JPH09510589A - 通信システム保護スキーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 信号を切換える複数のトリビュータリーカードを備え、トリビュータリーカードに対して保護カードを設け、マルチプレクス制御装置によって複数の回線終端ユニット（ＬＴＵ）の出力を制御するＳＤＨ通信システムにおいて、保護カードを含む各トリビュータリーカードそれぞれについて一つのユニットを設け、異常トリビュータリーカード内では切換えを起こさずに、異常トリビュータリーカードに対応するＬＴＵを介して信号を異常トリビュータリーカードから保護カードに切換えるようにマルチプレクス制御回路を配置して、異常トリビュータリーカードを有効に交換できるようにしたＳＤＨ通信システム。

Description

【発明の詳細な説明】 ＳＤＨアド／ドロップマルチプレクサーを 対象とする保護スキーム 本発明は、通信システムにおけるトリビュータリーカードを保護し、異常時に これらカードを交換できるようにした通信システム保護スキームに関する。 上記システムは、同期デジタル階層（Ｓ．Ｄ．Ｈ．）オペレーティングシステ ムで、情報は連続バイトの情報においてビットの形で送信される。情報は、送信 レベルが３４／４５および１４０メガビットで、アド・ドロップマルチプレクサ ーシステムを利用するものである。これは、通常、ＡｄＭｕｘと呼ばれている。 本発明は、カード異常の保護スキームとして、またトリビュータリーカード交換 時のトリビューター通信の破壊を最小限に抑える保守ツールとして意図されてい る。メカニズムは外部通信インターフェースに影響を与えず、保護はトリビュー タリーカードのみに与えられる。また、信号については、カード交換前後に同じ 通信ポートに送信され、かつ受信される。 本発明は、信号を切換える複数のトリビュータリーカードを備え、トリビュー タリーカードに対して保護カードを設け、マルチプレクス制御装置によって複数 の回線終端ユニット（ＬＴＵ）の出力を制御するＳＤＨ通信シ ステムにおいて、保護カードを含む各トリビュータリーカードそれぞれについて 一つのユニットを設け、異常トリビュータリーカード内では切換えを起こさずに 、異常トリビュータリーカードに対応するＬＴＵを介して信号を異常トリビュー タリーカードから保護カードに切換えるようにマルチプレクス制御回路を配置し て、異常トリビュータリーカードを有効に交換できるようにしたＳＤＨ通信シス テムを提供するものである。 このように、不良カードに関与することなく、保護切換えを実施できる。即ち 、本発明はトリビュータリーカードの不良モードに関係なく、保護システムの良 好な動作を保障するものである。これは、保護動作に、異常トリビュータリーカ ードが機能的に関与するものとは異なる。 カード間の切換えはマルチプレクス制御装置で自動的に制御してもよく、ある いは手動制御してもよい。手動制御の場合には、回線網の適当な管理インターフ ェースによって行なうことができる。 また、異常トリビュータリーカードの交換時に、制御装置が保護カードからト リビュータリーカードの使用に切換えるようにするのが好ましい。 本発明の場合、自動オペレーションするためには、次の内部検出基準に従って 保護切換えを実行する必要がある。この例を以下に列記する。 （ａ）内部インターフェース検査ディスパリティエラ ー （ｂ）制御ポール応答不良 （ｃ）制御バスプロトコル検査不良 （ｄ）オン・カードウオッチドッグタイマーのマチュアリング （ｅ）オン・カード検査合計エラー （ｆ）オン・カードＡＳＩＣポールサム不良 （ｇ）ＡＳＩＣ内部バッファオーバーフロー／アンダーフロー 自動・手動を問わず、保護切換えを正確にするためには、次の事象シーケンス に従う必要がある。 １．保護カードについては、切換えカード保護を使用禁止にする必要がある。 ２．保護カードについては、通信を二重にする。 ３．保護カードに、その形状をダウンロードする。 ４．不良カードの出力バッファを使用禁止にするとともに、対応するＬＴＵに 切換える。 ５．次に、バッファリングカードの保護出力バッファを使用可能にする。 なお、異常トリビュータリーカードから保護カードに切換えるさい、伝送に若 干の遅れが生じる。マルチプレクス制御装置の制御によりシステムを自動制御モ ードにする場合には、通常、このような切換えは、トリビュータリーカードの異 常状態検出から３秒以内に完了する必要がある。一方、手動モードの場合は、適 正なインター フェースへのコマンド入力からオペレーターによる確認までの時間である８秒以 内で切換えを完了するのが好ましい。 また、選択した入力通信の切換え時に、コンテナバイトにエラーが発生する。 切換えユニット保護メカニズムに互換性をもたせるためには、また未保護切換え ユニットの場合に切換えユニット不良の指示がでるのを防止するためには、トリ ビュータリーカード間の切換えによる、切換えユニット出力からの通信の破壊最 長時間を切換え診断メッセージ検査のパーシステンス検査時間以内に抑える。 本発明の理解を容易にするために、本発明の実施態様である切換えシステムア ーキテクチャの一例を添付図面について説明する。なお、この図は被保護トリビ ュータリーカードとマルチプレクス制御装置間の接続を示す概略図である。 図示のように、トリビュータリーカードは“１”〜“ｎ”で、保護カードは“ １０”である。トリビュータリーカードそれぞれを回線終端ユニット（ＬＴＵ） “１１”、“１２”、“１ｎ”に接続し、保護カード“１０”をその対応するＬ ＴＵ“２０”に接続する。そして、図示のように、ＬＴＵそれぞれをマルチプレ クス制御装置“２１”に接続し、ＬＴＵ２０を除くＬＴＵそれぞれに切換えメカ ニズムを設け、これを保護バス“２３”に接続して、ＬＴＵ“２０”を他の適当 なＬＴＵのいずれか一 つに切換えることができる。また、各ユニットは出力ポートを備えている。従っ て、ＬＴＵで受信されたプレシオクロナスデジタル階層信号（Ｐ．Ｄ．Ｈ．）を このＬＴＵに対応するカードに直接回すことができる。あるいは、保護バス“２ ３”に回すことができる。切換えはいずれも制御装置“２１”によって制御され るので、図１に示すように、被保護カード左側の保護バスの残りが切換えにより 自動的に切断される。 本例では、五本の保護バスがあり、これら内三本が３４／４５メガビットを、 一本が３４メガビットのトランスマックスを、そして最後の一本が１４０メガビ ットの信号を対象とする。３４メガビットカードの終端ユニットの“ａ”接続を ３４メガビット保護バス“１”に接続し、“ｂ”端子を３４メガビットバス“２ ”などに接続する。１４０メガビットカードが使用するのは、１４０メガビット バスにアクセスする終端端子“ｄ”のみである。３４メガビットトランスマック スカードが使用するのは、終端ユニット端子“ａ”である。保護カード“１０” は、保護すべきトリビュータリーカード“１”〜“ｎ”のすぐ右側にある切換え 装置のスロットに設ける。保護カードに対応する終端ユニットスロットには、関 連する保護終端ユニットを挿入する。このユニットが、保護バスを保護カードの 入出力に接続する。 なお、システム動作時、トリビュータリーカード“１”〜“ｎ”の一つがただ ちに動作を止め、保護カードが切 換えられて回路に接続する。次に、保護カード“１０”がユニット“２０”を介 して適当なＬＴＵにより適切な保護バス“２３”につながるため、伝送が続く。 これによって、信号の有効かつ迅速な再回送が可能になるとともに、保護が生じ るので、トリビュータリーカードの切換え時には、システムは動作を停止する。 トリビュータリーカードの交換時には、システムが自動的に戻り、保護カード“ １０”が動作を停止する。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年５月１５日 【補正内容】 明細書 通信システム保護スキーム 本発明は、通信システムにおけるトリビュータリーカードを保護し、異常時に これらカードを交換できるようにした通信システム保護スキームに関する。 上記システムは、同期デジタル階層（Ｓ．Ｄ．Ｈ．）オペレーティングシステ ムで、情報は連続バイトの情報においてビットの形で送信される。情報は、送信 レベルが３４／４５および１４０メガビットで、アド・ドロップマルチプレクサ ーシステムを利用するものである。これは、通常、ＡｄＭｕｘと呼ばれている。 本発明は、カード異常の保護スキームとして、またトリビュータリーカード交換 時のトリビューター通信の破壊を最小限に抑える保守ツールとして意図されてい る。メカニズムは外部通信インターフェースに影響を与えず、保護はトリビュー タリーカードのみに与えられる。また、信号については、カード交換前後に同じ 通信ポートに送信され、かつ受信される。 “Ｂｒｉｔｉｓｈ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｅｎｇｉｎｅｅ ｒｉｎｇ”、第１２巻、１９９３年１０月号、イギリス、ロンドン、第２０７− ２１５頁には、“ワーカー”ユニットの各群に単一の“保護” ユニットを設けて、“ワーカー”ユニット不良が生じた場合に、不良ユニットが 担う通信を低速切換えユニットを介して“保護”ユニットに回送できるようにし た保護機構をもつＳＤＨ回線網が開示されている。 本発明は、信号を切換える複数のトリビュータリーカードを備え、トリビュー タリーカードに対して保護カードを設け、マルチプレクス制御装置によって複数 の回線終端ユニット（ＬＴＵ）の出力を制御し、保護カードを含む各トリビュー タリーカードそれぞれについて一つのユニットを設け、異常トリビュータリーカ ードに対応するＬＴＵを介して信号を異常トリビュータリーカードから直接保護 カードに切換えるようにマルチプレクス制御回路を配置した同期デジタル階層（ ＳＤＨ）通信システムにおいて、異常トリビュータリーカード内では切換えを起 こさずに、上記の信号切換えを実行して、異常トリビュータリーカードを有効に 交換できるようにしたＳＤＨ通信システムを提供するものである。 このように、不良カードに関与することなく、保護切換えを実施できる。即ち 、本発明はトリビュータリーカードの不良モードに関係なく、保護システムの良 好な動作を保障するものである。これは、保護動作に、異常トリビュータリーカ ードが機能的に関与するものとは異なる。 カード間の切換えはマルチプレクス制御装置で自動的に制御してもよく、ある いは手動制御してもよい。手動 制御の場合には、回線網の適当な管理インターフェースによって行なうことがで きる。 また、異常トリビュータリーカードの交換時に、制御装置が保護カードからト リビュータリーカードの使用に切換えるようにするのが好ましい。 本発明の場合、自動オペレーションするためには、次の内部検出基準に従って 保護切換えを実行する必要がある。この例を以下に列記する。 （ａ）内部インターフェース検査ディスパリティエラー （ｂ）制御ポール応答不良 （ｃ）制御バスプロトコル検査不良 （ｄ）オン・カードウオッチドッグタイマーのマチュアリング （ｅ）オン・カード検査合計エラー （ｆ）オン・カードＡＳＩＣポールサイクル不良 （ｇ）ＡＳＩＣ内部バッファオーバーフロー／アンダーフロー 請求の範囲 １．信号を切換える複数のトリビュータリーカード（１〜ｎ）を備え、トリビ ュータリーカードに対して保護カード（１０）を設け、マルチプレクス制御装置 （２１）によって複数の回線終端ユニット（ＬＴＵ）の出力を制御し、保護カー ド（１０）を含む各トリビュータリーカード（１、２、・・・、ｎ）それぞれに ついて一つのユニット（１１、１２、・・・、１Ｎ、および２０）を設け、異常 トリビュータリーカードに対応するＬＴＵを介して信号を異常トリビュータリー カードから直接保護カード（１０）に切換えるようにマルチプレクス制御回路（ ２１）を配置した同期デジタル階層（ＳＤＨ）通信システムにおいて、異常トリ ビュータリーカード内では切換えを起こさずに、上記の信号切換えを実行して、 異常トリビュータリーカードを有効に交換できるようにしたＳＤＨ通信システム 。 ２．カード間を自動的に切換える手段を設けた請求項１に記載の通信システム 。 ３．カード間の切換えを手動制御する手段を設けた請求項１に記載の通信シス テム。 ４．添付図面について実質的に説明した構成の通信システム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．信号を切換える複数のトリビュータリーカードを備え、トリビュータリー カードに対して保護カードを設け、マルチプレクス制御装置によって複数の回線 終端ユニット（ＬＴＵ）の出力を制御するＳＤＨ通信システムにおいて、保護カ ードを含む各トリビュータリーカードそれぞれについて一つのユニットを設け、 異常トリビュータリーカード内では切換えを起こさずに、異常トリビュータリー カードに対応するＬＴＵを介して信号を異常トリビュータリーカードから保護カ ードに切換えるようにマルチプレクス制御回路を配置して、異常トリビュータリ ーカードを有効に交換できるようにしたＳＤＨ通信システム。 ２．カード間を自動的に切換える手段を設けた請求項１に記載の通信システム 。 ３．カード間の切換えを手動制御する手段を設けた請求項１に記載の通信シス テム。 ４．添付図面について実質的に説明した構成の通信システム。