JP3617420B2 - 生産システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は生産システム及び方法並びに生産情報処理装置、特に顧客の要望に応じて商品を生産する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットなどの通信インフラの整備に伴い、通信ネットワークを用いて顧客に対して種々の情報を提供するサービスが実施されている。
【0003】
例えば、特開平6−96099号公報には、顧客が注文した品の各工程における進捗状況を記録し、端末に表示する技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記上来技術では、注文した品の進捗状況を顧客に提示することで、発注してから完成するまでの顧客の不安感を軽減することが可能であるが、顧客が最初に注文した仕様と異なる仕様を望んでも、その要求を工程に反映させる手段については考慮されていない。
【0005】
一般に、商品を購入する場合、商品の仕様を定めて発注した後に仕様変更することは困難であることが多く、そのため顧客は最初に十分考慮して仕様を決定する必要があり、発注までにある程度の時間を要して結局、最終的に商品を入手するまでに時間がかかってしまうことが多い。
【0006】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、その目的は、商品を発注した後においても容易に仕様変更を可能とすることができるシステム及び方法並びに装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、顧客の要望に応じて商品を生産するコンピュータシステムであって、該コンピュータシステムは、互いにコンピュータネットワークで接続された顧客側コンピュータ及び生産ライン管理コンピュータとを備え、前記顧客側コンピュータは、前記生産ライン管理コンピュータに対して前記商品の進捗状況要求コマンドを送信する手段を有し、前記生産ライン管理コンピュータは、生産開始後の工程を含む生産ラインの各工程と仕様変更可能アイテムとの対応関係をテーブルとして記憶する記憶手段と、生産ラインにおける前記商品の生産進捗状況を検出する手段と、前記記憶手段に記憶された前記テーブルを参照することにより、検出された前記生産進捗状況において仕様変更可能アイテムを抽出する手段と、前記顧客側コンピュータからの前記進捗状況要求コマンドに応じて、抽出された仕様変更可能アイテムのデータ及び生産進捗状況を前記顧客側コンピュータに送信する手段とを有し、かつ、前記顧客側コンピュータは、前記生産ライン管理コンピュータからの仕様変更可能アイテムのデータに応じて仕様変更要求コマンドを送信する手段を有し、前記生産ラインコンピュータは、生産ラインに対して前記仕様要求コマンドに応じた仕様変更を出力する手段を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、顧客の要望に応じて商品を生産するコンピュータシステムであって、
該コンピュータシステムは、互いにコンピュータネットワークで接続された顧客側コンピュータ、ディーラ側コンピュータ及び生産ライン管理コンピュータとを備え、前記顧客側コンピュータは、前記ディーラ側コンピュータに対して前記商品の進捗状況要求コマンドを送信する手段を有し、前記生産ライン管理コンピュータは、生産ラインにおける前記商品の生産進捗状況を検出する手段と、前記ディーラ側コンピュータを介して送信された前記顧客側コンピュータからの前記進捗状況要求コマンドに応じて、生産進捗状況を前記ディーラ側コンピュータに送信する手段とを有し、前記ディーラ側コンピュータは、生産開始後の工程を含む生産ラインの各工程と仕様変更可能アイテムとの対応関係をテーブルとして記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記テーブルを参照することにより、前記生産ライン管理コンピュータから送信された前記生産進捗状況において仕様変更可能アイテムを抽出する手段と、抽出された仕様変更可能アイテムのデータ及び生産進捗状況を前記顧客側コンピュータに送信する手段とを有し、かつ、前記顧客側コンピュータは、前記ディーラ側コンピュータからの仕様変更可能アイテムのデータに応じて仕様変更要求コマンドを前記ディーラ側コンピュータに送信する手段を有し、前記生産ライン管理コンピュータは、前記ディーラ側コンピュータを介して送信された前記顧客側コンピュータからの前記仕様要求コマンドに応じて、生産ラインに対して仕様変更を出力する手段を有することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、顧客が車両を購入する場合を例にとり説明する。
【0019】
図1には、本実施形態のシステム概念図が示されている。顧客の使用するコンピュータ10、車両の販売を取り扱うディーラのコンピュータ12及び車両生産工場のコンピュータ14は通信ネットワークで接続されており、双方向にデータ送受が可能なシステムである。
【0020】
コンピュータ14は生産工場における生産ラインを管理する管理サーバとして機能し、生産ラインにおける進捗状況を収集する。生産ラインの各工程には、例えばカメラ18が設置され、ある車両(具体的には顧客の発注した車両)が組み付けラインのどの段階であるかを検出する。検出されたデータは各工程のコンピュータ20を介して管理サーバとしてのコンピュータ14に送信される。もちろん、各工程の進捗状況を検出するためには、各車両にIDタグを付し、このIDタグをIDタグ読み取り/書き込み装置22で読み取ってコンピュータ16に供給し、さらにコンピュータ14に供給してもよい。コンピュータ14に供給された進捗状況のデータは、ディーラのコンピュータ12に送信され、あるいは顧客のコンピュータ10に直接送信される。
【0021】
ここで、本実施形態における進捗状況は、単に顧客が発注した車両が生産ラインのどの段階であるかを示すものではなく、さらに現段階において顧客が仕様変更することができるアイテムについてのデータも含まれている。例えば、顧客の発注した車両が未だ生産ラインにおいて製造準備段階である場合には外装色や内装色、エンジン形式などの仕様を変更することが可能であるためこれらのアイテムをデータとして含める。一方、発注した車両が生産ラインにおいて塗装の段階にある場合には外装色の仕様変更は不可能であるため、外装色以外に仕様変更可能なアイテム、例えば内装色などのアイテムをデータとして含める。顧客は、コンピュータ14から送信された進捗状況を見ながら、仕様変更可能なアイテムを確認することができる。
【0022】
なお、生産ラインの進捗状況に応じてどのアイテムが仕様変更可能であるかは、コンピュータ12あるいはコンピュータ14が、予め記憶されたテーブルに基づいて判定する。1つの態様としては、テーブルをコンピュータ12に記憶しておき、コンピュータ14から進捗状況についてのデータをコンピュータ12で受信し、コンピュータ12が進捗状況とテーブルから仕様変更可能なアイテムを抽出して進捗状況とともにコンピュータ10に送信することができる。テーブルについてはさらに後述する。
【0023】
そして、顧客が仕様変更可能なアイテムの中で実際に仕様変更を望む場合には、コンピュータ10から仕様変更要求をコンピュータ14に送信する。もちろん、顧客はディーラのコンピュータ12に対して仕様変更要求を送信し、コンピュータ12からコンピュータ14に仕様変更要求をさらに送信することもできる。コンピュータ10から仕様変更要求を直接コンピュータ14に送信した場合、コンピュータ14からコンピュータ12に対して仕様変更要求データを送信してもよい。
【0024】
顧客から仕様変更要求を受信したコンピュータ14は、その仕様変更に対応する工程のコンピュータ20に対して仕様変更要求を出力する。作業者はこのコンピュータ20の指示により、仕様を変更して車両を組み付ける。
【0025】
図2には、コンピュータ12あるいはコンピュータ14に記憶される、仕様可能なアイテムを判定するためのテーブルの一例が示されている。生産ラインの工程としては、ディーラ(販売店)における受注手続、製造工場における製造準備、プレス、塗装、組み付け、輸送、ディーラにおける納車準備等があり、これら各工程において仕様変更可能なアイテムが決定される。例えば、車両のグレードに関しては、製造工場の製造準備までは仕様変更可能であるが、製造工場におけるプレス工程以降では仕様変更はできない。また、エンジンに関してもグレードと同様である。外装色に関しては、製造工場のプレス工程までは仕様変更可能であり、製造工場における塗装工程以降では仕様変更できない。内装色やアルミホイールに関しては、製造工場の塗装工程までは仕様変更可能であるが、組み付け工程に入るともはや仕様変更できない。このようなテーブルに基づいて、コンピュータ12あるいはコンピュータ14は進捗状況から一義的に仕様変更可能アイテムを抽出し、顧客に提供することができる。
【0026】
図3には、本実施形態の全体処理フローチャートが示されている。なお、図では説明の都合上、顧客側の処理(S101〜S106)とディーラ側、あるいは工場側の処理(S201〜S209)に分けて示されている。まず、顧客はディーラとの間で車両の仕様について相談した上で、購入を決定する(S101)。なお、従来であれば、発注後の仕様変更が不可能あるいは困難であることに鑑みて購入決定時に最終的な仕様も同時に決定する必要があるが(このため、購入決定までに時間を要することもしばしばある)、本実施形態では進捗状況に対して仕様変更可能なアイテムが顧客に提供され、顧客は購入決定後においても仕様を変更することが可能であるため、迅速に購入を決定することが可能である(最終的な仕様ではなく、一時的な、あるいは仮の仕様で発注することができる)。ディーラでは、この仕様に基づいて受注し(S201)、受注手続き、具体的には製造工場に対して車両の組み付けを指示する(S202)。製造工場では、当初の仕様に基づいて製造の準備を行い(S203)、順次、プレス(S204)、塗装(S205)、組み付け(S206)、ディーラへの輸送(S207)を行う。また、ディーラでは工場から輸送された車両の納車準備を行う(S208)。受注手続(S202)から納車準備(S208)までの生産ラインにおける進捗状況は、適宜コンピュータ12あるいはコンピュータ14から顧客のコンピュータ10に送信される。具体的には、コンピュータ10からの進捗状況要求に従って、コンピュータ12あるいはコンピュータ14は進捗状況データを送信する。進捗状況データには、既述したように現段階における仕様変更可能なアイテムのデータも含まれる。顧客は、コンピュータ10を操作することで自己の発注した車両の進捗状況をモニタすることができ(S102)、車両の部品あるいは作業について仕様変更を希望する場合には(S103でYES)、コンピュータ10からコンピュータ12あるいはコンピュータ14に対して仕様変更要求を送信する(S104)。もちろん、顧客は電話等でディーラに仕様変更要求を伝えても良い。仕様変更要求は、仕様を変更するアイテム及びどのように仕様を変更するかを特定して行う。一例として、進捗状況がプレス工程であり、顧客が外装色について当初の赤色から青色への仕様変更を希望したとする。この仕様変更要求はコンピュータ10からコンピュータ12に送信され、コンピュータ12からさらにコンピュータ14に送信される。コンピュータ14は顧客からの仕様変更要求を受信し、塗装工程のコンピュータ20に対して外装色を赤から青に変更すべきことを指示する(図において、S104からS205への矢印は、仕様変更要求が塗装工程に伝えられることを示している)。この仕様変更要求に従い、工場では外装色を赤から青に変更して製造を続行する。仕様変更アイテムが複数ある場合には、必要なアイテムだけ仕様変更要求を送信する(S105)。
【0027】
以上のようにして、仕様変更要求を送信し、生産ラインにおいて仕様変更を受信して生産に反映し、車両がディーラから顧客に渡される(S209、S106)。顧客は、自己の要求に合致した車両を受け取ることができる。
【0028】
なお、仕様変更可能なアイテムを顧客に提供する際に、そのアイテムについての仕様変更可能期間についても併せて顧客に提供することが好適である。これにより、顧客はいつまで仕様変更できるのかについて知ることができ、その間に十分仕様変更について考慮することができる。
【0029】
また、仕様変更可能なアイテムを顧客に提供する際に、そのアイテムの仕様変更に伴って追加される料金のデータも併せて提供することもできる。料金は、顧客が仕様変更するか否かの1つの目安となるからである。
【0030】
図4〜図14には、顧客のコンピュータ10に表示される画面例が示されている。なお、各画面は、例えばHTMLで既述されたwebページとすることができ、コンピュータ10にインストールされたWWWブラウザで表示することができる。まず、図4は、コンピュータ10からコンピュータ12あるいはコンピュータ14にアクセスした場合に最初に表示される画面例であり、システム名の他、アクセスできるメニューが表示される。図では、「車両生産進捗状況」、「変更可能アイテム一覧」、「変更可能期限一覧」、「追加可能アイテム一覧」の各メニューが表示される。なお、この画面では、顧客が購入時に仮決定した仕様では「無し」としたアイテムについて、後で追加できる場合に追加可能アイテムとしており、このような追加も仕様変更の一態様であることは言うまでもない。
【0031】
図5には、図4において顧客が「車両生産進捗状況」を選択した場合の画面例が示されている。販売店手続きから納車準備に至る全生産工程が表示され、顧客の車両が生産工程のどの段階にあるかを表示する。図では当該車両が溶接工程にあり、このため溶接の部分が強調表示され、かつ矢印で現在の進捗状況が示されている。これにより、顧客は自己の車両がどの段階にあるかを容易に知ることができる。この画面の下方には、変更可能アイテム一覧の画面に移行するためのボタン(あるいはタグ)が表示され、顧客がこのボタンを操作することで仕様変更可能なアイテムを知ることができる。
【0032】
図6には、変更可能アイテムが選択された場合の画面例が示されている。現在の進捗状況において、どのアイテムが変更可能であるかがリスト形式で示されている。もちろん、仕様変更可能なアイテムのみを抽出して表示することも好適である。表示された各アイテムはボタンあるいはタグとして機能し、顧客が仕様変更を希望するアイテムを選択(クリック)すると、そのアイテムについて仕様変更を要求する画面が表示され、コンピュータ12あるいはコンピュータ14に対して仕様変更要求を送信することができる。この画面の下方には、変更可能期限一覧のページに移行するためのボタン(タグ)が表示され、顧客はこのボタンを選択することで仕様変更可能なアイテムについて、どの時点まで仕様変更可能であるかを知ることができる。
【0033】
図7には、変更可能期限が選択された場合の画面例が示されている。仕様変更可能なアイテムについて、それぞれいつまで仕様変更できるかがリスト形式で示されている。これにより、顧客は仕様変更するか否かをいつまでに決定しなければならないかを容易に知ることができる。この画面の下方には、追加可能アイテム一覧のページに移行するためのボタン(タグ)が表示される。
【0034】
図8には、追加可能アイテム一覧が選択された場合の画面例が示されている。現在の使用及び追加可能アイテム並びに追加の態様がリスト形式で示されている。また、追加した場合に加算される料金も併せて表示されている。顧客が、このページを見ることで、どのアイテムを追加するかを決定することができる。
【0035】
図9〜12には、他の画面例が示されている。まず、図9はコンピュータ10に最初に表示される初期画面である。図4との相違点は、現時点の進捗状況において仕様変更可能なアイテム及びその変更可能期限が1つのメニューにまとめられている点、及び画面内に現段階で追加できるアイテムとその追加可能期限並びに追加料金がボタン形式で表示されている点である。このボタン形式の表示内容は所定時間、例えば10秒毎に自動的に更新され、顧客がこのボタンを操作すると仕様変更要求画面に切り替わり、コンピュータ12あるいはコンピュータ14に対して仕様変更要求を送信することができる。
【0036】
図10には、図9の画面において車両生産進捗状況が選択された場合の画面例である。進捗状況に加え、現段階で追加可能なアイテム及びその期限並びに追加料金がボタン形式で表示されている。
【0037】
図11には、図9の画面において変更可能アイテム、期限一覧が選択された場合の画面例が示されている。変更可能アイテムと変更可能期限が併せてリスト形式で表示されている。また、現段階で追加可能なアイテム及びその期限並びに追加料金がボタン形式で表示されている。
【0038】
図12には、図9の画面において追加可能アイテム一覧が選択された場合の画面例が示されている。追加可能アイテムがリスト形式で表示されている。
【0039】
図13〜図14には、さらに他の画面例が示されている。まず、図13はコンピュータ10に最初に表示される初期画面である。画面下方に現段階で追加できるアイテムとその追加可能期限並びに追加料金がボタン形式で表示されている。このボタン形式の表示内容は例えば10秒毎に自動的に更新され、顧客がこのボタンを操作すると仕様変更要求画面に切り替わり、コンピュータ12あるいはコンピュータ14に対して仕様変更要求を送信することができる。現段階で追加できるアイテムを積極的に表示することで、メーカ側としては顧客に対して積極的なセールスを行うことができる。
【0040】
図14には、図13の画面において次の画面に移行するためのボタン(タグ)「IN」を操作した場合の画面が示されている。画面内に、進捗状況、仕様変更可能なアイテムとその仕様変更可能期限、並びに現段階で追加可能なアイテムの一覧が一括表示される。顧客は、この画面を見て自己の車両の進捗状況だけでなく、現段階で仕様変更可能なアイテムはどれで、いつまで仕様変更可能であるかを容易に知ることができる。図14において、顧客が例えば内装色を変更しようと欲する場合には、仕様変更可能アイテム一覧の「内装色」をクリックすると、仕様変更要求画面が表示され、内装色を所定の色に指定してコンピュータ12あるいはコンピュータ14に送信する。
【0041】
このように、本実施形態では、顧客は自己の車両の進捗状況を自己のコンピュータで知るだけでなく、現段階で仕様変更可能なアイテム、仕様変更期限を知ることができ、自己のコンピュータから仕様変更要求を出すことができるので、従来以上に満足度を高めることができる。
【0042】
なお、本実施形態では車両を例にとり説明したが、顧客の要望により仕様が定まる任意の商品について適用することが可能である。このような商品としては、電気・電子製品、被服、住宅等がある。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、商品を発注した後においても容易に仕様変更を可能とすることができるので、例えば商品を発注する段階で最終的な仕様を決定する必要がなく仮決定で発注することができる。また、顧客は従来以上に柔軟に仕様を変更することができるので、自己の満足する商品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のシステム概念図である。
【図2】進捗状況と仕様変更可能アイテムの関係を示す説明図である。
【図3】実施形態の処理フローチャートである。
【図4】初期画面例を示す説明図である。
【図5】進捗状況画面例を示す説明図である。
【図6】仕様変更可能アイテム一覧画面例を示す説明図である。
【図7】仕様変更可能期限画面例を示す説明図である。
【図8】追加可能アイテム一覧画面例を示す説明図である。
【図9】他の初期画面例を示す説明図である。
【図10】他の進捗状況画面例を示す説明図である。
【図11】他の仕様変更可能アイテムと期限一覧画面例を示す説明図である。
【図12】他の追加可能アイテム一覧画面例を示す説明図である。
【図13】他の初期画面例を示す説明図である。
【図14】他の仕様変更可能アイテムと期限と追加可能アイテムの一覧画面例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ(顧客コンピュータ)、12 コンピュータ(ディーラコンピュータ)、14 コンピュータ(工場コンピュータ)。
Claims (4)
- 顧客の要望に応じて商品を生産するコンピュータシステムであって、
該コンピュータシステムは、互いにコンピュータネットワークで接続された顧客側コンピュータ及び生産ライン管理コンピュータとを備え、
前記顧客側コンピュータは、前記生産ライン管理コンピュータに対して前記商品の進捗状況要求コマンドを送信する手段を有し、
前記生産ライン管理コンピュータは、生産開始後の工程を含む生産ラインの各工程と仕様変更可能アイテムとの対応関係をテーブルとして記憶する記憶手段と、生産ラインにおける前記商品の生産進捗状況を検出する手段と、前記記憶手段に記憶された前記テーブルを参照することにより、検出された前記生産進捗状況において仕様変更可能アイテムを抽出する手段と、前記顧客側コンピュータからの前記進捗状況要求コマンドに応じて、抽出された仕様変更可能アイテムのデータ及び生産進捗状況を前記顧客側コンピュータに送信する手段とを有し、かつ、
前記顧客側コンピュータは、前記生産ライン管理コンピュータからの仕様変更可能アイテムのデータに応じて仕様変更要求コマンドを送信する手段を有し、
前記生産ラインコンピュータは、生産ラインに対して前記仕様要求コマンドに応じた仕様変更を出力する手段を有することを特徴とする生産システム。 - 請求項1記載のシステムにおいて、
前記商品は車両であり、
前記テーブルは、前記生産ラインの各工程として、製造準備工程、プレス工程、塗装工程、組み付け工程を含み、各工程毎に仕様変更可能なアイテムを規定する
ことを特徴とする生産システム。 - 請求項1記載のシステムにおいて、
前記生産ライン管理コンピュータは、さらに、
前記生産進捗状況及び前記テーブルに基づいて前記仕様変更可能アイテムの仕様変更可能期限を算出して前記顧客側コンピュータに送信する
ことを特徴とする生産システム。 - 顧客の要望に応じて商品を生産するコンピュータシステムであって、
該コンピュータシステムは、互いにコンピュータネットワークで接続された顧客側コンピュータ、ディーラ側コンピュータ及び生産ライン管理コンピュータとを備え、
前記顧客側コンピュータは、前記ディーラ側コンピュータに対して前記商品の進捗状況要求コマンドを送信する手段を有し、
前記生産ライン管理コンピュータは、生産ラインにおける前記商品の生産進捗状況を検出する手段と、前記ディーラ側コンピュータを介して送信された前記顧客側コンピュータからの前記進捗状況要求コマンドに応じて、生産進捗状況を前記ディーラ側コンピュータに送信する手段とを有し、
前記ディーラ側コンピュータは、生産開始後の工程を含む生産ラインの各工程と仕様変更可能アイテムとの対応関係をテーブルとして記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記テーブルを参照することにより、前記生産ライン管理コンピュータから送信された前記生産進捗状況において仕様変更可能アイテムを抽出する手段と、抽出された仕様変更可能アイテムのデータ及び生産進捗状況を前記顧客側コンピュータに送信する手段とを有し、かつ、
前記顧客側コンピュータは、前記ディーラ側コンピュータからの仕様変更可能アイテムのデータに応じて仕様変更要求コマンドを前記ディーラ側コンピュータに送信する手段 を有し、
前記生産ライン管理コンピュータは、前記ディーラ側コンピュータを介して送信された前記顧客側コンピュータからの前記仕様要求コマンドに応じて、生産ラインに対して仕様変更を出力する手段を有することを特徴とする生産システム。
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