JP3611428B2 - 産業用車両 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンに直結されたハイドロスタティックポンプと、このポンプにより駆動される油圧駆動モータと、この油圧駆動モータに連結され車軸を駆動するトランスミッションを備えた産業用車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンに直結されたハイドロスタティックポンプ(以下HSTポンプと略す)と、このポンプにより駆動される油圧駆動モータ(以下HSTモータと略す)と、このHSTモータに連結され車軸を駆動するトランスミッションが設けられた産業用車両では、エンジンの回転数をアクセルペダルの操作で制御して、HSTモータの回転を制御し、あるいはHSTポンプからHSTモータへ吐出される作動油の量を設定するHSTポンプの斜板の角度を制御して、HSTモータの回転を制御し、さらにトランスミッションで変速して車両の速度を調節している。
【0003】
従来の上記産業用車両の要部構成を図5に基づいて詳細に説明する。
図5において、1はアクセルペダル2の操作によりその回転数が制御されるエンジンであり、このエンジン1に、HSTポンプ3、ブームやバケットなど荷役装置のメイン回路へオイルを供給するメインポンプ4、およびチャージングポンプ5が直結されている。
【0004】
HSTポンプ3は上記のように斜板6によりそのスクローク(図示せず)が変化してHSTモータ7へ吐出される作動油の量が変化するポンプであり、角度設定用サーボシリンダ9により斜板6の角度設定を制御することにより、HSTモータ7の回転数が制御される。また、チャージングポンプ5は、斜板6のHSTコントロールバルブ10に作動油を供給している。
【0005】
HSTコントロールバルブ10は、方向変換レバーの前進、ニュートラル、後進の選択操作に応じて、サーボシリンダ9の両サポートにチャージングポンプ5からの作動油により圧力差を発生する。またHSTコントロールバルブ10のインチング用ソレノイドバルブ11が、ブレーキペダル12の操作を検出するインチング検出圧力センサ13により駆動されると、サーボシリンダ9へのコントロール圧力が調整され、エンジン1の回転数に関係なく斜板6の角度が減少して車両は低速あるいは停止する。
【0006】
上記構成による動作について説明する。
まず、エンジン1が回転すると、チャージングポンプ5から吐出された作動油はHSTコントロールバルブ10へ供給され、方向変換レバーが前進あるいは後進位置に操作されると、圧力差がサーボシリンダ9の両ポートにかかる(この圧力差がサーボシリンダ9のコントロール圧力となる)。次に、アクセルペダル2が踏み込まれると、エンジン1の回転数が増大し、チャージングポンプ5の作動油の吐出量が増大し、コントロール圧力が増大する。そして、コントロール圧力が斜板6を作動する力に達すると、HSTポンプ3の斜板6が回動し、HSTポンプ3からHSTモータ7に作動油が吐出され、車両は前進あるいは後進する。また、このときメインポンプ4から吐出された作動油はメイン回路へ供給される。
【0007】
また、ブレーキペダル12が操作されると、インチング検出圧力センサ13を介してインチング用ソレノイドバルブ11が駆動され、サーボシリンダ9へのコントロール圧力が調整され、エンジン1の回転数に関係なく斜板6の角度が減少して車両は低速あるいは停止する。また、車両に負荷が加わると、HSTポンプ3の斜板6に中立復帰の力が増大し、斜板6の角度が減少して車両の速度は自動的に遅くなる。
【0008】
また図5に示すように、HSTモータ7の軸に変速機15の一方の軸が接続され、この変速機21の他方の軸には車軸16が接続され、この車軸16に駐車ブレーキ17と常用ブレーキ(ディスクブレーキ)18が取付けられている。駐車ブレーキ17は、駐車ブレーキノブ19により駆動され、常用ブレーキ18はブレーキペダル12の操作により、マスタシリンダ20を介して駆動される。また、変速機15は、トランスミッション用チェンジレバーの操作により、速度段が選択され、変速される。また図5において、21は車軸16の回転数(車両速度周波数)を検出する速度センサである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような産業用車両では、トランスミッション用チェンジレバーを操作してシフトダウンしたとき、あるいは長い下り坂を下っているとき、車両の慣性力が作用してHSTモータ7の回転数が上昇し、HSTモータ7の回転数が許容回転数を超えて異常の原因となることがあった。
【0010】
そこで、本発明は、HSTモータの回転数が許容回転数を超えないようにする産業用車両を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、エンジンに連結されたハイドロスタティックポンプと、このポンプにより駆動される油圧駆動モータと、この油圧駆動モータに連結され車軸を駆動するトランスミッションを備えた産業用車両であって、前記車軸の回転数を検出する回転数検出手段と、前記エンジンの回転数に関係なく前記油圧駆動モータの回転数を減少させるインチング用ソレノイドバルブと、トランスミッション用チェンジレバーの操作によりシフトダウンされると、このシフトダウンを実行する前に、前記シフトダウンに伴って前記回転数検出手段により検出される車軸の回転数により前記油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えるかどうかを判断し、超えると判断すると、前記シフトダウンをロックし、前記インチング用ソレノイドバルブを駆動して前記油圧駆動モータの回転数を減少させた後、前記シフトダウンを実行する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】
上記構成によれば、シフトダウンを実行する前に、シフトダウンに伴って油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えるかどうかが判断され、超えると判断されるとシフトダウンがロックされ、インチング用ソレノイドバルブが駆動されて油圧駆動モータの回転数が減少され、その後、シフトダウンが実行される。
また本発明のうち請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明であって、前記制御手段は、前記油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えるかどうかの判断を、前記回転数検出手段により検出された車軸の回転数に、トランスミッション用チェンジレバーの操作により選択された変速機の速度段のギア比を掛算して油圧駆動モータの回転数を求め、この油圧駆動モータの回転数を前記許容回転数と比較することにより行うことを特徴とするものである。
【0013】
上記構成によれば、車軸の回転数に、トランスミッション用チェンジレバーの操作により選択された変速機の速度段のギア比が掛算されて油圧駆動モータの回転数が求められ、この油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えるかどうかが判断される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従来例の図5の構成と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態を示す産業用車両の要部制御構成図である。
図1において、31は、トランスミッション用チェンジレバーの操作により選択された速度段の操作スイッチ32の位置信号と、速度センサ21の車両速度周波数信号を入力し、変速機15の1速〜4速の速度段クラッチ用ソレノイドバルブ33〜36とインチング用ソレノイドバルブ11を制御する制御装置である。
【0016】
上記各速度段クラッチ用ソレノイドバルブ33〜36には、チャージングポンプ5から供給された作動油がトランスミッションコントロールバルブ37より調圧されて供給される。
【0017】
上記制御装置31のブロック図を図2〜図4に示す。
図2に示すように、操作スイッチ32の1速〜4速の各スイッチの操作信号より励磁されるリレイ#1ST,#2ND,#3RD,#4THが設けられている。
【0018】
また、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなることを検出するために、入力した速度センサ21の車両速度周波数信号を車軸16の回転数に変換する回転数検出器41と、この車軸16の回転数を、上記リレイ#1ST,#2ND,#3RD,#4THの動作接点により選択される変速機15の速度段のギア比によりHSTモータ7の回転数nに変換する掛算器42と、このHSTモータ7の回転数nをHSTモータ7の許容回転数Nと比較し、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなると、リレイ#LCKを励磁する比較器43が設けられている。
【0019】
このリレイ#LCKが動作すると(オンすると)、インチング用ソレノイドバルブ11へ動作信号が出力される。よって、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなることが検出されると(上記リレイ#LCKオン時)、インチング用ソレノイドバルブ11が駆動され、サーボシリンダ9へのコントロール圧力が調整され、エンジン1の回転数に関係なく斜板6の角度が減少してHSTモータ7の回転数nが減少される。
【0020】
また図3には、1速〜4速の各スイッチの操作信号より励磁されるリレイ#1ST,#2ND,#3RD,#4THにより、シフトダウンの操作が行われたかを検出するために、4速から1速〜3速にシフトダウンされたとき励磁されるリレイ#4RR、3速から1速あるいは2速にシフトダウンされたとき励磁されるリレイ#3RR、2速から1速にシフトダウンされたとき励磁されるリレイ#2RRが設けられている。
【0021】
たとえば、リレイ#4RRは次のように励磁される。44はオフディレイタイマー、45はR−Sフリップフロップである。4速の操作スイッチが操作されている状態(#4THがオンの状態)で、他の操作スイッチが操作されると、オフディレイタイマー44の働きによりリレイ#4THの動作接点がオンの状態が残っているときにリレイ#1STまたは#2NDまたは#3RDの動作接点がオンし、よってR−Sフリップフロップ45がセットされ、リレイ#4RRが励磁される。このR−Sフリップフロップ45は、再び4速の操作スイッチが操作されるとリセットされる。このように、4速から1速〜3速にシフトダウンされたことが検出され、リレイ#4RRがオンのとき、4速から1速〜3速にシフトダウンされたと判断される。
【0022】
また図4は、各速度段クラッチ用ソレノイドバルブ33〜36へ励磁信号を出力するブロックであり、シフトダウン検出時(上記リレイ#4RR,#3RR,#2RRオン時)、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなることが検出されると(上記リレイ#LCKオン)、シフトダウンがロックされ、その間、元の速度段の速度段クラッチ用ソレノイドバルブへの駆動信号が維持され、上記リレイ#LCKがオフとなると、シフトダウンが実行される。
【0023】
たとえば、2速(2ND)クラッチ用ソレノイドバルブ34へは次のように励磁信号が出力される。46はオンディレイタイマー、47は反転符号(NOT)である。
【0024】
まず、2速の操作スイッチが操作されると(リレイ#2NDオン)、シフトダウンロック状態、すなわち「4速あるいは3速からのシフトダウン(上記リレイ#4RRあるいは#3RRオン)で、かつHSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなることが検出されている(上記リレイ#LCKオン)」の状態ではないことを条件にして、2速(2ND)クラッチ用ソレノイドバルブ34へ励磁信号が出力される。上記シフトダウンロック状態のときは、リレイ#LCKがオフとなると、2速(2ND)クラッチ用ソレノイドバルブ34へ励磁信号が出力される。すなわち、シフトダウンが実行される。
【0025】
また、2速(2ND)クラッチ用ソレノイドバルブ34へ励磁信号が出力されている状態で、かつ1速へのシフトダウンがロックされている状態、すなわち「1速の操作スイッチが操作され(リレイ#1STオン)、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなることが検出されている(上記リレイ#LCKオン)」の状態のとき、2速(2ND)クラッチ用ソレノイドバルブ34への励磁信号が維持される。
【0026】
上記構成による作用を説明する。
まず、エンジン1が回転すると、チャージングポンプ5から吐出された作動油はHSTコントロールバルブ10とトランスミッションコントロールバルブ37へ供給され、方向変換レバーが前進あるいは後進位置に操作されると、圧力差がサーボシリンダ9の両ポートにかかり(この圧力差がサーボシリンダ9のコントロール圧力となる)、またトランスミッション用チェンジレバーにより速度段が設定されると(操作スイッチ32が操作されると)、この操作スイッチ32の操作信号に基づいて制御装置31により速度段クラッチ用ソレノイドバルブ33〜36が励磁され、変速機15が接続される。
【0027】
次に、アクセルペダル2が踏み込まれると、エンジン1の回転数が増大し、チャージングポンプ5の作動油の吐出量が増大し、コントロール圧力が増大する。そして、コントロール圧力が斜板6を作動する力に達すると、HSTポンプ3の斜板6が回動し、HSTポンプ3からHSTモータ7に作動油が吐出され、HSTモータ7が駆動され、変速機15を介して車軸16が駆動され、車両は前進あるいは後進する。また、このときメインポンプ4から吐出された作動油はメイン回路へ供給される。
【0028】
また、ブレーキペダル12が操作されると、常用ブレーキ18がマスタシリンダ20を介して駆動されるとともに、インチング検出圧力センサ13を介してインチング用ソレノイドバルブ11が駆動され、サーボシリンダ9へのコントロール圧力が調整され、エンジン1の回転数に関係なく斜板6の角度が減少してHSTモータ7の回転数は減少し、車両は低速あるいは停止する。また、車両に負荷が加わると、HSTポンプ3の斜板6に中立復帰の力が増大し、斜板6の角度が減少して車両の速度は自動的に遅くなる。
【0029】
また図2に示すように、制御装置31において、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなるかどうか確認されており、車両が長い下り坂を走行するなどにより、リレイ#LCKがオンとなると、インチング用ソレノイドバルブ11が駆動され、サーボシリンダ9へのコントロール圧力が調整され、エンジン1の回転数に関係なく斜板6の角度が減少してHSTモータ7の回転数nが減少し、車両の速度が落とされる。
【0030】
また図3,図4に示すように、操作スイッチ32の設定によりシフトダウンされると、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなるかどうかが判断され、判断されると(リレイ#LCKがオンのとき)、シフトダウンがロックされ(現状の速度段が維持され)、上記インチング用ソレノイドバルブ11の駆動により、HSTモータ7の回転数nが減少され、許容回転数Nより大きくなる恐れがなくなると(リレイ#LCKがオフとなると)、シフトダウンが実行される。
【0031】
このように、トランスミッション用チェンジレバーによりシフトダウンしたとき、あるいは長い下り坂を下っているとき、すなわち車両の慣性力が作用してHSTモータ7の回転数が上昇するとき、インチング用ソレノイドバルブ11が駆動されることにより、HSTモータ7の回転数nが減少され、よってHSTモータ7の回転数が許容回転数を超えることを回避することができ、HSTモータ7が異常となることを回避することができる。
【0032】
なお、上記実施の形態では、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nを超えると判断すると、インチング用ソレノイドバルブ11を駆動することによりHSTモータ7の回転数nを減少しているが、常用ブレーキ18を動作させる、あるいはエンジン1の回転数を落とすように制御するなど他の方法によりHSTモータ7の回転数nを減少させることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えることを回避することができ、油圧駆動モータが異常となることを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す産業用車両の要部制御構成図である。
【図2】同産業用車両の制御装置のブロック図である。
【図3】同産業用車両の制御装置のブロック図である。
【図4】同産業用車両の制御装置のブロック図である。
【図5】従来の産業用車両の要部構成図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 アクセルペダル
3 HSTポンプ(ハイドロスタティックポンプ)
4 メインポンプ
5 チャージングポンプ
6 斜板
7 HSTモータ(油圧駆動モータ)
9 サーボシリンダ
10 HSTコントロールバルブ
11 インチング用ソレノイドバルブ
12 ブレーキペダル
13 インチング検出圧力センサ
15 変速機
16 車軸
17 駐車ブレーキ
18 常用ブレーキ
21 速度センサ(回転数検出手段)
31 制御装置(制御手段)
32 トランスミッション操作スイッチ
33〜36 速度段クラッチ用ソレノイドバルブ
37 トランスミッションコントロールバルブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンに直結されたハイドロスタティックポンプと、このポンプにより駆動される油圧駆動モータと、この油圧駆動モータに連結され車軸を駆動するトランスミッションを備えた産業用車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンに直結されたハイドロスタティックポンプ(以下HSTポンプと略す)と、このポンプにより駆動される油圧駆動モータ(以下HSTモータと略す)と、このHSTモータに連結され車軸を駆動するトランスミッションが設けられた産業用車両では、エンジンの回転数をアクセルペダルの操作で制御して、HSTモータの回転を制御し、あるいはHSTポンプからHSTモータへ吐出される作動油の量を設定するHSTポンプの斜板の角度を制御して、HSTモータの回転を制御し、さらにトランスミッションで変速して車両の速度を調節している。
【0003】
従来の上記産業用車両の要部構成を図5に基づいて詳細に説明する。
図5において、1はアクセルペダル2の操作によりその回転数が制御されるエンジンであり、このエンジン1に、HSTポンプ3、ブームやバケットなど荷役装置のメイン回路へオイルを供給するメインポンプ4、およびチャージングポンプ5が直結されている。
【0004】
HSTポンプ3は上記のように斜板6によりそのスクローク(図示せず)が変化してHSTモータ7へ吐出される作動油の量が変化するポンプであり、角度設定用サーボシリンダ9により斜板6の角度設定を制御することにより、HSTモータ7の回転数が制御される。また、チャージングポンプ5は、斜板6のHSTコントロールバルブ10に作動油を供給している。
【0005】
HSTコントロールバルブ10は、方向変換レバーの前進、ニュートラル、後進の選択操作に応じて、サーボシリンダ9の両サポートにチャージングポンプ5からの作動油により圧力差を発生する。またHSTコントロールバルブ10のインチング用ソレノイドバルブ11が、ブレーキペダル12の操作を検出するインチング検出圧力センサ13により駆動されると、サーボシリンダ9へのコントロール圧力が調整され、エンジン1の回転数に関係なく斜板6の角度が減少して車両は低速あるいは停止する。
【0006】
上記構成による動作について説明する。
まず、エンジン1が回転すると、チャージングポンプ5から吐出された作動油はHSTコントロールバルブ10へ供給され、方向変換レバーが前進あるいは後進位置に操作されると、圧力差がサーボシリンダ9の両ポートにかかる(この圧力差がサーボシリンダ9のコントロール圧力となる)。次に、アクセルペダル2が踏み込まれると、エンジン1の回転数が増大し、チャージングポンプ5の作動油の吐出量が増大し、コントロール圧力が増大する。そして、コントロール圧力が斜板6を作動する力に達すると、HSTポンプ3の斜板6が回動し、HSTポンプ3からHSTモータ7に作動油が吐出され、車両は前進あるいは後進する。また、このときメインポンプ4から吐出された作動油はメイン回路へ供給される。
【0007】
また、ブレーキペダル12が操作されると、インチング検出圧力センサ13を介してインチング用ソレノイドバルブ11が駆動され、サーボシリンダ9へのコントロール圧力が調整され、エンジン1の回転数に関係なく斜板6の角度が減少して車両は低速あるいは停止する。また、車両に負荷が加わると、HSTポンプ3の斜板6に中立復帰の力が増大し、斜板6の角度が減少して車両の速度は自動的に遅くなる。
【0008】
また図5に示すように、HSTモータ7の軸に変速機15の一方の軸が接続され、この変速機21の他方の軸には車軸16が接続され、この車軸16に駐車ブレーキ17と常用ブレーキ(ディスクブレーキ)18が取付けられている。駐車ブレーキ17は、駐車ブレーキノブ19により駆動され、常用ブレーキ18はブレーキペダル12の操作により、マスタシリンダ20を介して駆動される。また、変速機15は、トランスミッション用チェンジレバーの操作により、速度段が選択され、変速される。また図5において、21は車軸16の回転数(車両速度周波数)を検出する速度センサである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような産業用車両では、トランスミッション用チェンジレバーを操作してシフトダウンしたとき、あるいは長い下り坂を下っているとき、車両の慣性力が作用してHSTモータ7の回転数が上昇し、HSTモータ7の回転数が許容回転数を超えて異常の原因となることがあった。
【0010】
そこで、本発明は、HSTモータの回転数が許容回転数を超えないようにする産業用車両を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、エンジンに連結されたハイドロスタティックポンプと、このポンプにより駆動される油圧駆動モータと、この油圧駆動モータに連結され車軸を駆動するトランスミッションを備えた産業用車両であって、前記車軸の回転数を検出する回転数検出手段と、前記エンジンの回転数に関係なく前記油圧駆動モータの回転数を減少させるインチング用ソレノイドバルブと、トランスミッション用チェンジレバーの操作によりシフトダウンされると、このシフトダウンを実行する前に、前記シフトダウンに伴って前記回転数検出手段により検出される車軸の回転数により前記油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えるかどうかを判断し、超えると判断すると、前記シフトダウンをロックし、前記インチング用ソレノイドバルブを駆動して前記油圧駆動モータの回転数を減少させた後、前記シフトダウンを実行する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】
上記構成によれば、シフトダウンを実行する前に、シフトダウンに伴って油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えるかどうかが判断され、超えると判断されるとシフトダウンがロックされ、インチング用ソレノイドバルブが駆動されて油圧駆動モータの回転数が減少され、その後、シフトダウンが実行される。
また本発明のうち請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明であって、前記制御手段は、前記油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えるかどうかの判断を、前記回転数検出手段により検出された車軸の回転数に、トランスミッション用チェンジレバーの操作により選択された変速機の速度段のギア比を掛算して油圧駆動モータの回転数を求め、この油圧駆動モータの回転数を前記許容回転数と比較することにより行うことを特徴とするものである。
【0013】
上記構成によれば、車軸の回転数に、トランスミッション用チェンジレバーの操作により選択された変速機の速度段のギア比が掛算されて油圧駆動モータの回転数が求められ、この油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えるかどうかが判断される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従来例の図5の構成と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態を示す産業用車両の要部制御構成図である。
図1において、31は、トランスミッション用チェンジレバーの操作により選択された速度段の操作スイッチ32の位置信号と、速度センサ21の車両速度周波数信号を入力し、変速機15の1速〜4速の速度段クラッチ用ソレノイドバルブ33〜36とインチング用ソレノイドバルブ11を制御する制御装置である。
【0016】
上記各速度段クラッチ用ソレノイドバルブ33〜36には、チャージングポンプ5から供給された作動油がトランスミッションコントロールバルブ37より調圧されて供給される。
【0017】
上記制御装置31のブロック図を図2〜図4に示す。
図2に示すように、操作スイッチ32の1速〜4速の各スイッチの操作信号より励磁されるリレイ#1ST,#2ND,#3RD,#4THが設けられている。
【0018】
また、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなることを検出するために、入力した速度センサ21の車両速度周波数信号を車軸16の回転数に変換する回転数検出器41と、この車軸16の回転数を、上記リレイ#1ST,#2ND,#3RD,#4THの動作接点により選択される変速機15の速度段のギア比によりHSTモータ7の回転数nに変換する掛算器42と、このHSTモータ7の回転数nをHSTモータ7の許容回転数Nと比較し、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなると、リレイ#LCKを励磁する比較器43が設けられている。
【0019】
このリレイ#LCKが動作すると(オンすると)、インチング用ソレノイドバルブ11へ動作信号が出力される。よって、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなることが検出されると(上記リレイ#LCKオン時)、インチング用ソレノイドバルブ11が駆動され、サーボシリンダ9へのコントロール圧力が調整され、エンジン1の回転数に関係なく斜板6の角度が減少してHSTモータ7の回転数nが減少される。
【0020】
また図3には、1速〜4速の各スイッチの操作信号より励磁されるリレイ#1ST,#2ND,#3RD,#4THにより、シフトダウンの操作が行われたかを検出するために、4速から1速〜3速にシフトダウンされたとき励磁されるリレイ#4RR、3速から1速あるいは2速にシフトダウンされたとき励磁されるリレイ#3RR、2速から1速にシフトダウンされたとき励磁されるリレイ#2RRが設けられている。
【0021】
たとえば、リレイ#4RRは次のように励磁される。44はオフディレイタイマー、45はR−Sフリップフロップである。4速の操作スイッチが操作されている状態(#4THがオンの状態)で、他の操作スイッチが操作されると、オフディレイタイマー44の働きによりリレイ#4THの動作接点がオンの状態が残っているときにリレイ#1STまたは#2NDまたは#3RDの動作接点がオンし、よってR−Sフリップフロップ45がセットされ、リレイ#4RRが励磁される。このR−Sフリップフロップ45は、再び4速の操作スイッチが操作されるとリセットされる。このように、4速から1速〜3速にシフトダウンされたことが検出され、リレイ#4RRがオンのとき、4速から1速〜3速にシフトダウンされたと判断される。
【0022】
また図4は、各速度段クラッチ用ソレノイドバルブ33〜36へ励磁信号を出力するブロックであり、シフトダウン検出時(上記リレイ#4RR,#3RR,#2RRオン時)、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなることが検出されると(上記リレイ#LCKオン)、シフトダウンがロックされ、その間、元の速度段の速度段クラッチ用ソレノイドバルブへの駆動信号が維持され、上記リレイ#LCKがオフとなると、シフトダウンが実行される。
【0023】
たとえば、2速(2ND)クラッチ用ソレノイドバルブ34へは次のように励磁信号が出力される。46はオンディレイタイマー、47は反転符号(NOT)である。
【0024】
まず、2速の操作スイッチが操作されると(リレイ#2NDオン)、シフトダウンロック状態、すなわち「4速あるいは3速からのシフトダウン(上記リレイ#4RRあるいは#3RRオン)で、かつHSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなることが検出されている(上記リレイ#LCKオン)」の状態ではないことを条件にして、2速(2ND)クラッチ用ソレノイドバルブ34へ励磁信号が出力される。上記シフトダウンロック状態のときは、リレイ#LCKがオフとなると、2速(2ND)クラッチ用ソレノイドバルブ34へ励磁信号が出力される。すなわち、シフトダウンが実行される。
【0025】
また、2速(2ND)クラッチ用ソレノイドバルブ34へ励磁信号が出力されている状態で、かつ1速へのシフトダウンがロックされている状態、すなわち「1速の操作スイッチが操作され(リレイ#1STオン)、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなることが検出されている(上記リレイ#LCKオン)」の状態のとき、2速(2ND)クラッチ用ソレノイドバルブ34への励磁信号が維持される。
【0026】
上記構成による作用を説明する。
まず、エンジン1が回転すると、チャージングポンプ5から吐出された作動油はHSTコントロールバルブ10とトランスミッションコントロールバルブ37へ供給され、方向変換レバーが前進あるいは後進位置に操作されると、圧力差がサーボシリンダ9の両ポートにかかり(この圧力差がサーボシリンダ9のコントロール圧力となる)、またトランスミッション用チェンジレバーにより速度段が設定されると(操作スイッチ32が操作されると)、この操作スイッチ32の操作信号に基づいて制御装置31により速度段クラッチ用ソレノイドバルブ33〜36が励磁され、変速機15が接続される。
【0027】
次に、アクセルペダル2が踏み込まれると、エンジン1の回転数が増大し、チャージングポンプ5の作動油の吐出量が増大し、コントロール圧力が増大する。そして、コントロール圧力が斜板6を作動する力に達すると、HSTポンプ3の斜板6が回動し、HSTポンプ3からHSTモータ7に作動油が吐出され、HSTモータ7が駆動され、変速機15を介して車軸16が駆動され、車両は前進あるいは後進する。また、このときメインポンプ4から吐出された作動油はメイン回路へ供給される。
【0028】
また、ブレーキペダル12が操作されると、常用ブレーキ18がマスタシリンダ20を介して駆動されるとともに、インチング検出圧力センサ13を介してインチング用ソレノイドバルブ11が駆動され、サーボシリンダ9へのコントロール圧力が調整され、エンジン1の回転数に関係なく斜板6の角度が減少してHSTモータ7の回転数は減少し、車両は低速あるいは停止する。また、車両に負荷が加わると、HSTポンプ3の斜板6に中立復帰の力が増大し、斜板6の角度が減少して車両の速度は自動的に遅くなる。
【0029】
また図2に示すように、制御装置31において、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなるかどうか確認されており、車両が長い下り坂を走行するなどにより、リレイ#LCKがオンとなると、インチング用ソレノイドバルブ11が駆動され、サーボシリンダ9へのコントロール圧力が調整され、エンジン1の回転数に関係なく斜板6の角度が減少してHSTモータ7の回転数nが減少し、車両の速度が落とされる。
【0030】
また図3,図4に示すように、操作スイッチ32の設定によりシフトダウンされると、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nより大きくなるかどうかが判断され、判断されると(リレイ#LCKがオンのとき)、シフトダウンがロックされ(現状の速度段が維持され)、上記インチング用ソレノイドバルブ11の駆動により、HSTモータ7の回転数nが減少され、許容回転数Nより大きくなる恐れがなくなると(リレイ#LCKがオフとなると)、シフトダウンが実行される。
【0031】
このように、トランスミッション用チェンジレバーによりシフトダウンしたとき、あるいは長い下り坂を下っているとき、すなわち車両の慣性力が作用してHSTモータ7の回転数が上昇するとき、インチング用ソレノイドバルブ11が駆動されることにより、HSTモータ7の回転数nが減少され、よってHSTモータ7の回転数が許容回転数を超えることを回避することができ、HSTモータ7が異常となることを回避することができる。
【0032】
なお、上記実施の形態では、HSTモータ7の回転数nが許容回転数Nを超えると判断すると、インチング用ソレノイドバルブ11を駆動することによりHSTモータ7の回転数nを減少しているが、常用ブレーキ18を動作させる、あるいはエンジン1の回転数を落とすように制御するなど他の方法によりHSTモータ7の回転数nを減少させることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えることを回避することができ、油圧駆動モータが異常となることを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す産業用車両の要部制御構成図である。
【図2】同産業用車両の制御装置のブロック図である。
【図3】同産業用車両の制御装置のブロック図である。
【図4】同産業用車両の制御装置のブロック図である。
【図5】従来の産業用車両の要部構成図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 アクセルペダル
3 HSTポンプ(ハイドロスタティックポンプ)
4 メインポンプ
5 チャージングポンプ
6 斜板
7 HSTモータ(油圧駆動モータ)
9 サーボシリンダ
10 HSTコントロールバルブ
11 インチング用ソレノイドバルブ
12 ブレーキペダル
13 インチング検出圧力センサ
15 変速機
16 車軸
17 駐車ブレーキ
18 常用ブレーキ
21 速度センサ(回転数検出手段)
31 制御装置(制御手段)
32 トランスミッション操作スイッチ
33〜36 速度段クラッチ用ソレノイドバルブ
37 トランスミッションコントロールバルブ
Claims (2)
- エンジンに連結されたハイドロスタティックポンプと、このポンプにより駆動される油圧駆動モータと、この油圧駆動モータに連結され車軸を駆動するトランスミッションを備えた産業用車両であって、
前記車軸の回転数を検出する回転数検出手段と、
前記エンジンの回転数に関係なく前記油圧駆動モータの回転数を減少させるインチング用ソレノイドバルブと、
トランスミッション用チェンジレバーの操作によりシフトダウンされると、このシフトダウンを実行する前に、前記シフトダウンに伴って前記回転数検出手段により検出される車軸の回転数により前記油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えるかどうかを判断し、超えると判断すると、前記シフトダウンをロックし、前記インチング用ソレノイドバルブを駆動して前記油圧駆動モータの回転数を減少させた後、前記シフトダウンを実行する制御手段
を備えたことを特徴とする産業用車両。 - 前記制御手段は、前記油圧駆動モータの回転数が許容回転数を超えるかどうかの判断を、前記回転数検出手段により検出された車軸の回転数に、トランスミッション用チェンジレバーの操作により選択された変速機の速度段のギア比を掛算して油圧駆動モータの回転数を求め、この油圧駆動モータの回転数を前記許容回転数と比較することにより行うこと
を特徴とする請求項1記載の産業用車両。
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