JP4326204B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔版原紙が装着されたドラムに印刷媒体を押圧しつつ搬送して孔版原紙の穿孔より滲み出るインクを印刷媒体に転写する孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の孔版印刷装置の印刷方式として、インナープレス方式(例えば、特許文献1参照)とアウタープレス方式(例えば、特許文献2参照)とがある。
【0003】
インナープレス方式を簡単に説明すると、図8に示すように、ドラム100と紙胴101を有し、ドラム100と紙胴101は互いの外周面の一部を略近接させた状態でそれぞれ回転自在に設けられている。ドラム100の外周面には孔版原紙104の先端をクランプする原紙クランプ部100aが設けられていると共に、原紙クランプ部100a以外の外周壁は、可撓性で、且つ、インク通過性のスクリーン102によって形成されている。
【0004】
ドラム100の内側にはインク供給機構105が設けられている。このインク供給機構105は、図9に示すように、インク供給ロールである中押しロール106を有し、この中押しロール106はロール支持部材107に回転自在に設けられている。中押しロール106は、ロール支持部材107が図9の矢印a方向に付勢されてスクリーン102の内周面に押圧状態となる押圧位置と、ロール支持部材107が図9の矢印b方向に回転されてスクリーン102の内周面から離間する待機位置との間で変移可能に構成されている。中押しロール106は、印刷用紙111の通過時には押圧位置とされ、それ以外では待機位置とされる。また、中押しロール106は印刷圧をスクリーン102の内周側から作用させる機能をも有する。
【0005】
また、ロール支持部材107は支軸108を中心として回転自在に支持され、このロール支持部材107にはドクターロール109及び駆動ロッド110がそれぞれ設けられている。ドクターロール109は円柱状を有し、中押しロール106の近接位置でロール支持部材107に固定されている。駆動ロッド110はロール支持部材107に回転自在に支持され、中押しロール106及びドクターロール109の互いに近接する側の外周面で構成される上方スペースに配置されている。この上方スペースには図示しないインク供給部よりインク103が供給される。
【0006】
次に、印刷の概略動作を順に説明する。穿孔画像が形成された孔版原紙104がスクリーン102の外周面に装着される。そして、印刷モード時には、図8にて矢印で示す方向にドラム100及び紙胴101が同期して回転され、ドラム100と紙胴101の間に印刷用紙111が給紙される。
【0007】
印刷用紙111が給紙されると、中押しロール106がスクリーン102を押圧し、この押圧状態で中押しロール106はドラム100に追従して回転する。中押しロール106の外周面にはドクターロール109とのギャップを通過したインク103が付着し、中押しロール106の回転によってこの付着したインク103が順次スクリーン102の内面に供給される。
【0008】
また、中押しロール106がスクリーン102を押圧すると、この押圧力でスクリーン102が外周側に膨出してスクリーン102が紙胴101に圧接状態とされる。すると、ドラム100と紙胴101との間に搬送された印刷用紙111が中押しロール106と紙胴101との間でスクリーン102及び孔版原紙104に圧接されながら搬送される。この圧接力によってスクリーン102側のインク103が孔版原紙104の穿孔より印刷用紙111側に転移され、印刷用紙111にインク画像が印刷される。
【0009】
また、アウタープレス方式を簡単に説明すると、図10に示すように、ドラム120を有し、このドラム120の外周面には孔版原紙104の先端をクランプする原紙クランプ部120aが設けられていると共に、該原紙クランプ部120a以外の外周壁120bは、多孔構造のインク透過性部材(インク通過性部材)で形成されている。
【0010】
ドラム120の内側にはインク供給機構125が設けられている。このインク供給機構125は、回転自在に支持されたスキージロール126と、このスキージロール126に近接配置されたドクターロール127とを有し、スキージロール126とドクターロール127とで囲まれた外周スペースにインク128が溜められている。回転するスキージロール126の外周に付着するインク128がドクターロール127との隙間を通ることでスキージロール126には所定膜厚のインク128のみが付着され、この所定膜厚のインク128がドラム120の外周壁120bの内面に供給される。
【0011】
また、スキージロール126の対向位置で、且つ、ドラム120の外側位置にはプレスロール130が設けられ、このプレスロール130はドラム120の外周壁120bを押圧する押圧位置と、ドラム120の外周壁120bから離間する待機位置との間で変移可能に構成されている。スキージロール126は、印刷用紙111の通過時には押圧位置とされ、それ以外では待機位置とされる。
【0012】
次に、印刷の概略動作を順に説明する。穿孔画像が形成された孔版原紙104がドラムの外周壁120bの外周面に装着される。そして、印刷モード時には、図10にて矢印で示す方向にドラム120の外周壁120bが回転され、ドラム120とプレスロール130の間に印刷用紙111が給紙される。
【0013】
印刷用紙111が給紙されると、プレスロール130がドラム120の外周壁120bを押圧し、外周壁120bが内周側に変位される。この変位によって外周壁120bがスキージロール126に押圧状態となってスキージロール126がドラム120に追従して回転する。スキージロール126の外周面にはドクターロール127とのギャップを通過したインク128が付着し、スキージロール126の回転によってこの付着したインク128が順次外周壁120bの内面に供給される。
【0014】
また、プレスロール130がドラム120の外周壁120bを押圧すると、ドラム120とプレスロール130との間に搬送された印刷用紙111がスキージロール126とプレスロール130との間を孔版原紙104に圧接されながら搬送される。この圧接力によって外周壁120b側のインク128が孔版原紙104の穿孔より印刷用紙111側に転移され、印刷用紙111にインク画像が印刷される。
【0015】
【特許文献1】
特開平7−132675号公報
【0016】
【特許文献2】
特開2001−246828号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のインナープレス方式及びアウタープレス方式の孔版印刷装置では、中押しロール106とドクターロール109との外周スペースに、及びスキージロール126とドクターロール127との外周スペースに、インク溜まりをそれぞれ形成し、このインク溜まりのインク103,128を印刷時にドラム100,120のスクリーン102及び外周壁120bに供給する。従って、印刷が長時間行われない場合には、インク溜まりと版胴及びスキージロール126に付着したインク103,128が大気に接触した状態で長時間放置されることになり、インクが変質するという問題があった。
【0018】
また、ドラム100,120の内部にインク供給用の各種ロール等を配置しなければならないため、ドラムの小型・軽量化が困難であるという問題があった。
【0019】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、印刷を長時間行わなくてもインクが変質せず、かつ、ドラムを小型・軽量化することができる孔版印刷装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、表面に孔版原紙が装着される回転自在な外周壁を有し、この外周壁がインクを通過しないベース壁と該ベース壁の少なくとも最大印刷エリアの表面に配置された多孔質シート部材とを有し、この多孔質部材と前記ベース壁の間に少なくとも最大印刷エリアの全域に亘って前記孔版原紙と前記ベース壁とで略密閉空間とされたインク通過路が設けられたドラムと、前記インク通過路にインクを供給するインク供給手段と、前記インク通過路内のインクを回収するインク回収手段と、給紙された印刷媒体を前記外周壁に押圧するプレスロールとを備えたことを特徴とする。
【0021】
この孔版印刷装置では、ドラムの外周壁が回転され、且つ、インク供給手段及びインク回収手段の駆動によって外周壁のインク通過路内にインクを流通させた状態にあって印刷媒体が給紙されると、この印刷媒体がプレスロールの押圧力によって孔版原紙及びドラムの外周壁に押圧されつつ搬送されると共に、プレスロールの押圧力によってインク通過路内のインクが多孔質シート部材の孔より表面に流出し、この表面に流出したインクが孔版原紙の穿孔よりにじみ出て印刷媒体側に転写され、印刷媒体にインク画像が印刷される。
【0022】
請求項2の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置であって、前記インク供給手段は最大印刷エリアの最上流側よりインクを供給し、前記インク回収手段は最大印刷エリアの最下流側よりインクを回収するようにしたことを特徴とする。
【0023】
この孔版印刷装置では、請求項1の発明の作用に加え、プレスロールの移動方向がインク通過路内のインクの流通方向と同じである。
【0024】
請求項3の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置であって、前記多孔質シート部材は多孔質焼結体にて形成されたことを特徴とする。
【0025】
この孔版印刷装置では、請求項1の発明と同様の作用が得られる。
【0026】
請求項4の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置であって、前記多孔質シート部材は連続発泡体にて形成されたことを特徴とする。
【0027】
この孔版印刷装置では、請求項1の発明と同様の作用が得られる。
【0028】
請求項5の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置であって、前記インク通過路は、前記ベース壁の少なくとも最大印刷エリアの全域に亘って形成された凹部と、この凹部の上方を覆う前記多孔質シート部材とによって形成されていることを特徴とする。
【0029】
この孔版印刷装置では、請求項1の発明と同様の作用が得られる。
【0030】
請求項6の発明は、請求項1又は請求項5記載の孔版印刷装置であって、前記インク通過路内に前記多孔質シート部材を支持する多数の線状リブが立設されていることを特徴とする。
【0031】
この孔版印刷装置では、請求項1又は請求項5の発明の作用に加え、多数の線状リブによって多孔質シート部材が支持される。
【0032】
請求項7の発明は、請求項1又は請求項5記載の孔版印刷装置であって、前記インク通過路内に前記多孔質シート部材を支持する多数の点状リブが立設されていることを特徴とする。
【0033】
この孔版印刷装置では、請求項1又は請求項5の発明の作用に加え、多数の点状リブによって多孔質シート部材が支持される。
【0034】
請求項8の発明は、請求項1〜請求項5記載の孔版印刷装置であって、前記多孔質シート部材はその周縁のみ前記ベース部材に支持されていることを特徴とする。
【0035】
この孔版印刷装置では、請求項1〜請求項5の発明の作用に加え、プレスロールの押圧力を受ける程度の高い剛性が多孔質シート部材に要求されるが、どの位置でも非常に均一な印刷圧が発生する。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0037】
図1〜図5は本発明の第1実施形態を示し、図1は孔版印刷装置の概略構成図、図2はドラムの斜視図、図3は多孔質シート部材を取り外したドラムの斜視図、図4は図2中A−A線に沿う断面図、図5は図2中B−B線に沿う断面図である。
【0038】
図1に示すように、孔版印刷装置は、原稿読み取り部1と、製版部2と、印刷部3と、給紙部4と、排紙部5及び排版部6とから主に構成されている。
【0039】
原稿読み取り部1は、印刷すべき原稿が載置される原稿セット台10と、原稿セット台10上の原稿の有無を検出する反射型の原稿センサ11,12と、原稿セット台10の原稿を搬送する原稿搬送ロール13,14と、原稿搬送ロール13,14を回転駆動させるステッピングモータ15と、原稿搬送ロール13,14によって搬送される原稿の画像データを光学的に読み取り、これを電気信号に変換する密着型のイメージセンサ16と、原稿セット台10より排出される原稿を載置する原稿排出トレー17とを有する。そして、原稿セット台10に載置された原稿が原稿搬送ロール13,14によって搬送され、この搬送される原稿の画像データをイメージセンサ16が読み取る。
【0040】
製版部2は、ロールされた長尺状の孔版原紙18を収容する原紙収容部19と、この原紙収容部19の搬送下流に配置されたサーマルヘッド20と、このサーマルヘッド20の対向位置に配置されたプラテンロール21と、このプラテンロール21及びサーマルヘッド20の搬送下流に配置された一対の原紙送りロール22,22と、プラテンロール21及び原紙送りロール22を回転駆動させるライトパルスモータ23と、一対の原紙送りロール22,22の搬送下流に配置された原紙カッタ24とを有する。
【0041】
そして、プラテンロール21と原紙送りロール22の回転により長尺状の孔版原紙18を搬送し、イメージセンサ16で読み取った画像データに基づきサーマルヘッド20の各点状発熱体が選択的に発熱動作することにより孔版原紙18に感熱穿孔して製版し、この製版された孔版原紙18を原紙カッタ24で切断して所定長さの孔版原紙18を作製するようになっている。
【0042】
印刷部3は、メインモータ25の駆動力によって図1の矢印A方向に回転するドラム26と、このドラム26の外周面に設けられ、孔版原紙18の先端をクランプする原紙クランプ部27と、ドラム26の外周面に孔版原紙18が巻き付け装着されているか否かを検出する原紙確認センサ28と、ドラム26の基準位置を検出する基準位置検出センサ30と、メインモータ25の回転を検出するロータリエンコーダ31とを有する。基準位置検出センサ30の検出出力を基にロータリエンコーダ31の出力パルスを検出することによってドラム26の回転位置を検出することができるようになっている。
【0043】
また、印刷部3は、ドラム26の下方位置に配置されたプレスロール35を有し、このプレスロール35はソレノイド装置36の駆動力によってドラム26の外周面に押圧する押圧位置と、ドラム26の外周面から離間する待機位置との間で変移可能に構成されている。プレスロール35は、印刷モードの期間(試し刷りを含む)にあっては押圧位置に常時位置され、印刷モード以外の期間にあっては待機位置に位置されるようになっている。
【0044】
そして、製版部2から搬送される孔版原紙18の先端を原紙クランプ部27でクランプし、このクランプした状態でドラム26が回転されて孔版原紙18がドラム26の外周面に巻き付け装着され、ドラム26の回転に同期して給紙部4より給紙される印刷用紙(印刷媒体)37をプレスロール35でドラム26に巻装された孔版原紙18に押圧することによって印刷用紙37に孔版原紙18の穿孔からインクが転写されて画像が印刷されるようになっている。
【0045】
給紙部4は、印刷用紙37が積層される給紙台38と、この給紙台38から最上位置の印刷用紙37のみを搬送させる1次給紙ロール39,40と、この1次給紙ロール39,40によって搬送された印刷用紙37をドラム26の回転に同期してドラム26とプレスロール35間に搬送する一対の2次給紙ロール41,41と、この一対の2次給紙ロール41,41間に印刷用紙37が搬送されたか否かを検出する給紙センサ42とを有する。1次給紙ロール39,40には給紙クラッチ43を介してメインモータ25の回転が選択的に伝達されるように構成されている。
【0046】
排紙部5は、印刷処理された印刷用紙37をドラム26から分離する用紙分離爪44と、この用紙分離爪44によりドラム26から離間された印刷用紙37が搬送される搬送通路45と、この搬送通路45より排紙される印刷用紙37が載置される排紙台46とを有する。
【0047】
排版部6は、ドラム26の外周面よりクランプ解除された孔版原紙18の先端を導き、この導いた使用済みの孔版原紙18をドラム26より引き剥がしながら搬送する排版搬送手段47と、この排版搬送手段47により搬送されて来る孔版原紙18を収納する排版ボックス48と、排版搬送手段47により排版ボックス48内に搬送されて来た孔版原紙18を排版ボックス48の奥に押し込む排版圧縮部材49とを有する。
【0048】
図2〜図5に示すように、ドラム26は、装置本体Hに固定された支軸50と、この支軸50に各軸受51を介して回転自在に支持された一対の側円板52,52と、この一対の側円板52,52間に固定された円筒状の外周壁53とを備えている。この外周壁53は一対の側円板52,52と一体となってメインモータ25の回転力により回転駆動されるようになっている。また、外周壁53は、図1等の矢印A方向に回転され、原紙クランプ部27より少し回転した位置が印刷開始ポイントとされている。この印刷開始ポイントより下方のエリアが印刷エリアとされ、この第1実施形態では最大印刷エリアはA3サイズの印刷が可能な領域に設定されている。
【0049】
さらに、外周壁53は、高い剛性で、且つ、インクを通過させないベース壁54と、このベース壁54の少なくとも最大印刷エリアの表面に配置された多孔質シート部材55とを有している。この多孔質シート部材55とベース壁54との間には、少なくとも最大印刷エリアの全域に亘ってインク通過路56が形成されている。このインク通過路56は、ベース壁54の少なくとも最大印刷エリアの全域に亘って形成され、全周縁に支持縁部57を有する凹部58と、この凹部58の上方を覆うように配置され、支持縁部57に支持された多孔質シート部材55とによって形成されている。ベース壁54の凹部58内には、多数の線状リブ59が所定の間隔を置いて印刷方向(ドラム回転方向)に立設されており、この多数の線状リブ59によって多孔質シート部材55が支持されている。この多孔質シート部材55は、合成樹脂、金属又はセラミックを材料とした多孔質焼結体にて形成されており、表面側より印刷圧を受けると内面側のインクが内部の多数の細孔を介して表面側に滲み出るようになっている。尚、多孔質シート部材55は、連続発泡体等にて形成しても良い。
【0050】
前記原紙クランプ部27は、ベース壁54の表面で、且つ、支軸50の軸方向に沿って形成されたクランプ用凹部54aを利用して設けられている。原紙クランプ部27はその一端側がベース壁54に回転自在に支持され、図5にて仮想線で示すクランプ解除状態ではベース壁54より突出するが、図5にて実線で示すクランプ状態ではベース壁54より突出しないように設けられている。従って、原紙クランプ部27は、外周壁53上に突出することなく孔版原紙18をクランプすることができるようになっている。
【0051】
インク供給手段60は、図2〜図5に示すように、図示しないインクが溜められたインク容器61と、このインク容器61内のインクを吸引する供給側ポンプ62と、この供給側ポンプ62によって吸引されたインクを供給する第1パイプ63と、この第1パイプ63の他端が接続され、内部にインク通路64が形成され、且つ、180度対向位置に孔65が形成された支軸50と、この支軸50の外周側に回転自在に支持され、孔65に連通可能な連通孔66が形成されたロータリジョイント67と、このロータリジョイント67に一端が接続され、他端がベース壁54に導かれた第2パイプ68と、この第2パイプ68の他端側が接続され、外周壁53のインク通過路56の最上流側で、且つ、その中央位置に開口するインク供給口69とから構成されている。インク供給手段60は、インク通過路56の最大印刷エリアの最上流側よりインクを供給するようになっている。
【0052】
インク回収手段70は、外周壁53のインク通過路56の最下流側で、その中央位置に開口するインク回収口71と、このインク回収口71に一端側が接続された第3パイプ72と、この第3パイプ72の他端側が接続され、連通孔73が形成された前記ロータリジョイント67と、このロータリジョイント67が回転自在に支持され、連通孔73が接続可能な孔74及び内部にインク通路75が形成された前記支軸50と、この支軸50に一端が接続された第4パイプ76と、この第4パイプ76内のインクを吸引し、インクをインク容器61内に回収する回収側ポンプ77とから構成されている。ロータリジョイント67は、インク供給手段60とインク回収手段70で兼用されている。支軸50は、インク供給手段60のインク通路64にも使用するため、2重パイプの構造になっている。インク回収手段70は、インク通過路56の最大印刷エリアの最下流側よりインクを回収するようになっている。
【0053】
次に、上記孔版印刷装置の動作を簡単に説明する。
【0054】
製版モードが選択されると、製版部2では、プラテンロール21と原紙送りロール22の回転により孔版原紙18を搬送し、原稿読み取り部1で読取った画像データに基づきサーマルヘッド20の多数の発熱体が選択的に発熱動作することにより孔版原紙18に感熱穿孔して製版し、この製版した孔版原紙18の所定箇所を原紙カッタ24で切断して所望寸法の孔版原紙18を作る。
【0055】
印刷部3では、製版部2で製版された孔版原紙18の先端をドラム26の原紙クランプ部27でクランプし、このクランプした状態でドラム26が回転されて孔版原紙18をドラム26の外周面に巻き付け着版する。
【0056】
次に、印刷モードが選択されると、印刷部3では、ドラム26が回転駆動されると共に、インク供給手段60及びインク回収手段70の駆動が開始される。すると、インクがインク供給口69より外周壁53のインク通過路56に供給され、この供給されたインクがインク通過路56の最上流側より最下流側に流れてインク回収口71より回収され、多孔質シート部材55の下面でインク循環がなされると共に、プレスロール35が待機位置から押圧位置に変位される。
【0057】
このドラム26の回転に同期して給紙部4では印刷用紙37をドラム26とプレスロール35との間に給紙する。給紙された印刷用紙37は、プレスロール35によってドラム26の外周壁53に押圧されると共に、ドラム26の外周壁53の回転によって搬送される。つまり、印刷用紙37は孔版原紙18に密着されつつ搬送される。
【0058】
また、この印刷用紙37の搬送と並行して、プレスロール35の押圧力によってインク通過路55内のインクが多孔質シート部材55の多数の細孔より表面に流出し、この表面に流出したインクが孔版原紙18の穿孔よりにじみ出て印刷用紙37側に転写される。以上により、印刷用紙37にはドラム26の外周壁53とプレスロール35の間を通過する過程でインク画像が印刷される。ドラム26の外周壁53とプレスロール35の間を抜けた印刷用紙37は、その先端側が分離爪44でドラム26より剥ぎ取られ、ドラム26より離間された印刷用紙37は搬送通路45を介して排紙台46に排紙され、ここに積載される。
【0059】
設定印刷枚数の印刷が完了すると、ドラム26の外周壁53の回転が停止されると共にインク供給手段60の駆動が停止され、インク通過路56へのインクの供給が停止される。インク供給手段60の駆動停止より一定時間経過後にインク回収手段70の駆動が停止され、インク通過路56内のインクが全て回収される。また、プレスロール35が押圧位置から待機位置に戻され、待機モードに入る。
【0060】
新たな製版を開始する等によって排版モードが選択されると、ドラム26の原紙クランプ部27がクランプ解除位置に変位され、クランプ解除された孔版原紙18の先端側がドラム26の回転に伴って排版搬送手段47で導びかれ排版ボックス48に収納される。
【0061】
以上、この孔版印刷装置では、印刷モードが終了すると、ドラム26に供給されたインクは、インク回収手段70で回収され、または、回収しなくてもベース壁54と孔版原紙18の間の略密閉空間に保持され、いずれにしても大気との接触が最低限に抑えられる。これにより、印刷を長時間行わなくてもインクが変質することがない。さらに、ドラム53の内部には、従来例のように、インク供給のための各種ロールを配置する必要がないため、ドラム53を小型・軽量化することができる。
【0062】
また、ドラム26のベース壁54は、インク不透過性部材(インク不通過性部材)で形成すれば良いので、材料選択のバリエーションが広がると共に、シンプルな構造で良いため、低コストで製造することができる。さらに、ドラム26の強度アップが容易にできるため、印刷圧の変動等による画像ムラを確実に防止することができる。
【0063】
さらに、インク56は、基本的に大気との接触が最低限に抑えられるため、ほとんど劣化しない最良の状態で印刷に供される。インクの劣化防止管理やインクの垂れ落ち防止管理が必要ないため、インクの選択自由度が広がる。
【0064】
この第1実施形態では、インク供給手段60は、最大印刷エリアの最上流側よりインクを供給し、インク回収手段70は、最大印刷エリアの最下流側よりインクを回収したので、プレスロール35の移動方向がインク通過路56内のインクの流通方向と同じになるため、インクがインク通過路56内を滞留することなくスムーズに循環する。
【0065】
この第1実施形態では、インク通過路56内には、多孔質シート部材55を支持する多数の線状リブ59が立設されているので、多数の線状リブ59によって多孔質シート部材55が支持されるため、多孔質シート部材55を高い剛性とすることなくほぼ均一な印刷圧を発生させることができる。
【0066】
この第1実施形態では、原紙クランプ部27がドラム26の外周壁53の表面より突出しないので、プレスロール35の駆動が容易である。つまり、印刷モード時に、プレスロール35が原紙クランプ部27に衝突するのを回避するために、ドラム26の回転毎にプレスロール35を押圧位置と待機位置との間で変位させる必要がない。これによって、プレスロール35による騒音やリバウンドによる画質劣化等の不具合が解消される。
【0067】
また、前記第1実施形態にあって、インク供給手段60のインク供給力とインク回収手段70のインク回収力との自由に調整可能に設定すると、その双方のレベルによりインク通過路56内のインク圧を可変することができるため、印刷濃度を調整することができる。例えば、インク供給手段60のインク供給力をインク回収手段70のインク回収力より大きく設定すればするほどインク通過路56内のインク圧が大きくなり、印刷濃度を上げることができる。
【0068】
図6は本発明の第2実施形態を示し、多孔質シート部材を取り外したドラムの斜視図である。
【0069】
図6に示すように、この第2実施形態のベース壁54の凹部58内には、多数の点状リブ80が所定の間隔を置いて立設されており、この多数の点状リブ80及び支持縁部57によって多孔質シート部材88が支持されている。尚、他の構成は前記第1実施形態のものと同一であるため、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0070】
この第2実施形態にあっても、前記第1実施形態と同様に印刷を長時間行わなくてもインクが変質せず、かつ、ドラム26を小型・軽量化することができる。
【0071】
また、この第2実施形態では、多数の線状リブ80によって多孔質シート部材55が支持されるため、多孔質シート部材55を高い剛性とすることなくほぼ均一な印刷圧を発生させることができる。
【0072】
図7は本発明の第3実施形態を示し、多孔質シート部材を取り外したドラムの斜視図である。
【0073】
図7に示すように、この第3実施形態のベース壁54の凹部58内には、多孔質シート部材55を支持するリブ状のものが一切形成されておらず、多孔質シート部材55は支持縁部57でのみベース壁54に支持されている。尚、他の構成は前記第1実施形態のものと同一であるため、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0074】
この第3実施形態にあっても、前記第1実施形態と同様に印刷を長時間行わなくてもインクが変質せず、かつ、ドラム26を小型・軽量化することができる。
【0075】
また、この第3実施形態では、多孔質シート部材55は、その周縁のみベース壁54に支持されているので、プレスロール35の押圧力を受ける程度の高い剛性が多孔質シート部材55に要求されるが、どの位置でも非常に均一な印刷圧を発生させることができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ドラムの外周壁が回転され、且つ、インク供給手段及びインク回収手段の駆動によって外周壁のインク通過路内にインクを流通させた状態にあって印刷媒体が給紙されると、この印刷媒体がプレスロールの押圧力によって孔版原紙及びドラムの外周壁に押圧されつつ搬送されると共に、プレスロールの押圧力によってインク通過路内のインクが多孔質シート部材の孔より表面に流出し、この表面に流出したインクが孔版原紙の穿孔よりにじみ出て印刷媒体側に転写され、印刷媒体にインク画像が印刷されるため、ドラムに供給されたインクをインク回収手段で回収することができ、また、インクを回収しなくてもベース壁と孔版原紙の間の略密閉空間に保持することができ、いずれにしても大気との接触が最低限に抑えられる。これにより、印刷を長時間行わなくてもインクが変質せず、また、ドラムの内部にインク供給のための各種ロールを配置する必要がないため、ドラムを小型・軽量化することができる。
【0077】
請求項2の発明によれば、プレスロールの移動方向がインク通過路内のインクの流通方向と同じであるため、インクが滞留することなくスムーズに循環させることができる。
【0078】
請求項3の発明によれば、多孔質シート部材を多孔質焼結体にて形成したので、請求項1の発明と同様の効果を得ることができる。
【0079】
請求項4の発明によれば、多孔質シート部材を連続発泡体にて形成したので、請求項1の発明と同様の効果を得ることができる。
【0080】
請求項5の発明によれば、インク通過路を、ベース壁の少なくとも最大印刷エリアの全域に亘って形成された凹部と、この凹部の上方を覆う多孔質シート部材とによって形成したので、請求項1の発明と同様の効果を得ることができる。
【0081】
請求項6の発明によれば、多数の線状リブによって多孔質シート部材が支持されるため、多孔質シート部材を高い剛性とすることなくほぼ均一な印刷圧を発生させることができる。
【0082】
請求項7の発明によれば、多数の点状リブによって多孔質シート部材が支持されるため、多孔質シート部材を高い剛性とすることなくほぼ均一な印刷圧を発生させることができる。
【0083】
請求項8の発明によれば、多孔質シート部材をその周縁のみベース部材に支持したので、プレスロールの押圧力を受ける程度の高い剛性が多孔質シート部材に要求されるが、どの位置でも非常に均一な印刷圧を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、孔版印刷装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、ドラムの斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、多孔質シート部材を取り外したドラムの斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、図2中A−A線に沿う断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示し、図2中B−B線に沿う断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示し、多孔質シート部材を取り外したドラムの斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示し、多孔質シート部材を取り外したドラムの斜視図である。
【図8】従来例のインナープレス方式の印刷要部の概略図である。
【図9】従来例のインナープレス方式のインク供給手段の概略図である。
【図10】従来例のアウタープレス方式の印刷要部の概略図である。
【符号の説明】
18 孔版原紙
26 ドラム
35 プレスロール
37 印刷用紙(印刷媒体)
53 外周壁
54 ベース壁
55 多孔質シート部材
56 インク通過路
58 凹部
59 線状リブ
60 インク供給手段
70 インク回収手段
80 点状リブ
Claims (8)
- 表面に孔版原紙が装着される回転自在な外周壁を有し、この外周壁がインクを通過しないベース壁と該ベース壁の少なくとも最大印刷エリアの表面に配置された多孔質シート部材とを有し、この多孔質部材と前記ベース壁の間に少なくとも最大印刷エリアの全域に亘って前記孔版原紙と前記ベース壁とで略密閉空間とされたインク通過路が設けられたドラムと、
前記インク通過路にインクを供給するインク供給手段と、
前記インク通過路内のインクを回収するインク回収手段と、
給紙された印刷媒体を前記外周壁に押圧するプレスロールとを備えたことを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1記載の孔版印刷装置であって、
前記インク供給手段は最大印刷エリアの最上流側よりインクを供給し、前記インク回収手段は最大印刷エリアの最下流側よりインクを回収するようにしたことを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1記載の孔版印刷装置であって、
前記多孔質シート部材は多孔質焼結体にて形成されたことを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1記載の孔版印刷装置であって、
前記多孔質シート部材は連続発泡体にて形成されたことを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1記載の孔版印刷装置であって、
前記インク通過路は、前記ベース壁の少なくとも最大印刷エリアの全域に亘って形成された凹部と、この凹部の上方を覆う前記多孔質シート部材とによって形成されていることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1又は請求項5記載の孔版印刷装置であって、
前記インク通過路内に前記多孔質シート部材を支持する多数の線状リブが立設されていることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1又は請求項5記載の孔版印刷装置であって、
前記インク通過路内に前記多孔質シート部材を支持する多数の点状リブが立設されていることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1〜請求項5記載の孔版印刷装置であって、
前記多孔質シート部材はその周縁のみ前記ベース部材に支持されていることを特徴とする孔版印刷装置。
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