JP3603212B2 - ユニット住宅用の上下階間用シール材 - Google Patents

ユニット住宅用の上下階間用シール材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はユニット住宅の上下階の間隙部の防水性を向上させる、ユニット住宅の上下階間用シール材の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に示すように、従来、ユニット住宅の上階鉄骨1に支持した上階外壁パネル3の下端部とその上階外壁パネル3の下方において下階鉄骨2に支持した下階外壁パネル4との間隙部Sをシールするシール材として、上階外壁パネル3の裏面部と上階鉄骨1との間に上端部を挟んで支持すると共に、下端部を下階外壁パネル4の表面部に垂下させて、粘着テープ60で下階外壁パネル4の表面部に貼着するようにした防水シ−ト50が使用されている。
【0003】
なお、70は間隙部Sを覆うよう上下外壁パネル3,4に跨って取付ける化粧材であって、上階外壁パネル3の下部に取付けた上階止め具8と下階外壁パネル4の上部に取付けた下階止め具9とで止めてある。また、Bはそれぞれ上下階止め具8,9を上下外壁パネル3,4に止めるビスである。
【0004】
上記従来のユニット住宅の上下階間用シール材は、シール材の上下方向の幅が広く、組付け前は自由になっていて固定されておらず、輸送・施工の途中に外力を受けて破損したり、下端部の下階外壁パネル4への固定を、現場で剥離紙を剥離し、粘着面を下階外壁パネル4に当てて圧着する粘着テープ60によっているため、作業如何によっては粘着テープ60と下階外壁パネル4との間に異物が入り、剥離を起こし易かったり、不要になった剥離紙の処分に余計な手間が取られたりすると言う問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、上記従来のユニット住宅の上下階間用シール材は、輸送・施工の途中に外力を受けて破損したり、下端部の下階外壁パネル4への固定を粘着テープ60によっているため、剥離を起こし易かったり、不要になった剥離紙の処分に余計な手間が取られたりすることであって、本発明は上記課題を解決した、輸送・施工の途中での破損が生じ難く、固定が確実で、ゴミ等を発生しないユニット住宅の上下階間用シール材を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
図2及び図3を参考にして説明する。第1の発明に係るユニット住宅の上下階間用シール材は、図2及び図3に示す如く、ユニット住宅の上階鉄骨1に支持した上階外壁パネル3の下端部とその上階外壁パネル3の下方において下階鉄骨2に支持した下階外壁パネル4との間隙部Sをシールするシール材であって、上階外壁パネル3の裏面部と上階鉄骨1との間に上端部が挟まれて支持される1次止水材5と、その1次止水材5の下部と前記間隙部Sにおいて上端部が水密に接合され、且つ下階外壁パネル4の表面部に沿って垂下する2次止水材6とに分割すると共に、1次止水材5の下端部に突設した1次シール部5sを下階外壁パネル4の上端面と弾接させ、2次止水材6下端に結合した2次シール部6sを、上下両外壁パネル3,4に跨って取付ける化粧材7の内面に設けた押さえ部材7pで下階外壁パネル4表面に押し付けてなるものであって、シール材を2個に分割したため、上階外壁パネル3に対応させる1次止水材5の上下方向の幅が小さくなり、破損し難くなり、粘着テープが不要となり、粘着テープについての剥離を起こし易い、不要になった剥離紙の処分に余計な手間が取られる等の問題点が解消される。
【0007】
第2の発明は、第1の発明における1次止水材5が、上階外壁パネル3の裏面部と上階鉄骨1との間に上端部が挟まれる鉛直平面部分5aの下端に、前面が開いた断面略コの字状の受け部分5bを結合し、その受け部分5bの開口下端に上向きの鈎部5cを立設すると共に受け部分5bの上辺5dを下向凸部を有する形状に形成し、受け部分5bの下面に下階外壁パネル4の上端面と弾接させる1次シール部5sを突設したものであり、2次止水材6が鉛直本体部分6aの上端に、前記受け部分5bに挿入し、鈎部5cに掛止する断面矢印状の掛止部分6bを突設し、下端に2次シール部6sを結合したものである。
【0008】
第3の発明は、第1または第2の発明における1次止水材5の受け部分5bの上辺5dの端部付近に下向シールリップ5eを付設したものであり、このシールリップ5eは2次止水材6の掛止部分6bの基端部の上面に弾接している。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態例について、図2及び図3により説明すると、1はユニット住宅の上階鉄骨、2はその上階鉄骨1の下方に略面一に配設した下階鉄骨、3,4はそれぞれ上下階鉄骨1,2の前面に面一に支持した上下階外壁パネル、Sは上階外壁パネル3と下階外壁パネル4との間に水平方向に形成された間隙部である。
【0010】
シール材は基本的には次のように構成される。すなわち、5は上階外壁パネル3の裏面部と上階鉄骨1との間に上端部が挟まれ、支持される1次止水材であって、上階外壁パネル3の裏面部と上階鉄骨1との間に上端部を挟まれる鉛直平面部分5aの下端に、前面が開いた断面略コの字状の受け部分5bを結合し、その受け部分5bの開口下端に上向きの鈎部5cを立設すると共に受け部分5bの上辺5dを下向凸部を有する形状に形成し、受け部分5bの下面に下階外壁パネル4の上端面と弾接させる1次シール部5sを突設してあり、また受け部分5bの上辺5dの端部付近に下向シールリップ5eを付設してある。6は前記1次止水材5と間隙部Sで上端部が水密に接合される2次止水材であって、鉛直本体部分6aの上端に、前記受け部分5bに挿入し、鈎部5cに掛止する断面矢印状の掛止部分6bを突設し、下端に2次シール部6sを結合してあり、また掛止部分6bの基端部の上面に1次止水材5のシールリップ5eが弾接している。更に、2次止水材6は下階外壁パネル4の表面部に沿って垂下しており、下端には2次シール部6sを結合してある。この2次シール6sは下階外壁パネル4表面に、上下両外壁パネル3,4に跨って取付ける化粧材7の内面に設けた押さえ部材7pで押し付けるようにしてある。
【0011】
シール材について詳細に説明すると、1次止水材5、2次止水材6は、それぞれ次のように構成される。先ず1次止水材5について説明すると、5aは上階外壁パネル3の裏面部と上階鉄骨1との間に挟まれる鉛直平面部分、5bはその平面部分5aの下端に結合した受け部分であって、前面が開いた断面略コの字状に形成してある。5cはその受け部分5bの開口下端に上向きに立設した鈎部で、受け部分5bの上辺5dは下向凸部を有する形状に形成してある。5sは下階外壁パネル4の上端面と弾接させる1次シール部であって、受け部分5bの下面に突設してある。
【0012】
2次止水材6について説明すると、6aは鉛直本体部分、6bはその本体部分6aの上端に後向きに突設した断面矢印状掛止部分であって、前記受け部分5bに挿入し、鈎部5cに掛止するものである。6sは前述のように本体部分6aの下端に結合した2次シール部である。
【0013】
上下両外壁パネル3,4に跨って取付ける化粧材7は次のように構成される。すなわち、7a,7bはそれぞれ前面側に凸の曲線を左右水平方向に移動させた軌跡よりなる上下2個の凸部分、7cは2次止水材6の鉛直本体部分6aの上部を押える鉛直押え部分であって、前記上凸部分7a下端と下凸部分7b上端とを幅の狭い鉛直平面部分で一体に結合した形状のものである。また7pは下階外壁パネル4表面に2次シール6sを押し付ける鉛直平面部分を先端に形成した押さえ部材であって、化粧材7の下方凸部分7bの内面に突設してある。
【0014】
さらに、化粧材7を上下階外壁パネル3,4にそれぞれ取付ける上下階止め具8,9について説明すると、上階用止め具8は、ビスBで外壁パネル3に留める鉛直基板8aに、化粧材7の上部内面に設けた下向突起7dを掛ける断面L字状の受け部8bを結合したものであり、また下階用止め具9は、断面略逆J字状であって、それをビスBで外壁パネル4に留め、化粧材7の下部内面に設けた上向突起7eを下方から差込み、止めるようにしてある。
【0015】
組付け要領について簡単に説明すると、受け部分5bが開口を前面にして、上下両外壁パネル3,4の間隙部S内に位置する如く、1次止水材5の上端部を上階外壁パネル3の裏面部と上階鉄骨1との間に挟んで支持する。次に2次止水材6の掛止部分6bを1次止水材5の受け部分5bに差込み、両者を水密に結合したうえ、本体部分6aを下階外壁パネル4に沿って垂下させる。以上の状態で、化粧材7を上下階用止め具8,9により上述の通り上下両外壁パネル3,4に取付けると、押え部分7cが2次止水材6の本体部分6aの上部を押えると共に、押さえ部材7pの先端の鉛直平面部分が2次シール6sを下階外壁パネル4表面に押し付け、固定するため、従来例に必要であった粘着シールを廃止することが出来る。
【0016】
作用について説明すると、シール材を2個に分割したため、特に上階外壁パネル3に対応させる1次止水材5の上下方向の幅が小さくなり、運搬・施工途中の破損が起り難くなり、また、粘着テープを用いて、圧着しなくても、シール材を下階外壁パネル4表面に固定し、水密にシールすることが出来、しかも使用後不要になった剥離紙の処分に余計な手間が取られると言う問題も解消される。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されるため、構成は若干複雑になったが、運搬・施工途中の破損が起り難くなり、また、粘着テープが不要となり、しかもその剥離紙の処分に余計な手間が取られると言う問題も解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す垂直切断側面図である。
【図2】本発明の実施の形態例を示す垂直切断側面図である。
【図3】図2の一部の分解図である。
【符号の説明】
1 鉄骨
2 鉄骨
3 上階外壁パネル
4 下階外壁パネル
5 1次止水材
5a 鉛直平面部分
5b 受け部分
5c 鈎部
5d 上辺
5e 1次止水材と2次止水材の間のシール
5s 1次シール部
6 2次止水材
6a 本体部分
6b 掛止部分
6s 2次シール部
7 化粧材
7a 凸部分
7b 凸部分
7c 鉛直押え部分
7d 下向突起
7e 上向突起
7p 押さえ部材
8 上階用止め具
8a 鉛直基板
8b 受け部
9 下階用止め具
50 防水シ−ト
60 粘着テープ
70 化粧材
B ビス
S 間隙部

Claims (3)

  1. ユニット住宅の上階鉄骨(1)に支持した上階外壁パネル(3)の下端部とその上階外壁パネルの下方において下階鉄骨(2)に支持した下階外壁パネル(4)との間隙部(S)をシールするユニット住宅の上下階間用シール材において、上階外壁パネルの裏面部と上階鉄骨(1)との間に上端部が挟まれて支持される1次止水材(5)と、その1次止水材の下部と前記間隙部(S)において上端部が水密に当接され、且つ下階外壁パネルの表面部に沿って垂下する2次止水材(6)とに分割すると共に、1次止水材の下端部に突設した1次シール部(5s)を下階外壁パネルの上端面と弾接させ、2次止水材下端に結合した2次シール部(6s)を、上下両外壁パネルに跨って取付ける化粧材(7)の内面に設けた押さえ部材(7p)で下階外壁パネル表面に押し付けてなるユニット住宅の上下階間用シール材。
  2. 1次止水材(5)が、上階外壁パネル(3)の裏面部と上階鉄骨(1)との間に上端部に挟まれる鉛直平面部分(5a)の下端に、前面が開いた断面略コの字状の受け部分(5b)を結合し、その受け部分の開口下端に上向きの鈎部(5c)を立設すると共に受け部分の上辺(5d)を下向凸部を有する形状に形成し、受け部分の下面に下階外壁パネル(4)の上端面と弾接させる1次シール部(5s)を突設したものであり、2次止水材(6)が鉛直本体部分(6a)の上端に、前記受け部分に挿入し、鈎部(5c)に掛止する断面矢印状の掛止部分(6b)を突設し、下端に2次シール部(6s)を結合してなる請求項1記載のユニット住宅の上下階間用シール材。
  3. 1次止水材(5)の受け部分(5b)の上辺(5d)の端部付近に下向シールリップ(5e)を付設してなる請求項1又は2記載のユニット住宅の上下階間用シール材。
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