JP3614792B2 - アクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置および画素検査方法 - Google Patents

アクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置および画素検査方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置および画素検査方法にかかるもので、とくにアクティブマトリックス構造を持つ液晶表示装置アレイ(LCDアレイ)、あるいは有機エレクトロルミネッセント表示装置アレイ(ELアレイ)の画素検査において、ソーススイッチ素子のバラツキ、デバイス駆動信号に起因する測定ノイズ、さらには測定系における各種素子のバラツキをキャンセルすることにより、画素検査精度を向上させることができるアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置および画素検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のLCDアレイ素子およびELアレイ素子は、そのモジュールまで組み立てられ、人間の目視による全数検査が行われていた。
この検査において、最終製品の形までアセンブリしないと、表示を行うことができず、したがって、不良品発生時に無駄になる費用が大きいという問題とともに、人間の目による主観的な検査であるため各検査員間で評価基準の不統一が生じやすいこと、および疲労による検査精度の狂いが発生すること、などにより、検査結果の信頼性にも問題がある。
【0003】
また、電気的な自動検査装置ないし検査方法においては、検査対象デバイスであるLCDアレイ素子およびELアレイ素子の各画素に対して、ある電荷をチャージしておき、その電荷をデバイス外部に読み出し、その電荷量の絶対値を評価し、各画素の故障、断線あるいはショートその他の欠陥の検査を行っている。
しかしながら、近年行われるようになってきた高温ポリシリコンプロセスあるいは低温ポリシリコンプロセスによるLCD表示素子、あるいは現在開発が進められているEL表示素子においては、製造プロセス上の問題からデバイス内部の各種素子特性のバラツキが大きいという問題がある。
【0004】
図6にもとづき、検査対象デバイスとなる従来の液晶ディスプレイ素子について概説する。
図6は、ポリシリコン液晶ディスプレイ1(アクティブマトリックス型ディスプレイ)の等価回路図であって、ポリシリコン液晶ディスプレイ1は、LCD素子などによる画素2の複数個をX−Y方向にマトリックス状に配置した表示素子部3と、表示素子部3の水平系駆動回路4および垂直系駆動回路5と、を有する。
【0005】
それぞれの画素2は、LCD素子6と、スイッチ素子7(TFT:薄膜トランジスター)と、を有し、スイッチ素子7のそれぞれのソースに複数本のソース線8(列選択線)を介して水平系駆動回路4を接続するとともに、スイッチ素子7のそれぞれのゲートに複数本のゲート線9(行選択線)を介して垂直系駆動回路5を接続してある。ソース線8およびゲート線9のそれぞれの交差部10に画素2を配置している。
なお、ポリシリコン液晶ディスプレイ1としては、そのLCD素子6において、液晶を封入する前の状態のもの(すなわち、アクティブマトリックス型ディスプレイ基板)と、液晶を封入した後の状態のもの(すなわち、アクティブマトリックス型ディスプレイ)とが考えられるが、いずれも検査対象デバイスとしてこれを取り扱うことができる。
【0006】
表示素子部3は、単独で検査対象デバイスとしてこれを取り扱うことができるとともに、水平系駆動回路4および垂直系駆動回路5の少なくともいずれか一方と組み合わせた状態でも、検査対象デバイスとしてこれを取り扱うことができる。
【0007】
水平系駆動回路4は、水平系シフトレジスター11と、ビデオ信号供給端子12と、表示素子部3の列数に応じた数(図示の例ではA1〜A9の9個)のソーススイッチ13(列選択スイッチ、FET:電界効果トランジスター)と、を有する。
水平系シフトレジスター11は、水平系スタート信号(X−ST)供給端子14と、水平系クロック信号(X−CLK)供給端子15と、表示素子部3の列数に応じた数(図示の例では3個)の水平系フリップフロップ回路16と、を有する。
ビデオ信号供給端子12は、Rビデオ信号(VIDEO−R)供給端子17と、Gビデオ信号(VIDEO−G)供給端子18と、Bビデオ信号(VIDEO−B)供給端子19と、を有する。
ソーススイッチ13は、ソース線8と水平系シフトレジスター11およびビデオ信号供給端子12との間にこれを接続してあり、画素2へのソース信号をスイッチすることによって、表示素子部3における各列を選択する。
【0008】
垂直系駆動回路5は、垂直系シフトレジスター20を有し、垂直系シフトレジスター20は、垂直系スタート信号(Y−ST)供給端子21と、垂直系クロック信号(Y−CLK)供給端子22と、表示素子部3の行数に応じた数(図示の例では4個)の垂直系フリップフロップ回路23と、を有する。
【0009】
こうした構成のポリシリコン液晶ディスプレイ1を検査対象デバイスとする従来の電気的な自動検査装置(図示せず)では、各画素2に対して、ある電荷をチャージしておき、その電荷をポリシリコン液晶ディスプレイ1の外部に読み出し、その電荷量の絶対値を評価することにより検査を行っている。
しかしながら、高温ポリシリコンプロセスあるいは低温ポリシリコンプロセスによるLCD表示素子などによるポリシリコン液晶ディスプレイ1においては、製造プロセス上の問題からその内部の各種素子について特性のバラツキが大きいという問題がある。
【0010】
とくに、ソーススイッチ13(A1〜A9)の素子のバラツキを無視することができず、ソーススイッチ13におけるこの比較的大きなバラツキに起因する検査装置への出力波形をサンプリングした際の縦縞が大きな問題となり、読み出した電荷の絶対量を単純に評価する検査方法では、当該バラツキによるノイズのレベルの方が検査信号のレベルより大きい場合が少なくないため、検査精度上問題を残す結果となっている。
このソーススイッチ13のバラツキは、アモルファス状の小さなシリコン結晶をポリシリコンと呼ぶことができる状態まで結晶成長させるためのレーザーアニール工程においてデバイス全面に均一なレーザービームが照射されなかったことによる各FETのオン抵抗の不均一や各FETのゲート絶縁膜の不均一によるゲートおよびソース間の容量の不均一、各ソーススイッチ13をコントロールしている水平系フリップフロップ回路16と各ゲート端子までの遅延のバラツキや、フレキシブルケーブル接続用の端子(図示せず)から各ソーススイッチ13までの距離の違いによる、配線抵抗に起因する画素容量(LCD素子6)までのトータルなインピーダンスの不均一、などにより主に発生する。
しかも、これら不均一の各項目は、近年のLCDおよびELデバイスの大型化によりますますその度合いを高める方向に向かいつつあるという問題がある。
【0011】
また、検査対象デバイス(ポリシリコン液晶ディスプレイ1)内の各画素2に蓄えられた電荷を放電させ、その放電波形をサンプリングするにあたって、ポリシリコン液晶ディスプレイ1内の各ソーススイッチ13のゲートからゲート・ソース間容量を通して漏れてくるゲートの駆動波形、および水平系シフトレジスター11を駆動するための水平系クロック信号のクロストーク成分が画素信号と同一タイミングで重畳され、また垂直系クロック信号の立ち上がり/立ち下がりエッジが映像期間にかかる場合には、そのクロストークも発生し、画素検査の精度を著しく低下させる原因となっている。
このクロストークの問題は、ポリシリコン液晶ディスプレイ1の大規模化および高密度化にともない、より発生しやすくなっているという問題がある。
【0012】
さらに、水平系駆動回路4および垂直系駆動回路5からのデバイス駆動信号に起因するノイズ、ならびにテストヘッドないし測定系装置(図示せず)の各素子におけるバラツキのレベルも、画素検査信号に比較して大きな場合には、こうしたノイズないしバラツキレベルの間に画素検査信号が埋もれてしまって検出不可能となるという問題がある。
【0013】
なお各種ディスプレイの画素検査装置については、特開平5−313132号、特開平6−43490号、特開平6−59283号、特開平7−287247号、特開平10−96754号、特開平10−214065号などがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、LCDアレイ素子あるいはELアレイ素子などによるアクティブマトリックス型ディスプレイの検査にあたり、その精度を向上させることができるアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置および画素検査方法を提供することを課題とする。
【0015】
また本発明は、ソーススイッチのバラツキや、デバイス駆動信号に起因するノイズ、測定系装置における素子のバラツキをキャンセルして、所定の画素検査精度を確保可能なアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置および画素検査方法を提供することを課題とする。
【0016】
また本発明は、ソーススイッチのバラツキによる取込みデータへの影響を軽減するとともに、水平系駆動回路や水平クロックライン(水平系クロック信号供給端子)、あるいは垂直系駆動回路や垂直クロックライン(垂直系クロック信号供給端子)からのクロストークの影響も同時に軽減することにより、高精度で検査可能なアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置および画素検査方法を提供することを課題とする。
【0017】
また本発明は、簡易な演算処理(減算処理)によりLCDアレイ素子あるいはELアレイ素子について、所定の精度で画素検査が可能なアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置および画素検査方法を提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、アクティブマトリックス構造のLCDアレイおよびELアレイなどによるアクティブマトリックス型ディスプレイの各画素を検査するにあたって、通常行われる各画素への充電および放電による、いわゆる有効画素データを得るチャージ動作(チャージ工程)およびセンス動作(第1のセンス工程)に加えて、ゲート線を選択しない状態でのセンス動作(第2のセンス工程)を行い、その際得られた画素のデータ(補正画素データ)を減算することにより、測定対象デバイスのソース線方向(あるいは必要ならばゲート線方向)のバラツキなどをキャンセル可能であることに着目したもので、第一の発明は、複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに水平系駆動回路および垂直系駆動回路により各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置であって、上記水平系駆動回路および上記垂直系駆動回路を用いて上記検査対象デバイスの上記各画素について電荷をチャージし上記各画素からの放電波形として得られる有効画素データと、この有効画素データの取得後に上記各画素の上記行選択線および上記列選択線のいずれか一方を選択しない状態で上記各画素から得られる補正画素データと、を減算処理し、この減算出力により上記各画素の良否を判定することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置である。
【0019】
第二の発明は、複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに駆動回路により上記各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置であって、上記駆動回路により駆動された上記各画素からの有効画素データと、上記各画素の上記行選択線および上記列選択線のいずれか一方を選択しない状態で各画素を駆動して得られる補正画素データと、を減算処理する減算回路と、この減算回路からの減算出力により上記各画素の良否を判定する欠陥判定回路と、を有することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置である。
【0020】
第三の発明は、複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに水平系駆動回路および垂直系駆動回路により各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置であって、上記水平系駆動回路および上記垂直系駆動回路を用いて上記検査対象デバイスの上記各画素について電荷をチャージし上記各画素からの放電波形として得られる有効画素データと、この有効画素データの取得後に上記チャージ動作を行わずに、上記各画素の上記行選択線および上記列選択線をともに再度駆動することにより上記各画素からの電荷の放電以外の理由による信号波形として得られる補正画素データと、を減算処理し、この減算出力により上記各画素の良否を判定することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置である。
【0021】
第四の発明は、複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに駆動回路により上記各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置であって、上記駆動回路により駆動された上記各画素からの有効画素データと、この有効画素データの取得後に上記各画素の上記行選択線および上記列選択線をともに再度駆動することにより各画素から得られる補正画素データと、を減算処理する減算回路と、この減算回路からの減算出力により上記各画素の良否を判定する欠陥判定回路と、を有することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置である。
【0022】
第五の発明は、複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに駆動回路により上記各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置であって、上記駆動回路により駆動された上記検査対象デバイスからの信号をA/D変換するためのA/D変換回路と、このA/D変換回路によりA/D変換されたデータを少なくとも一ライン分以上保持するメモリー回路と、このメモリー回路に蓄えられた画素データを演算する演算回路と、を有し、上記検査対象デバイスにおける上記列選択線方向あるいは上記行選択線方向に起因するバラツキをキャンセルしながら画素の良否を判定することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置である。
【0023】
第六の発明は、複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに水平系駆動回路および垂直系駆動回路により各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査方法であって、上記水平系駆動回路および上記垂直系駆動回路を用いて上記検査対象デバイスの上記各画素について電荷をチャージし上記各画素からの放電波形として得られる有効画素データと、この有効画素データの取得後に上記各画素の上記行選択線および上記列選択線のいずれか一方を選択しない状態で上記各画素から得られる補正画素データと、を減算処理し、この減算出力により上記各画素の良否を判定することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査方法である。
【0024】
第七の発明は、複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに水平系駆動回路および垂直系駆動回路により各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査方法であって、上記水平系駆動回路および上記垂直系駆動回路を用いて上記検査対象デバイスの上記各画素について電荷をチャージするチャージ工程と、このチャージ工程につづいて上記各画素から有効画素データを取得する第1のセンス工程と、上記各画素の上記行選択線および上記列選択線のいずれか一方を選択しない状態で補正画素データを取得する第2のセンス工程と、上記第1のセンス工程における上記有効画素データと上記第2のセンス工程における上記補正画素データとを減算処理する減算工程と、この減算工程の減算出力により上記各画素の良否を判定する判定工程と、を有することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査方法である。
【0025】
上記検査対象デバイス内の上記列選択線における水平系駆動信号および水平系クロック信号、ならびに上記行選択線における垂直系クロック信号の影響を同時にキャンセルするようにすることができる。
【0026】
上記検査対象デバイス内の上記列選択線における水平系クロック信号、ならびに上記行選択線における垂直系駆動信号および垂直系クロック信号の影響を同時にキャンセルするようにすることができる。
【0027】
上記各画素は、薄膜トランジスターによるスイッチ素子を有し、上記列選択線をこのスイッチ素子のソースに接続するソース線とし、上記行選択線をこのスイッチ素子のゲートに接続するゲート線とし、上記有効画素データは、これらソース線およびゲート線をすべて順次選択して上記各画素をチャージしてこれを得るとともに、上記補正画素データは、上記ゲート線の駆動回路あるいは上記ソース線の駆動回路へのスタート信号のいずれかを入力せずにこれを得るものであることができる。
【0028】
なお、上記検査対象デバイス内にシフトレジスターあるいはアドレスデコーダー、およびソーススイッチなどの水平系駆動回路を持たないアクティブマトリックス型ディスプレイについても、上記検査対象デバイス外のテストヘッドに水平系駆動回路に相当する駆動回路を配置し、その使用部品の個々の入出力容量、およびスイッチ抵抗のバラツキをキャンセルし、高精度な判定を可能とすることができる。
【0029】
本発明によるアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置および画素検査方法においては、アクティブマトリックス構造のLCDアレイおよびELアレイなどによるディスプレイの各画素を検査するにあたって、通常行われる各画素への充電および放電による、いわゆるチャージ工程およびセンス工程(本発明では第1のセンス工程)により有効画素データを取得するとともに、電荷のチャージがない状態での第2のセンス工程を行い、その際得られた補正画素データを減算することにより、検査対象デバイスのソース線方向のバラツキ、その他、デバイス駆動信号に起因するノイズ、測定系装置における素子のバラツキなどをキャンセル可能としたので、各画素の欠陥をバラツキやノイズなしにそのまま直接検出可能であり、所定の検査精度をもってポリシリコン液晶ディスプレイその他のアクティブマトリックス型ディスプレイの評価を行うことができる。
すなわち、その画素検査は、たとえばポリシリコン液晶ディスプレイなどの検査対象デバイス内の画素に対する一定電位でのチャージ(充電)動作から開始する。
このチャージ動作は、一般的には、図6中、表示素子部3上の左上隅から右下隅に向かって表示素子部3点灯時の諸手順および諸規格にしたがって、点順次すなわち画素2順次に実施してゆく。
続いて、各画素2にチャージした電荷を各画素2から抜き出し、その放電波形のピーク値をメモリー回路(本発明では第1のメモリー回路37、図1)に取り込む(センス工程)(本発明では第1のセンス工程)。このセンス工程における画素データが「有効画素データ」である。
表示素子部3からの画素波形の当該センス工程においても、電荷書き込み時と同じ順序で、各画素2にアクセスすることとし、一般的には左上隅から右下隅に向かって各画素2の電荷を放電させてゆく。
【0030】
従来の画素検査装置ないし画素検査方法においては、この放電波形をサンプリングしたものを評価し、各画素2の良否を判定していた。
本発明では、このセンス工程(第1のセンス工程)に引き続いて、表示素子部3内の、たとえば、如何なるゲート線(行選択線)も選択されていない状態のままで、一ライン以上の画素波形をサンプリングする。このセンス工程に引き続いて取り込む画素波形は、検査対象デバイス(たとえばポリシリコン液晶ディスプレイ1)内のソーススイッチ13のバラツキデータと、検査対象デバイス内外のノイズがクロストークした成分の合成されたものと、であり、この画素データが「補正画素データ」である。
【0031】
このような手順で得た検査対象デバイスの有効画素データから、補正画素データを各ラインごと(各行ごと)に減算することにより、有効画素データ中のバラツキに起因し、あるいはノイズの混入による縦縞成分をキャンセルすることができる。
また、アモルファスに代表される、水平系駆動回路4外付けデバイスの測定の際も、同様の手順により、有効画素データおよび補正画素データを取得し、それらを減算することにより、テストヘッド内の部品のバラツキや、駆動回路からの各種信号のクロストークを軽減させることが可能となり、高精度の画素検査を実施することができる。
【0032】
もちろん本発明においては、補正画素データを得るために、如何なるゲート線(行選択線)も選択されていない状態のままで、一ライン以上の画素波形をサンプリングする代わりに、如何なるソース線(列選択線)も選択されていない状態のままで、一ライン以上の画素波形をサンプリングすることにより、検査対象デバイスの行選択線単位のバラツキ、ノイズおよびクロストークを軽減することができる。
【0033】
なお、第三の発明や第四の発明のように、有効画素データの取得後に各画素の行選択線および列選択線をともに再度駆動することにより各画素から補正画素データを得るようにした場合には、たとえば図6中、LCD素子6がショートしたような点欠陥がもしあれば、有効画素データおよび補正画素データともにこの点欠陥を含むので、減算処理によりこの点欠陥は削除されてしまって検出はできないが、LCD素子6が断線しているような点欠陥の場合には、補正画素データはこの点欠陥を含まないので、減算処理によりこの点欠陥を検出することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態によるアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置30をその画素検査方法とともに図1ないし図5にもとづき説明する。ただし、図6と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、画素検査装置30のブロック図であって、画素検査装置30は、中央制御回路31(CPU)と、コントロールバス32と、制御信号発生回路33と、チャージセンス回路34と、マルチプレクサー35と、A/D変換回路36と、第1のメモリー回路37、第2のメモリー回路38および第3のメモリー回路39と、減算回路40(演算回路)と、欠陥判定回路41と、を有する。
【0035】
中央制御回路31(CPU)は、コントロールバス32を介して全体を制御する。
【0036】
制御信号発生回路33は、ポリシリコン液晶ディスプレイ1の各画素2の検査のための制御信号を発生するもので、水平系駆動回路4および垂直系駆動回路5にこれを接続してある。
【0037】
チャージセンス回路34は、R素子用の第1のチャージセンス回路42、G素子用の第2のチャージセンス回路43およびB素子用の第3のチャージセンス回路44からこれを構成し、R素子、G素子およびB素子のチャージ動作およびセンス動作をそれぞれ行う。
【0038】
マルチプレクサー35は、チャージセンス回路34における第1のチャージセンス回路42、第2のチャージセンス回路43および第3のチャージセンス回路44からの放電電流波形をシリーズ化してA/D変換回路36に出力し、この出力波形をA/D変換回路36がA/D変換する。
【0039】
第1のメモリー回路37は、水平系駆動回路4および垂直系駆動回路5を駆動して充電および放電した各画素2からの画素データ(有効画素データ)を蓄積する。
第2のメモリー回路38は、垂直系駆動回路5の垂直系スタート信号供給端子21からの垂直系スタート信号Y−STを入力しない状態で、水平系駆動回路4および垂直系駆動回路5を駆動して得られた各画素2からの画素データ(補正画素データ)を蓄積する。
【0040】
減算回路40は、第1のメモリー回路37の有効画素データから第2のメモリー回路38の補正画素データを減算し、その減算データを第3のメモリー回路39に蓄積し、この減算データにもとづき欠陥判定回路41が各画素2についてその良否を判定する。
【0041】
こうした構成の画素検査装置30により、図6の検査対象デバイス(ポリシリコン液晶ディスプレイ1)についてその各画素2の評価を行う。
図2は、画素検査装置30による画素検査工程における主にチャージ工程のタイミングチャート図、図3は、同、主にセンス工程(第1のセンス工程および第2のセンス工程)のタイミングチャート図、図4は、同、画素検査工程の全体およびメモリー回路上の画素データの例を示すフローチャート図である。
まずチャージ工程として、制御信号発生回路33(図1)により、ポリシリコン液晶ディスプレイ1に対するドライブ信号を生成し、水平系駆動回路4および垂直系駆動回路5に供給する。必要とされるドライブ信号は、検査対象デバイスによってまちまちであるが、図6のポリシリコン液晶ディスプレイ1の例では、水平系駆動回路4(水平系シフトレジスター11)用駆動信号すなわち、水平系スタート信号X−STおよび水平系クロック信号X−CLK、ならびに垂直系駆動回路5(垂直系シフトレジスター20)用駆動信号すなわち、垂直系スタート信号Y−STおよび垂直系クロック信号Y−CLKである。
【0042】
これらの水平系シフトレジスター11の駆動信号および垂直系シフトレジスター20の駆動信号を正規の手順で入力しながら、ビデオ信号供給端子12のRビデオ信号供給端子17、Gビデオ信号供給端子18およびBビデオ信号供給端子19に一定電位(チャージ電位、図2)を印加し続け、ポリシリコン液晶ディスプレイ1内の全画素2に対して一定電位でのチャージを行う。
【0043】
とくに、図2の上部に示すように、垂直系スタート信号供給端子21に垂直系スタート信号Y−STを入力して垂直系シフトレジスター20を初期化するとともに、垂直系クロック信号供給端子22に垂直系クロック信号Y−CLKの1クロック分のハイレベル信号を入力することにより、スイッチ素子7のゲート駆動用の垂直系フリップフロップ回路23の第一段目をアクティブにする。この駆動により、ゲート方向の第一ライン目にある全画素2のスイッチ素子7が導通状態となる。
【0044】
図2の下部に拡大して示したように、この導通状態で、水平系スタート信号供給端子14に水平系クロック信号X−CLKの1クロック分のハイレベル信号を入力することにより、上記ゲート方向と同様に、ソーススイッチ13駆動用の水平系フリップフロップ回路16の第一段目をアクティブにする。
【0045】
この駆動によって、図6のソーススイッチ13のうちA1〜A3までが同時に導通状態となり、Rビデオ信号供給端子17のラインの電位がソーススイッチ13(A1)を経由して図6中最も左側のソース線8に伝えられる。このとき、Rビデオ信号供給端子17のラインに加えられたチャージ電位は、最終的に図6中左上隅(この位置を以後「R1−1」とする)の画素2に伝えられ、その保持容量にチャージ動作による電荷として蓄えられる。
【0046】
また、Gビデオ信号供給端子18およびBビデオ信号供給端子19の信号ラインについても、上述と同様な駆動を同時に行う。
この駆動によって、上記画素2(R1−1)の右隣の画素2(G1−1)にもチャージ電位が伝えられて電荷が蓄積し、さらに画素2(G1−1)の右隣の画素2(B1−1)にも電荷が蓄積する。
【0047】
ここで図2に示すように、水平系クロック信号X−CLKをさらに1クロック分入力すると、ソーススイッチ13駆動用の水平系フリップフロップ回路16の第二段目をアクティブとし、図6中のソーススイッチ13(A4〜A6)が導通状態となる。
この導通状態により、図6中最上段の左から4〜6番目の画素2(R1−2、G1−2、B1−2)に同様のチャージが行われるとともに、ソーススイッチ13(A1〜A3)がオフになることにより、前述の画素2(R1−1、G1−1、B1−1)はその蓄えた電荷の移動経路が遮断されて、電荷を各保持容量(LCD素子6)中に保持することになる。
【0048】
ついで図2に示すように、さらに水平系クロック信号X−CLKを1クロック分入力し、図6のポリシリコン液晶ディスプレイ1の水平系シフトレジスター11をすべてスキャンし、図6中最上段に位置する一ラインの画素2すべてをチャージしたのち、垂直系クロック信号Y−CLKを1クロック分入力している。
【0049】
この垂直系クロック信号Y−CLKの入力により、ゲート方向の垂直系シフトレジスター20は第二段目がアクティブになり、ゲート方向第二ライン目の画素2のスイッチ素子7がすべて導通状態となる。また、この垂直方向も前述の水平方向と同様に、垂直系シフトレジスター20が次段に進むことにより、初段の制御下にあった最上段の画素2のスイッチ素子7がすべてオフとなり、各画素2からの電荷の移動経路を遮断して、それまで接続状態にあった各ソース線8の電位が変化しても各画素2には影響が及ばない。
【0050】
以後、前述の水平スキャンを繰り返すことにより、ゲート方向第二ライン目の各画素2(R2−1、G2−1、B2−1〜R2−3、G2−3、B2−3)が同様に、各ビデオ信号供給端子12からの電位設定にしたがってチャージされてゆく。
【0051】
図6に示したポリシリコン液晶ディスプレイ1は垂直方向が4ライン(4行)あるので、この一連のシーケンスを4ライン分、すなわち、垂直系クロック信号Y−CLKで4クロック分実行し、全画素2を所定設定レベルの一定電位(チャージ電位)にチャージしてゆく。
以上の工程が、図2および図4におけるチャージ工程の部分である。
【0052】
このチャージ工程に続いて、画素2に書き込んだ電荷を読み出すセンス工程(第1のセンス工程、第2のセンス工程)に入る。
第1のセンス工程では、図3に示すように、水平系シフトレジスター11および垂直系シフトレジスター20への駆動波形信号は、図2で説明したチャージ工程の場合と同一であり、唯一の相違は、ポリシリコン液晶ディスプレイ1の端子部でみたときに、ビデオ信号供給端子12の各ビデオラインに印加する設定電位のみである。
すなわち、チャージ工程時におけるチャージ電位に対してセンス工程時のビデオラインのバイアス設定を低電位(センス電位、図3)にしており、その電位差を利用し、チャージ工程で画素2に書き込んだ電荷をセンス工程で読み出して、その電流波形をチャージセンス回路34に供給する。
【0053】
図3に示すように、水平系クロック信号供給端子15に水平系クロック信号X−CLKのパルスが入力されるたびに、対応する画素2からの放電電流がビデオライン経由でテストヘッド(画素検査装置30)に流れ込むので、その電流波形を図1におけるチャージセンス回路34の第1のチャージセンス回路42、第2のチャージセンス回路43および第3のチャージセンス回路44において電流−電圧変換する。
【0054】
図6に示すポリシリコン液晶ディスプレイ1においては、ビデオ信号供給端子12として、3本のRビデオ信号供給端子17、Gビデオ信号供給端子18およびBビデオ信号供給端子19を有しているので、水平系クロック信号供給端子15へのクロックパルス(水平系クロック信号X−CLK)の入力のたびにRビデオ信号供給端子17、Gビデオ信号供給端子18およびBビデオ信号供給端子19の各ビデオラインから一画素づつ、同時に三画素分のデータが出力されてくることになる。
したがって、図1の画素検査装置30においては、チャージセンス回路34の次段にマルチプレクサー35を設け、水平系クロック信号X−CLKにおける1クロック分の周期内で三画素のデータを切り換える時分割多重を行い、シリアライズしたデータをA/D変換回路36に出力する。
【0055】
図3の下段部分がマルチプレクサー35による時分割多重のタイミングチャートを示し、Rビデオ信号供給端子17、Gビデオ信号供給端子18およびBビデオ信号供給端子19から同時に取り出された画素データがRビデオ信号、Gビデオ信号さらにBビデオ信号の順番で多重化される。
【0056】
かくしてチャージセンス回路34で検出した各画素2からの電荷の放電電流波形をマルチプレクサー35でシリアライズし、A/D変換回路36でデジタル化し、第1のメモリー回路37に蓄積する。
以上の工程が、図3および図4における第1のセンス工程(有効画素データ取得工程)である。
【0057】
上記第1のメモリー回路37には、ソーススイッチ13のバラツキ、水平系クロック信号X−CLKのクロストーク、さらには三系統のチャージセンス回路34の特性バラツキ、などによる縦縞が取り込まれており、その縦縞成分に重畳される形で画素2の点欠陥が取り込まれている。なお、図6の検査対象デバイス(ポリシリコン液晶ディスプレイ1)の場合、縦縞として、水平方向に九画素分のデータが並ぶはずであるが、図4のデータ取込み例には、ポリシリコン液晶ディスプレイ1(図6)を取り込んだ場合よりも多くの画素が水平方向および垂直方向に並ぶように示している。
【0058】
本発明においては、図4の第1のセンス工程に引き続き、第2のセンス工程を行う。
第2のセンス工程においては、垂直系シフトレジスター20にスタートパルス(垂直系スタート信号Y−ST)を入力せずに、すなわち、垂直系シフトレジスター20を初期化せずに、どのゲート線9(行選択線)も選択されていない状態で、ポリシリコン液晶ディスプレイ1からのさらなるデータ(補正画素データ)の取得を継続する。
【0059】
図3のタイミングチャート図では、第2のセンス工程(補正画素データ)の部分がこのデータ取得にあたり、垂直系スタート信号供給端子21に垂直系スタート信号Y−STパルスを入力しないことを除き、第1のセンス工程における有効画素データ部分のデータを取得する駆動信号波形と何ら変わらない駆動信号を印加し、各画素2への電荷のチャージがない状態でデータの取得を続ける。
【0060】
この第2のセンス工程(補正画素データ)においては、垂直系シフトレジスター20内のすべての垂直系フリップフロップ回路23の出力がロウになっているので、いかなるゲート線9もアクティブにはならない状態であり、この状態において水平系駆動回路4のみスキャンを行うことにより、ソーススイッチ13のバラツキ、水平系クロック信号X−CLKのクロストーク、チャージセンス回路34のバラツキなどにより発生する、画素データ取込み画像中の縦縞成分のみを取得する。
この第2のセンス工程において、垂直系シフトレジスター20の駆動クロック信号(垂直系クロック信号Y−CLK)まで止めてしまうと、クロック波形の変化点すなわち、立ち上がりエッジあるいは立ち下がりエッジによる取込み画像への影響を取りこぼしてしまう可能性があるので、垂直系シフトレジスター20へのスタートパルス(垂直系スタート信号Y−ST)の供給のみを停止し、駆動クロック信号は第1のセンス工程と同一状態を維持することが重要である。
以上の工程が、図3および図4における第2のセンス工程(補正画素データ)である。
【0061】
図4は、この第2のセンス工程で取得される補正画素データの例と、第1のセンス工程における有効画素データの例と、を併せて示している。
図4では、第2のメモリー回路38に第1のメモリー回路37と同じ記憶容量を割り当て、ポリシリコン液晶ディスプレイ1の画素数分だけ補正画素データを取り込むことができるようにしてあり、その後の画像処理演算で、第1のメモリー回路37の内容から第2のメモリー回路38の内容を単純に減算することができるようにしている。
【0062】
ただし、垂直系シフトレジスター20が停止しているため、すべてのライン(ソース線8ないし列選択線)においてほぼ同一の内容が繰り返し取り込まれている形となるので、第2のメモリー回路38の内容は、第1のメモリー回路37と同容量の記憶領域を割り当てることは必ずしも必要ではなく、少なくとも一水平ライン(ゲート線9ないし行選択線)分の記憶領域があれば、本発明の効果を得ることができる。
【0063】
第2のセンス工程において得られた補正画素データには、第1のメモリー回路37に蓄積されていると同様な縦縞成分が含まれており、垂直系シフトレジスター20が動作していないことから、第1のメモリー回路37に取り込まれている画素欠陥情報の大半は、第2のメモリー回路38には取り込まれない。
すなわち、ポリシリコン液晶ディスプレイ1の画素2からの放電電流に重畳している、ソーススイッチ13のバラツキなどを発生源とする縦縞成分のみが第2のメモリー回路38に取り込まれていることになる。
【0064】
図5は、減算回路40における減算処理を示す概略説明図であって、図示のように、第1のメモリー回路37に取り込まれている放電電流をデジタル化した生のデータでは、その後の欠陥判定に重大な影響を及ぼす縦縞成分が重畳されており、したがって、高精度な判定の妨げとなるが、本発明では、第2のメモリー回路38に取り込まれている縦縞成分(補正画素データ)を第1のメモリー回路37の有効画素データから減算することにより、画素2の欠陥判定に影響する縦縞成分の除去を可能とした。
【0065】
この減算処理の結果を第3のメモリー回路39に格納する。すなわち、図5の右方に画素データ画像として示すように、第1のメモリー回路37に格納されている生の有効画素データから第2のメモリー回路38内の同一座標に格納されている補正画素データを減算し(減算工程)、その結果を表示素子部3における対応する座標上に記憶させる。
この第3のメモリー回路39内の補正演算後データでは、第1のメモリー回路37内のデータで問題となっていた縦縞成分がキャンセルされており、検査対象とする点欠陥が鮮明に浮き上がってきている。
この第3のメモリー回路39内の補正演算後データを欠陥判定回路41が判定することによって(判定工程)、より高精度の欠陥判定を可能とした。
【0066】
なお本実施の態様においては、アクティブマトリックス構造の典型的なポリシリコンLCDアレイによるポリシリコン液晶ディスプレイ1の画素検査を例として示したが、本発明においては、アクティブマトリックス構造のアモルファスシリコンLCDアレイに代表される駆動回路が外付けのデバイスを検査対象とする場合には、図1の水平系駆動回路4および垂直系駆動回路5をテストヘッド側(すなわち、画素検査装置30側)に設けることにより本発明の内容を実施可能である。
【0067】
さらに本実施の態様においては、垂直系シフトレジスター20を初期化せず、どのゲート線9(行選択線)も選択されていない状態で、補正画素データを取得することにより、主にソーススイッチ13のバラツキ、駆動信号に起因する、たとえば水平系クロック信号X−CLKのクロストーク、あるいは測定系における、たとえばチャージセンス回路34のバラツキなどをキャンセルすることにより、高精度の画素検査を実施可能としたが、本発明においては逆に、水平系シフトレジスター11を初期化せず、どのソース線8(列選択線)も選択されていない状態で、補正画素データを取得することにより、ソーススイッチ13のバラツキをキャンセルすることはできないが、垂直系クロック信号Y−CLKのクロストーク、あるいはチャージセンス回路34のバラツキなどをキャンセルすることが可能で、画素検査の要望に応じて、高精度の画素検査を行うこともできる。
【0068】
また、とくに第三の発明や第四の発明のように、有効画素データの取得後に、たとえば図3の第2のセンス工程において、上述の実施の形態とは異なって、垂直系シフトレジスター20に垂直系スタート信号Y−STを入力して、各画素2のゲート線9およびソース線8をともに再度駆動することにより各画素2から補正画素データを得るようにした場合には、たとえば図6中、LCD素子6がショートしたような点欠陥がもしあれば、有効画素データおよび補正画素データともにこの点欠陥による信号波形を含むので、減算処理によりこの点欠陥は削除されてしまって検出はできないが、LCD素子6が断線しているような点欠陥の場合には、補正画素データはこの点欠陥を含まないので、減算処理によりこの点欠陥を検出することができる。
【0069】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、点欠陥および検査対象デバイスのバラツキを原因とするノイズをともに含む有効画素データと、検査対象デバイスのバラツキを原因とするノイズのみを含む補正画素データとを減算処理し、当該バラツキないしノイズをキャンセルしながら画素の欠陥(点欠陥)を判定可能としたので、簡易な装置ないし方法で高精度の画素検査を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置30のブロック図である。
【図2】同、画素検査装置30による画素検査工程における主にチャージ工程のタイミングチャート図である。
【図3】同、主にセンス工程(第1のセンス工程および第2のセンス工程)のタイミングチャート図である。
【図4】同、画素検査工程の全体およびメモリー回路37、38上の画素データの例を示すフローチャート図である。
【図5】同、減算回路40における減算処理を示す概略説明図である。
【図6】検査対象デバイスとしての、ポリシリコン液晶ディスプレイ1(アクティブマトリックス型ディスプレイ)の等価回路図である。
【符号の説明】
1 ポリシリコン液晶ディスプレイ(検査対象デバイス、アクティブマトリックス型ディスプレイ、図6)
2 画素
3 表示素子部
4 水平系駆動回路(駆動回路)
5 垂直系駆動回路(駆動回路)
6 LCD素子
7 スイッチ素子(TFT)
8 ソース線(列選択線)
9 ゲート線(行選択線)
10 ソース線8およびゲート線9の交差部
11 水平系シフトレジスター
12 ビデオ信号供給端子
13 ソーススイッチ(列選択スイッチ、A1〜A9)
14 水平系スタート信号供給端子
15 水平系クロック信号供給端子
16 水平系フリップフロップ回路
17 Rビデオ信号供給端子
18 Gビデオ信号供給端子
19 Bビデオ信号供給端子
20 垂直系シフトレジスター
21 垂直系スタート信号供給端子
22 垂直系クロック信号供給端子
23 垂直系フリップフロップ回路
30 アクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置(テストヘッド、実施の形態、図1)
31 中央制御回路(CPU)
32 コントロールバス
33 制御信号発生回路
34 チャージセンス回路
35 マルチプレクサー
36 A/D変換回路
37 第1のメモリー回路
38 第2のメモリー回路
39 第3のメモリー回路
40 減算回路(演算回路)
41 欠陥判定回路
42 第1のチャージセンス回路
43 第2のチャージセンス回路
44 第3のチャージセンス回路
X−CLK 水平系クロック信号(図6)
X−ST 水平系スタート信号(図6)
Y−CLK 垂直系クロック信号(図6)
Y−ST 垂直系スタート信号(図6)
VIDEO−R Rビデオ信号(図6)
VIDEO−G Gビデオ信号(図6)
VIDEO−B Bビデオ信号(図6)

Claims (8)

  1. 複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに水平系駆動回路および垂直系駆動回路により各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置であって、
    前記水平系駆動回路および前記垂直系駆動回路を用いて前記検査対象デバイスの前記各画素について電荷をチャージし前記各画素からの放電波形として得られる有効画素データと、この有効画素データの取得後に前記各画素の前記行選択線を選択しない状態でかつ前記複数本の列選択線を選択して、前記複数本の列選択線を介して得られる補正画素データと、を減算処理し、
    この減算出力により前記各画素の良否を判定することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置。
  2. 複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに水平系駆動回路および垂直系駆動回路により前記各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置であって、
    前記水平系駆動回路および前記垂直系駆動回路を用いて前記検査対象デバイスの前記各画素について電荷をチャージし前記各画素からの放電波形として得られる有効画素データと、前記各画素の前記行選択線を選択しない状態でかつ前記複数本の列選択線を選択して、前記複数本の列選択線を介して得られる補正画素データと、を減算処理する減算回路と、
    この減算回路からの減算出力により前記各画素の良否を判定する欠陥判定回路と、
    を有することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置。
  3. 複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに水平系駆動回路および垂直系駆動回路により各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置であって、
    前記水平系駆動回路および前記垂直系駆動回路を用いて前記検査対象デバイスの前記各画素について電荷をチャージし前記各画素からの放電波形として得られる有効画素データと、この有効画素データの取得後に前記チャージ動作を行わずに、前記各画素の前記行選択線および前記列選択線をともに再度選択することにより前記各画素からの電荷の放電以外の理由による信号波形として得られる補正画素データと、を減算処理し、
    この減算出力により前記各画素の良否を判定することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置。
  4. 複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに水平系駆動回路および垂直系駆動回路により前記各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置であって、
    前記水平系駆動回路および前記垂直系駆動回路を用いて前記検査対象デバイスの前記各画素について電荷をチャージし前記各画素からの放電波形として得られる前記各画素からの有効画素データと、この有効画素データの取得後に前記チャージ動作を行なわずに、前記各画素の前記行選択線および前記列選択線をともに再度選択した状態で前記各画素を駆動して得られる補正画素データと、を減算処理する減算回路と、
    この減算回路からの減算出力により前記各画素の良否を判定する欠陥判定回路と、
    を有することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置。
  5. 前記検査対象デバイスからの信号をA/D変換するためのA/D変換 回路と、
    前記A/D変換回路によりA/D変換された前記有効画素データを保持する第1のメモリー回路と、
    前記A/D変換回路によりA/D変換された前記補正画素データを少なくとも一ライン分以上保持する第2のメモリー回路と、
    前記第1,第2のメモリー回路に蓄えられた画素データを演算する演算回路と、を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置。
  6. 前記各画素は、薄膜トランジスターによるスイッチ素子を有し、
    前記列選択線をこのスイッチ素子のソースに接続するソース線とし、前記行選択線をこのスイッチ素子のゲートに接続するゲート線とし、
    前記有効画素データは、これらソース線およびゲート線をすべて順次選択して前記各画素をチャージしてこれを得るとともに、
    前記補正画素データは、前記ゲート線の駆動回路へのスタート信号を入力せずにこれを得るものであることを特徴とする請求項1または2に記載のアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置。
  7. 複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに水平系駆動回路および垂直系駆動回路により各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査方法であって、
    前記水平系駆動回路および前記垂直系駆動回路を用いて前記検査対象デバイスの前記各画素について電荷をチャージし前記各画素からの放電波形として得られる有効画素データと、この有効画素データの取得後に前記各画素の前記行選択線を選択しない状態でかつ前記複数本の列選択線を選択して、前記複数本の列選択線を介して得られる補正画素データと、を減算処理し、
    この減算出力により前記各画素の良否を判定することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査方法。
  8. 複数本の列選択線および複数本の行選択線のそれぞれの交差部にそれぞれの画素をマトリックス状に配置するとともに水平系駆動回路および垂直系駆動回路により各画素を駆動可能としたアクティブマトリックス型ディスプレイあるいはそのディスプレイ基板を検査対象デバイスとして当該各画素の良否を判定するためのアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査方法であって、
    前記水平系駆動回路および前記垂直系駆動回路を用いて前記検査対象デバイスの前記各画素について電荷をチャージするチャージ工程と、
    このチャージ工程につづいて前記各画素から放電波形として得られる有効画素データを取得する第1のセンス工程と、
    前記第1のセンス工程後に、前記各画素の前記行選択線を選択しない状態でかつ前記複数本の列選択線を選択して、前記複数本の列選択線を介して得られる補正画素データを取得する第2のセンス工程と、
    前記第1のセンス工程における前記有効画素データと前記第2のセンス工程における前記補正画素データとを減算処理する減算工程と、
    この減算工程の減算出力により前記各画素の良否を判定する判定工程と、
    を有することを特徴とするアクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査方法。
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