JP2539376B2 - 走行車両の変速制御装置 - Google Patents

走行車両の変速制御装置

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JP2539376B2
JP2539376B2 JP61085045A JP8504586A JP2539376B2 JP 2539376 B2 JP2539376 B2 JP 2539376B2 JP 61085045 A JP61085045 A JP 61085045A JP 8504586 A JP8504586 A JP 8504586A JP 2539376 B2 JP2539376 B2 JP 2539376B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ホイールローダ、ホイールシヨベル等の
油圧駆動される走行車両に好適な変速制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
ホイールローダ、ホイールシヨベル等の油圧によつて
駆動される走行車両にあつては、走行速度範囲が広く、
かつ大きな走行駆動力が要求されているので、一般的に
第4図に示すような動力系が採用されている。
第4図は従来のホイールローダの動力系の概略を示す
説明図で、同図において、該動力系は、動力源となるエ
ンジン1と、油圧系2と、変速系3と、駆動系4とから
なつている。
油圧系2は、上記エンジン1によつて駆動される両吐
出形の可変容量形油圧ポンプ5と、管路6によつて接続
された可変容量形油圧モータ7とからなり、上記管路6
によつて閉回路が形成されている。
変速系3は、上記油圧モータ7の出力軸に連結され、
油圧モータ7の回転数を変えてデイフアレンシヤルギヤ
13に伝達する複数の変速段を有する歯車変速機本体8
と、歯車変速機本体8の変速段を切り換える電磁弁9
と、電磁弁9のコイル9a,9bに通電することにより変速
段を選択する選択手段としてのスイツチ10と、電磁弁9
を駆動するための電源11とからなつている。
駆動系4は、車両を直接走行させるホイール12と、前
記油圧モータ7の駆動力を歯車変速機本体8から得てホ
イール12に伝達するデイフアレンシヤルギヤ13とからな
つている。
そして、エンジン1の回転力が、油圧ポンプ5、油圧
モータ7、歯車変速機本体8およびデイフアレンシヤル
ギヤ13を介してホイール12に伝達され、ホイールローダ
の走行が可能になる。
ここで、上記のように構成された動力系を有するホイ
ールローダの変速操作について検討する。説明を簡単に
するため、歯車変速機本体8の変速段の段数を2段、す
なわち1速と2速とに形成し、変速操作が電磁弁9のコ
イル9a,9bへの通電操作によりおこなわれる場合を想定
する。具体的には、スイツチ10の端子10aを短絡すれば
コイル9aが励磁されて1速となり、より大きな駆動力が
得られ、端子10bを短絡すればコイル9bが励磁されて2
速となり、より速い車速が得られる。また、端子10cを
選択すれば、コイル9a,9bともに励磁されず、歯車変速
機本体8の入力軸と出力軸は切り離され、ニユートラル
の状態になる。
したがつて、変速段を選択する選択手段は、上記のよ
うに電源11と、オペレータによつて切り換えられるスイ
ツチ10と、スイツチ10の操作により励磁されるコイル9
a,9bとから構成され、所望の変速段は単にオペレータの
スイツチ操作と1対1に対応して選択されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、この従来例のようにスイツチ10の切換位置
と変速段が1対1に対応していると、オペレータが走行
中に何らかの意図をもつて、あるいは誤操作によつてス
イツチ10を2速から1速に切り換えた場合に問題が生じ
ることがある。すなわち、歯車変速機の1速時の減速比
をi1、2速時の減速比をi2とすると、車速はi2/i1に減
速するが、減速する過程で車体の慣性重量のため直ぐに
は減速せず、反対にホイール12の回転により油圧モータ
7が回され、一時的に変速前の油圧モータ7の回転数の
i1/i2倍まで上昇する。したがつて、2速の最高速度で
走行中に1速に切り換えた場合には、油圧モータ7は許
容最高回転数をはるかに越えて回転し、油圧モータ7が
破損する虞れがある。
この発明は、上記従来技術の実情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、オペレータの変速操作にかかわらず
油圧モータが許容最高回転数を越えて回転することのな
い走行車両の変速制御装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、エンジンと、こ
のエンジンによって駆動される油圧ポンプと、この油圧
ポンプからの圧油によって駆動される油圧モータと、こ
の油圧モータの出力軸に連結され、複数の変速段を有す
る歯車変速段と、この歯車変速段の出力側にディファレ
ンシャルギアを介して連結したホイールと、前記歯車変
速機の変速段を切り換える変速段切換手段(後述の実施
例における電磁弁9およびコイル9a,9b−以下同様)
と、前記変速段切換手段に変速段切換選択指令を出力す
る選択手段(スイッチ10)とを備えた走行車両におい
て、前記走行車両の車速を検出する車速検出手段(歯車
14、電磁ピックアップ16およびFV変換部17)と、前記車
速検出手段からの車速検出値と予め設定した車速設定値
との大小を比較する比較手段(比較回路部18)と、前記
選択手段と前記変速段切換手段との間に設けられ、前記
比較手段によって、前記車速検出値が前記車速設定値よ
りも大きいと判定されたときには、前記選択手段で選択
された変速段よりも高い変速段に、また、前記車速検出
値が前記車速設定値よりも小さいと判定されたときに
は、前記選択手段で選択された変速段と同じ変速段側に
選択的に接続される切換制御手段(切換制御部19)とを
備えたことを特徴としている。
この場合、前記切換制御手段(切換制御部19)を、一
端側が前記選択手段の低い変速段の選択側(端子10a)
に接続され、他端側で前記変速段切換手段の低い変速段
への切換側(コイル9a)に接続された第1の端子(端子
20a)と高い変速段への切換側(コイル9b)に接続され
た第2の端子(端子20b)とを前記比較手段からの出力
に応じて切り換える接触子(20c)から構成することが
できる。
また、前記切換制御手段(切換制御部19)を、一端側
が前記選択手段の低い変速段の選択側(端子10a)に接
続され、他端側で前記変速段切換手段の低い変速段への
切換側(コイル9a)に接続された第1の端子(端子20
a)と高い変速段への切換側(コイル9b)に接続された
第2の端子(端子20b)とを切り換える接触子(20c)
と、この接触子を駆動する電磁リレー(22)と、この電
磁リレーを前記比較手段(比較回路部18)からの出力に
応じて駆動するスイッチ(21)とから構成することもで
きる。
また、前記切換制御手段を、低い変速段(1速)にお
いて切り換えを行う第1の切換制御部(23)と、低い変
速段(1速)と高い変速段(3速)の中間の変速段(2
速)の切り換えを行う第2の切換制御部(24)とから構
成し、さらに、前記第1の切換制御部(23)を、一端側
が前記選択手段(25)の低い変速段の選択側(端子25
a)に接続され、他端側で前記変速段切換手段の低い変
速段への切換側(1速)に接続された第1の端子(23
a)と前記選択手段(25)の中間の変速段の選択側(25
b)に接続された第2の端子(23b)とを切り換える第1
の接触子(23c)とから構成し、前記第2の切換制御部
(24)を、一端側が前記選択手段25の中間の変速段の選
択側(25b)に接続され、他端側で前記変速切換手段の
中間の変速段への切換側(2速)に接続された第3の端
子(24a)と高い変速段への切換側(3速)に接続され
た第4の端子(25c)とを切り換える第2の接触子(24
c)から構成し、前記比較手段を、低い変速段における
第1の車速設定値と比較して前記第1の切換制御部(2
3)に制御信号を出力する第1の比較回路部(26)と、
中間の変速段における第2の車速設定値と比較して前記
第2の切換制御部(24)に制御信号を出力する第2の比
較回路部と(27)から構成することもできる。
〔作 用〕
上記手段によれば、予め設定した車速に応じて自動的
に電磁弁を切り換えることが可能な切換手段を変速段の
選択手段に設け、検出手段により検出した車速が比較手
段に設定された車速よりも大きいときは切換手段が減速
比の小さな変速段側を選択するように設定しておくと、
選択手段により減速比の小さな変速段から減速比の大き
な変速段を選択した場合、検出した車速が上記設定され
た車速よりも高速のときには切換手段が電磁弁を切り換
えないので、そのまま減速比の小さな変速段を選択した
ままであり、上記検出した車速が設定された車速よりも
低速になつたときに始めて切換手段が電磁弁を切り換え
て減速比の大きな変速段に切り換わり、これにより選択
手段によつて選択した変速段で車両の走行が可能にな
る。
したがつて、高速走行中に選択手段により減速比の小
さな変速段から減速比の大きな変速段を選択したとして
も、車速が許容最高回転数を越えて油圧モータを回転さ
せないある速度よりも低速にならない限り、変速段が切
り換わることはない。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明の第1実施例に係るホイールロー
ダの動力系の説明図である。以下、従来例と同一もしく
は同一とみなせる構成要素には同一の符号を付して説明
し、重複する部分の説明は一部割愛する。
第1図において、変速系3は、歯車変速機本体8と、
歯車変速機本体8の出力軸14に軸着された歯車15と、こ
の歯車15の歯の近傍に設置されたセンサとしての電磁ピ
ツクアツプ16と、電磁ピツクアツプ16のパルス周波数を
電圧に変換する周波数電圧変換部(以下、FV変換部と称
する)17と、FV変換部17からの出力電圧と予め設定した
電圧の設定値とを比較する比較回路部18と、比較回路部
18からの出力によりコイル9a,9bへの励磁回路を切り換
える切換制御部19とからなつている。この例では、歯車
15と、電磁ピツクアツプ16およびFV変換部17が車速の検
出手段を、比較回路部18が比較手段を、切換制御部19が
切換手段を、スイツチ10および電磁弁9が選択手段をそ
れぞれ構成している。
切換制御部19は、コイル9aと導通する端子20a、コイ
ル9bと導通する端子20b、スイツチ10の1速の端子10aと
導通する可動接触子20cを備え、比較回路部18からの出
力によつて該可動接触子20cを直接駆動可能に構成さ
れ、スイツチ10の可動接触子10dによつて1速を選択し
た場合のみコイル9a,9bに通通できるようになつてい
る。その他、第1図において特に説明しない各部は従来
例と同一に構成されている。
引き続き、上記のような変速系3を備えた走行車両の
変速動作について説明する。
走行車両は、エンジン1の回転力を油圧ポンプ5、油
圧モータ7、歯車変速機本体8およびデイフアレンシヤ
ルギヤ13を介してホイール12に伝達して、これを回転駆
動することにより走行する。走行時には、歯車変速機本
体8からの出力軸14に設けた歯車15も出力軸14と同回転
し、該歯車15の歯の通過毎に電磁ピツクアツプ16がパル
ス信号を発生する。このパルス信号はFV変換部17に送ら
れ、FV変換部17でパルス周波数に比例した電圧信号に変
換され、さらに比較回路部18に送られる。この場合、FV
変換部17で変換された電圧信号は、パルス周波数に比例
することから、歯車変速機本体8の出力軸14の回転数、
すなわち車速に比例することとなる。比較回路部18に送
られた電圧信号は、予め設定された電圧の設定値と比較
され、送られた電圧信号が設定値以下ならば比較回路部
18の出力が例えば“L"レベルとなり、切換制御部19の可
動接触子20cを端子20a側に接触させ、上記電圧信号が設
定値を越えていれば比較回路部18の出力が例えば“H"レ
ベルとなつて、可動接触子20cを端子20b側に接触させ
る。この比較回路部18からの出力によつて、切換制御部
19は常時上記切換動作をおこなつている。上記設定値
は、歯車変速機本体8の変速段が1速であつて、油圧モ
ータ7が許容最高回転数となつた状態におけるFV変換部
17の出力電圧付近に設定されている。したがつて、2速
で高速走行時にオペレータがスイツチ10を操作して1速
に変速しても電磁ピツクアツプ16によつて検出した車速
の電圧信号が、上記設定値よりも大きい場合には、切換
制御部19の可動接触子20cは端子20b側と導通しているの
でコイル9bに通電された状態となり、歯車変速機本体8
の変速段は2速のままであり、油圧モータ3は許容最高
回転数を越えることはない。そして、この状態で車速が
減速してFV変換部17からの出力が上記設定値より低くな
ると、可動接触子20cは端子20a側に切り換わり、コイル
9aへの通電により歯車変速機本体8の変速段が始めて1
速に切り換わる。したがつて、油圧モータ7が過回転に
よつて破損する虞れは全くない。
次に、第2の実施例について説明する。この第2実施
例は、比較回路部18の出力のパワーが小さく、可動接触
子20cを直接駆動することができない場合の例である。
すなわち、この第2実施例に係る歯車変速機は、前記
第1実施例の歯車変速機に、比較回路部18からの出力に
よつて駆動される小容量のスイツチ21と、このスイツチ
21の開閉動作によつて駆動される電磁リレー22を付加し
たもので、その他は全て第1実施例と同一に構成してあ
り、該電磁リレー22は、スイツチ21の開閉によりコイル
22aへの励磁・励磁解除をおこない、これにより切換制
御部19の可動接触子20cを切り換えることができるよう
になつている。
上記のように構成すると、設定値とFV変換部17からの
入力電圧信号を比較回路部18によつて比較し、比較回路
部18からの出力によりスイツチ21を開閉して上述のよう
に電磁リレー22を作動させて可動接触子20cの切換動作
をおこなわせ、電磁弁9を作動させることができる。こ
れにより、比較回路部18からの出力のパワーの大小にか
かわらず、的確に第1実施例と同様の動作をおこなうこ
とができる。
上記第1および第2の実施例において、車速検出用の
歯車15は歯車変速機本体8からの出力軸14に軸着されて
いるが、ホイール12の回転と比例して回転する部分、す
なわち車速に比例する部分であればどこに設けられても
よい。さらに、検出器として、歯車15と電磁ピツクアツ
プ16を用いているが、光学式エンコーダや回転数電圧変
換器(タコジエネレータ)を用いることもできる。検出
器として回転数電圧変換器(タコジエネレータ)を用い
た場合には、回転に比例した電圧が直接出力されるの
で、FV変換部17が不要になり、該回転数電圧変換器(タ
コジエネレータ)からの出力が直接比較回路部18に入力
される。
第3図に第3の実施例として、変速段を3段に形成し
た場合の選択手段の一例を示す。
この選択手段は、手動により歯車変速機本体の変速段
を選択するスイツチ25と、1速に関する切換制御部23
と、2速に関する切換制御部24とからなつている。スイ
ツチ25は、1速,2速,3速およびニユートラルをそれぞれ
選択する端子25a,25b,25c,25dと、可動接触子25eとを備
えている。切換制御部23は、歯車変速機本体の電磁弁の
1速を選択するコイルと導通する端子23aと、切換制御
部24の後述の可動接触子24cと導通する端子23bと、スイ
ツチ25の1速を選択する端子25aと導通する可動接触子2
3cとを備えている。また、切換制御部24は、上記電磁弁
の2速を選択するコイルと導通する端子24aと、3速を
選択するコイルと導通する端子24bと、スイツチ25の2
速を選択する端子25bと導通する可動接触子24cとを備え
ている。これらの切換制御部23,24は、それぞれ別途独
立して設けた比較回路部26,27の出力により作動するよ
うに構成され、比較回路部27は2速で、比較回路部26は
1速で、それぞれ油圧モータの許容最高回転数を越えな
い車速に相応する電圧に前記設定値を設定してある。こ
れにより、切換制御部23,24は前述の第1実施例と同様
の動作をスイッチ25による変速段の選択操作に関連して
それぞれおこなう。
すなわち、例えば3速の最高速度で走行中にオペレー
タが誤まつてスイツチ25を操作して1速を選択したとす
る。このとき、車速は2速の許容最高回転数に相当する
速度よりも大きくなつているため、比較回路部27からの
出力は設定値よりも大きいことを示し、切換制御部24に
対し大きい旨の指令を出す。これにより、可動接触子24
cは端子24bと導通する。また、比較回路部26からの出力
も当然前記設定値よりも大きいことを示し、同様に可動
接触子23cは端子23bと導通する。したがつて、この場
合、スイツチ25の可動接触子25e、端子25a、切換制御部
23の可動接触子23c、端子23b、切換制御部24の可動接触
子24c、端子24bを経て、3速を選択するコイルに通電さ
れ、スイツチ25の操作位置(変速段の選択位置)は1速
の位置にあるにもかかわらず、歯車変速機本体の変速段
は3速のままである。この状態で、例えばアクセル操作
を止めてブレーキを作動させて減速し、車速が2速の設
定値よりも小さくなると、比較回路部27からの出力がそ
の旨を示し、これに応じて切換制御部24の可動接触子24
cが端子24a側に切り換わる。これにより、3速を選択す
るコイルへの通電が停止され、2速を選択するコイルへ
の通電がおこなわれ、歯車変速機本体の変速段は2速に
シフトダウンされる。
この2速の状態からさらに減速し、車速が1速の設定
値よりも小さくなると、今度は比較回路部26の出力がそ
の旨を示し、これに応じて切換制御部23の可動接触子23
cが端子23a側に切り換わる。これにより2速を選択する
コイルへの通電が停止され、1速を選択するコイルが励
磁されて歯車変速機本体の変速段も1速にシフトダウン
される。この時点でオペレータがスイツチ25によつて選
択した変速段と、歯車変速機本体の変速段が一致する。
したがつて、この実施例にあつてもオペレータの操作の
如何にかかわらず油圧モータの回転数が許容最高回転数
を越えることは全くない。なお、この実施例において
は、比較回路部26,27からの出力により切換制御部23,24
が作動するように構成されているが、この出力のパワー
が小さいときには第2実施例と同様に電磁リレー等を配
して動作させてもよいことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
この発明は上記のように構成したので例えば比較手段
によつて比較する基準となる車速を油圧モータの許容最
高回転数に設定し、設定した車速よりも遅い場合のみ減
速比の大きな変速段に切り換わるようにしておくと、オ
ペレータが減速比の小さな変速段から減速比の大きな変
速段を選択しても、上記設定した車速よりも低速になら
ない限り減速比の大きな変速段に切り換わることはな
い。このため、油圧モータが過回転によつて損傷する虞
れはなく、油圧駆動の走行車両の信頼性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の実施例を説明するため
のもので、第1図は第1実施例に係る油圧駆動のホイー
ルローダの動力系の説明図、第2図は第2実施例に係る
ホイールローダの同様の説明図、第3図は第3実施例を
示す選択手段の説明図、第4図は従来例に係るホイール
ローダの動力系を示す説明図である。 9……電磁弁、10……スイツチ、15……歯車、16……電
磁ピツクアツプ、17……FV変換部(周波数電圧変換
部)、18……比較回路部、19……切換制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 正己 土浦市神立町650番地 日立建機株式会 社土浦工場内 (56)参考文献 特開 昭51−74162(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンと、このエンジンによって駆動さ
    れる油圧ポンプと、この油圧ポンプからの圧油によって
    駆動される油圧モータと、この油圧モータの出力軸に連
    結され、複数の変速段を有する歯車変速機と、この歯車
    変速機の出力側にディファレンシャルギアを介して連結
    したホイールと、前記歯車変速機の変速段を切り換える
    変速段切換手段と、前記変速段切換手段に変速段切換選
    択指令を出力する選択手段とを備えた走行車両におい
    て、 前記走行車両の車速を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段からの車速検出値と予め設定した車速
    設定値との大小を比較する比較手段と、 前記選択手段と前記変速段切換手段との間に設けられ、
    前記比較手段によって、前記車速検出値が前記車速設定
    値よりも大きいと判定されたときには、前記選択手段で
    選択された変速段よりも高い変速段に、また、前記車速
    検出値が前記車速設定値よりも小さいと判定されたとき
    には、前記選択手段で選択された変速段と同じ変速段側
    に選択的に接続される切換制御手段と、 を備えたことを特徴とする走行車両の変速制御装置。
  2. 【請求項2】前記切換制御手段が、一端側が前記選択手
    段の低い変速段の選択側に接続され、他端側で前記変速
    段切換手段の低い変速段への切換側に接続された第1の
    端子と高い変速段への切換側に接続された第2の端子と
    を前記比較手段からの出力に応じて切り換える接触子か
    らなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の走
    行車両の変速制御装置。
  3. 【請求項3】前記切換制御手段が、一端側が前記選択手
    段の低い変速段の選択側に接続され、他端側で前記変速
    段切換手段の低い変速段への切換側に接続された第1の
    端子と高い変速段への切換側に接続された第2の端子と
    を切り換える接触子と、この接触子を駆動する電磁リレ
    ーと、この電磁リレーを前記比較手段からの出力に応じ
    て駆動するスイッチとからなることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の走行車両の変速制御装置。
  4. 【請求項4】前記切換制御手段が、低い変速段において
    切り換えを行う第1の切換制御部と、低い変速段と高い
    変速段の中間の変速段の切り換えを行う第2の切換制御
    部とからなり、 前記第1の切換制御部は、一端側が前記選択手段の低い
    変速段の選択側に接続され、他端側で前記変速段切換手
    段の低い変速段への切換側に接続された第1の端子と前
    記選択手段の中間の変速段の選択側に接続された第2の
    端子とを切り換える第1の接触子とからなり、 前記第2の切換制御部は、一端側が前記選択手段の中間
    の変速段の選択側に接続され、他端側で前記変速切換手
    段の中間の変速段への切換側に接続された第3の端子と
    高い変速段への切換側に接続された第4の端子とを切り
    換える第2の接触子からなり、 前記比較手段が低い変速段における第1の車速設定値と
    比較して前記第1の切換制御部に制御信号を出力する第
    1の比較回路部と、中間の変速段における第2の車速設
    定値と比較して前記第2の切換制御部に制御信号を出力
    する第2の比較回路部とからなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の走行車両の変速制御装置。
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