JP3611465B2 - エスカレータのハンドレール取替方法 - Google Patents

エスカレータのハンドレール取替方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既設ハンドレールを新設ハンドレールに取り替える際に適用されるエスカレータのハンドレール取替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
エスカレータには、図5に示すように、無端状に連結された踏板5と同期して駆動される無端状のハンドレール2が装備されているが、エスカレータが長期間稼働されると、経年劣化等により損傷したハンドレール2を新規のものと交換する必要が生じる。このような場合、従来は、無端状の新設ハンドレールをエスカレータ設置現場へ搬入して取り付けるという手法が一般的であった。
【0003】
すなわち、まずハンドレール製造工場において、例えば特開平7−32504号公報に記載されているような方法で直尺状のハンドレールを製造してから、これを特開平8−113456号公報に記載されているような方法で無端状に接続し、この無端状の新設ハンドレールをエスカレータ設置現場へ搬入する。そしてエスカレータ設置現場において、既設ハンドレール2を撤去した後、無端状の新設ハンドレールを組み込むうえで障害となるエスカレータ構成部品を取り外してから、この新設ハンドレールの組み込み作業を行い、組み込み作業終了後に、取り外してあった前記エスカレータ構成部品をそれぞれ元の位置に取り付けると共に、これら構成部品の動作寸法を再調整したり動作確認試験を行って、新旧のハンドレールの取替作業が完了する。
【0004】
なお、無端状の新設ハンドレールを組み込む際に障害となるエスカレータ構成部品とは、具体的には、複数枚の踏板5と、図示せぬハンドレール駆動装置やハンドレール展張装置と、上階および下階の乗降口6に設けられているハンドレール入込口4と、上階から下階に亘るすべてのデッキカバー7と、スカートガード3と、このスカートガード3を固定する図示せぬ固定ブラケットと、ハンドレール入込口4に子供が手を入れた場合などにエスカレータの運転を停止させる図示せぬハンドガード安全スイッチと、乗降口6付近でスカートガード3と踏板5間に異物が強く挟まれた場合などにエスカレータの運転を停止させる図示せぬスカートガード安全スイッチ等である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のハンドレール取替方法では、無端状の新設ハンドレールを組み込む際に、複数枚の踏板5やハンドレール駆動装置、ハンドレール展張装置、ハンドレール入込口4、デッキカバー7、スカートガード3、スカートガード用固定ブラケット、ハンドガード安全スイッチ、スカートガード安全スイッチ等々のエスカレータ構成部品を取り外した後、再度取り付けて動作寸法の再調整や動作確認試験を行わねばならないので、新旧のハンドレールの取替作業に付随するこれら数多くの煩雑な現地作業により、作業効率の低下や作業時間の増大を余儀なくされていた。
【0006】
本発明はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、新旧のハンドレールを取り替える際に多くのエスカレータ構成部品を取り外す必要がなくて、現地での作業効率の向上や作業時間の短縮が図れる、エスカレータのハンドレール取替方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明によるハンドレール取替方法は、架台内に設置された駆動手段により、無端状に連結された踏板と同期して駆動される無端状の既設ハンドレールを、新設ハンドレールに取り替えるエスカレータのハンドレール取替方法において、未接続で未加硫の前記新設ハンドレールの端部を、その断面形状が加硫部分と略同形となるように補強材で補強しておき、乗降口近傍で前記既設ハンドレールを切断し、この切断した既設ハンドレールの一端を、前記補強した新設ハンドレールの端部と仮接続した後、前記既設ハンドレールを他端側から牽引して該既設ハンドレールを前記架台内から引き出すことにより、前記新設ハンドレールを前記架台内へと送り込んでいき、この新設ハンドレールと既設ハンドレールの前記仮接続部が前記架台内を通過して引き出されたなら、その仮接続を解体した後、前記新設ハンドレールの両端を接続して無端状にすることとした。
【0008】
このように新設ハンドレールの一端と既設ハンドレールの一端を仮接続して、既設ハンドレールを架台内から引き出せば新設ハンドレールが架台内へ送り込まれるようにしておけば、エスカレータ構成部品を最小限取り外すだけで新旧のハンドレールを取り替えることができるので、現地作業を効率よく短時間で完了させることが可能となる。例えば、前記ハンドレール引き出し工程では、エスカレータの架台内に設置されているハンドレール展張装置の押し付け力を低減もしくは除去しておいたり、既設および新設ハンドレールを仮接続した部位の移動状態が確認できるようにしておくことが好ましいので、デッキカバーやハンドレール展張装置や数枚の踏板については、取り外してから再度取り付けねばならぬ場合もあるが、その他のエスカレータ構成部品については、わざわざ取り外さなくとも新旧のハンドレールを取り替えることが可能である。
【0009】
また、新設ハンドレールの前記両端接続工程で、その両端の未加硫の帆布どうしを自動縫合装置を用いて縫合するようにすれば、新設ハンドレールを現地で簡単に無端状にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるハンドレール取替方法の一実施形態を、図1ないし図7を参照しつつ説明する。
【0011】
図1は、本実施形態におけるハンドレール取替作業の途中の状態を示すエスカレータの側面図である。同図に示すように、エスカレータは、すべての構成物を支えるように形鋼等で枠組みされ上部トラス11と中部トラス12と下部トラス13とからなる架台10と、上部トラス11内に設置された図示せぬ駆動機および主駆動装置と、下部トラス13内に設置された図示せぬ踏板鎖歯車と、無端状に連結されて前記駆動機および主駆動装置により駆動される踏板5(図5参照)と、架台10内に設置され前記駆動機および主駆動装置により駆動されるハンドレール駆動輪14と、このハンドレール駆動輪14により駆動される無端状の既設ハンドレール2とを備えて概略構成されている。
【0012】
前記駆動機は、図示せぬ駆動チェーンを介して前記主駆動装置を駆動し、この主駆動装置は、図示せぬ踏板チェーンを介して踏板5を駆動すると共に、ハンドレール駆動輪14や図示せぬハンドレールチェーンを介して既設ハンドレール2を駆動し、これらの踏板5と既設ハンドレール2を同期して移動させるようになっている。なお、主駆動装置に駆動される前記踏板チェーンは、前記踏板鎖歯車や図示せぬ踏板鎖展張装置により、途中でたるむことなく循環移動していく。また、同じく主駆動装置に駆動される既設ハンドレール2は、ハンドレールガイドローラ20〜28や、蛇行防止用のつば付きガイド29(図6参照)や、欄干8(図5参照)に支持されたハンドレールガイド9等に案内されながら、円滑に循環移動していく。
【0013】
このようなエスカレータが長期間稼働されると、経年劣化等により既設ハンドレール2が損傷する。すなわち、既設ハンドレール2が長年使用されると、図7に示すスライダー面の帆布81の摩耗による帆布切れやスチールワイヤ82の飛び出し、あるいは耳部83の亀裂といった損傷が発生しやすくなる。そして、損傷した既設ハンドレール2を新規のものと交換する必要が生じたとき、本実施形態では次のような手順で新旧のハンドレールを取り替える。
【0014】
まず、既設ハンドレール2を、上階の乗降口(ハンドレールガイドローラ28の位置している付近)で切断するという切断工程を行い、次いで、この切断により生じた既設ハンドレール2の両端部のうち、架台10内からの延伸量が少ないほうの一端部30を、レーシング等の周知の接続技術により、両端が未接続の新設ハンドレール1の一端部50と仮接続するという仮接続工程を行う。この新設ハンドレール1は予め、上階の乗降口近傍に設置したハンドレール送り出し装置70のドラム71に、他端部51を内側にして巻き付けて収納しておいたものであり、外周側から延びる一端部50を既設ハンドレール2に仮接続して仮接続部位40となしている。また、既設ハンドレール2のうち新設ハンドレール1に仮接続される側とは逆側の端部31は、下階の乗降口近傍に設置したハンドレール引き出し装置60のドラム61に巻回しておく。
【0015】
なお、新設ハンドレール1の両端部50,51は未加硫部分となっていて、帆布や張抗体等が未成形であり、この端部50をレーシング等の接続技術で既設ハンドレール2の一端部30と仮接続する際には、図2に示すように、帆布81の先端を先細り形にしてレーシング(接続金具)84を取り付けると共に、その近傍で帆布81をテープ85,86等を用いて補強して両脇を円弧状に形成し、この端部50の未加硫部分の断面形状が加硫部分と略同形となるように、つまり加硫部分と未加硫部分の間で耳部83に凹凸が生じないようにしておく。こうしておけば、新設ハンドレール1の端部50の耳部83が、図6に示すつば付きガイド29を通過する際に引っ掛かりにくくなるので、後述するハンドレール引き出し作業を円滑に行うことができる。また、かかるハンドレール引き出し作業をデッキカバー7を外して行えば、架台10内で移動する新設ハンドレール1の端部50(仮接続部位40)の位置が確認できるので、つば付きガイド29を通過する際に仮接続部位40が引っ掛かって仮接続が外れてしまわないよう監視することができる。
【0016】
次に、ハンドレール引き出し工程を行い、既設ハンドレール2を端部31側から牽引してハンドレール引き出し装置60のドラム61に巻き付けていくことにより、架台10内にあった既設ハンドレール2を下階の乗降口へ引き出していくと共に、新設ハンドレール1を上階の乗降口から架台10内へ送り込み組み込んでいく。かかる引き出し作業を、本実施形態では、ハンドレール引き出し装置60の内部もしくは近傍に設置した挟圧駆動装置63を用いて行う。すなわち、ハンドレール駆動輪14を介して組み込まれている既設ハンドレール2を架台10外へ引き出すためには、0.3〜1.0kNの牽引力が必要なので、図3に示すように、駆動ローラ部65と従動ローラ部66と圧力調整部67と反力受け部68とで概略構成される挟圧駆動装置63を、下階の乗降口近傍に設置しておく。なお、駆動ローラ部65には、ローラ90や駆動制御部91や駆動装置92や図示せぬ過負荷防止装置が具備されている。また、既設ハンドレール2や新設ハンドレール1を引き出す際の反力を受け止めるための反力受け部68としては、吸盤式固定法や自重式固定法がある。
【0017】
ハンドレール引き出し工程についてより詳しく説明すると、既設ハンドレール2がドラム61に巻き付けられる手前で挟圧駆動装置63を通過するとき、この既設ハンドレール2は駆動ローラ部65と従動ローラ部66とにより0〜1.0kNの力で挟圧され、かつ駆動制御部91からの指令で駆動装置92がローラ90を0〜15m/分の送り速度で回転させる。なお、新設ハンドレール1の端部50がつば付きガイド29等に引っ掛かって牽引力が所定値以上に増大したときには、前記過負荷防止装置が速やかにハンドレール引き出し作業を停止できるようにしてある。ただし、この過負荷防止装置と同等の働きを、駆動装置92の駆動電流の制御によって行うこともできる。また、挟圧駆動装置63に牽引されて既設ハンドレール2や新設ハンドレール1が移動すると、ハンドレール駆動輪14やハンドレール展張装置15から走行抵抗力を受けるので、牽引力を少なく済ませるために本実施形態では、デッキカバー7や必要に応じて踏板5も外して、ハンドレール駆動輪14を手動運転または低速運転させたり、ハンドレール展張装置15を吊り上げて固定しておく。さらにまた、ハンドレール駆動輪14の送り速度に合わせて挟圧駆動装置63の駆動装置92を駆動させることにより、両者14,63が協働して既設ハンドレール2および新設ハンドレール1を架台10外へ引き出すようにしておけば、より好ましい。
【0018】
このようにして挟圧駆動装置63を作動させると、既設ハンドレール2は下階の乗降口のハンドレール入込口4から架台10外へ引き出され、駆動および従動ローラ部65,66間を通過してガイドローラ64に案内されながら、ハンドレール引き出し装置60のドラム61に巻き付けられていくので、それに伴い、ハンドレール送り出し装置70のドラム71に巻回されている新設ハンドレール1が、ガイドローラ72に案内されながら、上階の乗降口のハンドレール入込口から架台10内へ送り込まれていく。
【0019】
そして、新設ハンドレール1が架台10内を通過して下階の乗降口に引き出されたなら、この新設ハンドレール1の一端部50と既設ハンドレール2の一端部30との仮接続部位40を解体した後、新設ハンドレール1の両端部50,51どうしを、特開平8−113456号公報に記載されているような手法で接続して無端状にする。
【0020】
かかる両端接続作業を行うにあたり、本実施形態では図4に示すように、載置台102上に設置した自動縫合装置101を用いる。すなわち、新設ハンドレール1の両端部50,51の複数枚の帆布81どうしを縫合するという作業を、現地に持ち込んだ自動縫合装置101を用いて、作業者100が踏板5上にて行うことにより、縫合作業に要する時間を大幅に短縮することができる。ただし、このような自動縫合を行う際には、縫合する帆布の水平距離Lに200mm以上を確保しておくことが好ましい。また、1枚の帆布を縫合した後、新設ハンドレール1の両端部50,51を逆向きに引っ張るなどして、次なる帆布縫合に支障をきたす帆布のよれを取り除いてやる必要があるので、例えばハンドレール1を下部トラス13側へ引っ張るための作業者103や、ハンドレール1を支持する支持棒等を用意しておくことが好ましい。
【0021】
こうして縫合作業が終了し新設ハンドレール1が無端状となったなら、本実施形態では、このハンドレール1の縫合した未加硫部分を加硫成形する前に、未加硫部分を図示せぬ締め付け具を用いて仮成形しておくことにより、次なる加硫成形工程での精度を高めている。例えば、未加硫部分の帆布81を型枠に当てた状態で、この帆布81をゴムベルト等を備えた締め付け具で固定して所望の形状に保ったまま、10kg以上の締め付け力で所定時間加圧してやればよい。
【0022】
仮成形後に行う加硫成形は、加熱加圧釜にて行い、加硫成形後、新設ハンドレール1をハンドレールガイド9に組み込み、最後に、ハンドレール引き出し装置60およびハンドレール送り出し装置70を搬出すると共に、取り外してあったハンドレール展張装置15やデッキカバー7等を元の位置に取り付けて、ハンドレール取替作業が完了する。
【0023】
なお、上述した実施形態では既設ハンドレール2を上階の乗降口付近で切断して下階の乗降口付近に引き出し装置60を設置しているが、下階の乗降口付近で切断して上階の乗降口付近に引き出し装置60を設置してもよい。また、上述した実施形態では、切断した既設ハンドレール2の一端部30を新設ハンドレール1に仮接続して他端部31を引き出し装置60に連結しているが、上階および下階の乗降口付近でそれぞれ既設ハンドレール2を切断し、一方の切断部を新設ハンドレール1に仮接続すると共に他方の切断部を引き出し装置60に連結し、上方側(ハンドレールガイド9側)に切り離されて残る残余の既設ハンドレール2については作業者が別途回収するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明によるエスカレータのハンドレール取替方法は以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】
新設ハンドレールの一端と既設ハンドレールの一端を仮接続して、既設ハンドレールを架台内から引き出すと新設ハンドレールが架台内へ送り込まれるようにしてあるので、エスカレータ構成部品を最小限取り外すだけで新旧のハンドレールを取り替えることができ、よって現地作業を効率よく短時間で完了させることが可能となる。
【0026】
また、仮接続したハンドレールを引き出す工程で、エスカレータの架台内に設置されているハンドレール展張装置の押し付け力を低減もしくは除去しておけばハンドレールを引き出すための牽引力を低減させることができるという利点があり、仮接続部位の移動状態が確認できるようにしておけば架台内での引っ掛かり事故を未然に防止できるという利点がある。したがってハンドレール展張装置やデッキカバー等については、一旦取り外しておくことが好ましいが、従来技術において取り外しておかねばならなかったその他の多くのエスカレータ構成部品については、わざわざ取り外さなくとも新旧のハンドレールを取り替えることができる。
【0027】
また、新設ハンドレールの両端を接続する工程で、その両端の未加硫の帆布どうしを自動縫合装置を用いて縫合するようにすれば、新設ハンドレールを現地で簡単に無端状にすることができるので、作業時間のさらなる短縮化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるハンドレール取替作業の途中の状態を示すエスカレータの側面図である。
【図2】既設ハンドレールに仮接続される新設ハンドレールの一端部を示す説明図である。
【図3】ハンドレールを牽引して架台外へ引き出すための挟圧駆動装置を示す説明図である。
【図4】新設ハンドレールの両端部の帆布どうしを自動縫合装置を用いて縫合している様子を示す説明図である。
【図5】エスカレータの下階の乗降口付近の構成を示す斜視図である。
【図6】ハンドレールの蛇行を防止するため架台内に設けられているつば付きガイドを示す説明図である。
【図7】ハンドレールの構成要素を示すための説明図である。
【符号の説明】
1 新設ハンドレール
2 既設ハンドレール
3 スカートガード
4 ハンドレール入込口
5 踏板
7 デッキカバー
9 ハンドレールガイド
10 架台
14 ハンドレール駆動輪
15 ハンドレール展張装置
20〜28 ハンドレールガイドローラ
29 つば付きガイド
30,31 (既設ハンドレールの)端部
40 仮接続部位
50,51 (新設ハンドレールの)端部
60 ハンドレール引き出し装置
61 ドラム
63 挟圧駆動装置
65 駆動ローラ部
66 従動ローラ部
70 ハンドレール送り出し装置
71 ドラム
81 帆布
83 耳部
84 レーシング(接続金具)
85 テープ
101 自動縫合装置

Claims (11)

  1. 架台内に設置された駆動手段により、無端状に連結された踏板と同期して駆動される無端状の既設ハンドレールを、新設ハンドレールに取り替えるエスカレータのハンドレール取替方法において、
    未接続で未加硫の前記新設ハンドレールの端部を、その断面形状が加硫部分と略同形となるように補強材で補強しておき、乗降口近傍で前記既設ハンドレールを切断し、この切断した既設ハンドレールの一端を、前記補強した新設ハンドレールの端部と仮接続した後、前記既設ハンドレールを他端側から牽引して該既設ハンドレールを前記架台内から引き出すことにより、前記新設ハンドレールを前記架台内へと送り込んでいき、この新設ハンドレールと既設ハンドレールの前記仮接続部が前記架台内を通過して引き出されたなら、その仮接続を解体した後、前記新設ハンドレールの両端を接続して無端状にすることを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
  2. 請求項1の記載において、前記既設ハンドレールの前記切断作業を上階の乗降口近傍で行うと共に、前記既設ハンドレールを前記架台内から引き出す作業を下階の乗降口近傍で行うことを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
  3. 請求項1または2の記載において、前記新設ハンドレールの両端部が前記両端接続工程以前は未加硫部分となっていることを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかの記載において、前記新設ハンドレールの前記両端接続工程で、前記新設ハンドレールの両端の未加硫の帆布どうしを自動縫合装置を用いて縫合することを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかの記載において、前記新設ハンドレールの前記両端接続工程で、前記新設ハンドレールの縫合した未加硫部分を加硫成形する前に、締め付け具を用いて帆布を仮成形しておくことを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかの記載において、前記ハンドレール引き出し工程で、前記架台外に設置した挟圧駆動装置のローラ部で前記既設ハンドレールを挟圧し、このローラ部を回転駆動させることにより前記既設ハンドレールおよび前記新設ハンドレールを前記架台内から引き出すことを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
  7. 請求項6の記載において、前記ハンドレール引き出し工程で、前記挟圧駆動装置と、前記架台内に設置されているハンドレール駆動装置とが、協働して前記既設ハンドレールおよび前記新設ハンドレールを前記架台内から引き出すことを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
  8. 請求項6または7の記載において、前記ハンドレール引き出し工程で、前記架台内に設置されているハンドレール展張装置の押し付け力を低減もしくは除去しておくことを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
  9. 請求項1ないし8のいずれかの記載において、少なくとも前記ハンドレール引き出し工程では、デッキカバーを外しておくことを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
  10. 請求項1ないし9のいずれかの記載において、前記新設ハンドレールを予め、前記架台外に設置したハンドレール送り出し装置のドラムに巻回しておき、その外周側の一端を前記仮接続工程で前記既設ハンドレールに仮接続することを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
  11. 請求項1ないし10のいずれかの記載において、前記切断工程後、前記既設ハンドレールのうち前記新設ハンドレールに仮接続される側とは逆側の部分を、前記架台外に設置したハンドレール引き出し装置のドラムに巻回し、前記ハンドレール引き出し工程で、このドラムに前記既設ハンドレールの残余の部分を巻き付けていくことを特徴とするエスカレータのハンドレール取替方法。
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