JPH07287247A - アクティブマトリクス基板の検査方法 - Google Patents

アクティブマトリクス基板の検査方法

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JPH07287247A
JPH07287247A JP7769694A JP7769694A JPH07287247A JP H07287247 A JPH07287247 A JP H07287247A JP 7769694 A JP7769694 A JP 7769694A JP 7769694 A JP7769694 A JP 7769694A JP H07287247 A JPH07287247 A JP H07287247A
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signal line
additional capacitance
switching element
scanning signal
additional
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JP7769694A
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Naoyuki Shimada
尚幸 島田
Toshihiro Yamashita
俊弘 山下
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶セル化する前に検査してコストを低廉化
でき、また安価なシステムを用いて、容易に走査信号線
とデータ信号線との間の短絡欠陥を検査できるようにす
る。また、データ信号線と付加容量共通配線との短絡欠
陥、走査信号線とデータ信号線との間の短絡欠陥を同様
に検査できるようにする。 【構成】 走査信号駆動回路105を動作させて、付加
容量共通電極108の電位又は付加容量共通電極108
に流れる電流を測定する。これによって、液晶セル化す
る前にアクティブマトリクス基板上の走査信号線101
と付加容量共通配線107との間の短絡欠陥Aをごく簡
便なシステムで検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置等を構成す
べく用いられるアクティブマトリクス基板の検査方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記アクティブマトリクス基板として駆
動回路が一体的に構成されたアクティブマトリクス基板
が知られており、その一例を図5に示す。このアクティ
ブマトリクス基板は、絵素用のスイッチング素子として
の薄膜トランジスタ(TFT)104がマトリクス状に
形成された基板上に走査信号駆動回路105及びデータ
駆動回路106が形成されている。
【0003】走査信号駆動回路105から出力される走
査信号は走査信号線101を介してTFT(以下、これ
を絵素TFTと称す。)104に与えられ、絵素TFT
104をオンオフ駆動する。データ駆動回路106から
出力されるデータ信号はデータ信号線102を介して絵
素TFT104に与えられ、絵素TFT104のドレイ
ン電極は絵素の付加容量103が接続されている。よっ
て、絵素TFT104に与えられたデータ信号は、絵素
TFT104がオンに駆動されているとき、絵素に供給
される。各付加容量103の一方の端子は付加容量共通
配線107を通じて付加容量共通電極108に接続され
ている。
【0004】このように構成されたアクティブマトリク
ス基板は、間に表示媒体としての液晶を挟んで対向基板
と共に液晶表示装置(液晶セル)を構成する状態とされ
るが、その場合には上記付加容量共通電極108は接地
される。
【0005】図6は上記アクティブマトリクス基板を示
す断面図である。このアクティブマトリクス基板の製造
は以下のように行われる。先ず、基板201上にTFT
の半導体層及び付加容量の下部電極となる多結晶シリコ
ン層202を形成、パターニングする。
【0006】次に、多結晶シリコン層202を覆う状態
で基板201上にゲート絶縁膜203を形成する。
【0007】次に、TFTのゲート電極及び付加容量の
上部電極、さらには走査信号線及び付加容量共通配線と
なるドーピングされた多結晶シリコン層204を形成
し、パターニングする。このとき、所望の場所へのイオ
ン注入によるドーピング工程等が行われる。
【0008】次に、全面に層間絶縁膜205を形成し、
所望の位置にコンタクトホールを開口した後、そのコン
タクトホールに一部を充填して金属配線206を形成し
パターニングする。
【0009】次に、第2の層間絶縁膜207を形成し、
所望の位置に第2の層間絶縁膜207を貫通するコンタ
クトホールを形成した後、絵素電極となる透明導電層2
08を形成しパターニングする。これにより、透明導電
層208の一部はコンタクトホールに充填され、透明導
電層208と金属配線206とが電気的に接続されるこ
ととなる。
【0010】このように製造されるアクティブマトリク
ス基板において、前述の様に各絵素に付加容量を設ける
構成とした場合、走査信号線と付加容量共通配線とを同
一の薄膜層、つまり上記多結晶シリコン層204によっ
て平行に配設するレイアウトが一般的である。しかしな
がら、この場合には走査信号線と付加容量共通配線との
間に短絡欠陥が発生する頻度が高く、歩留りが低下する
という問題があった。特に、両者が平行に配設されてい
る場合には、両者の隣接する部分の長さが非常に長くな
り、それだけ欠陥が発生する確率が高くなる。また、両
者が同一の薄膜層によって形成される場合には、そのパ
ターニング工程時に発生する不良によっても欠陥が生じ
るため、さらに欠陥が発生しやすくなる。
【0011】これらの欠陥の存在の有無及びその場所を
調べる方法として、従来より、例えば液晶セル化した後
に表示状況を目視で観察する方法や、特開昭57−38
493あるいは特開平2−72392等に記載されてい
る様に、各絵素の付加容量への信号の書き込みを行うこ
とや保持特性を調べることによって点欠陥まで含めたテ
ストを行う方法が知られている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】液晶セル化した後に表
示状況を目視で観察することによって欠陥を調べる方法
では、その検査を行うために不良であるものも液晶セル
化する必要があり、余計なコストがかかるという問題が
ある。
【0013】また、特開昭57−38493で開示され
ているようにそれぞれの絵素の付加容量への信号の書き
込みを行うことや、保持特性を調べることによって点欠
陥まで含めたテストを行う方法では、点欠陥を含めたテ
ストができるものの、検出される信号が数mVという微
小なものであるが、S/Nを改善する必要があること、
また膨大な測定データを高速で解析する必要があること
等の理由によりシステムが非常に高価なものになるとい
う問題がある。
【0014】また、特開平2−72392においては、
走査信号を入力してデータ信号線に流れる電流を測定す
ることによって、走査信号線とデータ信号線との間の短
絡欠陥を検査する方法が開示されている。しかしなが
ら、この場合には、それぞれのデータ信号線毎にプロー
ビングして電流値の測定をする必要があり、測定系が非
常に複雑になることや、バスラインのピッチが数十μm
という高精細のLCDに対して行うときに特にプロービ
ング自体が困難になること等の問題がある。
【0015】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、液晶セル化する前に検査
してコストを低廉化でき、また安価なシステムを用い
て、容易に走査信号線とデータ信号線との間の短絡欠陥
を検査できるアクティブマトリクス基板の検査方法を提
供することを目的とする。他の目的は、データ信号線と
付加容量共通配線との短絡欠陥、走査信号線とデータ信
号線との間の短絡欠陥を同様に検査できるようにする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス基板の検査方法は、スイッチング素子及び該スイ
ッチング素子に接続された付加容量がマトリクス状に形
成され、該付加容量のスイッチング素子に接続されてい
ない側の端子が付加容量共通配線を通じて同一の付加容
量共通電極に接続され、該スイッチング素子を制御する
走査信号を出力する走査信号駆動回路が該スイッチング
素子および該付加容量と共に同一の基板上に形成された
アクティブマトリクス基板の検査方法において、該走査
信号駆動回路を動作させた状態で、該付加容量共通電極
の電位又は該付加容量共通電極に流れる電流を測定し、
該走査信号線と該付加容量共通配線との間の短絡欠陥を
検出するので、そのことにより上記目的が達成される。
【0017】このアクティブマトリクス基板の検査方法
は、前記走査信号線及び前記付加容量共通配線が同一の
薄膜層によって形成されている場合にも適用できる。ま
た、前記走査信号線及び前記付加容量共通配線が平行に
配設されている場合にも適用できる。
【0018】本発明のアクティブマトリクス基板の検査
方法は、スイッチング素子及び該スイッチング素子に接
続された付加容量がマトリクス状に形成され、該付加容
量のスイッチング素子に接続されていない側の端子が付
加容量共通配線を通じて同一の付加容量共通電極に接続
され、該スイッチング素子のソース電極に接続されたデ
ータ信号線にデータ信号を供給するデータ駆動回路が該
スイッチング素子および該付加容量と共に同一の基板上
に形成されたアクティブマトリクス基板の検査方法にお
いて、該データ駆動回路を動作させた状態で、該付加容
量共通電極の電位又は該付加容量共通電極に流れる電流
を測定するか、または、該データ信号線に接続されたビ
デオ信号線の電位もしくは該ビデオ信号線に流れる電流
を測定し、該データ信号線と該付加容量共通配線との間
の短絡欠陥を検出するので、そのことにより上記他の目
的が達成される。
【0019】このアクティブマトリクス基板の検査方法
は、前記データ駆動回路を、表示を行うときの動作速度
よりも低速で動作させて、前記短絡欠陥を検出するのが
好ましい。
【0020】本発明のアクティブマトリクス基板の検査
方法は、スイッチング素子及び該スイッチング素子に接
続された付加容量がマトリクス状に形成され、該付加容
量のスイッチング素子に接続されていない側の端子が付
加容量共通配線を通じて同一の付加容量共通電極に接続
され、該スイッチング素子を制御する走査信号を各走査
信号線に出力する走査信号駆動回路と、各スイッチング
素子のソース電極に接続されたデータ信号線にデータを
供給するデータ駆動回路とが、該スイッチング素子およ
び該付加容量と共に同一の基板上に形成されたアクティ
ブマトリクス基板の検査方法において、該走査信号駆動
回路を動作させた状態で、該データ駆動回路に備わった
アナログスイッチを介して各データ信号線に接続された
ビデオ信号線の電位又は該ビデオ信号線に流れる電流を
測定し、該走査信号線と該データ信号線との間の短絡欠
陥を検出するので、そのことにより上記他の目的が達成
される。
【0021】このアクティブマトリクス基板の検査方法
は、前記データ駆動回路を、表示を行うときの動作速度
よりも低速で動作させて、前記短絡欠陥を検出するのが
好ましい。
【0022】
【作用】本発明のアクティブマトリクス基板の製造方法
においては、走査信号駆動回路を動作させて付加容量共
通電極の電位又は付加容量共通電極に流れる電流を測定
する。これによって、液晶セル化する前にアクティブマ
トリクス基板上の走査信号線と付加容量共通配線との間
の短絡欠陥をごく簡便なシステムで検出することができ
る。
【0023】また、データ駆動回路または走査信号駆動
回路を動作させ、付加容量共通電極もしくはビデオ信号
線に生ずる電位又は、付加容量共通電極もしくはビデオ
信号線を流れる電流を測定することによって、データ信
号線と付加容量共通配線との短絡欠陥、または走査信号
線とデータ信号線との間の短絡欠陥についても、同様に
簡便なシステム及び簡便なプロービングによって検出す
ることができる。
【0024】
【実施例】以下に本発明の実施例を具体的に説明する。
【0025】(実施例1)図1に本発明の実施例1とし
て走査信号線と付加容量共通配線との間の短絡欠陥の検
査に用いるアクティブマトリクス基板の構成を示す。こ
のアクティブマトリクス基板は、絵素TFT104がマ
トリクス状に形成された基板上に走査信号駆動回路10
5及びデータ駆動回路106が形成されている。
【0026】走査信号駆動回路105から出力される走
査信号は走査信号線101を介して絵素TFT104に
与えられ、絵素TFT104をオンオフ駆動する。デー
タ駆動回路106から出力されるデータ信号はデータ信
号線102を介して絵素TFT104に与えられ、絵素
TFT104のドレイン電極は絵素の付加容量103が
接続されている。よって、絵素TFT104に与えられ
たデータ信号は、絵素TFT104がオンに駆動されて
いるとき、絵素に供給される。各付加容量103の一方
の端子は付加容量共通配線107を通じて付加容量共通
電極108に接続されている。なお、各付加容量共通配
線107はそれぞれ同一の付加容量共通電極108に接
続されている。この付加容量共通電極108は通常の液
晶表示装置としての駆動においては接地されるが、この
走査信号線と付加容量共通配線との短絡欠陥の検査にお
いては、モニターするプローブ以外は接続されない構成
とする。
【0027】次に、かかるアクティブマトリクス基板に
おける走査信号線と付加容量共通配線との短絡欠陥の検
査方法について説明する。まず、上記付加容量共通電極
108に図示しない検査装置に備わったプローブを接続
する。
【0028】次に、図2に示す走査信号線の選択信号
(ハイレベルの信号)を走査信号駆動回路からそれぞれ
の走査信号線,Xi−1,Xi,Xi+1、…に出力す
る。ここで、図1に示すように走査信号線Xiが付加容
量共通配線107と欠陥部分Aで短絡していた場合、付
加容量共通電極108にはその短絡している走査信号線
Xiへ出力される信号に対応したタイミングで電位の変
化Bが生じると共にプローブを介して検査装置により観
測される。従って、この電位の変化Dを検査装置により
測定すれば、その信号のタイミングから走査信号線Xi
において短絡欠陥が発生しているかを判定することがで
きる。この場合の出力信号の大きさは欠陥部分Aのイン
ピーダンスによっても多少変わるが、通常の表示に影響
を与える程度の短絡欠陥であれば、欠陥部分Aの走査信
号線Xiにおける出力パルスは数百mV以上あり、S/
Nが十分に大きい。このため、本実施例1にあっては、
安価なシステムの検査装置によって検査を行うことが可
能である。なお、検査においては、欠陥に対応する出力
パルスの波形はプローブのインピーダンスによっても変
わる。
【0029】上記実施例では付加容量共通電極108の
電位に基づいて検査を行っているが、この場合の短絡欠
陥は付加容量共通電極108に流れる電流を測定しても
実施できる。このためには付加容量共通電極108を図
示しないGNDに接地すると共に、付加容量共通電極1
08とGNDとの間に直列に抵抗を挿入し、この抵抗の
両端の電圧を測定すればよい。本実施例においては、例
えば1MΩの入力インピーダンスを持つプローブと並列
に100kΩの抵抗を挿入して測定した。また、プロー
ブ及び抵抗のインピーダンスは、その抵抗値が低くなる
につれて測定される対象が変動していくが、S/Nと検
査装置の感度とを考慮して適切な値に定める。ここで
は、1kΩ〜10MΩの範囲であれば、欠陥となってい
るバスラインの特定に十分な波形が得られる事を確認し
た。
【0030】なお、本実施例においては、検査には走査
信号駆動回路を動作させる必要があるため、絵素TFT
104が形成されたアクティブマトリクス基板の上には
少なくとも走査信号駆動回路が形成されていればよい。
【0031】(実施例2)本実施例2は、他のモードの
短絡欠陥の検出を行う場合である。
【0032】図3は、データ信号線と付加容量共通配線
との短絡欠陥の検査に用いられるアクティブマトリクス
基板を示す図である。このアクティブマトリクス基板
は、図1と同様にビデオ信号線109から送られるビデ
オ信号を、データ駆動回路106により所定のデータ信
号線102に出力制御する構成となっている。また、走
査信号線Xiに近接する付加容量共通配線107とデー
タ信号線102との間が短絡した欠陥部分Bとなってい
る。
【0033】この実施例においては、データ駆動回路1
06を駆動させた状態で付加容量共通電極108の電位
を測定することにより、データ信号線と付加容量共通配
線との短絡欠陥を検査する。以下に、その検査方法を詳
細に説明する。
【0034】付加容量共通電極108に検査装置のプロ
ーブを接続し、ビデオ信号線109の電極部110に検
査信号として5V程度のバイアスを印加する。これによ
り、付加容量共通電極108の電位が測定される。この
とき、走査信号線Xiに近接する付加容量共通配線10
7とデータ信号線102との間に短絡による欠陥部分B
が存在していた場合、欠陥部分Bの存在するデータ信号
線102に対応した、データ駆動回路106中のアナロ
グスイッチがオンとなると、このアナログスイッチを通
じて5Vが印加されたビデオ信号線と付加容量共通電極
108とが接続され、付加容量共通電極108の電位が
それに対応して変動する。
【0035】なお、実際の表示装置としての駆動におい
ては、データ駆動回路106は数MHz程度の高い周波
数で駆動されるが、この検査においてはこの様な高い周
波数では付加容量共通電極の負荷が大きいために出力が
小さくなり、検査が難しい。ここでは、データ駆動回路
106を20kHzのクロック周波数によって動作させ
たところ、欠陥となっているデータ信号線102の特定
に十分な100mV程度の振幅の信号を得ることができ
た。なお、本実施例においては、ビデオ信号線109に
バイアスを印加して付加容量共通電極108の電位を測
定しているが、逆に付加容量共通電極108にバイアス
を印加してビデオ信号線109の電位を測定しても実施
できる。
【0036】本実施例においてはデータ駆動回路106
を動作させることにより検査を行うことが可能であるた
め、絵素TFT104がマトリクス状に形成されたアク
ティブマトリクス基板上に少なくともデータ駆動回路1
06が形成されていれば検査を行うことができる。
【0037】本実施例においても、走査信号線と付加容
量共通電極との短絡の検査の場合と同様に、欠陥による
信号電位の検出を主に見るか或は電流を主に見るかはS
/Nと検査装置の感度とに応じて決め、適切な条件とな
る様に直列抵抗の値を選ぶと良いことは言うまでもな
い。
【0038】(実施例3)本実施例3は、走査信号線と
データ信号線との間の短絡欠陥の検査を行う場合であ
る。
【0039】図4は、走査信号線とデータ信号線との間
の短絡欠陥の検査に用いられるアクティブマトリクス基
板を示す。このアクティブマトリクス基板は、図1およ
び図3と同様にビデオ信号線109を送られるビデオ信
号を、データ駆動回路106により所定のデータ信号線
102に出力制御する構成となっている。また、走査信
号線Xiとデータ信号線102との間に短絡による短絡
欠陥Cが存在する。
【0040】本実施例3による検査では、ビデオ信号線
109の電極部110に検査装置のプローブを接続し、
データ駆動回路106中のアナログスイッチをすべてオ
ンにした状態で走査信号駆動回路105を動作させる。
すると、短絡欠陥Cがある走査信号線Xiに選択信号が
出力された時に、ビデオ信号線109にそれに対応した
電位の変動が生じ、それによって走査信号線Xiとデー
タ信号線102との間に短絡による短絡欠陥Cを検査す
ることができる。
【0041】この場合、走査信号駆動回路105を動作
させると共に、データ駆動回路106を走査信号駆動回
路105のスタートパルスの周期でシフトレジスタが1
段進む形で動作させるのがよい。つまり、データ駆動回
路106を、表示を行うときの動作速度よりも低速で動
作させるのがよい。そうすることによって、欠陥を起こ
している走査信号線Xiとともにデータ信号線102ま
でも特定することができる。
【0042】本実施例3においては、ビデオ信号線10
9の電極部110にプロービングするだけで良いので、
従来には信号を検出するために数百本のプロービングが
必要であったが本実施例によれば高々数本ですみ、非常
に簡便に検査を行うことができる。
【0043】本実施例においても、走査信号線と付加容
量共通電極との短絡の検査の場合と同様に、欠陥による
信号電位の検出を主に見るか或は電流を主に見るかはS
/Nと検査装置の感度とに応じて決め、適切な条件とな
る様に直列抵抗の値を選ぶと良いことは言うまでもな
い。
【0044】
【発明の効果】本発明のアクティブマトリクス基板の検
査方法においては、走査信号駆動回路を動作させた状態
で付加容量共通電極の電位または付加容量共通電極を流
れる電流を測定するので、走査信号線と付加容量共通配
線との間の短絡欠陥を液晶セル化する前に検出できる。
よって、コストの低廉化が図れる。また、検査用のプロ
ーブを付加容量共通電極に接続するがその近傍部分に接
続することにより検査を行えるので、プロービングが容
易である。更に、S/Nが十分に大きいため、検査を安
価なシステムによって実現することができ、デバイスコ
ストの低減に非常に有効である。
【0045】また、本発明のアクティブマトリクス基板
の検査方法においては、上記の場合と同様に安価なシス
テムによって、データ信号線と付加容量共通配線との短
絡欠陥、または走査信号線とデータ信号線との間の短絡
欠陥についても同様に検出することができ、デバイスの
作製コストの軽減に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1として走査信号線と付加容量
共通配線との間の短絡欠陥の検査に用いるアクティブマ
トリクス基板の構成を示す等価回路図である。
【図2】本発明の実施例1における検査において、走査
信号駆動回路からそれぞれの走査信号線,Xi−1,X
i,Xi+1、…に出力する走査信号線の選択信号(ハ
イレベルの信号)を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例であって、データ信号線と
付加容量共通配線との短絡欠陥の検査に用いられるアク
ティブマトリクス基板を示す等価回路図である。
【図4】本発明の他の実施例であって、走査信号線とデ
ータ信号線との間の短絡欠陥の検査に用いられるアクテ
ィブマトリクス基板を示す等価回路図である。
【図5】従来のアクティブマトリクス基板の構成例を示
す等価回路図である。
【図6】従来のアクティブマトリクス基板の断面構成例
を示す図である。
【符号の説明】
101 走査信号線 102 データ信号線 103 付加容量 104 絵素TFT 105 走査信号駆動回路 106 データ駆動回路 107 付加容量共通配線 108 付加容量共通電極 109 ビデオ信号線 110 電極部 A 欠陥部分 B 欠陥部分 C 欠陥部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子及び該スイッチング素
    子に接続された付加容量がマトリクス状に形成され、該
    付加容量のスイッチング素子に接続されていない側の端
    子が付加容量共通配線を通じて同一の付加容量共通電極
    に接続され、該スイッチング素子を制御する走査信号を
    出力する走査信号駆動回路が該スイッチング素子および
    該付加容量と共に同一の基板上に形成されたアクティブ
    マトリクス基板の検査方法において、 該走査信号駆動回路を動作させた状態で、該付加容量共
    通電極の電位又は該付加容量共通電極に流れる電流を測
    定し、該走査信号線と該付加容量共通配線との間の短絡
    欠陥を検出するアクティブマトリクス基板の検査方法。
  2. 【請求項2】 前記走査信号線及び前記付加容量共通配
    線が同一の薄膜層によって形成されている請求項1に記
    載のアクティブマトリクス基板の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記走査信号線及び前記付加容量共通配
    線が平行に配設されている請求項1または2に記載のア
    クティブマトリクス基板の検査方法。
  4. 【請求項4】 スイッチング素子及び該スイッチング素
    子に接続された付加容量がマトリクス状に形成され、該
    付加容量のスイッチング素子に接続されていない側の端
    子が付加容量共通配線を通じて同一の付加容量共通電極
    に接続され、該スイッチング素子のソース電極に接続さ
    れたデータ信号線にデータ信号を供給するデータ駆動回
    路が該スイッチング素子および該付加容量と共に同一の
    基板上に形成されたアクティブマトリクス基板の検査方
    法において、 該データ駆動回路を動作させた状態で、該付加容量共通
    電極の電位もしくは該付加容量共通電極に流れる電流を
    測定するか、または、該データ信号線に接続されたビデ
    オ信号線の電位もしくは該ビデオ信号線に流れる電流を
    測定し、該データ信号線と該付加容量共通配線との間の
    短絡欠陥を検出するアクティブマトリクス基板の検査方
    法。
  5. 【請求項5】 前記データ駆動回路を、表示を行うとき
    の動作速度よりも低速で動作させて、前記短絡欠陥を検
    出する請求項4に記載のアクティブマトリクス基板の検
    査方法。
  6. 【請求項6】 スイッチング素子及び該スイッチング素
    子に接続された付加容量がマトリクス状に形成され、該
    付加容量のスイッチング素子に接続されていない側の端
    子が付加容量共通配線を通じて同一の付加容量共通電極
    に接続され、該スイッチング素子を制御する走査信号を
    各走査信号線に出力する走査信号駆動回路と、各スイッ
    チング素子のソース電極に接続されたデータ信号線にデ
    ータを供給するデータ駆動回路とが、該スイッチング素
    子および該付加容量と共に同一の基板上に形成されたア
    クティブマトリクス基板の検査方法において、 該走査信号駆動回路を動作させた状態で、該データ駆動
    回路に備わったアナログスイッチを介して各データ信号
    線に接続されたビデオ信号線の電位又は該ビデオ信号線
    に流れる電流を測定し、該走査信号線と該データ信号線
    との間の短絡欠陥を検出するアクティブマトリクス基板
    の検査方法。
  7. 【請求項7】 前記データ駆動回路を、表示を行うとき
    の動作速度よりも低速で動作させて、前記短絡欠陥を検
    出する請求項6に記載のアクティブマトリクス基板の検
    査方法。
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