JP3609983B2 - 車両走行による広告宣伝のための管理方法及びコンピュータシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、四輪自動車、二輪車等の車両の走行による広告宣伝方法に関する。より詳しくは、広告媒体の装着使用に対して広告依頼者が支払う対価(以下、「広告還元額」)をその車両について登録した者に適切に還元するための技術に関する。
【0002】
【発明の背景】
タクシーやバス等の商用車には、ほぼ毎日のように、不特定多数の者が乗車する。この点に鑑み、広告依頼者が依頼した広告媒体を商用車に装着し、商用車の利用者に対して広告宣伝を行うことが一般化している。この場合の広告還元額は、一定枚数の広告媒体の装着使用に対して一定の額であるのが通常である。例えば、タクシーの場合、1ヶ月あたり100枚ベースで広告媒体を印刷して発注し、そのタクシーへの装着使用の代償として、まとまった金額が広告依頼者から1月毎にタクシー会社に支払われている。統計によれば、現状の商用車のほぼ1/5が広告媒体を装着使用している。
【0003】
しかしながら、商用車を媒介とする広告宣伝方法には、以下のような問題があった。
<広告還元額の根拠算定の問題>
広告媒体が装着されている商用車がどの程度走行し、その結果、どれだけの利用者の目に触れたのがどうかを把握する手段がない。広告宣伝の効果は、商用車がどれだけの距離を走行したかが一つの目安になる。従来は、広告媒体を装着した商用車の走行に応じた広告還元額を算出する仕組みが存在しないため、広告依頼者にとっては、広告還元額に見合った広告宣伝効果が得られたかどうかを確認することができなかった。
広告還元額を算定する際に、広告宣伝の走行距離に対する単価を定め、報告された走行距離と単価とに基づいて広告還元額をその都度演算することも考えられるが、そのためにはコンピュータシステムやそれを操作するオペレータが必要となる。しかも、商用車の数が増えれば増えるほどその負荷が膨大なものとなり、コスト増の問題が生じる。そのため、従来は、広告還元額を個々の商用車毎に算定することは行われていない。
【0004】
<広告宣伝効果の問題>
商用車の利用範囲は、郊外よりも都市部に集中する傾向がある。そのため、広告の主要ターゲット層は、ビジネスマンにならざるを得ず、広告宣伝のターゲット層の広がりに限界があった。また、自家用者、社用車、二輪車(以下、「自家用車等」)に比べて、商用車は、その台数が圧倒的に少なく、マスメディアとしては扱われにくい。さらに、商用車の利用者は、移動目的で乗車しているのが通常なので、広告媒体は注目されにくいし、注目したとしても、新聞や雑誌などのように、それを持ち帰ることはできない。それ故、商用車による広告宣伝効果には、一定の限界があった。
【0005】
ところで、車両の走行による広告宣伝に着目した場合、商用車のほかに自家用車等をも対象とすれば、広告スケールの規模拡大が期待される。首都圏の場合、タクシー登録台数が5000台なのに対し、自家用車等の登録台数は200万台を遙かに超える。自家用車等の場合、乗車乃至運転する者も、主婦層やファミリー層といった消費の中心層へと拡大する。また、自家用車等の場合は、郊外走行が中心となるので、都市型のナショナルクライアントに加え、各地域に根差した企業や小売店も、広告依頼者として出稿可能となる。さらに、商用車の利用者への広告宣伝効果は乗車から降車までの短い時間に限定されるのに対し、自家用車等の場合には、運転者が必ず広告を視認するため、1消費者における広告接触回数が飛躍的に向上し、広告宣伝効果が高まることが期待される。
【0006】
しかしながら、自家用車等を媒介とする宣伝広告の場合には、以下のような解決すべき問題がある。
<広告媒体の交換の問題>
商用車の場合は、走行後は管理事務所に停留しているのが通常なので、広告依頼者は、停留中に広告媒体の交換を依頼することができるが、自家用車等の場合は、こうした交換の場所を設定することができない。
【0007】
<走行証明の問題>
自家用車等はその走行および走行距離が商用車と違って千差万別となる。そのため、実際に走行が行われ、広告媒体が車両に装着使用されていたかどうかを確認することができない。つまり、走行証明がとれない。
【0008】
<広告還元額支払い上の問題>
商用車の場合の広告還元額は、定期的な広告料金(例えば100枚ベースの発注で、まとまった金額を1月毎)が支払われているが、こうしたオペレーションを1台1台の自家用車等の運転者に対して行う場合は手間がかかり、現実的でない。
【0009】
本発明は、上記の背景に鑑み、車両を媒介とする新規な広告宣伝の仕組みを提供することを、主たる課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両の走行による広告宣伝のための管理方法を提供する。
この方法は、登録ユーザの固有データが記録されたユーザファイル、単価テーブル、データ入力手段、および、所定のコンピュータプログラムを実行するプロセッサを有するコンピュータが行う、車両走行による広告宣伝のための管理方法であって、前記プロセッサが、車外より視認可能な車両装着用の広告媒体の種別データ、前記広告媒体を装着する車両が自家用車・社用車・商用車のいずれであるかを区別するための車両用途データならびに当該車両の利用状況を表す利用状況データを、前記ユーザファイルに記録する過程と、前記ユーザファイルの記録データにより特定される前記車両の用途、前記利用状況、前記広告媒体の種類の少なくとも一つの情報の内容に応じて、広告媒体の装着使用に対して登録ユーザに還元できる広告還元額の単価データを定め、この単価データを前記単価テーブルに記録するとともに前記情報の内容が変わる毎に該単価データを変動させる過程と、前記ユーザファイルの記録データにより特定される前記車両の用途、前記利用状況、前記広告媒体の種類の少なくとも一つの情報の内容に応じて、広告媒体の装着使用に対して登録ユーザに還元できる広告還元額の単価データを定め、この単価データを前記単価テーブルに記録するとともに前記情報の内容が変わる毎に該単価データを変動させる過程と、前記データ入力手段による、車外から視認可能な広告媒体の装着使用が確認された登録ユーザの車両に対する燃料補給時に当該登録ユーザの固有データ及び当該車両への燃料補給量を表す給油量データの入力を受け付け、これにより入力された給油量データと前記単価テーブルに記録されている単価データとに基づいて、入力された前記固有データにより特定される登録ユーザへの広告還元額を決定し、該決定した広告還元額に対応する財的価値を当該登録ユーザに付与するための処理を行う過程とを含む、車両走行による広告宣伝のための管理方法である。
【0011】
「車両」は四輪自動車(自家用車、社用車、商用車)のほか、二輪車を含む。「登録ユーザは、通常はその車両の運転者であるが、その車両の所有者、管理者であっても良い。車両は、どのような種類のものでも燃料補給が必須であり、燃料補給時には常に停留時間が確保される。また、停留中に、広告媒体の装着確認とその車両の走行距離や燃料補給量に基づく走行の証明が可能である。つまり、走行証明がとれる。走行距離は、前回距離と今回距離との差分によって特定が可能であるし、燃料補給量と平均燃費とからその車両の走行距離を間接的に特定することも可能である。
よって、燃料補給量からその車両の走行による広告宣伝の効果を間接的に推認することが容易である。
また、燃料補給は、通常はガソリンスタンドで行うが、ガソリンスタンドは、広告媒体の配布場所として適した場所であり、上記の確認及び証明を行うためのスタッフ乃至設備を用意する場所としても適している。よって、個別的な広告還元額を算定する際のコスト増の問題も解消される。
【0012】
本発明の方法では、広告還元額の単価データを、広告媒体を装着使用する車両の用途、当該車両の利用状況、広告媒体の種類の少なくとも一つに基づいて変動させる。これにより、商用車の場合と自家用車等の場合、良く運転する者(走行距離が長い者)とそうでない者、短期間での効果が期待される広告媒体とそうでない広告媒体、運転者に対して躊躇を与える広告媒体とそうでない広告媒体、・・・のように、広告還元額にきめ細かな差異を設けることができる。何よりも、このような差異を設けることで、登録ユーザ自身に広告媒体への関心を向けさせることができるので、少なくとも登録ユーザに対する広告宣伝効果は、抜群なものがある。
【0013】
登録ユーザに付与する財的価値は、金銭、燃料給油所と連携する機関で有効となるポイント、あるいは、前記コンピュータと接続されているクレジットカードシステムにおいて給油に対するポイントに加えて付与される走行距離に応じたポイントとすることができる。
金銭の場合、前記プロセッサは、給油料金から前記金銭の額を差し引くことにより給油に対する当該登録ユーザへの請求額を決定する。ポイントの場合、前記プロセッサは、前記決定された広告還元額から前記ポイントにその価値を換算する。クレジットカードシステムにおいて給油に対するポイントに加えて付与される走行距離に応じたポイントである場合、前記プロセッサは、給油料金と前記決定した広告還元額の情報を前記クレジットカードシステムに通知する。さらに、前記単価データを算定するための情報が前記利用状況を表す情報である場合、前記プロセッサは、該利用状況を月ごとに累計し、累計値が一定値を超えた場合は、所定の上限値に至るまで前月の前記単価データを段階的に引き上げることにより前記保持されている単価データを変動させるようにする。
これにより、登録ユーザに直接的な形で広告宣伝の対価が還元されるので、継続的な広告媒体の装着使用に対する強い動機付けを与えることができる。
【0014】
本発明は、また、上記の管理方法の実施に適した、複数の形態の広告宣伝のためのコンピュータシステムを提供する。
第1の構成に係るコンピュータシステムは、登録ユーザの固有データが記録されたユーザファイルに、車外より視認可能な車両装着用の広告媒体の種別データ、前記広告媒体を装着する車両が自家用車・社用車・商用車のいずれであるかを区別するための車両用途データならびに当該車両の利用状況を表す利用状況データを更新自在に記録するユーザ管理手段と、前記ユーザファイルの記録データにより特定される前記車両の用途、前記利用状況、前記広告媒体の種類の少なくとも一つの情報の内容に応じて定められ、前記情報の内容が変わる毎に変動する、広告媒体の装着使用に対して登録ユーザに還元できる広告還元額の単価データをメモリに保持する単価保持手段と、車外から視認可能な広告媒体の装着使用が確認された登録ユーザの車両に対する燃料補給時に当該登録ユーザの固有データ及び当該車両への燃料補給量を表す給油量データの入力を受け付けるデータ入力手段と、このデータ入力手段を通じて入力された給油量データと前記保持されている単価データとに基づいて、入力された前記固有データにより特定される登録ユーザへの広告還元額を、決定する広告還元額決定手段と、この広告還元額決定手段により決定された広告還元額に対応する財的価値を当該登録ユーザに付与するための処理を行う価値付与手段とを有するものである。
【0015】
第2の構成に係るコンピュータシステムは、複数の燃料供給所の各々に配される第1管理システムと、車外より視認可能な車両装着用の広告媒体の管理を行う店舗に配され各第1管理システムとの間で通信回線を介して接続される第2管理システムとを含んで構成される。
前記第1管理システムの各々は、前記広告媒体の装着使用が確認された登録ユーザの車両に対する燃料補給時に、当該登録ユーザの固有データ、及び、当該車両への燃料補給量を表す給油量データの入力を受け付けるデータ入力手段と、このデータ入力手段を通じて入力された固有データと給油量データとを前記通信回線を通じて前記第2管理システムへ通知する手段とを有するものである。
前記第2管理システムは、登録ユーザ毎の固有データが記録されたユーザファイルに、前記広告媒体の種別データ、前記広告媒体を装着する車両が自家用車・社用車・商用車のいずれであるかを区別するための車両用途データならびに当該車両の利用状況を表す利用状況データを更新自在に記録するユーザ管理手段と、前記ユーザファイルの記録データにより特定される前記車両の用途、前記利用状況、前記広告媒体の種類の少なくとも一つの情報の内容に応じて定められ、前記情報の内容が変わる毎に変動する、広告媒体の装着使用に対して登録ユーザに還元できる広告還元額の単価データをメモリに保持する単価データ保持手段と、前記第1管理システムより受け取った給油量データと前記保持されている単価データとに基づいて、前記データ入力手段を通じて入力された固有データにより特定される登録ユーザへの広告還元額を決定する広告還元額決定手段と、この広告還元額決定手段で決定された広告還元額の金銭を給油料金から差し引くことにより給油に対する当該登録ユーザへの請求額を決定する手段と、決定した請求額を前記通信回線を通じて、前記通知した第1管理システムへ通知する手段と、前記広告還元額を登録ユーザ毎に累積し、この累積値に基づくインセンティブを各登録ユーザに付与するための処理を行うインセンティブ管理手段とを有するものである。
【0016】
第3の構成に係るコンピュータシステムもまた、複数の燃料供給所の各々に配される第1管理システムと、車外より視認可能な車両装着用の広告媒体の管理を行う店舗に配され各第1管理システムとの間で通信回線を介して接続される第2管理システムとを含んで構成される。
前記第1管理システムの各々は、広告媒体の装着使用に対して登録ユーザに還元できる広告還元額の単価データをメモリに保持する単価データ保持手段と、前記広告媒体の装着使用が確認された登録ユーザの車両に対する燃料補給時に、当該登録ユーザの固有データ及び当該車両への燃料補給量を表す給油量データの入力を受け付けるデータ入力手段と、このデータ入力手段を通じて入力された給油量データと前記保持されている前記単価データとに基づいて当該登録ユーザへの広告還元額を決定する広告還元額決定手段と、この広告還元額決定手段で決定された広告還元額の金銭を給油料金から差し引くことにより給油に対する当該登録ユーザへの請求額を決定する手段と、前記登録ユーザの広告還元額又は当該車両の利用状況を表す利用状況データを前記通信回線を通じて前記第2管理システムへ通知する手段とを有するものである。
前記第2管理システムは、前記広告媒体を装着する車両が自家用車・社用車・商用車のいずれであるかを表す車両の用途、前記利用状況、前記広告媒体の種類の少なくとも一つの情報の内容に応じて定め、且つ前記情報の内容が変わる毎に変動させる前記単価データを前記複数の第1管理システムの各々に配信する手段と、各前記第1管理システムより受領した前記広告還元額又は前記利用状況データを登録ユーザ毎に累積し、この累積値に基づくインセンティブを各登録ユーザに付与するための処理を行うインセンティブ管理手段とを有するものである。
【0017】
上記の各コンピュータシステムにおける好ましい実施の形態としては、広告媒体に前記広告還元額を決定するための情報を視認不能な形態で記録した非接触電子メディアを付着しておく。そして、データ入力手段を、前記非接触電子メディアに記録されている情報を当該非接触電子メディアを装着した状態で非接触に取得し、取得した情報を前記広告還元額決定手段に送出するように構成する。また、前記情報の送出を無線により行うための無線通信手段をさらに設ける。さらに、前記広告媒体を定期的に交換可能な構造のものとし、交換後の広告媒体の種類を特定するための情報が、前記非接触電子メディアに記録されるようにする。
【0018】
上記の各発明による利点は、以下のとおりである。
<広告宣伝のターゲット層の広がりが期待される>
自家用車や二輪車を対象とした場合の種々の問題点が解消されるので、広告依頼者は、自家用車を含むすべての車両を広告宣伝のマスメディアとして利用できるようになる。そのため、広告宣伝のターゲット層及び範囲、広告依頼者層の拡大が期待される。
<登録ユーザの燃料費の負担が軽減される>
広告媒体を装着するだけで、広告還元額が燃料補給の際の料金から差し引かれるので、登録ユーザの燃料費の負担が軽減される。日本の自家用車等の年間消費燃料の金額は約10兆円であるが、この広告宣伝システムの運用によって、燃料費の10%が値引きされるのであれば、その経済効果は約1兆円となる。この効果は絶大である。
<乗車した者に対する広告宣伝効果が期待される>
商用車の場合、乗客への広告宣伝効果が乗車から降車までの時間に限定されるのに対し、自家用車等は、少なくとも運転者が必ずその広告媒体の存在を意識する。そのため、1消費者における広告媒体への接触回数が増すので、広告宣伝効果が飛躍的に高まる。燃料補給所において、広告媒体の情報を追加するチラシを配る等、コミュニケーションの複合化を行った場合には、その効果は、より顕著となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明を適用した広告宣伝システムの全体構成図である。
この広告宣伝システムは、燃料補給所の一例であるガソリンスタンド(GS)に配備される複数の第1管理システム(以下、「GSシステム」と称する)1と、広告代理店等に配備される第2管理システム(以下、「代理店システム」と称する)2とを通信回線Lを介して双方向通信可能な形態で接続される。
通信回線Lには、必要に応じて、この広告宣伝システムの運用に関わる各種関係企業等に配備される第三者システム3が接続されるようになっている。
【0020】
複数のGSシステム1は、それぞれ同一のものである。あるGSに配備されるGSシステム1の構成図を図2に示す。GSシステム1は、データ入力手段の一例となるキーボードKB1及びデータ読取機構RD1、データ出力手段の一例となるプリンタPR1及びディスプレイ装置DP1、カード発行装置CS、上記通信回線Lへの通信路を確立する通信機構COM1を具備するコンピュータ10によって実現される。
【0021】
カード発行装置CSは、後述する給油カードを発行するものであるが、ユーザが所持する給油カードを装着することによって、カードリーダとして機能する。このカードリーダもまた、データ入力手段の一部をなすものである。
プリンタPR1はコンピュータ10から出力されたデータを印刷するものであり、ディスプレイ装置DP1は、例えばキーボードKB1やデータ読取機構RD1より入力されたデータの内容とコンピュータ10で管理している内容とを表示するための液晶ディスプレイ又はCRT搭載機器である。キーボードKB1は、広告媒体の装着が確認された車両の走行距離を表すデータと当該車両についての登録者及び広告媒体の識別情報とを入力するために使用される。データ入力手段として単純な構成を望む場合は、このキーボードKB1のみ、あるいはキーボードKB1とカードリーダ(カード発行装置CS)との組合せで足りる。
【0022】
データ読取装置RD1は、公知の「データキャリア」や「非接触ICチップ」等の非接触電子メディアに記録されたデータを非接触に読み取り、これを有線又は無線によってコンピュータ10に送信するものである。データキャリアは、無線通信回路、データ記録領域及びこのデータ記録領域へのデータの書込/読出制御を行う回路を有するものである。非接触ICチップはデータ記録領域及びデータの書込/読出制御を行う回路がIC(集積回路)化されたものである。
無線によってデータを送信する場合は、データ読取装置RD1に送信機、コンピュータ10に受信機を設ける。操作性を重視するデータ入力手段とする場合は、データ読取装置D1に簡易キーボードや給油カード専用のカードリーダを付加し、コンピュータ10側のキーボードKB1やカード発行装置CSによらずとも、必要なデータを入力できるようにする。
【0023】
コンピュータ10は、オペレーティングシステム(以下、「OS」)等の制御プログラムのもとで所定のプログラムを実行することにより、ユーザ管理部11、料金管理部12、通信制御部13の機能が形成されるものである。
【0024】
ユーザ管理部11は、この広告宣伝システムの利用を希望するユーザの個人情報、車種、システム利用状況等を管理し、管理内容を広告還元額の算定に利用できるようにするものである。以下、登録したユーザを「登録ユーザ」と称する。この登録ユーザに関する一切の登録情報をユーザファイル111に記録しておく。この実施形態では、頻繁に発生する登録ユーザに関するデータの入力の手間を省くため、ユーザ登録時に、ユーザファイル111を特定するためのデータを記録した給油カードをカード発行装置CSから発行し、給油時に、この給油カードの記録データを読み取って参照することで、登録ユーザの認証等を簡易に行えるようにする。
【0025】
料金管理部12は、車両への広告媒体の装着使用が確認された登録ユーザに対して還元することが可能な広告還元額と、当該登録ユーザに実際に請求する料金とを算出する。
具体的には、車両の用途(自家用車、社用車、商用車)を表す情報、登録ユーザの利用状況(毎月の燃料補給量)を表す情報、広告媒体の種類を特定するための情報、車種を特定するための情報をテーブル形式で更新自在に保持しておき(単価テーブル121)、該単価テーブル121に保持されている情報の少なくとも一つに基づいて、広告還元額の単価データを定め、この単価データと給油量データとに基づいて広告還元額を算出する。そして、この広告還元額を給油料金から差し引くことにより、当該登録ユーザに実際に請求する額を決定する。
【0026】
広告還元額の単価データは、例えば以下のようにして定める。
・自家用車の単価データは、社用車や商用車よりも高くする。
・平均燃費に対する当該自動車、二輪車の燃費比に応じた単価データとする。燃費の良い車両は、燃費の悪い車両よりも、同一量の燃料で長い距離を走行することが予想されるので、前者の単価データを後者の単価データよりも相対的に高くする。
・月毎の燃料補給量の累計値が一定値を超えた場合は、上限値に至るまで、前月の単価データを段階的に引き上げる。
・広告宣伝の効果は、広告媒体の広告面の面積に影響があると考えられるので、その面積が大きくなるにつれて、単価データが段階的に高くなるようにする。
【0027】
なお、単価データは、具体的な数値で示すと、従来のように商用車を媒介とした場合に要していたコスト、今後GSで運用する場合に要することが予想されるコスト、広告媒体を装着した自家用車等の平均走行距離を勘案して、最大で燃料料金の単価の約20%程度に設定することができる。
【0028】
また、上記の説明では、広告還元額に対応する財的価値を給油料金から差し引く金銭とした場合の例であるが、金銭に代えて、GSと連携する機関等で有効なポイント、あるいはこのポイントと金銭とを併用するような構成も可能である。この場合は、広告還元額に対応する財的価値をポイントに換算するポイント換算機能を料金管理部12に付加すれば良い。
【0029】
通信制御部13は、代理店システム2に対して新規ユーザの登録事項、登録ユーザの利用状況等を通知するとともに、代理店システム2からの単価データ通知等を受信するための制御を行う。必要に応じて、第三者システム3との間の通信制御をも行う。
【0030】
代理店システム2もまた、プログラムの実行によって所要の機能を形成する、通信機能付きのコンピュータシステムである。この代理店システム2が備えられる広告代理店では、広告依頼者から受け付けた広告内容に基づいてデザイン等を施した広告媒体を作成ないし発注し、この広告媒体を各地のGSに配送するとともに、広告依頼者からの広告宣伝料の徴収を行う。必要に応じて広告媒体の広告面を印刷する印刷業者、広告媒体を配送する配送業者等と連携して上記の作業を行う。従って、代理店システム2の構成は、広告代理店のオペレータが行う上記の作業を支援するものとなる。
【0031】
具体的には、図3に示されるように、入力装置の一例となるキーボードKB2出力装置の一例となるプリンタPR2及びディスプレイ装置DP2、通信回線Lへの通信路を確立する通信機構COM2を具備するコンピュータ20によって実現される。
【0032】
コンピュータ20は、OS等の制御プログラムのもとで所定のプログラムを実行することにより、ユーザ管理部21、GS管理部22、インセンティブ管理部23、精算処理部24、通信制御部25の機能を形成する。
ユーザ管理部21は、GSシステム1から通知された登録ユーザに関するデータをユーザファイル211の形態で管理するものである。
GS管理部22は、各地のGSに関する情報をGSファイル221の形態で管理するとともに、広告依頼者より受け付けた広告内容をそれぞれのGSシステム1の単価データ等に反映させる処理を行う。
インセンティブ管理部23は、各GS(GSシステム1)から通知された登録ユーザ毎の広告還元額の集計結果等に基づいて各登録ユーザ及びGSに対して所要のインセンティブを付与するための処理を行う。図示の例では、インセンティブは、ユーザファイル211やGSファイル221とは別のインセンティブファイル231に記録されるようになっているが、ユーザファイル211やGSファイル221の該当領域にこれを記録するようにしても良い。
精算処理部24は、広告媒体の作成や配送に携わる企業ないし機関(第三者システム3)に関する情報を関係機関ファイルの形態で管理する。具体的には、この関係機関ファイル241に記録されている機関等に対する発注と、該機関等から送られた費用請求等に応対する処理を行う。
通信制御部26は、複数のGSシステム1及び第三者システム3との間の双方向通信を制御する。
【0033】
第三者システム3は、代理店システム2、あるいは代理店システム2及びGSシステム1との間で双方向通信可能な既存のコンピュータシステムであり、広告依頼者、印刷業者、配送業者その他の関係企業乃至機関に配備される。
【0034】
次に、本発明の広告宣伝システムで使用する広告媒体について説明する。
広告媒体の形状、構造、デザインは、その装着対象が、商用車、社用車のみならず、自家用車や二輪車を含める点を考慮して決定されなければならない。カー用品ショップでは、自家用車や二輪車を個性化するための種々のステッカや置物が良く売れている。本実施形態では、この点に着目し、運転者が自分の車両に装着することに対して違和感のない形状、構造、デザインの広告媒体を採用する。図4〜図8は、このような広告媒体の例を示す。
【0035】
図4は背面ステッカタイプの広告媒体41、図5はぶら下がりステッカタイプの広告媒体42、図6は置物タイプの広告媒体43、図7は側面ステッカタイプの広告媒体44、図8は側面ぶら下がりステッカタイプの広告媒体45の例である。いずれも、定期的に交換可能な構造になっている。符号421,451は、広告媒体42,45を車両MCに取り付けるための取り付け部材であり、交換の便宜を図ったものである。
図4(a)、図5(a)、図6(a)、図7(a)、図8(a)は各々の正面図、図5(b)、図6(b)は斜視図、図4(b)、図5(c)、図6(c)、図7(b)、図8(b)は、各々の車両MCへの取り付け状態説明図である。これらの広告媒体は、その広告面が同一であっても、タイプに応じて各々広告還元額の単価データが異なるものである。
【0036】
ところで、GSで用意する広告媒体は、複数の広告依頼者のものから登録ユーザが自由に選べるようにしておくこと、車種に応じて任意のタイプの広告媒体を選択できるようにしておくことが、この広告宣伝システムの普及に寄与することができると考えられる。広告宣伝システムがさらに普及すれば、より多くの広告依頼者がこの仕組みに参入することが期待される。この場合、どの登録ユーザがどのタイプのどの広告提供者が出稿した広告媒体を装着しているか、その広告媒体の装着使用に対する広告還元額の単価データはいくらか・・・等を、GSのオペレータが、給油の度にリスト等をもとに判断することは煩わしいし、利用頻度の高いGSでは、このような作業を行う余裕がない。
【0037】
そこで、本実施形態では、個々の広告媒体41〜45に、データキャリアDCを埋め込み、そのデータ記録領域に、広告媒体の種別(タイプ、広告依頼者等による)及びその広告媒体を装着使用する場合の単価係数(単価データに乗じる係数)を記録し、この記録データをデータ読取装置RD1が車外から当該データキャリアDCを装着した状態で非接触に読みとれるようにする。好ましくは、広告媒体を車内に配したときにその車両の窓ガラスの外側からデータキャリアDCの記録データを読みとれるように、ある程度の無線強度が確保できるようにしておく。このようにすれば、少なくとも広告媒体毎の広告還元額の単価データについては、リスト等を参照することなく、自動的にコンピュータ10に入力されるので、データ入力の省力化が図れる。
ユーザ登録時に入力された登録ユーザの固有データ等を視認不能な形態でデータ記録領域に記録しておき、これをデータ読取装置RDで読みとれるようにしても良い。データ書込可能なデータキャリアDCを使用すれば、非常に便利な情報利用形態が実現可能になる。
【0038】
次に、上記の広告宣伝システムを用いた広告宣伝方法について説明する。
ここでは、ユーザ登録、広告媒体配布及び広告還元額のユーザへの還元を、すべてGSで行う場合の例を挙げる。
便宜上、広告媒体を装着する自家用車等を単に「車両」として説明する。広告媒体の配布及びユーザ登録の対象となるのは、主婦や学生を含む運転免許を保有するすべての者及び広告媒体を装着する車両の管理責任を負う者である。
【0039】
図9は、GSのオペレータの作業及びGSシステム1による処理の手順を示した図である。GSシステム1では、ユーザファイル111に所定事項を登録した後(ステップS101)、カード発行装置CSから給油カードを発行する(ステップS102)。この給油カードを広告媒体と共に登録ユーザに配布するとともに、その広告媒体についての単価データを料金管理部12で管理する(ステップS103)。なお、給油カードを発行するのは、主として給油時の登録ユーザの認証と、広告還元額の算定に必要なデータの再入力のような、繰り返し行う可能性がある作業を回避するためであり、本発明を実施するうえで、常にこれを発行しなければならないというものではない。
【0040】
ユーザファイル111に登録される事項は、広告媒体の装着使用に対する広告還元額を算定するための算定基準データと、算定された広告還元額の還元先となるユーザを特定するための特定データである。算定基準データの例としては、随時更新可能な広告媒体の種別データ(バージョン情報を含む)、自家用車、社用車、商用車を区別するための車両用途データ、車種(燃費計算のため)を特定するための車種データ、随時更新される本システムの利用状況を表す利用状況データ等が挙げられる。一方、特定データは、登録ユーザの住所・氏名・電話番号等の固有データである。
【0041】
ユーザに渡される給油カードには、上記の算定基準データ、特定データ乃至これらのデータの検索に用いられる検索キーワードが記録される。給油カードの表面には、登録者の義務事項と、義務遵守の代償事項とが記される。登録は、原則として給油カードの発行時の1回のみであり、広告依頼者が変わったり、あるいは追加されても、登録のやり直しを行う必要はない。但し、登録されたデータの内容の更新は、あり得る。
【0042】
ユーザファイル111の内容は、広告媒体の配布、装着指導、その他の作業料に対する料金の発生事実と共に代理店システム2に通知される(ステップS103)。代理店システム2は、通知内容のうち、登録ユーザに関するデータをユーザファイル211に記録するとともに、通知を行ったGSシステム1の識別データ(つまり、GSの識別データ)をGSファイル221に記録乃至更新する。これによって、登録ユーザに関する情報を共用する。
【0043】
広告媒体は、原則として、毎月の一定期間、例えば25〜末日の間に、登録ユーザが、最寄りのGSで給油の際に交換できるようにしておく。このとき、異なる種類の広告媒体に交換できるようにしても良い。同一種類の広告媒体の場合は、交換した事実をバージョン情報で表し、これを登録ユーザ毎の種別データに反映させる(該当する種別データを更新する:必要に応じて単価データを代える)。広告媒体の印刷面は、広告代理店によってデザイン制作され、印刷会社によって印刷され、配送会社によって各地区のGSに配送される。
【0044】
登録ユーザが、対象車両の給油を行うためにGSに立ち寄った場合(ステップS104:Yes)、GSシステム1は、給油カードに記録されたユーザ登録データ、広告媒体のデータキャリアDCに記録された広告媒体データ、燃料補給量を表す給油量データの入力を受け付け(ステップS105)、給油量データから広告媒体を装着しながら走行した距離を算出し(ステップS106)、その登録ユーザの広告還元額を算出する(ステップ107)。そして、給油料金から広告還元額を差し引いた額を請求額として登録ユーザに請求する(ステップS108)。
広告還元額は、原則として、給油量データと単価データとから算出されるが、当該車両の計器で計測した走行距離と単価データ、あるいは走行距離及び給油量データと単価データから算出するようにしても良い。
【0045】
その後、その登録ユーザの利用状況データを更新する(ステップS109)とともに、登録ユーザに還元した広告還元額やその利用状況データ等を代理店システム2に通知する(ステップS110)。登録ユーザが給油するときに広告媒体が交換時期に該当する場合は、ステップ103以降の処理を繰り返し(ステップS111:Yes)、広告媒体を交換しない場合は、その登録ユーザについての処理を終える。
【0046】
一方、代理店システム2は、図10に示す手順で処理を行う。
広告依頼者からの広告依頼を受け付け(ステップS201)、依頼内容に基づく広告内容を決定した後、印刷業者への広告媒体の発注管理及び配送業者への配送管理を行う(ステップ202)。また、広告媒体が配送されたGSに関する情報をその広告媒体のデータと共にGS管理部22のGSファイル221で管理しておく。
【0047】
GSシステム1から広告媒体の使用に関する通知があった場合(ステップS203:Yes)は、以下のような処理を行う。
新規ユーザに関する通知(登録通知)の場合は、通知された登録ユーザに関するユーザファイル211を新規に作成するとともに当該ユーザファイル211とインセンティブファイル231とを対応付ける(ステップS204:Yes、S205)。登録ユーザが給油した内容の通知の場合は、既登録のユーザファイル211及びそれに対応するインセンティブファイル231の内容を更新する(ステップS204:No、S206)。いずれの場合も、通知を行ったGSシステム1についてのGSファイル221に対応するGSファイル221及びインセンティブファイル231の内容を更新する(ステップS207)。
ステップS203〜ステップS207の処理を基準期間、例えば1ケ月が満了するまで繰り返す(ステップS208:No)。
【0048】
インセンティブファイル231には、広告媒体を装着しながら走行した距離や広告還元額の集計結果、既に付与したインセンティブの内容等が登録ユーザ毎に記録される。また、登録ユーザに付与した広告還元額の累計値と既に付与したインセンティブの内容等がGS毎に記録される。
インセンティブ管理部23は、このインセンティブファイル231を基準期間毎に定期的に参照することで、登録ユーザ及びGSに対するインセンティブ処理を行う(ステップS208:Yes、S209)。具体的には、登録ユーザに対しては、広告媒体を装着しながら走行した距離がある値を超える毎に関係機関で利用可能なポイントを付与したり、より高い広告還元額を獲得できるようにするための処理を行う。GSに対しては、広告還元額に応じた上乗せ手数料等を支払う。
また、精算処理部25で、印刷会社や配送会社等に対する料金の支払い処理を行う(ステップS210)。
【0049】
このように、第1実施形態の広告宣伝システムでは、車両の燃料補給量をその車両による走行証明及び広告宣伝効果を間接的に推し量る数値として扱うようにしたので、従来は困難であった車両毎の広告還元額の決定が容易になる。
また、広告媒体の配布、交換、上記の数値を含むデータの入力を、すべてGSで行うようにしたので、より多くの車両に広告媒体を装着使用させることができる。GSでは、広告媒体の装着使用が確認された車両の給油を行うだけで、自動的に広告還元額を確認できるため、登録ユーザに対して迅速に広告還元額を還元することができるようになり、広告媒体を装着していない車両に対する給油行為に影響を与えることもない。
【0050】
なお、上述のとおり、車両毎の広告還元額の決定のための機能と、決定された広告還元額に対応する価値の登録ユーザへの付与のための機能とはそれぞれ独立しているので、いずれか一方の機能をGSシステム1、他方の機能を代理店システム2で分担して実現するような形態も可能である。
あるいは、両者共同して(例えば分散処理によって)各々の機能を実現するような形態も可能である。
あるいは、広告還元額の決定のための機能の一部、例えば上述したGSシステム1が具備する料金管理部12(単価テーブル121を含む)の機能を代理店システム2あるいは他の第三者システム3(例えばクレジットカード会社に設置される情報処理システム)にもたせ、GSシステム1を簡略化する構成も可能である。このようにすれば、単価データを地域毎あるいは時期毎に変更したり、広告宣伝システム自体の仕様を変更する場合であっても、相対的に数が多いGSシステムの機能内容に何ら変更を加える必要がなく、柔軟に対応することができる利点がある。
【0051】
[第2実施形態]
次に、広告依頼者から受け取った広告還元額の支払いや登録ユーザによる燃料料金の支払いを、現金ではなく、クレジットカードで行う場合の実施の形態について説明する。
この実施形態の広告宣伝システムは、図11に示すように、複数のGSの各々に設置されるGSシステム1’と、クレジットカード会社に設置されるクレジット処理のためのコンピュータシステム(以下、「クレジットカードシステム」と称する)4とを通信回線Lを介して接続して構成される。前提として、各GS又はGSを管理する者は、登録ユーザの給油時の代金決済をクレジットカードで行えるようにクレジットカード会社との間でカード加盟契約を交わしておき、カード使用時の与信が円滑になされるようにしておく。
【0052】
GSシステム1’は、基本的には第1実施形態で示したGSシステム1と同一機能のものであるが、第1実施形態の代理店システム2の機能を代行する部分と、クレジットカードシステム4との間で通信を行う部分とが追加されている。また、第1実施形態で示した給油カードは、カード加盟契約に基づくクレジットカードとして機能するものとして説明するが、独立のカードを用いても良い。
この実施形態では、GS(又は複数のGSを管理する管理主体)側で、広告依頼者からの広告を受け付け、受け付けた広告内容に基づいてデザイン等を施した広告媒体を作成ないし発注するとともに、広告依頼者から広告宣伝料の徴収を行い、また、登録ユーザに関する課金その他の精算結果をクレジットカード会社に通知する。必要に応じて広告媒体の広告面を印刷する印刷業者、広告媒体を配送する配送業者等と連携して上記の作業を行う。
なお、広告依頼者からの広告受付等をGS側ではなく、広告代理店等の第三者機関で行うような形態も可能である。
従って、本実施形態の広告宣伝システムにおいてGSシステム1に追加する構成要素は、GSの担当者が行う上記の作業を支援する精算処理部24’ないし同等機能の構成要素ということになる。
精算処理部24’は、上記の精算処理部24の機能のほか、クレジットカードを保有する登録ユーザの認証やそのクレジットカードを用いた精算処理を行う。
【0053】
GSのオペレータの作業及びGSシステム1’による処理の手順は、図12のようになる。図中、ステップS301〜S311は、概ね図9に示したステップS101〜111と同じ内容であり、ステップS308でクレジットカードによる請求額を決定する点、ステップS310で、請求額をクレジットカードシステム4に通知する点が図9の手順(第1実施形態による手順)と異なる。
【0054】
運用に際しては、GSで用意した広告媒体を新規ユーザ又は既登録ユーザに配布する。そして、広告媒体の装着使用に対して登録ユーザに還元できる広告還元額の単価データを保持しておく。広告媒体の装着使用が確認された登録ユーザが燃料補給するときは、上記の走行距離データと単価データとに基づいて当該登録ユーザへの広告還元額を決定する。この決定した広告還元額をユーザの燃料料金から差し引き、これをクレジットカードシステム4に通知する。クレジットカードシステム4では、その登録ユーザに対する課金処理を行う。
このような構成の広告宣伝システムでは、燃料料金及び広告還元額についての処理がすべてクレジットカードを通じて行われるので、GS及び登録ユーザの双方に便利なシステム運用が可能であり、汎用性が高い実施の形態となり得る。
【0055】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態の広告宣伝システムについて説明する。
この実施形態では、クレジットカードシステムを採用する点は第2実施形態と同じであるが、クレジットカードシステムを料金精算手段としてではなく、インセンティブ付与手段として機能させる点が異なる。具体的には、クレジットカード会社が通常行っているポイントサービス(例えば燃料料金の約1%に相当するポイントを付与するサービス)に加えて、走行距離(燃料補給量)に応じた広告還元ポイントをインセンティブの一つとして還元できるような仕組みとする。
クレジットカードシステムでは、登録ユーザ毎の情報をクレジットカードの顧客ファイルとして管理する。顧客ファイルは、登録ユーザの名前、住所のような固有情報のほか、その登録ユーザが獲得したポイントを蓄積するためのポイント管理ファイルと、代金決済情報(給油を行った日時、場所、給油量、金額)を蓄積するための決済情報管理ファイルとから構成される。クレジットカードシステムはまた、提携するGSに関する情報をGSファイルとして管理する。
【0056】
GSに配備されるGSシステムは、第1実施形態において説明したGSシステム1とほぼ同じ構成となるが、燃料料金をそのまま登録ユーザへの請求額とし、この請求額と広告還元額とをクレジットカードシステムに通知するようにしている点が異なる。
【0057】
GSのオペレータの作業及びGSシステムによる処理の手順は、図13のようになる。図中、ステップS401〜S407までは、図12のステップS301〜S307と同じ流れとなる。
この実施形態では、燃料料金については現金精算とし、その燃料料金に対するポイントと、広告還元額に対応するポイント数とを算出する(ステップS408)。広告還元額の算出手法は第1実施形態と同じである。また、前述のように、広告還元額の算出に用いる単価データは、最大で燃料料金の単価の約20%程度に設定することができるため、広告還元額に対応するポイント数も、広告媒体を装着しない自家用車等の燃料補給の際の一般的なクレジットカードにおけるポイント還元率(通常は1%程度)よりも非常に高い還元率(約20%)にすることが可能になり、登録ユーザに大きなインセンティブを与えることができる。GSにとっても、より多くの登録ユーザが来店するうえに、広告依頼者に対して別途の料金を請求できるようになるので有利となる。
【0058】
その後、登録ユーザの利用状況データを更新する(ステップS409)とともに、その登録ユーザのポイント数等をクレジットカードシステムに通知する(ステップS410)。登録ユーザが給油するときに広告媒体が交換時期に該当する場合は、ステップ403以降の処理を繰り返し(ステップS411:Yes)、広告媒体を交換しない場合は、その登録ユーザについての処理を終える。
【0059】
なお、以上の例では、クレジットカードシステムが登録ユーザのポイント数のみを管理する単純な場合の例であるが、第2実施形態のようなクレジット処理とポイント数管理とをクレジットカードシステムで行うようにしても良い。
【0060】
[第4実施形態]
本発明は、代理店システム2の如き外部の管理システムを介在させない、GSシステム単独の形態でも運用が可能である。すなわち、第1実施形態で示したGSシステム1に代理店システム2が具備する機能の一部又は全部を付加し、そのGSシステム1のみで、広告還元額の決定及びそれに対応する価値の登録ユーザへの付与に関する処理を行う。
【0061】
運用に際しては、GSで広告の依頼を直接受け付け、広告媒体を作成してユーザに配布する。そして、広告媒体の装着使用に対してユーザに還元できる広告還元額の単価データをGSシステム1に保持しておく。広告媒体の装着使用が確認されたユーザが燃料補給するときは、GSシステム1で、上記の走行距離データと単価データとに基づいて当該ユーザへの広告還元額を決定し、該決定した広告還元額をユーザの燃料料金から差し引いて請求する。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、自家用車を含むすべての車両を広告宣伝のマスメディアとして利用できるため、広告宣伝のターゲット層及び範囲、広告依頼者層の拡大が可能になり、新規なビジネス展開が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る広告宣伝システムの全体構成図。
【図2】第1実施形態によるGSシステムの機能ブロック図。
【図3】第1実施形態による代理店システムの機能ブロック図。
【図4】(a)は背面ステッカタイプの広告媒体の正面図、(b)は広告媒体の車両への取り付け状態を示す説明図。
【図5】(a)はぶら下がりステッカタイプの広告媒体の正面図、(b)は広告媒体の斜視図、(c)は広告媒体の車両への取り付け状態を示す説明図。
【図6】(a)は置物タイプの広告媒体の正面図、(b)は広告媒体の斜視図、(c)は広告媒体の車両への取り付け状態を示す説明図。
【図7】(a)は側面ステッカタイプの広告媒体の正面図、(b)は広告媒体の車両への取り付け状態を示す説明図。
【図8】(a)は側面ぶら下がりステッカタイプの広告媒体の正面図、(b)は広告媒体の車両への取り付け状態を示す説明図。
【図9】第1実施形態のシステムにより行われる広告宣伝方法の手順説明図。
【図10】第1実施形態による代理店システムの処理手順説明図。
【図11】本発明の第2実施形態に係る広告宣伝システムの全体構成図。
【図12】第2実施形態のシステムにより行われる広告宣伝方法の手順説明図。
【図13】本発明の第3実施形態のシステムにより行われる広告宣伝方法の手順説明図。
【符号の説明】
1 GSシステム
2 代理店システム
3 第三者システム
4 クレジットカードシステム
L 通信回線
10,20 コンピュータ
11 GSシステムのユーザ管理部
12 料金管理部
13 GSシステムの通信制御部
RD データ読取装置
CS カード発行装置
KB1,KB2 キーボード
PR1,PR2 プリンタ
DP1,DP2 ディスプレイ
COM1,COM2 通信機構
21 代理店システムのユーザ管理部
22 GS管理部
23 インセンティブ管理部
24、24’ 精算処理部
25 代理店システムの通信制御部
Claims (12)
- 登録ユーザの固有データが記録されたユーザファイル、単価テーブル、データ入力手段、および、所定のコンピュータプログラムを実行するプロセッサを有するコンピュータが行う、車両走行による広告宣伝のための管理方法であって、
前記プロセッサが、
車外より視認可能な車両装着用の広告媒体の種別データ、前記広告媒体を装着する車両が自家用車・社用車・商用車のいずれであるかを区別するための車両用途データならびに当該車両の利用状況を表す利用状況データを、前記ユーザファイルに記録する過程と、
前記ユーザファイルの記録データにより特定される前記車両の用途、前記利用状況、前記広告媒体の種類の少なくとも一つの情報の内容に応じて、広告媒体の装着使用に対して登録ユーザに還元できる広告還元額の単価データを定め、この単価データを前記単価テーブルに記録するとともに前記情報の内容が変わる毎に該単価データを変動させる過程と、
前記データ入力手段による、車外から視認可能な広告媒体の装着使用が確認された登録ユーザの車両に対する燃料補給時に当該登録ユーザの固有データ及び当該車両への燃料補給量を表す給油量データの入力を受け付け、これにより入力された給油量データと前記単価テーブルに記録されている単価データとに基づいて、入力された前記固有データにより特定される登録ユーザへの広告還元額を決定し、該決定した広告還元額に対応する財的価値を当該登録ユーザに付与するための処理を行う過程とを含む、
車両走行による広告宣伝のための管理方法。 - 前記登録ユーザに付与する財的価値が金銭であり、前記プロセッサが、給油料金から前記金銭の額を差し引くことにより給油に対する当該登録ユーザへの請求額を決定する、
請求項1記載の管理方法。 - 前記登録ユーザに付与する財的価値が、燃料給油所と連携する機関で有効となるポイントであり、前記プロセッサが、前記決定された広告還元額から前記ポイントにその価値を換算する、
請求項1記載の管理方法。 - 前記登録ユーザに付与する財的価値が、前記コンピュータと接続されているクレジットカードシステムにおいて給油に対するポイントに加えて付与される走行距離に応じたポイントであり、前記プロセッサが、給油料金と前記決定した広告還元額の情報を前記クレジットカードシステムに通知する、
請求項1記載の管理方法。 - 前記単価データを算定するための情報が前記利用状況を表す情報であり、前記プロセッサが、該利用状況を月ごとに累計し、累計値が一定値を超えた場合は、所定の上限値に至るまで前月の前記単価データを段階的に引き上げることにより変動させる、
請求項1記載の管理方法。 - 登録ユーザの固有データが記録されたユーザファイルに、車外より視認可能な車両装着用の広告媒体の種別データ、前記広告媒体を装着する車両が自家用車・社用車・商用車のいずれであるかを区別するための車両用途データならびに当該車両の利用状況を表す利用状況データを更新自在に記録するユーザ管理手段と、
前記ユーザファイルの記録データにより特定される前記車両の用途、前記利用状況、前記広告媒体の種類の少なくとも一つの情報の内容に応じて定められ、前記情報の内容が変わる毎に変動する、広告媒体の装着使用に対して登録ユーザに還元できる広告還元額の単価データをメモリに保持する単価データ保持手段と、
車外から視認可能な広告媒体の装着使用が確認された登録ユーザの車両に対する燃料補給時に当該登録ユーザの固有データ及び当該車両への燃料補給量を表す給油量データの入力を受け付けるデータ入力手段と、
このデータ入力手段を通じて入力された給油量データと前記保持されている単価データとに基づいて、入力された前記固有データにより特定される登録ユーザへの広告還元額を、決定する広告還元額決定手段と、
この広告還元額決定手段により決定された広告還元額に対応する財的価値を当該登録ユーザに付与するための処理を行う価値付与手段とを有する、
車両走行による広告宣伝のためのコンピュータシステム。 - 複数の燃料供給所の各々に配される第1管理システムと、車外より視認可能な車両装着用の広告媒体の管理を行う店舗に配され各第1管理システムとの間で通信回線を介して接続される第2管理システムとを含み、
前記第1管理システムの各々は、
前記広告媒体の装着使用が確認された登録ユーザの車両に対する燃料補給時に、当該登録ユーザの固有データ、及び、当該車両への燃料補給量を表す給油量データの入力を受け付けるデータ入力手段と、このデータ入力手段を通じて入力された固有データと給油量データとを前記通信回線を通じて前記第2管理システムへ通知する手段とを有するものであり、
前記第2管理システムは、
登録ユーザ毎の固有データが記録されたユーザファイルに、前記広告媒体の種別データ、前記広告媒体を装着する車両が自家用車・社用車・商用車のいずれであるかを区別するための車両用途データならびに当該車両の利用状況を表す利用状況データを更新自在に記録するユーザ管理手段と、
前記ユーザファイルの記録データにより特定される前記車両の用途、前記利用状況、前記広告媒体の種類の少なくとも一つの情報の内容に応じて定められ、前記情報の内容が変わる毎に変動する、広告媒体の装着使用に対して登録ユーザに還元できる広告還元額の単価データをメモリに保持する単価データ保持手段と、
前記第1管理システムより受け取った給油量データと前記保持されている単価データとに基づいて、前記データ入力手段を通じて入力された固有データにより特定される登録ユーザへの広告還元額を決定する広告還元額決定手段と、
この広告還元額決定手段で決定された広告還元額の金銭を給油料金から差し引くことにより給油に対する当該登録ユーザへの請求額を決定する手段と、
決定した請求額を前記通信回線を通じて、前記通知した第1管理システムへ通知する手段と、
前記広告還元額を登録ユーザ毎に累積し、この累積値に基づくインセンティブを各登録ユーザに付与するための処理を行うインセンティブ管理手段とを有するものである、
車両走行による広告宣伝のためのコンピュータシステム。 - 複数の燃料供給所の各々に配される第1管理システムと、車外より視認可能な車両装着用の広告媒体の管理を行う店舗に配され各第1管理システムとの間で通信回線を介して接続される第2管理システムとを含み、
前記第1管理システムの各々は、
広告媒体の装着使用に対して登録ユーザに還元できる広告還元額の単価データをメモリに保持する単価データ保持手段と、
前記広告媒体の装着使用が確認された登録ユーザの車両に対する燃料補給時に、当該登録ユーザの固有データ及び当該車両への燃料補給量を表す給油量データの入力を受け付けるデータ入力手段と、
このデータ入力手段を通じて入力された給油量データと前記保持されている前記単価データとに基づいて当該登録ユーザへの広告還元額を決定する広告還元額決定手段と、
この広告還元額決定手段で決定された広告還元額の金銭を給油料金から差し引くことにより給油に対する当該登録ユーザへの請求額を決定する手段と、
前記登録ユーザの広告還元額又は当該車両の利用状況を表す利用状況データを前記通信回線を通じて前記第2管理システムへ通知する手段とを有するものであり、
前記第2管理システムは、
前記広告媒体を装着する車両が自家用車・社用車・商用車のいずれであるかを表す車両の用途、前記利用状況、前記広告媒体の種類の少なくとも一つの情報の内容に応じて定め、且つ前記情報の内容が変わる毎に変動させる前記単価データを、前記複数の第1管理システムの各々に配信する手段と、
各前記第1管理システムより受領した前記広告還元額又は利用状況データを登録ユーザ毎に累積し、この累積値に基づくインセンティブを各登録ユーザに付与するための処理を行うインセンティブ管理手段とを有するものである、
車両走行による広告宣伝のためのコンピュータシステム。 - 前記第2管理システムは、いくつかの前記第1管理システムに配信する前記単価データを他の第1管理システムに配信するものと異なる内容に定める、
請求項8記載のコンピュータシステム。 - 前記広告媒体に前記広告還元額を決定するための情報を視認不能な形態で記録した非接触電子メディアが付着されており、
前記データ入力手段は、前記非接触電子メディアに記録されている情報を当該非接触電子メディアを装着した状態で非接触に取得し、取得した情報を前記広告還元額決定手段に送出するように構成されている、
請求項6、7又は8記載のコンピュータシステム。 - 前記取得した情報の送出を無線により行うための無線通信手段をさらに有する、
請求項10記載のコンピュータシステム。 - 前記広告媒体が定期的に交換可能な構造を有するものであり、交換後の広告媒体の種類を特定するための情報が、前記非接触電子メディアに記録されている、
請求項10記載のコンピュータシステム。
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