JPH06349719A - 電子ビーム露光方法及びその装置 - Google Patents
電子ビーム露光方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH06349719A JPH06349719A JP13800993A JP13800993A JPH06349719A JP H06349719 A JPH06349719 A JP H06349719A JP 13800993 A JP13800993 A JP 13800993A JP 13800993 A JP13800993 A JP 13800993A JP H06349719 A JPH06349719 A JP H06349719A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron beam
- mark
- position detection
- reference mark
- wafer mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electron Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 エリアセンサ系29での座標を用いて、ステ
ージ系31の座標を決定し、これを電子ビーム描画装置
系27にフィードバックすることで電子ビームでの描画
を行う。 【効果】 本発明により、位置検出マ−クに悪影響を及
ぼすことはなく、位置合わせ精度が向上し、位置検出マ
−クの段差形状や表面状態などを考慮にいれることがな
く、半導体チップの集積度を向上させることができる。
ージ系31の座標を決定し、これを電子ビーム描画装置
系27にフィードバックすることで電子ビームでの描画
を行う。 【効果】 本発明により、位置検出マ−クに悪影響を及
ぼすことはなく、位置合わせ精度が向上し、位置検出マ
−クの段差形状や表面状態などを考慮にいれることがな
く、半導体チップの集積度を向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子ビ−ムによる露光
方法及びその装置に関するもので、特に、位置検出マ−
クによる位置検出に関する。
方法及びその装置に関するもので、特に、位置検出マ−
クによる位置検出に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、電子ビームによる直接描画が実用
化されてきている。電子ビームによる直接描画は、光リ
ソグラフィに比べて微細ピッチのマスクパターンを作成
するのに有効な方法である。
化されてきている。電子ビームによる直接描画は、光リ
ソグラフィに比べて微細ピッチのマスクパターンを作成
するのに有効な方法である。
【0003】従来の電子ビ−ム露光装置について図3を
用いて説明する。図3において、108は電子ビ−ムに
よる露光装置の本体である電子ビーム鏡筒で、この中で
電子ビ−ム101は電子ビ−ム発生源であるカソ−ドか
ら発生し、グリッド、アノ−ド、スリットを通過し、電
子ビ−ム偏向器117の電極間を通過する。
用いて説明する。図3において、108は電子ビ−ムに
よる露光装置の本体である電子ビーム鏡筒で、この中で
電子ビ−ム101は電子ビ−ム発生源であるカソ−ドか
ら発生し、グリッド、アノ−ド、スリットを通過し、電
子ビ−ム偏向器117の電極間を通過する。
【0004】電子ビーム鏡筒108下部にはウェハ載置
用ステージ109からの反射電子を検出する検出器10
4が設置され、検出器104は、検出器104から送信
される二つの検出信号の差をとる差分器120、差をと
った検出信号を増幅、整形する増幅、整形器105、論
理積回路107の入力に接続され、論理積回路107の
他の入力はパルス発振器106に接続される。論理積回
路107の出力には制御コンピュータ114が接続され
る。以上が電子ビ−ム描画装置系である。
用ステージ109からの反射電子を検出する検出器10
4が設置され、検出器104は、検出器104から送信
される二つの検出信号の差をとる差分器120、差をと
った検出信号を増幅、整形する増幅、整形器105、論
理積回路107の入力に接続され、論理積回路107の
他の入力はパルス発振器106に接続される。論理積回
路107の出力には制御コンピュータ114が接続され
る。以上が電子ビ−ム描画装置系である。
【0005】109は半導体ウェハ110を載せるウェ
ハ載置用ステージでこれはX−Yステージと呼ばれてお
り、X軸方向(左右方向)に動くステージと、Y軸方向
(前後方向)に動くステ−ジとで構成されている。この
2つのステージにはX、Y両方向にそれぞれ光波干渉計
が装備されており、各ステ−ジはそれぞれ対応する光波
干渉計によって位置が検出される。
ハ載置用ステージでこれはX−Yステージと呼ばれてお
り、X軸方向(左右方向)に動くステージと、Y軸方向
(前後方向)に動くステ−ジとで構成されている。この
2つのステージにはX、Y両方向にそれぞれ光波干渉計
が装備されており、各ステ−ジはそれぞれ対応する光波
干渉計によって位置が検出される。
【0006】次に、従来の電子ビ−ム露光装置による位
置検出方法について図2を用いて説明する。位置検出マ
−ク102は電子ビ−ム露光用の位置検出マ−クで、二
種類に別れており、一つは半導体ウェハ110面内に、
例えばエンハンスト・グローバル・アライメントにおけ
るWGAに相当する、半導体ウェハの位置決め用の位置
検出マ−クが数点形成され、一つのチップ内に、例えば
エンハンスト・グロ−バル・アライメントにおけるLS
Aに相当する描画開始位置決め用の位置検出マ−クが形
成され、これらを用いて電子ビ−ムによる重ね合わせ描
画を行う。電子ビ−ム101は、これら位置検出マ−ク
102を走査して、位置検出マ−ク102から生じる、
反射電子による左右二つの端子を具備した検出器104
で検出されたそれぞれの検出信号を、まず差分器120
で差をとり、増幅、整形器105で増幅、整形し、パル
ス発振器106から発生させる位置検出パルスとの論理
積をとり、そのデータを制御コンピュータ114で処理
することでマ−クの位置検出を行っている。
置検出方法について図2を用いて説明する。位置検出マ
−ク102は電子ビ−ム露光用の位置検出マ−クで、二
種類に別れており、一つは半導体ウェハ110面内に、
例えばエンハンスト・グローバル・アライメントにおけ
るWGAに相当する、半導体ウェハの位置決め用の位置
検出マ−クが数点形成され、一つのチップ内に、例えば
エンハンスト・グロ−バル・アライメントにおけるLS
Aに相当する描画開始位置決め用の位置検出マ−クが形
成され、これらを用いて電子ビ−ムによる重ね合わせ描
画を行う。電子ビ−ム101は、これら位置検出マ−ク
102を走査して、位置検出マ−ク102から生じる、
反射電子による左右二つの端子を具備した検出器104
で検出されたそれぞれの検出信号を、まず差分器120
で差をとり、増幅、整形器105で増幅、整形し、パル
ス発振器106から発生させる位置検出パルスとの論理
積をとり、そのデータを制御コンピュータ114で処理
することでマ−クの位置検出を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の位置検出方法で
は、半導体ウェハ上の位置検出マ−クを電子ビ−ムで走
査するため、現像後に走査した部分がパタ−ニングされ
てしまい、次工程で金属膜をエッチングしたときに位置
検出マ−クが変形するため、正確な位置合わせができな
い。それを防ぐために複数個の位置検出マ−クを用いね
ばならず、半導体ウェハ上のチップの集積度が低下す
る。または、プロセスを重ねることによってマークがレ
ジストなどで覆われることがあり、位置合わせマークの
位置検出が難しくなり、位置合わせの精度が低下する。
また、位置合わせマ−クの段差が直角になっていないこ
とや位置合わせマ−クの表面に凹凸が存在することなど
が原因となるノイズが重畳してしまうという欠点があっ
た。本発明は、位置検出マ−クに悪影響を及ぼすことな
く、正確な位置合わせができるような電子ビ−ム露光方
法及びその装置を提供することを目的とする。
は、半導体ウェハ上の位置検出マ−クを電子ビ−ムで走
査するため、現像後に走査した部分がパタ−ニングされ
てしまい、次工程で金属膜をエッチングしたときに位置
検出マ−クが変形するため、正確な位置合わせができな
い。それを防ぐために複数個の位置検出マ−クを用いね
ばならず、半導体ウェハ上のチップの集積度が低下す
る。または、プロセスを重ねることによってマークがレ
ジストなどで覆われることがあり、位置合わせマークの
位置検出が難しくなり、位置合わせの精度が低下する。
また、位置合わせマ−クの段差が直角になっていないこ
とや位置合わせマ−クの表面に凹凸が存在することなど
が原因となるノイズが重畳してしまうという欠点があっ
た。本発明は、位置検出マ−クに悪影響を及ぼすことな
く、正確な位置合わせができるような電子ビ−ム露光方
法及びその装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子ビ−ム露光方法においては、位置検出
のための基準マ−クを具備したウェハ載置用ステ−ジを
電子ビ−ム鏡筒下部に設置し、前記基準マ−クを電子ビ
−ムで走査することで電子ビ−ム描画装置系における半
導体ウェハの位置座標を検出する工程と、前記ウェハ載
置用ステージをCCDセンサ下部に移動し、光源から発
生する光を前記基準マークに照射してCCDセンサ系に
おける基準マ−クの位置座標を検出する工程と、前記電
子ビ−ム描画装置系における半導体ウェハの位置座標と
前記エリアセンサ系における半導体ウェハの位置座標と
を比較し、補正値を算出する工程と、前記半導体ウェハ
上に形成された位置検出マークに前記光源から発生する
光を照射し、CCDセンサ系における位置検出マ−クの
位置座標を検出する工程と、前記ウェハ載置用ステージ
を前記電子ビーム鏡筒下に移動し、前記ウェハ載置用ス
テージまたは前記電子ビームのいずれか一方を前記補正
値で補正した後、電子ビームによる描画を行う工程とを
具備することを特徴とする。
に、本発明の電子ビ−ム露光方法においては、位置検出
のための基準マ−クを具備したウェハ載置用ステ−ジを
電子ビ−ム鏡筒下部に設置し、前記基準マ−クを電子ビ
−ムで走査することで電子ビ−ム描画装置系における半
導体ウェハの位置座標を検出する工程と、前記ウェハ載
置用ステージをCCDセンサ下部に移動し、光源から発
生する光を前記基準マークに照射してCCDセンサ系に
おける基準マ−クの位置座標を検出する工程と、前記電
子ビ−ム描画装置系における半導体ウェハの位置座標と
前記エリアセンサ系における半導体ウェハの位置座標と
を比較し、補正値を算出する工程と、前記半導体ウェハ
上に形成された位置検出マークに前記光源から発生する
光を照射し、CCDセンサ系における位置検出マ−クの
位置座標を検出する工程と、前記ウェハ載置用ステージ
を前記電子ビーム鏡筒下に移動し、前記ウェハ載置用ス
テージまたは前記電子ビームのいずれか一方を前記補正
値で補正した後、電子ビームによる描画を行う工程とを
具備することを特徴とする。
【0009】また、本発明の電子ビ−ム露光装置におい
ては、電子ビ−ム鏡筒と、前記電子ビ−ム鏡筒内の一端
に配置された電子ビーム発生源と、前記電子ビ−ム鏡筒
の他端に存在し、かつ上面に位置検出のための基準マー
クが形成されたウェハ載置用ステ−ジと、前記ウェハ載
置用ステ−ジを照射するための光源と、前記ウェハ載置
用ステ−ジからの反射光を検出するCCDセンサと、前
記エリアセンサで検出した光を電気信号に変換する画像
処理系と、検出された反射電子を電気信号に変換する電
子ビーム処理系と、前記画像処理系からの電気信号と前
記電子ビ−ム処理系からの電気信号とを受ける制御コン
ピュ−タとを具備し、前記画像処理系からの電気信号と
前記電子ビ−ム処理系からの電気信号とを比較、補正値
を算出し、CCDセンサ系における位置検出マ−クの位
置座標で前記ウェハ載置用ステージまたは前記電子ビー
ムのいずれか一方を制御することを特徴とする。
ては、電子ビ−ム鏡筒と、前記電子ビ−ム鏡筒内の一端
に配置された電子ビーム発生源と、前記電子ビ−ム鏡筒
の他端に存在し、かつ上面に位置検出のための基準マー
クが形成されたウェハ載置用ステ−ジと、前記ウェハ載
置用ステ−ジを照射するための光源と、前記ウェハ載置
用ステ−ジからの反射光を検出するCCDセンサと、前
記エリアセンサで検出した光を電気信号に変換する画像
処理系と、検出された反射電子を電気信号に変換する電
子ビーム処理系と、前記画像処理系からの電気信号と前
記電子ビ−ム処理系からの電気信号とを受ける制御コン
ピュ−タとを具備し、前記画像処理系からの電気信号と
前記電子ビ−ム処理系からの電気信号とを比較、補正値
を算出し、CCDセンサ系における位置検出マ−クの位
置座標で前記ウェハ載置用ステージまたは前記電子ビー
ムのいずれか一方を制御することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、電子ビ−ムにより位置検出マ
−クを検出するのではなく、光学装置により位置検出マ
−クを検出するので、位置検出マ−クに悪影響を及ぼす
ことなく正確な位置検出を行うことができる。また、位
置検出マ−クがレジストなどで覆われていたとしても光
はレジストを透過するため、途中で位置検出マ−クを形
成することをしないようにできるため、位置合わせ精度
が向上する。また、位置検出マ−クの段差形状及び表面
状態に影響されることなく位置検出を行うことができ
る。
−クを検出するのではなく、光学装置により位置検出マ
−クを検出するので、位置検出マ−クに悪影響を及ぼす
ことなく正確な位置検出を行うことができる。また、位
置検出マ−クがレジストなどで覆われていたとしても光
はレジストを透過するため、途中で位置検出マ−クを形
成することをしないようにできるため、位置合わせ精度
が向上する。また、位置検出マ−クの段差形状及び表面
状態に影響されることなく位置検出を行うことができ
る。
【0011】
【実施例】本発明の第一の実施例である電子ビ−ム露光
装置について図1、図2を用いて説明する。図1におい
て、8は電子ビ−ムによる露光装置の本体である電子ビ
ーム鏡筒で、この中で電子ビ−ム1は電子ビ−ム発生源
であるカソ−ドから発生し、電子ビ−ム偏向器17の電
極間を通過する。電子ビーム鏡筒8下部にはウェハ載置
用ステージ9からの反射電子を検出する検出器104が
設置され、検出器104は、検出器104から送信され
る二つの検出信号の差をとる差分器120、差をとった
検出信号を増幅、整形する増幅、整形器105、論理積
回路107の入力に接続され、論理積回路107の他の
入力はパルス発振器106に接続される。論理積回路1
07の出力には制御コンピュータ114が接続される。
以上が電子ビ−ム描画装置系27である。
装置について図1、図2を用いて説明する。図1におい
て、8は電子ビ−ムによる露光装置の本体である電子ビ
ーム鏡筒で、この中で電子ビ−ム1は電子ビ−ム発生源
であるカソ−ドから発生し、電子ビ−ム偏向器17の電
極間を通過する。電子ビーム鏡筒8下部にはウェハ載置
用ステージ9からの反射電子を検出する検出器104が
設置され、検出器104は、検出器104から送信され
る二つの検出信号の差をとる差分器120、差をとった
検出信号を増幅、整形する増幅、整形器105、論理積
回路107の入力に接続され、論理積回路107の他の
入力はパルス発振器106に接続される。論理積回路1
07の出力には制御コンピュータ114が接続される。
以上が電子ビ−ム描画装置系27である。
【0012】ウェハ載置用ステ−ジ9はX−Yステ−ジ
で、X軸方向(左右方向)に動くステ−ジと、Y軸方向
(前後方向)に動くステ−ジとで構成されている。この
2つのステ−ジには、ヘリウム−ネオンレ−ザであるレ
ーザ光源22と、光波干渉計が装備されており、各ステ
−ジはそれぞれ対応する光波干渉計によって位置が検出
される。また、このステ−ジ上左部には、金でできてお
り、位置検出のためのメッシュ型の基準マ−ク15が設
けられている。以上が電子ビ−ム描画装置系27であ
る。
で、X軸方向(左右方向)に動くステ−ジと、Y軸方向
(前後方向)に動くステ−ジとで構成されている。この
2つのステ−ジには、ヘリウム−ネオンレ−ザであるレ
ーザ光源22と、光波干渉計が装備されており、各ステ
−ジはそれぞれ対応する光波干渉計によって位置が検出
される。また、このステ−ジ上左部には、金でできてお
り、位置検出のためのメッシュ型の基準マ−ク15が設
けられている。以上が電子ビ−ム描画装置系27であ
る。
【0013】図1において、ウェハ載置用ステージ9の
側方には光源16があり、この光源16はマスク材、例
えばレジストであるが、マスク材を感光しないような波
長を持った波長帯域幅の広い光を発生する。光源16か
ら発生した光は半導体ウェハ上を照射するようになって
いる。ウェハ載置用ステージ9の上方には、CCDセン
サであるCCDエリアセンサ12があり、半導体ウェハ
からの反射光を光学レンズ11を通して受光する。
側方には光源16があり、この光源16はマスク材、例
えばレジストであるが、マスク材を感光しないような波
長を持った波長帯域幅の広い光を発生する。光源16か
ら発生した光は半導体ウェハ上を照射するようになって
いる。ウェハ載置用ステージ9の上方には、CCDセン
サであるCCDエリアセンサ12があり、半導体ウェハ
からの反射光を光学レンズ11を通して受光する。
【0014】CCDエリアセンサ12で検出された光は
画像処理部30にデジタル信号として送られる。画像処
理部30は画像処理ユニット13とホストコンピュ−タ
14とで構成され、ここでエリアセンサ12で検出され
た光を画像として処理する。以上がエリアセンサ系29
である。
画像処理部30にデジタル信号として送られる。画像処
理部30は画像処理ユニット13とホストコンピュ−タ
14とで構成され、ここでエリアセンサ12で検出され
た光を画像として処理する。以上がエリアセンサ系29
である。
【0015】エリアセンサ系29、電子ビ−ム描画装置
系27のすべての動作は制御コンピュ−タ14で一括制
御される。次に、本発明の第一の実施例による電子ビ−
ム露光方法について図1を用いて説明する。
系27のすべての動作は制御コンピュ−タ14で一括制
御される。次に、本発明の第一の実施例による電子ビ−
ム露光方法について図1を用いて説明する。
【0016】まず、ウェハ載置用ステ−ジ9は、最初は
aの位置に設置される。電子ビ−ム1はウェハ載置用ス
テ−ジ上の位置検出のための基準マ−ク15を照射す
る。基準マ−ク15からの反射電子は図に示される左右
二つの端子を具備した検出器4で検出される。検出器4
で検出された検出信号は差をとり、増幅、整形器5を通
して増幅、整形することによりデジタル信号化され、論
理積回路7によりパルス発振器6から送信される位置検
出パルスとの論理積をとり、その結果を制御コンピュ−
タ14に送信する。送信された結果により、基準マ−ク
15を座標原点として電子ビ−ム描画装置系27の座標
を設定する。
aの位置に設置される。電子ビ−ム1はウェハ載置用ス
テ−ジ上の位置検出のための基準マ−ク15を照射す
る。基準マ−ク15からの反射電子は図に示される左右
二つの端子を具備した検出器4で検出される。検出器4
で検出された検出信号は差をとり、増幅、整形器5を通
して増幅、整形することによりデジタル信号化され、論
理積回路7によりパルス発振器6から送信される位置検
出パルスとの論理積をとり、その結果を制御コンピュ−
タ14に送信する。送信された結果により、基準マ−ク
15を座標原点として電子ビ−ム描画装置系27の座標
を設定する。
【0017】電子ビーム描画装置系27における基準マ
ークの位置座標決定と平行して、ウェハ載置用ステージ
9の動作を制御するステージ系31における基準マーク
の位置座標決定を行う。まず、例えばヘリウム−ネオン
レーザであるレーザ光源22から発生するレーザ光をウ
ェハ載置用ステージ9上に照射し、反射されたレーザ光
を光波干渉計で検出し、検出した光波を信号処理部(図
示せず)で電気信号として変換して、制御コンピュータ
14に送信し、ステージ系31における基準マーク15
の位置座標が決定される。そして、電子ビーム描画装置
系27における基準マーク15の位置座標とステージ系
31における基準マーク15の位置座標とが比較され、
ステージ系31における基準マーク15の位置座標に対
する電子ビーム描画装置系27における基準マーク15
の位置座標の補正値は制御コンピュータ14により電子
ビーム偏向器17にフィードバックされる。
ークの位置座標決定と平行して、ウェハ載置用ステージ
9の動作を制御するステージ系31における基準マーク
の位置座標決定を行う。まず、例えばヘリウム−ネオン
レーザであるレーザ光源22から発生するレーザ光をウ
ェハ載置用ステージ9上に照射し、反射されたレーザ光
を光波干渉計で検出し、検出した光波を信号処理部(図
示せず)で電気信号として変換して、制御コンピュータ
14に送信し、ステージ系31における基準マーク15
の位置座標が決定される。そして、電子ビーム描画装置
系27における基準マーク15の位置座標とステージ系
31における基準マーク15の位置座標とが比較され、
ステージ系31における基準マーク15の位置座標に対
する電子ビーム描画装置系27における基準マーク15
の位置座標の補正値は制御コンピュータ14により電子
ビーム偏向器17にフィードバックされる。
【0018】次に、ウェハ載置用ステ−ジ9をbの位置
に移動させ、光源16から発生する光を、ウェハ載置用
ステ−ジ9上の位置検出のための基準マ−ク15に照射
する。反射光は光学レンズ11を通してCCDエリアセ
ンサ12に集光される。CCDエリアセンサ12の各画
素から読み出される信号電荷は次段の画像処理ユニット
13に送られ、各画素の信号電荷は数ビット分に分割さ
れ、その結果が面デ−タとして制御コンピュ−タ14に
送られる。ホストコンピュ−タ14では面デ−タから基
準マ−ク15のエッジを検出して基準マ−ク15の中心
位置を求め、基準マ−ク15を座標原点としてエリアセ
ンサ系29における基準マーク15の位置座標を決定す
る。
に移動させ、光源16から発生する光を、ウェハ載置用
ステ−ジ9上の位置検出のための基準マ−ク15に照射
する。反射光は光学レンズ11を通してCCDエリアセ
ンサ12に集光される。CCDエリアセンサ12の各画
素から読み出される信号電荷は次段の画像処理ユニット
13に送られ、各画素の信号電荷は数ビット分に分割さ
れ、その結果が面デ−タとして制御コンピュ−タ14に
送られる。ホストコンピュ−タ14では面デ−タから基
準マ−ク15のエッジを検出して基準マ−ク15の中心
位置を求め、基準マ−ク15を座標原点としてエリアセ
ンサ系29における基準マーク15の位置座標を決定す
る。
【0019】そして、ホストコンピュ−タ14では、こ
のエリアセンサ系29の基準マーク15の位置座標とス
テージ系の基準マーク15の位置座標とを比較して、エ
リアセンサ系29の基準マーク15の位置座標に対する
ステージ系の基準マーク15の位置座標の補正値を計算
する。この補正が行われれば、ステージ系における基準
マーク15の位置座標に対する電子ビーム描画装置系2
7における基準マーク15の位置座標の補正値は制御コ
ンピュータ14により電子ビーム偏向器17にフィード
バックされるので、エリアセンサ系29の基準マーク1
5の位置座標で電子ビ−ム描画装置系27の制御を行う
ことができる。
のエリアセンサ系29の基準マーク15の位置座標とス
テージ系の基準マーク15の位置座標とを比較して、エ
リアセンサ系29の基準マーク15の位置座標に対する
ステージ系の基準マーク15の位置座標の補正値を計算
する。この補正が行われれば、ステージ系における基準
マーク15の位置座標に対する電子ビーム描画装置系2
7における基準マーク15の位置座標の補正値は制御コ
ンピュータ14により電子ビーム偏向器17にフィード
バックされるので、エリアセンサ系29の基準マーク1
5の位置座標で電子ビ−ム描画装置系27の制御を行う
ことができる。
【0020】実際の位置検出方法について以下に示す。
電子ビ−ム露光装置で用いる数百μm四方の十字マ−ク
の代わりにステッパで用いるような約4μm角の矩形状
の位置検出マ−クを半導体ウェハの周囲に数個、一つの
チップ形成領域に数個形成する。この位置検出マークに
は半導体ウェハ周囲に形成される半導体ウェハの位置決
め用の位置検出マーク、一つのチップ形成領域に形成さ
れる描画開始位置決め用の位置検出マークとがある。最
初に半導体ウェハの位置決め用の位置検出マーク2個に
光源16から発生する光を照射し、その反射光を前述と
同様の方法でCCDエリアセンサ12で検出し画像処理
を行い、エリアセンサ系29における半導体ウェハの位
置決め用の位置検出マ−クの位置座標を決定する。これ
とステージ系の半導体ウェハの位置決め用の位置検出マ
ークの位置座標とを比較し、補正することで半導体ウェ
ハ10の位置及び回転をホストコンピュ−タ14で求め
た後、ウェハ載置用ステージ、即ちaの地点におけるウ
ェハ10の位置を確定する。電子ビ−ム描画装置系2
7、特に電子ビ−ム偏向器17にフィ−ドバックする。
電子ビ−ム露光装置で用いる数百μm四方の十字マ−ク
の代わりにステッパで用いるような約4μm角の矩形状
の位置検出マ−クを半導体ウェハの周囲に数個、一つの
チップ形成領域に数個形成する。この位置検出マークに
は半導体ウェハ周囲に形成される半導体ウェハの位置決
め用の位置検出マーク、一つのチップ形成領域に形成さ
れる描画開始位置決め用の位置検出マークとがある。最
初に半導体ウェハの位置決め用の位置検出マーク2個に
光源16から発生する光を照射し、その反射光を前述と
同様の方法でCCDエリアセンサ12で検出し画像処理
を行い、エリアセンサ系29における半導体ウェハの位
置決め用の位置検出マ−クの位置座標を決定する。これ
とステージ系の半導体ウェハの位置決め用の位置検出マ
ークの位置座標とを比較し、補正することで半導体ウェ
ハ10の位置及び回転をホストコンピュ−タ14で求め
た後、ウェハ載置用ステージ、即ちaの地点におけるウ
ェハ10の位置を確定する。電子ビ−ム描画装置系2
7、特に電子ビ−ム偏向器17にフィ−ドバックする。
【0021】次に、描画開始位置決め用の位置検出マ−
クに光源16から発生する光を照射し、そのマークから
の反射光を前述と同様の方法でCCDエリアセンサ12
で検出し画像処理を行い、エリアセンサ系29における
描画開始位置決め用の位置検出マ−クの位置座標を決定
する。これとステージ系の半導体ウェハの位置決め用の
位置検出マークの位置座標とを比較し、補正することで
ウェハ上での露光開始位置の偏向方向と振幅とを決定す
る。この工程を経て後、電子ビ−ムによる描画を行う。
クに光源16から発生する光を照射し、そのマークから
の反射光を前述と同様の方法でCCDエリアセンサ12
で検出し画像処理を行い、エリアセンサ系29における
描画開始位置決め用の位置検出マ−クの位置座標を決定
する。これとステージ系の半導体ウェハの位置決め用の
位置検出マークの位置座標とを比較し、補正することで
ウェハ上での露光開始位置の偏向方向と振幅とを決定す
る。この工程を経て後、電子ビ−ムによる描画を行う。
【0022】以上、本発明の第一の実施例による電子ビ
−ム露光方法について説明したが、電子ビ−ムにより位
置検出マ−クを検出するのではなく、CCDエリアセン
サにより位置検出マ−クを検出し、前もって求めておい
たエリアセンサ系における位置検出マークの位置座標に
対する電子ビーム描画装置系27における位置検出マー
クの位置座標の補正値で位置検出マークの位置を確定す
る。これにより、電子ビームによる位置検出マ−クに対
する悪影響を除くことができる。次に、途中で位置検出
マ−クを形成することをしないようにできるため、位置
合わせ精度が向上する。また、位置検出マ−クの段差形
状及び表面状態に影響されることなく位置検出を行うこ
とができる。さらに、電子ビーム用の、占有面積の大き
い位置検出マ−クを用いず、占有面積の小さな位置検出
マ−クを用いることができるため、一つの半導体チップ
における位置検出マークの占有率が小さくなり、半導体
チップの集積度を向上させることができる。
−ム露光方法について説明したが、電子ビ−ムにより位
置検出マ−クを検出するのではなく、CCDエリアセン
サにより位置検出マ−クを検出し、前もって求めておい
たエリアセンサ系における位置検出マークの位置座標に
対する電子ビーム描画装置系27における位置検出マー
クの位置座標の補正値で位置検出マークの位置を確定す
る。これにより、電子ビームによる位置検出マ−クに対
する悪影響を除くことができる。次に、途中で位置検出
マ−クを形成することをしないようにできるため、位置
合わせ精度が向上する。また、位置検出マ−クの段差形
状及び表面状態に影響されることなく位置検出を行うこ
とができる。さらに、電子ビーム用の、占有面積の大き
い位置検出マ−クを用いず、占有面積の小さな位置検出
マ−クを用いることができるため、一つの半導体チップ
における位置検出マークの占有率が小さくなり、半導体
チップの集積度を向上させることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明により、位置検出マ−クは光学的
に検出されるため、次工程の処理の影響を受けず、マ−
ク変形などの悪影響が及ぶことはないので正確な位置検
出ができる。次に、直接合わせとなり、位置合わせ精度
が向上する。また、画像処理であるため、位置合わせマ
−クの段差形状や表面状態などを考慮にいれることをせ
ずに済む。
に検出されるため、次工程の処理の影響を受けず、マ−
ク変形などの悪影響が及ぶことはないので正確な位置検
出ができる。次に、直接合わせとなり、位置合わせ精度
が向上する。また、画像処理であるため、位置合わせマ
−クの段差形状や表面状態などを考慮にいれることをせ
ずに済む。
【図1】本発明の実施例である電子ビ−ム露光装置の概
念図
念図
【図2】従来の電子ビ−ム露光装置の概念図
1、101 電子ビ−ム 2、102 位置合わせマ−ク 4、104 検出器 5、105 増幅器、整形器 6、106 パルス発振器 7、107 論理積(AND)回路 8、108 電子ビ−ム鏡筒 9、109 ステ−ジ 10、110 半導体ウェハ 11 光学レンズ 12 CCDセンサ 13 画像処理ユニット 14、114 ホストコンピュ−タ 15 基準マ−ク 16 光源 17、117 電子ビ−ム偏向器 22 レーザ光源 27 電子ビーム描画装置系 29 エリアセンサ系 30 画像処理部 31 ステージ系
Claims (2)
- 【請求項1】 位置検出のための基準マ−クを具備した
ウェハ載置用ステ−ジを電子ビ−ム鏡筒下部に設置し、
前記基準マ−クを電子ビ−ムで走査することで電子ビ−
ム描画装置系における半導体ウェハの位置座標を検出す
る工程と、 前記ウェハ載置用ステージをCCDセンサ下部に移動
し、光源から発生する光を前記基準マークに照射してC
CDセンサ系における基準マ−クの位置座標を検出する
工程と、 前記電子ビ−ム描画装置系における半導体ウェハの位置
座標と前記エリアセンサ系における半導体ウェハの位置
座標とを比較し、補正値を算出する工程と、 前記半導体ウェハ上に形成された位置検出マークに前記
光源から発生する光を照射し、CCDセンサ系における
位置検出マ−クの位置座標を検出する工程と、 前記ウェハ載置用ステージを前記電子ビーム鏡筒下に移
動し、前記ウェハ載置用ステージまたは前記電子ビーム
のいずれか一方を前記補正値で補正した後、電子ビーム
による描画を行う工程とを具備することを特徴とする電
子ビ−ム露光方法。 - 【請求項2】 電子ビ−ム鏡筒と、 前記電子ビ−ム鏡筒内の一端に配置された電子ビーム発
生源と、 前記電子ビ−ム鏡筒の他端に存在し、かつ上面に位置検
出のための基準マークが形成されたウェハ載置用ステ−
ジと、 前記ウェハ載置用ステ−ジを照射するための光源と、 前記ウェハ載置用ステ−ジからの反射光を検出するCC
Dセンサと、 前記エリアセンサで検出した光を電気信号に変換する画
像処理系と、 検出された反射電子を電気信号に変換する電子ビーム処
理系と、 前記画像処理系からの電気信号と前記電子ビ−ム処理系
からの電気信号とを受ける制御コンピュ−タとを具備
し、前記画像処理系からの電気信号と前記電子ビ−ム処
理系からの電気信号とを比較、補正値を算出し、CCD
センサ系における位置検出マ−クの位置座標で前記ウェ
ハ載置用ステージまたは前記電子ビームのいずれか一方
を制御することを特徴とする電子ビ−ム露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13800993A JPH06349719A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 電子ビーム露光方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13800993A JPH06349719A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 電子ビーム露光方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06349719A true JPH06349719A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15211932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13800993A Pending JPH06349719A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 電子ビーム露光方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06349719A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002032111A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-31 | Toyota Motor Corp | 生産システム及び方法並びに生産情報処理装置 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP13800993A patent/JPH06349719A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002032111A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-31 | Toyota Motor Corp | 生産システム及び方法並びに生産情報処理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4423959A (en) | Positioning apparatus | |
US4701053A (en) | Mark position detecting method and apparatus | |
JP3288794B2 (ja) | 荷電ビーム補正方法及びマーク検出方法 | |
US4558225A (en) | Target body position measuring method for charged particle beam fine pattern exposure system | |
US8008631B2 (en) | Method of acquiring offset deflection amount for shaped beam and lithography apparatus | |
JPS5884976A (ja) | 電子ビ−ム処理方法 | |
US8507873B2 (en) | Drift measuring method, charged particle beam writing method, and charged particle beam writing apparatus | |
US5004925A (en) | Method and apparatus for detecting alignment mark of semiconductor device | |
JPH06349719A (ja) | 電子ビーム露光方法及びその装置 | |
JP2950283B2 (ja) | 電子線アライメント方法及び装置 | |
JP2865164B2 (ja) | 粒子線描画装置 | |
JP2840959B2 (ja) | 電子ビーム描画露光装置の焦点設定方法 | |
JP3242122B2 (ja) | パターン形成方法および半導体装置の製造方法 | |
JP2927201B2 (ja) | 荷電粒子ビーム露光方法、該方法を実行する装置、及び該方法に用いられる位置検出マーク形成体 | |
JPS6369226A (ja) | 粒子線描画方法 | |
JPS58157131A (ja) | 荷電粒子ビ−ム露光装置 | |
JP2786662B2 (ja) | 荷電ビーム描画方法 | |
JPH11145028A (ja) | パターン描画装置用マーク位置検出方法及びその装置 | |
JPH07105322B2 (ja) | アライメント装置 | |
JP3340595B2 (ja) | 荷電粒子ビーム描画方法 | |
JPS6232613B2 (ja) | ||
JPH03188616A (ja) | 電子ビーム露光装置 | |
JPH077742B2 (ja) | 電子ビーム露光方法 | |
JP3002246B2 (ja) | 荷電ビーム補正方法 | |
JPH0630332B2 (ja) | 位置決め装置、及び該装置を用いた基板の位置決め方法 |