JP3618403B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、空気の吐出力で孔版原紙のインクを印刷用紙に移行させて印刷を行う孔版印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多枚数の印刷に適した従来の一般的な孔版印刷装置は、印刷手段の要部として、自身の中心軸線の周りに回転駆動される円筒形の版胴を備えている。版胴の周面の少なくとも一部はインク通過性の印刷領域であり、該印刷領域には製版された孔版原紙が装着される。版胴の内部にはインク供給手段があり、版胴の内周面にインクを供給する。版胴の外方にはローラ等の押圧手段が設けられ、供給された印刷用紙を版胴と押圧手段の間に挟んで孔版印刷が行われる。
【0003】
上述の基本的構成を備えた従来の孔版印刷装置において、多色印刷を行う場合には、前記版胴を印刷色ごと(フルカラーなら4色の各色ごと)に交換して一枚の印刷用紙に多色の重ね刷りを行う必要があった。即ち、各版胴には、異なる各色のインクがそれぞれ供給されるようになっており、かつ各色毎に対応して製版された孔版原紙が装着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】
前記版胴は例えば10kg程度もの重量があり、これを複数の印刷色毎に交換する作業は体力を必要とする作業であった。また、版胴を交換して行う印刷作業は、前工程で印刷されたインクが乾くのを待ってから行わなければならず、長い時間がかかった。そして、前工程で印刷されたインクが乾かないまま、次の色のインクで印刷してしまうと、前工程の色インクが次工程の異なった色のインクに転写して色が混ざってしまい、画像が非常にきたなくなってしまうという問題があった。
【0005】
特に、従来の孔版印刷装置では、インクが供給された孔版原紙に対して印刷用紙を所定の圧力で押し付け、孔版原紙の画像部から押し出されたインクを印刷用紙に転移させて印刷を行っていた。このように、従来の孔版印刷装置では、孔版原紙と印刷用紙を相当の圧力をもって接触させながら該印刷用紙を搬送するため、印刷用紙の印刷面には印刷された画像を乱す力が加わることが多く、前述した多色刷りにおける不具合もこのような理由で避けることができなかった。
【0006】
本発明は、孔版印刷において孔版原紙から印刷用紙にインクが転移する際に、印刷用紙の被印刷面になるべく不要な力が加わらないため印刷がきれいで例えば多色刷りに適した孔版印刷装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された孔版印刷装置は、画像部が穿孔された孔版原紙を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記孔版原紙の一面側からインクを供給して前記孔版原紙の画像部にインクを保持させるインク供給手段と、前記孔版原紙の他面側において印刷用紙を所定方向に搬送する用紙搬送手段と、前記孔版原紙の一面側に設けられて該孔版原紙に空気を吐出することにより前記孔版原紙の画像部に保持されたインクを前記印刷用紙に移行させる空気吐出手段と、前記保持手段に保持された前記孔版原紙の他面側に設けられて前記用紙搬送手段が搬送する印刷用紙を吸引して前記孔版原紙との間に所定の間隔を生じさせる吸引手段と、前記空気吐出手段に圧縮空気を供給すると共に前記吸引手段から空気を吸引する空気圧縮手段とを備えた孔版印刷装置において、
前記空気圧縮手段から供給された圧縮空気をパルス状にして前記空気吐出手段に供給するパルス状圧縮空気発生手段を具備している。
【0008】
請求項2に記載された孔版印刷装置は、請求項1記載の孔版印刷装置において、前記保持手段が、前記孔版原紙の一面側に接触して該孔版原紙を保持し、所定方向に移動するインク通過性の保持体を備えていることを特徴としている。
【0009】
請求項3に記載された孔版印刷装置は、請求項記載の孔版印刷装置において、前記空気吐出手段が、前記保持体の内面に接触する空気吐出孔を備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項に記載された孔版印刷装置は、請求項記載の孔版印刷装置において、前記パルス状圧縮空気発生手段が、前記空気圧縮手段の側に連通するスリットを備えた回転板と、前記回転板に接して前記空気吐出手段の側に連通するスリットを備えた固定板とを有することを特徴としている。
【0014】
請求項に記載された孔版印刷装置は、画像部が穿孔された孔版原紙を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記孔版原紙の一面側からインクを供給して前記孔版原紙の画像部にインクを保持させるインク供給手段と、前記孔版原紙の他面側において印刷用紙を所定方向に搬送する用紙搬送手段と、前記孔版原紙の一面側に設けられて該孔版原紙に空気を吐出することにより前記孔版原紙の画像部に保持されたインクを前記印刷用紙に移行させる空気吐出手段と、前記保持手段に保持された前記孔版原紙の他面側に設けられて前記用紙搬送手段が搬送する印刷用紙を吸引して前記孔版原紙との間に所定の間隔を生じさせる吸引手段と、前記空気吐出手段に圧縮空気を供給すると共に前記吸引手段から空気を吸引する空気圧縮手段と、前記空気圧縮手段から供給された圧縮空気をパルス状にして前記空気吐出手段に供給するパルス状圧縮空気発生手段とを具備する孔版印刷装置を、種類の異なるインク毎に複数台設け、これらの孔版印刷装置を印刷用紙が搬送される前記所定方向に沿って並設したことを特徴としている。
【0015】
【作用】
インク供給手段が保持体に供給したインクの一部は、保持体に保持された孔版原紙の画像部に保持される。空気吐出手段が吐出した空気は、前記孔版原紙に加わり、該孔版原紙の画像部に保持された前記インクを孔版原紙から分離する。印刷用紙は、吸引手段に吸引されて孔版原紙との間に所定の間隔を保ちながら用紙搬送手段によって搬送される。空気吐出手段による空気の吐出によって孔版原紙から離れた前記インクは、孔版原紙に対して間隔をおいた前記印刷用紙に移行し、同印刷用紙上に印刷画像を形成する。 空気圧縮手段は、吸引手段において印刷用紙を吸引している。空気圧縮手段が供給する圧縮空気は、パルス状空気発生手段において回転円盤のスリットと固定円盤のスリットが合致した時に、両スリットを通過してパルス状の圧縮空気となり、前記空気吐出手段に供給される。
【0016】
【実施例】
本発明の一実施例に係る孔版印刷装置1の構成を図1〜図7によって説明する。まず、この孔版印刷装置1の各部の構成を図3を参照して説明する。図3において、3は孔版原紙Sを保持する保持手段としての版胴を示している。該版胴3は、多孔質構造でインキ通過性の印刷領域を有する保持体としての周壁3aを備えている。周壁3aの外周面の一部には、孔版原紙Sの一端部を選択的に係止する原紙係止装置4が設けられている。版胴3は、図示されていない電動機等の駆動手段によって自身の中心軸線の周りに図にて時計廻り方向に回転駆動されるようになっている。版胴3の外周面には、その一端部を前記原紙係止装置4によって版胴3に係止された孔版原紙Sが印刷インキの粘性によって巻付け装着されるようになっている。
【0017】
原紙係止装置4は、版胴3の外周面に設けられた原紙取付け座部5に固定された二つの磁石板6及び7と、原紙取付け座部5に枢軸8によって一端部を枢支された金属薄板製のクランプ片9とを有し、クランプ片9が磁石板7に磁気的に吸着されることによってクランプ片9と磁石板7とにより孔版原紙Sの一端部を挟んでこれを版胴3に係止する。クランプ片9は、図示のように磁石板7に磁気的に吸着されたクランプ位置と、仮想線で示されたもう一方の磁石板6に磁気的に吸着されたアンクランプ位置との間で、図示しない駆動装置により回動駆動され、孔版原紙Sの係止とその解放を自動的に行う。尚、この原紙係止装置4についてより詳細な説明が必要であるならば、本願出願人による特開昭59−96984号(特願昭57−207217号)の特許明細書及び図面を参照されたい。
【0018】
版胴3の内部には、スキージローラ10とインク供給器11を含むインク供給手段13が設けられており、該インク供給手段13は版胴3の回転に応じて版胴3の周壁3aの内周面へ印刷インクを供給する。このインク供給手段13によって周壁3aの内周面へ供給されたインクは、インク通過性の周壁3a内に保持されると共に、周壁3aの外周面に保持された孔版原紙Sの画像部を構成する多数の微細な孔にも保持される。
【0019】
前記版胴3の一方の側には原紙貯容部14が設けられている。原紙貯容部14はロール状に巻成された連続シート状の孔版原紙Sを貯容する。
【0020】
原紙貯容部14と版胴3との間には、製版装置2が設けられている。製版装置2は、感熱式の製版装置としてのサーマルヘッド15とプラテンローラ16とを有し、原紙貯容部14から孔版原紙Sを供給されて該孔版原紙Sの製版を感熱式に行う。製版された孔版原紙Sの画像部は、熱によって穿孔された微細な多数の孔の集合によって構成される。
【0021】
製版装置2と版胴3との間には原紙ストック装置17が設けられている。原紙ストック装置17は、何枚分もの孔版原紙Sに相当する長さの孔版原紙Sをメアンダ状にて貯容し得る箱状の原紙ストック部18と、前記製版装置2から原紙ストック部18へ孔版原紙Sを送り込む原紙送り込みローラ19と、原紙ストック部18から孔版原紙Sを後述する原紙切断装置21へ送り出す原紙送り出しローラ20とを有している。
【0022】
前記原紙ストック装置17の原紙送り出しローラ20と版胴3との間には、原紙切断装置21が設けられている。原紙切断装置21は、外周面に螺旋状の刃部22を有する円柱形の回転刃23と該回転刃23に接する平刃24とを有していて、該両刃23、24によって孔版原紙Sの切断を行うようになっている。
【0023】
版胴3を間にして前記製版装置2と反対の側には、排版手段としての排版装置25が設けられている。排版装置25はローラ対26と原紙剥ぎ取り爪27と原紙廃棄箱28とを有している。
【0024】
ローラ対26は、版胴3の軸線に平行となるように原紙廃棄箱28の入口部に設けられた下部回転軸と上部回転軸とに各々担持されて互いに係合する金属ローラ29とゴムローラ30とを有している。金属ローラ29は電動機31によって図にて時計廻り方向に回転駆動されるようになっている。ローラ対26は、図示されている如く、着版排版位置にある版胴3の原紙係止装置4に対し、原紙切断装置21とは反対の側において極く接近した位置に設けられている。
【0025】
原紙剥ぎ取り爪27は、その基端部を枢軸32によって枢支されており、また枢軸32をはさんで爪の先端と反対側の端部は、ソレノイド装置33のプランジャに駆動連結されている。このように、原紙剥ぎ取り爪27は、図示されている原紙剥ぎ取り位置と、前記原紙剥ぎ取り位置から枢軸32の周りに時計廻り方向に回動した待避位置との間において、回動駆動される。
【0026】
次に、前記版胴3の上方であって、図示の着版排版位置において回動するクランプ片9に接触する位置には、クランプ片9の回動に追従して変移する孔版原紙ガイド部材40(以下、ガイド部材40と呼ぶ。)が設けられている。ガイド部材40は、クランプ片9の回動を妨げることなく変形し又は移動することができる。本実施例のガイド部材40は可撓性部材で構成され、回動するクランプ片9によって該ガイド部材40が変形する。ガイド部材40はクランプ片9よりも幅の大きい一枚板形状の部材であって、原紙切断装置21側の一端縁部は回転刃23のケース23aに固定されており、排版装置25側の他端縁部は原紙廃棄箱28の中に固定されずに移動自在の状態で配設されている。
【0027】
前記版胴3の内部には、孔版原紙Sに保持されたインクを空気圧で飛ばして印刷用紙に移行させるため、空気吐出手段としての空気ノズル50が設けられている。図1、図3、図4及び図14(a)に示すように、空気ノズル50は略楔形の中空箱体である。空気ノズル50の内部に設けられた空間である気室51は、空気ノズル50の下端に設けられた細長いスリット状の空気吐出孔52において開口している。空気吐出孔52の長手方向は、前記版胴3の回転軸又は版胴3の円筒形の母線に平行である。前記版胴3の回転軸と平行な方向に関する空気吐出孔52の長さは、版胴3の軸線方向の長さに対応している。長手方向に直交する方向に関する空気吐出孔52の幅は、孔版原紙Sの画像部を構成する孔の径よりも大きいことが好ましく、例えば0.1mm〜0.3mm程度がよい。空気吐出孔52は、最低部に位置する版胴3の周壁3aの内周面に適当な接触力で接している。このため、空気ノズル50が版胴3の回転を妨げることはなく、空気ノズル50が吐出する空気は版胴3内の空間に漏れることなく、周壁3aの内部に吹き込まれる。空気ノズル50の気室51は、その上端に連通した導管53を介して、後述する空気圧縮手段に接続されている。空気圧縮手段から気室51内に供給された圧縮空気は、空気吐出孔52から周壁3aの内部に注入される。
【0028】
前記版胴3の下方には、印刷用紙Pの搬送面を構成する複数枚の案内板55が設けられている。案内板55に近い版胴3の両側の位置には、用紙搬送手段としてのタイミングローラ56と給送ローラ57がそれぞれ設けられている。タイミングローラ56は、版胴3の回転に同期して版胴3の下方に印刷用紙Pを送り出し、該印刷用紙Pはタイミングローラ56及び給送ローラ57によって版胴3の下方を搬送される。図3に示すように、印刷用紙Pの搬送方向において、前記タイミングローラ56の手前側には、印刷用紙Pの位置を検出するセンサ58が設けられている。
【0029】
最低部に位置する版胴3の周壁3aの下方には、周壁3aと所定の間隔をおいて吸引手段としての吸引ノズル60が配置されている。吸引ノズル60は、版胴3の軸線方向に対応する長さを備えた箱体であり、版胴3に対面する上面には、版胴3の円筒形の母線と平行にスリット状の吸引孔61が開口している。吸引ノズル60は駆動手段としてのソレノイド62に連結されている。印刷用紙Pが案内板55に沿って搬送される印刷時には、吸引ノズル60は印刷用紙Pの搬送面内の位置に設定される。版胴3が回転して原紙係止装置4が真下の位置にくる時には、吸引ノズル60は下の位置に移動して原紙係止装置4との干渉を回避する。吸引ノズル60は、後述する空気圧縮手段の空気吸引側に導管63を介して接続されている。吸引ノズル60が印刷用紙Pの搬送面内に設定された状態の時、空気圧縮手段が空気の圧縮に伴って吸引ノズル60から空気を吸引すれば、搬送される印刷用紙Pは吸引ノズル60に吸引されるので印刷用紙Pと版胴3の間隔は一定に保たれる。吸引ノズル60は、前記センサ58が印刷用紙Pを検知してから所定の時間が経過し、印刷用紙Pの先端が給送ローラ57に届いた後に吸引を開始する。
【0030】
図2は、本実施例の空気圧回路の構成を示す。空気圧縮手段としてのコンプレッサ70により発生した圧縮空気は蓄圧手段としてのエアタンク71に送りこまれる。本実施例では、エアタンク71内の圧縮空気の圧力は4〜7気圧とされている。エアタンク71内には圧力検知器72が設けられている。圧力検知器72の検知結果に応じた制御信号が前記コンプレッサ70の駆動を制御し、エアタンク71内の圧縮空気の圧力は常に所定の範囲内に保たれる。エアタンク71内の圧縮空気は、必要に応じて開閉する電磁弁73を通り、パルス状圧縮空気発生手段80によってパルス状の圧縮空気に変換され、前記空気ノズル50に与えられる。前記空気ノズル50はパルス状の圧縮空気を版胴3の周壁3a内に噴射する。
【0031】
コンプレッサ70の吸引側の一部は、必要に応じて開閉する電磁弁74を介して前記吸引ノズル60の導管63に接続されている。吸引ノズル60は、空気を吸引することにより印刷用紙Pを吸着して印刷用紙P給送時のバタツキを防止し、版胴3内にある前記空気ノズル50と版胴3の下方にある印刷用紙Pの間隙を一定に保つ。
【0032】
図5は本実施例のパルス状圧縮空気発生手段80の構成を示す断面図であり、図6は同パルス状圧縮空気発生手段80の要部の構成を模式化して表した斜視図である。円筒形の筐体81は、円盤形の固定板85を有する本体82と、本体82の一端に気密に固定される一方の蓋体83と、本体82の他端に気密に固定される他方の蓋体84から構成される。筐体81の内部は、本体82と他方の蓋体84によって区画される給気室86と、本体82と一方の蓋体83によって区画される排気室87に分かれている。給気室86は前記コンプレッサ70の吐出側に接続される給入管86aを有し、排気室87は前記空気ノズル50に接続される排気管87aを有している。
【0033】
固定板85は円盤形であり、その中央には給気室86側が凹部となった軸受け部88がある。固定板85には、軸受け部88の周りに複数のスリット89が形成されている。スリット89は、固定板85の円盤形の半径方向に長い溝状の孔であり、固定板85の円盤形の周方向に所定回転角度間隔で形成されている。
【0034】
前記給気室86内において、前記固定板85には回転板90が回転可能に接している。回転板90は固定板85と略同形の円盤形であり、固定板85と同一構造のスリット91を有している。
【0035】
筐体81の他方の蓋体84には駆動手段としてのモータ92が固定されている。モータ92の回転軸93には、自在継手94を介して駆動軸95が連結されている。駆動軸95は、軸受け96を介して他方の蓋体84を挿通している。給気室86内において、駆動軸95の先端は前記回転板90の中心に固定され、さらに前記固定板85の軸受け部88に回転可能に支えられている。給気室86内において、前記駆動軸95にはばね97が挿入されている。ばね97と他方の蓋体84との間にはボールベアリング98が介装されている。ばね97の弾性力によって前記回転板90は前記固定板85に適当な力で接触する。
【0036】
前記モータ92を駆動して回転板90を回転する。前記コンプレッサ70が吸入管86aから給気室86内に圧縮空気を送り込む。回転板90と固定板85のスリット91,89が一致した時のみ給気室86と排気室87が連通し、圧縮空気が給気室86から排気室87に移動する。即ち、給気室86から排気室87への空気流は、固定板85に対する回転板90の回転によってON−OFF(開閉)される。
【0037】
この結果、排気室87の排気管87aから前記空気ノズル50に供給される圧縮空気の空気圧は、図7に示す様なパルス状のピークPpを有する波形となる。図7に示すパルス周期T(時間T)は、回転板90の回転数とスリット89,91の数により決まる。またスリット89,91の開口幅の大きさにより、デューティ比Δt/Tを変えることができる。また、前記パルスの波形は、回転板90のスリット91と固定板85のスリット89の合致する面積の合計によって決まり、さらに前記面積が同じでもスリット89,91の形状が回転の半径方向についてより細長い方が鋭くなる。
【0038】
本孔版印刷装置1において、400dpiの解像度でA4の印刷用紙Pを20枚/分の速度で印刷する場合、必要なパルスの周期は次のようになる。上記の解像度は25mm内に400ラインを解像可能に印刷することを意味するから、A4の印刷用紙Pの印刷領域内において隣接するラインを半分重ねるとすると、A4印刷用紙P1枚について約9000回のインクの吐出(即ち空気の吐出)が必要になる。毎分20枚、即ち3秒で1枚印刷するならば、3秒間に約9000回、即ち3000Hzの周波数でインクの吐出(即ち空気の吐出)を行う必要がある。
【0039】
パルス状の圧縮空気を利用すれば、短時間tpの間のみ空気を使用するので圧縮空気の利用上のムダがなくなり、またパルスの時間幅tpを適当に定めることによって空気圧の立ち上がりの瞬発力を高めることができ、孔版原紙Sに保持されたインクを飛ばすための力を増強させることができる。
【0040】
次に、以上説明した構成における作用を説明する。
製版装置2によって孔版原紙Sを製版する。孔版原紙Sは、原紙係止装置4によって先端を係止され、版胴3に巻回される。印刷を開始すると、図示しない印刷用紙Pの載置部から送られた印刷用紙Pは、タイミングローラ56によって版胴3の回転にタイミングを合わせて(同期して)搬送される。印刷用紙Pがタイミングローラ56の手前でセンサ58によって検知されてから所定時間が経過し、印刷用紙Pの先端が給送ローラ57に達すると、吸引ノズル60が吸引を開始して印刷用紙Pを引きつける。印刷用紙Pは吸引ノズル60に引きつけられて版胴3の外周面との間隔を一定に保ちながら給送ローラ57によって搬送されていく。
【0041】
上記印刷用紙Pの搬送動作と版胴3の回転動作とは同期しており、版胴3と共に回転する孔版原紙Sの印刷領域は、搬送される印刷用紙Pの被印刷領域に対応している。そして、孔版原紙Sの印刷領域が前記空気ノズル50の下を通過している間、前記電磁弁73が作動してエアタンク71内の圧縮空気がパルス状圧縮空気発生手段80に供給され、空気ノズル50の空気吐出孔52からパルス状の圧縮空気が吐出する。
【0042】
版胴3の回転に伴い、インク供給手段13は版胴3の周壁3aの内面にインク100を供給する。周壁3aの内面に供給されたインク100は、インク通過性の周壁3aの内部の空間と、孔版原紙Sの内部の空間に保持される。図8に示すように、本実施例の周壁3aは、多数の孔3dが形成された所定の剛性を有する本体3bと、本体3bの外周面に巻かれたスクリーンメッシュ3cからなる。前記インク100は、本体3bの孔3dと、スクリーンメッシュ3cの隙間に充填される。図8に示すように、本実施例の孔版原紙Sは、紗等の多孔性支持体S1と、感熱穿孔されるフィルムS2からなる。前記インク100は、多孔性支持体S1の内部の隙間に保持される。
【0043】
印刷時、版胴3及び印刷用紙Pが所定の位置に来た時に所定のタイミングで電磁弁73が開き、パルス状の圧縮空気が空気ノズル50から吐出する。図9及び図10に示すように矢印Aで示す圧縮空気は周壁3a及び孔版原紙S内に保持されていたインク100を外方に押し、孔版原紙Sの画像部に穿孔された孔S3から外に突出させる。パルス状の圧縮空気の強い吐出力により、孔版原紙Sの孔S3に対応する部分のインク100が外へ押し出される。孔3d,S3周辺のインク100は自身の粘度によってその位置を保つ。従って、孔S3から吐出されるインク100の量は一定している。パルス状の圧縮空気の吐出は所定のタイミングで停止するが、孔版原紙Sから外に突出した前記インク100は図11に示すように孔版原紙Sから離れて下方に飛ばされる。図12に示すように、前記インク100は下方の印刷用紙Pの所定印刷位置に付着する。そして、図13に示すように、印刷用紙Pに付着したインク100が印刷用紙P内に浸透して印刷用紙Pの当該部分における印刷が完了する。
【0044】
以上説明した第1実施例では、空気ノズル50は図14(a)に示すような楔形であった。しかしながら、空気ノズル50の構造・形状はこれに限定されない。例えば図14(b)に示すように、気室111を有する略直方体形の箱体の下面に第1実施例と同様のスリット状の空気吐出孔112を設けた空気ノズル110でもよい。この空気ノズル110においては、空気吐出孔112が形成された箱体の底板が薄く、インクが付着する空気吐出孔112の内面は表面積が狭い。これに対して前記第1実施例の空気ノズル50では空気吐出孔52は2枚の側板に挟まれて構成されているので、空気吐出孔52の内面は広く、インクが付着しやすい。従って、第1実施例よりも図14(b)の方が、インクが付着しにくく空気の吐出が支障無く行われやすい。但し、第1実施例の空気ノズル50は、図14(b)の空気ノズル50に比べて周壁3aに接触する底面の面積が比較的小さく、周壁3aの回転に与える抵抗が小さい。
【0045】
図14(c)は多孔質材料からなる第3実施例の空気ノズル120である。この空気ノズル120は薄い板状であり、上端面から供給された圧縮空気が下端面から排出される。図14(a),(b)のような空気ノズル50,110は連続したスリット状の空気吐出孔52,112を有しているので、その全長に渡って空気を一定の圧力で吐出させることは必ずしも容易ではない。しかしながら、図14(c)の空気ノズル120によれば、空気吐出孔122は多孔質材料の断面に現れる多数の孔によって構成されるので、たとえ部分的に孔が詰まっても他の孔に悪影響が及びにくく、スリット状の細長い空気吐出孔122の全長にわたって常に平均した圧力で空気を吐出させることが比較的容易である。
【0046】
また、規則的に並んだ所定形状の多数の孔から空気吐出孔が構成された空気ノズルでもよい。例えば、円形又は楕円形の孔を、周壁3aの移動方向と直交する方向について千鳥状に配列して、空気吐出孔としてもよい。連続したスリット状の空気吐出孔だと空気吐出孔の縁部が長く周壁3aの内面を傷付け易いが、これに比べ、このような規則的な形状の孔を千鳥に並べた空気ノズルでは周壁3aの内面を傷付けにくい。
【0047】
次に、第4実施例の孔版印刷装置200を図15を参照して説明する。本実施例における孔版原紙Sの保持手段201は、一対の環状のベルト202,202を有している。両ベルト202,202は互いに平行な二面内にそれぞれ配置され、4本の共通の軸203の各両端部に設けられた各4個のスプロケット204にそれぞれ係合している。4本の軸203は図示しない駆動手段によって駆動され、両ベルト202,202は同期して同方向に移動する。
【0048】
図示しないロール状の孔版原紙Sから繰り出された帯状の孔版原紙Sは、図示しない製版手段によって穿孔され、図示しない固定手段によって前記一対のベルト202,202の外面側に、各ベルト202,202の長手方向に沿って固定される。前記一対のベルト202,202が所定方向に回動すれば、孔版原紙Sは該ベルト202,202と共に回動する。
【0049】
本実施例で用いる孔版原紙Sは、図16(a)に示すように、多孔性支持体としての和紙205に感熱穿孔フィルム206を張り付けた構造である。感熱穿孔フィルム206には、多数の微細な孔206aからなる画像部が形成される。インク100は和紙205内に保持され、画像部の孔206aから押し出されたインク100が印刷用紙Pに転移して印刷が行われる。
【0050】
前記環状のベルト202及び該ベルト202に取り付けられてベルト202と共に移動する孔版原紙Sの内側には、該孔版原紙Sにインク100を供給するインク供給手段13が設けられている。インク供給手段13は、前記ベルト202に取り付けられた孔版原紙Sの内面側からインク100を供給する。
【0051】
前記環状のベルト202及び該ベルト202に取り付けられてベルト202と共に移動する孔版原紙Sの内側には、空気吐出手段としての空気ノズル210が設けられている。この空気ノズル210としては、前述した第1〜第3実施例の空気ノズルのいずれかと同様の構成のものが使用できる。この空気ノズル210の空気吐出孔211は、ベルト202と共に移動する孔版原紙Sの内面に接している。空気ノズル210は、孔版原紙Sの内面側にパルス状の圧縮空気を吹き掛け、孔版原紙S内に保持されたインク100を画像部を構成する多数の微細な孔206aから外に向けて飛ばす。
【0052】
前記環状のベルト202及び該ベルト202に取り付けられてベルト202と共に移動する孔版原紙Sの外側には、該孔版原紙Sの間に所定の間隔をおいて用紙搬送手段215が設けられている。用紙搬送手段215は、互いに平行に配置されて同期して同方向に回転する複数本の搬送ローラ216と、これら搬送ローラ216の上方に設けられた一対の案内部材217を有している。印刷用紙Pは、搬送ローラ216と案内部材217の間に挟まれ、搬送ローラ216の回転によって所定方向に搬送される。印刷用紙Pの両縁部は案内部材217と搬送ローラ216に保持されるので、印刷用紙Pと孔版原紙Sの間隔は常に一定に保たれる。
【0053】
製版された孔版原紙Sを一対のベルト202,202に取り付ける。スプロケット204を駆動し、ベルト202を回転させる。ベルト202に取り付けられた孔版原紙Sはベルト202と共に移動する。該孔版原紙Sの下方において、孔版原紙Sの移動に同期して印刷用紙Pを移動させる。
【0054】
インク供給手段13が孔版原紙Sの内面にインク100を供給する。インク100の粘度は、孔版原紙Sの和紙205内に保持されたインク100が、感熱穿孔フィルム206の孔206aから外に自然には流れ出ず、圧力を受けた時には圧力の方向にのみ移動しうる程度とする。孔版原紙Sの駆動及び印刷用紙Pの供給に同期して、図16(a)に示すように、空気ノズル210が矢印Aで示すパルス状の圧縮空気を孔版原紙Sの内面に吐出する。
【0055】
図16(b)に示すように、和紙205内のインク100は圧縮空気の吐出を受けて凹み、感熱穿孔フィルム206の孔206aの略真上に有るインク100のみが感熱穿孔フィルム206の孔206aから外に押し出される。
【0056】
図16(c)に示すように、感熱穿孔フィルム206の孔206aから外に押し出されたインク100は孔版原紙Sの外側に飛ばされる。和紙205の内部において孔206aに隣接した部分では押し出された分だけインク100が少なくなるが、周囲の和紙205内に保持されているインク100が、インク100が少なくなった孔206aの上の領域に流れ込むことはない。従って、一回の圧縮空気の吐出によって孔版原紙S外に押し出されるインク100の量は略一定している。
【0057】
図16(d)に示すように、孔版原紙Sの外側に飛ばされたインク100は印刷用紙Pに付着する。図16(e)に示すように、印刷用紙Pに付着したインク100は印刷用紙Pに浸透して印刷用紙Pの当該部分における印刷が完了する。
【0058】
第4実施例において、孔版原紙Sを一対のベルト202,202に直接保持させたが、メッシュ状のシート材のようなインク通過性の保持体を前記一対のベルト202,202に取り付けておき、この保持体の外側に孔版原紙Sを着脱自在に保持させ、この保持体の内面側からインクを供給するようにしてもよい。
【0059】
次に、第5実施例の孔版印刷装置を図17を参照して説明する。この孔版印刷装置300は、図15に示した第4実施例の孔版印刷装置200を4台並べたものである。4台の孔版印刷装置200は、それぞれ黄色、マゼンタ、シアン、黒の各色のインクで印刷を行う。4台の孔版印刷装置200は、それぞれの印刷色に対応した穿孔画像が形成された孔版原紙Sを備えている。印刷用紙Pは、図示しない用紙搬送手段によって4台の孔版印刷装置200を次々に搬送されていく。印刷用紙Pには、各孔版印刷装置200において各色の画像が重ねて形成され、その結果印刷用紙Pにはフルカラーの画像が形成される。
【0060】
前記第4実施例の装置と同様に、各孔版印刷装置200ではインクが圧縮空気によって飛ばされて印刷用紙Pに付着する。即ち、印刷用紙Pに対して非接触で印刷を行う。従って、1枚の印刷用紙Pに4色のインクで連続的に印刷を行っても、前工程で印刷用紙Pに印刷されたインクが後工程の孔版原紙Sに再転写されるおそれがなく、色インク同士が混じり合う不都合な現象を避けることができる。品位の高いフルカラー印刷を行うことができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明の孔版印刷装置によれば、保持手段に保持された孔版原紙に圧縮空気を吐出し、孔版原紙が保持しているインクを印刷用紙に飛ばして印刷を非接触で行っている。従って、本発明によれば、孔版印刷において孔版原紙から印刷用紙にインクが転移する際に、印刷用紙の被印刷面に不要な力が加わらないので、仕上がりの綺麗な印刷を得ることができる。特に本発明は多色刷りに適しており、品位の高いフルカラーの印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における空気ノズル付近の拡大断面図である。
【図2】第1実施例における空気回路図である。
【図3】第1実施例の全体の構成を示す断面図である。
【図4】第1実施例における版胴付近の斜視図である。
【図5】第1実施例におけるパルス状空気発生手段の断面図である。
【図6】第1実施例のパルス状空気発生手段の原理を示す斜視図である。
【図7】第1実施例のパルス状空気発生手段が発生するパルス状空気の波形図である。
【図8】第1実施例の空気ノズルによるインクの吐出作用を示す断面図である。
【図9】第1実施例の空気ノズルによるインクの吐出作用を示す断面図である。
【図10】第1実施例の空気ノズルによるインクの吐出作用を示す断面図である。
【図11】第1実施例の空気ノズルによるインクの吐出作用を示す断面図である。
【図12】第1実施例の空気ノズルによるインクの吐出作用を示す断面図である。
【図13】第1実施例の空気ノズルによるインクの吐出作用を示す断面図である。
【図14】(a)は第1実施例における空気ノズルの斜視図、(b)は第2実施例における空気ノズルの斜視図、(c)は第3実施例における空気ノズルの斜視図である。
【図15】第4実施例の斜視図である。
【図16】第4実施例におけるインクの吐出作用を示す断面図である。
【図17】第5実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1,200,300 孔版印刷装置
3 保持手段としての版胴
3a 保持体
13 インク供給手段
50,110,120 空気吐出手段としての空気ノズル
52,112,122 空気吐出孔
56 用紙搬送手段としてのタイミングローラ
57 用紙搬送手段としての給送ローラ
60 吸引手段としての吸引ノズル
70 空気圧縮手段としてのコンプレッサ
80 パルス状圧縮空気発生手段
85 固定板
89 固定板のスリット
90 回転板
91 回転板のスリット
201 保持手段
215 用紙搬送手段
P 印刷用紙
S 孔版原紙

Claims (5)

  1. 画像部が穿孔された孔版原紙を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記孔版原紙の一面側からインクを供給して前記孔版原紙の画像部にインクを保持させるインク供給手段と、前記孔版原紙の他面側において印刷用紙を所定方向に搬送する用紙搬送手段と、前記孔版原紙の一面側に設けられて該孔版原紙に空気を吐出することにより前記孔版原紙の画像部に保持されたインクを前記印刷用紙に移行させる空気吐出手段と、前記保持手段に保持された前記孔版原紙の他面側に設けられて前記用紙搬送手段が搬送する印刷用紙を吸引して前記孔版原紙との間に所定の間隔を生じさせる吸引手段と、前記空気吐出手段に圧縮空気を供給すると共に前記吸引手段から空気を吸引する空気圧縮手段とを備えた孔版印刷装置において、
    前記空気圧縮手段から供給された圧縮空気をパルス状にして前記空気吐出手段に供給するパルス状圧縮空気発生手段を具備することを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 前記保持手段が、前記孔版原紙の一面側に接触して該孔版原紙を保持し、所定方向に移動するインク通過性の保持体を備えた請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 前記空気吐出手段が、前記保持体の内面に接触する空気吐出孔を備えた請求項記載の孔版印刷装置。
  4. 前記パルス状圧縮空気発生手段は、前記空気圧縮手段の側に連通するスリットを備えた回転板と、前記回転板に接して前記空気吐出手段の側に連通するスリットを備えた固定板とを有する請求項記載の孔版印刷装置。
  5. 画像部が穿孔された孔版原紙を保持する保持手段と、前記保持手段に保持された前記孔版原紙の一面側からインクを供給して前記孔版原紙の画像部にインクを保持させるインク供給手段と、前記孔版原紙の他面側において印刷用紙を所定方向に搬送する用紙搬送手段と、前記孔版原紙の一面側に設けられて該孔版原紙に空気を吐出することにより前記孔版原紙の画像部に保持されたインクを前記印刷用紙に移行させる空気吐出手段と、前記保持手段に保持された前記孔版原紙の他面側に設けられて前記用紙搬送手段が搬送する印刷用紙を吸引して前記孔版原紙との間に所定の間隔を生じさせる吸引手段と、前記空気吐出手段に圧縮空気を供給すると共に前記吸引手段から空気を吸引する空気圧縮手段と、前記空気圧縮手段から供給された圧縮空気をパルス状にして前記空気吐出手段に供給するパルス状圧縮空気発生手段とを具備する孔版印刷装置を、種類の異なるインク毎に複数台設け、これらの孔版印刷装置を印刷用紙が搬送される前記所定方向に沿って並設した孔版印刷装置。
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