JP3616936B2 - 合成樹脂把手部材とその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種家具やドア、自動車内装品などの把手として、また、怪我の防止のための子供用器具の把手、乳母車などの把手さらには家屋に取り付ける高齢者のための把手など各種の有用性を有する合成樹脂把手部材とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家具やドアなどに使用されている把手は、主に強度上の問題から全部もしくは主要部を金属の鋳造や切削加工で作ったものが多く使用されてきた。
かゝる金属の部分を含む把手は重量があるうえ、製作が煩瑣でコスト高となるため、この発明の発明者等は、硬質熱可塑性樹脂の射出ブロー成形によって芯となる中空の把手主体を成形し、この把手主体の外周面にインサート成形によって軟質熱可塑性合成樹脂を被覆した合成樹脂製の把手部材を開発した。
【0003】
この合成樹脂把手は、芯となる中空な硬質熱可塑性樹脂の成形体が軽量で強靱で、その表面が軟質の熱可塑性樹脂で被覆されているため、ソフトで良好な手触りを維持して滑ることなく確実な把持が可能であるという使用面での優位性に加えて、金型を使用した二段階の成形によって経済的有利に一定品質の把手を量産できるという優れたメリットを有するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法は射出ブロー成形によって得た硬質熱可塑性樹脂からなる把手主体の表面に射出成形によって軟質熱可塑性樹脂の均一な厚みの被覆を形成する点に困難な問題が残されている。
すなわち、硬質熱可塑性樹脂の把手主体の表面にインサート成形によって軟質熱可塑性樹脂を被覆するには、把手主体をインサート成形用の金型のキャビティ内に動かないように固定してキャビティの内面との間に所定の均一な間隙を保持して支持することが必要である。
しかしながら、一般に把手は、手によって把持される手頃な太さの細長な成形体からなるものであるため、インサート成形時にこの細長な把手主体を金型のキャビティ内に正しく保持することが困難で、把手主体がキャビティ内に正しく支持されていないと軟質合成樹脂の被覆の厚みを均一にすることができない。
【0005】
把手主体表面への軟質合成樹脂の被覆に際し、その厚みが不均一であると、把手として使用した場合に厚みの薄い部分がいち早く損傷して品質の欠陥により把手の寿命を短くする。
これを防ぐために被覆の全体の厚みを必要以上に厚くすることは把手の仕様上好ましくないばかりでなく、コストダウンを図ることができない。
また、把手主体の金型キャビティ内への支持が不充分で射出される溶融樹脂の流動などで把手主体が動いたりすると、得られた把手の表面に溶融樹脂の流動による好ましくない流紋模様が形成される。
【0006】
この発明はかゝる現状に鑑み、硬質熱可塑性樹脂の射出ブロー成形によって得えられる中空な把手主体、あるいは射出成形によって得られる中実な把手主体の表面に所定の厚みの軟質熱可塑性樹脂の被覆を均一に形成した良好な表面状態の合成樹脂把手部材と、かゝる合成樹脂把手部材の製造方法を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明の請求項1に記載の発明は、一次成形金型による硬質熱可塑性樹脂の成形で把手部材の主体をなす所定の長さと形状の中空な一次成形体を形成し、得た一次成形体の中央部又は/及び両端部の所定部位を二次成形金型で支持すると共に、インサート成形によって一次成形体の外周面に軟質熱可塑性樹脂の被覆を形成して二次成形体とし、該二次成形金型の支持で生じた軟質熱可塑性樹脂の被覆のない部位のうち、把手として使用されたときに表面に露出する部位を別体で得た充填部材で掩蔽して所定の形状としたことを特徴とする合成樹脂把手部材である。
【0008】
この発明の請求項4に記載の発明は、一次成形用金型による硬質熱可塑性樹脂の成形で得た把手部材の主体をなす所定の長さと形状の一次成形体を得る一次成形工程と、二次成形金型内で前記一次成形体の中央部又は/及び両端部の所定部位を二次成形金型に設けた支持部で支持して一次成形体を二次成形用金型内の正規の位置に保持しつゝ、その外周面に溶融熱可塑性樹脂の射出によるインサート成形で軟質熱可塑性合成樹脂の被覆を形成する二次成形体を得る二次成形工程とからなり、該二次成形体の支持で生じた軟質熱可塑性樹脂の被覆のない部位のうち、把手として使用されたときに表面に露出される部位を充填部材で掩蔽して所定の形状としたことを特徴とする合成樹脂把手部材の製造方法である。
【0009】
また、請求項7に記載の発明は、前記一次形成体が中央部又は/及び両端部の所定部位に二次成形金型に設けた支持部が当接される欠落部を形成して一次成形され、この欠落部に二次成形用金型の前記支持部を当接させて一次成形体を支持しつゝ二次成形して外周面に軟質熱可塑性合成樹脂の被覆を形成したのち、前記支持部の当接による一次成形体の欠落部を含めた二次成形体表面の被覆のない部位のうち、把手として使用されたときに表面に露出される部位を別体で得た硬質熱可塑性樹脂の充填部材で掩蔽することを特徴とする請求項4,5,6のいずれかに記載の合成樹脂把手部材の製造方法である。
【0010】
請求項8に記載の発明は、前記一次成形体の中央部に形成した前記欠落部もしくは該中央部の表面を、二次成形金型のキャビティ面に突設した支持部によって支持して二次成形することを特徴とする請求項4または7記載の合成樹脂把手部材の製造方法である。
【0011】
さらに、請求項9に記載の発明は、前記一次成形体の中央部に形成した前記欠落部もしくは該中央部の表面を、二次成形金型に設けたキャビティ面に対して進退する可動の支持部の前進によって支持し、二次成形金型の両端から射出した溶融熱可塑性樹脂が当該支持部の近傍に到達する直前に支持部先端をキャビテイ面まで後退させて前記の支持を解除して二次成形し、前記支持部で支持された一次成形体の中央部を軟質熱可塑性樹脂で被覆することを特徴とする請求項4または7記載の合成樹脂把手部材の製造方法である。
【0012】
また、請求項10に記載の発明は、前記一次成形体は、その中央部に形成する欠落部が上下面に形成した凹部で、両端部に形成する欠落部がボルトによる取付孔の部分を残して形成した表面部であること特徴とする請求項7記載の合成樹脂把手部材の製造方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明において把手部材とは、それ自体で単一の把手として対象面に取り付けることができるもの及び個々の部材の複数を組み立てることによって単一の把手として対象面に取り付けることができる前記個々の部材をいう。
また、この発明における一次成形体とは、硬質熱可塑性樹脂の射出ブロー成形によって得られる中空体、もしくは硬質熱可塑性樹脂の射出成形によって得られる中実体のいずれであってもよい。
なお、前記中実体は射出成形によることが好ましいが、他の成形手段で得たものであってもよい。
【0014】
この発明において、一次成形に使用される硬質熱可塑性樹脂としては、ポリオキシエチレン、ポリフェニレンエーテル、ABS樹脂、ポリプロピレン、ガラス繊維を配合したアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂およびガラス繊維を配合したポリプロピレンなどの射出ブロー成形が可能な硬質熱可塑性樹脂が好適に使用される。
【0015】
また、二次成形によって上記一次形成体の外周面に被覆する軟質熱可塑性樹脂としては、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマーおよびポエエステル系熱可塑性エラストマーなどの各種のエラストマーからなる軟質熱可塑性樹脂が好適に使用される。
【0016】
この発明において、二次成形金型による支持によって生じた二次成形体の軟質熱可塑性樹脂の被覆が形成されない部位は、得られた二次成形体を把手として使用した場合に、この被覆のない一次成形体の部分が表面に露出して把手の美観を損ねたり、使用時の触感を悪くすることがないようにするために、使用時に表面に露出する被覆のない部位を充填部材によって遮蔽するものである。
かゝる充填部材としては、好ましくは把手主体を構成する一次成形体と同様の硬質熱可塑性樹脂成形体が使用される。
【0017】
また、被覆されない部位は、二次成形体の中央部とその両端部のいずれかもしくはその両者に形成されるが、両端部の把手主体の対象面への取付部分を別途化粧カバーなどによって覆うような場合には、その部位を前記充填部材によって遮蔽する必要がない。
【0018】
また、請求項9の発明のように、二次成形金型の中央部のキャビティ面に、該キャビティ面に対して進退する可動の支持部を設け、該二次成形金型内にセットした一次成形体をこの支持部の前進によって一次成形体の中央部に形成した欠落部もしくは該欠落部のない表面を支持し、二次成形金型の両端から射出した溶融熱可塑性樹脂が当該支持部の近傍に到達する直前に支持部先端をキャビテイ面まで後退させてその支持を解除して二次成形することによって、前記前記支持部で支持された一次成形体の中央部が軟質熱可塑性樹脂で被覆され、中央部に被覆のない部分が形成されないため充填部材で遮蔽する必要がない。
【0019】
【作用】
この発明の合成樹脂把手部材は、把手部材の芯となる硬質熱可塑性樹脂の一次成形体を射出ブロー成形によって中空体として、あるいは射出成形による中実体として得、この一次成形体の外周面にインサート成形によって軟質熱可塑性樹脂の均一な被覆を形成して把手部材としたもので、前記軟質熱可塑性樹脂の被覆を均一とするために、細長な一次成形体の中央部又は/及び両端部の所定部位を二次成形金型に設けた支持部で支持することによって一次成形体を確実に支持してインサート成形することができる。
しかしながら、これによって得られた二次成形体の中央部又は/及び両端部の所定部位の表面には、前記した支持部による被覆のない部分が生ずることが避けられない。
【0020】
しかして、この把手部材が実際に把手として使用された場合には、かゝる被覆の形成されない部分が表面に露出されると見苦しくなり、手が触れたときの感触もよくないので、この表面に露出される前記被覆のない部分をなくするようにして二次成形するか、またはこの表面に露出される被覆のない部位を別体で得た充填部材で遮蔽して優れた表面状態の把手部材となすのである。
【0021】
この発明の合成樹脂把手部材の製造方法は、二次成形によるインサート成形に際して均一な被覆を確実に形成するため、一次成形体の中央部又は/及び両端部の所定部位を二次成形金型に設けた支持部で支持して二次成形金型内の正規の位置に動くことなく確実に支持してインサート成形するものである。
その際、この支持部で支持された部位に生ずる被覆の形成されない部位で、実際に把手として使用した場合に表面に露出される被覆のない部位を別体で得た充填部材で遮蔽する(請求項4,7〜8)か、または二次成形金型に設けた可動の支持部の進退によってその被覆のない部位を生じないようにする(請求項9)のである。
【0022】
この発明の合成樹脂把手部材の製造方法で得た把手部材は、実際に手で把持される部分が長手方向の中央部であり、両端部は対象面に取り付けるための取付部となるため、この長手方向の中央部に被覆のない部分が存在することは好ましくないので、この中央部に被覆のない部分を形成しないようにするか、または被覆のない部分が生じても前記充填部材で遮蔽する。
また、両端部に生じた被覆のない部分は前記した充填部材で遮蔽するか、または別途化粧カバーによって掩蔽することによって不体裁となることがない。
【0023】
【実施例】
以下、この発明の実施例を添付の図面に基づいてさらに具体的に説明する。
図1は、この発明のそれ自体で単一の把手として使用することができる把手部材の一例を示す一部切欠斜視図である。
把手部材1は、長手方向の中央部2が手によって容易に把持することができる程度の太さの断面円形をなし、長手方向にほゞ弧状に湾曲して両端において次第にその幅を大きくし、かつ湾曲の度合いを強めて目的物に当接してボルト止めされる取付面4,4を有する取付部3,3を形成している。
【0024】
この把手部材1は、単一な把手の形状をなした硬質熱可塑性樹脂の中空な一次成形体5と、その外側を覆う軟質熱可塑性樹脂の被覆6とで形成される。
一次成形体5の中央部2の上部と下部には、被覆6で覆われていない凹部からなる欠落部7,7が形成され、この欠落部7,7には表面を面一にするために硬質の熱可塑性樹脂の成形によって得られた充填部材8,8が接着剤によって一体的に嵌着固定されている。
【0025】
一方、一次成形体5の両端部の取付部3,3の上面には、同じく被覆6で覆われていない欠落部9,9が形成される。
この欠落部9,9は、貫通した1個のボルト孔12,12を有する内底部の取付面4,4を残しており、把手部材1がこの取付面4,4のボルト孔を利用して目的とするドアなどの表面にボルト11で取り付けられた後に、欠落部9,9に別体として成形した硬質熱可塑性樹脂による充填部材10,10を嵌合して最終的に表面の被覆6と面一となるように覆われるものである。
この充填部材10,10はボルト11の取り外しが可能なように着脱自在に嵌合される。
【0026】
かゝる把手部材1は、基本的には以下に述べるように一次成形金型を用いた射出ブロー成形による一次成形で把手主体を構成する一次成形体5を成形し、ついでこの一次成形体5を二次成形金型内にセットし、その外周面をインサート成形による二次成形で二次成形体1(便宜上把手部材1と同符号で示す)とすることによって得られるものである。
【0027】
前記一次成形には、図2に示すように閉じ合わせによって内部に全体ほゞ弧状のキャビティ22を形成する固定した下型21bと上下に可動する上型21aの一対の一次成形金型21が使用される。
一次成形金型21における下型21bと上型21aは、図3に示すように、アンダーカットの部分を形成しないように、実際にはキャビティ22の中央の部分を型の閉じ合わせ面としている。
【0028】
上型21aおよび下型21bには、キャビティ22内の中央部の上下方向に孤状に突出する突起23aおよび23bをそれぞれ具備している。
また、上型21aの両端の把手の取付部3,3に相当する部分には一次成形体5の欠落部9,9の形成のための突部24,24が設けられている。
上型21a,下型21bの両端には、型の閉じ合わせによってキャビティ22内に連通する溶融樹脂の射出のためのゲート25,25が形成されている。
また、下型21bには、キャビティ22内に窒素ガス、空気、炭酸ガスなどの圧縮ガスを吹き込むためのブロー用通孔26が設けられている。
【0029】
しかして、可動の上型21aを下降して固定した下型21bに閉じ合わせ、ゲート25から硬質熱可塑性樹脂の溶融物の所定量を射出し、つづいて、この溶融樹脂が固化する前にブロー用通孔26から圧縮ガスを吹き込むことによってキャビティ22内の溶融物がキャビティ22の型面に押し付けられて内部が中空な所定形状の硬質熱可塑性樹脂からなる一次成形体5を得ることができる。
【0030】
閉じ合わせた一次成形金型21を開放し、内部の一次成形体5を取り出したのちの一次成形体5には、下型21aと上型21bに形成されたキャビティ22内に突出する突起23a,23bによって中央の上下面に凹部からなる欠落部7,7が形成されている。
また、上型21bの両端に形成された突部24,24によって、両端部に前記1個のボルト孔12,12を有する内底部の取付面4,4を残して欠落部9,9が形成されている。
【0031】
これらの欠落部7,7および9,9によって、一次成形体5は正規の把手主体とは異なった形状のものとなるが、これら欠落部7,7および9,9は、次に実施するインサート成形による二次成形の際に必要となるものである。
かゝる一次成形で得られた一次成形体5は、図4に示す二次成形金型31のキャビティ32内にセットされる。
【0032】
上記二次成形金型31は、図4で示すとおり、閉じ合わせによって一次成形で得られた一次成形体5をインサートし、かつその周囲に一定間隙のキャビティ32aを存することができる全体ほゞ弧状のキャビティ32を形成するもので、上下に可動の上型31aと固定された下型32bとからなるものである。
しかして、この二次成形金型31も前記一次成形金型21と同様にアンダーカット部分の形成がないように実際にはキャビティ32の中央の部分を型の閉じ合わせ面としているものである。
【0033】
上型31aおよび下型31bには、弧状の長手方向中央部のキャビティ32内に突出して前記一次成形体5に形成された先端が欠落部7,7に受け入れられて支持される支持部33aおよび33bをそれぞれ具備している。
また、前記把手主体2の両端に形成した欠落部9,9に受け入れられて支持される支持部34,34が設けられている。
【0034】
これら各支持部33a,33bおよび34,34は、その先端が上型31a,下型31bの閉じ合わせによってキャビティ32内にインサートした一次成形体5の前記各欠落部に当接して一次成形体5をキャビティ32の正規の位置に固定するもので、これによって、一次成形体5をその外周面に形成されるキャビティ32aの間隔が均一となるようにして保持されるものである。
【0035】
かくして保持された一次成形体5の外周のキャビティ32a内に金型の両端に設けたゲート35,35を通じて軟質熱可塑性樹脂の溶融物を射出してインサート成形により一次成形体5の外周に軟質熱可塑性樹脂の被覆6を形成する。
【0036】
射出成形終了後に型開きして取り出した二次成形体1には、二次成形金型31内の正規の位置に一次成形体5が確実に保持されるため、この一次成形体5の表面に均一な厚みの流紋模様のない被覆6が形成される。
【0037】
この二次成形体1は、前記金型31の支持部33a,33bおよび34,34の当接によって被覆6が形成されずに欠落部7,7および9,9を表面に露出したものが得られるが、欠落部7,7には前記した充填部材8,8を、また、欠落部9,9には前記充填部材10,10をそれぞれ嵌着することによって表面が面一の把手部材1を得ることができる。
その際、カバー部材8,8は欠落部7,7に接着剤を使用して離脱不能に嵌着一体化し、カバー部材10,10は欠落部9,9に形成されているボルト孔12を通して目的物にボルト11締めした後で嵌着するように着脱自在とするものである。
【0038】
図5〜図7は、この発明の他の実施例を示す二次成形金型の構造とそれによる二次成形方法の説明のための部分断面図である。
この二次成形金型41を構成する上型41aと下型41bには、キャビティの長手方向の中央部に上下方向に貫通して油圧プランジャー(図示せず)によってキャビティ面に対して進退する棒状の支持部43a,43bを設けている。
【0039】
かゝる二次成形金型41を使用して図1で示した一次成形体5に被覆6を形成するには、図5に示すように、金型41の閉じ合わせに際して支持部43a,43bを金型のキャビティ面より前進させてキャビティ内にセットした一次成形体5の前記欠落部7,7に当接させて支持する。
【0040】
次いで、図6に示すように、閉じ合わせた二次成形金型41の両端から溶融熱可塑性樹脂を射出し、射出された溶融熱可塑性樹脂が支持部43a,43bの近傍に到達する直前に当該支持部43a,43bの先端を上下の金型41a,41bのキャビテイ面まで後退させて一次成形体5の支持を解除して二次成形するものである。
【0041】
この操作は、二次成形による溶融樹脂の射出開始の時点から溶融樹脂が流れて一次成形体5の長手方向中央部の近傍に至るまでの時間と、インサートした一次成形体5の外周面のキャビティ42a内を埋めるに要する樹脂量とをあらかじめ計測し、この時間をタイマーを介して前記の油圧プランジャーと、樹脂の射出のためのプランジャーに連携させ、タイマーの設定時間により射出された溶融樹脂の所定量が前記キャビティ42内の長手方向中央部の近傍に至ったときに支持部43a,43bを進退させる油圧プランジャーを作動させて前記支持部43a,43bの先端をキヤビティ面にまで後退させ、同時に樹脂の射出のためのプランジャー作動を停止してインサート成形するものである。
【0042】
これにより図7のように溶融樹脂は、欠落部7,7の存在する中央のキャビティ内にも流入して欠落部7,7を埋めて表面に被覆のない部分を有しない面一な被覆46で覆われた把手部材を得ることができる。
【0043】
図8は、他の二次成形金型による実施例を示すもので、この二次成形金型41は、図5〜図7の二次成形金型41の上下型41a,41bに組み込む棒状の支持部43a,43bの前進を、一次成形体5aからなる把手主体の表面までに留めて長手方向の中央部に欠落部7,7を有しない一次成形体5aの長手方向における中央部の表面を支持し、同様にして射出した溶融樹脂がこの中央部を支持している支持部の43a,43bの近傍に到達したときに先端をキヤビティ面にまで後退させるものである。
これにより中央部の表面に被覆のない部分を有しない面一な被覆46で覆われた把手部材を得ることができる。
【0044】
この場合、支持部43a,43bを後退させることなく、一次成形体5aの表面に当接したまゝインサート成形することにより、図4で示す二次成形と同様の中央部の表面に被覆のない部分を形成した二次成形体を得ることもできる。
【0045】
図9は、この発明の他の合成樹脂把手部材で構成された把手を示すもので、この把手51は主としてトイレや風呂場その他に取り付けて高齢者の安全のために有利に使用する目的で、一端にそれぞれ45°の角度の接続面を形成した所定の長さと形状を有する対称な一対の中空な把手部材52aと52bをその接続面で接続して90°の角度を有する把手としたものである。
【0046】
しかして、把手部材52aと52bは、角度45°の接続面で接続されることによって直角方向に伸びた一対の把持部分を有し、接続部53の近傍と各他端54aおよび54bが下方側に湾曲してその湾曲端面を取付面としてそれぞれ各2本のボルト(図示せず)によって取り付けんとする対象物にボルト止めされるものである。
このボルトによる取付部には、それぞれ欠落部(図示せず)が成形され、この欠落部の表面を充填部材55,55・・・・・で遮蔽して面一な表面を形成している。
【0047】
これら把手部材52aと52bは、長手方向の中央部に二次成形に際して一次成形体の支持のための欠落部を形成することなく、前記と同様にして硬質熱可塑性樹脂の射出ブロー成形によって両端にそれぞれ前記欠落部を有する一次成形体56を得、この一次成形体56の各欠落部に当接して支持される突部を有する二次成形金型を使用して、前記一次成形体を支持し、その外周面にインサート成形によって軟質熱可塑性樹脂の被覆57を形成したものである。
【0048】
把手51を構成する把手部材52aおよび52bは、その形状が互いに対称であるため、一方の把手部材の製造に準拠して他方の把手部材も容易に製造することができる。
この把手部材52aおよび52bは、図2〜図8で示した一次および二次の成形金型に準拠した構造の各成形金型と、前記に準拠した成形方法によってそれぞれ容易に得ることができるものである。
得られた把手部材52aおよび52bとは、前記接続部53で接続されて同様にして対象面に容易にボルト止めされるものである。
なお、図示しないが前記接続部53の接合面は、互いに係合する凹部とこれに係合する凸部または凹溝とこれに係合する凸条などで係合させることによってより緊密な接続が可能である。
【0049】
図10は、この発明のさらに他の把手部材の構造を示す縦断面図であって、図11はその一部を切欠いて示した平面図である。
この把手部材61は、基本的には把手主体62とその外周面に形成した被覆66とによって構成されているものである。
【0050】
前記把手主体62は、背面に指を掛けるための波状の凹部63を設けた所定の長さを有するストレートな中空な直管部62aと、その両端に一体的に形成される90°の角度に屈曲した中空なベンド部64a,64bおよびこのベンド部64a,64bの各基端部に一体的に設けられた平面形状がC型をなした中実な取付座65a,65bとによって構成されている。
【0051】
この把手主体62の外周面に形成する被覆66は、前記直管部62aと、その両端のベンド部64a,64bに形成されている。
前記把手主体62は、一次成形金型(図示は省略する)を使用して硬質熱可塑性樹脂の射出ブロー成形によって形成される。
【0052】
すなわち、一次成形金型に形成した両端の取付座65a,65bの部分から溶融した所定量の硬質熱可塑性樹脂を射出し、ついで、溶融状態の硬質熱可塑性樹脂で形成された取付座65a,65bのいずれか一方、たとえば取付座65bの成形のための金型部分に形成したガス注入口67から加圧ガスを注入して金型内に射出した樹脂を金型のキャビティ面に押し付けて中実な取付座65a,65bを除く他の部分が中空な一次成形体からなる把手主体62を得るものである。
【0053】
得られた把手主体62は、同じく図示しない二次成形金型内にセットされ、前記取付座65a,65bの部分を金型によって支持して取付座65a,65bの部分から溶融した軟質熱可塑性樹脂を射出して把手主体62の直管部62aとベンド部64a,64bの部分に軟質熱可塑性樹脂による被覆66を形成するものである。
【0054】
その際に、把手主体62は、前記取付座65a,65bが前記C型の安定した板状をなしているので、この取付座65a,65bを二次成形金型で支持させるのみで二次成形金型内に正常な状態で確実に支持することができ、直管部62aの中央部を支持する必要がない。
したがって、直管部62aには、金型の支持によって被覆されない部分は生じない。
また、金型によって支持される前記取付座65a,65bの部分には被覆が形成されないが、この部分は把手部材61の使用に際して化粧カバー69a,69bで別途に覆って表面に現れることがないので、充填部材であえて掩蔽する必要もない。
【0055】
かくて得た中空の把手部材61は、取付座65a,65bに設けたボルト貫通孔に固定用のボルト58,58・・・を貫通して目的物(たとえばドアA)にねじ込み締付けることによって取付けられる。
なお、70は化粧カバー69a,69bを係止するために、取付座65a,65bに設けたフックである。
【0056】
上記の実施例はいずれも一次成形体を硬質熱可塑性樹脂の射出ブロー成形で得た中空体を使用して説明しているが、射出成形等で得た中実体であってもよいことは勿論である。
【0057】
【発明の効果】
この発明の合成樹脂把手部材は、射出ブロー成形または射出成形等によって把手部材の芯となる中空体もしくは中実体からなる把手主体を硬質熱可塑性樹脂の一次成形体で構成し、この一次成形体の外周面に軟質熱可塑性樹脂の被覆をインサート成形によって均一な被覆を形成して把手部材となる二次成形体としたもので、この二次成形体を実際に把手部材として使用した場合に、表面に軟質熱可塑性樹脂の被覆のない部位が露出しない優れた表面状態となしたものである。
【0057】
この発明の合成樹脂把手部材の製造方法は、軟質熱可塑性樹脂の被覆を均一とするために、細長な一次成形体の中央部又は/及び両端部の所定部位を二次成形金型に設けた支持部で確実に支持して均一な被覆を形成することができるものである。
また、これによって得られた二次成形体の中央部又は/及び両端部の所定部位の表面には、支持部による被覆のない部分が生ずるが、この把手部材は実際に把手として使用された場合の表面に露出される部位の前記被覆のない部分をなくして二次成形するか、二次成形後の前記表面に露出される被覆のない部位を充填部材によって遮蔽することによって優れた表面状態として、体裁のよい合成樹脂把手部材とすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の合成樹脂把手部材の一例を示す一部切欠斜視図である。
【図2】図1の把手部材の一次成形体の製造を示す一次成形金型の縦断面図である。
【図3】図2におけるA−A端面図である。
【図4】図1の把手部材の二次成形体の製造を示す二次成形金型の縦断面図である。
【図5】二次成形金型の他の構造と、その二次成形方法を示し、一次成形体の支持状態を示す部分縦断面図である。
【図6】同じく二次成形による流入途中の樹脂の状態を示す部分縦断面図である。
【図7】同じく二次成形の終了時の状態を示す部分縦断面図である。
【図8】二次成形金型の他の構造とその二次成形方法を示し、流入途中の樹脂の状態を示す部分縦断面図である。
【図9】この発明の合成樹脂把手部材の他の例を示す一部切欠斜視図である。
【図10】この発明の合成樹脂把手部材のさらに他の例を示す縦断面図である。
【図11】図10における一部切欠平面図である。
【符号の説明】
1 把手部材
2 中央部
3 取付部
4 取付面
5 一次成形体
6 被覆
7,9 欠落部
8,10 充填部材
10 充填部材
11 ボルト
Claims (10)
- 一次成形金型による硬質熱可塑性樹脂の成形で把手部材の主体をなす所定の長さと形状の中空な一次成形体を形成し、得た一次成形体の中央部又は/及び両端部の所定部位を二次成形金型で支持すると共に、インサート成形によって一次成形体の外周面に軟質熱可塑性樹脂の被覆を形成して二次成形体とし、該二次成形金型の支持で生じた軟質熱可塑性樹脂の被覆のない部位のうち、把手として使用されたときに表面に露出する部位を別体で得た充填部材で掩蔽して所定の形状としたことを特徴とする合成樹脂把手部材。
- 前記一次成形体は、射出ブロー成形によって得た中空体であることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂把手部材。
- 前記一次成形体は、射出成形によって得た中実体であることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂把手部材。
- 一次成形用金型による硬質熱可塑性樹脂の成形で得た把手部材の主体をなす所定の長さと形状の一次成形体を得る一次成形工程と、二次成形金型内で前記一次成形体の中央部又は/及び両端部の所定部位を二次成形金型に設けた支持部で支持して一次成形体を二次成形用金型内の正規の位置に保持しつゝ、その外周面に溶融熱可塑性樹脂の射出によるインサート成形で軟質熱可塑性合成樹脂の被覆を形成する二次成形体を得る二次成形工程とからなり、該二次成形体の支持で生じた軟質熱可塑性樹脂の被覆のない部位のうち、把手として使用されたときに表面に露出される部位を充填部材で掩蔽して所定の形状としたことを特徴とする合成樹脂把手部材の製造方法。
- 前記一次成形体は、射出ブロー成形によって得た中空体であることを特徴とする請求項4記載の合成樹脂把手部材の製造方法。
- 前記一次成形体は、射出成形によって得た中実体であることを特徴とする請求項4記載の合成樹脂把手部材の製造方法。
- 前記一次形成体が中央部又は/及び両端部の所定部位に二次成形金型に設けた支持部が当接される欠落部を形成して一次成形され、この欠落部に二次成形用金型の前記支持部を当接させて一次成形体を支持しつゝ二次成形して外周面に軟質熱可塑性合成樹脂の被覆を形成したのち、前記支持部の当接による一次成形体の欠落部を含めた二次成形体表面の被覆のない部位のうち、把手として使用されたときに表面に露出される部位を別体で得た硬質熱可塑性樹脂の充填部材で掩蔽することを特徴とする請求項4,5,6のいずれかに記載の合成樹脂把手部材の製造方法。
- 前記一次成形体の中央部に形成した前記欠落部もしくは該中央部の表面を、二次成形金型のキャビティ面に突設した支持部によって支持して二次成形することを特徴とする請求項4または7記載の合成樹脂把手部材の製造方法。
- 前記一次成形体の中央部に形成した前記欠落部もしくは該中央部の表面を、二次成形金型に設けたキャビティ面に対して進退する可動の支持部の前進によって支持し、二次成形金型の両端から射出した溶融熱可塑性樹脂が当該支持部の近傍に到達する直前に支持部先端をキャビテイ面まで後退させて前記の支持を解除して二次成形し、前記支持部で支持された一次成形体の中央部を軟質熱可塑性樹脂で被覆することを特徴とする請求項4または7記載の合成樹脂把手部材の製造方法。
- 前記一次成形体は、その中央部に形成する欠落部が上下面に形成した凹部で、両端部に形成する欠落部がボルトによる取付孔の部分を残して形成した表面部であること特徴とする請求項7記載の合成樹脂把手部材の製造方法。
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