JP3616704B2 - 旋回台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業車の車体に旋回自在に設けられた旋回基部に取り付けられ、ブームを起伏自在に支持する旋回台に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブームを有する作業車においては、車体上に旋回基部が旋回自在に設けられており、この旋回基部には旋回台が取り付けられている。旋回台の上部には伸縮自在なブーム(3)が起伏自在に取り付けられており、このブーム(3)先端には、例えば高所作業車においては作業台が設けられ、例えば穴掘建柱車においてはアースオーガ手段が設けられている。
【0003】
このようにブーム(3)を起伏自在に支持する旋回台は、図6に示すように、底板25上に左右一対の支持部材31,32が取り付けられた構成となっており、底板25を旋回基部に固定することにより車体に取り付けられるようになっている。支持部材31(32)は、図6および図8からもわかるように、平板状の第1側板31a(32a)と、平板状の第2側板31b(32b)と、断面がL字状の第3側板31c(32c)とにより四方が囲まれて、上方に延びた中空の柱状体となっており、支持部材31,32のそれぞれの上端部には上板26が取り付けられている。
【0004】
図8からもわかるように、左右支持部材31,32において、第1側板31a,32aはともに内側の側壁をなしており、第2側板31b,32bはともに奥側の側壁をなしている。右側支持部材31において、(右側)第3側板31cは右側側壁および手前側側壁をなしており、左側支持部材32において、(左側)第3側板32cは左側側壁および手前側側壁をなしている。なお、第3側板31c,32cにおいて手前側の側壁をなす部分および第2側板32bの上部の幅は、図6および図7からわかるように下部よりも小さくなっており、かつ第1側板31a,32aは、下方から上方にかけて折り曲げられた形状となっている。
【0005】
これにより、左右支持部材31,32において上端部の幅を小さくしてこれらの間の間隔を大きくし、左右支持部材31,32間においてこれらに支持されるブーム3の幅をある程度大きな所定幅にしてブーム3の所定強度を確保している。なお、左右支持部材31,32の下部間には、図6からわかるように、その手前側および奥側に平板状の連結板33,34が溶接等により結合している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ブーム13においてはさらに幅を大きくしてさらに強度を上げることが求められており、このためには、旋回台30において左右支持部材31,32間の間隔をさらに大きくする必要がある。
【0007】
しかしながら、強度上、支持部材31,32の上端部の幅をこれ以上小さくすることはできない。このため、下部を含めて旋回台30の幅を全体的に大きくするという対策案も考えられるが、この案によると大幅な重量増加となるという問題がある。
【0008】
これに対し、大幅に重量が増加しないように、底板25上における旋回台30の底部の幅を従来の幅Wと同程度とするとともに左右支持部材31,32において上部全体を外側に曲げた形状(図9および図10に示す左右支持部材41,42の形状)とする対策案が考えられる。しかし、このように上部全体が外側に曲がった形状の支持部材41,42においては、従来の第3側板31c,32cを第3側板41c,42cと第4側板41d,42dとに分割し、かつこの分割された第3側板41c,42cを下方から上方にかけて曲げられた形状にしなければならないなど、部品構成が複雑になるという問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、重量を増加させたり部品構成を複雑にすることなく、一対の支持部材の上端部間の間隔を大きくすることが可能な旋回台を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の旋回台は、ブームを有した作業車の車体に旋回自在に設けられた旋回基部に取り付けられる底板と、この底板上に上方に延びて設けられてそれぞれ柱状体に成型される一対の支持部材とを備え、一対の支持部材の各々の上端部間にブームを位置させて、一対の支持部材によりブームを起伏自在に支持する旋回台であって、一対の支持部材が、下方から上方にかけてこの一対の支持部材間の間隔が大きくなるように外方に傾斜して底板上に設けられている。
【0011】
このような構成によれば、底板上における旋回台の底部の幅を従来と同程度とし、かつ一対の支持部材の各々の上端部の幅を従来と同程度とする条件下において、下方から上方にかけて一対の支持部材間の間隔が大きくなるように、一対の支持部材の各々を傾斜して底板上に設けて旋回台を構成した場合においても、一対の支持部材の上端部間の間隔を大きくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図を参照して説明する。図4および図5には、本発明の旋回台を備えた作業車として穴掘建柱車10の構成を示している。この穴掘建柱車10においては、車体11に旋回基部12が旋回自在に設けられており、この旋回基部12は、旋回モータ(図示せず)により旋回作動するようになっている。この旋回基部12上には旋回台20が取り付けられており、この旋回台20の上部には、入れ子式に伸縮自在に構成されたブーム13が起伏自在に取り付けられている。
【0013】
なお、このブーム13は、起伏シリンダ14により起伏作動するようになっており、起伏シリンダ14は、旋回基部12に揺動自在に取り付けられて旋回台20内に配設され、その先端は基端ブーム13aに枢結している。また、ブーム13の伸縮作動は、伸縮シリンダ15によりなされるようになっている。
【0014】
ブーム13先端部には、オーガブラケット16がスライド移動可能に取り付けられており、このオーガブラケット16には、アースオーガ手段17が揺動自在に取り付けられている。また、車体11の側部には、作業時において穴掘建柱車10を支持するためのアウトリガジャッキ18が、前後左右の4箇所に設けられている。
【0015】
このように構成された穴掘建柱車10によれば、アウトリガジャッキ18を張り出してこれにより車両10を安定支持した状態において、ブーム13の旋回・起伏・伸縮作動等を行ってアースオーガ手段17を穴掘り位置に移動し、このアースオーガ手段17により地盤Gの穴掘り作業を行うことができる。
【0016】
このように、穴掘り作業は、ブーム13を起伏・伸縮等をさせた状態において使用するため、ブーム13には所定強度が要求されており、当該例においては、ブーム13において幅を従来よりも大きくしてその強度を確保している。このため、本発明の旋回台20は、このように幅広に形成されたブーム13を支持することが可能な構成となっている。
【0017】
以下、この旋回台20の詳細構成について説明する。この旋回台20は、図1〜図3に示すように、従来と同様の底板25上に左右一対の支持部材21,22が取り付けられた構成となっており、底板25を旋回基部12に固定することにより車両10に取り付けられるようになっている。支持部材21,22は、互いに対称な形状となっており、これらは互いに対称な形状に形成された部材により構成されている。支持部材21(22)は、図1および図3からもわかるように、従来と同様に平板状の第1側板21a(22a)と、平板状の第2側板21b(22b)と、断面がL字状の第3側板21c(22c)とにより四方が囲まれて、上方に延びた中空の柱状体となっており、これら支持部材21,22のそれぞれの上端部には上板26が取り付けられている。
【0018】
図3からもわかるように、左右支持部材21,22において、第1側板21a,22aはともに内側の側壁をなしており、第2側板21b,22bはともに奥側の側壁をなしている。右側支持部材21において、(右側)第3側板21cは右側側壁および手前側側壁をなしており、左側支持部材22において、(左側)第3側板22cは左側側壁および手前側側壁をなしている。そして、これらは溶接等により結合して柱状体を形成している。なお、第3側板21c,22cにおいて手前側の側壁をなす部分および第2側板22bの上部の幅は下部よりも小さくなって、その幅は従来と同程度となっており、第1側板21a,22aは、下方から上方に掛けて折り曲げられた形状となっている。
【0019】
図2に示すように、左右支持部材21,22を構成する各部材(第1側部21a,22a〜第3側部21c,22c)の底部は溶接等により底板25に結合しており、取付状態においてこれらは、底板25上における旋回台20の底部の幅を従来の幅Wと同程度とするとともに、底板25に対してαの角度をなすように外側に傾斜している。これにより、左右支持部材21,22間の間隔は下方から上方にかけて大きくなるようになっており、その上端部間の間隔Tは、従来における左右支持部材31,32の上端部間の間隔Tよりも大きくなっている。
【0020】
さらに、左右支持部材21,22の下部間には、図1からわかるように、その手前側および奥側に平板状の連結板23,24が設けられており、これらは、それぞれ、左右の第1側部21a,22aに溶接等により結合している。
【0021】
このように構成された旋回台20によれば、図2に示すように、左右支持部材21,22の上端部間に従来よりも幅が大きいブーム13を位置させて、左右支持部材21,22によりこれを支持することが可能となっている。このとき、支持したブーム13の荷重により、左右支持部材21,22には、これらを外側に倒れさせる方向に力が作用することになるが、これら支持部材21,22の底面は底板25に溶接等により結合しており、さらに左右の第1側板21a,22aの下部間には連結板23,24が溶接等により結合しているので、旋回台20は、このブーム13を支持するのに十分な強度を有している。
【0022】
以上説明したように、本発明の旋回台20においては、底板25上における旋回台20の底部の幅を従来の幅と同程度とするとともに、左右支持部材21,22を外側に傾斜させて底板25に取り付けているので、重量を増加させたり構成を複雑にすることなく、左右支持部材21,22の上端部間の間隔Tを従来における間隔Tよりも大きくすることができ、これにより従来よりも幅の大きなブーム13を支持することが可能となっている。
【0023】
なお、当該例においては、本発明の旋回台を穴掘建柱車に適用した例について説明したが、これは穴掘建柱車のみに適用されるものでなく、ブームを支持する旋回台を車体上に備えた作業車全般に適用可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明の旋回台によれば、一対の支持部材の各々が、下方から上方にかけてその間隔が大きくなるように傾斜して底板上に設けられるので、重量を増加させたり部品構成を複雑にすることなく一対の支持部材の上端部間の間隔を大きくすることができる。したがって、この一対の支持部材により、従来よりも幅の大きなブームを支持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の旋回台の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の矢視IIによる正面図である。
【図3】図2のIII−III線による断面図である。
【図4】本発明の旋回台を備えた穴掘建柱車の構成を示す側面図である。
【図5】図4の穴掘建柱車の平面図である。
【図6】従来の旋回台の構成を示す斜視図である。
【図7】図6の矢視VIIによる正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線による断面図である。
【図9】図6の旋回台に対し左右支持部材31,32において上部全体を外側に曲げた形状とした旋回台の構成を示す正面図である。
【図10】図9のX−X線による断面図である。
【符号の説明】
3,13 ブーム
10 穴掘建柱車(作業車)
11 車体
12 旋回基部
20,30,40 旋回台
21,31,41 (右側)支持部材
22,32,42 (左側)支持部材
23,24,33,34 連結板
25 底板

Claims (1)

  1. ブームを有した作業車の車体に旋回自在に設けられた旋回基部に取り付けられる底板と、この底板上に上方に延びて設けられてそれぞれ柱状体に成型される一対の支持部材とを備え、前記一対の支持部材の各々の上端部間に前記ブームを位置させて、前記一対の支持部材により前記ブームを起伏自在に支持する旋回台であって、
    前記一対の支持部材が、下方から上方にかけて前記一対の支持部材間の間隔が大きくなるように外方に傾斜して前記底板上に設けられることを特徴とする旋回台。
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