JP3608850B2 - Sonet伝送装置の回線接続変更システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はSONET伝送装置の回線接続変更システムに関する。
近年の、高度情報化によって、通信回線の大容量化、高速化が要求されている。このため、システム保守者が必要に応じて構成を選択し、変更/設定することが可能である。しかしながら、構成変更の際にはサービス中の回線接続を切断する必要があるため、それによって生じるサービス回線断をできる限り短くする必要がある。また、誤って回線接続を変更したり、切断したりすることからもシステムを保護する必要がある。
【0002】
【従来の技術】
SONETとは、ベルコアの標準で定義される同期網のことである。図17は従来のこの種のシステムの構成例を示すブロック図である。図において、100はSONET形式の情報に対して、ユーザの電話,FAX等の情報を光伝送路等の高速回線で別の中継装置に伝送する端局装置(伝送装置)である。この端局装置100は、随時機能アップ(バージョンアップ)するようになっている。最新の機能を盛り込むためである。1は端局装置100に対して、回線接続変更/回線切断等の各種のコマンドを入力する端末で、該端末1にはコマンド入力用のキーボードと、モニタ用のディスプレイが設けられている。2は端末からのコマンド入力等を解析して、主制御装置に通知する端末1とのインタフェース機能を有するHMI制御ユニットである。端末1と該HMI制御ユニット2とはRS232Cの直列データ転送方式の通信線3で接続されている。
【0003】
4は端局装置100の全体の制御動作を行なう主制御ユニットで、CPUを含んで構成されている。前記HMI制御ユニット2と該主制御ユニット4間は、ハイレベルデータリンク制御手順であるHDLCプロトコルの通信線5で接続されている。7は主制御ユニット4からのソフトウェア的に出力される各種指令をハードウェア構成要素に伝達するインタフェースとしての機能を有するインタフェースユニットである。該インタフェースユニット7と主制御ユニット4間はインタフェース用通信線6で接続されている。
【0004】
8は例えば情報伝送速度が85Mbps等の高速データを伝送する高速伝送路、9は該高速伝送路8を終端する高速用サービス回線終端ユニットである。高速伝送路8が例えば光ファイバ等である場合には、高速用サービス回線終端ユニット9内には、光/電変換機能及び電/光変換機能が設けられている。端局装置100内では、電気信号で処理するために、光情報を電気信号に変換する必要があるからである。10は高速用サービス回線終端ユニット9と接続され、チャネルの組み替えを行なう切り替えユニットである。図では、高速用サービス回線終端ユニット9が#1と#2の2個設けられている例を示す。
【0005】
前記主制御ユニット4は、これら高速用サービス回線終端ユニット9及び切り替えユニット10にインタフェースユニット7を介して指示を与える。11は低速用のサービス回線終端ユニットであり、該低速用サービス回線終端ユニット11には加入者系の端末12や、交換局13が接続される。これら低速用のサービス回線終端ユニット11と前記端末12,交換局13間を接続する低速伝送路14は、メタリック線が用いられるのが通常であるが、場合によっては、光ファイバが用いられることもある。低速用サービス回線終端ユニット11と加入者端末12は、直接接続される場合もあり、また交換局13を介して接続される場合もある。これら低速用サービス回線終端ユニット11は、図では#1〜#3の3個設けた場合を示しているが、これに限るものではない。前記切り替えユニット10は、高速用のサービス回線終端ユニット9及び低速用のサービス回線終端ユニット11と接続され、チャネルの組み替えを行ない、それぞれの伝送路に情報を振り分ける。
【0006】
このように構成されたシステムにおいて、例えば加入者端末12から発呼したものとする。この発呼要求は、交換局13又は直に低速用のサービス回線終端ユニット11に入る。そして、切り替えユニット10は入力されてきた発呼情報を高速用のサービス回線終端ユニット9に乗せ、該高速用サービス回線終端ユニット9で高速信号に変換して、かつ電気信号から光信号に変換し、高速伝送路8から別の中継局乃至は端局装置に送り出す。
【0007】
一方、高速伝送路8から端局装置100に入ってきた通話情報は、高速用サービス回線終端ユニット9に入り、該高速用サービス回線終端ユニット9で電気信号に変換された後、切り替えユニット10に入り、該切り替えユニット10でスロットの切り替えが行なわれ、所定の低速伝送路14に乗せるべく、低速用サービス回線終端ユニット11に入る。該低速用サービス回線終端ユニット11は、目的の加入者端末12に当該通話情報を送り出す。
【0008】
図18,図19はSONET網のシステム構成例を示す図である。図17と同一のものは、同一の符号を付して示す。図18の(a)は、端局装置100が高速伝送路8でポイント・ツ・ポイントで接続されている例を示す。高速伝送路8としては、SONET準拠の150Mbpsの光ファイバケーブル(OC3)が用いられている。HG1,HG2は高速用サービス回線終端ユニットであり、LG1〜LG3は低速用サービス回線終端ユニットである。高速伝送路8は、各局の高速用サービス回線終端ユニット間に接続される。低速用サービス回線終端ユニットは加入者系の交換局又は加入者端末と接続される。低速用サービス回線終端ユニットと加入者系とは、DS1(1.5Mbpsの電気信号)、DS3(50Mbpsの電気信号)、OC3(150Mbpsの光信号)、EC1(SONET規格の50Mbpsの電気信号)、OVTG(2Mbpsの光信号)で接続されている。
【0009】
図18の(b)は、端局装置100が高速伝送路8で直列に接続された例を示す。(a)と同一の符号は、(a)と同一のものである。これに対して、図19に示すシステムは、端局装置100が高速伝送路8でリング状に接続されたものである。この場合、高速伝送路には、前記OC3の他に、OC12(SONET準拠の600Mbpsの光信号)が用いられる。このように、SONET網の接続形態には種々の構成が考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような、従来のSONETシステムでは、構成変更を行なう場合には、現在サービス中の回線接続状態を全て切断して行なうことが通常であった。そして、構成変更の後、再び回線の接続操作を行なっていたため、構成変更に数秒から数分かかり、その間サービス回線断が生じていた。ここで、回線とは、図17で説明した通話路系の情報伝送用の通信線又は伝送路をいうものとする。
【0011】
また、回線の保護機能がないため、誤って回線を切断しても、保護することができなかった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、構成変更を行なう際のサービス回線断を極力小さくし、かつ回線接続を保護することができるSONET伝送装置の回線接続変更システムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理ブロック図である。図17と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、2は端末1からの要求コマンドを解析し、主制御部に対して実行要求を行なうHMI制御部、4は該HMI制御部2からの要求の実行を制御する主制御部である。主制御部4には、複数の回線接続指示機能を含む回線種別指示テーブル30と、現在サービス中の回線接続情報を記憶する回線接続情報管理部31が内蔵されている。
【0013】
回線種別指示テーブル30には、図に示すように、例えばAbpsの多重/分離を行なう回線接続指示や、Bbpsの多重/分離を行なう回線接続指示等の機能が記憶されている。20はその一方がサービス回線15と接続され、サービス回線15を終端するサービス回線終端部、21は該サービス回線終端部20と接続され、信号の多重/分離を行なう多重/分離部である。
【0014】
ここで、図1と図17との対応関係について説明する。図1のサービス回線終端部20は、図17の高速用サービス回線終端ユニット9又は低速用サービス回線終端ユニット11のいずれかに相当する。図1の多重/分離部21は、図17の切り替えユニット10の機能の一部を示している。図1の主制御部4は、図17の主制御ユニット4に相当する。そして、図1のサービス回線終端部20と多重/分離部21間が回線接続区間となる。主制御部4は、回線接続区間に対して、回線変更/切断指示を与えることになる。
【0015】
このような構成をとることにより、主制御部4は端末1からの指示により、回線接続区間の回線の接続に対して、最適な指示を出すことができ、構成変更を行なう際のサービス回線断を極力小さくし、かつ回線接続を保護することができる。
【0016】
この場合において、前記HMI制御部2は、端末1からのコマンドによる要求を解析し、要求を実行できる条件が全て満たされているか否かを判定し、実行可能ならば主制御部4に対して実行要求を行ない、実行要求を受けた主制御部4は、回線接続情報管理部31を検索し、現在サービス中の回線接続情報を獲得し、現在サービス中の回線の入力先、出力先情報に対応させて回線接続指示に従い、回線接続区間の接続を行ない、回線の接続処理が完了した後、処理実行前に接続されていた回線の接続を切断するようにした。
【0017】
これにより、物理媒体の変更無しで、回線接続の速度単位を例えばサービス回線A/回線速度Nbpsからサービス回線B/回線速度Mbpsにインサービス状態(サービスを継続したまま)で回線接続を変更することができる。
【0018】
また、前記サービス回線終端部20と多重/分離部21より構成されるスイッチ機能部と、前記サービス回線終端部20に属する複数の情報伝送速度を持つ物理媒体とが前記スイッチ機能部と冗長状態で接続される構成において、前記主制御部4は、片系の物理媒体より順に取り替えられるように、前記スイッチ機能部に指令を与えるようにした。
【0019】
これにより、インサービス状態で回線接続を変更することができる。
また、前記サービス回線終端部20と多重/分離部21より構成されるスイッチ機能部と、前記サービス回線終端部20に属する複数の情報伝送速度を持つ物理媒体とが前記スイッチ機能部と冗長状態で接続される構成において、前記主制御部4内に、回線接続情報を記憶するレジスタの内容を変更する機能を持つ変換部を設け、前記主制御部4は、該変換部に指令を与えることにより、スイッチ機能部を制御し、回線の切り替えを行なうようにした。
【0020】
これにより、回線切断を行なうことなく、かつインサービス状態で回線接続を変更することができる。
また、前記スイッチ機能部にデータを一時的に待避するためのバッファメモリを設け、かつ前記物理媒体には、データ記憶部と該記憶しているデータのバージョンを記憶するバージョン記憶部を設け、前記主制御部4は、あるバージョンの物理媒体から新規バージョンの物理媒体に切り替えるに際し、元の物理媒体のデータを、前記バッファメモリに待避させた後、新規に接続された物理媒体のデータ部を生成する時に、前記バッファメモリに記憶されているデータのうち、双方で共通に用いることができるデータ部を新規物理媒体のデータとして設定すると共に、双方で用いることができないデータは新規バージョンの初期値データを設定するようにした。
【0021】
これにより、物理媒体取り替え時において、より現在サービス運用中に近い形態でデータを引き継ぐことができる。
また、前記サービス回線終端部20が高次群信号終端部と低次群信号終端部よりなる回線接続部を具備しており、前記高次群信号終端部と低次群信号終端部の接続を切り替えるに際し、前記多重/分離部21に、高次群信号終端部と低次群信号終端部を仲介するタイムスロット部と、該タイムスロット部の接続を制御するレジスタを設け、前記主制御部4には該レジスタの内容の書き込み制御を行なう変換部を設け、該変換部は、前記レジスタの情報を参照し、該レジスタの内容を接続切り替え要求に応じて書き替えることにより、高次群信号終端部と低次群信号終端部の接続を切り替えるようにした。
【0022】
これにより、物理媒体の変更無しで、回線接続元/先を変更する時に、回線接続の切断/再設定の手順が不要となる。
また、前記回線接続部は、その切り替えがレジスタによって行われる構成とし、前記主制御部4内に、回線接続/回線切断の可否情報が記憶される保護部を設け、前記主制御部4は該保護部に記憶されている情報により前記回線接続部のレジスタが更新するかどうかを決定するようにした。
【0023】
これにより、回線接続された状態でサービスを提供している時、誤って回線接続を変更/切断することから保護することができる。
更に、前記主制御部4内に、前記回線接続部のレジスタの情報を参照して接続の良否を判断する警報部を設けた。
【0024】
これにより、回線接続されてサービスを提供している時、誤って回線接続を切断した場合のような異常が発生した時に、障害情報を通知することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態例の動作説明図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。サービス回線15としては、例えばSONET規格準拠のSTSI回線(50Mbpsの電気信号回線)が用いられ、多重/分離部21で分離された回線16としては、例えばSONET規格準拠のVTI回線(1.544Mbpsの電気信号回線)が用いられる。図の○は現在サービス中のSTSI回線の接続点(現在サービス中の回線の接続点)、●はVTI回線の接続点(構成変更によって増加した接続点)である。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0026】
端末1から接続変更要求を出すと、この要求はHMI制御部2に入る。該HMI制御部2は、端末1からの要求コマンドを解析し、実行可能な条件が全て満たされているかどうかチェックする。全て満たされていた時には、主制御部4に対して実行要求を行なう(▲1▼)。主制御部4は、HMI制御部2からの実行要求を受信すると、回線接続情報管理部31を検索し、現在サービス中の回線種別、入力先、出力先情報を獲得する(▲2▼)。次に、主制御部4は、獲得した入力先、出力先情報を基に、回線の接続可能な範囲を定義する。
【0027】
次に、HMI制御部2からの要求に対応した回線接続指示を回線種別指示テーブル30より選び出し(▲3▼)、回線接続区間を制御する。そして、回線接続指示及び定義された回線接続範囲に従って、回線接続区間の接続を行なう(▲4▼)。接続処理完了後、現在サービス中であった回線の接続を切断する(▲5▼)。図において、○は現在サービス中の回線の接続点、●は構成変更によって増加した回線の接続点である。
【0028】
図3は本発明の第1の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。端末1から接続変更要求を出すと、この要求はHMI制御部2に入る。該HMI制御部2は、端末1からの要求コマンドを解析し、実行可能な条件が全て満たされているかどうかチェックする(S1)。全て満たされていない場合には、HMI制御部2は端末1に対して実行不可能メッセージを送出し、ディスプレイにその旨を表示させる(S2)。実行可能な条件が全て満たされている時には、主制御部4に対して実行要求を行なう(S3)。主制御部4は、実行要求を受けると、回線接続情報管理部31を検索し、現在サービス中の回線種別、入力先、出力先情報を獲得する(S4)。そして、回線接続可能範囲を定義する(S5)。
【0029】
次に、回線種別指示テーブル30を参照して目的の回線接続指示を選出する(S6)。サービス回線終端部20及び多重/分離部21では、主制御部4からの接続指示に従い、回線接続区間の接続を実行する(S7)。そして、現在サービス中だった回線の回線接続区間の接続を切断する(S8)。
【0030】
図4は第1の実施の形態例の動作説明図である。(状態1)は、回線Aが接続され、回線Bが未接続の状態である。ここで、端末1から回線接続変更要求が来ると、主制御部4は(状態2)に示すように、未接続の回線Bの接続にかかる。そして、回線Bが接続されると、(状態3)に示すように、回線Aの切断にかかる。そして、最終的には、(状態4)に示すように、回線Aが未接続、回線Bが接続状態となる。このようにして、インサービス状態で回線の切り替えが行なえる。
【0031】
第1の実施例によれば、主制御4は端末1からの指示により、回線接続区間の回線の接続に対して、最適な指示を出すことができ、構成変更を行なう際のサービス回線断を極力小さくし、かつ回線接続を保護することができる。
【0032】
また、物理媒体の変更無しで、回線接続の速度単位をサービス回線A/回線速度Nbpsからサービス回線B/回線速度Mbpsにインサービス状態(サービスを継続したまま)で回線接続を変更することができる。
【0033】
図5は本発明の第2の実施の形態例の動作説明図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、40は前記サービス回線終端部20と多重/分離部21より構成されるスイッチ機能部、41は前記サービス回線終端部20に属する、サービス回線を終端する物理媒体である。ここでは、物理媒体41としてA,B,B’の3個を示す。15は物理媒体41と接続されるサービス回線である。このように、スイッチ機能部40に接続される物理媒体41を2個設けることにより、冗長構成とすることができる。
【0034】
42は、回線の接続情報を記憶するレジスタで、主制御部4内に設けられている。回線接続を変更する際には、該レジスタ42の内容を更新する必要があるが、レジスタ42は以前の情報を全て初期化する必要があるので、回線の切断処理を行なう。なお、図中において、物理媒体41とスイッチ機能部40間が回線接続区間となる。そして、このレジスタ42の内容を書き替えることにより、回線接続区間の回線接続を替えることができる。このように構成された実施の形態例の動作を説明すると、以下のとおりである。
【0035】
前述の物理媒体A,Bのうち、Aが現用系、Bが予備系とする。スイッチ機能部40は、現用系、予備系を切り替える機能を持っており、通常は自動状態である。先ず、図に示す状態で、主制御部4はレジスタ42に接続情報を設定し、スイッチ機能部40を、物理媒体A側の回線に接続し、固定する(▲1▼)。その後、主制御部4はレジスタ42の内容を書き替え、予備側のサービス回線の接続を切断する(▲2▼)。この間に操作者は物理媒体Bを取り外し、物理媒体B’と交換する(▲3▼)。再び、主制御部4はレジスタ42の内容を書き替え、予備側の回線接続区間のサービス回線を接続する。同様に、スイッチ機能部40を予備側に切り替え、固定する。その後、主制御部4はレジスタ42の内容を書き替え、現用側の回線接続区間のサービス回線を切断する。この間に、操作者は物理媒体Aを他の物理媒体と取り替える。再び、主制御部4はレジスタ42の内容を書き替え、現用側の回線接続区間のサービス回線を接続する。主制御部4は、処理が完了した後、スイッチの切り替えを解除し、自動状態にする。
【0036】
図6は本発明の第2の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。図7は図6で用いるサブフローチャートAとBを示す図である。サブフローチャートAのシーケンスは、予備側の物理媒体取り替えのシーケンスである。先ず、スイッチを現用側に切り替え固定し(S10)、予備側のサービス中の回線接続を切断し(S11)、予備側の物理媒体を他の物理媒体に変更し(S12)、予備側のサービス回線を接続する(S13)。サブフローチャートBのシーケンスは、現用側の物理媒体取り替えのシーケンスである。先ず、スイッチを予備側に切り替え固定し(S21)、現用側のサービス中の回線接続を切断し(S22)、現用側の物理媒体を他の物理媒体に変更し(S23)、現用側のサービス回線を接続する(S24)。
【0037】
次に、図6の全体の動作を説明する。主制御部4は、スイッチの切り替え先が現用側であるかチェックする(S1)。現用側である場合には、スイッチを現用側に固定しておいて、予備側の物理媒体の取り替え処理を行なう(S2)。その後、スイッチを予備側に固定して、現用側の物理媒体の取り替え処理を行なう(S3)。その後、主制御部4は切り替えを解除する(S7)。ステップS1において、スイッチの切り替え先が現用側でなかった場合、主制御部4はスイッチの切り替え先が予備側であるかどうかチェックする(S4)。予備側でなかった場合には、現用側でも予備側でもないことになるので、処理を終了する。
【0038】
予備側であった場合には、主制御部4はスイッチを予備側に固定しておいて、現用側の物理媒体の取り替え処理を行なう(S5)。その後、スイッチを現用側に固定して、予備側の物理媒体の取り替え処理を行なう(S6)。その後、主制御部4は切り替えを解除する(S7)。
【0039】
この実施例によれば、主制御部4が、片系の物理媒体より順に取り替えられるように、レジスタ42の内容を書き替えて、スイッチ機能部40に指令を与えることにより、インサービス状態で回線接続を変更することができる。
【0040】
図8は本発明の第3の実施の形態例の動作説明図である。図5と同一のものは、同一の符号を付して示す。この実施例でも、スイッチ機能部40に接続される物理媒体41を複数設けることにより、システムに冗長性を持たせている。物理媒体Aを現用側、物理媒体Bを予備側とする。この実施例では、レジスタ42に加えて、該レジスタ42の内容を変更する機能を持つ変換部43を設けている(レジスタ42及び変換部43は、主制御部4内に設けられる)。従って、図5に示した実施例とは異なり、レジスタの初期化を必要とせず、回線の切断処理を行なう手間が省ける。このように構成された実施の形態例の動作を説明すると、以下のとおりである。
【0041】
先ず、主制御部4は変換部43に指令を送り、レジスタ42の内容を設定し、スイッチ機能部40を現用側の回線接続に切り替え、固定する(▲1▼)。この状態で予備側の物理媒体Bを取り外し、操作者は代わりの新たなバージョンの物理媒体B’と入れ替える(▲2▼)。次に、主制御部4は変換部43に指令を送り、レジスタの内容を変更し、スイッチ機能部40を予備側の回線接続に切替える。そして、操作者は現用側の物理媒体Aを他の物理媒体と取り換える。その後、主制御部4は変換部43に指令を送り、レジスタ42の内容を設定し、スイッチ機能部40を通常状態にする。
【0042】
図9は本発明の第3の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。先ず、主制御部4はレジスタ42の内容を参照し、スイッチの切り替え先が現用側であるかチェックする(S1)。現用側である場合には、主制御部4はスイッチ機能部40を現用側に切り替え固定する(S2)。その後、予備側の物理媒体41を新規バージョンの物理媒体41に変更する(S3)。次に、主制御部4は、スイッチ機能部40を予備側に切り替え固定し(S4)、現用側の物理媒体41を新規バージョンの物理媒体41と変更する(S5)。以上の処理が終了すると、主制御部4は切り替えを解除する(S6)。
【0043】
ステップS1において、スイッチの切り替え先が現用側でなかった場合、主制御部4はスイッチの切り替え先が予備側であるかチェックする(S7)。予備側でなかった場合には、現用側でも予備側でもないことになるので、処理を終了する。スイッチの切り替え先が予備側の場合、主制御部4はスイッチ機能部40を予備側に切り替え固定する(S8)。その後、現用側の物理媒体41を新規バージョンの物理媒体41に変更する(S9)。
【0044】
次に、主制御部4はスイッチ機能部40を現用側に切り替え固定し(S10)、この状態で操作者が予備側の物理媒体41を新規バージョンの物理媒体41に変更する(S11)。以上の処理が終了すると、主制御部4は切り替えを解除する(S6)。
【0045】
この実施例によれば、レジスタ42の内容を変更する変換部43を設けて、レジスタ42の内容により、スイッチ機能部40の切り替え制御を行なうようにすることにより、回線の切断処理を行なうことなく、かつインサービス状態で回線接続を変更することができる。
【0046】
図10は本発明の第4の実施の形態例の動作説明図である。図5と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、45はデータを一時的に待避するためのバッファメモリで、スイッチ機能部40に設けられている。その他の構成は、図5と同じである。この実施例は、回線を一時切断して物理媒体を取り替える例を示す。各物理媒体41は、図11に示すように、データベース部41aとバージョンデータ部41bより構成されている。このように構成された実施の形態例の動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0047】
先ず、主制御部4がスイッチ機能部40のスイッチを現用側Aに固定しておき、予備側Bを新規バージョンの物理媒体B’と取り替えるものとする。主制御部4は、物理媒体Bのデータの内容をバッファメモリ45に待避する。その後、操作者は物理媒体Bを新規バージョンの物理媒体B’と取り替える。この時、新規バージョンの物理媒体B’のデータベース部41aのデータの生成は、以下のようにして行なう。
【0048】
新規物理媒体B’を装着した時、主制御部4はバージョンデータ部41bを参照して、新規バージョンであることを認識する(▲1▼)。次に、新規物理媒体B’のデータベース部41aのデータと、バッファメモリ45に待避されている旧物理媒体Bのデータベース部41aのデータと比較し共通データ部分があるかどうチェックする。そして、双方に共通のデータ領域(図11に斜線で示す領域)があれば、その部分はそのまま引き継ぐことにし(▲2▼)、それ以外の共通でない部分は、新規物理媒体B’のデータベース部41aのデータ部を初期値としてそのまま用いるようにする(▲3▼)。つまり、図11のバージョン1からバージョン2に物理媒体を変更する時に、共通部分はそのまま引き継ぎ、その他の部分は、新規バージョンのデータを初期値として設定する。この結果、新規物理媒体B’のデータベース部41aの構成は、図11に示すように、共通に用いる部分41Aと、初期値設定部41Bと、余白部41Cより構成されることになる。
【0049】
図12は本発明の第4の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。主制御部4は、物理媒体41が変更になったことを抽出すると(S1)、物理媒体41のバージョンデータ部41bを検索して新規変更されたことを認識する(S2)。次に、主制御部4は、バージョン1とバージョン2の共通データがあるどうかチェックする(S3)。ある場合には、その部分は新規バージョンに引き継ぎ(S4)、ない場合にはデータを初期値で展開する(S5)。
【0050】
この実施例によれば、物理媒体41を新規バージョンに変更するに際し、共通データ部はそのまま引き継ぎ、それ以外のデータ部は新規バージョンの初期値をそのまま用いるようにしてデータベース部41aを生成することにより、物理媒体取り替え時において、より現在サービス運用中に近い形態でデータを引き継ぐことができる。
【0051】
図13は本発明の第5の実施の形態例の動作説明図である。図において、50は高速データの終端部である高次群信号終端部、51は低速データの終端部である低次群信号終端部である。これら高次群信号終端部50及び低次群信号終端部51は、サービス回線終端部20内(図1参照)に設けられている。52はこれら高次群信号終端部50と低次群信号終端部51の信号が接続されるタイムスロット部である。該タイムスロット部52は多重/分離部21(図1参照)内に設けられている。
【0052】
53は高次群信号終端部50とタイムスロット部52とで構成されるタイムスロット選択部間の信号接続情報を記憶するレジスタ、54は高次群信号終端部50と低次群信号終端部51間の信号接続情報を記憶するレジスタ、55はこれらレジスタ53,54を参照すると共に、これらレジスタの内容を更新する変換部である。これらレジスタ53,54及び変換部55は主制御部4内に設けられる。このように構成された実施の形態例の動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0053】
例えば、図の実線で示すように高次群信号終端部の#1から低次群信号終端部の#1に接続されている信号線を、図の破線で示すように、低次群信号終端部51の#2に変更する場合を考える。この時、変換部55はタイムスロット部のレジスタ53の内容を破線で示す接続が行われるように変更する。タイムスロット部52は、レジスタ53の内容に応じて高次群信号終端部50と低次群信号終端部51間を図の破線で示すように切り替える。上述の説明では、高次群の#1から低次群の#2へ接続変更する場合を示したが、逆に低次群の#1から高次群の#4へ接続変更することもできる。
【0054】
このように、この実施例によれば、レジスタ53の内容を変更する変換部55を設けることにより、物理媒体の変更無しで、回線接続元/先を変更する時に、回線接続の切断/再設定の手順を行なう必要がなくなる。
【0055】
図14は本発明の第6の実施の形態例の動作説明図である。図13と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、56は回線接続/回線切断の可否情報が記憶されている保護部である。該保護部56は主制御部4内に設けられる。このように構成された実施の形態例の動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0056】
端末1から回線の接続変更指令を受けた主制御部4は、保護部56を参照し、該当する回線接続の変更が禁止されていなかチェックする。若し、保護部56に当該回線の接続変更や、回線切断等が禁止されていた場合には、主制御部4はその接続変更を行なわない。保護部56に記憶されている内容が、その接続変更を許すものであれば、主制御部4はレジスタ54の内容を変更し、高次群信号終端部50と低次群信号終端部51間の接続変更を行なう。
【0057】
この実施例によれば、主制御部4が保護部56に記憶されている回線接続/回線切断の可否情報により高次群信号終端部50と低次群信号終端部51間の信号の接続や、回線断を行なうようにすることにより、回線接続された状態でサービスを提供している時、誤って回線接続を変更/切断することから保護することができる。
【0058】
図15は本発明の第7の実施の形態例の動作説明図である。図13と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、57はレジスタ53,54の内容を参照して接続の良否を判断する警報部である。該警報部57は主制御部4内に設けられる。その他の構成は、図13と同じである。このように構成された実施の形態例の動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0059】
サービス実行中において、警報部57はレジスタ53及び54の内容を常時参照し、システムとしての接続状態の良否を判断している。異常がない場合には、該警報部57は何の動作も行わない。ここで、レジスタ53及び/又はレジスタ54に記憶されている接続状態に異常が発生した場合、警報部57はこの異常を検出する。そして、HMI制御部2(図1参照)に対して警報を出力する。HMI制御部2は、警報情報を端末1のディスプレイに表示させる。これにより、操作者は接続に異常が発生したことを知ることができ、接続異常に対する対策をとることができる。
【0060】
この実施例によれば、回線接続されてサービスを提供している時、誤って回線接続を切断のような異常が発生した場合に、この障害情報を通知することができる。
【0061】
図16は本発明の伝送装置のシェルフへの搭載例を示す図である。この搭載例は、最高伝送速度が150Mbpsのものである。図において、200はシェルフである。PW1Aはシェルフ内の給電を行なう給電部で、2個設けられている。TCAはシェルフ内にクロックを供給するクロック供給ユニットで、2個設けられている。AW1Aはシェルフ内のアラームを、オフィス、架上ランプ、表面板上のランプ等に表示させる警報ユニットである。SV1Aはシェルフ外の監視装置と伝送装置の通信を行なうためのインタフェースユニットで、図1のHMI制御2に相当する。
【0062】
MPIAはシェルフ内の情報を収集し、またシェルフ内のコントロールを行なう情報収集ユニットである。HSIAはSONETのオーバヘッドの送受と、高次群の切り替え制御を行なうユニットである。MC1A、LC1Aは低次群信号のインタフェースと多重/分離、光/電,電/光変換を行なうユニットで、図1のサービス回線終端部20と多重/分離部21に相当する。
【0063】
LS1Aは低次群の切り替え制御を行なうユニットである。EC1Aは低次群用オーバヘッドバイトの送受を行なうユニットである。TS1AはSONET信号を対応する各方向に送信する送信ユニットである。HC1Aは高次群のインタフェースと多重/分離、光/電,電/光変換を行なうユニットで、図1のサービス回線終端部20と多重/分離部21に相当する。LC1A,HC1Aで分離されたSONET信号は、送信ユニットTS1Aから各方向に送信される。
【0064】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、
主制御は端末からの指示により、回線接続区間の回線の接続に対して、最適な指示を出すことができ、構成変更を行なう際のサービス回線断を極力小さくし、かつ回線接続を保護することができる。
【0065】
この場合において、前記HMI制御部は、端末からのコマンドによる要求を解析し、要求を実行できる条件が全て満たされているか否かを判定し、実行可能ならば主制御部に対して実行要求を行ない、実行要求を受けた主制御部は、回線接続情報管理部を検索し、現在サービス中の回線接続情報を獲得し、現在サービス中の回線の入力先、出力先情報に対応させて回線接続指示に従い、回線接続区間の接続を行ない、回線の接続処理が完了した後、処理実行前に接続されていた回線の接続を切断することにより、物理媒体の変更無しで、回線接続の速度単位を例えばサービス回線A/回線速度Nbpsからサービス回線B/回線速度Mbpsにインサービス状態(サービスを継続したまま)で回線接続を変更することができる。
【0066】
また、前記サービス回線終端部と多重/分離部より構成されるスイッチ機能部と、前記サービス回線終端部に属する複数の情報伝送速度を持つ物理媒体とが前記スイッチ機能部と冗長状態で接続される構成において、前記主制御部は、片系の物理媒体より順に取り替えられるように、前記スイッチ機能部に指令を与えるようにするインサービス状態で回線接続を変更することができる。
また、前記サービス回線終端部と多重/分離部より構成されるスイッチ機能部と、前記サービス回線終端部に属する複数の情報伝送速度を持つ物理媒体とが前記スイッチ機能部と冗長状態で接続される構成において、前記主制御部内に、回線接続情報を記憶するレジスタの内容を変更する機能を持つ変換部を設け、前記主制御部は、該変換部に指令を与えることにより、スイッチ機能部を制御し、回線の切り替えを行なうことにより、回線切断を行なうことなく、かつインサービス状態で回線接続を変更することができる。
【0067】
また、前記スイッチ機能部にデータを一時的に待避するためのバッファメモリを設け、かつ前記物理媒体には、データ記憶部と該記憶しているデータのバージョンを記憶するバージョン記憶部を設け、前記主制御部は、あるバージョンの物理媒体から新規バージョンの物理媒体に切り替えるに際し、元の物理媒体のデータを、前記バッファメモリに待避させた後、新規に接続された物理媒体のデータ部を生成する時に、前記バッファメモリに記憶されているデータのうち、双方で共通に用いることができるデータ部を新規物理媒体のデータとして設定すると共に、双方で用いることができないデータは新規バージョンの初期値データを設定することにより、物理媒体取り替え時において、より現在サービス運用中に近い形態でデータを引き継ぐことができる。
【0068】
また、前記サービス回線終端部が高次群信号終端部と低次群信号終端部よりなる回線接続部を具備しており、前記高次群信号終端部と低次群信号終端部の接続を切り替えるに際し、前記多重/分離部に、高次群信号終端部と低次群信号終端部を仲介するタイムスロット部と、該タイムスロット部の接続を制御するレジスタを設け、前記主制御部には該レジスタの内容の書き込み制御を行なう変換部を設け、該変換部は、前記レジスタの情報を参照し、該レジスタの内容を接続切り替え要求に応じて書き替えることにより、高次群信号終端部と低次群信号終端部の接続を切り替えるようにした。
【0069】
これにより、物理媒体の変更無しで、回線接続元/先を変更する時に、回線接続の切断/再設定の手順が不要となる。
また、前記回線接続部は、その切り替えがレジスタによって行われる構成とし、前記主制御部内に、回線接続/回線切断の可否情報を記憶する保護部を設け、前記主制御部は該保護部に記憶されている情報により前記回線接続部のレジスタを更新することにより、回線接続された状態でサービスを提供している時、誤って回線接続を変更/切断することから保護することができる。
【0070】
更に、前記主制御部内に、前記回線接続部のレジスタの情報を参照して接続の良否を判断する警報部を設けることにより、回線接続されてサービスを提供している時、誤って回線接続を切断した場合のような異常が発生した時に、障害情報を通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例の動作説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態例の他の動作説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態例の動作説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。
【図7】サブフローチャートAとBを示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態例の動作説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態例の動作説明図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態例の動作説明図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第5の実施の形態例の動作説明図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態例の動作説明図である。
【図15】本発明の第7の実施の形態例の動作説明図である。
【図16】本発明の伝送装置のシェルフへの搭載例を示す図である。
【図17】従来システムの構成例を示すブロック図である。
【図18】SONET網のシステム構成例を示す図である。
【図19】SONET網の他のシステム構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 端末
2 HMI制御部
4 主制御部
15 サービス回線
20 サービス回線終端部
21 多重/分離部
30 回線種別指示テーブル
31 回線接続情報管理部
100 端局装置
Claims (8)
- 端末からの要求コマンドを解析し、主制御部に対して実行要求を行なうHMI制御部と、
複数の回線接続指示機能を含む回線種別指示テーブルと、現在サービス中の回線接続情報を記憶する回線接続情報管理部を内蔵し、前記HMI制御部からの要求の実行を制御する主制御部と、
サービス回線を終端するサービス回線終端部と、
信号の多重/分離を行なう多重/分離部
とを具備して構成されるSONET伝送装置の回線接続変更システム。 - 前記HMI制御部は、端末からのコマンドによる要求を解析し、要求を実行できる条件が全て満たされているか否かを判定し、実行可能ならば主制御部に対して実行要求を行ない、
実行要求を受けた主制御部は、回線接続情報管理部を検索し、現在サービス中の回線接続情報を獲得し、
現在サービス中の回線の入力先、出力先情報に対応させて回線接続指示に従い、回線接続区間の接続を行ない、
回線の接続処理が完了した後、処理実行前に接続されていた回線の接続を切断する
ことを特徴とする請求項1記載のSONET伝送装置の回線接続変更システム。 - 前記サービス回線終端部と多重/分離部より構成されるスイッチ機能部と、
前記サービス回線終端部に属する複数の情報伝送速度を持つ物理媒体とが前記スイッチ機能部と冗長状態で接続される構成において、
前記主制御部は、片系の物理媒体より順に取り替えられるように、前記スイッチ機能部に指令を与えることを特徴とする請求項1記載のSONET伝送装置の回線接続変更システム。 - 前記サービス回線終端部と多重/分離部より構成されるスイッチ機能部と、
前記サービス回線終端部に属する複数の情報伝送速度を持つ物理媒体とが前記スイッチ機能部と冗長状態で接続される構成において、
前記主制御部内に、回線接続情報を記憶するレジスタの内容を変更する機能を持つ変換部を設け、
前記主制御部は、該変換部に指令を与えることにより、スイッチ機能部を制御し、回線切断を行なうことなく回線の切り替えを行なうことを特徴とする請求項1記載のSONET伝送装置の回線接続変更システム。 - 前記スイッチ機能部にデータを一時的に待避するためのバッファメモリを設け、
かつ前記物理媒体には、データ記憶部と該記憶しているデータのバージョンを記憶するバージョン記憶部を設け、
前記主制御部は、あるバージョンの物理媒体から新規バージョンの物理媒体に切り替えるに際し、元の物理媒体のデータを、前記バッファメモリに待避させた後、新規に接続された物理媒体のデータ部を生成する時に、前記バッファメモリに記憶されているデータのうち、双方で共通に用いることができるデータ部を新規物理媒体のデータとして設定すると共に、双方で用いることができないデータは新規バージョンの初期値データを設定することを特徴とする請求項3乃至4のいずれかに記載のSONET伝送装置の回線接続変更システム。 - 前記サービス回線終端部が高次群信号終端部と低次群信号終端部よりなる回線接続部を具備しており、前記高次群信号終端部と低次群信号終端部の接続を切り替えるに際し、
前記多重/分離部に、高次群信号終端部と低次群信号終端部を仲介するタイムスロット部と、該タイムスロット部の接続を制御するレジスタを設け、
前記主制御部には該レジスタの内容の書き込み制御を行なう変換部を設け、
該変換部は、前記レジスタの情報を参照し、該レジスタの内容を接続切り替え要求に応じて書き替えることにより、高次群信号終端部と低次群信号終端部の接続を切り替えることを特徴とする請求項1記載のSONET伝送装置の回線接続変更システム。 - 前記回線接続部は、その切り替えがレジスタによって行われる構成とし、
前記主制御部内に、回線接続/回線切断の可否情報が記憶される保護部を設け、
前記主制御部制御は該保護部に記憶されている情報により前記回線接続部のレジスタを更新するかどうかを決定することを特徴とする請求項6記載のSONET伝送装置の回線接続変更システム。 - 前記主制御部内に、前記回線接続部のレジスタの情報を参照して接続の良否を判断する警報部を設けることを特徴とする請求項6記載のSONET伝送装置の回線接続変更システム。
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