JP3603752B2 - 制御機能付き表示器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、工業向け又は家庭向けの制御機能付き表示器であり、より具体的にはタッチパネルなどによる表示画面に対する入力手段を有し、この入力手段への入力により接続された各種機器を制御する制御機能付き表示器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の制御機能付き表示器10の構成を示す説明図である。
図において、1は表示手段、11は表示部品IDその他のデータで構成される表示部品、2は表示部品11の集まりである表示データ、3は制御手段、4は制御プログラムである制御データ、5はタッチパネルなどの入力手段、6は表示画面、7は制御手段と表示手段との間でデータを共有し保持するための共有メモリ、8は制御対象、10は制御機能と表示機能とを併せ持った制御機能付き表示器である。
【0003】
制御機能は、入力された制御データ4に基づいて、制御手段3に接続されている制御対象8に対して制御を行う。
制御処理とは、主として、制御手段3、制御データ4、入力手段5、共有メモリ7および制御対象8に関連した一連の制御を行うための処理のことである。
また、表示機能は、表示データ2の表示部品11毎に対応した共有メモリ7に記憶されているデバイスの値に基づいて表示画面6に表示する。
【0004】
なお、表示処理とは、主として、表示手段1、表示データ2、表示画面6および共有メモリ7に関連した一連の表示をするための処理のことである。
また、タッチパネルなどの入力手段5を持っており、外部から制御機能付き表示器10の内部にあるデータ、例えば、共有メモリ7上のデータを操作できる。制御回路は表示処理と制御処理とを行う各々のタスクに対して、マルチタスク処理を行っている。
【0005】
制御機能付き表示器10においては、表示処理と制御処理を並行して行うため、これら各々の処理へのCPUリソースの配分が重要となる。
ここで、I/OインターフェースによるI/O制御タスクとプログラマブル表示機能実現する他のタスクとの優先度に関しては、2つの方式が選択可能である。
【0006】
第1の方式は、全てのタスクを実行するための1サイクル時間を外部設定するものである。この方式では、プログラマブル表示機能は、設定された時間からI/O制御タスクの処理時間を差し引いた時間内に実行する。
第2の方式は、プログラマブル表示機能の処理時間を外部設定する方式である。
このような方式の制御装置においては、制御処理の定周期実行を行うことで、外部信号の入力から演算処理・外部への出力までの時間遅れを一定にすることができ、制御対象への制御の精度を向上することができる。
【0007】
なお、このような従来の制御機能付き表示器が記載された文献としては、例えば、特開平10−78817号公報があり、そこには、制御機能と表示機能とを有し、プログラマブル表示機能は設定された時間からI/O制御タスクの処理時間を差し引いた時間内に実行したり、プログラマブル表示機能の処理時間を外部設定したりして、制御処理の定周期実行を行う制御機能付き表示器について開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、制御処理の定周期実行を実現するためには、表示処理に処理時間を設定しておき、処理時間を超えた場合には、表示処理を阻止し、強制的にCPUリソースを制御処理に割り当てる必要がある。
このように、制御処理を定周期で実行するために、表示処理が頻繁に中断されると、短い間隔で表示を更新したい重要な表示部品であっても、全ての表示部品を表示し終わるまで次の表示の順番が回ってこないため、重要な表示部品の更新間隔が長くなるという問題がある。
【0009】
そこで、この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、表示部品に表示にあたっての優先度を設けて表示することで、重要な表示部品を適宜表示することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る制御機能付き表示器は、表示部品のすべてを表示せずとも所定の時間内で表示処理を終了し、次回の表示処理では優先順位の高い表示部品から表示を新たに始めるものである。
【0012】
この発明に係る制御機能付き表示器は、表示部品毎に最後に表示された時刻を記録し、定の時間内に再度表示されない表示部品については、優先順位を上げて表示画面に表示するものである。
【0013】
この発明に係る制御機能付き表示器は、表示部品に対応したデバイスの値が変化しない表示部品については、優先度を下げるように優先順位を変更するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1による制御機能付き表示器の構成を示すブロック図である。
図において、1は表示手段、11は表示部品IDその他のデータで構成される表示部品、2は表示部品11の集まりである表示データ、3は制御手段、4は制御プログラムである制御データ、5はタッチパネルなどの入力手段、6は表示画面、7は制御手段と表示手段との間でデータを共有し保持するための共有メモリ、8は制御対象、9は表示部品11の優先度に応じて優先順位を設定する表示優先順位制御手段、10は制御機能と表示機能とを併せ持った制御機能付き表示器である。
【0015】
当然のことではあるが、優先順位(優先度)が高い表示部品11は、通常、重要度の高い表示部品11である。
制御機能は、入力された制御データ4に基づいて、制御手段3に接続されている制御対象8に対して制御を行う。
制御処理とは、主として、制御手段3、制御データ4、入力手段5、共有メモリ7および制御対象8に関連した一連の制御を行うための処理のことである。
【0016】
また、表示機能は、表示優先順位制御手段9とやりとしながら、表示データ2の表示部品11毎に対応した共有メモリ7に記憶されているデバイスの値に基づいて表示画面6に表示する。
ここで、デバイスとは、通常の意味合いに対してさらに補足するならば、表示部品11毎に1対1で定まるものであり、値を有するものであり、その値がデバイス値である。
【0017】
なお、表示処理とは、主として、表示手段1、表示データ2、表示画面6、共有メモリ7、および表示優先順位制御手段9に関連した一連の表示をするための処理のことである。
当然のことながら、共有メモリ7は、制御処理及び表示処理によって、適宜、書き換えられている。
また、タッチパネルなどの入力手段5を持っており、外部から制御機能付き表示器10の内部にあるデータ、例えば、共有メモリ7上のデータを操作できる。
【0018】
図2は、この発明を実施するための実施の形態1による表示データ2の中に記述されている表示部品11が持つ属性を示した表の一例である。
表示部品11は、属性として、表示部品11の表示にあたり優先度を識別するための優先順位以外に、例えば、表示部品ID、座標、対応デバイス、デバイス値の変化、前回表示時刻を持っている。
ここで、優先順位は、表示部品11の重要度に応じて初期値としての順位は与えられているが、必ずしも初期値に固定されるものではなく、必要に応じて適宜、順位が入れ替わることがある。
【0019】
また、優先順位の番号体系は、連番とは限らず、番号が飛ぶこともある。
表示部品IDとは、表示部品11毎に割り振られたID番号である。
座標とは、表示画面6に表示する際に利用するデータである。
対応デバイスとは、共有メモリ7上で各表示部品11を管理するためのアクセスデータであり、デバイスの値は共有メモリ7にて記憶されている。
【0020】
デバイス値の変化とは、例えば、共有メモリ7上に保管されている値の変化の有無であるが、変化の有無には限らず、変化量が保管されることもある。
前回表示時刻とは、表示画面6に最後に表示された時刻のことであり、年月日を含むこともある。
表示画面が複数のページを持つ場合には、表示部品11の持つ属性にページ番号を加えることもある。
【0021】
次に、動作について説明する。
まず、制御手段3は、制御データ4に記述された制御内容と共有メモリ7上のデバイスの値とに基づいて制御対象8の制御を行う。
また、制御手段3は、タッチパネルなどの入力手段5から入力を受け制御対象8の制御に反映する。
さらに、制御手段3は、制御対象8または入力手段5からの入力を共有メモリ7上に割り当てられたデバイスに書き込む。
【0022】
これらの処理を総称して、制御処理ということもあれば、個別の処理を制御処理ということもある。
表示優先順位制御手段9における表示部品11の表示にあたっての優先度の判断基準は、通常、優先順位の番号の昇順(または降順)で判断する。
【0023】
この表示優先順位制御手段9に基づいて、優先順位が高い表示部品11から表示処理して、順次、表示画面6に表示する。
また、表示画面がページを持つ場合には、表示部品11の持つ属性にページ番号を加え、表示されているページに対応した表示部品11に対してのみ表示処理を行う。
【0024】
表示手段1は、表示部品11の属性から座標を取り出して、かつ、表示部品11の属性の中にある対応デバイスを元にデバイス値を共有メモリ7から取り出すことで、表示画面6上の適当な座標に表示する。
【0025】
なお、図1及び図2は、全ての実施の形態において共通するものであり、以下の説明では図1及び図2についての説明を省略する。
また、図1及び図2と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものである。
さらに、明細書全文に表れている構成要素の形容は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
【0026】
図3は、この発明の実施の形態1による制御機能付き表示器10の表示処理と制御処理とについてのタイミングチャートの一例であり、横軸は時間、縦軸は表示部品11の優先順位の程度を示している。
ここで、実線で囲まれた長方形は、表示処理が行われている時間を示しており、点線で囲まれた長方形は、処理が行われていない時間を示している。
表示手段1は、表示部品11の属性である優先順位に基づいて、表示部品11の表示を行っている。
【0027】
ここでは、表示部品A、表示部品Bと優先順位に基づいて表示処理を行い、表示部品Cまで表示した時点で、表示部品Dを表示するだけの時間がないと判断されたため、制御手段の起動時間が来るまで表示部品Cを表示し、表示部品Dの表示は行っていない。
このようにして、制御処理は、例えば、一定時間T(時間Tは一周期に相当)毎に繰り返し実行される。
なお、時間Tは、随時、適当な時間幅に変更することができるものである。
【0028】
次に、本発明を実現する手段を説明する。
図4は、この発明の実施の形態1による制御機能付き表示器10の表示手段1及び制御手段3を中心とした動作を示すフローチャートの一例である。
ST1において、制御手段3は入力手段5からの入力を確認する。
ST2において、共有メモリ7上のデバイスの値を参照する。
ST3において、制御手段3により制御演算を行い、この結果をST4で制御対象8へ出力する。
ST5において、優先順位に基づいて表示手段1により表示部品11の表示を行う。
【0029】
この後、ST6で次回の制御手段3の起動時間までに時間があるかを判断する。
時間がある場合には次に高い優先順位の表示部品の表示を行う。
次の制御手段3の起動周期(T)まで時間が無い場合は、表示処理を終了する。
ここでは、表示優先順位制御手段9の呼び出しを省略し、また、説明の便宜のため共有メモリ7への書き込みを省力しているが、適宜行われるのは当然のことである。
【0030】
以上のように、表示部品の表示にあたり優先度を識別する優先順位を設け、優先順位に基づいて表示部品を表示画面に順次表示する表示優先順位制御手段を有するので、重要な表示部品を確実に表示することができる。
また、表示部品のすべてを表示せずとも表示処理を終了し、次回の表示処理では優先順位の高い表示部品から表示を新たに始めるので、重要度の低い表示部品を表示する前により重要な表示部品を確実に表示することができる。
【0031】
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による制御機能付き表示器10の表示処理と制御処理とについてのタイミングチャートの一例であり、横軸は時間、縦軸は表示部品11の優先順位の程度を示している。
ここで、実線で囲まれた長方形は、表示処理が行われている時間を示しており、点線で囲まれた長方形は、処理が行われていない時間を示している。
表示手段1は、表示部品11の属性である優先順位に基づいて、表示部品11の表示を行っている。
【0032】
ここで、ある時点の表示処理では、表示部品A、表示部品Bと優先順位に基づいて表示処理を行い、表示部品Cまで表示した時点で、表示部品Dを表示するだけの時間がないと判断されたため、制御手段の起動時間が来るまで表示部品Cを表示し、表示部品Dの表示は行っていない。
【0033】
しかしながら、次の時点の表示処理では、本来下位であるはずの表示部品Dの優先順位が最優先の優先順位まで上げて表示され、次に優先順位が高い表示部品A、表示部品Bと表示処理を行い、表示部品Bまで表示した時点で、表示部品Cを表示するだけの時間がないと判断されたため、制御手段の起動時間が来るまで表示部品Bを表示し、表示部品Cの表示は行っていない。
制御処理は、例えば、一定時間T(時間Tは一周期に相当)毎に繰り返し実行される。
なお、時間Tは、随時、適当な時間幅に変更することができるものである。
【0034】
次に、実施の形態1との違いを中心にして、動作について説明する。
実施の形態1では、優先順位の低い表示部品11が長時間にわたり表示されない可能性がある。
そこで、優先順位の低い表示部品11が適当な時間を経過しても表示されない場合、最優先の優先順位扱いなどにして、少なくとも次回の表示処理では必ず表示されるようにするものである。
【0035】
一周期(一定時間T)の表示処理毎に、少なくとも一度は呼出される表示優先順位制御手段9が、設定した表示処理時間内に表示されない表示部品11として、表示部品Dがあるとする。
適当な周期(周期数は任意に設定できる)の表示処理がされたにも関わらず、この表示部品Dが表示されないとき、次回の表示処理で必ず表示されるようにする。
【0036】
表示部品Dが、一旦、表示されたならば元の優先順位に戻すこともあれば、新たに設けた優先番号にして優先順位の変更を実施することもある。
なお、このような割り込み処理で表示処理された場合にも、表示部品11の属性である前回表示時刻を現在の時刻に更新するのは当然のことである。
また、さらに適当な周期の間、表示処理されなければ、同様にして表示部品Dが再び表示されることになる。
【0037】
図5では、表示部品Dが最優先の優先順位で表示される例を示しているが、表示されるならば最初に表示される必要はなく、表示される順番は適宜処理されるものである。
また、このような割り込み処理を受ける表示部品11は、前回の表示処理の際に次順位であったため、表示されなかった表示部品11に限られるものではない。
【0038】
図6は、この発明の実施の形態2による制御機能付き表示器10の表示優先順位制御手段9の動作を示すフローチャートの一例である。
図6を用いて本発明を実現する手段を説明する。
ST10において、各表示部品11について現在時刻と前回表示時刻の差をとる。
ST11において、例えば、この時刻差を設定した時間と比較する。
設定値を超えている場合は、ST12に進み、例えば、その部品の優先順位を最高の優先順位に設定する。
【0039】
今回で表示処理がされるならば、最高の優先順位に拘るものではない。
また、時刻差との比較で使用する時間は、優先順位の優先度を事前にブロック分けしておき、優先度に応じて差異を持たせることもある。
設定値を超えていない場合は、ST13に進む。
ST13において、前回の表示処理で優先順位を上げた表示部品11を検出する。
【0040】
ST14において、前回の表示処理で優先順位を上げた表示部品11について、例えば、優先順位を元の優先順位に戻す。
当該表示部品11は、前回で表示処理されているので、元の優先順位よりも下げることもある。
これによって、当該表示部品11の優先順位の優先度におけるブロック分け区分が変更されることになる。
【0041】
以上のように、表示部品毎に最後に表示された時刻を記録し、一定の時間内に再度表示されない表示部品については、優先順位を上げて表示画面に表示するので、長時間表示されない表示部品が存在することなく、一定時間内には必ず全ての表示部品が一度は表示されることになり、重要な表示部品を適宜表示する中で、重要度の低い表示部品も漏れなく表示することができる。
【0042】
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3による制御機能付き表示器10の表示処理と制御処理とについてのタイミングチャートの一例であり、横軸は時間、縦軸は表示部品11の優先順位の程度を示している。
ここで、実線で囲まれた長方形は、表示処理が行われている時間を示している。
また、ある時点の表示処理では、表示部品Aは最高の優先順位であったが、表示部品Aの属性であるデバイス値の変化がないため、優先順位が下がってきていることを示している。
【0043】
ここでは、毎回の表示処理で、優先順位が下がってきている例で示しているが、デバイス値が変化しないからといって、必ずしも表示処理毎に優先順位が下がるものではない。
制御処理は、例えば、一定時間T(時間Tは一周期に相当)毎に繰り返し実行される。
【0044】
なお、時間Tは、随時、適当な時間幅に変更することができるものである。
また、ここで、デバイスとは、通常の意味合いに対してさらに補足するならば、表示部品11毎に1対1で定まるものであり、値を有するものであり、その値がデバイス値である。
【0045】
動作について説明する。
各表示部品11に対応するデバイスの値に変化がない場合、一周期(一定時間T)の表示処理毎に、少なくとも一度は呼出される表示優先順位制御手段9において、当該表示部品11の優先度を下げるように優先順位を変更する。
ここで、各表示部品11に対応するデバイスの値に変化がない場合とは、少なくとも一周期の表示処理時間T時間以上経過してもデバイスの値に変化がない場合である。
【0046】
各表示部品11に対応するデバイスの値の変化に対する判断は、一律の時間を持ってされる(例えば、10T時間の経過)ものではない。
より具体的には、各表示部品11に対応するデバイスの値の変化に対する有無は、表示部品11の通常時における変化度の特性に応じて、変化度の高い表示部品11は短い周期数で判定され、変化度の低い表示部品11は長い周期数で判定するなど、表示部品11毎に処理判断することがある。
【0047】
また、重要度が高く優先順位が高い表示部品11であったり、何らかの要因による誤動作のため異常値をデバイスの値がとっている表示部品11であったりする場合には、数T時間、数十T時間、数百T時間といった時間が経過する中で、たとえ当該表示部品11のデバイスの値が変化しなくても、優先度を下げないこともある。
【0048】
次に、優先度が高いものから昇順に優先順位がつけている場合を例にして、優先順位の下げ方について具体例を示す。
なお、優先順位の番号体系は、連番とは限らず、飛び番号になっていることもある。
優先順位をP、設定されている優先順位をPd、現在の時間をTn、前回の表示時間をTp、正の係数をKとすると、優先順位Pは、
P =Pd + K(Tn −Tp)
で与えることができる。
【0049】
Pが小数点以下の数値を含む場合は、整数に切り上げまたは切り下げを行えば良い。
当該表示部品11が一旦表示されたらば、表示部品11の属性が更新され、元の優先順位に戻ることを原則としながらも、優先順位番号に表示部品11毎に固有の補正係数を掛けたり、加えたりして他の表示部品11との間で、優先順位の入れ替えを行うこともある。
【0050】
図8は、この発明の実施の形態3による制御機能付き表示器10の表示優先順位制御手段9の動作を示すフローチャートの一例である。
本発明を実現するための手段を説明する。
まず、ST20において、各表示部品11に対応するデバイスの値に変化があるかを調べる。
【0051】
変化がある場合は、ST21において前回に表示順位制御手段9によって優先順位が下げられているかを調べる。
下げられている場合は、ST22において、例えば、元の優先順位に戻す。
対応する表示部品11のデバイスの値に変化が無い場合は、ST23において当該表示部品11の優先順位を下げる。
【0052】
よって、表示優先順位制御手段9における表示部品11の表示にあたっての優先度の判断は、原則、昇順(または降順)であるが、デバイスの値に変化が無い表示部品11については、表示処理をせずに、スキップ(飛ばす)することになる。
【0053】
以上のように、表示部品に対応した表示データが変化しない当該表示部品については、優先度を下げるように優先順位を変更するので、重要でデバイスの値の変化が頻繁な表示部品は優先して表示され、優先度が低かったり、長時間デバイスの値が変化しなかったりする表示部品は劣後して表示する(場合によっては表示されない)から、重要でデバイスの値の変化が頻繁な表示部品を確実に表示することができる。
【0054】
上のように、表示部品の表示にあたり優先度を識別する優先順位を設け、優先順位に基づいて表示部品を表示画面に順次表示する表示優先順位制御手段を有するので、重要な表示部品を確実に表示することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、表示部品のすべてを表示せずとも所定の時間内で表示処理を終了し、次回の表示処理では優先順位の高い表示部品から表示を新たに始めるので、重要度(優先度)の低い表示部品を表示する前により重要な表示部品を確実に表示することができる。
【0056】
さらに、この発明によれば、表示部品毎に最後に表示された時刻を記録し、定の時間内に再度表示されない表示部品については、優先順位を上げて表示画面に表示するので、重要な表示部品を適宜表示する中で、重要度(優先度)の低い表示部品も漏れなく表示することができる。
【0057】
また、表示部品に対応した表示データが変化しない当該表示部品については、優先度を下げるように優先順位を変更するので、重要でデバイスの値の変化が頻繁な表示部品を確実に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る制御機能付き表示器の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明に係る制御機能付き表示器の表示部品が持つ属性表を示した図である。
【図3】この発明の実施の形態1を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1を説明するためのフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態2を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】この発明の実施の形態2を説明するためのフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態3を説明するためのタイミングチャートである。
【図8】この発明の実施の形態3を説明するためのフローチャートである。
【図9】従来の制御機能付き表示器の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 表示手段 2 表示データ 3 制御手段
4 制御データ 5 入力手段 6 表示画面
7 共有メモリ 8 制御対象
9 表示優先順位制御手段 10 制御機能付き表示器
11 表示部品

Claims (5)

  1. 制御データに基づいて制御対象を制御する制御手段と、
    複数の表示部品が記述されている表示データに基づいて表示画面に表示する表示手段と、制御手段と表示手段との間でデータを共有するための共有メモリと、入力を受け取る入力手段を備えた制御機能付き表示器において、
    前記表示部品の表示にあたり優先度を識別する優先順位を設け、
    前記優先順位に基づいて当該表示部品を前記表示画面に順次表示する表示優先順位制御手段を有し、
    前記表示部品のすべてを表示せずとも所定の時間内で表示処理を終了し、
    次回の表示処理では優先順位の高い当該表示部品から表示を新たに始めることを特徴とする制御機能付き表示器。
  2. 表示部品毎に最後に表示された時刻を記録し、定の時間内に再度表示されない前記表示部品については、優先順位を上げて前記表示画面に表示することを特徴とする請求項1記載の制御機能付き表示器。
  3. 表示部品に対応したデバイスの値が変化しない当該表示部品については、前記優先度を下げるように優先順位を変更することを特徴とする請求項1記載の制御機能付き表示器。
  4. 制御データに基づいて制御対象を制御する制御手段と、
    複数の表示部品が記述されている表示データに基づいて表示画面に表示する表示手段と、制御手段と表示手段との間でデータを共有するための共有メモリと、入力を受け取る入力手段を備えた制御機能付き表示器において、
    前記表示部品の表示にあたり優先度を識別する優先順位を設け、
    前記優先順位に基づいて当該表示部品を前記表示画面に順次表示する表示優先順位制御手段を有し、
    前記表示部品毎に最後に表示された時刻を記録し、
    所定の時間内に再度表示されない前記表示部品については、優先順位を上げて前記表示画面に表示することを特徴とする制御機能付き表示器。
  5. 制御データに基づいて制御対象を制御する制御手段と、
    複数の表示部品が記述されている表示データに基づいて表示画面に表示する表示手段と、制御手段と表示手段との間でデータを共有するための共有メモリと、入力を受け取る入力手段を備えた制御機能付き表示器において、
    前記表示部品の表示にあたり優先度を識別する優先順位を設け、
    前記優先順位に基づいて当該表示部品を前記表示画面に順次表示する表示優先順位制御手段を有し、
    前記表示部品に対応したデバイスの値が変化しない当該表示部品については、前記優先度を下げるように優先順位を変更することを特徴とする記載の制御機能付き表示器。
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