JP3605073B2 - 非水電解質二次電池用負極活物質、その製造方法、及び非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池用負極活物質、その製造方法、及び非水電解質二次電池 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は非水電解質二次電池用の負極活物質、その製造方法、これを用いた非水電解質二次電池に関し、特に改良された負極活物質およびこれを用いた電池である。
【0002】
【従来の技術】
近年、急速なエレクトロニクス機器の小型化技術の発達により、種々の携帯電子機器が普及しつつある。そして、これら携帯電子機器の電源である電池にも小型化が求められており、高エネルギー密度を持つ非水電解液二次電池が注目を集めている。
金属リチウムを負極活物質として用いた非水電解液二次電池は、非常に高いエネルギー密度を持つが、充電時にデンドライトと呼ばれる樹枝状の結晶が負極上に析出するため電池寿命が短く、またデンドライトが成長して正極に達し内部短絡を引き起こす等、安全性にも問題があった。
そこでリチウム金属に替わる負極活物質として、リチウムを吸蔵・脱離する炭素材料、特に黒鉛質炭素が用いられるようになった。しかし、黒鉛質炭素の容量はリチウム金属・リチウム合金等に比べ小さく、大電流特性が低い等の問題がある。そこで、シリコン、スズなどのリチウム合金、非晶質カルコゲン化合物などリチウム吸蔵容量が大きく、密度の高い物質を用いる試みがなされてきた。しかし、リチウム合金、非晶質カルコゲン化合物は充放電サイクルに伴う微粉化などサイクル寿命に問題があった。そこで、Si−O−C三元化合物のような、シリコン、スズ等の化合物と炭素を複合させた材料が検討されているが、未だ充分なサイクル特性を有する二次電池を実現するには至っていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、非水電解液二次電池の負極活物質として高容量であってかつサイクル特性が良好な材料を得ることである。また、それを用いて非水電解液二次電池の容量を向上し、サイクル特性を改善することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来の上記課題を解決すべく、リチウムイオンのようなアルカリイオンを吸蔵放出する電池反応の過程におけるアルカリイオン吸蔵放出材料の結晶の変化を種々検討した結果、Si−O−C系の材料においてSi原子の一部を置換することによりリチウムなどのアルカリイオンの吸蔵量が大きく、かつ電池反応の過程で、結晶形の変化の少ない材料を見いだし本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、第1の本発明の非水電解質二次電池用負極活物質は、組成式SiMα(ここでMは、Al,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素、α,x、およびyは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5≦x≦3、1≦y≦25の範囲の数)で表されることを特徴とする非水電解質二次電池用負極活物質である。
【0005】
組成式SiMα(ここで、MはAl,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaの群から選ばれる少なくとも1種の元素、α,x,およびyは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5≦x≦3、1≦y≦25の範囲の数)で表される物質を構成する元素を含有する原料化合物を、液相で混合分散して、原料化合物混合液を調整し、重合反応および重縮合反応の少なくとも1種の反応によって原料化合物混合液を固化する工程と、固化した原料化合物混合液を加熱焼成する工程とを具備することを特徴とする非水電解質二次電池用負極活物質の製造方法である。
【0006】
また、第2の本発明は、組成式SiMα(ここで、MはAl,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、α,x,およびyは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5≦x≦3、1≦y≦25の範囲から選ばれる数)で表される物質を構成する元素を含有し、かつ重合反応もしくは重縮合反応する原料化合物混合物を調整し、該原料化合物混合物を重合反応もしくは重縮合反応によって該原料化合物混合物を固化する工程と、固化した原料化合物混合物を加熱焼成する工程とを具備することを特徴とする非水電解質二次電池用負極活物質の製造方法である。
【0007】
また、第3の本発明は、負極活物質として組成式SiMα(ここでMは、Al,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、α,x、yは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5≦x≦3、1≦y≦25の範囲の数)で表される物質を含む負極と、正極および非水電解質とを具備することを特徴とする非水電解質二次電池である。
【0008】
以下、本発明の負極活物質の詳細について記述する。
本発明で用いる負極活物質は、組成式SiMα(ここで、MはAl,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、α,x,およびyは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5≦x≦4、1≦y≦25の範囲の数)で表される化合物である。
【0009】
上記負極活物質の組成において、酸素組成xは、0.5≦x≦4であることが好ましく、より好ましくは0.8≦x≦3である。酸素組成がこれより小さいとサイクル寿命の低下、安全性の低下を招き、これより大きいと導電性が減少し負極特性の低下を招くためである。
【0010】
上記負極活物質の組成において、炭素組成yは、1≦y≦25であることが好ましく、より好ましくは5≦y≦15である。炭素組成がこれより小さいと導電性の低下を招き、またこれより大きいと、Liの可逆吸蔵量が大きいSiの含有量が相対的に減少し容量が小さくなるためである。
【0011】
上記負極活物質の組成において、Mは、Al,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種であり、組成比は0.01≦α≦1の範囲であることが好ましい。本発明の負極活物質においては、Al,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,Caの少なくとも1種を含んでいることにより、サイクル寿命が大きく向上する。これらの元素は、酸化物の状態でSiと原子レベルで混合されて活物質中に存在し、0V vs. Li/Li+付近の電位においても還元されることがなく、活物質の構造を保持する働きを持つためであると考えられる。また、同時に反応性が抑えられるため、安全性も向上する。αが0.01≦α≦1の範囲より小さいと効果が不十分であり、超えると容量が減少する。
【0012】
また本発明の負極活物質である上記化合物のX線回折パターンは、半値幅が5°以下のピークを持たない低結晶性であることが好ましい。これは、空隙の大きい低結晶性の構造の方が、充放電に伴う構造変化に対する耐久性に優れるためである。
また各元素は均一に分散していることが好ましく、Si相またはSiO相またはSiO相の平均大きさが100μmを超えないことが好ましい。リチウム吸蔵の働きを持つ含Si相の平均大きさが100μmを超えると、充放電を繰り返した際に微粉化が起こりやすく、サイクル寿命が低下する恐れがあるためである。
【0013】
本発明の負極活物質は、固化あるいはゲル化した原料組成物を調整する工程及びその後の炭化工程によって製造することができる。
【0014】
第一の固化あるいはゲル化した原料組成物を調製する工程は、シリコンおよび酸素を含有する化合物と、Mを含有する化合物と、炭素を含有する化合物とを液相で混合し重合反応もしくは重縮合反応し、固化あるいはゲル化したSiMαで表される原料組成物を調整する工程である。ここで、MはAl,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、α,s,およびtは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5<s、1<tの範囲から選ばれる数である。
この工程では、前述のSiMα化合物の各構成元素を均一に分散させるために行われる。
【0015】
シリコン原子および酸素原子を含有する化合物と、M原子を含有する化合物と、炭素を含有する化合物との3つの原料化合物を重合あるいは重縮合させることで、Si原子、M原子、O原子およびC原子が均一に分散したSiMα化合物を得る。このSiMα化合物を原料組成物として得る。後述する炭化処理時には、この原料中のO原子及びC原子が二酸化炭素として選択的に取り除かれる。そのため、SiMα化合物に対して原料組成物に含まれるC原子量及びO原子量が多くなるように、またSiとMとの比率が原料組成物に含まれる比率と同じ値になるように3つの原料化合物の比率を調整する。すなわち、0.01≦α≦1、0.5<s、1<tとなるように、3つの原料化合物の比率を調整する。また、3つの原料化合物を液相で混合する際には、各元素の原料化合物は、液体原料化合物、または原料化合物を溶媒中に溶解した状態であることが好ましい。
【0016】
シリコン原子及び酸素原子を含有する原料化合物としては、シリコンのアルコキシド、有機シリコン化合物などが挙げられる。具体的には、Si(OCH,Si(OC,Si(i−OCなどのテトラアルコキシシランが挙げられる。
また、上記組成式中でM(Al,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,Caをあらわす)であらわされる金属含有原料化合物としては、金属のアルコキシド、無機酸塩、酢酸塩のような有機酸塩、有機錯体などが挙げられる。具体的には、Ti(i−OC、Al(i−OC、B水溶液などが挙げられる。
また、上記炭素原子を含有する原料化合物としては、種々のモノマー、ピッチなどが挙げられる。特に、フルフリルアルコール、石油ピッチなどが好ましい。
【0017】
上記シリコン及び酸素含有原料化合物およびカーボン含有原料化合物の少なくとも一方は、重合または重縮合反応により高分子化する化合物を用いる。このように重合もしくは重縮合反応により高分子化する化合物を用いて液相にて混合を行った後、これらを反応させることにより、化合物をゲル化ないしは固体化させることができ、原料中の元素の均一分散を容易に実現することができる。
重合、または縮重合する物質としては、炭素含有化合物としては、フルフリルアルコール、またはフェノールとホルムアルデヒドの混合液、などが挙げられる。これらの物質は、酸触媒の存在下で、容易に重合して固化させることができる。また、シリコン含有化合物としては、アルコキシ基またはシラノール基を含有するシランまたはシロキサンが好ましく、特に好ましいものとして、テトラアルコキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシランなどが挙げられる。これらの化合物は、ジブチルジアセトキシスズなどのスズまたはチタネート触媒の存在下で、容易に重合して固化することができる。
これらの重合・重縮合する化合物の中で、炭素含有化合物としては、フルフリルアルコールが、活物質のリチウム挿入脱離に伴う膨張収縮に耐性の高い、空隙率の大きい炭化物が得られるため、最も好ましい。
【0018】
次の工程は、得られた原料組成物のゲル状固体または固体を加熱焼成して、炭素化する工程である。この工程における熱処理温度は、500〜3000℃の範囲であることが好ましい。熱処理温度が500℃未満では炭素化が充分に進行しない恐れがあり、3000℃を超えると熱処理中のSi,M,Oが蒸散が大きくなるためである。熱処理温度のより好ましい範囲は800〜2000℃である。
【0019】
以上の工程により、本発明の負極活物質である一部置換Si−O−C系の物質を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係わる非水電解質二次電池の一例である円筒形非水電解質二次電池を図1を参照して詳細に説明する。
【0021】
例えば、ステンレスからなる有底円筒状の容器1は底部に絶縁体2が配置されている。電極群3は、前記容器1に収納されている。前記電極群3は、正極4、セパレータ5、負極6及びセパレータ5を積層した帯状物を前記セパレータ5が外側に位置するように渦巻状に捲回した構造になっている。
前記容器1内には、電解液が収容されている。中央部が開口された絶縁紙7は、前記容器1内の前記電極群3の上方に配置されている。絶縁封口板8は、前記容器1の上部開口部に配置され、かつ前記上部開口部付近を内側にかしめ加工することにより前記封口板8は前記容器1に固定されている。正極端子9は、前記絶縁封口板8の中央に嵌合されている。正極リード10の一端は、前記正極4に、他端は前記正極端子9にそれぞれ接続されている。前記負極6は、図示しない負極リードを介して負極端子である前記容器1に接続されている。
【0022】
なお、前述した図1において、円筒形非水電解質二次電池に適用した例を説明したが、角型非水電解質二次電池にも同様に適用できる。また、前記電池の容器内に収納される電極群は、渦巻き系に限らず、正極、セパレータ及び負極をこの順序で複数積層した形態にしてもよい。
また、前述した図1においては、金属缶からなる外装体を使用した非水電解質二次電池に適用した例を説明したが、フィルム材からなる外装体を使用した非水電解質二次電池にも同様に適用することができる。フィルム材としては、熱可塑性樹脂とアルミニウム層を含むラミネートフィルムが好ましい。
【0023】
以上説明した本実施形態の非水電解質二次電池は、アルカリ金属を吸蔵放出する負極活物質を含む負極と、正極および非水電解質とを具備した非水電解質二次電池において、前記負極活物質として組成式SiMα(ここでMは、Al,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種、α,x、yは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5≦x≦3、1≦y≦10の範囲の数)で表される物質を含むことを特徴としたものである。
このような負極活物質は高い充放電容量と長いサイクル寿命と安全性を同時に達成することができるため、放電容量が向上された長寿命かつ安全な非水二次電池を実現することができる。
【0024】
次に、本発明の非水電解液二次電池の一例を、正極、負極、電解液、およびセパレータの構成要件毎に詳述する。
1)正極
正極は、正極活物質を含む正極活物質層が正極集電体の片面もしくは両面に担持された構造を有する。
前記正極活物質層の片面の厚さは10〜150μmの範囲であることが望ましい。従って正極集電体の両面に担持されている場合は正極活物質層の合計の厚さは20〜300μmの範囲となることが望ましい。片面のより好ましい範囲は30〜120μmである。この範囲であると大電流放電特性とサイクル寿命は向上する。
正極活物質層は、正極活物質の他に導電剤を含んでいてもよい。
また、正極活物質層は正極材料同士を結着する結着剤を含んでいてもよい。
正極活物質としては、種々の酸化物、例えば二酸化マンガン、リチウムマンガン複合酸化物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物(例えば、LiCoO)、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物(例えばLiNi0.8Co0.2)、リチウムマンガン複合酸化物(例えばLiMn、LiMnO)を用いると高電圧が得られるために好ましい。
導電剤としてはアセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛などを挙げることができる。
結着材の具体例としては例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ弗化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等を用いることができる。
正極活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、正極活物質80〜95重量%、導電剤3〜20%、結着剤2〜7重量%の範囲にすることが好ましい。
集電体としては、多孔質構造の導電性基板かあるいは無孔の導電性基板を用いることができる。集電体の厚さは5〜20μmであることが望ましい。この範囲であると電極強度と軽量化のバランスがとれるからである。
【0025】
2)負極
負極は、前述の負極活物質を含む負極材料が負極集電体の片面もしくは両面に担持された構造を有する。
前記負極材料の厚さは10〜150μmの範囲であることが望ましい。従って負極集電体の両面に担持されている場合は負極材料の合計の厚さは20〜300μmの範囲となる。片面の厚さのより好ましい範囲は30〜100μmである。この範囲であると大電流放電特性とサイクル寿命は大幅に向上する。
負極材料は負極活物質同士を結着する結着剤を含んでいてもよい。結着剤としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ弗化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等を用いることができる。
また、負極材料は導電剤を含んでいてもよい。導電剤としてはアセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛などを挙げることができる。
集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、銅、ステンレスまたはニッケルから形成することができる。集電体の厚さは5〜20μmであることが望ましい。この範囲であると電極強度と軽量化のバランスがとれるからである。
【0026】
3)電解質
電解質としては非水電解液、電解質含浸型ポリマー電解質、高分子電解質、あるいは無機固体電解質を用いることができる。
【0027】
非水電解液は、非水溶媒に電解質を溶解することにより調製される液体状電解液で、電極群中の空隙に保持される。
非水溶媒としては、プロピレンカーボネート(PC)やエチレンカーボネート(EC)とPCやECより低粘度である非水溶媒(以下第2溶媒と称す)との混合溶媒を主体とする非水溶媒を用いることが好ましい。
第2溶媒としては、例えば鎖状カーボンが好ましく、中でもジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DEC)、プロピオン酸エチル、プロピオン酸メチル、γ−ブチロラクトン(BL)、アセトニトリル(AN)、酢酸エチル(EA)、トルエン、キシレンまたは、酢酸メチル(MA)等が挙げられる。これらの第2溶媒は、単独または2種以上の混合物の形態で用いることができる。特に、第2溶媒はドナー数が16.5以下であることがより好ましい。
第2溶媒の粘度は、25℃において2.8cmp以下であることが好ましい。混合溶媒中のエチレンカーボネートまたはプロピレンカーボネートの配合量は、体積比率で10〜80%であることが好ましい。より好ましいエチレンカーボネートまたはプロピレンカーボネートの配合量は体積比率で20〜75%である。
非水電解液に含まれる電解質としては、例えば過塩素酸リチウム(LiClO)、六弗化リン酸リチウム(LiPF)、ホウ弗化リチウム(LiBF)、六弗化砒素リチウム(LiAsF)、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCFSO)、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム[LiN(CFSO]等のリチウム塩(電解質)が挙げられる。中でもLiPF、LiBFを用いるのが好ましい。
電解質の非水溶媒に対する溶解量は、0.5〜2.0mol/lとすることが望ましい。
【0028】
また、電解質含浸型ポリマー電解質は、ポリエチレンオキサイド(PEO),ポリメタクリル酸メチル,ポリフッ化ビニリデンなどの高分子物質に、リチウムイオンを含有する有機電解液を含浸させたものである。
高分子電解質は、前記電解質を高分子材料に溶解し、固体化したものである。高分子材料としてはポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエチレンオキシド(PEO)などの単量体の重合体または他の単量体との共重合体が挙げられる。
無機固体電解質は、ヨウ化リチウム,窒化リチウム,NASICON型化合物など、リチウムイオン可動性のある物質である。
これらの電解質も、上記非水電解液と同様に本発明において用いることができる。
【0029】
4)セパレータ
非水電解液を用いる場合、および電解質含浸型ポリマー電解質を用いる場合においてはセパレータを用いることができる。セパレータは多孔質セパレータを用いる。セパレータの材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリ弗化ピニリデン(PVdF)を含む多孔質フィルム、合成樹脂製不織布等を用いることができる。中でも、ポリエチレンか、あるいはポリプロピレン、または両者からなる多孔質フィルムは、二次電池の安全性を向上できるため好ましい。
セパレータの厚さは、30μm以下にすることが好ましい。厚さが30μmを越えると、正負極間の距離が大きくなって内部抵抗が大きくなる恐れがある。また、厚さの下限値は、5μmにすることが好ましい。厚さを5μm未満にすると、セパレータの強度が著しく低下して内部ショートが生じやすくなる恐れがある。厚さの上限値は、25μmにすることがより好ましく、また、下限値は10μmにすることがより好ましい。
セパレータは、120℃の条件で1時間おいたときの熱収縮率が20%以下であることが好ましい。熱収縮率が20%を超えると、加熱により短絡が起こる可能性が大きくなる。熱収縮率は、15%以下にすることがより好ましい。
セパレータは、多孔度が30〜70%の範囲であることが好ましい。これは次のような理由によるものである。多孔度を30%未満にすると、セパレータにおいて高い電解質保持性を得ることが困難になる恐れがある。一方、多孔度が60%を超えると十分なセパレータ強度を得られなくなる恐れがある。多孔度のより好ましい範囲は、35〜70%である。
セパレータは、空気透過率が500秒/100cm以下であると好ましい。空気透過率が500秒/100cmを超えると、セパレータにおいて高いリチウムイオン移動度を得ることが困難になる恐れがある。また、空気透過率の下限値は、30秒/100cmである。空気透過率を30秒/100cm未満にすると、十分なセパレータ強度を得られなくなる恐れがあるからである。
空気透過率の上限値は300秒/100cmにすることがより好ましく、また、下限値は50秒/100cmにするとより好ましい。
【0030】
【実施例】
以下に本発明の具体的な実施例を挙げ、その効果について述べる。但し、本発明は実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
原料としてSi(OCとTi(i−OCをモル比で99:1で混合し10時間攪拌した後、Si+Tiの1モルに対してCOH0.8モル、HO0.2モル、HCl0.01モル、フルフリルアルコール1モルを加え3時間攪拌後、室温で1日放置し固化させた。得られた固体を100℃にて1時間乾燥した後、さらに200℃で1時間乾燥し、粉砕機により粉砕し100mesh以下の粉体とした。アルゴン雰囲気下で1200℃で3時間加熱し、試料1を得た。得られた試料1について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0031】
(実施例2)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で19:1とした外は実施例1と同様に合成を行い、試料2を得た。得られた試料2について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0032】
(実施例3)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で9:1とした外は実施例1と同様に合成を行い、試料3を得た。得られた試料3について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0033】
(実施例4)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で4:1とした外は実施例1と同様に合成を行い、試料4を得た。得られた試料4について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0034】
(実施例5)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で19:1、フルフリルアルコールの添加量をSi+Tiの1モルに対してフルフリルアルコール0.5モルとした外は実施例1と同様に合成を行い、試料5を得た。得られた試料5について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0035】
(実施例6)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で19:1、フルフリルアルコールの添加量をSi+Tiの1モルに対してフルフリルアルコール2モルとした外は実施例1と同様に合成を行い、試料6を得た。得られた試料6について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0036】
(実施例7)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で19:1、フルフリルアルコールの添加量をSi+Tiの1モルに対してフルフリルアルコール3モルとした外は実施例1と同様に合成を行い、試料7を得た。得られた試料7について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0037】
(実施例8)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で19:1、フルフリルアルコールの添加量をSi+Tiの1モルに対してフルフリルアルコール4モルとした外は実施例1と同様に合成を行い、試料8を得た。得られた試料8について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0038】
(実施例9)
原料としてSi(OCとAl(i−OC とCOHをモル比で19:1:40で混合し15時間85℃にて還流した後、Si+Alの1モルに対してCOH0.8モル、HO 0.2モル、HCl0.01モル、フルフリルアルコール1モルを加え3時間攪拌後、室温で1日放置し固化させた。得られた固体を100℃にて1時間乾燥した後、さらに200℃で1時間乾燥し、粉砕機により粉砕し100mesh以下の粉体とした。アルゴン雰囲気下で1200℃で3時間加熱し、試料9を得た。得られた試料9について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0039】
(実施例10)
Si(OCとAl(i−OC とCOHをモル比で9:1:20とした外は実施例9と同様に合成を行い、試料10を得た。得られた試料10について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0040】
(実施例11)
Si(OCとAl(i−OC とCOHをモル比で9:1:20、フルフリルアルコールの添加量をSi+Alの1モルに対してフルフリルアルコール2モルとした外は実施例9と同様に合成を行い、試料11を得た。得られた試料11について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0041】
(実施例12)
原料としてSi(OCとBとCOHとHOとHClがモル比で19:1:4:1:0.01となるようにSi(OCとB2O3水溶液とCOHと塩酸を混合し2時間85℃にて還流した後、Si+Bの1モルに対してフルフリルアルコール1モルを0℃の冷却下で加え3時間攪拌後、室温で1日放置し固化させた。得られた固体を100℃にて1時間乾燥した後、さらに200℃で1時間乾燥し、粉砕機により粉砕し100mesh以下の粉体とした。アルゴン雰囲気下で1200℃で3時間加熱し、試料12を得た。得られた試料12について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0042】
(実施例13)
Si(OCとBとCOHとHOとHClのモル比を40:1:4:1:0.01とした外は実施例12と同様に合成を行い、試料13を得た。得られた試料13について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0043】
(実施例14)
原料としてSi(OCとZrCOとCOHとHOとHClがモル比で19:1:4:1:0.01となるようにSi(OCとZrCO水溶液とCOHと塩酸を混合し2時間85℃にて還流した後、Si+Zrの1モルに対してフルフリルアルコール1モルを0℃の冷却下で加え3時間攪拌後、室温で1日放置し固化させた。得られた固体を100℃にて1時間乾燥した後、さらに200℃で1時間乾燥し、粉砕機により粉砕し100mesh以下の粉体とした。アルゴン雰囲気下で1200℃で3時間加熱し、試料14を得た。得られた試料14について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0044】
(実施例15)
原料としてSi(OCとSc(COとCOHとHOとHClがモル比で19:0.5:4:1:0.01となるようにSi(OCとSc(CO水溶液とCOHと塩酸を混合し2時間85℃にて還流した後、Si+Scの1モルに対してフルフリルアルコール1モルを0℃の冷却下で加え3時間攪拌後、室温で1日放置し固化させた。得られた固体を100℃にて1時間乾燥した後、さらに200℃で1時間乾燥し、粉砕機により粉砕し100mesh以下の粉体とした。アルゴン雰囲気下で1200℃で3時間加熱し、試料15を得た。得られた試料15について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0045】
(実施例16)
原料としてSi(OCとY(COとCOHとHOとHClがモル比で19:0.5:4:1:0.01となるようにSi(OCとY(CO水溶液とCOHと塩酸を混合し2時間85℃にて還流した後、Si+Yの1モルに対してフルフリルアルコール1モルを0℃の冷却下で加え3時間攪拌後、室温で1日放置し固化させた。得られた固体を100℃にて1時間乾燥した後、さらに200℃で1時間乾燥し、粉砕機により粉砕し100mesh以下の粉体とした。アルゴン雰囲気下で1200℃で3時間加熱し、試料16を得た。得られた試料16について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0046】
(実施例17)
原料としてSi(OCとCaClとCOHとHOとHClがモル比で19:1:4:1:0.01となるようにSi(OCとCaCl水溶液とCOHと塩酸を混合し2時間85℃にて還流した後、Si+Caの1モルに対してフルフリルアルコール1モルを0℃の冷却下で加え3時間攪拌後、室温で1日放置し固化させた。得られた固体を100℃にて1時間乾燥した後、さらに200℃で1時間乾燥し、粉砕機により粉砕し100mesh以下の粉体とした。アルゴン雰囲気下で1200℃で3時間加熱し、試料17を得た。得られた試料17について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0047】
(実施例18)
原料としてSi(OCとMgClとCOHとHOとHClがモル比で19:1:4:1:0.01となるようにSi(OCとMgCl水溶液とCOHと塩酸を混合し2時間85℃にて還流した後、Si+Mgの1モルに対してフルフリルアルコール1モルを0℃の冷却下で加え3時間攪拌後、室温で1日放置し固化させた。得られた固体を100℃にて1時間乾燥した後、さらに200℃で1時間乾燥し、粉砕機により粉砕し100mesh以下の粉体とした。アルゴン雰囲気下で1200℃で3時間加熱し、試料18を得た。得られた試料18について以下に述べる組成分析と充放電試験を行った。
【0048】
(充放電試験)
得られた試料にポリテトラフルオロエチレンを加えシート状としステンレスメッシュに圧着し、150℃で真空乾燥し試験電極とした。対極および参照極を金属Li、電解液を1MLiPFのEC・MEC(体積比1:2)溶液としたセルをアルゴン雰囲気中で作製し充放電試験を行った。充放電試験の条件は、参照極と試験電極間の電位差0.01Vまで1mA/cmの電流密度で充電、さらに0.01Vで8時間の定電圧充電を行い、放電は1mA/cmの電流密度で3Vまで行った。
【0049】
(組成分析)
SiとMのモル比は添加量より算出し、1000℃にて燃焼後残留した灰分をSiOまたはSiOとMの酸化物として組成比を算出した。Cの組成比は燃焼分析により求め、全体からSi,M,Cの組成を引いたものを酸素の組成とした。
【0050】
(比較例1)
原料としてSi(OCとCOHとHOとHClがモル比で19:1:4:1:0.01となるようにSi(OCとCOHとHOと塩酸を混合し2時間85℃にて還流した後、Siの1モルに対してフルフリルアルコール1モルを0℃の冷却下で加え3時間攪拌後、室温で1日放置し固化させた。得られた固体を100℃にて1時間乾燥した後、さらに200℃で1時間乾燥し、粉砕機により粉砕し100mesh以下の粉体とした。アルゴン雰囲気下で1200℃で3時間加熱し、試料18を得た。得られた試料18について実施例1と同様の組成分析と充放電試験を行った。
【0051】
(比較例2)
フルフリルアルコールの添加量をSiの1モルに対してフルフリルアルコール2モルとした外は比較例1と同様に合成を行い、試料19を得た。得られた試料19につい実施例1と同様の組成分析と充放電試験を行った。
【0052】
(比較例3)
フルフリルアルコールの添加量をSiの1モルに対してフルフリルアルコール3モルとした外は比較例1と同様に合成を行い、試料20を得た。得られた試料20につい実施例1と同様の組成分析と充放電試験を行った。
【0053】
(比較例4)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で250:1、フルフリルアルコールの添加量をSi+Tiの1モルに対してフルフリルアルコール1モルとした外は実施例1と同様に合成を行い、試料21を得た。得られた試料21について実施例1と同様の組成分析と充放電試験を行った。
【0054】
(比較例5)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で2:3、フルフリルアルコールの添加量をSi+Tiの1モルに対してフルフリルアルコール1モルとした外は実施例1と同様に合成を行い、試料22を得た。得られた試料22について実施例1と同様の組成分析と充放電試験を行った。
【0055】
(比較例6)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で5:4、フルフリルアルコールの添加量をSi+Tiの1モルに対してフルフリルアルコール1モルとした外は実施例1と同様に合成を行い、試料23を得た。得られた試料23について実施例1と同様の組成分析と充放電試験を行った。
【0056】
(比較例7)
Si(OCとTi(i−OCをモル比で9:1、フルフリルアルコールの添加量をSi+Tiの1モルに対してフルフリルアルコール4モルとした外は実施例1と同様に合成を行い、試料24を得た。得られた試料24について実施例1と同様の組成分析と充放電試験を行った。
実施例1〜18および比較例1〜7の結果を表に示す。
【0057】
【表1】
Figure 0003605073
【0058】
表に示したように示したとおり、本発明の負極活物質は、比較例1のSiOC化合物に比較して長寿命であることが分かる。また、従来の負極材料である黒鉛質炭素材料の理論容量372mAh/gと比較して、2〜3倍の容量を持つことがわかる。すなわち、本発明の負極活物質により高い放電容量かつ長寿命な非水電解質二次電池を実現することができる。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、高容量である非水電解質二次電池の負極活物質を提供することができ、さらに高容量な非水電解質二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる非水電解質二次電池の一例である円筒形非水電解質二次電池を示す部分断面図。
【符号の説明】
1・・・容器
2・・・絶縁体
3・・・電極群
4・・・正極
5・・・セパレータ
6・・・負極
7・・・絶縁紙
8・・・封口板
9・・・正極端子
10・・・正極リード

Claims (3)

  1. 組成式SiMα(ここで、MはAl,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、α,x,およびyは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5≦x≦3、1≦y≦25の範囲から選ばれる数)で表されることを特徴とする非水電解質二次電池用負極活物質。
  2. シリコンおよび酸素を含有する化合物と、Mを含有する化合物と、炭素を含有する化合物とを液相で混合し重合反応もしくは重縮合反応し、固化あるいはゲル化したSiMαで表される原料組成物を調整する工程と(ここで、MはAl,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、α,s,およびtは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5<s、1<tの範囲から選ばれる数)、
    前記原料組成物を加熱焼成し、組成式SiMα(ここで、MはAl,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、α,x,およびyは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5≦x≦3、1≦y≦25の範囲から選ばれる数)で表される組成物を生成する炭化工程とを有することを特徴とする非水電解質二次電池用負極活物質の製造方法。
  3. アルカリ金属を吸蔵放出する負極活物質を含む負極と、正極および非水電解質とを具備した非水電解質二次電池において、前記負極活物質は、組成式SiMα(ここでMは、Al,B,Ti,Zr,Y,Sc,Mg,およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、α,x,およびyは、それぞれ0.01≦α≦1、0.5≦x≦3、1≦y≦25の範囲から選ばれる数)で表される物質を含むことを特徴とする非水電解質二次電池。
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