JP3618449B2 - プリント基板位置規正方法及び装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品をプリント基板上に装着する部品実装装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
以下、従来のプリント基板位置規正装置について図２９を参照して説明する。
【０００３】
図２９において、ＸＹテーブル１などの装着領域にプリント基板２を固定して位置規正する場合、予めプリント基板２に設けられている位置規正用基準穴３を用い、設備側がプリント基板毎の位置規正用基準穴径に合わせた位置規正用基準ピン５２をそれぞれ用意、交換し、位置規正用基準穴３に位置規正用基準ピン５２を挿入することにより位置規正が行われる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプリント基板位置規正装置では、プリント基板に設けられている位置規正用基準穴の穴径がプリント基板毎に統一されておらず、位置規正用基準穴径が多種類存在する場合には、各プリント基板の基準穴径毎に設備側がそれらの基準穴径に合った位置規正用基準ピンを用意し、プリント基板の変更にあわせ位置規正用基準ピンを交換する必要があり、交換時の時間ロスによる生産性の低下を招いている。
【０００５】
本発明は、上記課題を解決させるもので、プリント基板の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、基準ピンの交換を不要とし、または必要最小限とするプリント基板位置規正装置を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、二段、三段等の多段階の段付き位置規正用基準ピン、あるいは二段、三段等の多段階で内蔵した位置規正用基準ピンを用い、一本の位置規正用基準ピンにて数種類の穴径の位置規正用基準穴に対して位置規正を行うことができる位置規正装置である。
【０００７】
本発明は上記構成により、装着領域にプリント基板を固定し位置規正する際、プリント基板の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用基準穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換を不要、あるいは必要最小限とすることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１に記載の発明は、プリント基板の位置規正を行うプリント基板位置規正装置であって、プリント基板に設けられた位置規正用基準穴に挿入して位置規正を行う位置規正用基準ピンを備え、前記位置規正用基準ピンは、外側ピンと、外側ピンに対して同軸かつ異なる軸径を有し互いに摺動可能に嵌挿される内側ピンと、前記内側ピン及び外側ピンをそれぞれ個別に付勢する複数のバネと、を備えた複合型基準ピンであり、 この複合型基準ピンが移動し、プリント基板の位置規正用基準穴の穴径に適合するピン径のピンが位置規正用基準穴に挿入され、挿入されずに基板に当接するピンは前記バネにより移動方向の作用力を吸収される一つの複合型基準ピンにて穴系の異なる位置規正用基準穴に対して位置規正を行うプリント基板位置規正装置であり、装着領域にプリント基板を固定し位置規正する際、プリント基板の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換が不要、あるいはその交換を必要最小限となり、位置規正用基準ピンの交換による生産ロスを削減することができる。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、ピン径の異なる複合型基準ピンを複数備え、アクチュエータで必要な複合型基準ピンを基板の位置規正用基準穴の下部に移動させ、上昇させる請求項１記載のプリント基板位置規正装置であって、請求項１の発明と同様に位置規正用穴径が変わる毎に位置規正用基準ピンの交換を不要、あるいはその交換を必要最小限とし、生産ロスを削減することができるものである。
【００１３】
また、用意している複合型基準ピンの中から必要な基準ピンをアクチュエータ等にて所定の位置に移動させ、プリント基板の位置規正用基準穴に位置規正用基準ピンを挿入させることで、位置規正用基準ピンの交換を自動化でき、交換に要する時間を減少し、生産ロスを削減することができるものである。
【００１６】
いずれも、位置規正用穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換が不要、あるいは必要最小限とするとともに、これを複数本用意し、その中から必要な位置規正用基準ピンを自動的に交換することにより、多種類の基準穴径に対応でき、かつ位置規正用基準ピンの交換による生産ロスを削減することができるものである。
（実施の形態１）
以下本発明の第１の実施例について図を参照しながら説明する。
【００１７】
図１に示すように、装着領域に於いては通常ＸＹテーブル１等の装置により、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３に対し、位置規正用基準ピンを位置を調整し挿入し、プリント基板２を固定及び位置規正し、装着用の装置４を用い各所定の装着動作を行う。
【００１８】
図２は、二段付き位置規正用基準ピン５の外観図、また図３は、ＸＹテーブル１にて二段付き位置規正用基準ピン５を用いた場合のプリント基板２の位置規正状態を示す平面図、図４、５、７は、図３の状態をＸ方向より見たときの動作を示す側面図である。
【００１９】
仮に、位置規正用基準穴３の穴径がＡ、Ｂ二種類のプリント基板が存在する時、図４は、穴径Ａの位置規正状態を示し、図５は、穴径Ｂの位置規正状態を示す。また、プリント基板の穴径をそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、それらに合わせた位置規正用ピンの軸径をそれぞれ軸径Ａ、軸径Ｂとする。
【００２０】
図４では、位置規正用基準ピン５はシリンダー６により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入される。軸径Ａの上段部はプリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正するが、軸径Ｂの下段部はプリント基板２の位置規正用基準穴３には挿入できないため、バネ７によってシリンダー６による力は吸収される。
【００２１】
図５では、軸径Ｂの下段部がプリント基板２の位置規正用基準穴に挿入され位置規正する。
【００２２】
また、位置規正用基準穴径が三種類の場合は、図６に示すような三段付き位置規正用基準ピン８が用いられ、図７のような位置規正状態となる。つまり、可能な限り穴径の必要数の多段ピンにすることにより、装着領域にプリント基板２を固定し位置規正する際、プリント基板２の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換を不要、あるいは必要最小限とすることができる。
（実施の形態２）
次に、第２の実施例について図を参照しながら説明する。
【００２３】
図１に示すように、装着領域に於いては通常ＸＹテーブル１等の装置により、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３に位置規正用基準ピンを挿入し、プリント基板２を固定及び位置規正し、装着用の装置４を用い各所定の装着動作を行う。
【００２４】
図８は、二種類の異径穴用複合型基準ピン９の外観図で、外側ピンに内側ピンが嵌挿されて構成されている。また図９は、ＸＹテーブル１にて位置規正用複合型基準ピン９を用いた場合のプリント基板２の位置規正状態を示す平面図、図１０、１１、１３は、図９の状態をＸ方向より見たときの動作を示す側面図である。
【００２５】
仮に、位置規正用基準穴３の穴径Ａ、Ｂ二種類のプリント基板が存在する時、図１０は穴径Ａの位置規正状態を示し、図１１は穴径Ｂの位置規正状態を示す。また、プリント基板の穴径をそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、それらに合わせた位置規正用基準ピン２の軸径をそれぞれ軸径Ａ、軸径Ｂとする。
【００２６】
図１０では、位置規正用基準ピン９がシリンダー１０により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入される。軸径Ａの内側ピン１１はプリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正するが、軸径Ｂの外側ピン１２はプリント基板２の位置規正用基準穴３には挿入できないため、バネ１３によってシリンダー１０による力は吸収される。
【００２７】
図１１では、軸径Ｂの外側ピン１２がプリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正する。
【００２８】
また、位置規正用基準穴径が三種類の場合は、図１２に示すように、外側ピン１４に２本の位置規正用基準ピンの内側ピン１５、１６が嵌挿されている。これら三本の位置規正用基準ピンを位置規正用基準穴３に挿入する時において、位置規正用基準ピンに負荷が掛かった場合に、シリンダー１０による力を吸収するバネ１７、１８、１９を有している。図１３にはこの位置規正用基準ピンによる位置規正状態が示されている。つまり、可能な限りの異径ピンを内蔵した複合型基準ピンを用いることにより、装着領域にプリント基板２を固定し位置規正する際、プリント基板２の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の基準ピンの交換を不要、あるいは必要最小限とすることができる。
（実施の形態３）
次に、第３の実施例について図を参照しながら説明する。
【００２９】
図１に示すように、装着領域に於いては通常ＸＹテーブル１等の装置により、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３に位置規正用基準ピンを挿入し、プリント基板２を固定及び位置規正し、装着用の装置４を用い各所定の装着動作を行う。
【００３０】
図１４、１５、１６は、図１の状態をＹ方向より見たときの動作を示す断面図である。
【００３１】
仮に、位置規正用基準穴の穴径Ａ、Ｂ二種類のプリント基板２が存在する時、図１４は穴径Ａの位置規正状態を示し、図１５は穴径Ｂの位置規正状態を示す。また、プリント基板２の穴径をそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、それらに合わせた位置規正用基準ピンの軸径をそれぞれ軸径Ａ、軸径Ｂとする。
【００３２】
図１４、１５で示すように、プリント基板２毎に必要な位置規正用基準ピン２０、２１が、モータ２２によりボールネジ２３を回転させナット２４を介して選択される。
【００３３】
そして、軸径Ａの位置規正用基準ピン２０を選択した場合、図１４で示すように、シリンダー２５によって位置規正用基準ピン２０を上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入する。軸径Ｂの位置規正用基準ピン２１を選択した場合も、上記と同様の動作によって位置規正を行い、図１５に示す状態となる。
【００３４】
また、穴径が三種類の場合は、図１６のような構成及び規正状態となる。つまり、可能な限り穴径の必要数の異径ピンを用意することにより、装着領域にプリント基板２を固定し位置規正する際、プリント基板２の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換が不要となる。
（実施の形態４）
次に、第４の実施例について図を参照しながら説明する。
【００３５】
図１に示すように、装着領域に於いては通常ＸＹテーブル１等の装置により、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３に位置規正用基準ピンを挿入し、プリント基板２を固定及び位置規正し、装着用の装置４を用い各所定の装着動作を行う。
【００３６】
図１７、１８、１９は、図１の状態をＹ方向より見たときの動作を示す断面図である。
【００３７】
仮に、位置規正用基準穴の穴径Ａ、Ｂ、Ｃ三種類のプリント基板が存在する時、図１７、１８、１９はそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、穴径Ｃの位置規正状態を示す。また、プリント基板２の位置規正用基準穴径をそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、穴径Ｃ、それらに合わせた位置規正用ピンの軸径をそれぞれ軸径Ａ、軸径Ｂ、軸径Ｃとする。
【００３８】
図１７、１８、１９で示すように、プリント基板毎に必要な二段付き位置規正用基準ピン２６、２７が、モータ２８によりボールネジ２９を回転させ、ナット３０を介して選択される。
【００３９】
この時、位置規正用基準ピン２６、２７は、バネ３１により下降している。
【００４０】
そして、位置規正用基準ピン２６、２７をシリンダー３２により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入する。
【００４１】
図１７では、図２０の形状をした二段付き位置規正用基準ピン２６がシリンダー３２により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入される。軸径Ａの上段部は挿入され位置規正し、軸径Ｂの下段部はプリント基板２の位置規正用基準穴３には挿入できないため、バネ３３によってシリンダー３２による力は吸収される。
【００４２】
図１８では、軸径Ｂの下段部がプリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正する。
【００４３】
図１９では、軸径Ｃに対応した位置規正用基準ピン２７を上記の動作にて選択し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正する。
【００４４】
また、図２１のような三段付き位置規正用基準ピン３４を用いると、図２２のような規正状態となる。この場合では六種類の異径穴に対応可能となる。つまり、可能な限り、穴径の必要数の多段ピンを多数用意し、アクチュエータにより選択させることにより、装着領域にプリント基板２を固定し位置規正する際、プリント基板２の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の基準ピンの交換が不要となる。
（実施の形態５）
次に、第５の実施例について図を参照しながら説明する。
【００４５】
図１に示すように、装着領域に於いては通常ＸＹテーブル１等の装置により、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３に位置規正用基準ピンを挿入し、プリント基板２を固定及び位置規正し、装着用の装置４を用い各所定の装着動作を行う。
【００４６】
図２３、２４、２５は、図１の状態を正面より見たときの動作を示す断面図である。
【００４７】
仮に、位置規正用基準穴の穴径Ａ、Ｂ、Ｃ三種類のプリント基板が存在する時、図２３、２４、２５はそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、穴径Ｃの位置規正状態を示す。また、プリント基板２の位置規正用穴径をそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、穴径Ｃ、それらに合わせた位置規正用ピンの軸径をそれぞれ軸径Ａ、軸径Ｂ、軸径Ｃとする。
【００４８】
図２３、２４、２５で示すように、プリント基板毎に必要な二種類の異径穴用複合型基準ピン３５、３６が、モータ３７によりボールネジ３８を回転させ、ナット３９を介して選択される。
【００４９】
この時、二種類の異径穴用複合型基準ピン３５、３６は、バネ４０により下降している。
【００５０】
そして、この基準ピン３５、３６をシリンダー４１により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に軸径Ｃの内側ピン４５を挿入する。
【００５１】
図２３では、図２６の形状をした三種類の異径穴用複合型基準ピン３５がシリンダー４１により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入される。軸径Ａの内側ピン４２は挿入され位置規正し、軸径Ｂの外側ピン４３はプリント基板２の位置規正用基準穴３には挿入できないため、バネ４４によってシリンダー４１による力は吸収される。
【００５２】
図２４では、軸径Ｂの外側ピン４３がプリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正する。
【００５３】
図２５では、軸径Ｃに対応する位置規正用基準ピン３６を上記の動作にて選択し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正する。
【００５４】
また、図２７のような形状の位置規正用基準ピン４６では、外側ピン４７に内蔵された位置規正用基準ピンが二本になり、内側ピン４８、４９となる。この内、外側ピン４７は、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３が内側ピン４８に対応している場合、位置規正用基準穴３に挿入不可能なため、シリンダー４１による力を吸収するバネ５０を有しており、また内側ピン４８もプリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３が内側ピン４９に対応している場合、位置規正用基準穴３に挿入不可能なためシリンダー４１による力を吸収するバネ５１を有している。この位置規正用基準ピンを用いた場合は、図２８のような規正状態となる。この場合では六種類の異径穴に対応可能となる。つまり、可能な限り穴径の必要数の異径ピン内蔵の複合型基準ピンを多数用意し、アクチュエータにより選択させることにより、装着領域にプリント基板２を固定し位置規正する際、プリント基板２の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の基準ピンの交換が不要となる。
【００５５】
【発明の効果】
以上のように本発明は、装着領域にプリント基板を固定し位置規正する際、プリント基板の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換が不要、あるいは必要最小限となり、位置規正用基準ピンの交換による生産ロスを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ＸＹテーブルでのプリント基板位置規正状態と装着装置の斜視図である。
【図２】この発明の実施例１における二段付き位置規正用基準ピンの外観図である。
【図３】この発明の実施例１におけるＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正状態の平面図である。
【図４】この発明の実施例１における二段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図５】この発明の実施例１における二段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図６】この発明の実施例１における二段付き位置規正用基準ピンの外観図である。
【図７】この発明の実施例１における三段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図８】この発明の実施例２における二種類の異径穴用複合形基準ピンの構造の説明図である。
【図９】この発明の実施例２におけるＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正状態の平面図である。
【図１０】この発明の実施例２における二種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１１】この発明の実施例２における二種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１２】この発明の実施例２における三種類の異径穴用複合形基準ピンの構造説明図である。
【図１３】この発明の実施例２における三種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１４】この発明の実施例３におけるプリント基板の位置規正用基準穴が二種類の場合のＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１５】この発明の実施例３におけるプリント基板の位置規正用基準穴が二種類の場合のＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１６】この発明の実施例３におけるプリント基板の位置規正用基準穴が三種類の場合のＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１７】この発明の実施例４における二段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１８】この発明の実施例４における二段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１９】この発明の実施例４における二段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図２０】この発明の実施例４における二段付き位置規正用基準ピンの外観図である。
【図２１】この発明の実施例４における二段付き位置規正用基準ピンの外観図である。
【図２２】この発明の実施例４における三段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図２３】この発明の実施例５における二種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図２４】この発明の実施例５における二種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図。
【図２５】この発明の実施例５における二種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図２６】この発明の実施例５における二種類の異径穴用複合形基準ピンの構造の説明図である。
【図２７】この発明の実施例５における三種類の異径穴用複合形基準ピンの構造説明図である。
【図２８】この発明の実施例５における三種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図２９】従来のＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の説明図である。
【符号の説明】
１ ＸＹテーブル
２ プリント基板
３ 位置規正用基準穴
４ 装着用の装置
５ 二段付き位置規正用基準ピン
６ シリンダー
７ バネ
８ 三段付き位置規正用基準ピン
９ 二種類の異径穴用複合型基準ピン
１０ シリンダー
１１ 内側ピン
１２ 外側ピン
１３ バネ
１４ 外側ピン
１５ 内側ピン
１６ 内側ピン
１７ バネ
１８ バネ
１９ バネ
２０ 位置規正用基準ピン
２１ 位置規正用基準ピン
２２ モータ
２３ ボールネジ
２４ ナット
２５ シリンダー
２６ 二段付き位置規正用基準ピン
２７ 二段付き位置規正用基準ピン
２８ モータ
２９ ボールネジ
３０ ナット
３１ バネ
３２ シリンダー
３３ バネ
３４ 三段付き位置規正用ピン
３５ 二種類の異径穴用複合型基準ピン
３６ 二種類の異径穴用複合型基準ピン
３７ モータ
３８ ボールネジ
３９ ナット
４０ バネ
４１ シリンダー
４２ 内側ピン
４３ 外側ピン
４４ バネ
４５ 内側ピン
４６ 三種類の異径穴用複合型基準ピン
４７ 外側ピン
４８ 内側ピン
４９ 内側ピン
５０ バネ
５１ バネ
５２ 位置規正用基準ピン
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品をプリント基板上に装着する部品実装装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
以下、従来のプリント基板位置規正装置について図２９を参照して説明する。
【０００３】
図２９において、ＸＹテーブル１などの装着領域にプリント基板２を固定して位置規正する場合、予めプリント基板２に設けられている位置規正用基準穴３を用い、設備側がプリント基板毎の位置規正用基準穴径に合わせた位置規正用基準ピン５２をそれぞれ用意、交換し、位置規正用基準穴３に位置規正用基準ピン５２を挿入することにより位置規正が行われる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプリント基板位置規正装置では、プリント基板に設けられている位置規正用基準穴の穴径がプリント基板毎に統一されておらず、位置規正用基準穴径が多種類存在する場合には、各プリント基板の基準穴径毎に設備側がそれらの基準穴径に合った位置規正用基準ピンを用意し、プリント基板の変更にあわせ位置規正用基準ピンを交換する必要があり、交換時の時間ロスによる生産性の低下を招いている。
【０００５】
本発明は、上記課題を解決させるもので、プリント基板の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、基準ピンの交換を不要とし、または必要最小限とするプリント基板位置規正装置を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、二段、三段等の多段階の段付き位置規正用基準ピン、あるいは二段、三段等の多段階で内蔵した位置規正用基準ピンを用い、一本の位置規正用基準ピンにて数種類の穴径の位置規正用基準穴に対して位置規正を行うことができる位置規正装置である。
【０００７】
本発明は上記構成により、装着領域にプリント基板を固定し位置規正する際、プリント基板の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用基準穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換を不要、あるいは必要最小限とすることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１に記載の発明は、プリント基板の位置規正を行うプリント基板位置規正装置であって、プリント基板に設けられた位置規正用基準穴に挿入して位置規正を行う位置規正用基準ピンを備え、前記位置規正用基準ピンは、外側ピンと、外側ピンに対して同軸かつ異なる軸径を有し互いに摺動可能に嵌挿される内側ピンと、前記内側ピン及び外側ピンをそれぞれ個別に付勢する複数のバネと、を備えた複合型基準ピンであり、 この複合型基準ピンが移動し、プリント基板の位置規正用基準穴の穴径に適合するピン径のピンが位置規正用基準穴に挿入され、挿入されずに基板に当接するピンは前記バネにより移動方向の作用力を吸収される一つの複合型基準ピンにて穴系の異なる位置規正用基準穴に対して位置規正を行うプリント基板位置規正装置であり、装着領域にプリント基板を固定し位置規正する際、プリント基板の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換が不要、あるいはその交換を必要最小限となり、位置規正用基準ピンの交換による生産ロスを削減することができる。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、ピン径の異なる複合型基準ピンを複数備え、アクチュエータで必要な複合型基準ピンを基板の位置規正用基準穴の下部に移動させ、上昇させる請求項１記載のプリント基板位置規正装置であって、請求項１の発明と同様に位置規正用穴径が変わる毎に位置規正用基準ピンの交換を不要、あるいはその交換を必要最小限とし、生産ロスを削減することができるものである。
【００１３】
また、用意している複合型基準ピンの中から必要な基準ピンをアクチュエータ等にて所定の位置に移動させ、プリント基板の位置規正用基準穴に位置規正用基準ピンを挿入させることで、位置規正用基準ピンの交換を自動化でき、交換に要する時間を減少し、生産ロスを削減することができるものである。
【００１６】
いずれも、位置規正用穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換が不要、あるいは必要最小限とするとともに、これを複数本用意し、その中から必要な位置規正用基準ピンを自動的に交換することにより、多種類の基準穴径に対応でき、かつ位置規正用基準ピンの交換による生産ロスを削減することができるものである。
（実施の形態１）
以下本発明の第１の実施例について図を参照しながら説明する。
【００１７】
図１に示すように、装着領域に於いては通常ＸＹテーブル１等の装置により、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３に対し、位置規正用基準ピンを位置を調整し挿入し、プリント基板２を固定及び位置規正し、装着用の装置４を用い各所定の装着動作を行う。
【００１８】
図２は、二段付き位置規正用基準ピン５の外観図、また図３は、ＸＹテーブル１にて二段付き位置規正用基準ピン５を用いた場合のプリント基板２の位置規正状態を示す平面図、図４、５、７は、図３の状態をＸ方向より見たときの動作を示す側面図である。
【００１９】
仮に、位置規正用基準穴３の穴径がＡ、Ｂ二種類のプリント基板が存在する時、図４は、穴径Ａの位置規正状態を示し、図５は、穴径Ｂの位置規正状態を示す。また、プリント基板の穴径をそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、それらに合わせた位置規正用ピンの軸径をそれぞれ軸径Ａ、軸径Ｂとする。
【００２０】
図４では、位置規正用基準ピン５はシリンダー６により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入される。軸径Ａの上段部はプリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正するが、軸径Ｂの下段部はプリント基板２の位置規正用基準穴３には挿入できないため、バネ７によってシリンダー６による力は吸収される。
【００２１】
図５では、軸径Ｂの下段部がプリント基板２の位置規正用基準穴に挿入され位置規正する。
【００２２】
また、位置規正用基準穴径が三種類の場合は、図６に示すような三段付き位置規正用基準ピン８が用いられ、図７のような位置規正状態となる。つまり、可能な限り穴径の必要数の多段ピンにすることにより、装着領域にプリント基板２を固定し位置規正する際、プリント基板２の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換を不要、あるいは必要最小限とすることができる。
（実施の形態２）
次に、第２の実施例について図を参照しながら説明する。
【００２３】
図１に示すように、装着領域に於いては通常ＸＹテーブル１等の装置により、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３に位置規正用基準ピンを挿入し、プリント基板２を固定及び位置規正し、装着用の装置４を用い各所定の装着動作を行う。
【００２４】
図８は、二種類の異径穴用複合型基準ピン９の外観図で、外側ピンに内側ピンが嵌挿されて構成されている。また図９は、ＸＹテーブル１にて位置規正用複合型基準ピン９を用いた場合のプリント基板２の位置規正状態を示す平面図、図１０、１１、１３は、図９の状態をＸ方向より見たときの動作を示す側面図である。
【００２５】
仮に、位置規正用基準穴３の穴径Ａ、Ｂ二種類のプリント基板が存在する時、図１０は穴径Ａの位置規正状態を示し、図１１は穴径Ｂの位置規正状態を示す。また、プリント基板の穴径をそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、それらに合わせた位置規正用基準ピン２の軸径をそれぞれ軸径Ａ、軸径Ｂとする。
【００２６】
図１０では、位置規正用基準ピン９がシリンダー１０により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入される。軸径Ａの内側ピン１１はプリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正するが、軸径Ｂの外側ピン１２はプリント基板２の位置規正用基準穴３には挿入できないため、バネ１３によってシリンダー１０による力は吸収される。
【００２７】
図１１では、軸径Ｂの外側ピン１２がプリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正する。
【００２８】
また、位置規正用基準穴径が三種類の場合は、図１２に示すように、外側ピン１４に２本の位置規正用基準ピンの内側ピン１５、１６が嵌挿されている。これら三本の位置規正用基準ピンを位置規正用基準穴３に挿入する時において、位置規正用基準ピンに負荷が掛かった場合に、シリンダー１０による力を吸収するバネ１７、１８、１９を有している。図１３にはこの位置規正用基準ピンによる位置規正状態が示されている。つまり、可能な限りの異径ピンを内蔵した複合型基準ピンを用いることにより、装着領域にプリント基板２を固定し位置規正する際、プリント基板２の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の基準ピンの交換を不要、あるいは必要最小限とすることができる。
（実施の形態３）
次に、第３の実施例について図を参照しながら説明する。
【００２９】
図１に示すように、装着領域に於いては通常ＸＹテーブル１等の装置により、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３に位置規正用基準ピンを挿入し、プリント基板２を固定及び位置規正し、装着用の装置４を用い各所定の装着動作を行う。
【００３０】
図１４、１５、１６は、図１の状態をＹ方向より見たときの動作を示す断面図である。
【００３１】
仮に、位置規正用基準穴の穴径Ａ、Ｂ二種類のプリント基板２が存在する時、図１４は穴径Ａの位置規正状態を示し、図１５は穴径Ｂの位置規正状態を示す。また、プリント基板２の穴径をそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、それらに合わせた位置規正用基準ピンの軸径をそれぞれ軸径Ａ、軸径Ｂとする。
【００３２】
図１４、１５で示すように、プリント基板２毎に必要な位置規正用基準ピン２０、２１が、モータ２２によりボールネジ２３を回転させナット２４を介して選択される。
【００３３】
そして、軸径Ａの位置規正用基準ピン２０を選択した場合、図１４で示すように、シリンダー２５によって位置規正用基準ピン２０を上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入する。軸径Ｂの位置規正用基準ピン２１を選択した場合も、上記と同様の動作によって位置規正を行い、図１５に示す状態となる。
【００３４】
また、穴径が三種類の場合は、図１６のような構成及び規正状態となる。つまり、可能な限り穴径の必要数の異径ピンを用意することにより、装着領域にプリント基板２を固定し位置規正する際、プリント基板２の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換が不要となる。
（実施の形態４）
次に、第４の実施例について図を参照しながら説明する。
【００３５】
図１に示すように、装着領域に於いては通常ＸＹテーブル１等の装置により、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３に位置規正用基準ピンを挿入し、プリント基板２を固定及び位置規正し、装着用の装置４を用い各所定の装着動作を行う。
【００３６】
図１７、１８、１９は、図１の状態をＹ方向より見たときの動作を示す断面図である。
【００３７】
仮に、位置規正用基準穴の穴径Ａ、Ｂ、Ｃ三種類のプリント基板が存在する時、図１７、１８、１９はそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、穴径Ｃの位置規正状態を示す。また、プリント基板２の位置規正用基準穴径をそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、穴径Ｃ、それらに合わせた位置規正用ピンの軸径をそれぞれ軸径Ａ、軸径Ｂ、軸径Ｃとする。
【００３８】
図１７、１８、１９で示すように、プリント基板毎に必要な二段付き位置規正用基準ピン２６、２７が、モータ２８によりボールネジ２９を回転させ、ナット３０を介して選択される。
【００３９】
この時、位置規正用基準ピン２６、２７は、バネ３１により下降している。
【００４０】
そして、位置規正用基準ピン２６、２７をシリンダー３２により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入する。
【００４１】
図１７では、図２０の形状をした二段付き位置規正用基準ピン２６がシリンダー３２により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入される。軸径Ａの上段部は挿入され位置規正し、軸径Ｂの下段部はプリント基板２の位置規正用基準穴３には挿入できないため、バネ３３によってシリンダー３２による力は吸収される。
【００４２】
図１８では、軸径Ｂの下段部がプリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正する。
【００４３】
図１９では、軸径Ｃに対応した位置規正用基準ピン２７を上記の動作にて選択し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正する。
【００４４】
また、図２１のような三段付き位置規正用基準ピン３４を用いると、図２２のような規正状態となる。この場合では六種類の異径穴に対応可能となる。つまり、可能な限り、穴径の必要数の多段ピンを多数用意し、アクチュエータにより選択させることにより、装着領域にプリント基板２を固定し位置規正する際、プリント基板２の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の基準ピンの交換が不要となる。
（実施の形態５）
次に、第５の実施例について図を参照しながら説明する。
【００４５】
図１に示すように、装着領域に於いては通常ＸＹテーブル１等の装置により、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３に位置規正用基準ピンを挿入し、プリント基板２を固定及び位置規正し、装着用の装置４を用い各所定の装着動作を行う。
【００４６】
図２３、２４、２５は、図１の状態を正面より見たときの動作を示す断面図である。
【００４７】
仮に、位置規正用基準穴の穴径Ａ、Ｂ、Ｃ三種類のプリント基板が存在する時、図２３、２４、２５はそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、穴径Ｃの位置規正状態を示す。また、プリント基板２の位置規正用穴径をそれぞれ穴径Ａ、穴径Ｂ、穴径Ｃ、それらに合わせた位置規正用ピンの軸径をそれぞれ軸径Ａ、軸径Ｂ、軸径Ｃとする。
【００４８】
図２３、２４、２５で示すように、プリント基板毎に必要な二種類の異径穴用複合型基準ピン３５、３６が、モータ３７によりボールネジ３８を回転させ、ナット３９を介して選択される。
【００４９】
この時、二種類の異径穴用複合型基準ピン３５、３６は、バネ４０により下降している。
【００５０】
そして、この基準ピン３５、３６をシリンダー４１により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に軸径Ｃの内側ピン４５を挿入する。
【００５１】
図２３では、図２６の形状をした三種類の異径穴用複合型基準ピン３５がシリンダー４１により上昇し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入される。軸径Ａの内側ピン４２は挿入され位置規正し、軸径Ｂの外側ピン４３はプリント基板２の位置規正用基準穴３には挿入できないため、バネ４４によってシリンダー４１による力は吸収される。
【００５２】
図２４では、軸径Ｂの外側ピン４３がプリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正する。
【００５３】
図２５では、軸径Ｃに対応する位置規正用基準ピン３６を上記の動作にて選択し、プリント基板２の位置規正用基準穴３に挿入され位置規正する。
【００５４】
また、図２７のような形状の位置規正用基準ピン４６では、外側ピン４７に内蔵された位置規正用基準ピンが二本になり、内側ピン４８、４９となる。この内、外側ピン４７は、プリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３が内側ピン４８に対応している場合、位置規正用基準穴３に挿入不可能なため、シリンダー４１による力を吸収するバネ５０を有しており、また内側ピン４８もプリント基板２に設けられた位置規正用基準穴３が内側ピン４９に対応している場合、位置規正用基準穴３に挿入不可能なためシリンダー４１による力を吸収するバネ５１を有している。この位置規正用基準ピンを用いた場合は、図２８のような規正状態となる。この場合では六種類の異径穴に対応可能となる。つまり、可能な限り穴径の必要数の異径ピン内蔵の複合型基準ピンを多数用意し、アクチュエータにより選択させることにより、装着領域にプリント基板２を固定し位置規正する際、プリント基板２の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の基準ピンの交換が不要となる。
【００５５】
【発明の効果】
以上のように本発明は、装着領域にプリント基板を固定し位置規正する際、プリント基板の位置規正用基準穴径が多種類存在する場合でも、位置規正用穴径が変わる毎の位置規正用基準ピンの交換が不要、あるいは必要最小限となり、位置規正用基準ピンの交換による生産ロスを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ＸＹテーブルでのプリント基板位置規正状態と装着装置の斜視図である。
【図２】この発明の実施例１における二段付き位置規正用基準ピンの外観図である。
【図３】この発明の実施例１におけるＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正状態の平面図である。
【図４】この発明の実施例１における二段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図５】この発明の実施例１における二段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図６】この発明の実施例１における二段付き位置規正用基準ピンの外観図である。
【図７】この発明の実施例１における三段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図８】この発明の実施例２における二種類の異径穴用複合形基準ピンの構造の説明図である。
【図９】この発明の実施例２におけるＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正状態の平面図である。
【図１０】この発明の実施例２における二種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１１】この発明の実施例２における二種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１２】この発明の実施例２における三種類の異径穴用複合形基準ピンの構造説明図である。
【図１３】この発明の実施例２における三種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１４】この発明の実施例３におけるプリント基板の位置規正用基準穴が二種類の場合のＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１５】この発明の実施例３におけるプリント基板の位置規正用基準穴が二種類の場合のＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１６】この発明の実施例３におけるプリント基板の位置規正用基準穴が三種類の場合のＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１７】この発明の実施例４における二段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１８】この発明の実施例４における二段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図１９】この発明の実施例４における二段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図２０】この発明の実施例４における二段付き位置規正用基準ピンの外観図である。
【図２１】この発明の実施例４における二段付き位置規正用基準ピンの外観図である。
【図２２】この発明の実施例４における三段付き位置規正用基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図２３】この発明の実施例５における二種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図２４】この発明の実施例５における二種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図。
【図２５】この発明の実施例５における二種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図２６】この発明の実施例５における二種類の異径穴用複合形基準ピンの構造の説明図である。
【図２７】この発明の実施例５における三種類の異径穴用複合形基準ピンの構造説明図である。
【図２８】この発明の実施例５における三種類の異径穴用複合形基準ピンを用いたＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の動作説明図である。
【図２９】従来のＸＹテーブルでのプリント基板の位置規正の説明図である。
【符号の説明】
１ ＸＹテーブル
２ プリント基板
３ 位置規正用基準穴
４ 装着用の装置
５ 二段付き位置規正用基準ピン
６ シリンダー
７ バネ
８ 三段付き位置規正用基準ピン
９ 二種類の異径穴用複合型基準ピン
１０ シリンダー
１１ 内側ピン
１２ 外側ピン
１３ バネ
１４ 外側ピン
１５ 内側ピン
１６ 内側ピン
１７ バネ
１８ バネ
１９ バネ
２０ 位置規正用基準ピン
２１ 位置規正用基準ピン
２２ モータ
２３ ボールネジ
２４ ナット
２５ シリンダー
２６ 二段付き位置規正用基準ピン
２７ 二段付き位置規正用基準ピン
２８ モータ
２９ ボールネジ
３０ ナット
３１ バネ
３２ シリンダー
３３ バネ
３４ 三段付き位置規正用ピン
３５ 二種類の異径穴用複合型基準ピン
３６ 二種類の異径穴用複合型基準ピン
３７ モータ
３８ ボールネジ
３９ ナット
４０ バネ
４１ シリンダー
４２ 内側ピン
４３ 外側ピン
４４ バネ
４５ 内側ピン
４６ 三種類の異径穴用複合型基準ピン
４７ 外側ピン
４８ 内側ピン
４９ 内側ピン
５０ バネ
５１ バネ
５２ 位置規正用基準ピン
Claims (2)
- プリント基板の位置規正を行うプリント基板位置規正装置であって、プリント基板に設けられた位置規正用基準穴に挿入して位置規正を行う位置規正用基準ピンを備え、前記位置規正用基準ピンは、外側ピンと、外側ピンに対して同軸かつ異なる軸径を有し互いに摺動可能に嵌挿される内側ピンと、前記内側ピン及び外側ピンをそれぞれ個別に付勢する複数のバネと、を備えた複合型基準ピンであり、
この複合型基準ピンが移動し、プリント基板の位置規正用基準穴の穴径に適合するピン径のピンが位置規正用基準穴に挿入され、挿入されずに基板に当接するピンは前記バネにより移動方向の作用力を吸収される一つの複合型基準ピンにて穴系の異なる位置規正用基準穴に対して位置規正を行うプリント基板位置規正装置。 - ピン径の異なる複合型基準ピンを複数備え、アクチュエータで必要な複合型基準ピンを基板の位置規正用基準穴の下部に移動させ、上昇させる請求項１記載のプリント基板位置規正装置。
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