JP3607308B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複写機等の画像処理装置に係り、特に、加工編集に有効な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭63−199568号公報(第1従来例と称する)には、1ライン毎又は複数ライン毎にシフトする技術が開示されている。
特開平3−65873号公報(第2従来例と称する)には、モザイク処理に関する技術が開示されている。
特開平2−294161号公報(第3従来例と称する)には、モザイクに似た効果を生む方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来技術では、モザイクと斜体は、モザイク後、斜体を施すようにしている。ところが、操作者は、斜体後、モザイクを要求するように操作する場合があるが、このような要求には対応できなかった。
また、前記第2従来例では、領域指定のモザイクは、副走査の切り換えタイミングに制限があった。
また、前記第3従来例では、部分領域内に複数の処理を行なう際に、処理順によって出力結果が異なると、出力画像が劣化していた。
【0004】
ここで、図50のデータを5×5のモザイクを施すと図51のようになる。
上記従来技術を組み合せて、斜体(斜体量は、副走査が2ラインに対し、主走査1画素シフトする。)+モザイク処理を行なうと、図52または図53のようになる。
図52は斜体時の画像シフト量に応じて、読出アドレス変換部でのアドレス変換のタイミングを変化させた場合である。このように行うと、モザイク後斜体となる。図53は、読出アドレス変換部でのアドレス変換のタイミングを同期信号(基準位置)に対して行なうと、このようになり、モザイクは形成されない。
また、上記従来例と、上述した斜体を組み合せると、図52または図53のようになる。図52は、斜体時の画像シフト量に応じてレジスタの取り込みタイミングを変化させた場合である。このように行うと、モザイク後斜体となる。図53は、出力レジスタの取り込みタイミングを同期信号(基準位置)に対して行なうとこのようにモザイクは形成されない。
【0005】
本発明の第1の目的は、斜体後、モザイク処理を施すことができる画像処理装置を提供することにある
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的は、斜体化後モザイク処理を施す画像処理装置において、
最初の画像データが入力され、少なくとも画像データを1ライン以上蓄えることが可能な記憶手段と、前記記憶手段の入力または出力タイミングを1ライン又は複数ライン毎に変えることにより、斜体化する斜体化手段と、前記斜体化手段の出力側に配置して、前記斜体化手段により斜体化を行なった後の画像データに対して、前記主走査方向のモザイク処理し、更に副走査方向のモザイク処理を行なう処理手段とを備えた第1の手段により達成される
【0007】
【作用】
前記第1の手段にあっては、モザイク処理を行う処理手段を斜体化する斜体化手段の後に入れることにより、斜体後、モザイク処理を実現する
【0008】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の第1の実施例のベースとなる技術を図1〜図3を参照して説明する。図1は本装置の構造を説明するブロック図で、原稿像を走査しながらデジタルデータとして読み取る画像読取部1と、前記画像データに所定の処理・加工を施す画像処理部2と、該画像処理部2より供給される画像データを転写紙上にプリントする画像記録部3とにより電子画像プリント手段が構成されている。
【0009】
図2は画像処理部2の構成の一例を示すブロック図で、301及び302は夫々第1及び第2系統用メモリで、夫々に主走査方向の1ライン分の画像データを貯蔵する機能をもち、一方に画像データを書き込み中は、他の一方からは同データの読出しが行われる。即ち、第1、第2系統用メモリ301及び302は交互に交換しながら書込み及び読出しの機能を果たす。101,102は夫々第1、第2系統用の入力レジスタで、入力する画像データを1ライン分ずつ一時貯蔵し、夫々第1、第2系統用メモリ301,302へ出力する。201は画素クロック(以下「CLK」と記す)に応答して第1、第2系統用メモリ301,302の書込みアドレスを計数する書込アドレスカウンタ、同様に202は読出しアドレスを係数する読出アドレスカウンタである。103,104は夫々第1、第2系統用書込アドレスバッファ、105,106は夫々第1、第2系統用の読出アドレスバッファ、502は読出アドレスカウンタ202の出力値を所定回数ごとに間引いて抽出する(以下「サンプル」するという)読出アドレス変換部である。また、107,108は夫々第1、第2系統用出力レジスタ、109は107,108よりの読出値の何れか一方を選択して次工程(この場合は図1に示す画像記録部3)へ供給するセレクタである。また、402は画像処理部全体の動作を規制するメモリ制御部である。
【0010】
図1の構成について、最初にモザイク機能を解除した場合(通常の画像記録の場合)の動作を説明する。
このときは読出アドレス変換部502の機能は解除され、読出アドレスカウンタ202の出力はそのまま第1、第2系統用読出アドレスバッファ105,106へ入力する。前述した通り、第1系統用メモリ301へデータの書込み進行中の場合は、第2系統用メモリ302より既に貯蔵されているデータの読出しが行われ、またその機能は所定期間ごとに交換するので、以下これら両系統の動作を並行的に説明する。
【0011】
原画像は1ライン分ずつ画像読取部(図1の符号1)によりデジタルデータとして読取られ、入力レジスタ101(102)を経由してメモリ301(302)に順次貯蔵される。1画素分のデータが貯蔵されるごとに書込アドレスカウンタ201は1カウントし、書込アドレスバッファ103(104)を経由して計数値(読出アドレス)をメモリ301(302)へ送り、301(302)の書込アドレスは1番地ずつ前進する。
これと並行してメモリ302(301)では、データの読出しが行われる。すなわち、読出アドレスカウンタ202は、書込アドレスカウンタ201と同様に、CLKパルスに応答してカウント動作を繰り返し、その計数値は、読出アドレス変換部502(機能停止中)をそのまま通過し、読出アドレスバッファ106(105)を経由してメモリ302(301)へ伝達される。従って、メモリ302(301)の読出アドレスは1番地ずつ前進する。これにより、メモリ302(301)へのデータ書込みと並行して、メモリ302(301)よりのデータ読出しが行われる。
メモリ302(301)より1画素分ずつ読みだされたデータは出力レジスタ108(107)を経由し、更にセレクタ109を経由して次工程(画像記録部3)へ向けて出力される。セレクタ109はメモリ302(301)からデータが読出されているときは出力レジスタ108(107)を選択する。1ライン分のデータの読出が終了すると、セレクタ109は切り替り、出力レジスタ107(108)を選択する。
上述の全動作はメモリ制御部402より各部へ向けて出力される制御信号により制御される。また、この動作のタイミングチャートは図5の上段((1)を付した部分)に示す通りである。
【0012】
次に、図2の構成により、図4に示すような格子状のモザイクパターンを得る場合について説明する。この場合、読出アドレス変換部502は本来の機能を復帰する。ここで、図4のパターンのモザイクサイズ(矩形状小面積、単位ブロック)をN×M(主走査方向にN画素、副走査方向にM画素)に設定する。この場合、読出アドレス変換部502は、自己がNカウントするごとに、読出アドレスカウンタ202の計数値を取り込む。換言すれば、読出アドレス変換部502は読出アドレスカウンタ202の計数値をN番地おきにサンプルし、読出アドレスバッファ106(105)を経由してN回繰り返してメモリ302(301)へ送出する。従ってメモリ302(301)からはN回繰り返して同一番地の画像データが読出され、レジスタ108(107)及びセレクタ109を経由して画像記録部3へ向けて出力される。1ライン分のデータ処理(読出し)が終了してもメモリ301,302の書込/読出動作の切替は行わず、メモリ302(301)から再びデータを読出す。この間、メモリ301(302)には原稿像の次のラインのデータが書き込まれる(旧データは消去される)。
【0013】
以下この操作をM回(Mライン分)繰り返す。すなわち、メモリ301(302)はM回目(Mライン目)のデータが貯蔵されている。ここでメモリ301,302の書込/読出操作の切替を行い、上述の操作を反復する。以下、Mラインごとにメモリの操作の切替を行いながらデータ処理を続ける。これにより、第1図に示すように、N×M画像を単位ブロックとするモザイク画像を形成することができる。
N=M=4
とした場合の上述の動作タイミングチャートは図5の下段((2)を付した部分)及び図6に示す通りである。
また、メモリ301,302の書込/読出操作を切替えるごとに、読出アドレス変換部502で読出アドレスを変化させるタイミングを調整することにより、図8に示すモザイクパターンを得ることができる。
【0014】
次に、図3に示す図2の変形例について説明する。この図に示す構成は、図2のそれと概略相似的であるが、この場合は図2の読出アドレス変換部502がなく、代わって出力レジスタ制御部401が設けられ、第1、第2系統用出力レジスタ107,108の動作を制御する。
メモリ301(302)へのデータの書込みは図2の場合と変わりない。また、読出アドレスカウンタ202の出力は直接に第1、第2系統用読出アドレスバッファ108(107)へ供給されるから、メモリ302(301)からのデータの読出しは、図2の構成でモザイク機能を解除した場合(通常の画像記録の場合)と同じく、このメモリに貯蔵された全画像データごとに逐次進行する(読出アドレスは1番地ずつ増加する)。前述の場合と同じく、N×M画素を単位ブロックとする図4に示すような格子状のパターンを得ようとする場合は、出力レジスタ制御部401よりの指令により、出力レジスタ108(107)はN回に1度ずつデータを取り込み、その後はこのデータをN回繰り返してセレクタ109へ送出する。図2の場合と同様に、1ライン分のデータ処理が完了しても、メモリ301(302)の書込/読出操作の切替し行わず、Mライン分のデータが302(301)より繰り返し読出され、次工程(画像記録部3)へ送出される。また、
N=M=4
の場合について、上述の一連の動作のタイミングチャートを示したものが図7である。
また、出力レジスタ108及び107よりのデータ出力のタイミングを適当にずらすことにより、図8に示すモザイクパターンを形成することができる。
【0015】
次に、本発明の第1の実施例の要部について説明する。図9及び図10に示す第1の実施例は前記図2、図3の構成に、主走査モザイク手段501を追加したものであり、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する
図11は、図50のデータを主走査モザイク手段501により、主走査モザイクを施した例で、5画素のうち1画素をサンプルしている。この主走査モザイク手段501を追加することにより、図53の出力結果は、図12に示すように、斜体後モザイク処理となる。
なお、斜体処理は、同期信号(基準位置)に対して、出力画像の位置を1ライン毎又は、複数ライン毎に変化させることにより達成できる。画像位置は、1ライン蓄えるメモリを用いて、読み出しアドレス又は書き込みアドレスを変化させて移動する。
【0016】
図13は、図2に示す構成での斜体時の画像シフト量に応じて、読出アドレス変換部502(副走査モザイク手段に相当する)でのアドレス変換のタイミングを変化させた場合(図52)の詳細のタイミンク゛チャート(モサ゛イクサイス゛4)、図14は、図2に示す構成での読出アドレス変換部502でのアドレス変換を同期信号(基準位置)に対して行なった場合(図53)の詳細のタイミンク゛チャート(モサ゛イクサイス゛4)、図15は、図3に示す構成での斜体時のシフト量に応じて、出力レジスタ108(107)の取り込みタイミングを変化させた場合(図52)の詳細のタイミンク゛チャート(モサ゛イクサイス゛4)、図16は、図3に示す構成での出力レジスタ108(107)の取り込みタイミングを同期信号(基準位置)に対して行なった場合(図53)の詳細のタイミンク゛チャートである(モサ゛イクサイス゛4)。
また、図17は、図9の読出アドレス変換部502でのアドレス変換を同期信号(基準位置)に対して行なった場合(図12)の詳細タイミンク゛チャートである。主走査モザイク手段501を追加することにより、斜体後モザイクの出力が可能となる。従来技術であれば、1,5,9となるが、主走査モザイク手段501により0,4,8のデータになる(モサ゛イクサイス゛4)。
また、図18は、図10の出力レジスタ108(107)の取り込みタイミングを同期信号(基準位置)に対して行なった場合(図12)の詳細タイミンク゛チャートである。主走査モザイク手段501を追加することにより、斜体後モザイクの出力が可能となる。
また、操作者の意図に応じてモザイク後斜体と斜体後モザイクの処理を選択することも可能である。
【0017】
このように構成された第1の実施例にあっては、斜体後モザイク効果を得る画像処理装置において、主走査モザイクを形成する主走査モザイク手段501と、少なくとも画像データを1ライン以上蓄えることが可能な記憶手段と、この記憶手段の入力と出力に、前記主走査モザイク手段501を配置して、処理を行なう処理手段と、前記記憶手段を制御することにより、副走査モザイクを形成する副走査モザイク手段と、前記記憶手段の入力または出力タイミングを変えることにより、斜体化する斜体化手段とを備えたため、斜体後、モザイク処理を実現できる。
【0018】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
ところで、画像処理装置には、図23に示すように、原稿画像内に設定された矩形状領域(モザイク領域)にモザイク画像を形成し、残余の領域(ノーマル領域)に通常の態様で画像を記録しようとするものである。この例を図24から図26にかけて例示してある。
【0019】
図24及び図25の構成は夫々前記図2及び図3のそれと基本的には変りなく、同一の符号により表示された構成要素の構造・機能も図2、図3の場合と変りないので説明を省略する。相違する点は図24、図25の構成では、出力レジスタ制御部401及びメモリ制御部402には夫々領域信号が供給される点である。領域信号がHの場合には、これらの構成のモザイク機能が作動し、同信号がLの場合には同機能は解除される。図24、図25の構成のモザイク機能そのものは、夫々図2、図3の構成と異なるところはない。
【0020】
図26は領域信号発生回路の1構成を例示する回路図である。603〜606は比較器で、便宜上、P端子及びQ端子の入力を夫々P及びQにより表示すれば、P>QならLを、P>QならHを夫々出力する。607はNAND回路、608はOR回路であり、また、609は排他的論理和回路で、周知の通り、片側の入力がH、残る片側の入力がLの場合に限りHを出力し、それ以外の入力に対しては常にLを出力する。203はライン同期信号(LSYMC)を計数する副方向アドレスカウンタである。
【0021】
ここで、画像データの主走査方向(画像クロック方向)のアドレスをx、同副走査方向(ラインクロック方向)のアドレスをyとすることにする。これに対応して、図23に示すモザイク領域のx方向のスタートアドレスをx、同エンドアドレスをxにより表示し、また、y方向のスタートアドレスをy、同エンドレスアドレスをyにより表示することとする。また、現に読出中の主走査方向及び副走査方向のアドレスは夫々x及びyにより表す。従って、xは図24または図25の読出アドレスカウンタ202の計数値であり、yは前述の副走査方向アドレスカウンタ203の計数値である。
【0022】
図26の構成から明らかな通り、
<x<x,y<y<y
の場合(x,yが共に図23のモザイク領域における場合)に限り、NAND回路607はHを出力し、他の場合の出力はLとなる。また、図26において、MODE1,2はモード信号を完成する1ビットの指令信号(装置使用者により選択される)である。この回路構成から明らかな通り、
MODE1=L,MODE2=L
の場合には、図23に示す通りの態様で画像記録が行われる。
【0023】
MODE1=L,MODE2=H
の場合には、図23のモザイク領域とノーマル領域とは入れ替る。更に、
MODE1=H,MODE2=H
の場合には、x,x,y,yの値を如向に設定しても領域・信号は常にLになり、従って全面にわたりモザイク処理は行われず、通常の態様で画像記録が行われる。
最後に
MODE1=H,MODE2=L
の場合には、NAND回路607の出力値にかかわらず、領域信号はHとなる。すなわち、仮にx,x,y,yの値を設定しなくても、全面にわたりモザイク処理が行われる。
【0024】
このように簡単な回路構成を付加するのみで、画像記録態様に種々のバラエティを持たせることができる。
【0025】
上述の一連の動作のタイミングチャートは図27より図29にかけて示されている。
【0026】
しかしながら、この例では、問題点として、モザイク処理を終了するラインは、モザイク領域時とノーマル領域時の書き込んでいるメモリが同一のメモリでないと、終了時のデータがおかしくなる。
【0027】
そこで、次に、本発明の第2の実施例について説明する。
第2の実施例の回路図を図30〜図32に示してある。
まず、基本的な動作を説明する。
第2の実施例に係る画像処理装置は、図1のブロック図に示すように原稿を走査しながら(または、記憶手段より順次)デジタルデータとして読み取る画像読み取り部1と、画像データに所定の処理、加工を施す画像処理部2と、画像処理部2により、処理されたデータを用紙上にプリント(または、記憶手段に記憶)する画像記録部3とから構成されている。
図33は領域信号を基に画像データと付加情報を選択するブロック図であり、11,12はラインメモリ、13,14はセレクタである。
【0028】
図34は画像処理部2のブロック図であって、21は画像読み取り部1のR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)データのγ補正を行うRGBγ補正部、22はR,G,Bそれぞれ独立にエッジ強調または平滑化を行うRGBフイルタ、23はマスキング方程式により、R,G,BのデータをC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)に変換する色変換部、24は主走査の変倍を行う変倍部である。なお、副走査の変倍は画像読み取り部1で行う。25はミラー、斜体、影付け、モザイクなどの加工処理を行うクリエイト部、26はC,M,Y,Kの任意の1色に対してエッジ強調または平滑化を行うCMYKフイルタ、27は画像記録のγ特性に合ったγ補正を行うCMYKγ補正部、28は中間調処理を行いC,M,Y,K,C′,M′,Y′,K′(但しビット数は、C>C′,M>M′,Y>Y′,K>K′)に変換するデイザ処理部である。
ここでは、R,G,Bデータを受け取り、色補正にてY,M,C,Kの任意の1色を作り、画像記録部3へ出力する。つまり、Y,M,C,K面順次出力なので、4スキャン必要となる。
【0029】
また、領域信号は図示せぬ領域信号発生手段により発生し、画像処理各ブロックに直列(カスケード)接続をしている。つまり、各画像処理ブロックは、画像データと領域信号がずれないように同期をとり、次ブロックに渡す。領域信号は画像処理のモードを切り換えるためのもので、例えば、0番は通常処理、1番はリピート、2番はミラー、3番は斜体などと、任意に定義することが可能である。
【0030】
次に、クリエイト部を図30ないし図32及び図35ないし図38に基づいて説明する。図30〜図31及び図38はトグルメモリと制御手段の詳細ブロック図、図32はトグルメモリの基本制御ブロック図、図35は全体ブロック図、図36はデータ変換手段のブロック図、図37はデータ変換手段のブロック図である。
【0031】
図35において、31,32はトグルメモリ、33は制御手段、34データ変換手段、35はデータ選択手段である。
図36において、41は遅延回路、42は領域データ、43は斜体データ制御部、44はセレクタである。
図37において、51は遅延回路、52は平均化手段、53は一定色データ、54は斜体色モード、55,56はセレクタである。
図32において、61はライトアドレス発生手段、62はリードアドレス発生手段、63〜66はレジスタ、67〜70はバッフア、71〜74はメモリ、75,76はセレクタである。
【0032】
図30、図31、図38において、81は全面アドレス、82は部分加算アドレス、83は拡張加算アドレスであり、これらはライン同期信号に同期して、図示せぬCPUにより、1ラインまたは複数ラインごとにデータを書き換えることが可能なレジスタであり、全面アドレス81は全面のシフト量の制御とカウンタのアップダウン制御を行う。また部分加算アドレス82は部分モード時に全面シフト量に加減算を行う。
84,85は交換部であり、S=Lの時、XはAを出力する。YはBを出力する。またS=Hの時、XはBを出力する。YはAを出力する。86〜89はセレクタ、90は部分モードセレクタであり、S=Lの時、YはAを出力する。またS=Hの時、YはBを出力する。91,92は加算器であり、ΣはA+Bを出力する。93〜97はコンパレータであり、A=Bの時、CはLを出力する。98は斜体アドレス制御部であり、S=Lの時、Yは0を出力する。またS=Hの時、YはAを出力する。99は後述する制御部である。
800はアップダウンカウンタであり、〈UD〉(〈 〉は反転記号 ̄を示す。以下同様)がLの時、QはDを出力する。またU/〈D〉がHの時、カウントアップ、Lの時、カウントダウンする。Qはクロック(画素同期信号)のカウントを出力する。
801はダウンアップカウンタで、D/〈U〉がLの時、カウントアップ、Hの時、カウントダウンする。それ以外はアップダウンカウンタと同じである。
802〜807は部分斜体・ミラーモードの変化点を一時記憶するメモリである。
【0033】
808は領域メモリ制御部であり、図示せぬ領域信号発生手段により発生する信号をデコード〔本実施例では、0:通常モード(全面)モード、1:リピート(部分)モード、2:ミラー(部分)モード、3:斜体(部分)モード、4:リピート+ミラー(部分)、5:リピート+斜体(部分)、6:ミラー(部分)+斜体(部分)、7:モザイク処理とする〕する。
【0034】
ここで、アップダウンカウンタ800のU/〈D〉がHの時で、ミラーモザイクまたは斜体が選択された時、(1)メモリ802,806にライトアドレスと処理コード〔ミラーモザイクまたは斜体信号(2ビット)〕を所定の番号のエリアに記憶すると同時に、モザイク処理領域ならば、モザイク処理許可信号MZSLをONにする。(2)次に、ミラーまたは斜体の選択が終了したら、メモリ804にライトアドレスデータとエリア番号を記憶する。同様の処理をラインの終わりまで繰り返す。エリア番号は0から順次カウントアップする。(3)ライン同期信号が発生することにより、メモリ802,804,806は読み出し動作を行う。U/〈D〉がHの時はエリア番号0(最初)を出力して、エリア番号0に対応するメモリアドレスに応じてメモリ802,804,806に記憶してあるライトアドレスをセレクタ87〜89を介して、MSAD,SHMout,MRout,MEADとして出力する。SHin,MRinのどちらかがL→H→Lになると、エリア番号は0から1になり(カウントアップする)、同様の処理を繰り返す。
【0035】
この時、メモリ803,805,807は上述の(1),(2)の動作を行う。そして同様の処理をRLDまたはラインの終わりまで繰り返す。
【0036】
RLDが発生したら、エリア番号と現ラインの初期値(0)に戻す。LSYNCが発生したら、U/〈D〉=Hなら初期値(0)から繰り返す。またU/〈D〉がLの時はエリア番号の最後に記憶したエリア番号(例えば3)はSHin,MRinのどちらかがL→H→Lになると、順次カウントダウンを行う。RLDが発生したら、エリア番号を現ラインの初期値(3)に戻す。それ以外は、U/〈D〉がH時と同じであるので省略する。また、このメモリ802〜807はライン同期信号で読み出しから書き込みモードに変化する際、初期化(全て0)する。(4)ライン同期信号が発生すると、メモリ802,804,806とメモリ803,805,807は読み出し動作と記憶動作(書き込み動作)を逆に行いトグルに動作する。セレクタ87〜89はメモリの読み出しの方の出力をYに出力する。R/Wはメモリ802,804,806に関して同一信号であり、R/Wはメモリ803,805,807に関して同一信号である。R/W,S信号は同期信号によって切り換わる。
【0037】
811〜814はレジスタであり、ライトアドレスを記憶するためのフリップフロップによって構成されている。
815はリピート領域信号デコーダであり、図示せぬ領域信号発生手段により発生する信号をデコードする。
【0038】
(1)ここで、リピートが選択された時、レジスタ811にデータを保持する。(2)次にリピートの選択が終了したら、レジスタ812にデータを保持する。(3)ライン同期信号が発生することにより、レジスタ811,812の内容をレジスタ813,814に保持する。(4)レジスタ813はRSAD、レジスタ814はREADを出力する。
RSADと同時に、リピート選択フラグも保持する。
【0039】
次に実際の動作について説明する。
図40は入力原稿の説明図であると同時に、正常の画像処理結果の出力例でもある。また図35ないし図49はその画像処理結果の出力例を示す説明図である。
【0040】
ライトアドレスカウンタ(ライトアドレス発生手段)61を、ライン同期信号にてクリア(0番地)して、順次データをメモリ71,73または72,74に取り込むごとにカウントアップを行う。ここで、0番地のデータに関しては、常に0を書き込むこととする。また、メモリ71,73および72,74は有効画像データの先端まで、全てのデータを0にする。次に、有効画像データはそのまま出力して、それ以外の全てのデータを0にする。このことにより、有効画像以外は全て0になる。
【0041】
〔ノーマル処理〕未処理
図30の制御部99において、RPLDはライン同期信号と同様の信号を出力し、その他の出力信号は全てLを出力する。全面アドレス81はカウンタのロード値(例えば0)となり、アップダウンカウンタ800のU/〈D〉は、H(アップカウントモード)を設定する。図では全面アドレス81がアップタウンタのロード値となり、アップダウンカウンタ800の出力は、そのままリードアドレスとして出力される。
【0042】
つまり、ライン同期信号にて全面アドレス81の初期値(0)がアップダウンカウンタ800にロードされる。よって、ライトアドレスはライトアドレスカウンタ61と同様に、全面アドレス81が初期値(0)となり、順次データをメモリ71,73または72,74を読み出すごとカウントアップを行う。つまり、画像データと領域信号を1ライン遅らせた状態で出力する。また、図35のデータ変換手段34とデータ選択手段35は、スルー(何もしない)で画像データと領域信号を出力する。
【0043】
言い換えれば、入力データをそのまま出力することとなり、クリエイト部25では何も処理をしないこととなる。結果として、図40の入力に対して図40の出力を得る。
【0044】
〔移動・ミラー〕
ノーマル処理と異なるところは、全面アドレス81の値のみである。
【0045】
図49の出力(ミラー)を得る場合について説明する。全面アドレス81の初期値は原稿の終了アドレス(例えばA4で16mm/画素ならば3360、A3で16mm/画素ならば4752)を設定し、またアップダウンカウンタ800のU/〈D〉はL(ダウンカウントモード)を設定する。
【0046】
このことにより、トグルメモリ71,73および72,74は、データ書き込み時はアップカウンタで、読み出し時はダウンカウンタとなる。つまり、トグルメモリ71,73および72,74で読み出す際は逆読み出しとなり、ミラーが得られる。
【0047】
図48の移動を得る場合について説明する。全面アドレス81の初期値は移動量の値を設定し、アップダウンカウンタ800のU/〈D〉は、H(アップカウントモード)を設定する。このことにより、トグルメモリ71,73および72,74は、読み出す際は初期値から読み出しを開始するので、移動が可能となる。
【0048】
また、原稿情報以外のところは0(白)が書かれているので0が出力されるが、移動量が大きくなるとその分メモリを確保する必要が出てくる。
【0049】
そこで本発明はメモリを最大原稿サイズとして、それより大きなアドレスが発生した際には図32のバッフア69,70にて任意のアドレスに変更する。
【0050】
本実施例ではアドレスを0に変換することにより、メモリ以外のアドレスが発生した時でも、0データ(白)が出力される。つまり、メモリは最低原稿サイズ分確保すればよく、アドレスのみを移動量に応じて確保すればよい。
【0051】
図49の移動を得る場合について述べる。全面アドレス81の初期値は移動量(マイナス)の値を設定し、アップダウンカウンタ800のU/〈D〉は、H(アップカウントモード)を設定する。ここで、マイナスデータ(原稿より前の部分)の際には、図32のバッフア69,70にて任意のアドレスに変更する。
【0052】
本実施例ではアドレスを0にする。このことにより、トグルメモリ71,73および72,74は、読み出す際はマイナス部は全てアドレス0となり、0(白データ)となる。原稿部分は通常のアドレス値となり、原稿データを出力することにより移動が可能となる。
【0053】
図32に示すレジスタ701,702,703,704は、前記図9に示す主走査モザイク手段501と同じで、異なるところはMZSEL又は、MZMoutがONの時、主走査モザイク処理を施し、OFFの時は、モザイク処理は行なわない。402はメモリ制御部で、図3に示すメモリ制御部402と同じであるがMZMoutがHの時モザイク処理を行なう。これらの動作タイミングチャートを図19及び図20,図21に示してある。
図21に示すタイミングチャートは前記第2の実施例のベースとなる技術と同様である。主走査の領域処理を行なう時に、処理の切り替え(モザイクと通常処理)の切り換えが間に合わない時は、補間処理を行ってもよい。
ここで入力領域判定信号は、毎ライン同じである。レジスタ701〜704でモザイクを行なった例であり、主走査のモザイク手段を、ラインメモリ書き込み前と、読み出し後の2箇所に配置して主走査のモザイク処理を2箇所で行なっている。
【0054】
図19及び図20は、副走査のモザイクのメモリの切り換え状態である。図19及び図20にて、1系統メモリ71,73、2系統メモリ72,74、及びセレクタ75,76(▲1▼で示す)が通常処理で、入力領域判定信号、1系統メモリ71,73、2系統メモリ72,74、及びセレクタ75,76(▲2▼で示す)が部分モザイク処理である。
ここで、入力領域判定信号は、メモリに書き込む前で、セレクタ75,76の出力とメモリの切り換えタイミングとの関係は、1ラインずれている。図19及び図20にて、〇印では、主走査モザイク処理がメモリの書込み時とメモリの読み出し時に行なっており、また△印では、主走査モザイク処理がメモリの書込み時に行なっている。つまり、主走査に対してモザイクされている画像が出てくる。
このように構成された第2の実施例にあっては、メモリの書き込み前とメモリの読み出し後のモザイク処理施すことにより、指定領域と1ラインずれる可能性はあるが、副走査方向の切り換えタイミングの自由度が広がるという効果がある。
【0055】
次に、部分斜体と、部分モザイクを同時に行なう第3の実施例について図22を用いて説明する。
部分斜体モードは、2つの変形方式と2つの色モードを有する。
(1)変形方式モード
例えば、図43のような原稿について斜体処理を行うと、図44、図45の破線内の結果を得る。実線部分は元の領域指定した位置である。
1)領域内斜体(図44、図45において)
実線の領域と破線の領域と重なり合った部分のみを斜体処理した画像データを出力する。
2)拡張斜体(図44、図45において)
破線の部分の領域を斜体処理した画像データを出力する。
【0056】
(2)色モード
図44、図45において、変形モードのどちらかを行ったとしても、実線領域の一部が出力される。この部分は斜体処理にて斜体にしたので、この領域は不用であり、背景(下地)であることが望ましい。この不用部分の色データの発生方法である。
1)一定色
斜体領域の周囲の任意の点を読み、その色データを発生する。
2)平均
斜体領域の開始または終了(不用部分の開始前)ごとの数画素を平均化して、その平均化したデータを不用部分に発生する。つまり、ラインごとにデータは変化する。
また、不用部分の領域データはノーマル処理(領域信号0)に任意に設定してやればよい。
【0057】
(3)領域内斜体
図30の制御部99において、RPLDは、ライン同期信号と同様の信号を出力する。SHSELは、コンパレータ94が一致して、コンパレータ95が一致するまでの間で、かつSHMoutがHの時H、それ以外はLである。
DLDはSHSELと同様で、ダウンアップカウンタ801はHの時ロードが解除され、D/〈U〉に応じてカウントダウンまたはカウントアップする。SHMinはSHSELがH→Lに変化する時、Hを出力する。それ以外はLである。
SHMoutは図31の出力で、部分斜体指定フラグである。Hで部分斜体である。斜体選択信号はSHSELと同じ信号である。それ以外の信号はすべてLである。また斜体選択信号がHになると、図36、図37の回路が動作する。
図36、図37を説明すると、入力領域信号で斜体が選択されていなと、データ変換信号、平均化信号は共にLとなる。そしてそれぞれ入力の領域信号、画像信号を遅延させてそのまま出力する。
入力領域信号で斜体が選択されていなくて、かつデータ選択信号がLの時、平均化手段のデータは初期化(0)する。
入力領域信号で斜体が選択されて、かつデータ選択信号がLの時、不用部分であるから遅延回路41,51と同じだけ遅延させて、データ変換信号はHを出力する。出力領域信号は領域データ(予め設定した値)となり、出力画像データはセレクタ55の出力となる。
平均化信号は、例えば8画素平均する場合は8画素分Hを出力する。この時、遅延回路41,51の遅延量は8画素以上あればよい。
平均化手段52は、上述した初期化、平均化以外はデータを変化させず保持する。
入力領域信号で斜体が選択されて、かつデータ選択信号がHの時、斜体処理部分であるから、遅延回路41,51と同じだけ遅延させてLを出力する。出力領域信号は入力領域信号、出力画像データは入力画像データとなる。
【0058】
次に、画像処理は図43の破線を部分斜体して図46の出力結果を得る場合について説明する。
部分加算アドレス82は部分斜体の全面アドレス81に対して、増減量を入力する。全面アドレス81はノーマル処理と同じである。副走査方向で破線までは領域指定しているところがないので、ノーマル処理と同様に処理される。
入力原稿中の破線部は領域信号3(斜体)が発生している。その他の領域信号は0(ノーマル処理)である。領域信号0から3に変化した際に、エリア番号0のアドレスで、メモリ802または803に斜体開始アドレスが記憶されると同時に、メモリ806または807に斜体処理であることが記憶される。
次に領域信号3から0に変化した際に、エリア番号0のアドレスで、メモリ804または805に斜体終了アドレスが記憶される。次にライン同期信号が発生したら、メモリ802と803の読み書きを逆にする。メモリ802が書き込みの時、メモリ803は読み出しとなり、一方、ライン同期信号が発生するとメモリ802は読み出しで、メモリ803が書き込みとなる。メモリ804と805、メモリ806と807も同様である。
つまり、斜体開始アドレス、斜体終了アドレス、斜体処理情報は、1ライン遅れて読み出し制御(図38)に用いるため、画像データと領域信号とライン方向(副走査方向)に関してずれがなく一致している。なお、部分加算アドレス82は、1ラインまたは毎ラインごとにデータを書き換える。
図30を用いて説明すると、ライン同期信号が発生するとアップダウンカウンタ800のU/〈D〉はHであるから、ダウンアップカウンタ801はカウントダウンモードで、交換部85の出力XはMSAD、YはMEADとなる。また領域メモリ制御部808のエリア番号は初期値0をセットする。
アップダウンカウンタ800が順次カウントアップしていき、コンパレータ94においてアップダウンカウンタ800の値とMSAD(斜体開始アドレス)が一致した時(SHMoutはH)、DLDはL→Hになり、一方、ダウンアップカウンタ801はMEAD(斜体終了アドレス)をロードしている状態からカウントダウン状態に変化すると同時にSHSELがHになる。また同時にデータ選択信号もHになる。
ダウンアップカウンタ801は順次カウントダウンを行う。またこの時、アップダウンカウンタ800は順次カウントアップを行つている。この時のリードアドレスは、アップカウンタのアドレス値+部分加算アドレス値となり、部分斜体領域のみ移動を可能としている。また不用部分の検出は、読み出した領域信号と部分斜体する前のアドレスにて得たデータ選択信号にて実現している。
【0059】
次にコンパレータ95において、ダウンアップカウンタ801のカウント値とMSAD(斜体開始アドレス)が一致した時(SHMoutはH)、DLDはH→Lに、一方、ダウンアップカウンタは再びロード状態になると共に、SHSELがLになる。同時にSHMinがL→H→Lと変化して、領域メモリ制御部808のエリア番号は0→1に変化する。このメモリ802〜807は、読み出しから書き込みに変化する際に初期化(全て0)されるので、エリア番号1に対しては前ラインの書き込み時に何も書かれておらず、SHMout,MRMoutはLとなり、ライン同期信号が発生するまではリードアドレスはアップダウンカウンタ800の出力を出力する。
また、不用部分は図37のデータ変換手段34の斜体色モードにより、上述した一定色データまたは平均化データのどちらかを出力する。斜体色モードはコピー前に設定する。つまり、原稿上の斜体指定された領域のみ、読み出しアドレスを加減算することにより実現する。
また、領域制御方式が同様なので、部分ミラーとの組み合わせも可能で、かつ部分ミラーでの組み合わせも可能である。領域指定は矩形のみならず、非矩形でも可能である。
【0060】
(4)拡張斜体
図30の制御部99において、RPLDはライン同期信号と同様の信号を出力する。SHSELは、コンパレータ96が一致してコンパレータ97が一致するまでの間で、かつSHMoutがHの時H、それ以外はLを出力する。DLDはSHSELと同様で、ダウンアップカウンタ801はHの時、ロードが解除され、D/〈U〉に応じてカウントダウンまたはカウントアップする。SHMinはSHSELがH→Lに変化する時、Hを出力する。それ以外はLである。SHMoutは図31の出力で、部分斜体指定フラグである。Hで部分斜体である。それ以外の信号は全てLである。また、斜体選択信号がHになると図36、図37の回路が動作する。動作は領域内斜体と同じである。また、斜体選択信号は領域内斜体と同じである。
【0061】
次に、画像処理として図40の破線部を部分斜体して、図41、図42の出力結果を得る場合について説明する。
部分加算アドレス82は、部分斜体の全面アドレス81に対して増減量を入力する。1ラインまたは数ラインごとにデータを書き換える。全面アドレス81はノーマル処理と同じである。拡張加算アドレス83は部分加算アドレス82と同じである。副走査方向で破線までは領域指定しているところがないので、ノーマル処理と同様に処理される。
入力原稿中の破線部は、領域信号3(斜体)が発生している。その他の領域信号は0(ノーマル処理)である。領域信号0から3に変化した際、エリア番号0のアドレスでメモリ801または803に斜体開始アドレスが記憶されると同時に、メモリ806または807に斜体処理であることが記憶される。
次に領域信号3から0に変化した際に、エリア番号0のアドレスで、メモリ804または805に斜体終了アドレスが記憶される。そしてエリア番号0の書き込みが終了する。次にライン同期信号が発生したら、メモリ802と803の読み書きを逆にする。メモリ802が書き込みの時、メモリ803は読み出しとなり、一方、ライン同期信号が発生するとメモリ802は読み出しで、メモリ803が書き込みとなる。メモリ804と805、メモリ806と807も同様である。
つまり、斜体開始アドレス、斜体終了アドレス、斜体処理情報は、1ライン遅れて読み出し制御(図42)に用いるため、画像データと領域信号はライン方向(副走査方向)に関してずれがなく一致している。
図10を用いて説明すると、ライン同期信号が発生するとアップダウンカウンタ800のU/〈D〉はHであるから、ダウンアップカウンタ801はカウントダウンモードで、交換部85
の出力XはMSAD、YはMEADとなる。また領域メモリ制御部808のエリア番号は初期値0をセットする。
アップダウンカウンタ800が順次カウントアップしていき、コンパレータ96においてアップダウンカウンタ800の値とMSAD+拡張加算アドレス83が一致した時(SHMoutはH)、DLDはL→Hになり、一方、ダウンアップカウンタ801はMEAD(斜体終了アドレス)をロードしている状態からカウントダウン状態に変化すると同時にSHSELがHになる。また同時にデータ選択信号もHになる。
ダウンアップカウンタ801は順次カウントダウンを行う。またこの時、アップダウンカウンタ800は順次カウントアップを行っている。この時のリードアドレスは、アップカウンタのアドレス値+部分加算アドレス値となり、原稿の部分斜体領域を斜体した領域のみ移動を可能としている。また不用部分の検出は、領域内斜体と同じである。
【0062】
次にコンパレータ95において、ダウンアップカウンタ801のカウント値とMSAD+部分加算アドレス値が一致した時(SHMoutはH)、DLDはH→Lになり、一方、ダウンアップカウンタ801は再びロード状態になると共に、SHSELがLになる。同時にSHMinがL→H→Lと変化して、領域メモリ制御部808のエリア番号は0→1に変化する。エリア番号1は、前ラインの書き込み時に何も書かれていないので、SHMout,MRMoutはLとなり、ライン同期信号が発生するまではリードアドレスはアップダウンカウンタ800の出力を出力する。
また、不用部分は図37のデータ変換手段34の斜体色モードにより、上述した一定色データまたは平均化データのどちらかを出力する。斜体色モードはコピー前に設定する。つまり、原稿上の斜体指定領域を斜体した領域のみ、読み出しアドレスを加減算することにより実現する。領域指定は矩形のみならず、非矩形でもよい。
【0063】
第3の実施例では、基本的には、全体斜体を部分的に行なっているものである。斜体後モザイク処理を行なうときは、前記第2の実施例を用いれば可能である。また、斜体処理が1ライン早く終了する可能性があるので、図22のように基準位置を行なえばよい。
また、モザイク処理後斜体を行なうときは、前記図30ないし図32に示す実施例にて行なうことにより可能であることは、図2及び図3に示す構成の説明により明らかである。
なお、部分領域で斜体とモザイクとの処理を行なうかの選択は、操作者の指示によってもよいし、部分領域の外の領域の情報に基づいてもよい。例えば、図22で全面モザイクで部分領域が斜体モザイクの時の部分領域は、斜体後モザイクを行ない、また、全面斜体で部分領域が斜体モザイクの時の部分領域は、モザイク後斜体を行なうと好ましい出力結果となる。言い換えれば、部分領域で2つ以上の処理を行なって、処理順によって、異なる結果になるときで、部分領域の周辺領域の処理のうち少なくても1つ以上の処理が部分領域の処理と一致している時は、その部分領域と、部分領域の周辺領域の処理と一致している処理に関して、部分領域では、後に処理(出力結果として)すればよい。
【0064】
このように構成された第3の実施例では、領域の内と外と異なる処理を行なう画像処理装置において、領域内に複数の処理を行なう処理手段と、領域内と外に共通した処理があるときには、領域内の複数の処理の中で、上記共通した処理の処理を後に施した出力効果を出力する出力手段とを備えたため、部分領域内に複数の処理を行なう際に、処理順によって出力結果が異なる組み合せを、部分領域外の周辺の処理により、出力結果を選択し好ましい出力画像を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ザイク処理を行う処理手段を、斜体化する斜体化手段の後に入れることにより、斜体後、モザイク処理を実現する
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置のブロック図である。
【図2】画像処理部の構成を示す説明図である。
【図3】図2の変形例を示す説明図である。
【図4】格子状のモザイクパターンの説明図である。
【図5】図2の構成の動作の進行を示すタイミングチャートである。
【図6】動作タイミングチャートである。
【図7】図3の構成の動作の進行を示すタイミングチャートである。
【図8】モザイクパターンの説明図である。
【図9】第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】第1の実施例の変形例の構成を示すブロック図である。
【図11】図50のデータを主走査モザイク手段により主走査モザイクを施した例を示す説明図である。
【図12】主走査モザイク手段により図53の出力結果を斜体後モザイク処理した例を示す説明図である。
【図13】図2に示す構成での斜体時の画像シフト量に応じて、読出アドレス変換部502でのアドレス変換のタイミングを変化させた場合(図52)の詳細のタイミングチャートである。
【図14】図2に示す構成での読出アドレス変換部502でのアドレス変換を同期信号(基準位置)に対して行なった場合(図53)の詳細のタイミングチャートである。
【図15】図3に示す構成での斜体時のシフト量に応じて、出力レジスタ108(107)の取り込みタイミングを変化させた場合(図52)の詳細のタイミングチャートである。
【図16】図3に示す構成での出力レジスタ108(107)の取り込みタイミングを同期信号(基準位置)に対して行なった場合(図53)の詳細のタイミングチャートである。
【図17】図9の読出アドレス変換部502でのアドレス変換を同期信号(基準位置)に対して行なった場合(図12)の詳細タイミングチャートである。
【図18】図10の出力レジスタ108(107)の取り込みタイミングを同期信号(基準位置)に対して行なった場合(図12)の詳細タイミングチャートである。
【図19】副走査のモザイクのメモリの切り換えタイミングを示すタイミングチャートである。
【図20】図19の続きのタイミングチャートである。
【図21】図32に示す構成のタイミングチャートである。
【図22】第3の実施例を示す説明図である。
【図23】画像面内に設けられたモザイク領域,ノーマル領域及びこれらの座標を示し説明図である。
【図24】モザイク機能を所定のタイミングで作動/解除する装置の一例を示す説明図である。
【図25】図24に示す構成の変形例を示す説明図である。
【図26】領域信号発生回路の構成を示す説明図である。
【図27】図24に示す構成の進行の状態を示すタイミングチャートである。
【図28】図25に示す構成の進行の状態を示すタイミングチャートである。
【図29】図26に示す構成の進行の状態を示すタイミングチャートである。
【図30】クリエイト部のトグルメモリと制御手段の詳細ブロック図である。
【図31】クリエイト部のトグルメモリと制御手段の詳細ブロック図である。
【図32】クリエイト部のトグルメモリの基本制御ブロック図である。
【図33】領域信号を基に画像データと付加情報を選択するブロック図である。
【図34】画像処理部のブロック図である。
【図35】クリエイト部のブロック図である。
【図36】クリエイト部のデータ選択手段のブロック図である。
【図37】クリエイト部のデータ変換手段のブロック図である。
【図38】クリエイト部のトグルメモリと制御手段の詳細ブロック図である。
【図39】図30におけるリードアドレスを示す説明図である。
【図40】入力原稿の説明図である。
【図41】画像処理結果の出力例を示す説明図である。
【図42】画像処理結果の出力例を示す説明図である。
【図43】入力原稿の説明図である。
【図44】画像処理結果の出力例を示す説明図である。
【図45】画像処理結果の出力例を示す説明図である。
【図46】画像処理結果の出力例を示す説明図である。
【図47】画像処理結果の出力例を示す説明図である。
【図48】画像処理結果の出力例を示す説明図である。
【図49】画像処理結果の出力例を示す説明図である。
【図50】入力データの説明図である。
【図51】図50のデータに5×5のモザイクを施した説明図である。
【図52】モザイク後、斜体を行った例を示す説明図である。
【図53】モザイクが形成されない例を示す説明図である。
【符号の説明】
75,76,87〜89 セレクタ
99 制御部
402 メモリ制御部
501 主走査モザイク手段
502 アドレス変換部
701,702,703,704 レジスタ
71〜74,802〜807 メモリ
808 領域メモリ制御部

Claims (1)

  1. 斜体化後モザイク処理を施す画像処理装置において、
    最初の画像データが入力され、少なくとも画像データを1ライン以上蓄えることが可能な記憶手段と
    記記憶手段の入力または出力タイミングを1ライン又は複数ライン毎に変えることにより、斜体化する斜体化手段と、
    前記斜体化手段の出力側に配置して、前記斜体化手段により斜体化を行なった後の画像データに対して、前記主走査方向のモザイク処理し、更に副走査方向のモザイク処理を行なう処理手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
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