JPH11145028A - パターン描画装置用マーク位置検出方法及びその装置 - Google Patents
パターン描画装置用マーク位置検出方法及びその装置Info
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- JPH11145028A JPH11145028A JP9302800A JP30280097A JPH11145028A JP H11145028 A JPH11145028 A JP H11145028A JP 9302800 A JP9302800 A JP 9302800A JP 30280097 A JP30280097 A JP 30280097A JP H11145028 A JPH11145028 A JP H11145028A
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パターン描画装置用マーク位置検出方法と装
置で、特に、電子線描画装置等の露光工程での試料のア
ライメントのためのマーク読み取りを高精度に行う。 【解決手段】 パターン描画装置用マーク位置検出方法
で、反射電子検出器12が検出した信号波形と基準信号
波形とをマッチング処理部38でマッチング処理し、そ
の結果に応じて次の検出する信号波形の基準信号波形を
修正してマーク位置検出を行う。
置で、特に、電子線描画装置等の露光工程での試料のア
ライメントのためのマーク読み取りを高精度に行う。 【解決手段】 パターン描画装置用マーク位置検出方法
で、反射電子検出器12が検出した信号波形と基準信号
波形とをマッチング処理部38でマッチング処理し、そ
の結果に応じて次の検出する信号波形の基準信号波形を
修正してマーク位置検出を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパターン描画装置用
マーク位置検出方法と装置に関し、特に、電子線描画装
置等の露光工程での試料のアライメントのためのマーク
位置を検出する方法と装置に関する。
マーク位置検出方法と装置に関し、特に、電子線描画装
置等の露光工程での試料のアライメントのためのマーク
位置を検出する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造プロセスでは基板上に多層
膜を形成するため、各膜を形成する工程毎に試料上に設
けられた位置合せマークを検出して位置合せを行う必要
がある。位置合わせマークは、一般に試料上の突起部や
溝の幾何学的構造(例えば段差)を利用して形成してい
るものと、電子の反射率が異なる物質(例えば重金属)
を利用して形成しているものが知られている。また、L
SIの集積度の向上に伴って素子や配線等のパターンサ
イズが小さくなっていくのに従って位置合わせマークも
ますます微細化している。
膜を形成するため、各膜を形成する工程毎に試料上に設
けられた位置合せマークを検出して位置合せを行う必要
がある。位置合わせマークは、一般に試料上の突起部や
溝の幾何学的構造(例えば段差)を利用して形成してい
るものと、電子の反射率が異なる物質(例えば重金属)
を利用して形成しているものが知られている。また、L
SIの集積度の向上に伴って素子や配線等のパターンサ
イズが小さくなっていくのに従って位置合わせマークも
ますます微細化している。
【0003】これらについて、電子ビーム描画装置の場
合について説明すると、電子ビームが照射している試料
上(ウエハ基板上)の位置を知るためには、試料上の特
定の位置に設けられたマークを検出して電子ビーム位置
の座標を較正する必要がある。従って、試料上に設けら
れた位置検出用凹凸マークを電子ビームで走査し、位置
検出マークからの反射電子を検出器で取り込み、その信
号波形を処理することで行われる。これらについて図面
を参照して説明すると、図5はマーク検出装置の概略図
で、ウエハ等の試料14の表面上を電子ビーム70を走
査し、試料14の表面上に設けられた突起状の位置検出
マーク71からの反射電子信号を2つの検出器72、7
3で検出する。この2個の信号は増幅・整形部74で絶
対値の差分を取り増幅・整形される。その処理された波
形からスライスレベル法(スライスレベルと信号波形と
の交点からエッジを求める方法)によってマークエッジ
部分を抽出してマーク位置を検出する。この検出信号と
描画装置制御系75からの信号により図示しない電子ビ
ーム位置を調整する。
合について説明すると、電子ビームが照射している試料
上(ウエハ基板上)の位置を知るためには、試料上の特
定の位置に設けられたマークを検出して電子ビーム位置
の座標を較正する必要がある。従って、試料上に設けら
れた位置検出用凹凸マークを電子ビームで走査し、位置
検出マークからの反射電子を検出器で取り込み、その信
号波形を処理することで行われる。これらについて図面
を参照して説明すると、図5はマーク検出装置の概略図
で、ウエハ等の試料14の表面上を電子ビーム70を走
査し、試料14の表面上に設けられた突起状の位置検出
マーク71からの反射電子信号を2つの検出器72、7
3で検出する。この2個の信号は増幅・整形部74で絶
対値の差分を取り増幅・整形される。その処理された波
形からスライスレベル法(スライスレベルと信号波形と
の交点からエッジを求める方法)によってマークエッジ
部分を抽出してマーク位置を検出する。この検出信号と
描画装置制御系75からの信号により図示しない電子ビ
ーム位置を調整する。
【0004】なお、波形処理についてはスライスレベル
法の代わりにマッチング法を用いて処理する技術が特開
平3−156913号公報に開示されている。
法の代わりにマッチング法を用いて処理する技術が特開
平3−156913号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ウエハ上に設けられた
位置検出マークは、ウエハ面上に多層膜やレジストが付
けられているため凹凸やレジストむらが存在する。ま
た、平坦化処理(CMPChemical Mecha
nical Polyshing)によって位置検出マ
ークの段差に違いが出るため、電子ビームを走査したと
きの反射電子信号波形が異なる。そのため、位置マーク
を検出できない場合や検出できても検出精度が悪く、結
果的に重ね合せ精度が低下するという不具合が生じてい
る。
位置検出マークは、ウエハ面上に多層膜やレジストが付
けられているため凹凸やレジストむらが存在する。ま
た、平坦化処理(CMPChemical Mecha
nical Polyshing)によって位置検出マ
ークの段差に違いが出るため、電子ビームを走査したと
きの反射電子信号波形が異なる。そのため、位置マーク
を検出できない場合や検出できても検出精度が悪く、結
果的に重ね合せ精度が低下するという不具合が生じてい
る。
【0006】特に、一枚のウエハ上に多数にチップを描
画する場合、ウエハの加工状態によって個々のチップの
状態も変形が生じているため位置検出マークもずれが生
じている。そのため、描画の際の位置検出の誤差が発生
することは避けられない。
画する場合、ウエハの加工状態によって個々のチップの
状態も変形が生じているため位置検出マークもずれが生
じている。そのため、描画の際の位置検出の誤差が発生
することは避けられない。
【0007】本発明は上記の事情にもとづいてなされた
もので、その目的はパターン描画装置用のマーク検出に
おいて検出精度のよい方法と装置を提供するものであ
る。
もので、その目的はパターン描画装置用のマーク検出に
おいて検出精度のよい方法と装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、試料上
に測定用ビームを照射して試料上に描かれた位置検出用
マークからの反射光による反射信号波形を検出し、その
検出した信号波形と予め記憶している基準信号波形との
マッチング処理により対象部の位置を検出するパターン
描画装置用マーク位置検出方法において、前記マッチン
グ処理は最初の対象部の複数の位置検出用マークを検出
してそのうち誤差が最小になった信号波形を特定し、そ
の信号波形を基準波形として最初の対象部の位置を再度
検出すると共に次の対象部の位置の検出を行うことを特
徴とするパターン描画装置用マーク位置検出方法にあ
る。
に測定用ビームを照射して試料上に描かれた位置検出用
マークからの反射光による反射信号波形を検出し、その
検出した信号波形と予め記憶している基準信号波形との
マッチング処理により対象部の位置を検出するパターン
描画装置用マーク位置検出方法において、前記マッチン
グ処理は最初の対象部の複数の位置検出用マークを検出
してそのうち誤差が最小になった信号波形を特定し、そ
の信号波形を基準波形として最初の対象部の位置を再度
検出すると共に次の対象部の位置の検出を行うことを特
徴とするパターン描画装置用マーク位置検出方法にあ
る。
【0009】また本発明によれば、前記マッチング処理
を対象部毎に順次行う際の信号波形の基準波形は前の対
象部の検出結果に順次変更することを特徴とするパター
ン描画装置用マーク位置検出方法にある。
を対象部毎に順次行う際の信号波形の基準波形は前の対
象部の検出結果に順次変更することを特徴とするパター
ン描画装置用マーク位置検出方法にある。
【0010】また本発明によれば、前記予め記憶してい
る基準信号波形は前記試料上に形成された下地層毎であ
ることを特徴とするパターン描画装置用マーク位置検出
方法にある。
る基準信号波形は前記試料上に形成された下地層毎であ
ることを特徴とするパターン描画装置用マーク位置検出
方法にある。
【0011】また本発明によれば、前記位置検出用マー
クは位置検出対象部毎に複数個設けられていることを特
徴とするパターン描画装置用マーク位置検出方法にあ
る。
クは位置検出対象部毎に複数個設けられていることを特
徴とするパターン描画装置用マーク位置検出方法にあ
る。
【0012】また本発明によれば、前記マッチング処理
は、一次元波形と二次元波形とに必要に応じて切替えて
行うことを特徴とするパターン描画装置用マーク位置検
出方法にある。
は、一次元波形と二次元波形とに必要に応じて切替えて
行うことを特徴とするパターン描画装置用マーク位置検
出方法にある。
【0013】また本発明によれば、測定用ビームを発生
させるビーム発生手段と、このビーム発生手段で発生し
た測定用ビームを試料の所望の位置に照射するために試
料を移動させるステージと、このステージの位置を規定
するために位置計測を行う位置計測手段と、前記測定用
ビームを試料に対して相対的に走査したときに受ける試
料からの反射電子を検出する反射電子検出器と、この反
射電子検出器で検出した反射電子信号を処理し信号波形
を形成する信号処理手段と、予め基準信号による基準波
形を記憶している記憶手段と、この記憶手段に記憶され
ている基準波形と前記信号波形とをマッチング処理する
マッチング処理手段と、このマッチング処理手段のマッ
チング処理結果に基づいて新たな基準信号波形を決定す
る基準信号決定手段を有することを特徴とするパターン
描画装置用位置検出装置にある。
させるビーム発生手段と、このビーム発生手段で発生し
た測定用ビームを試料の所望の位置に照射するために試
料を移動させるステージと、このステージの位置を規定
するために位置計測を行う位置計測手段と、前記測定用
ビームを試料に対して相対的に走査したときに受ける試
料からの反射電子を検出する反射電子検出器と、この反
射電子検出器で検出した反射電子信号を処理し信号波形
を形成する信号処理手段と、予め基準信号による基準波
形を記憶している記憶手段と、この記憶手段に記憶され
ている基準波形と前記信号波形とをマッチング処理する
マッチング処理手段と、このマッチング処理手段のマッ
チング処理結果に基づいて新たな基準信号波形を決定す
る基準信号決定手段を有することを特徴とするパターン
描画装置用位置検出装置にある。
【0014】また本発明によれば、前記測定用ビームは
電子ビームであることを特徴とするパターン描画装置用
位置検出装置にある。
電子ビームであることを特徴とするパターン描画装置用
位置検出装置にある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。パターン描画装置等で行う位置マ
ークの検出を位置検出用マーク(チップマーク)のマー
ク信号波形を用いて行う場合、マーク信号波形自体の形
状認識は、S/N比が高い場合は容易であるが、逆に低
い場合やノイズがある場合は困難である。しかしなが
ら、適切な信号処理例えば基準信号とのマッチング処理
を行うことで検出することは可能である。
を参照して説明する。パターン描画装置等で行う位置マ
ークの検出を位置検出用マーク(チップマーク)のマー
ク信号波形を用いて行う場合、マーク信号波形自体の形
状認識は、S/N比が高い場合は容易であるが、逆に低
い場合やノイズがある場合は困難である。しかしなが
ら、適切な信号処理例えば基準信号とのマッチング処理
を行うことで検出することは可能である。
【0016】また、試料の下地処理が同じである場合は
試料面のマーク信号波形は極端には違わないが、薄膜生
成工程や平坦化処理工程を経ると試料毎に多少の差異が
生じていることが多く、予め記憶させた基準波形とのマ
ッチング処理を行うと、試料の場所によって検出誤差が
大きくなることが発生する。それらを防止するため、試
料の場所に応じ、ほぼ同様の状態を有する近傍の検出情
報を基にして最適な基準信号波形を決定し、それに基づ
いてマークの位置検出を行うことで精度のよい検出が行
える。
試料面のマーク信号波形は極端には違わないが、薄膜生
成工程や平坦化処理工程を経ると試料毎に多少の差異が
生じていることが多く、予め記憶させた基準波形とのマ
ッチング処理を行うと、試料の場所によって検出誤差が
大きくなることが発生する。それらを防止するため、試
料の場所に応じ、ほぼ同様の状態を有する近傍の検出情
報を基にして最適な基準信号波形を決定し、それに基づ
いてマークの位置検出を行うことで精度のよい検出が行
える。
【0017】図1は本発明の実施の形態を示す模式図
で、描画装置電子光学系60は制御アンプ61を介して
描画制御部62へ接続している。描画制御部62は機構
制御部63、マーク位置検出部64と制御計算機65に
接続している。
で、描画装置電子光学系60は制御アンプ61を介して
描画制御部62へ接続している。描画制御部62は機構
制御部63、マーク位置検出部64と制御計算機65に
接続している。
【0018】描画装置電子光学系60は、電子銃1から
加速された電子ビーム42の進行方向に沿って電子銃1
の前方に順次、照明レンズ2、ブランキング電極8、第
1成形アパーチャ6、投影レンズ3、成形偏向器9、第
2成形アパーチャ7、縮小レンズ4、副偏向器10、主
偏向器11、対物レンズ5、反射電子検出器12、Zセ
ンサ13が配置され、その前方にアライメントマーク4
3を有する試料(ウエハ)14を載置するホルダ15を
保持したXYステージ16が設けられている。このXY
ステージ16は真空チャンバ17の内部に設置されてお
り、真空チャンバ17の内部は真空排気装置20によっ
て一定レベルの真空状態に保たれている。
加速された電子ビーム42の進行方向に沿って電子銃1
の前方に順次、照明レンズ2、ブランキング電極8、第
1成形アパーチャ6、投影レンズ3、成形偏向器9、第
2成形アパーチャ7、縮小レンズ4、副偏向器10、主
偏向器11、対物レンズ5、反射電子検出器12、Zセ
ンサ13が配置され、その前方にアライメントマーク4
3を有する試料(ウエハ)14を載置するホルダ15を
保持したXYステージ16が設けられている。このXY
ステージ16は真空チャンバ17の内部に設置されてお
り、真空チャンバ17の内部は真空排気装置20によっ
て一定レベルの真空状態に保たれている。
【0019】制御アンプ61は、ブランキング電極8に
接続したブランキングアンプ29、成形偏向器9に接続
した成形偏向アンプ28、副偏向器10に接続した副偏
向アンプ27と主偏向器11に接続した主偏向アンプ2
6とを備えて構成されている。
接続したブランキングアンプ29、成形偏向器9に接続
した成形偏向アンプ28、副偏向器10に接続した副偏
向アンプ27と主偏向器11に接続した主偏向アンプ2
6とを備えて構成されている。
【0020】描画制御部62は、偏向制御部33とパタ
ーンデータ発生部34とを備えて構成されている。
ーンデータ発生部34とを備えて構成されている。
【0021】機構制御部63は、モータ駆動部18とレ
−ザ測長器19を介してXYステージ16に接続してい
るステージ制御部25、真空排気装置20に接続してい
る真空排気制御部24とウエハローダ21に接続してい
るウエハローダ制御部23を備えて構成されている。
−ザ測長器19を介してXYステージ16に接続してい
るステージ制御部25、真空排気装置20に接続してい
る真空排気制御部24とウエハローダ21に接続してい
るウエハローダ制御部23を備えて構成されている。
【0022】マーク位置検出部64は、偏向制御部33
に接続している信号波形記憶部36、この信号波形記憶
部36に接続している信号処理部37、この信号処理部
37に接続しているマッチング処理部38、このマッチ
ング処理部38に接続している基準波形決定部39とこ
の基準波形決定部39に接続している基準波形記憶部4
0を備えて構成されている。
に接続している信号波形記憶部36、この信号波形記憶
部36に接続している信号処理部37、この信号処理部
37に接続しているマッチング処理部38、このマッチ
ング処理部38に接続している基準波形決定部39とこ
の基準波形決定部39に接続している基準波形記憶部4
0を備えて構成されている。
【0023】制御計算機65は、電子銃制御部31や電
子レンズ制御部32と電子レンズ電源30を介して描画
装置電子光学系60に接続している。
子レンズ制御部32と電子レンズ電源30を介して描画
装置電子光学系60に接続している。
【0024】これらの構成による作用を説明すると、電
子銃1から加速された電子ビーム42を照明レンズ2に
より均一な電子ビーム42に成形する。この均一に成形
された電子ビーム42は第1成形アパーチャ6によって
正方形に成形された後に投影レンズ3により菱形と矩形
からなる第2成形アパーチャ7に投影される。このとき
CADデータに従って照射形状とその面積が照射される
ように第2成形アパーチャ7に対する照射位置を成形偏
向器9で制御する。このパターンは縮小レンズ4と対物
レンズ5で縮小投影されるが、このときの描画パターン
位置に対するビーム位置は主偏向器11と副偏向器10
とで制御される。この場合、主偏向器11は描画照射領
域であるストライブ内の位置を試料(ウエハ)14を搭
載したXYステージ16に位置を参照しながら制御し、
副偏向器10はストライブ内を細かく分割した描画範囲
に対してその位置制御を行う。このとき、XYステージ
16の位置はレ−ザ測長器19により測定される。この
際の電子ビーム42の有無はブランキング電極8で制御
する。試料(ウエハ)14上に照射されたときに発生す
る反射電子を検出するための反射電子検出器12が設け
られており、アライメントマーク43の位置は反射電子
検出器12が反射電子信号を処理することで検出され
る。また、Zセンサ13は試料14の高さを測定してビ
ームフォーカス位置を制御する。
子銃1から加速された電子ビーム42を照明レンズ2に
より均一な電子ビーム42に成形する。この均一に成形
された電子ビーム42は第1成形アパーチャ6によって
正方形に成形された後に投影レンズ3により菱形と矩形
からなる第2成形アパーチャ7に投影される。このとき
CADデータに従って照射形状とその面積が照射される
ように第2成形アパーチャ7に対する照射位置を成形偏
向器9で制御する。このパターンは縮小レンズ4と対物
レンズ5で縮小投影されるが、このときの描画パターン
位置に対するビーム位置は主偏向器11と副偏向器10
とで制御される。この場合、主偏向器11は描画照射領
域であるストライブ内の位置を試料(ウエハ)14を搭
載したXYステージ16に位置を参照しながら制御し、
副偏向器10はストライブ内を細かく分割した描画範囲
に対してその位置制御を行う。このとき、XYステージ
16の位置はレ−ザ測長器19により測定される。この
際の電子ビーム42の有無はブランキング電極8で制御
する。試料(ウエハ)14上に照射されたときに発生す
る反射電子を検出するための反射電子検出器12が設け
られており、アライメントマーク43の位置は反射電子
検出器12が反射電子信号を処理することで検出され
る。また、Zセンサ13は試料14の高さを測定してビ
ームフォーカス位置を制御する。
【0025】試料14のアライメント(EB描画装置の
場合は、レジストレーションと言う場合が多い)は、試
料14の下地に描かれたパターンの上の次の層のパター
ンを精度良く描画するために必要である。電子描画装置
では最初にXYステージ16に搭載された試料14上の
2個所のアライメントマーク43を検出して試料14の
位置ずれ量を測定する(ウエハアライメント)。
場合は、レジストレーションと言う場合が多い)は、試
料14の下地に描かれたパターンの上の次の層のパター
ンを精度良く描画するために必要である。電子描画装置
では最初にXYステージ16に搭載された試料14上の
2個所のアライメントマーク43を検出して試料14の
位置ずれ量を測定する(ウエハアライメント)。
【0026】この測定結果をもとにチップ内の4個所の
チップマーク47a、47b、47c、47dを検出し
て設計値からのずれを測定することでチップの歪み量を
求める(チップアライメント)。これらの結果をもとに
偏向フィールドの各偏向座標に対するチップの歪みを補
正する演算を行いビームを正確に偏向して描画する。
チップマーク47a、47b、47c、47dを検出し
て設計値からのずれを測定することでチップの歪み量を
求める(チップアライメント)。これらの結果をもとに
偏向フィールドの各偏向座標に対するチップの歪みを補
正する演算を行いビームを正確に偏向して描画する。
【0027】なお、各チップマークは図3に示すように
下地層50から順次に積層される上積層51、52にな
るに従ってアライメントマーク43の位置や形状が変化
してくるため、従来技術のように固定した基準値との比
較では正確な位置検出は困難である。本発明のように基
準値を順次に修正・登録を行い、常にそれぞれのチップ
に適応した基準波形と比較することで誤差の発生を最小
限に押さえて正確な位置検出が出来る。
下地層50から順次に積層される上積層51、52にな
るに従ってアライメントマーク43の位置や形状が変化
してくるため、従来技術のように固定した基準値との比
較では正確な位置検出は困難である。本発明のように基
準値を順次に修正・登録を行い、常にそれぞれのチップ
に適応した基準波形と比較することで誤差の発生を最小
限に押さえて正確な位置検出が出来る。
【0028】これらの描画方法で描画されたマークの検
出方法について図2(a)、図2(b)及び図3を参照
して説明すると、図2(a)、図2(b)はフローチャ
ートである。
出方法について図2(a)、図2(b)及び図3を参照
して説明すると、図2(a)、図2(b)はフローチャ
ートである。
【0029】まづ、基準波形記憶部40に予め基準信号
波形を試料14の下地条件毎に1つづつ記憶させてお
き、チップアライメントはウエハアライメント結果をも
とに第1番目のチップから第n番目のチップまで対応す
るステップの処理を行う。
波形を試料14の下地条件毎に1つづつ記憶させてお
き、チップアライメントはウエハアライメント結果をも
とに第1番目のチップから第n番目のチップまで対応す
るステップの処理を行う。
【0030】すなわち、ステップ1では第1番目のチッ
プ47のチップマーク47aの位置にXYステージ16
を移動させる。次に電子ビーム42をXY方向に走査し
て反射電子信号を検出器で取り込み信号波形記憶部36
に記憶させる。この記憶された信号波形を信号処理部3
7でフィルタ処理してマッチング処理部38で基準信号
波形とマッチングさせ、取込んだ信号波形とのマッチン
グ誤差を算出してその値を基準波形決定部39に記憶さ
せておく。同様に同じチップ47内の残りの3個所のチ
ップマーク47b、47c、47dについても基準信号
波形とマッチングさせてその誤差を求める。そして、4
つのチップマーク47a、47b、47c、47dの信
号波形の中でマッチング誤差が最小の値のものを基準波
形決定部39で決定し基準波形記憶部40に新しい基準
信号波形として登録し、再度、第1番目のチップ47の
4個所のチップマーク47a、47b、47c、47d
位置を測定してチップの歪み量を求める。
プ47のチップマーク47aの位置にXYステージ16
を移動させる。次に電子ビーム42をXY方向に走査し
て反射電子信号を検出器で取り込み信号波形記憶部36
に記憶させる。この記憶された信号波形を信号処理部3
7でフィルタ処理してマッチング処理部38で基準信号
波形とマッチングさせ、取込んだ信号波形とのマッチン
グ誤差を算出してその値を基準波形決定部39に記憶さ
せておく。同様に同じチップ47内の残りの3個所のチ
ップマーク47b、47c、47dについても基準信号
波形とマッチングさせてその誤差を求める。そして、4
つのチップマーク47a、47b、47c、47dの信
号波形の中でマッチング誤差が最小の値のものを基準波
形決定部39で決定し基準波形記憶部40に新しい基準
信号波形として登録し、再度、第1番目のチップ47の
4個所のチップマーク47a、47b、47c、47d
位置を測定してチップの歪み量を求める。
【0031】ステップ2として、ステップ1終了後に第
2番目のチップマーク48a、48b、48c、48d
に対して、第1番目のチップ47のチップマーク検出の
際に新たに登録した基準信号波形とのマッチング処理を
行ってマーク位置を検出する。
2番目のチップマーク48a、48b、48c、48d
に対して、第1番目のチップ47のチップマーク検出の
際に新たに登録した基準信号波形とのマッチング処理を
行ってマーク位置を検出する。
【0032】さらにステップ3として、ステップ2終了
後に第3番目のチップ49のチップマーク49a、49
b、49c、49dに対して、第2番目のチップ48の
検出の際にマッチング誤差が最小だった波形を新たに基
準信号波形として第3番目のチップマーク49a、49
b、49c、49dを検出する。
後に第3番目のチップ49のチップマーク49a、49
b、49c、49dに対して、第2番目のチップ48の
検出の際にマッチング誤差が最小だった波形を新たに基
準信号波形として第3番目のチップマーク49a、49
b、49c、49dを検出する。
【0033】この方式でステップnまで逐次各チップの
チップマーク47の検出を行い各チップの歪み量を求め
る。そして、1列目の各チップ47、48、49のチッ
プマーク47a、47b……49c、49d検出終了
後、各チップの歪み量を補正してパターン描画を行う。
以下順次このチップアライメントを試料14の全面にス
テップnまで行ない、その結果に基づいてパターン描画
を行う。
チップマーク47の検出を行い各チップの歪み量を求め
る。そして、1列目の各チップ47、48、49のチッ
プマーク47a、47b……49c、49d検出終了
後、各チップの歪み量を補正してパターン描画を行う。
以下順次このチップアライメントを試料14の全面にス
テップnまで行ない、その結果に基づいてパターン描画
を行う。
【0034】なお、信号波形のマッチングを行うパター
ンマッチング法は、画像を処理して物体の位置・姿勢・
形状等の幾何学的性情を認識する実用的な方法で、2つ
の濃淡画像がある場合、この2つの画像間の距離が最小
となる相対位置を抽出すもので、画像を次々に走査し切
出される画素群と、レジスタに予め格納されている標準
パターンとを一致度検出回路で(排他的論理和回路)に
よって一致度を検出するものである。
ンマッチング法は、画像を処理して物体の位置・姿勢・
形状等の幾何学的性情を認識する実用的な方法で、2つ
の濃淡画像がある場合、この2つの画像間の距離が最小
となる相対位置を抽出すもので、画像を次々に走査し切
出される画素群と、レジスタに予め格納されている標準
パターンとを一致度検出回路で(排他的論理和回路)に
よって一致度を検出するものである。
【0035】また、本実施の形態では一次元の信号波形
同志をマッチング処理してマーク位置を検出する場合に
ついて説明したが、図4に示すようにマーク領域全てを
電子ビーム42で走査することで得られる2次元信号
(マーク画像)に対してマッチング処理してマーク位置
を検出しても同様な効果が得られるのは言うまでもな
い。この場合は、制御計算機65からマーク信号の取り
込み方法を指示し、偏向制御部33でビームに走査方法
を変更することで1次元あるいは2次元に信号を取込む
ことが出来る。
同志をマッチング処理してマーク位置を検出する場合に
ついて説明したが、図4に示すようにマーク領域全てを
電子ビーム42で走査することで得られる2次元信号
(マーク画像)に対してマッチング処理してマーク位置
を検出しても同様な効果が得られるのは言うまでもな
い。この場合は、制御計算機65からマーク信号の取り
込み方法を指示し、偏向制御部33でビームに走査方法
を変更することで1次元あるいは2次元に信号を取込む
ことが出来る。
【0036】また、本発明のマーク位置検出方法は光ス
テッパやX線ステッパにも適用できる事は言うまでもな
く、要は、それぞれの資料毎に基準波形を順次に学習・
登録し、その登録した基準波形でそれぞれの資料のアラ
イメントマークをマッチング処理してマークの位置検出
を行うものであれば種々適用できる。
テッパやX線ステッパにも適用できる事は言うまでもな
く、要は、それぞれの資料毎に基準波形を順次に学習・
登録し、その登録した基準波形でそれぞれの資料のアラ
イメントマークをマッチング処理してマークの位置検出
を行うものであれば種々適用できる。
【0037】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、パ
ターン描画装置用マーク位置検出方法とその装置で、検
出したアライメントマークの信号波形と基準信号波形と
をマッチング処理した結果に応じて、次のアライメント
マークを検出する際の基準信号波形を修正して登録する
ようにしたので、各アライメントマークの検出に際し基
準信号波形を常にそれぞれの試料に適応した最適基準波
形を用いて検出することが出来る。
ターン描画装置用マーク位置検出方法とその装置で、検
出したアライメントマークの信号波形と基準信号波形と
をマッチング処理した結果に応じて、次のアライメント
マークを検出する際の基準信号波形を修正して登録する
ようにしたので、各アライメントマークの検出に際し基
準信号波形を常にそれぞれの試料に適応した最適基準波
形を用いて検出することが出来る。
【0038】従って、それぞれの試料表面の薄膜及びレ
ジストの凹凸やむらによる影響を受けにくく、また、平
坦化(CMP)処理によって生じる試料内の段差(マー
ク信号)による影響も少なくなるので高精度なマーク検
出を実現できる。
ジストの凹凸やむらによる影響を受けにくく、また、平
坦化(CMP)処理によって生じる試料内の段差(マー
ク信号)による影響も少なくなるので高精度なマーク検
出を実現できる。
【0039】また、本発明によれば試料が大口径化して
も安定したマーク位置検出ができる。
も安定したマーク位置検出ができる。
【図1】 本発明のパターン描画装置の位置検出装置の
一実施の形態を示す概略図。
一実施の形態を示す概略図。
【図2】 (a)本発明のパターン描画装置の位置検出
方法の一実施の形態を示すフローチャート、(b)本発
明のパターン描画装置の位置検出方法の一実施の形態を
示すフローチャート。
方法の一実施の形態を示すフローチャート、(b)本発
明のパターン描画装置の位置検出方法の一実施の形態を
示すフローチャート。
【図3】 本発明のパターン描画装置の位置検出方法の
一実施の形態の概要を示す説明図。
一実施の形態の概要を示す説明図。
【図4】 本発明の他の実施の形態で、2次元信号マー
クの読取りについての説明図。
クの読取りについての説明図。
【図5】 従来の実施の形態を示す説明図。
1…電子銃 16…XYステージ 60…描画装置電子光学系 61…制御アンプ 62…描画制御部 63…機構制御部 64…マーク位置検出部 65…制御計算機
Claims (7)
- 【請求項1】 試料上に測定用ビームを照射して試料上
に描かれた位置検出用マークからの反射光による反射信
号波形を検出し、その検出した信号波形と予め記憶して
いる基準信号波形とのマッチング処理により対象部の位
置を検出するパターン描画装置用マーク位置検出方法に
おいて、前記マッチング処理は最初の対象部の複数の位
置検出用マークを検出してそのうち誤差が最小になった
信号波形を特定し、その信号波形を基準波形として最初
の対象部の位置を再度検出すると共に次の対象部の位置
の検出を行うことを特徴とするパターン描画装置用マー
ク位置検出方法。 - 【請求項2】 前記マッチング処理を対象部毎に順次行
う際の信号波形の基準波形は前の対象部の検出結果に順
次変更することを特徴とする請求項1記載のパターン描
画装置用マーク位置検出方法。 - 【請求項3】 前記予め記憶している基準信号波形は前
記試料上に形成された下地層毎であることを特徴とする
請求項1記載のパターン描画装置用マーク位置検出方
法。 - 【請求項4】 前記位置検出用マークは位置検出対象部
毎に複数個設けられていることを特徴とする請求項1記
載のパターン描画装置用マーク位置検出方法。 - 【請求項5】 前記マッチング処理は、一次元波形と二
次元波形とに必要に応じて切替えて行うことを特徴とす
る請求項1記載のパターン描画装置用マーク位置検出方
法。 - 【請求項6】 測定用ビームを発生させるビーム発生手
段と、このビーム発生手段で発生した測定用ビームを試
料の所望の位置に照射するために試料を移動させるステ
ージと、このステージの位置を規定するために位置計測
を行う位置計測手段と、前記測定用ビームを試料に対し
て相対的に走査したときに受ける試料からの反射電子を
検出する反射電子検出器と、この反射電子検出器で検出
した反射電子信号を処理し信号波形を形成する信号処理
手段と、予め基準信号による基準波形を記憶している記
憶手段と、この記憶手段に記憶されている基準波形と前
記信号波形とをマッチング処理するマッチング処理手段
と、このマッチング処理手段のマッチング処理結果に基
づいて新たな基準信号波形を決定する基準信号決定手段
を有することを特徴とするパターン描画装置用位置検出
装置。 - 【請求項7】 前記測定用ビームは電子ビームであるこ
とを特徴とする請求項6記載のパターン描画装置用位置
検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9302800A JPH11145028A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | パターン描画装置用マーク位置検出方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9302800A JPH11145028A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | パターン描画装置用マーク位置検出方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11145028A true JPH11145028A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17913273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9302800A Pending JPH11145028A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | パターン描画装置用マーク位置検出方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11145028A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6563594B2 (en) * | 2000-03-27 | 2003-05-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Mark position detecting system and method for detecting mark position |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP9302800A patent/JPH11145028A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6563594B2 (en) * | 2000-03-27 | 2003-05-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Mark position detecting system and method for detecting mark position |
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