JPH0742069B2 - 垂客コンベアの移動手摺 - Google Patents

垂客コンベアの移動手摺

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JPH0742069B2
JPH0742069B2 JP33257188A JP33257188A JPH0742069B2 JP H0742069 B2 JPH0742069 B2 JP H0742069B2 JP 33257188 A JP33257188 A JP 33257188A JP 33257188 A JP33257188 A JP 33257188A JP H0742069 B2 JPH0742069 B2 JP H0742069B2
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JP
Japan
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moving handrail
steel tape
handrail
cloth
steel
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JP33257188A
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康雅 治田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、エスカレータなどの乗客コンベアの移動手
摺に関するものである。
【従来の技術】
第7図は例えば実開昭57−165661号公報に示された従来
の上記のような移動手摺の横断面図、第8図は実公昭45
−26171号公報に示されたものに準ずる従来の移動手摺
の抗張体接続部の縦断面図である。 第7図において、1は移動手摺、2はゴム層、3は帆布
などからなる内面布、4は内面布3の裏面に接して移動
手摺全長にわたり配設したスチールワイヤコードであ
り、このコード4は多数を並列して内面布3とともにゴ
ム層2に固着されている。そして、移動手摺1は抗張体
であるスチールワイヤコード4の両端部を接続し、上記
各部材によって断面ほぼC字形のエンドレスに構成され
ている。また第8図において、第7図と同一符号は相当
部分を示し、5は抗張体である薄鋼板帯すなわち、スチ
ールテープであり、このテープ5をワイヤコードに代え
て内面布3の裏面側に配設されている。スチールテープ
5は、両端部5a,5bが表裏方向に重ね合わされて接着剤
8で互いに接着されることにより接続され、移動手摺1
はエンドレスに構成されている。 以上のように構成された移動手摺は、乗客コンベアの駆
動装置により、欄干の手摺ガイドに支持されて、踏段と
同期駆動される。
【発明が解決しようとする課題】
従来の乗客コンベアの移動手摺は、以上のように構成さ
れ、移動手摺内周面がいずれも内面布3によって構成さ
れるため、帰路で駆動装置の駆動ローラと内面布とが接
触することにより、内面布が摩耗し、移動手摺の摩耗粉
が発生するとともに、駆動ローラと内面布との摩擦係数
が安定せず、さらに経年変化を生ずるという問題点があ
った。 また、従来の移動手摺はスチールテープ5の両端部5a,5
bを重ね合わせて接続することでエンドレスにしていた
ため、第8図から明らかなように接続部の内面布3に段
差3aが生じ、振動を生じるという問題点があった。 この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、内面布の駆動ローラとの接触による摩耗を
防止し、これに起因する磨耗粉の発生、また駆動ローラ
と内面布との摩擦係数の不安定がなく、またスチールテ
ープの接続部に段差が生じない乗客コンベアの移動手摺
を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
この発明に係る乗客コンベアの移動手摺は、内面布の表
面に、ほぼ断面C字形の移動手摺内周面に配置してスチ
ールテープを固着したものである。 また、この発明に係る移動手摺は、スチールテープの両
端を突合せ、この突合せ端の裏面に両側に跨がらせて目
板を当て、この目板を介しスチールテープの両端部を接
続したものである。
【作用】
この発明における乗客コンベアの移動手摺は、内面布の
表面に固着したスチールテープが駆動装置の駆動ローラ
と接触することにより、これらの摩擦係数が安定し、駆
動力が大きく、摩耗粉も発生しない。そして、従来のも
のと同様に手摺ガイドと内面布が接触し、内面布は摩擦
係数が低いことにより、移動手摺の走行抵抗が小さい。 また、この発明における乗客コンベアの移動手摺は、ス
チールテープの両端を突合せ、この突合せ端に跨がらせ
て裏面に当てた目板を介し、スチールテープの両端部を
接続したことにより、スチールテープ両端の接続部に段
差が生じるのを防止できる。
【実施例】
以下、この発明の一実施例を第1図ないし第5図につい
て説明する。 第1図,第2図において、第7図,第8図と同一符号は
相当部分を示す。この実施例による移動手摺1は、ゴム
層2の内面に固着された綿布などの内面布3の表面に、
スチールテープ5が接着剤6によって固着されている。
スチールテープ5はほぼ断面C字形の移動手摺1内周面
の幅方向中央に配置されている。また、第2図に示すよ
うにスチールテープ5の両端が突合せられ、スチールテ
ープ5の突合せ端両側に跨がらせてスチールテープ5の
両端部5a,5b裏面に、スチールテープ5と同様なスチー
ルテープを短く切断した目板7が重ね合わせられ、目板
7とスチールテープ5の両端部5a,5bとが接着剤8によ
って固着されている。なお、この実施例ではスチールテ
ープ5として、防錆のためにステンレス製のものが用い
られている。また、移動手摺1は全体がエンドレスに構
成されること、およびゴム層2、内面布3の構成は従来
のものと同様である。 次に、この実施例による移動手摺の使用につき、第3
図,第4図,第5図を参照して説明する。第3図におい
て、9は乗客コンベアの主枠、10は主枠9上に図示しな
い踏段の両側に配置して立設した欄干、11は移動手摺1
の駆動装置である。第3図,第4図に示すように欄干10
は側面パネル12に固定された手摺ガード13の両側フラン
ジ13aにプラスチックなどからなる手摺ガイド14が嵌合
固定され、手摺ガイド14の移動手摺1の両側内面が係合
支持される。また、第3図,第5図に示すように駆動装
置11は、駆動ローラ15と加圧ローラ16とが上下に相対向
して複数組乗客コンベアの長手方向に沿って配置され、
駆動ローラ15,加圧ローラ16はそれぞれ支持部材17を介
して主枠に回動自在に軸支され、駆動ローラ15と加圧ロ
ーラ16とに移動手摺1が帰路側で挾持され、移動手摺1
のスチールテープ5が駆動ローラ15と、ゴム層2表面が
加圧ローラ16とそれぞれ接触される。なお、駆動装置11
は、駆動ローラ15を図示しない駆動機によって駆動させ
ることにより、踏段と移動手摺とを同期駆動させる通常
のものである。そして、移動手摺1は帰路で駆動装置11
の駆動ローラ15の回動によって、これらとスチールテー
プ5との摩擦係合によって走行され、往路では欄干10に
設けた手摺ガイド14と内面布3とが接触することで案内
されて走行される。 この実施例の移動手摺1は、駆動ローラ15とスチールテ
ープ5とが接触するので(第5図参照)大きな駆動力が
得られ、スチールテープ5が抗張体となるので、伸びの
ない高強度を長年にわたり安定した状態で維持でき、ス
チールテープ5と駆動ローラ15との接触によって摩耗粉
が発生することもない。また、手摺ガイド14と綿布など
からなる内面布3とが接触するので(第4図参照)これ
らの摩擦係数が低く、走行抵抗が小さい。さらにスチー
ルテープ5の両端を突合せてエンドレスにしたので、そ
と接続部に段差ができず、駆動ローラ15とスチールテー
プ5との接触が接続部でもスムーズであり、振動が発生
しない。 なおこの実施例において、第6図に示すように移動手摺
1内周面にスチールテープ5を埋め込み、このテープ5
の両側に位置する内面布3の表面とスチールテープ5の
表面とを同一平面とし、またはこれよりスチールテープ
5の表面を凹ませたものとしてもよく、このようにして
も第1図,第2図に示すものと同様な効果が得られる。
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば内面布の表面に
スチールテープを移動手摺全長にわたって固着し、上記
スチールテープが駆動装置の駆動ローラと接触するよう
にしたことにより、大きな駆動力が得られるとともに、
摩耗粉の発生もなく、長年にわたり伸びがなく高強度で
あり、さらに手摺ガイドと内面布とが接触し、内面布の
摩擦係数が低いことにより、走行抵抗が小さい移動手摺
が得られるという効果がある。また、この発明によれ
ば、移動手摺の全長にわたって配設したスチールテープ
の両端を突合せ、突合せ端の裏面両側に跨がらせて目板
を当て、この目板を介してスチールテープの両端部を接
続したことにより、スチールテープ両端の接続部に段差
ができず、この接続部でも移動手摺と駆動装置の駆動ロ
ーラとの接触がスムーズで振動が発生しない移動手摺が
得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による乗客コンベアの移動
手摺を示す横断面図、第2図は同スチールテープ接続部
における縦断面図、第3図は第1図に示す移動手摺を使
用した乗客コンベアの概略側面図、第4図および第5図
は第1図のIV−IV線およびV−V線に沿う部分断面図、
第6図はこの発明の一実施例による移動手摺の変形例を
示す横断面図、第7図は従来の移動手摺の一例を示す横
断面図、第8図は従来の移動手摺の他例をを示すスチー
ルテープ接続部における縦断面図である。 1……移動手摺、2……ゴム層、3……内面布、5……
スチールテープ、6,8……接着剤、7……目板、10……
欄干、11……駆動装置、14……手摺ガイド、15……駆動
ローラ、16……加圧ローラ。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断面C字状の移動手摺の内面布表面に固
    着されて上記移動手摺の幅方向の中央に配置され、上記
    移動手摺全長にわたって装着されたスチールテープを備
    えた乗客コンベアの移動手摺。
  2. 【請求項2】横断面C字状の移動手摺の内面側に固着さ
    れて上記移動手摺全長にわたって装着され、長手の端部
    を互いに突き合わせて無端状に配置されたスチールテー
    プと、上記移動手摺及びスチールテープの間に配置さ
    れ、上記スチールテープの突き合わせ端部相互に重合さ
    れて固着された目板とを備えた乗客コンベアの移動手
    摺。
JP33257188A 1988-12-28 1988-12-28 垂客コンベアの移動手摺 Expired - Lifetime JPH0742069B2 (ja)

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JP33257188A JPH0742069B2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 垂客コンベアの移動手摺

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JPH02178192A JPH02178192A (ja) 1990-07-11
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JP5091464B2 (ja) * 2006-11-28 2012-12-05 東北ゴム株式会社 ハンドレール及びその製造方法

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