JP3612411B2 - マグネット押し花密封品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、マグネット押し花密封品に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、自然な色合いと形状の乾燥押し花が、住宅、オフィス等のインテリアや、自動車等の装飾品として、金属板、金属製品等の表面に自在に貼着され、その取り外しや変換も容易な、新規なマグネット押し花密封品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、磁性体粉末を樹脂バインダーによって塩化ビニル樹脂等の樹脂シート上に固着一体し、次いでこれを着磁させてなるシート状磁石が知られている。そして、このシート状磁石の樹脂シートの片面には文字や記号、あるいは動物、人物、風景、草花等のキャラクターをカラー印刷層等として設け、これらをアクセサリーやインテリア用品、あるいは文具、教育用品等として活用することが実用的なものとなってきている。
【0003】
しかしながら、このような従来のマグネットシート品は、高級感のあるインテリア用品、家具用品として利用するには、樹脂シート上の印刷層の図柄や色合いに限界があり、装飾機能品としては満足できるものではなかった。
一方、従来より、乾燥押し花を樹脂によってラミネートしたシートやシール、あるいはカード等が数多く提案されている。また、これらのラミネート品を電報カバー紙、プラスチック板、あるいは木質板や、ガラス、金属板等に貼着させた製品も知られている。
【0004】
だが、この押し花装飾品についても、これまでのところ、より汎用的な性格を持つ製品としてはあまり考慮されてこなかった。たとえば壁面や家具の表面に対して、随時に、その配設位置を変化させたり、別種の押し花品に交換したりすることや、さらには、再利用のために、押し花の周囲近傍を切り取って利用すること、そしてそのための技術的手段は考慮されてこなかった。
【0005】
そこで、この出願の発明は、従来のマグネットシート品および乾燥押し花装飾品の各々の課題を解決し、しかもこれら従来品からは着想もされなかった、より高級感のあるインテリア装飾品として、押し花密封品の長所を生かし、しかも前記のとおりの汎用性を有し、切り取りによる再利用をも可能な、新しいマグネット押し花密封品を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、シート状磁石基板の片面に、燥された押し花品が溶融樹脂により密封された中間層と、その上部の透明フィルム表面層とが積層一体化されているマグネット押し花密封品であって、中間層は、3次元の多孔連通構造を有する熱溶融性多孔質樹脂フィルムが真空減圧下に加熱加圧され、溶融した樹脂が押し花品に密着してこれを密封したものであるとともに、溶融した樹脂により基板および透明フィルム表面層に固着されているマグネット押し花密封品(請求項1)を提供する。
また、この出願の発明は、シート状磁石基板は、磁性体粉末を樹脂バインダーによって樹脂シートに磁性層として配設し、これを着磁させたものであるマグネット押し花密封品(請求項2)、シート状磁石基板は、シート状永久磁石を樹脂シートに貼着したものであるマグネット押し花密封品(請求項3)、熱溶融性多孔質樹脂フィルムがホットメルトフィルムであるマグネット押し花密封品(請求項4)、熱溶融性多孔質樹脂フィルムの全体に3次元の多孔連通構造を有しているマグネット押し花密封品(請求項5)、熱溶融性多孔質樹脂フィルムは、平均孔径が1.0mm以下であるマグネット押し花密封品(請求項6)等もその態様として提供する。
【0007】
そして、この出願の発明は、熱溶融性多孔質樹脂フィルムは、110℃以下で溶融するマグネット押し花密封品(請求項7)、熱溶融性多孔質樹脂フィルムの溶融により押し花品が密着密封されている中間層の厚みは、4000μm以下であるマグネット押し花密封品(請求項8)、中間層は、真空乾燥された押し花品を実質的にその周辺に気泡がないように密封しているマグネット押し花密封品(請求項9)、透明フィルム表面層は、300μm以下であるマグネット押し花密封品(請求項10)、透明フィルム表面層は、多層積層フィルムであるマグネット押し花密封品(請求項11)、透明フィルム表面層は、最外表面層としてハードコート層を有しているマグネット押し花密封品(請求項12)等も提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
この出願の発明は、以上のとおりの特徴を持つものであるが、以下、図面に沿って、さらに詳しくこの発明について説明する。
添付した図面の図1および図2は、この発明の一例を示したものである。製品としての断面斜視図が図1であり、分解斜視図が図2である。
【0010】
たとえばまず図1に例示したように、シート状磁石(11)を樹脂シート(12)に配設したシート状磁石基板(1)の片面には、乾燥押し花(2)がホットメルト材の溶融固着層(31)により密封固定されたシート体(3)が一体化配設されている。そして、この例では、シート体(3)は、最外層として、カバーフィルム層(32)を有してもいる。
【0011】
図2は、より詳しくその構成を示したものであって、前記のシート状磁石基板(1)の上には、ホットメルトフィルム(311)、乾燥押し花(2)、ホットメルトフィルム(312)およびカバーフィルム(32)が載置され、減圧雰囲気下に加熱加圧してホットメルトフィルム(311)(312)を溶融させ、乾燥押し花(2)を溶融密封し、前記のとおりの乾燥押し花の溶融密封層(31)を形成するとともに、このものを、シート状磁石基板(1)およびカバーフィルム(32)に接着一体化してもいる。
【0012】
以上の例については、ホットメルト材としてのホットメルトフィルム(311)(312)を用いて溶融固着層(31)を形成することに代えて、乾燥押し花(2)の周囲の貼着部に接着剤層を持つ樹脂フィルムにより袋状とした空隙内に押し花(2)を密封するようにしてもよいし、あるいは、接着剤層を持つラミネート樹脂フィルムにより押し花(2)をラミネート密封するようにしてもよい。
【0013】
ただ、これらの袋状フィルム被覆部内へ押し花品を装入したものや、押し花ラミネート品は、押し花の周囲に空気層を残存させやすく、しかも完全にも外部の空気や湿気との接触を遮断できない懸念があるため、押し花の色彩や形の劣化が進み、長期にわたって品質を保持するのが難しくなる。また、ラミネート品等は実際には、押し花の周囲の溶着シール部のみにおいて封止することになるため、このシール部内方の押し花の周囲近傍を切り取って再利用することは必ずしも現実的でない。シール状態が失われて押し花が直接外気と接触する状態に置かれやすく、その劣化が急速に進むからである。ただ、目的、用途によっては前記のラミネートによるマグネット押し花密封品等でも役割を果すことから、それなりに有用である。
【0014】
一方、ホットメルト材によるものは、空気、湿気の遮断性に優れ、美しい色彩と形状とを長期にわたって保持することのでき、新しい乾燥押し花密封品を提供する。このものは、制御された減圧雰囲気下において乾燥押し花を樹脂の溶融により密封封入したものであって、高い品質を持つものとして注目される。
図1および図2の例においては、前記シート状磁石(11)は、シート状成形品、あるいは焼結体としての永久磁石であってもよいし、より柔軟性があり、シート状磁石基板(1)に屈曲性を与えるように、たとえば、各種の磁性体粉末を樹脂バインダーによって樹脂シート(12)に磁性層として積層し、このものを着磁させて磁石としたものでもよい。軟質磁石の場合は、シート状磁石(11)は、接着材、粘着材によって樹脂シート(12)に一体化してもよい。
【0015】
また、シート状磁石(11)の種類や接着性によっては、樹脂シート(12)を用いることなしに、前記のとおりの乾燥押し花を密封したシート体(3)を直接一体化してもよい。樹脂シート(12)を使用する場合には、比較的強度のある塩化ビニル樹脂、ポリエステル、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリイミド等の樹脂シートが好適に用いられることになる。
【0016】
ホットメルト材は、前記のようにホットメルトフィルム(311)(312)として用いるのが取扱い性や、密封性の点でより好ましいが、パダー状のものとして用いてもよい。たとえば図2において、ホットメルトフィルム(311)(312)のいずれか一方、もしくは両方に代わって、パダー状のホットメルト材を用いることもできる。また、後述の多孔質フィルムは有用なものである。
【0017】
この発明においては、乾燥押し花の密封性も良好とするためには、ホットメルト材としては乾燥押し花との密着性と脱気泡性に優れたものとして、熱可塑性のポリオレフィンや、ポリビニルアルコール系、ポリ酢酸ビニル系、ポリビニルエーテル系等のセルロース親和性に優れ、乾燥押し花の表面組織に密着し、減圧下での脱気性が良いものが好適に用いられる。
【0018】
なお、前記のカバーフィルムは、耐熱性のあるフィルムとして適宜なものを用いてもよいし、後加工として、シート状磁石基板(1)に一体化されたシート体(3)の最外表面に、塗布や、噴霧して硬化層を形成するようにしてもよい。この場合には、より光性に優れたアクリル系、メタクリル系等の樹脂を用いるようにしてもよい。
【0019】
図3は、この発明の別の例を示している。この図3の例では、シート状磁石基板(1)に対して、乾燥押し花をホットメルト溶融固着層(31)に密封したシート体(3)は、たとえばその基板(33)を備えるようにし、両面粘着テープ材(4)等の粘着材、接着材によって貼着一体化している。
また、図4に例示したように、ホットメルト材を用いたこの発明のマグネット押し花密封品の場合には、乾燥押し花(2)が、前記のホットメルト溶融固着層(31)に密封されたままの状態で、その周囲近傍(A)まで、シート状磁石基板(1)とシート体(3)とがハサミ(5)等により一体として切り離し可能とされているものがこのましいものの一つとして挙げられる。
【0020】
この例の場合には、たとえばシート状の製品に複数の押し花(2A)(2B)・・・が密封されるものとし、適宜に、所望の押し花(2A)の周囲近傍(A)を切り離して、たとえば図5のように、冷蔵庫(6)等の電気機器や家具の金属性表面に、装飾品(7)としてマグネット貼着し、さらにこのものを適宜に他の切り離し装飾品に取り替えたり、あるいはマグネット貼着部位を変更することが可能となる。
【0021】
この発明のマグネット押し花密封品は、マグネットによる貼着によって、着脱自在に、所望の位置に配設することができ、その汎用的性格が実現されるとともに、図4の例のように切り離し可能とすることで、さらに利便性、そして家具、インテリア等として装飾効果が高まることになる。
切り離し可能とするためには、前記シート状磁石基板(1)そのものが切断容易であることになる。その意味では、前記のように、柔軟性があって、粉末磁性材料をバインダー樹脂により樹脂シートに積層一体化したものが好適となる。
【0022】
また、シート体(3)については、従来のラミネート品とは相違して、ホットメルト材により乾燥押し花はその表面部位まで緻密に密封されていることから、ごく近傍の位置で切断したとしても密封性が失われることはない。このようなことは従来の樹脂ラミネート品では全く実現されなかったことである。
さらに、図4の例のように切断可能としたこの発明のマグネット押し花密封品では、所望範囲の切り離しにより再利用が可能となる。たとえばカードやボード、あるいは名札シートとして使用したものであっても、所望の押し花の周囲を所望の平面形状、たとえば円形、多角形、さらには各種異形形状に切り出して、マグネット貼着による装飾品として再利用できることになる。
【0023】
さらに具体的に例示説明すると、図1に示したホットメルト材の溶着による溶着固着部(31)については、溶融性の多孔質樹脂フィルムを用いることによってさらに効果的となる。
溶融性多孔質樹脂フィルムは、これを構成する微細孔によって、真空減圧下に溶融される際に、乾燥押し花(2)の周囲とその表面の空気、湿気を、この微細孔を通じて外部へと排出し、しかも押し花(2)に密着することを可能としている。より具体的には、溶融性多孔質樹脂フィルムの配設部位の全体を通じて効果的に空気、湿気を排出させるためには、3次元の多孔連通構造を持つものであることが好ましい。そして、その種類によって若干の差異はあるものの、乾燥した押し花の色合い、形状、組織を破壊することなしに埋め込むことを可能とするためには、適度な溶融接着性をも備えていることが必要である。
【0024】
このような観点からは、溶融性多孔質樹脂フィルムは、3次元の微細孔連通構造を持ち、かつ、その平均孔径は、1.5mm以下、たとえば0.05〜1.5mm、より好ましくは1.0mm以下、たとえば0.1〜1.0mm程度であって、ASTMふる目規格としては18〜140メッシュ、Tyler メッシュで16〜150に相当し、空隙体積率としては85%以下、たとえば30〜80%程度で、かつ、120℃以下、より好ましくは110℃以下、さらには60〜85℃程度の温度において溶融溶着するものが適当である。前記の溶融固着層(31)としての図6に示した中間層(30)の厚みは、4000μ以下、より一般的には100〜1000μm程度が適当であることから、溶融性多孔質樹脂フィルムは、その厚みが150〜1500μm程度のものを一枚もしくは複数枚用いるのが適当である。
【0025】
平均孔径は、このフィルムの厚みとも関係するが、一般的には、平均孔径が0.05mm未満の場合にはフィルムそのものの入手が容易でないばかりか、真空減圧による空気、湿気の除去効率は低くなる傾向にある。また、1.5mmを超えて大きくなると、溶融した樹脂の押し花品への密着度、すなわち埋め込みのための充填度が不足する傾向が見られる。このことから、厚み150〜1500μm程度の溶融性多孔質樹脂フィルムとしては、溶融温度が、好ましくは110℃、さらには60〜85℃程度であって、平均孔径が0.05〜1.5mm、より好ましくは1.0mm以下、0.1〜1.0mmを目安とするのが適当である。
【0026】
以上のような溶融性多孔質樹脂フィルムは、素材となる樹脂の微粉末の部分溶融体やその厚粉体として製造されたもの、発泡体として製造されたもの、あるいは、フィルムの光や、プラズマ、放射線照射により処理されて製造されたもの等として入手することができる。そして素材としての樹脂については、押し花品(2)との密着親和性や、溶融温度、溶融時のフロー性、そして多孔質フィルムの製造性等を考慮して選択されるのであって、たとえば、ポリエチレン、エチレン・エチルアクリレートコポリマー、エチレン・酢酸ビニルコポリマー、エチレン・アクリル酸コポリマー、エチレン・メタクリル酸コポリマー等々が適当なものとして挙げられる。
【0027】
エチレン・酢酸ビニルコポリマーは好適なものの一つであるが、その部分ケン化物、たとえば約10当量%以下のケン化物は押し花品との親和性において良好でもある。
これらの溶融性多孔質樹脂フィルム(なお、フィルムの用語については、シートと呼んでも実質的な差異はない)によって、押し花(2)を埋め込んで密封することで中間層(30)を形成するには、たとえば図6において、シート状磁石基板(1)上に乾燥押し花(2)を載置し、その上に溶融性多孔質樹脂フィルムと、透明フィルム表面層(8)を形成する非溶融性の樹脂フィルムを順次置いて、高真空減圧下で加熱加圧するか、あるいはシート状磁石基板(1)の上にまず溶融性多孔質樹脂フィルムを置き、その上に押し花(2)を置き、さらに再度溶融性多孔質樹脂フィルムを置いて、上記と同様にして非溶融性の透明樹脂フィルムを置いた後に高真空減圧下に加熱加圧するのが適当である。より好ましくは、後者の手段を採用するのがよい。
【0028】
なお、この際には、押し花(2)の表面やその近接周面には、溶融性多孔質樹脂フィルムと同種の樹脂の微粉末をあらかじめ散布して加熱加圧してもよい。より厚みのある押し花(2)の場合には、この微粉末の散布は有効でもある。この場合の粒径としては0.5mm以下、0.05mm以上のものであることが適当である。
【0029】
また、溶融性多孔質樹脂フィルム、さらには上記の微粉末は、溶融硬化して中間層(30)を形成するものとしては透明性の高いものとするのが適当である。これは、密封した押し花(2)がその美しい自然の色をより鮮明に見せるためである。もちろん、所望によっては、色素等の添加によって、中間層(30)が特有の色合いを持つものとし、押し花(2)とともに相乗的にその美しさを発現するようにしてもよい。この場合にも透明度が高いことが適当であることは言うまでもない。
【0030】
たとえば以上の構成において、この出願の発明においては、前記のとおりの溶融性多孔質樹脂シートを用いることで、押し花(2)の密封に際して、真空減圧下に、押し花(2)の周囲、その表面近傍に空気溜りや気泡を残すことなしにこれらを効果的に外部に排出することができ、溶融した樹脂を押し花(2)のすべての表面にくまなく密着させてこれを埋め込み密封することを可能としている。このため、残存する空気中の酸素や、湿気によって押し花(2)が劣化して変退色することを長期にわたって防止し、自然の鮮明な色合いを保つことを可能とする。
【0031】
そして、このような埋め込み密封により、たとえ外力によって透明フィルム表面層(8)からの損傷があっても、押し花(2)にその傷が達しない限りは、密封性は破られることはなく、押し花品の劣化は生じない。また、前記の溶融性多孔質樹脂フィルムの使用によって、大きな平面積の押し花密封品を得ることも可能となる。真空減圧は、全平面域にわたってすみやかに空気を排出することになるからである。このことは、種類や厚みの異なる複数の押し花(2)を同一平面上に配置した場合でも同様であって、壁面ボード、間仕切り等の大きな面積で、装飾性に優れた押し花物品の提供も可能となる。
【0032】
さらに、この発明によって、前記したように切り取りによる再利用も可能となる。押し花(2)に接しない限り、所望の範囲を切り取って、別途利用することもできるからである。たとえば、メッセージカードや電報台紙にこの発明の押し花密封品を構成する場合、これを切り出して再利用できることになる。これは、押し花(2)が、くまなく溶融した樹脂に密着されて硬化中間層(30)を形成しているからである。
【0033】
押し花(2)については、真空乾燥した各種の草花であってよく、コスモス、パンジー、カスミ草、バラ、麦等の各種の花、葉、茎、実の適当な組合わせであってよい。
図6に示した透明フィルム表面層(8)については、中間層(30)を形成する加熱加圧時にも溶融することのないものであって、透明性が高くしかもその最外表面は、外力によっても損傷、摩耗しにくく、光や温度によって劣化しないものであることが好ましい。
【0034】
その厚みについては特に限定はないが、製造コストや、透明度等を考慮して、通常は300μ以下、40〜300μm程度とするのが適当である。そして、この透明フィルム表面層(8)については、多層構造としてもよく、中間層(30)に接する部分には、密着性が良いものとし、最外表面には、硬度があって傷が付きにくく、光、熱等に対して耐性の大きなハードコート層が配設されるようにしてもよい。たとえば透明フィルムの中間層(30)側に接着層、特に熱接着層(ヒートシール層)を設け、最外層にハードコート層を設けることもできる。
透明フィルム表面層(8)としては、透明性、耐熱性等の良好なものとしてポリエステル、ポリカーボネート、ポリプロピレンPET(ポリエチレンテレフタレート)等のフィルムや、いわゆるソフト系の透明フィルムとしてのウレタン、アクリル、フッ素系のフィルムで表面に傷がつきにくいもの等を用いることができる。熱接着層としては、一般的には、60〜100℃程度の、前記の加熱加圧下において接着性を示すフィルムを用いることが考慮される。たとえばこのようなフィルムとしては、ポリエチレン、エチレン・エチルアクリレートコポリマー、エチレン・酢酸ビニルコポリマー等が例示される。また、ハードコート層としては、酸化ケイ素膜等の無機膜、あるいは、アクリル系樹脂、有機ケイ素系樹脂、硬質ウレタン系樹脂等が例示される。そして、これらのハードコート層には、表面の耐摩耗性とともに、反射防止性を付与するために、シリカ微粒子や、TiO,ZrO,SnO等の微粒子を分散させておいてもよい。また、ITO(インジウム・スズオキサイド)等の導電性微粒子を分散させておくことで、表面に静電気によるほこりが付着しにくいようにしてもよい。
【0035】
反射防止性や帯電防止性を付与することで、密封された押し花(2)は、より鮮明にその色合いを発現することになる。
接着性のフィルムは、その厚みは、10〜200μm程度とし、ハードコート層は、1〜4μm程度とするのが適当である。
もちろん、接着性フィルムやハードコート層等は必ずしも必要としない。押し花密封品の用途に応じて透明フィルム表面層(8)の構成が定められることになる。
【0036】
図6に示したシート状磁石基板(1)については、中間層(30)との接着性をさらに良好とするために、前記のような接着層を設けてもよいし、あるいはプラズマや、エッチング液により粗面化し、アンカー効果を付与しておいてもよい。
シート状磁石基板(1)を前記したようにシート状磁石(11)と樹脂シート(12)により構成する場合には、樹脂シート(12)は、樹脂層の積層体であってよい。シート状磁石基板(1)を形成する際に、この積層体を構成してもよいし、あるいは、形成後に、さらに樹脂層を積層するようにしてもよい。樹脂シートの積層については、たとえばシート状磁石の上に、順次に、
Figure 0003612411
のように積層したものであってよい。
【0037】
ポリプロピレン、ポリエチレン等の表面に前記のようにプラズマ、コロナ等の処理を施してアンカー効果を増大させてもよい。
そして、フラットな基板として樹脂シート(12)を用いる場合には、この発明によって、反り(カール)やねじれが生じない構成も提供される。また、密封された押し花(2)の色合いをより鮮明にするための背景として、基板(1)の色合いをコントロールすることもできる。
【0038】
すなわち、この発明では、比較的、形状保持性に優れた塩化ビニル樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリプロピレン等のフィルム(シート)を複数枚積層一体化することで、前記の加熱加圧にともなう基板(1)の反りやねじれを効果的に抑止することができる。また、積層構造の中間層、最外層、あるいは両者にカラー印刷層やカラー練込み層を設けることで、基板による背景効果をより大きなものとすることができる。
【0039】
たとえば基板には、白色フィルム(シート)を用い、接着層としての熱接着層等を介してカラー印刷層とともに積層する。
カラー印刷層は、白色フィルムの地の背景色に対して押し花(2)の色合いをそのまま浮き出たせる場合には必ずしも必要でないが、背景色を変更する場合や、背景をデザイン地とする場合に設けられることになる。
【0040】
また、中間層(30)の色合いが若干くすんでいる場合に、クリーム色のカラー印刷層やカラー練込み層を設けることで、押し花品の色合いを鮮明にすることも可能となる。
なお、接着層としては、前記と同様のものが考慮される。そして、基板を構成する複数枚のフィルム(シート)の場合には、その厚みは、一般的には20〜200μm程度とし、接着層については10〜100μm程度とするのが適当である。
【0041】
シート状磁石基板(1)についてはその厚みに制限はないが、実用上の観点からは、0.1〜10mm程度がたとえば考慮される。樹脂シート(12)については、全体として、たとえば2000μm以下、さらには100〜1000μm程度とすることが考慮される。
なお、カラー印刷層、カラー練込み層については、適当な着色インク、顔料、色素が用いられ、さらには金属による粉末や、その固着、あるいは蒸着したデザインとしてもよい。
【0042】
以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発明について説明する。
【0043】
【実施例】
実施例1
真空減圧圧着装置を用い、減圧吸引のための開孔を持つ支持台上で、四周に配置したゴムに囲まれた平面域(300×300mm)に、綿布を置き、次いでシート状磁石基板を置いた。
【0044】
このシート状磁石基板は、上層から下層に次の構成と厚みのものとした。
ポリエチレン(PE):20μm
ポリプロピレン(PP):30μm
白色塩化ビニル樹脂(PVC):0.01mm
シート状磁石:0.7mm
この基板の上には、溶融温度75℃、平均孔径が約0.2mmで、厚み0.6mm(ASTM 70メッシュ相当)のエチレン・酢酸ビニルコポリマーからなる溶融性多孔質樹脂フィルム、パンジーの真空乾燥押し花、上記同様の溶融性多孔質樹脂フィルム、並びに厚み150μmPETフィルムからなる透明フィルムを順次重ね、約80℃の温度において、760mmHgの絶対真空度に限りなく近い状態に真空減圧して上方より約1atm程度に押圧した。
【0045】
得られたマグネット押し花密封品は、図6において、中間層800μm、透明フィルム表面層150μmの厚みを有し、中間層には、押し花が溶融した樹脂に密着されて密封されており、空気溜り、気泡は全く認められなかった。
また、基板については反りやねじれが認められなかった。
押し花は、6ケ月以上の長期に渡って自然の色合いを保持し、その色合いは鮮明で美しいものであった。
実施例2
実施例1において、溶融性多孔質樹脂シートとして、5当量%部分ケン化物を用い、平均孔径0.5mmで、厚み1.3mm(ASTM 35メッシュ相当)のものを用い、厚みが約1000μmの中間層を形成した。
【0046】
実施例1と同様に優れた品質のマグネット押し花密封品を得た。
また、上記いずれの実施例においても、磁石とともに所要の形にハサミで切り取っても密封性が破壊されずに、マグネット貼着の装飾品として再利用も可能であった。
もちろんこの発明は以上の例によって何ら限定されるものではない。その細部について様々な態様が可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、密封された押し花が、マグネット貼着によって、着脱自在に、その貼着位置の選択、変更、押し花の交換等の自由度が大きなものとされ、汎用性は大きく向上する。
切り離し可能のものについては、さらに以上の効果は大きなものとなり、また、使用済のものであっても再利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示した断面斜視図である。
【図2】図1の例の分解斜視図である。
【図3】別の例を示した分解斜視図である。
【図4】切り離し可能なものの例を示した斜視図である。
【図5】図4の場合の利用例を示した斜視図である。
【図6】さらに別の例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 シート状磁石基板
11 シート状磁石
12 樹脂シート
2 乾燥押し花
2A,2B 乾燥押し花
3 シート体
30 中間層
31 溶融固着部
311,312 ホットメルトフィルム
32 カバーフィルム
33 基板
4 両面粘着テープ材
5 ハサミ
6 冷蔵庫
7 装飾品
8 透明フィルム表面層

Claims (12)

  1. シート状磁石基板の片面に、乾燥された押し花品が溶融樹脂により密封された中間層と、その上部の透明フィルム表面層とが積層一体化されているマグネット押し花密封品であって、中間層は、3次元の多孔連通構造を有する熱溶融性多孔質樹脂フィルムが真空減圧下に加熱加圧され、溶融した樹脂が押し花品に密着してこれを密封したものであるとともに、溶融した樹脂により基板および透明フィルム表面層に固着されているマグネット押し花密封品。
  2. シート状磁石基板は、磁性体粉末を樹脂バインダーによって樹脂シートに磁性層として配設し、これを着磁させたものである請求項1のマグネット押し花密封品。
  3. シート状磁石基板は、シート状永久磁石を樹脂シートに貼着したものである請求項1のマグネット押し花密封品。
  4. 熱溶融性多孔質樹脂フィルムがホットメルトフィルムである請求項1ないし3のいずれかのマグネット押し花密封品。
  5. 熱溶融性多孔質樹脂フィルムの全体に3次元の多孔連通構造を有して
    いる請求項1または4のいずれかのマグネット押し花密封品。
  6. 熱溶融性多孔質樹脂フィルムは、平均孔径が1.0mm以下である請求項1ないし5のいずれかのマグネット押し花密封品。
  7. 熱溶融性多孔質樹脂フィルムは、110℃以下で溶融する請求項1ないし6のいずれかのマグネット押し花密封品。
  8. 熱溶融性多孔質樹脂フィルムの溶融により押し花品が密着密封されている中間層の厚みは、4000μm以下である請求項1ないし7のいずれかのマグネット押し花密封品。
  9. 中間層は、真空乾燥された押し花品を実質的にその周辺に気泡がないように密封している請求項1ないし8のいずれかのマグネット押し花密封品。
  10. 透明フィルム表面層は、300μm以下である請求項1ないし9のいずれかのマグネット押し花密封品。
  11. 透明フィルム表面層は、多層積層フィルムである請求項1または10のいずれかのマグネット押し花密封品。
  12. 透明フィルム表面層は、最外表面層としてハードコート層を有している請求項1または11のいずれかのマグネット押し花密封品。
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