JP3606951B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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    • G11C11/419Read-write [R-W] circuits

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は半導体スタティックRAM等の読み出し及び書き込み回路を有する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
同期型の半導体スタティックメモリ(以下簡単のため、SRAMと略記する。)の従来構成の回路図を図7に示す。なお、図7では説明の都合上、1つのメモリセル部1に対する読み出し回路4を設けた構成を図示しているが、実際には、メモリセルはマトリクス状に配置され、行単位にワード線に接続され、列単位にビット線対に接続される。
【0003】
なお、図7において、PRCはプリチャージ信号、RD_ENは読み出し時のビット線選択信号で、読み出し回路4とビット線対のビット線BIT_0及びビット線BIT_1との間にそれぞれに介挿されるPMOS構成のゲートトランジスタPgt_0及びPgt_1のゲートに印加され、ゲートトランジスタPgt_0及びPgt_1の導通/非導通を制御する。また、読み出し回路(センスアンプ)4はセンス信号SENSEにより活性/非活性が制御され、ビット線対BIT_0及びBIT_1の電位差を検知して出力データDOUTを出力する。
【0004】
図8は図7で示した従来のSRAMの読み出し動作を示すタイミング図である。以下、図8を参照して図7で示したSRAMのメモリセル部1に対する読み出し動作を説明する。以下で用いる“H”は電源電位VDDを表し、“L”は接地電位GNDを表す。
【0005】
読み出し動作開始前は、プリチャージ信号PRCが“L”を維持しており、PMOSトランジスタPprc_0〜Pprc_3をオンさせて、ビット線対BIT_0及びBIT_1の電位並びに読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1を“H”に設定するプリチャージ動作が行われている。
【0006】
読み出し動作はクロック信号CLKの“H”立ち上がりから始まる。CLKの立ち上がりから時間tw遅れてワード線WORDが“H”に立ち上がり、メモリセル部1選択する状態となる。この遅れは、ワード線を制御する行デコーダ(図示せず)所望のワード線を選択するのに行アドレス信号のデコードを行うために生じる時間である。
【0007】
読み出し時のビット選択信号RD_ENもCLKの立ち上がりから時間tr(時間twにほぼ等しい)遅れて“L”に立ち下がり、ゲートトランジスタPgt_0及びゲートトランジスタPgt_1をオンさせて、ビット線対BIT_0及びBIT_1と読み出し回路4の読み出し入力線SIN_0及びSIN_1とを電気的に接続する(ビット線選択状態)。この遅れも同様に、ビット線を制御する列デコーダ(図示せず)が所望のビット線を選択するのに列アドレス信号のデコードを行うため生じる時間である。一方、プリチャージ信号PRCはビット線が選択されるると“H”状態となり、プリチャージ動作を終了する。
【0008】
メモリセル部1内のメモリセル10はインバータ11及び12のループ接続により構成されている。ここで、インバータ12の出力であるノードNODE_0が“H”、インバータ11の出力であるノードNODE_1が“L”になっているものとする。
【0009】
この状態で、ワード線WORDが選択され“H”に立ち上がると、メモリセル部1内のNMOS構成のアクセストランジスタNmc_1を介してビット線BIT_1からNODE_1にかけて電流が流れる。このため、ビット線BIT_1の電位は“H”から低下する。一般に、ビット線には多数のメモリセルが接続されているため、その寄生容量は非常に大きい。また、メモリセルは最小寸法で設計されるため、その電流駆動能力は非常に小さい。したがって、1つのメモリセル10を流れる電流のみによりビット線の電荷を放電する期間すなわち、ワード線WORDの立ち上がりからセンス信号SENSEが立ち上がるまでの期間)の電位降下率は小さい。
【0010】
一方、ビット線BIT_0は、メモリセル10のNODE_0が“H”であるため、アクセストランジスタNmc_0には電流が流れず、“H”が保持される。次にクロック信号CLKの立ち下がりをトリガとして、センス信号SENSEを“H”に立ち上げる。すると、読み出し回路4内のトランジスタNsa_2が導通することにより、PMOSトランジスタPsa_0及びNMOSトランジスタNsa_0で構成されるインバータ21とPMOSトランジスタPsa_1及びNMOSトランジスタNsa_1で構成されるインバータ22がクロスカップル接続されたセンスアンプ20が活性化される。
【0011】
ビット線BIT_0の電位が読み出し入力線SIN_0に伝搬し、ビット線BIT_1の電位が読み出し入力線SIN_1に伝搬し、読み出し入力線SIN_0の電位が読み出し入力線SIN_1の電位より若干高くなるため、インバータ21のNMOSトランジスタNsa_0を流れる電流量の方がインバータ22のNMOSトランジスタNsa_1を流れる電流量より若干多くなる。そうすると、読み出し入力線SIN_1の電位がさらに低くなって、NMOSトランジスタNsa_0を流れる電流量をさらに大きくする。その繰り返しによって最終的に、NMOSトランジスタNsa_0が完全に導通状態、NMOSトランジスタNsa_1が完全に非導通となる。このとき、読み出し入力線SIN_1の電荷は、電流駆動能力を高く設定したNMOSトランジスタNsa_0及びNsa_2を介して放電されるため、ビット線BIT_1(読み出し入力線SIN_1)の電位は急速に下がり“L”に達する。そして、読み出し入力線SIN_1の電位がインバータ13を介して出力データDOUTとして外部に出力される。
【0012】
クロック信号CLKの立ち下がりは同時に、アドレス線を非活性化するので少し遅れてワード線WORD及びビット線選択信号RD_ENも非選択状態になる。ビット線選択信号RD_ENが非選択状態になるのと呼応してSENSE信号及びプリチャージ信号が“L”に立ち下がり、センスアンプ20を非活性化するのと同時に、PMOSトランジスタPprc_2及びPprc_3によりセンスアンプの読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1を“H”に初期化して読み出し動作が完了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の同期型SRAMは以上のように構成されており、以下に示す問題点があった。読み出し回路4内のセンスアンプ20はゲインが大きく、読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1に生じる小さな電位差でもその出力は電源電位VDDもしくは接地電位GNDまで増幅することができる。
【0014】
それは、センスアンプの動作開始時に、NMOSトランジスタNsa_0及びNsa_1のうち、一方のトランジスタが他方トランジスタより多くの電流が流れ、その状態がより強固に固定されていく正のフィードバック機能があるからである。
【0015】
しかし、センスアンプ20のゲインが大きいからといって、ビット線対(読み出し入力線対)間の電位差が十分開かないうちにセンスアンプ20を活性化することはできない。なぜならば、センスアンプ20の活性時期を必要以上に早く設定すると、NMOSトランジスタNsa_0とNsa_1とのトランジスタ特性のアンバランスやビット線に乗るノイズの影響により、ビット線対間の電位差がセンス可能な大きさに達せずに、センスアンプ開始時に誤った判定をしてしまうからである。
【0016】
しかも、センスアンプ開始時で間違ってしまうと、センスアンプ20は、正のフィードバック機能により、間違いを固定する方向に動作するため、途中での修正は不可能である。したがって、ビット線対間の電位差が確実にセンス可能なレベルになる(約数100mV)まで、センスアンプ20を活性化することはできない。SRAMの動作開始から出力が得られるまでの読み出し時間T0は、クロック信号CLKの立ち上がりからワード線WORDが立ち上がるまでの時間をtw、ワード線の立ち上がりから所望のビット線間の電位差が得られるまでの時間をtb1、センスアンプを活性化してからその出力が得られるまでの時間をtb2とすると、次の(I)式で与えられる。
【0017】
T0=tw+tb1+tb2…(I)
すでに説明したように、期間tb1の間は、メモリセルの小さな電流のみでビット線の電荷を放電するため、ビット線対間の電位差をセンスアンプ20でセンス可能なレベルまで大きく設定するには、かなりの時間要することになるため、読み出し動作を高速に行えないという問題点があった。
【0018】
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、高速かつ正確な読み出し動作が可能な半導体記憶装置を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる請求項1記載の半導体記憶装置は、第1及び第2の電源電圧を供給する第1及び第2の電源と、第1及び第2のビット線の組で構成されるビット線対と、第1及び第2の記憶ノードを有し、記憶内容に基づき、前記第1の記憶ノードを前記第1の電源電圧に前記第2の記憶ノードを前記第2の電源電圧に導くメモリセル部と、プリチャージ期間に前記第1及び第2のビット線の電位を共にプリチャージ電位に設定するプリチャージ手段と、書き込み期間あるいは前記プリチャージ期間の後に行われる読み出し期間に、前記メモリセル部と前記ビット線対との間において、前記第1の記憶ノード,前記第1のビット線間及び前記第2の記憶ノード,前記第2のビット線間を電気的に接続するメモリセル部接続手段と、前記読み出し期間に、前記第1及び第2のビット線それぞれに現れる第1及び第2のビット線電位間の電位差に基づき出力データを外部に出力する読み出し手段と、前記書き込み期間に、外部より得られる入力データに基づき、前記メモリセル部の記憶内容を書き換える程度に前記第1及び第2のビット線間に電位差を生じさせる書き込み手段とを備えた半導体記憶装置において、前記プリチャージ手段は、一方電極が前記第1の電源に接続され、制御電極及び他方電極が共通に接続され、第1の閾値電圧を有する第1の導電型のクランプ用トランジスタを含み、前記クランプ用トランジスタは、一方電極より得た前記第1の電源電圧を前記第2の電源電圧方向に前記第1の閾値電圧分シフトさせて前記プリチャージ電位を供給し、前記読み出し手段は、それぞれが前記読み出し期間に前記第1及び第2のビット線電位を制御電極に受け、前記第1の閾値電圧を有する第1の導電型の第1及び第2の読み出し用トランジスタを含み、前記第1及び第2の読み出し用トランジスタそれぞれの一方電極が前記第1の電源に接続され、前記第1及び第2の読み出し用トランジスタはそれぞれ制御電極と一方電極との電位差が前記第1の閾値電圧以上/以下になると導通/非導通状態となり、前記第1及び第2の読み出し用トランジスタそれぞれの導通/非導通状態により前記出力データを決定し、前記書き込み手段は、前記入力データに基づき、前記第1及び第2のビット線対のうち、一方のビット線を前記プリチャージ電位に他方のビット線を前記第2の電源電圧に設定している。
【0020】
また、請求項2記載の半導体記憶装置のように、前記読み出し手段は、一方電極が前記第2の電源に接続され、他方電極が前記第1の読み出し用トランジスタの他方電極に接続され、制御電極が前記第2の読み出し用トランジスタの他方電極に接続される第2の閾値電圧を有する第2の導電型の第3の読み出し用トランジスタと、一方電極が前記第2の電源に接続され、他方電極が前記第2の読み出し用トランジスタの他方電極に接続され、制御電極が前記第1の読み出し用トランジスタの他方電極に接続される前記第2の閾値電圧を有する第2の導電型の第4の読み出し用トランジスタとをさらに含み、前記第3及び第4の読み出し用トランジスタはそれぞれの一方電極及び制御電極との電位差が前記第2の閾値電圧以上/以下になると導通/非導通状態となり、前記第1〜第4の読み出し用トランジスタによりセンスアンプを構成し、前記センスアンプの出力データは、前記第3及び第4の読み出し用トランジスタのうち、少なくとも一方のトランジスタの他方電極より得られる信号であってもよい。
【0021】
また、請求項3記載の半導体記憶装置のように、前記読み出し手段は、前記第2の電源に接続され、前記読み出し期間前の第1の電位設定期間において、前記第3及び第4の読み出し用トランジスタ双方の他方電極の電位を前記第2の電源電圧に設定する第1の電位設定手段をさらに含んで構成してもよい。
【0022】
また、請求項4記載の半導体記憶装置のように、前記第1の読み出し用トランジスタの電流駆動能力を第3の読み出し用トランジスタより大きく設定し、前記第2の読み出し用トランジスタの電流駆動能力を第4の読み出し用トランジスタより大きく設定してもよい。
【0023】
また、請求項5記載の半導体記憶装置のように、前記読み出し手段は、前記第1の電源に接続され、前記読み出し期間以外の第2の電位設定期間において、前記第1及び第2の読み出し用トランジスタ双方の制御電極の電位を前記第1の電源電圧に設定する第2の電位設定手段をさらに含んで構成してもよい。
【0024】
【作用】
この発明における請求項1記載の半導体記憶装置のプリチャージ手段は、一方電極が第1の電源に接続され、制御電極及び他方電極が共通に接続され、第1の閾値電圧を有する第1の導電型のクランプ用トランジスタにより、第1の電源電圧を第2の電源電圧方向に第1の閾値電圧分シフトさせて得られるプリチャージ電位で第1及び第2のビット線をプリチャージする。
【0025】
したがって、読み出し手段において、それぞれの一方電極が第1の電源に接続され、読み出し期間中に第1及び第2のビット線電位をそれぞれの制御電極に受ける第1の導電型の第1及び第2の読み出し用トランジスタの制御電極と一方電極との電位差はそれぞれ上記プリチャージ期間後に上記第1の閾値電圧となり、第1及び第2の読み出し用トランジスタは導通・非導通の境界状態となる。
【0026】
そして、プリチャージ期間後の読み出し期間において、メモリセル接続手段により、メモリセルとビット線対との間において、第1の記憶ノード,第1のビット線間及び第2の記憶ノード,第2のビット線間が電気的に接続されると、メモリセルの記憶内容に応じて第1及び第2のビット線電位のうち一方の電位が上記プリチャージ電位から第2の電源電圧方向にさらにシフトしたシフト電位に変化する。
【0027】
加えて、書き込み手段は、第1及び第2のビット線のうち、一方のビット線をプリチャージ電位に他方のビット線を第2の電源電圧に設定しているため、書き込み動作直後においても、第1及び第2のビット線の電位がプリチャージ電位より第1の電源電圧側にシフトすることはない。
【0028】
したがって、書き込み動作、プリチャージ動作、読み出し動作を連続して行う場合でも、プリチャージ手段のクランプ用トランジスタにより、プリチャージ期間内に第1及び第2のビット線双方を正確にプリチャージ電位に設定することができる。
【0029】
また、請求項2記載の半導体記憶装置は、上記した第1及び第2の読み出し用トランジスタに加え、第3及び第4の読み出し用トランジスタを加えた、4つのトランジスタでセンスアンプを構成している。
【0030】
したがって、センスアンプを4つのトランジスタからなる比較的簡単な回路構成で実現することにより、集積度を損ねることなく高速読み出し動作が可能な半導体記憶装置を得ることができる。
【0031】
また、請求項3記載の半導体記憶装置における読み出し手段の第1の電位設定手段は、読み出し期間前の第1の電位設定期間において、第3及び第4の読み出し用トランジスタ双方の他方電極の電位を第2の電源電圧に設定するため、読み出し期間の開始時において第3及び第4の読み出し用トランジスタは必ず非導通状態となる。
【0032】
また、請求項4記載の半導体記憶装置は、第1の読み出し用トランジスタの電流駆動能力を第3の読み出し用トランジスタより大きく設定し、第2の読み出し用トランジスタの電流駆動能力を第4の読み出し用トランジスタより大きく設定したため、読み出し期間中に第3及び第4の読み出し用トランジスタが誤って導通あるいは非導通状態になった場合でも、しかる後、第1及び第2の読み出し用トランジスタが正常に動作すれば、第3及び第4の読み出し用トランジスタの誤動作を補完することができる。
【0033】
また、請求項5記載の半導体記憶装置における読み出し手段の第2の電位設定手段は、読み出し期間以外の第2の電位設定期間において、第1及び第2の読み出し用トランジスタ双方の制御電極の電位を第1の電源電圧に設定するため、第2の電位設定期間中において、第1及び第2の読み出し用トランジスタそれぞれの制御電極と一方電極との電位差は“0”となる。
【0034】
【実施例】
<構成>
図1はこの発明の一実施例であるSRAMの構成を示す説明図、図2は図1で示したSRAMの読み出し回路周辺を示す回路図、図3は図1で示したSRAMの書き込み回路周辺を示す回路図である。なお、図1〜図3では説明の都合上、1つのメモリセル1に対する読み出し回路2及び書き込み回路3を設けた構成を図示しているが、実際にはメモリセルはマトリクス状に配置され、行単位にワード線に接続され、列単位にビット線対に接続される。
【0035】
図1に示すように、ビット線対BIT_0及びBIT_1間にメモリセル部1が設けられ、ビット線対BIT_0及びBIT_1はそれぞれPMOSトランジスタPprc_0及びPprc_1を介して、クランプトランジスタPcr_0のドレイン(ゲート)接続される。クランプトランジスタPcr_0、PMOSトランジスタPprc_0及びPprc_1によりプリチャージ手段を構成する。クランプトランジスタPcr_0のソースは電源に接続され、ドレイン及びゲートは共通に接続され、PMOSトランジスタPprc_0及びPMOSトランジスタPprc_1のゲートにはプリチャージ信号PRCが印加される。
【0036】
クランプトランジスタPcr_0は閾値電圧Vthpを有している。したがって、プリチャージ信号PRCが“L”のとき、PMOSトランジスタPprc_0及びPprc_1が導通状態となり、電源電位VDDがクランプトランジスタPcr_0により閾値電圧Vthp分降下され、ビット線対BIT_0及びBIT_1は(VDD−|Vthp|)(プリチャージ電位)プリチャージされる。
【0037】
ビット線対BIT_0及びBIT_1はそれぞれゲートトランジスタPgt_0及びPgt_1を介して読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1に接続される。そして、読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1に読み出し回路2が接続される。ゲートトランジスタPgt_0及びゲートトランジスタPgt_1のゲートには読み出しビット線選択信号RD_ENが印加される。
【0038】
ビット線対BIT_0及びBIT_1はそれぞれゲートトランジスタNgt_0及びNgt_1を介して書き込み入力線対WD_0及びWD_1に接続される。そして、書き込み入力線対WD_0及びWD_1に書き込み回路3が接続される。ゲートトランジスタNgt_0及びゲートトランジスタNgt_1のゲートには書き込みビット線選択信号WR_ENが印加される。
【0039】
メモリセル部1は図2(図3)に示すように、メモリセル10、NMOS構成のアクセストランジスタNmc_0及びNmc_1から構成される。メモリセル10はインバータ11及びインバータ12のループ接続により構成され、インバータ12の出力であるノードNODE_0はアクセストランジスタNmc_0を介してビット線BIT_0に接続され、インバータ11の出力であるノードNODE_1はアクセストランジスタNmc_1を介してビット線BIT_1に接続される。また、アクセストランジスタNmc_0及びNmc_1のゲートにはワード線WORDが接続される。なお、アクセストランジスタNmc_0及びNmc_1は閾値電圧Vthnを有している。閾値電圧Vthnは閾値電圧Vthpの絶対値|Vthp|とほぼ同じ値に設定される。
【0040】
図2に示すように、読み出し回路2のPMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1のゲートはそれぞれ読み出し入力線SIN_0及び読み出し入力線SIN_1に接続される。PMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1のソースは共に電源に接続される。NMOSトランジスタNsa_0はドレインがPMOSトランジスタPsa_0のドレインに接続され、ゲートがPMOSトランジスタPsa_1のドレインに接続され、ソースが接地される。NMOSトランジスタNsa_1はドレインがPMOSトランジスタPsa_1のドレインに接続され、ゲートがPMOSトランジスタPsa_0のドレインに接続され、ソースが接地される。なお、PMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1はクランプトランジスタPcr_0と同じ閾値電圧Vthpを有し、また、NMOSトランジスタNsa_0及びNsa_1は閾値電圧Vthnを有する。
【0041】
また、読み出し入力線SIN_0にPMOSトランジスタPprc_2のドレインが接続され、読み出し入力線SIN_1にPMOSトランジスタPprc_3のドレインが接続される。PMOSトランジスタPprc_2及びPprc_3のソースは共に電源に接続され、ゲートにセンス信号SENSEが印加される。
【0042】
また、PMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1のドレインにそれぞれNMOSトランジスタNprc_0及びNprc_1のドレインが接続される。NMOSトランジスタNprc_0及びNprc_1のソースは接地され、ゲートにセンス信号SENSEがインバータ14を介して入力される。
【0043】
そして、PMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1のドレインより得られる信号が読み出し出力線SA_0及びSA_1に出力され、読み出し出力線SA_1上の信号がインバータ15を介して出力データDOUTとして外部に出力される。
【0044】
このような構成の読み出し回路2は、センス信号SENSEが“H”のとき、PMOSトランジスタPprc_2及びPprc_3並びにNMOSトランジスタNprc_0及びNprc_1が非導通となり、読み出し用のPMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1並びにNMOSトランジスタNsa_0及びNsa_1からなるセンスアンプ30が活性状態となり、読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1間に生じる電位差を増幅して、読み出し出力線SA_0及びSA_1に出力する。
【0045】
なお、センスアンプ30において、NMOSトランジスタNsa_0及びNsa_1の電流駆動能力より、PMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1の電流駆動能力を十分大きく設定している。また、センスアンプ30は、読み出し用のPMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1並びにNMOSトランジスタNsa_0及びNsa_1と4つのトランジスタからなる比較的簡単な回路構成で実現している。したがって、読み出し回路2を設けることによって集積度が損なうことはない。
【0046】
図3に示すように、書き込み回路3のPMOSトランジスタPw_0及びNMOSトランジスタNw_0のドレインは共に書き込み入力線WD_0に接続されゲートは共に入力データDIN_0が印加され、PMOSトランジスタPw_1及びNMOSトランジスタNw_1のドレインは共に書き込み入力線WD_1に接続されゲートは共に入力データDIN_1が印加される。
【0047】
また、PMOSトランジスタPw_0及びPw_1のソースは共にクランプトランジスタPcr_1のドレイン(ゲート)に接続される。クランプトランジスタPcr_1のソースは電源に接続され、ゲート及びドレインは共通に接続される。そして、NMOSトランジスタNw_0及びNw_1のソースは共に接地される。
【0048】
したがって、PMOSトランジスタPw_0とNMOSトランジスタNw_0とによりインバータ23を構成し、PMOSトランジスタPw_1とNMOSトランジスタNw_1とによりインバータ24を構成する。
【0049】
また、クランプトランジスタPcr_1はクランプトランジスタPcr_0と同じ値の閾値電圧Vthpを有している。したがって、インバータ23及び24はそれぞれ入力データDIN_0及びDIN_1に基づき、“H”をプリチャージ電位(VDD−|Vthp|)とし、“L”を接地レベルとした信号を書き込み入力線対WD_0及びWD_1のそれぞれ出力する。
【0050】
<読み出し動作>
図4は図1〜図3で示した実施例のSRAMの読み出し期間の動作を説明するタイミング図である。以下、図4を参照して図1〜図3で示した本実施例のSRAMのメモリセル部1に対する読み出し動作を説明する。以下で用いる“H”は電源電位VDDを表し、“L”は接地電位GNDを表す。なお、図4において、横軸は時間、縦軸は電位である。
【0051】
読み出し期間あるいは書き込み期間以外はプリチャージ期間に設定されており、プリチャージ期間はプリチャージ信号PRCが“L”に、センス信号SENSEが“L”に設定される。
【0052】
プリチャージ期間中は、PMOSトランジスタPprc_0〜Pprc_3、NMOSトランジスタNprc_0及びNprc_1が導通状態であるため、クランプトランジスタPcr_0によりビット線対BIT_0及びBIT_1はプリチャージ電位(VDD−|Vthp|)に設定され、読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1は“H”に設定され、読み出し出力線対SA_0及びSA_1は“L”に設定される。
【0053】
読み出し動作はクロック信号CLKの“H”への立ち上がりから始まる。クロック信号CLKの立ち上がりから時間tw遅れてワード線WORDが“H”に立ち上がり、ワード線選択状態となる。読み出し時の読み出しビット線選択信号RD_ENもクロック信号CLKの立ち上がりから時間tr(時間twにほぼ等しい)遅れて立ち下がる。時間tw及びtrの遅れは、ワード線及びビット線をそれぞれ制御する行デコーダ及び列デコーダ(共に図示せず)が所望のワード線あるいはビット線を選択するのに行アドレス信号あるいは列アドレス信号のデコードを行うために生じる時間である。
【0054】
ワード線WORDが“H”になると、アクセストランジスタNmc_0及びNmc_1が導通状態となり、メモリセル10のノードNODE_0とビット線BIT_0とが電気的に接続され、ノードNODE_1とビット線BIT_1とが電気的に接続される。読み出しビット線選択信号RD_ENは“L”になると、ゲートトランジスタPgt_0及びPgt_1が導通して、ビット線対BIT_0及びBIT_1と読み出し回路2の読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1とがそれぞれ電気的に接続される(ビット線選択状態)。なお、読み出し期間において、すべての書き込みビット線選択信号WR_ENは“L”に固定される。
【0055】
ここで、メモリセル10において、インバータ12の出力であるノードNODE_0が“H”、インバータ11の出力であるノードNODE_1が“L”になっているものとする。
【0056】
この場合、メモリセル部1のアクセストランジスタNmc_1を介してビット線BIT_1からNODE_1にかけて電流が流れる。このため、ビット線BIT_1の電位はプリチャージ電位(VDD−|Vthp|)から下がり始める。一方、ビット線BIT_0に関しては、NODE_0が電源電位VDD、BIT_0の電位が(VDD−|Vthp|)であるため、アクセストランジスタNmc_0のゲート・ソース間の電位差は|Vthp|である。
【0057】
このとき、アクセストランジスタNmc_0の閾値電圧Vthnは|Vthp|とほぼ等しく、またバックゲート効果によりアクセストランジスタNmc_0には電流がほとんど流れないため、ビット線BLT_0初期のプリチャージ電位を維持する。センス信号SENSEは、読み出しビット線選択信号RD_ENの立ち下がりとほぼ同時に立ち上がるように設定され、読み出し回路2内のセンスアンプ30が活性化される。
【0058】
センスアンプ30が活性化すると、電源電位VDDにプリチャージされていた読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1の電位がビット線対BIT_0及びBIT_1のプリチャージ電位(VDD−|Vthp|)まで急速に下がる。このため、読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1の電位はセンスアンプ30の動作開始後、速やかにセンスアンプ30の入力段となるPMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1のゲート電位導通、非導通の境界電位に設定される。
【0059】
その後、読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1のうち、読み出し入力線SIN_1の電位が(VDD−|Vthp|)からさらに下がる。すると、PMOSトランジスタPsa_1が導通状態になり、このトランジスタPsa_1を介して電流が流れ出す。
【0060】
トランジスタPsa_1が導通すると、読み出し出力線SA_1の電位が上昇し、NMOSトランジスタNsa_0を導通させるため、読み出し出力線SA_0の電位は“L”に固定される。この状態がフィードバックされて、NMOSトランジスタNsa_1は非導通を維持するため、読み出し出力線SA_1の電位は電源電位VDDまで上昇を続ける。
【0061】
ここで、PMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1のトランジスタ性能にアンバランスがあり、PMOSトランジスタPsa_0の閾値電圧の絶対値がPMOSトランジスタPsa_1の閾値電圧の絶対値より若干小さかったと仮定すると、図5に示すように、センスアンプ30の活性直後は先にPMOSトランジスタPsa_0の方に電流が流れ出しNMOSトランジスタNsa_1が弱く導通して読み出し出力線SA_0の電位を幾分上昇させる。
【0062】
しかしながら、NMOSトランジスタNsa_0及びNsa_1の電流駆動能力より、PMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1の電流駆動能力を十分大きく設定しているため、ビット線BIT_1(読み出し入力線SIN_1)の電位降下にしたがってPMOSトランジスタPsa_1の導通状態が強くなると、PMOSトランジスタPsa_1の供給電流量が必ずNMOSトランジスタNsa_1の供給電流量より必ず大きくなり、図5に示すように、読み出し出力線SA_0は再び“L”に低下しはじめ、初期の判定間違い補完動作が機能し、読み出し出力線SA_1は“H”に上昇し、センスアンプ30は結果として正しい出力データDOUT(“L”)を出力する。
【0063】
PMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1間の閾値電圧のアンバランスはせいぜい数mV程度であるため、初期の判定間違いの補完に要する時間は無視できる程度に小さい。
【0064】
本実施例のSRAMの読み出し動作開始から出力データDOUTを得るまでの読み出し時間T1は、クロック信号CLKの立ち上がりからワード線WORDが立ち上がるまでの時間をtw、ビット線対間に電位差が生じてからセンスアンプ30の読み出し出力線対SA_0及びSA_1が十分に増幅され、出力データDOUTが確定するまでの時間をtdとすると、以下の式で与えられる。
【0065】
T1=tw+td…(II)
従来のSRAMの読み出し時間T0((I)式参照)と比較すると、明らかに(tb1+tb2)>tdであり、ワード線WORDの活性化からセンスアンプ30の活性化までの待ち時間をなくすことで、読み出し動作の高速化がはかれている。
【0066】
クロック信号CLKの立ち下がりと同時に、アドレス線を非活性化するので少し遅れてワード線WORD及び読み出しビット線選択信号RD_ENも非選択状態になる。ビット線選択信号RD_ENが非選択状態になるのと呼応してセンス信号SENSEが立ち下がり、読み出し回路2内のセンスアンプ30を非活性化する。
【0067】
したがって、読み出し期間終了後は再びプリチャージ期間となり、センスアンプ30の読み出し出力線対SA_0及びSA_1は、NMOSトランジスタNprc_0及びNprc_1により接地電位までプリディスチャージされる。
【0068】
このため、読み出し時にセンスアンプ30内のトランジスタ性能のアンバランス等により初期状態で読み出し出力線SA_0あるいは読み出し出力線SA_1が間違って充電され始めた場合でも、その電位は接地電位から若干上昇するだけで、前述したように補完動作が働き、確実に正確な出力データDOUTを出力することができる。なお、本実施例では、読み出し出力線対SA_0及びSA_1の電位を接地レベルに設定する期間(第1の電位設定期間)をプリチャージ期間に一致させたが、必ずしもプリチャージ期間に一致させる必要はなく読み出し期間前の所定期間に設定すればよい。
【0069】
加えて、NMOSトランジスタNsa_0及びNsa_1のゲート電位を接地電位に設定することにより、NMOSトランジスタNsa_0あるいはNMOSトランジスタNsa_1が読み出し動作直後は必ず非道通状態に設定される。
【0070】
その結果、読み出し期間の開始時において、NMOSトランジスタNsa_0及びNsa_1が誤って導通状態になることはなく、正確な読み出し動作が行える。
【0071】
また、PMOSトランジスタPprc_2及びPprc_3により読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1が電源電位VDDにプリチャージされるため、読み出し期間以外でセンスアンプ30の入力段であるPMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1は確実に非導通状態になり、PMOSトランジスタPsa_0及びPsa_1に微小漏れ電流(サブスレショルド電流)が流れること回避し、低消費電力化を図ることができる。なお、本実施例では、読み出し入力線対SIN_0及びSIN_1の電位を電源電位VDDに設定する期間(第2の電位設定期間)を、ビット線対BIT_0及びBIT_1のプリチャージ期間に一致させたが、必ずしも一致させる必要はなく読み出し期間前の所定期間に設定すればよい。
【0072】
<書き込み動作>
図6は図1〜図3で示した実施例のSRAMの書き込み期間の動作を説明するタイミング図である。以下、図6を参照して図1〜図3で示した本実施例のSRAMのメモリセル部1に対する書き込み動作を説明する。図6において、横軸は時間、縦軸は電位である。
【0073】
前述したように、読み出し期間あるいは書き込み期間以外はプリチャージ期間に設定されており、プリチャージ期間中は、クランプトランジスタPcr_0によりビット線対BIT_0及びBIT_1はプリチャージ電位(VDD−|Vthp|)に設定される。
【0074】
書き込み動作も読み出し動作同様、クロック信号CLKの“H”への立ち上がりから始まる。クロック信号CLKの立ち上がりから時間tw遅れてワード線WORDが“H”に立ち上がり、ワード線選択状態となる。書き込み時のビット選択線WR_ENもCLKの立ち上がりから時間ts遅れて“H”に立ち上がる。
【0075】
ワード線WORDが“H”になると、アクセストランジスタNmc_0及びNmc_1が導通状態となり、メモリセル10のノードNODE_0とビット線BIT_0とが電気的に接続され、ノードNODE_1とビット線BIT_1とが電気的に接続される。書き込みビット線選択信号WR_ENが“H”になると、ゲートトランジスタNgt_0及びNgt_1が導通して、ビット線対BIT_0及びBIT_1と書き込み回路3の書き込み入力線対WD_0及びWD_1とがそれぞれ電気的に接続される(ビット線選択状態)。
【0076】
なお、サイクルが、書き込み動作をするのかと読み出し動作をするのかは、一般に専用の制御信号により行われる(その制御信号は図6には示していない)。そして、書き込み動作時には、すべての読み出しビット線選択信号RD_ENは“H”に固定される。
【0077】
プリチャージ信号PRCはビット線が選択されるまで“L”であり、クランプトランジスタPcr_0、PMOSトランジスタPprc_0及びPprc_1によりビット線対BIT_0及びBIT_1の電位プリチャージされており、その電位は(VDD−|Vthp|)である。
【0078】
ここで、メモリセル10に対して、ノードNODE_0を“H”、NODE_1を“L”にする書き込みを行うものとする。それには、入力データDIN_0に“L”を、入力データDIN_1に“H”を与える。これにより、書き込み回路3の書き込み入力線WD_0の電位は、クランプトランジスタPcr_1よりクランプされるため(VDD−|Vthp|)に設定され、書き込み入力線WD_1の電位は接地電位に設定される。
【0079】
そして、導通したゲートトランジスタNgt_0及びNgt_1を介して、書き込み入力線対WD_0及びWD_1の電位がビット線対BIT_0及びBIT_1に伝搬し、ビット線BIT_1の電位は書き込み回路3のNMOSトランジスタNw_1を介して放電されるため、接地電位となる。一方、ビット線BIT_0の電位はすでにプリチャージ期間中にVDD−|Vthp|となっており、書き込み入力線WD_0の電位と等しいため電位変化はない。
【0080】
その結果、BIT_1が接地電位になるため、メモリセル部1のトランジスタNmc_1を介してノードNODE_1の電位は接地電位まで下がる。一方、ノードNODE_0の電位は、アクセストランジスタNmc_0を介してVDD−|Vthp|まで上げられる。メモリセル10は2つのインバータ11及び12のループ構成で形成されているため、ノードNODE_0電位はフィードバックされてやがて電源電位まで上昇し、メモリセル10対する書き込みが終了する。
【0081】
このように、本実施例の書き込み回路3は、書き込みのハイレベルをプリチャージ電位(VDD−|Vthp|)に低下させて行ったため、書き込み動作直後においてもビット線対BIT_0及びBIT_1はプリチャージ電位(VDD−|Vthp|)を上回っていることはない。
【0082】
したがって、書き込み動作、プリチャージ動作、読み出し動作を連続して行う場合でも、クランプトランジスタPcr_0により、プリチャージ期間内にビット線対BIT_0及びBIT_1を正確にプリチャージ電位(VDD−|Vthp|)に設定することができる。
【0083】
その結果、書き込み動作後に読み出し動作を行う場合でも、誤動作なく読み出し動作を行うことができる。
【0084】
仮に、書き込み回路3にクランプトランジスタPcr_1がなく、ハイレベルを電源電位VDDにした場合で前述した書き込み動作を行う場合を考える。この場合には、メモリセル10のBIT_0側のノードNODE_0に“H”が書き込まれ、ビット線BIT_0の電位はVDDまで上昇してしまう。
【0085】
したがって、書き込み動作の後で読み出し動作を行う場合に、プリチャージ動作を行うと、ビット線BIT_1の電位は接地電位からVDD−|Vthp|まで上昇する。一方、ビット線BIT_0は、書き込み動作で電源電位VDDまで電位が上昇しているため、その電位を保持する。
【0086】
次のサイクルで読み出し動作が実行される場合、読み出し回路2のセンスアンプ30の入力段のPMOSトランジスタPsa_0を導通させるためには、ビット線BIT_0の電位をその初期値のVDDから|Vthp|分だけ電位を下げる閾値分低下時間が余分にかかる。
【0087】
さらに、トランジスタ性能のバラツキにより、NMOSトランジスタNsa_0と反対側のPMOSトランジスタPsa_1にリーク電流が生じた場合、その余分にかかる時間の間に読み出し出力線SA_1の電位が上昇し、NMOSトランジスタNsa_0が誤って導通することもあり得る。そのような場合には、しかる後、PMOSトランジスタPsa_0が導通することにより補完動作が働くが、前述した閾値分低下時間分遅れてPMOSトランジスタPsa_0が導通するため、読み出し出力線SA_0を“H”レベルにするのにさらに長時間を要してしまうことになる。
【0088】
このように、書き込み回路3において、クランプトランジスタPcr_1を設けてハイレベルをプリチャージ電位(VDD−|Vthp|)に設定するのは、書き込み動作の後の読み出し動作が正確に行えるようにするために、必要不可欠なことである。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明における請求項1記載の半導体記憶装置のプリチャージ手段は、一方電極が第1の電源に接続され、制御電極及び他方電極が共通に接続され、第1の閾値電圧を有する第1の導電型のクランプ用トランジスタにより、第1の電源電圧を第2の電源電圧方向に第1の閾値電圧分シフトさせて得られるプリチャージ電位で第1及び第2のビット線をプリチャージする。
【0090】
したがって、読み出し手段において、それぞれの一方電極が第1の電源に接続され、読み出し期間中に第1及び第2のビット線電位をそれぞれの制御電極に受ける第1の導電型の第1及び第2の読み出し用トランジスタの制御電極と一方電極との電位差はそれぞれ上記プリチャージ期間後に上記第1の閾値電圧となり、第1及び第2の読み出し用トランジスタは導通・非導通の境界状態となる。
【0091】
そして、プリチャージ期間後の読み出し期間において、メモリセル接続手段により、メモリセルとビット線対との間において、第1の記憶ノード,第1のビット線間及び第2の記憶ノード,第2のビット線間が電気的に接続されると、メモリセルの記憶内容に応じて第1及び第2のビット線電位のうち一方の電位が上記プリチャージ電位から第2の電源電圧方向にさらにシフトしたシフト電位に変化する。
【0092】
その結果、第1及び第2の読み出し用トランジスタは導通・非導通の境界状態であるため、メモリ接続手段による接続動作とほぼ同時に読み出し手段による読み出し動作を実行させても、第1及び第2の読み出し用トランジスタのうち、上記シフト電位を制御電極に受けるトランジスタが誤動作なく導通状態となり、メモリセルの記憶内容に基づく出力データを高速に出力することにより高速な読み出し動作を行うことができる。
【0093】
加えて、書き込み手段は、第1及び第2のビット線のうち、一方のビット線をプリチャージ電位に他方のビット線を第2の電源電圧に設定しているため、書き込み動作直後においても、第1及び第2のビット線の電位がプリチャージ電位より第1の電源電圧側にシフトすることはない。
【0094】
したがって、書き込み動作、プリチャージ動作、読み出し動作を連続して行う場合でも、プリチャージ手段のクランプ用トランジスタにより、プリチャージ期間内に第1及び第2のビット線双方を正確にプリチャージ電位に設定することができる。
【0095】
その結果、書き込み動作後に読み出し動作を行う場合でも、誤動作なく読み出し動作を行うことができる。
【0096】
また、請求項2記載の半導体記憶装置は、上記した第1及び第2の読み出し用トランジスタに加え、第3及び第4の読み出し用トランジスタを加えた、4つのトランジスタでセンスアンプを構成している。
【0097】
したがって、センスアンプを4つのトランジスタからなる比較的簡単な回路構成で実現することにより、集積度を損ねることなく高速読み出し動作が可能な半導体記憶装置を得ることができる。
【0098】
また、請求項3記載の半導体記憶装置における読み出し手段の第1の電位設定手段は、読み出し期間前の第1の電位設定期間において、第3及び第4の読み出し用トランジスタ双方の他方電極の電位を第2の電源電圧に設定するため、読み出し期間の開始時において第3及び第4の読み出し用トランジスタは必ず非導通状態となる。
【0099】
その結果、読み出し期間の開始時において、第3及び第4の読み出し用トランジスタが誤って導通状態になることはなく、正確な読み出し動作が行える。
【0100】
また、請求項4記載の半導体記憶装置は、第1の読み出し用トランジスタの電流駆動能力を第3の読み出し用トランジスタより大きく設定し、第2の読み出し用トランジスタの電流駆動能力を第4の読み出し用トランジスタより大きく設定したため、読み出し期間中に第3及び第4の読み出し用トランジスタが誤って導通あるいは非導通状態になった場合でも、しかる後、第1及び第2の読み出し用トランジスタが正常に動作すれば、第3及び第4の読み出し用トランジスタの誤動作を補完することができる。
【0101】
その結果、読み出し期間中において、第3及び第4の読み出し用トランジスタが誤って導通あるいは非導通状態になった場合でも、正確な読み出し動作が行える。
【0102】
また、請求項5記載の半導体記憶装置における読み出し手段の第2の電位設定手段は、読み出し期間以外の第2の電位設定期間において、第1及び第2の読み出し用トランジスタ双方の制御電極の電位を第1の電源電圧に設定するため、第2の電位設定期間中において、第1及び第2の読み出し用トランジスタそれぞれの制御電極と一方電極との電位差は“0”となる。
【0103】
その結果、第2の電位設定期間中に第1及び第2の読み出し用トランジスタが導通して漏れ電流が生じることを確実に回避することができるため、消費電力の低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるSRAMの構成を示す説明図である。
【図2】図1で示したSRAMの読み出し回路周辺を示す回路図である。
【図3】図1で示したSRAMの書き込み回路周辺を示す回路図である。
【図4】実施例のSRAMの読み出し動作を示すタイミング図である。
【図5】実施例のSRAMの読み出し動作を示すタイミング図である。
【図6】実施例のSRAMの書き込み動作を示すタイミング図である。
【図7】従来のSRAMの構成を示す説明図である。
【図8】従来のSRAMの読み出し動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】
1 メモリセル部、2 読み出し回路、3 書き込み回路、30 センスアンプ、Pcr_0,Pcr_1 クランプトランジスタ。

Claims (5)

  1. 第1及び第2の電源電圧を供給する第1及び第2の電源と、
    第1及び第2のビット線の組で構成されるビット線対と、
    第1及び第2の記憶ノードを有し、記憶内容に基づき、前記第1の記憶ノードを前記第1の電源電圧に前記第2の記憶ノードを前記第2の電源電圧に導くメモリセル部と、
    プリチャージ期間に前記第1及び第2のビット線の電位を共にプリチャージ電位に設定するプリチャージ手段と、
    書き込み期間あるいは前記プリチャージ期間の後に行われる読み出し期間に、前記メモリセル部と前記ビット線対との間において、前記第1の記憶ノード,前記第1のビット線間及び前記第2の記憶ノード,前記第2のビット線間を電気的に接続するメモリセル部接続手段と、
    前記読み出し期間に、前記第1及び第2のビット線それぞれに現れる第1及び第2のビット線電位間の電位差に基づき出力データを外部に出力する読み出し手段と、
    前記書き込み期間に、外部より得られる入力データに基づき、前記メモリセル部の記憶内容を書き換える程度に前記第1及び第2のビット線間に電位差を生じさせる書き込み手段とを備えた半導体記憶装置において、
    前記プリチャージ手段は、一方電極が前記第1の電源に接続され、制御電極及び他方電極が共通に接続され、第1の閾値電圧を有する第1の導電型のクランプ用トランジスタを含み、前記クランプ用トランジスタは、一方電極より得た前記第1の電源電圧を前記第2の電源電圧方向に前記第1の閾値電圧分シフトさせて前記プリチャージ電位を供給し、
    前記読み出し手段は、それぞれが前記読み出し期間に前記第1及び第2のビット線電位を制御電極に受け、前記第1の閾値電圧を有する第1の導電型の第1及び第2の読み出し用トランジスタを含み、前記第1及び第2の読み出し用トランジスタそれぞれの一方電極が前記第1の電源に接続され、前記第1及び第2の読み出し用トランジスタはそれぞれ制御電極と一方電極との電位差が前記第1の閾値電圧以上/以下になると導通/非導通状態となり、前記第1及び第2の読み出し用トランジスタそれぞれの導通/非導通状態により前記出力データを決定し、
    前記書き込み手段は、前記入力データに基づき、前記第1及び第2のビット線対のうち、一方のビット線を前記プリチャージ電位に他方のビット線を前記第2の電源電圧に設定する、
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記読み出し手段は、
    一方電極が前記第2の電源に接続され、他方電極が前記第1の読み出し用トランジスタの他方電極に接続され、制御電極が前記第2の読み出し用トランジスタの他方電極に接続される第2の閾値電圧を有する第2の導電型の第3の読み出し用トランジスタと、
    一方電極が前記第2の電源に接続され、他方電極が前記第2の読み出し用トランジスタの他方電極に接続され、制御電極が前記第1の読み出し用トランジスタの他方電極に接続される前記第2の閾値電圧を有する第2の導電型の第4の読み出し用トランジスタとをさらに含み、前記第3及び第4の読み出し用トランジスタはそれぞれの一方電極及び制御電極との電位差が前記第2の閾値電圧以上/以下になると導通/非導通状態となり、
    前記第1〜第4の読み出し用トランジスタによりセンスアンプを構成し、前記センスアンプの出力データは、前記第3及び第4の読み出し用トランジスタのうち、少なくとも一方のトランジスタの他方電極より得られる信号である、
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記読み出し手段は、
    前記第2の電源に接続され、前記読み出し期間前の第1の電位設定期間において、前記第3及び第4の読み出し用トランジスタ双方の他方電極の電位を前記第2の電源電圧に設定する第1の電位設定手段をさらに含む、
    請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1の読み出し用トランジスタの電流駆動能力を第3の読み出し用トランジスタより大きく設定し、前記第2の読み出し用トランジスタの電流駆動能力を第4の読み出し用トランジスタより大きく設定する、
    請求項2あるいは請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 前記読み出し手段は、
    前記第1の電源に接続され、前記読み出し期間以外の第2の電位設定期間において、前記第1及び第2の読み出し用トランジスタ双方の制御電極の電位を前記第1の電源電圧に設定する第2の電位設定手段をさらに含む、
    請求項2ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
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