JP2691028B2 - 乗客コンベア及び移動手摺の表面化粧体交換方法 - Google Patents

乗客コンベア及び移動手摺の表面化粧体交換方法

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JP2691028B2 JP1242261A JP24226189A JP2691028B2 JP 2691028 B2 JP2691028 B2 JP 2691028B2 JP 1242261 A JP1242261 A JP 1242261A JP 24226189 A JP24226189 A JP 24226189A JP 2691028 B2 JP2691028 B2 JP 2691028B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエスカレーターや電動道路などの乗客コンベ
ア及び移動手摺の表面化粧体交換方法。
〔従来の技術〕
乗客コンベア例えばエスカレータにおいて、移動手摺
の汚損は乗客の手が触れたり、手摺駆動装置が接するた
めに避けられないものであり、そのため実開昭48−8778
6号公報に示すように、移動手摺の全長に亘り、その表
面にテープを貼付け、適当な時期にテープを剥して新し
いテープを貼付ける提案がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、移動手摺を複数のローラで挾圧して
駆動する乗客コンベアに対しては、ローラの挾圧により
汚れがテープ上に圧着されてしまい、頻繁にテープの貼
変えを行わねばならず、いまだ実用化さていない。
本発明の目的は、移動手摺表面の補損の度合が小さい
乗客コンベアを提供することにある。
本発明の別の目的は、移動手摺表面の色彩や模様を任
意に変更し、再使用できる乗客コンベアを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、移動手摺を無端状に形成
された芯体とこの芯体に着脱可能に装着される表面化粧
体とで形成すると共に、前記表面化粧体が分離された前
記芯体を手摺駆動装置で駆動するように構成したのであ
る。
〔作用〕
上記構成は、無端状の芯体と表面化粧体とが着脱自在
となつているので、表面化粧体を任意変更し、再使用す
ることができると共に、無端状の芯体のみ駆動するの
で、手摺駆動装置による表面化粧体の汚損はなくなる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を第1図〜第8図について説明す
る。乗客コンベアであるエスカレーターの基本構成は、
低階床FLと高階床FUとの間に掛け渡された主枠1に、無
端状に連結して移動する踏段2と、この踏段2の移動方
向に沿つてその側部に立設された欄干3を支持してい
る。欄干3の周縁には無端状の移動手摺4が移動できる
ように案内されている。そして、この移動手摺4はその
帰路側4Bにおいて手摺駆動装置10によつて駆動され、こ
の手摺駆動装置10及び前記踏段2は前記主枠1内に設置
した駆動装置9によつて駆動される。尚、前記移動手摺
4は帰路側4Bを複数の案内ローラGRにより定位置を走行
するように支持されている。
上記エスカレーターの基本構成は、従来の構成と同じ
であるが、本実施例では前記移動手摺4の構造及び前記
手摺駆動装置10に特徴があるのである。即ち、前記移動
手摺4は、強度部材となる無端状に形成された芯体5
と、この無端状に形成された芯体5の表面に着脱自在に
装着される無端状の表面化粧体8とで構成されている。
前記芯体5は、例えば金属テープ,金属線,芳香族ポリ
アミド繊維などのように、可撓性があり伸びの少ない芯
材7を中心に、帆布6を積層して断面C字形に形成し、
これら全体を例えばクロロプレンゴムで加硫成形して構
成している。また、前記芯体5の断面C字形の端部5Eの
表側には段差部5Sが形成され、前記表面化粧体8を前記
芯体5の表面に装着したときに、この表面化粧体8の端
部8Eが前記段差部5Sを塞いで、表面化粧体8と芯体5と
が面一となるようにして乗客が握つたとき違和感が生じ
ないようにしている。
一方、前記表面化粧体8は、弾性のある材料例えばサ
ーモプラスチツクのような熱可塑性樹脂を用いて連続成
形され、そのとき前記芯体5とは異なる任意の色をつけ
ることができ、また多色あるいは各種模様をつけること
ができる。さらに、表面化粧体8の表面を織布で装飾す
るようにしてもよい。このような表面化粧体8は単独の
とき第3図に示すように、前記芯体5への装着時の形状
(2点鎖線)よりも湾曲部8C及び端部8Eが内側となるよ
うに形成され、芯体5への装着は第4図に示すように、
端部8E間を広げ、湾曲部8Cを撓ませて装着し、装着後
は、復元力(弾性力)で芯体5への保持を行うものであ
る。
上記構成の移動手摺4を複数のローラより構成される
手摺駆動装置により挾圧して駆動した場合、従来と同じ
条件で表面化粧体8は汚てしまう。この場合、その都度
表面化粧体8を新してものと取換え、その間に汚れた表
面化粧体8は清掃,消毒して次回の取換えに備えること
により、繰返し使用することができる。
しかし、さらに交換周期を長くするために、本施例で
は前記表面化粧体8にローラによる挾圧力を加えずに、
無端状に形成された芯体5のみを挾圧駆動するようにし
たのである。第1図,第5図〜第8図に示すように、手
摺駆動装置10の前後に、前記構成の移動手摺4の芯体5
と表面化粧体8とを分離する分離装置18Aと、分離した
表面化粧体8を芯体5表面に装着する装着装置18Bとを
設置している。前記手摺駆動装置10は、前記主枠1に取
付けられる支持板11上に、前記表面化粧体8が分離され
た芯体5を駆動する駆動ローラ12と従動ローラ15を備え
ている。前記駆動ローラ12はスプロケツト13と一体に前
記支持板11に軸支され、前記従動ローラ15はばね16を介
して前記支持板11に支持されている。前記ばね16は前記
従動ローラ15を駆動ローラ12側に押付けて芯体5に対し
て挾圧力を生じさせるものであり、駆動ローラ12側はば
ねあるいは他の手段で従動ローラ15側に押付けるように
してもよい。また、前記スプロケツト13には、前記駆動
装置9からの動力を伝えるチエーン14(第1図)が巻掛
けられる。このほか、前記支持板11には、分離した表面
化粧体8が従動ローラ15側にまとわりつかないようにガ
イドローラ17が軸支されている。
また、前記分離装置18A,装着装置18Bは、エスカレー
ターの運転方向(上昇,下降)によつて機能が変化しな
いように同じ構成をしている。その構成を前記分離装置
18Aについて説明する。前記分離装置18Aは、前記主枠1
に取付けられる支持板19上に、前記移動手摺4を芯体5
と表面化粧体8とに分離する分離具20を支持し、また前
記移動手摺4を表裏から支えるローラ21,22を軸支して
いる。この支えローラ21,22は装着装置18Bでは分離した
表面化粧体8を芯体5上に装着する機能を有す。
本実施例によるエスカレータは前記のように構成され
ているので、前記移動手摺4の表面の汚れの度合が少な
い。即ち、前記移動手摺4はその表面が往路側4Aを上方
向に走行中に汚損されたとしても、帰路側4Bにおいて、
前記手摺駆動装置10に至る前に前記分離装置18Aの案内
具20によつて表面化粧体8が芯体5より分離され、前記
手摺駆動装置10では芯体5のみ駆動ローラ12と従動ロー
ラ15によつて挾圧駆動される。そして、その後前記装着
装置18Bの支えローラ21,22によつて前記表面化粧体8が
芯体5の表面に装着される。このように、前記表面化粧
体8が汚れても、その表面に移動手摺全体を移動させる
ような強力な挾圧力を加えることがないので、その汚れ
は簡単な拭掃除でおとすことができる。
また、前記移動手摺4は表面化粧体8が芯体5に対し
て着脱自在となつているので、汚損に関係なくエスカレ
ーターが設置される建屋内のインテリアあるいは歳事に
応じて前記表面化粧体8の色合い、模様を変えることが
できる。
ここで、前記芯体5はほぼ一般のエスカレーターの移
動手摺と同じ軌跡で循環するが、前記表面化粧体8は前
記手摺駆動装置10の前後で分離されて別の軌跡を移動す
る。このため、前記表面化粧体8の長さは、前記芯体5
よりも長く、この芯体5を駆動する手摺駆動装置10の従
動ローラ15と干渉しない距離を確保できる長さにある。
しかし、前記芯体5を表面化粧体8よりも長くして手摺
駆動装置10部で湾曲させるようにしてもよい。
以上の実施例はエスカレーターを上昇運転した場合で
あるが、下降運転した場合には、前記装着装置18Bの案
内具20が前記表面化粧体8を芯体5から分離し、前記分
離装置18Aの支えローラ21,22が前記表面化粧体8を芯体
5上に装着することになる。
さらに、上記実施例は前記表面化粧体8の前記芯体5
上への保持力は、前記表面化粧体8の弾性力によるもの
であるが、前記両者を磁気力をもつて保持させるように
してもよい。
第9図及び第10図は、移動手摺の他の実施例を示すも
ので、第9図に示す移動手摺23は、帆布6と芯材7と表
面化粧層25とからなる芯体24を形成し、表面化粧層25の
表面中央に台形溝26を形成し、この台形溝26内に同じ断
面形状の平形化粧体27をその鋭角部Yで着脱自在に装着
したのである。この場合、前記平形化粧体27の巾は、第
6図に示す手摺駆動装置10の従動ローラ15が接する巾よ
りも広く形成されている。この種移動手摺23によれば、
平形化粧体27の断面形状が簡単であるので作り易い。
一方、第10図に示す移動手摺28は、芯体29に対し、表
面化粧体31をフイルム状とし、この表面化粧体31の両端
部内側と前記芯体29の両端部29Eの表面側に夫々微細な
凹凸30,32を設け、これら凹凸30,32を絡合せて前記表面
化粧体31を芯体29に保持し、分離するときは引剥すこと
により容易に着脱できる。この凹凸30,32は一方に微少
の繊維状の輪を多数形成し、他方に微少の繊維状のフツ
クを多数形成し、これらを絡合せるように用いるものも
含む。
次に、本発明による他の実施例を第11図〜第13図につ
いて説明する。この場合、移動手摺34は、表面化粧体35
と芯体36とより構成され、前記表面化粧体35が芯体36に
対し着脱自在に装着される点は前記実施例と同じであ
る。しかし、前記芯体36は、左右対称に分割構成された
対向する2つの無端状部材36A,36Bからなり、欄干3上
のガイドレール33を走行するときは、表面化粧体35の湾
曲部内側に位置し、手摺駆動装置の前後の分離装置ある
いは装着装置の位置では第12図に示すように、前記ガイ
ドレール33から外れて間隔を狭ばめるように配置された
左右の押圧ローラ38A,38Bで押されてその間隔を狭ばめ
る。この状態で、分離ローラ40の案内で表面化粧体35が
分離される。このように表面化粧体35が分離された芯体
36は第13図に示す手摺駆動装置では、左右隙間なく案内
ローラ45で受けられる。また、これら左右の無端状部材
36A,36Bは断面C字状の開口端の表面となる位置に夫々
ラツク37Tを有し、これに駆動ピニオン43が係合して無
端状部材36A,36Bを駆動する。この駆動ピニオン43は駆
動スプロケツト44と一体であり、支持板42に軸支されて
いる。前記駆動スプロケツト44の動力の伝達は前記実施
例と同じである。分離された表面化粧体35は前記支持板
42に夫々軸支された案内ローラ46,46Hにより前記案内ロ
ーラ45と干渉しないようにしている。手摺駆動装置を通
過した芯体36(36A,36B)及び表面化粧体35は装着装置
の位置で、第12図に示す装置により互いに装着する。即
ち、芯体36側に接近するように配置された接着ローラ41
によつて表面化粧体35は芯体36(36A,36B)側へ移動軌
跡を変えてゆく。この表面化粧体35の移動軌跡の変位は
前記芯体36の移動軌跡と一致するまで行われ、両者の移
動軌跡が一致したところで互いに接近していた無端状部
材36A,36Bが案内具(図示せず)によつて左右に間隔を
広げられ、最終的には第11図に示すガイドレール33と同
じような断面の案内具(図示せず)に至り、各無端状部
材36A,36Bは表面化粧体35の左右の湾曲部の内側に位置
することになる。
上記実施例においても表面化粧体35には、強力な挾圧
駆動力が作用せず、そのために表面化粧体35が汚れたと
しても、簡単な拭き掃除で汚れをおとすこともでき、ま
た、表面化粧体35を任意に置換することもでき、その効
果は前記実施例と同じである。
ところで、前記各実施例において、表面化粧体8,27,3
1,35を取外すに際し、再使用不可能となったものを処分
する場合には、第1図に示す移動手摺4の往路側4Aで切
断し、切り端の一方を持つてエスカレーターを運転させ
れば、表面化粧体8,27,31,35を次々にたぐり寄せること
ができ、最終的に取外すことができる。一方、表面化粧
体8(27,31,35)を再使用する場合の取外について第1
図〜第5図について説明する。移動手摺4の帰路側4B
は、エスカレーターの欄干3の下部の踏段2との間にあ
るスカートガード(図示せず)及びその上方の内デツキ
カバー(図示せず)を取外し、第5図に示す分離装置18
A及び装着装置18Bの支えローラ21,22の間隔をあけて芯
体5から表面化粧体8を分離させ、分離させた表面化粧
体8を踏段2側に引出し、次に移動手摺4の往路側4Aの
表面化粧体8を芯体5上から引剥す。
また、新しいあるいは別の表面化粧体8を芯体5に装
着する場合には、まず表面化粧体8をほぼ芯体5に沿つ
て配置し、手摺駆動装置10,分離装置18A,装着装置18B部
を残して順次芯体5上に作業者が押込んでゆき、最後に
前記各装置10,18A,18Bの従動ローラ15,ガイドローラ17,
分離具20を芯体5と表面化粧体8との間に位置するよう
にし、前記支え21,22の間隔を規定の寸法に戻して装着
を完了する。あるいは、芯体5の全周に沿つて表面化粧
体8を配置した後、前記芯体5と表面化粧体8とを手摺
駆動装置10,装着装置18Bに正規に装着し、この状態でエ
スカレーターを低速運転させれば、表面化粧体8は人手
を要さずに次々と芯体5に装着され、一巡したところ
で、分離装置18Aを正規の状態にセットすればよい。
尚、エスカレーターの設置現場で、表面化粧体8を交
換する方法として、表面化粧体8の芯体5から取外しに
は分離装置18Aと手摺駆動装置10を用いる工程と、表面
化粧体8の芯体5への取付けには装着装置18Bと手摺駆
動装置10を用いる工程とを介在させることにより、交換
作業を簡単に行うことができる。即ち、表面化粧体8を
取り外す際には、まず、装着装置18Bの機能を停止させ
た後、手摺駆動装置10を駆動することにより、表面化粧
体8は分離装置18Aによって芯体5から分離されてゆ
く。芯体5が手摺駆動装置10によって一巡されたときに
は表面化粧体8は芯体5から完全に離されるので、その
分離された表面化粧体8を、前述のスカートガードや内
デッキカバーを取り外した空間部からエスカレーターの
外に取り外すことができる。反対に、新しい表面化粧体
8や別の表面化粧体8を芯体5に装着する場合には、表
面化粧体8をスカートガードや内デッキカバーを取り外
した空間部からエスカレーター内部に挿入して芯体5に
沿って配置し、かつ機能停止させた装着装置18Bの機能
を復帰させると共に、分離装置18Aの機能を停止させた
後、手摺駆動装置10を駆動することにより、表面化粧体
8は装着装置18Bによって芯体5に装着されてゆく。芯
体5が手摺駆動装置10によって一巡されたときには表面
化粧体8は芯体5に完全に装着される。その後、機能停
止させた分離装置18Aの機能を復帰させて交換作業を終
了する。
このほか、表面化粧体8,27,31,36を無端状に形成する
に際し、その継目はなるべく目立たないように小さくす
る必要があるが、表面化粧体に作用する各方向の曲げを
考慮すると、前記継目は手摺進行方向に対して斜めと
し、その端面同士を接着剤により接着接合あるいは溶着
接合することが望ましい。
以上の各実施例は乗客コンベアとしてエスカレーター
を一例として説明したが、踏面に段差のない電動道路に
も適用できるのは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、移動手摺の芯体を表面化粧体を分離
した状態で手摺駆動装置により挟圧駆動するようにした
ので、移動手摺表面にこの手摺駆動装置による汚れの圧
着はなくなり、汚れの度合の小さい乗客コンベアを得る
ことができると共に、表面化粧体を芯体から分離し得る
ので、汚れに対して表面化粧体のみの交換を行えばよく
経済的であり、また汚れに関係なく任意の色,模様の表
面化粧体を着脱できるので意匠的効果もある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明によるエスカレーターを示す概略側面
図、第2図は本発明による移動手摺を示す縦断正面図、
第3図は第2図の表面化粧体の縦断正面図、第4図は第
2図の移動手摺の着脱状態を示す縦断面図、第5図は第
1図P部の拡大図、第6図〜第8図は夫々第5図A−A
線、B−B線,C−C線に沿う断面図、第9図及び第10図
は夫夫本発明による移動手摺の他の実施例を示す縦断正
面図、第11図は本発明による移動手摺のさらに別の実施
例を示す縦断正面図、第12図及び第13図は夫々本発明に
よる移動手摺の分離,装着及び駆動状態を示す概略正面
図である。 4……移動手摺、5……芯体、8……表面化粧体、10…
…手摺駆動装置、18A……分離装置,18B……装着装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎名 守 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日 立電線株式会社電線工場内 (72)発明者 藤井 善隆 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日 立電線株式会社電線工場内 (56)参考文献 特開 昭49−85775(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】欄干上の案内部材に装着された移動手摺
    と、この移動手摺を挟圧駆動して循環移動させる手摺駆
    動装置とを備えた乗客コンベアにおいて、前記移動手摺
    を無端状に形成された芯体とこの芯体に着脱可能に装着
    される表面化粧体とで形成し、かつ前記表面化粧体が分
    離された無端状の芯体を前記手摺駆動装置で挟圧駆動す
    るように構成したことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 【請求項2】欄干上の案内部材に装着された移動手摺
    と、この移動手摺を挟圧駆動する手摺駆動装置とを備え
    た乗客コンベアにおいて、前記移動手摺を無端状に形成
    された芯体とこの芯体に着脱可能に装着される表面化粧
    体とで形成し、かつ前記表面化粧体が分離された無端状
    の芯体を前記手摺駆動装置で挟圧駆動するように構成す
    ると共に、前記手摺動駆動装置の前後に前記表面化粧体
    を前記芯体から分離する装置と、分離された前記表面化
    粧体を前記芯体に装着する装置を設けたことを特徴とす
    る乗客コンベア。
  3. 【請求項3】無端状に連結されて循環移動する移動踏板
    と、この移動踏板と同期して循環移動する移動手摺と、
    これら移動手摺を複数のローラで挟圧駆動する手摺駆動
    装置とを備えた乗客コンベアにおいて、前記移動手摺を
    無端状に形成された芯体とこの芯体より長さの長い無端
    状の表面化粧体とで形成すると共に、前記表面化粧体を
    前記芯体に対して着脱自在とし、かつ前記移動手摺の帰
    路側に、前記表面化粧体を前記芯体から分離する分離装
    置と、分離された前記表面化粧体を前記芯体に装着する
    装着装置とを設け、前記手摺駆動装置を前記分離装置と
    前記装着装置の間に設置して前記複数のローラで前記表
    面化粧体が分離された芯体を挟圧駆動するようにしたこ
    とを特徴とする乗客コンベア。
  4. 【請求項4】欄干上の案内部材に装着された移動手摺
    と、この移動手摺を挟圧駆動して循環移動させる手摺駆
    動装置とを備えた乗客コンベアにおいて、前記移動手摺
    を無端状に形成された芯体とこの芯体の表面に着脱可能
    に装着される表面化粧体とで形成すると共に、前記芯体
    を移動手摺の幅方向に間隔をもって対向する2つの無端
    状部材で構成し、かつ前記移動手摺の帰路側に前記表面
    化粧体を分離した無端状4の芯体を挟圧駆動する手摺駆
    動装置と、この手摺駆動装置の前方に前記2つの無端状
    部材の間隔を縮めて前記表面化粧体を分離する分離装置
    と、前記手摺駆動装置の後方に間隔を縮められた2つの
    無端状部材の間隔を拡げて前記表面化粧体を装着する装
    着装置とを設けたことを特徴とする乗客コンベア。
  5. 【請求項5】移動手摺を無端状に形成された芯体とこの
    芯体に着脱される表面化粧体とで構成し、かつ前記表面
    化粧体を芯体から分離する分離装置と、分離した表面化
    粧体を芯体に装着する装着装置と、これら各装置の間に
    位置し前記芯体を挟圧駆動する手摺駆動装置とを備えた
    乗客コンベアにおいて、前記表面化粧体を交換するに際
    し、前記装着装置の機能を停止させた後、前記手摺駆動
    装置を駆動して前記表面化粧体を前記芯体から取り外す
    工程と、前記装着装置の機能を復帰させると共に前記分
    離装置の機能を停止させた後、前記手摺駆動装置を駆動
    して別の表面化粧体を前記芯体に装着する工程とを有す
    ることを特徴とする移動手摺の表面化粧体交換方法。
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