後、溶剤の滴下を停止する。有機色素及び溶剤を乾燥させた後に前記ディスク基板Aの回転を停止し装置から取り出す。
【0024】
有機色素の塗布範囲は図4に示す範囲になる。
次に、有機色素膜5の上にAg又はAuの反射膜6をスパッタにより形成する。反射膜6は少なくとも有機色素膜5の範囲全体に亘り形成する。有機色素膜5の範囲全体に亘り反射膜6を形成するには、この範囲外のディスク表面上にマスクをしてスパッタをする。
【0025】
次に紫外線硬化樹脂をスピンコートにより反射膜6の内周端より1mm内周位置から外側全面に塗布し紫外線ランプにより樹脂を硬化し保護膜7を形成する。
次に紫外線硬化インキを用いて、シルク印刷やオフセット印刷などの方法により絵柄などをカードの範囲(図2に網線で示す印刷範囲)に印刷し、紫外線ランプにより硬化させて印刷膜8を形成する。この印刷の際にカード範囲外に打ち抜き時の位置合わせマーク9を同時に印刷する。
【0026】
次に位置合わせマーク9を基準にしてカード形状打ち抜き機に位置合わせし、打ち抜く。前記方法にて製造した前記追記専用タイプのカード記録媒体及び前記ハイブリットタイプのカード記録媒体(図5、図6)は、内部歪の残留を押さえられるため反りの発生がなく、又、カードに打ち抜いた状態で、端面に色素膜5及び反射膜6の露出がないため時間経過による劣化を防止し良好なカード記録媒体を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明は、直径120mmのCDを製造するための製造設備を用いて、情報の記録及び/又は再生が可能なカード型情報記録媒体を構成する基板を作成するためのディスク基板を射出成形して、前記CDを構成するCD基板と略同一の直径及び略同一径の中心孔を有し、かつ光入射面には前記中心孔を中心として第1領域、第2領域、第3領域を同心円状に順次形成し、かつ前記第2領域の厚さが前記第1領域及び前記第3領域の各厚さよりも薄く、かつ前記第1領域が前記光入射面の反対面に形成されている信号面を内包するように前記光入射面に形成されている前記ディスク基板を得ることによって、前記ディスク基板を製造するための製造設備を新造する必要が全くなく、現行のCD製造設備に取付けられているCD基板成形のための一対の成形用金型に換えて、前記ディスク基板成形のための一対の成形用金型を取付けてこれを射出成形用に用いれば良いカード型情報記録媒体の製造方法を提供することができる。
また、前記した構成に加えて、前記信号面上に少なくとも反射膜、保護膜を順次積層形成し、かつ前記信号面以外の前記反対面上に打ち抜き用の位置合わせマークを形成することによって、CD基板上に反射膜、保護膜、印刷膜を積層するための現行のCD製造設備をそのまま用いて、前記ディスク基板上に反射膜、保護膜,印刷膜を積層すると共に打ち抜き用の位置合わせマークをも形成することができるカード型情報記録媒体の製造方法を提供することができる。
さらに、前記した構成に加えて、前記位置合わせマークを用いて打ち抜き位置を特定し、前記ディスク基板を所定のカード形状に打ち抜く際に、前記カード形状の少なくとも2辺が前記第2領域内に収まるように打ち抜くことにより、この積層状態のディスク基板を所定の大きさでカード形状に打ち抜くための打抜設備を追加するのみで、カード型情報記録媒体を製造できるから、この結果,カード型情報記録媒体を製造するためのディスク基板の製造コストを大幅に低減でき、また反りや打抜き歪の少ない良好なカード型情報記録媒体を製造することができるカード型情報記録媒体の製造方法を提供することができる。
さらにまた、追記機能を有する前記カード型情報記録媒体を製造する場合には、前記信号面の最内周部から内周側に所定距離離間した位置から前記信号面を経て前記信号面の最外周部から外周側に所定距離離間した位置に亘る塗布範囲に、前記有機色素膜を塗布形成し、前記有機色素膜を形成した前記ディスク基板を所定のカード形状に打ち抜いた際に、前記カード形状の端面に前記塗布範囲の一部が露出しないように前記端面から所定距離範囲内の前記有機色素膜を除去し、前記端面から所定距離範囲内の前記有機色素膜を除去した後の前記ディスク基板の前記有機色素膜上に、反射膜、保護膜を順次積層形成し、かつ前記信号面以外の前記反対面上に打ち抜き用の位置合わせマークを形成したから、再生専用部分と追記部分とを領域分けしたいわゆるハイブリットタイプのカード型情報記録媒体を製造しても、時間経過による劣化が少ない高品質なカード型情報記録媒体を製造するカード型情報記録媒体の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード型情報記録媒体の製造方法を用いて製造したディスク基板の光入射面を示す図である。
【図2】本発明のカード型情報記録媒体の製造方法を用いて製造したディスク基板の光入射面とは反対側の面を示す図である。
【図3】射出成形直後のディスク基板の縦断面図である。
【図4】信号面上に各層を積層した状態のディスク基板の縦断面図である。
【図5】ディスク基板を打抜いて形成されたカード型情報記録媒体の光入射面を示す図である。
【図6】カード型情報記録媒体の縦断面図である。
【符号の説明】
1 光透過性基板(基板)
1a 内周部(第1領域)
1b 中周部(第2領域)
1c 外周部(第3領域)
3 中心孔
4 (信号面)信号エリア
4a 最内周部
4b 最外周部
5 有機色素膜、色素膜
6 反射膜
7 保護膜
8 印刷膜
9 位置合わせマーク
A ディスク基板
Aa 光入射面
Ab (反対面)信号面
B カード記録媒体(カード型情報記録媒体)
B1〜B4 辺,端面
d1,d2 厚さ
Claims (6)
- 直径120mmのコンパクトディスクを製造するための製造設備を用いて、情報の記録及び/又は再生が可能なカード型情報記録媒体を構成する基板を作成するためのディスク基板を射出成形して、前記コンパクトディスクを構成するコンパクトディスク基板と略同一の直径及び略同一径の中心孔を有し、かつ光入射面には前記中心孔を中心として第1領域、第2領域、第3領域を同心円状に順次形成し、かつ前記第2領域の厚さが前記第1領域及び前記第3領域の各厚さよりも薄く、かつ前記第1領域が前記光入射面の反対面に形成されている信号面を内包するように前記光入射面に形成されている前記ディスク基板を得、
前記信号面上に少なくとも反射膜、保護膜を順次積層形成し、かつ前記信号面以外の前記反対面上に打ち抜き用の位置合わせマークを形成し、
前記位置合わせマークを用いて打ち抜き位置を特定し、前記ディスク基板を所定のカード形状に打ち抜く際に、前記カード形状の少なくとも2辺が前記第2領域内に収まるように打ち抜くことにより、前記カード型情報記録媒体を製造することを特徴とするカード型情報記録媒体の製造方法。 - 直径120mmのコンパクトディスクを製造するための製造設備を用いて、情報の記録再生が可能なカード型情報記録媒体を構成する基板を作成するためのディスク基板を射出成形して、前記コンパクトディスクを構成するコンパクトディスク基板と略同一の直径及び略同一径の中心孔を有し、かつ光入射面には前記中心孔を中心として第1領域、第2領域、第3領域を同心円状に順次形成し、かつ前記第2領域の厚さが前記第1領域及び前記第3領域の各厚さよりも薄く、かつ前記第1領域が前記光入射面の反対面に形成されている信号面を内包するように前記光入射面に形成されている前記ディスク基板を得、
前記信号面の最内周部から内周側に所定距離離間した位置から前記信号面を経て前記信号面の最外周部から外周側に所定距離離間した位置に亘る塗布範囲に、前記有機色素膜を塗布形成し、
前記有機色素膜を形成した前記ディスク基板を所定のカード形状に打ち抜いた際に、前記カード形状の端面に前記塗布範囲の一部が露出しないように前記端面から所定距離範囲内の前記有機色素膜を除去し、
前記端面から所定距離範囲内の前記有機色素膜を除去した後の前記ディスク基板の前記有機色素膜上に、反射膜、保護膜を順次積層形成し、かつ前記信号面以外の前記反対面上に打ち抜き用の位置合わせマークを形成し、
前記位置合わせマークを用いて打ち抜き位置を特定し、前記ディスク基板を所定のカード形状に打ち抜く際に、前記カード形状の少なくとも2辺が前記第2領域内に収まるように打ち抜くことにより、前記カード型情報記録媒体を製造することを特徴とするカード型情報記録媒体の製造方法。 - 請求項2記載のカード型情報記録媒体の製造方法であって、
前記有機色素膜の前記塗布範囲の最内周部の位置は、前記信号面の最内周部から内周側へ略2mm離間した位置にあり、
前記カード形状の前記端面から前記有機色素膜を除去する範囲は、前記端面から略0.5〜略1.0mmであることを特徴とするカード型情報記録媒体の製造方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載のカード型情報記録媒体の製造方法であって、
前記中心孔を中心として同心円状に順次形成された前記第1領域、前記第2領域、前記第3領域の各最大直径及び各厚さはそれぞれ、
前記第1領域の最大直径が略80mm、その厚さは略1.2mm、
前記第2領域の最大直径が略100mm、その厚さは略0.4〜略0.8mm、
前記第3領域の最大直径が略120mm、その厚さは略1.2mm
としたことを特徴とするカード型情報記録媒体の製造方法。 - 直径120mmのコンパクトディスクを製造するための製造設備を用いて、情報の記録及び/又は再生が可能なカード型情報記録媒体を構成する基板を作成するためのディスク基板を射出成形して、前記コンパクトディスクを構成するコンパクトディスク基板と略同一の直径及び略同一径の中心孔を有し、かつ光入射面には前記中心孔を中心として第1領域、第2領域、第3領域を同心円状に順次形成し、かつ前記第2領域の厚さが前記第1領域及び前記第3領域の各厚さよりも薄く、かつ前記第1領域が前記光入射面の反対面に形成されている信号面を内包するように前記光入射面に形成されている前記ディスク基板を得る射出成形手段と、
前記信号面上に少なくとも反射膜、保護膜を順次積層形成し、かつ前記信号面以外の前記反対面上に打ち抜き用の位置合わせマークを形成する積層形成手段と、
前記位置合わせマークを用いて打ち抜き位置を特定し、前記ディスク基板を所定のカード形状に打ち抜く際に、前記カード形状の少なくとも2辺が前記第2領域内に収まるように打ち抜く打抜手段とを具備することにより、前記カード型情報記録媒体を製造することを特徴とするカード型情報記録媒体の製造装置。 - 直径120mmのコンパクトディスクを製造するための製造設備を用いて、情報の記録再生が可能なカード型情報記録媒体を構成する基板を作成するためのディスク基板を射出成形して、前記コンパクトディスクを構成するコンパクトディスク基板と略同一の直径及び略同一径の中心孔を有し、かつ光入射面には前記中心孔を中心として第1領域、第2領域、第3領域を同心円状に順次形成し、かつ前記第2領域の厚さが前記第1領域及び前記第3領域の各厚さよりも薄く、かつ前記第1領域が前記光入射面の反対面に形成されている信号面を内包するように前記光入射面に形成されている前記ディスク基板を得る射出成形手段と、
前記信号面の最内周部から内周側に所定距離離間した位置から前記信号面を経て前記信号面の最外周部から外周側に所定距離離間した位置に亘る塗布範囲に、前記有機色素膜を塗布形成する有機色素膜形成手段と、
前記有機色素膜を形成した前記ディスク基板を所定のカード形状に打ち抜いた際に、前記カード形状の端面に前記塗布範囲の一部が露出しないように前記端面から所定距離範囲内の前記有機色素膜を除去する有機色素膜部分除去手段と、
前記端面から所定距離範囲内の前記有機色素膜を除去した後の前記ディスク基板の前記有機色素膜上に、反射膜、保護膜を順次積層形成し、かつ前記信号面以外の前記反対面上に打ち抜き用の位置合わせマークを形成する積層形成手段と、
前記位置合わせマークを用いて打ち抜き位置を特定し、前記ディスク基板を所定のカード形状に打ち抜く際に、前記カード形状の少なくとも2辺が前記第2領域内に収まるように打ち抜く打抜手段とを具備することにより、前記カード型情報記録媒体を製造することを特徴とするカード型情報記録媒体の製造装置。
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